JP6448075B1 - 頭部装着型照明装置 - Google Patents

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Abstract

装着者の耳に掛けられる眼鏡型の頭部装着型照明装置であって、耳に掛けられる一対のテンプル(2)の先端部同士を連結する支持部(3)の上方に配設され、対象物に対して光を照射する光源(12)を備えるとともに、光源から射出された光を集光する集光レンズ(13)を具備したる光源ユニット(10)と、支持部(3)の下方で装着者の眼前に配設され、対象物からの反射光を透過して装着者に視認させる透過部材(30)と、を有する。そして、光源ユニット(10)は、集光レンズを2個以上備えており、2個以上の集光レンズは、各集光レンズの光軸が一点で収束するように光源ユニット(10)に支持されており、光源ユニット(10)は、支持部(3)に対して上下方向に回動可能に支持されていることを特徴とする。

Description

本発明は、主として、手術、施術、診療、処置などの各種の医療行為に使用可能な頭部装着型照明装置に関し、詳細には、そのような医療行為を支障なく行える頭部装着型照明装置に関する。
従来、歯科治療や医療手術・施術・診療・処置(これらを総称して処理とも称する)などの医療現場では、患者の患部を照らす照明装置が用いられている。この照明装置は、医者などの医療従事者の手元や頭などの影が生じないように特殊な構造となっており、無影灯とも称されている。また、このような無影灯以外にも、例えば、特許文献1に開示されているような、医療従事者の頭部に装着(耳に掛けるように装着)して患部を照射する頭部装着型(眼鏡型)の照明装置も知られている。
前記特許文献1に開示されている頭部装着型照明装置は、耳に掛けられる一対のテンプルの各前端側に、発光ダイオード(LED)を組み込んだ発光ユニットを装着した構造となっており、医療従事者の耳に掛けて装着した状態で患者の患部を照射することから、医療従事者の頭部の影が生じることはなく、無影状態で患部を照射することが可能となる。
特許2002−224156号
上記したような頭部装着型照明装置では、装着者は、目の両外側に位置している発光部(光源)から射出された光を患部に照射し、その反射光を視認することで患部の状態を把握しながら患部に対して処理を施している。このような頭部装着型照明装置は、軽量で操作性や取扱性が良く、長時間の装着にも耐えることができ、更には、装着者にとって目が疲れない構成であることが好ましい。すなわち、医療に関連した治療などの繊細な処理をするに際しては、長時間使用しても装着感が良好で、しかも適切な距離で適切な照度・光野径となる光スポットが得られる構造となっていることが好ましい。さらに、装着者は、繊細な処理をしている間は、できるだけ疲れないように、殆ど首を動かすことなく視線のみを動かすようにしている。
従来の頭部装着型照明装置のように、発光部がテンプルに固定されているだけでは、照射光を、効率的に所定の位置で所定の大きさの光スポットを形成することはできない。また、両サイドのテンプルに固定された光源では、同期してその照射位置を変更することは困難であり、したがって、視線のみを動かした際には、照射範囲が追従しないため、結果として装着者は、首を動かす必要性が生じてしまい、疲れ易くなってしまう。
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、操作性や取扱性が良い頭部装着型照明装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る頭部装着型照明装置は、装着者の耳に掛けられる眼鏡型に構成されており、耳に掛けられる一対のテンプルの先端部同士を連結する支持部の上方に配設され、対象物に対して光を照射する光源を備えるとともに、光源から射出された光を集光する集光レンズを具備した光源ユニットと、前記支持部の下方で装着者の眼前に配設され、前記対象物からの反射光を透過して装着者に視認させる透過部材と、を有し、前記光源ユニットは、前記集光レンズを2個以上備えており、前記2個以上の集光レンズは、各集光レンズの光軸が一点で収束するように前記光源ユニットに支持されており、前記光源ユニットは、前記支持部に対して上下方向に回動可能に支持されていることを特徴とする。
上記した構成の頭部装着型照明装置は、眼鏡型に構成されており、一対のテンプルの先端部同士を連結する支持部の上方に、上下方向に回動可能に光源ユニットを支持したことで、装着時に光源ユニットが視覚の邪魔をし難くなり、視線を動かした際にも、光源ユニットを回動させるだけで、その視線上に光野を移動させることができる。また、光源ユニットの光源からの光を収束させる集光レンズは2個以上設けられており、2個以上の集光レンズは、各光軸が一点で収束するように光源ユニットに支持されているため、所定の明るさ、所定の位置、所定の光野系の光スポットを、簡易な構造で効率的に形成することが可能となる。
本発明によれば、操作性や取扱性が良い頭部装着型照明装置が得られる。
本発明に係る頭部装着型照明装置の第1の実施形態を示す正面図。 図1に示す頭部装着型照明装置の平面図。 図1に示す頭部装着型照明装置の側面図。 図1に示す頭部装着型照明装置の背面図。 (a)は、透過部材を跳ね上げた状態を示す斜視図、(b)は、透過部材を下した状態を示す斜視図。 図1に示す頭部装着型照明装置を頭部に装着した状態を示す斜視図。 光源ユニットに組み込まれる複数の集光レンズによる光の経路と光野径の概略図。 光源ユニットを回動した際の光野が変位する状態を示す概略図。
以下、本発明に係る頭部装着型照明装置(以下、照明装置と称する)の一実施形態について、添付の図1〜図8を参照して説明する。なお、以下の実施形態で説明する照明装置は、医療従事者が装着して各種の治療行為をするに際し、患者の患部(対象物)を照射しながら患部を視認するものとして説明する。
照明装置1は、医療従事者(装着者とも称する)Pの耳に掛けられる一対のテンプル2,2、及び、各テンプルの前端側を連結する連結部(以下、この連結部を支持部と称する)3を備えている。支持部3は、一般的な眼鏡と同様、装着者Pの額の前方で左右方向に延びており、装着時では、装着者Pの目よりも上側となるような位置関係となっている。この場合、照明装置1は、眼鏡をかけてない状態は勿論、眼鏡を掛けていても装着できる大きさに構成されている。
前記テンプル2及び支持部3は、軽量で可撓性を有する素材で形成されるのが好ましく、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂によって一体形成されている。また、各テンプル2の先端側には、ヒンジ2aが設けられており、各テンプルの後端側を折り畳むことができるように構成されている。さらに、本実施形態では、テンプル2の内側面に凹溝2bを形成しており、この凹溝2b内に、後述する光源ユニット10に電力を供給する電源コードを埋め込んで電源コードを露出させないようにしている。これにより、治療行為の邪魔になる電源コードが目に移りこんだり、誤って引っ掛けてしまうことを極力排除している。
前記支持部3には、その上に光源ユニット10が配設され、その下側に、光源ユニット10の光源から、患部に対して照射された光の反射光を透過して装着者Pに視認させる透過部材30が配設されている。また、前記支持部3の中央部の下面には、下方に向けて略Y字形状の鼻当部5が設けられている。すなわち、光源ユニット10及び透過部材30は、額の前方領域で左右方向(顔の幅方向)に延びた支持部3の上下方向に配設された状態となっている。
本実施形態の透過部材30は、視線を妨げないように、周囲にフレームがない状態の板状部材で構成されており、上下方向に回動可能に支持されることが好ましい。具体的には、透過部材30の中央上部がフラップ31に挟持されており、このフラップ31は、前記鼻当部5の基部に設けられて前方に突出する凸部5aに対してビス止め等することで上下方向に回動可能に支持されている。これにより、透過部材30は、支持部3に対して、図5(a)(b)に示すように、装着者Pの目を開放する水平位置と、装着者Pの目を覆う垂直位置との間で上下方向に回動可能となっている。すなわち、透過部材30を垂直位置に回動することで、患部からの反射光を透過部材を介して視認できると共に、水平位置に回動することで、実際の患部の状態を直接視認できるようになっている。
前記支持部3の上方に配設される光源ユニット10は、支持部3に沿うように棒状に形成された筐体11を備えており、この筐体11内に、例えばLED等の発光素子を備えた光源が配設されている。前記筐体11は、照射側が平坦となった略円筒形状を成しており、装着時に視界に入り込まないように、できるだけ小型化されたもの(支持部3と略同一形状で一体化されたもの)が用いられている。
具体的には、本実施形態の照明装置は、照射位置(光源の発光部)から患部までの距離(処理距離とも称する)Lが200〜400mmで、光野径(有効光野直径)φが80〜120mm程度の光スポットを形成し、その範囲内での最高照度が15000〜40000ルクス(あまり明るすぎると、装着者によっては目が疲れることが指摘されているため、20000〜30000ルクス程度が好ましい)が確保できる仕様になっていれば良い。また、LEDによる光源を採用した場合、後述するような光学系の配置態様によって、筐体11を小型化することが可能となる。
具体的に、上記した略円筒形状の筐体11は、左右方向の長さが支持部3の左右方向の長さよりも短く、その高さHについては、透過部材30の高さH1よりも低く、更に、支持部3の前端縁3aから前方への突出量L1を25mm以内に設定されており、このような筐体11の大きさでも上記した仕様を満足することが可能である。この場合、光源ユニット10は、支持部3の上端面にネジ6等によって固定され、前方側に向けて突出する一対の板状の突出片7間に支持されている。このため、一対の突出片7,7間に支持されている筐体11は、装着者Pの額とは十分に離間した状態となり、発光部からの発熱を感じることもない。なお、筐体11の背面側に、放熱用のフィン11aを一体形成しておいても良い。
前記筐体11は、突出片7に対して上下方向に回動可能に支持されているのが好ましく、これにより、光野を上下方向に移動することが可能となる。回動機構の詳細な構造については省略するが、装着者以外の補助者が容易に操作できるように、操作レバー(図示せず)を設けて上下方向に回動できるように構成することが好ましい。
次に、筐体11に配設される光源の配置態様、及び、光源から射出される光の経路について説明する。
本実施形態の光源12は、筐体内に配設され、LED素子が実装されたLED基板(図示せず)、及び、LED素子から放射されるLED光を所定の位置(患者の患部)に照射させるための集光レンズ13を備えている。
前記集光レンズは、LED素子で発光された光を集光して患部を照らす機能を果たすものであり、1つの集光レンズによって光を集光するものであっても良いが、上記したように、一定の処理距離の位置で、光を一定の光野径の範囲で高照度に集光させる、という特殊性を考慮すると、複数のLED素子から放射される各LED光を集光するように、各LED素子に対応して集光レンズを複数個配設し、各集光レンズからの光を集光させることが望ましい。
具体的に、上記した略円筒形状の筐体11であれば、集光レンズは、その長手方向に沿うように、複数個、個別に配設することで、一定の処理距離の位置で光を効率的に集光することが可能である。特に、図1に示すように、集光レンズを支持部3の中心Xに対して左右対称位置に配設することで、目の中心位置の前方側の延長線上(視認した際、正面となる位置)に光を効率的に集めやすくなる。本実施形態では、中心Xの左側に2個(集光レンズ13a,13b)、右側に2個(集光レンズ13c,13d)配設しており、更に、中心Xの位置にも1個の集光レンズ13eを配設している。この場合、配設される集光レンズは、左右対称位置のそれぞれに少なくとも1個以上、合計2個以上設けられていれば良く、本実施形態のように、奇数個配設するのであれば、中心Xの位置に配設すれば良い。
図1に示す集光レンズ13a〜13eは、同一の構成であり、例えば、アクロマートレンズによって構成することが可能である。各集光レンズには、1つ以上のLED素子が対応付けして配設されており、各集光レンズは、それぞれから放射された光が、図7に示すように、照射位置から患部までの距離(処理距離)Lが400mmで、光野径(有効光野直径)φが100mm程度の光スポットを形成し、その範囲内での最高照度が40000ルクスとなるように構成されている。具体的には、一定の光野径(直径が100mm)の中心位置Cで最高照度40000ルクス、中心位置Cから光野径が50%の位置で最高照度の50%、中心位置Cから光野径100%の位置で最高照度の10%が確保できるように構成されている。
また、本実施形態の照明装置1は、患者の患部に照射して治療など各種の処理作業を行なうことを考慮して、上記した処理距離Lで、光スポットを生じさせるに際しては、各集光レンズ13a〜13eの各光軸(実線で示す)が、処理距離よりも短い位置で一点に収束するように構成されている(本実施形態では処理距離Lの略半分の中間点200mmの位置で、各集光レンズの光軸が収束する収束点とされている)。
この場合、各集光レンズの光軸の収束点については、処理距離Lよりも長い位置に設定しても、処理距離Lの位置において高照度の光野径の光スポットが得られるが、収束点が処理距離Lよりも長いと、治療作業時において、光源と処理位置との間に手等の他物が入り込んだ際、その陰の影響が大きく出てしまう(陰影が生じやすい)。本実施形態のように、各光軸の収束点を処理距離Lよりも短い位置に設定しておくことにより、光源と処理位置との間に最も明るくなる領域が存在することとなり、これにより影の影響を低減することが可能となる。
なお、上記した各集光レンズ13a〜13eの光軸の一点の収束については、各光軸が正確に一点で交差するのは勿論、ある程度の径の中で収束するような態様も含まれる。また、このような収束点の光源からの距離については、使用する目的(外科処置用、口腔処置用など)に応じて最適な位置に設定される。さらに、各集光レンズについては、その焦点距離が、上記した光源から収束点までの距離よりも短いものを用いることが好ましい。このような焦点距離の集光レンズでは、光を収束させる度合いが高くなり、図7の点線で示す各集光レンズからの放出光を径方向外方に広く拡散させることはなく、効率的に光スポットを形成することが可能となる。
上記した集光レンズの構成、及び、配置態様によれば、各集光レンズから射出される光は、一定の処理距離Lの位置において重なった状態となり、これにより明るい照射光の領域(5つの集光レンズからの光の重なりの中心Cが最も明るい40000ルクス、直径が光野径の50%の範囲内では20000ルクス以上、直径が光野径の100%の範囲内では4000ルクス以上となる光スポット領域(光野径)R)が得られるようになる。この場合、中心Cから径方向外側に移行するに連れて、各集光レンズからの照射径が重なる領域が減るため、外側に移行するに連れて照度が急激に変化するのではなく、徐々に変化(次第にぼやける)するようになる。このため、照射したい患部と、その周辺の照度ギャップが低減し、治療行為をするにあたって患部が視認し易くなる。
また、上記したような光源(光源ユニット10)及び透過部材30は、支持部3の上下方向に配設されており、特に、各光源(集光レンズ)は、目の上にある支持部3に対して横方向に沿って配設されているため、図8で示すように、光源ユニット10からの照射光と、患部からの反射光との間の仰角αを小さくすることができる。このように、仰角αが小さくなれば、光源ユニット及び透過部材にグレア除去機能を搭載した場合、偏光状態で反射する反射光をカットし易くなり、グレア除去効果を高めることが可能となる。また、光源ユニット10は、支持部3に対して上下方向に回動可能に支持されているため、装着者が首を動かくことなく視線のみを前後方向に動かしても、光源ユニット10を回動させることで、その視線の範囲に光野を移動させることができる(図8の位置A,位置B,位置C参照)。
上記した照明装置1は、眼鏡型として構成されているため、例えば、頭部の周囲に巻回された装着バンドに光源を支持した照明装置と比較すると、容易に装着、取り外しができ、取扱性や操作性が良くなる。また、光源から射出される光は、支持部3の中心に対して、左右対称となるように配設された2個以上の集光レンズで集光させ、かつ、各集光レンズの光軸が一点で収束するように配設されているため、効率的に所定の明るさの光野ができる。これにより、光源ユニットを、可及的に軽量化、簡便化することができ、取扱性、操作性の良い照明装置が得られる。
上記した光源ユニット10に対して電力を供給するのは、光源ユニットの側端面から導出し、前記テンプル2の内側面に形成された凹溝2bに収容した電源コード16を介して成される。電源コード16の端部には、接続端子16aが設けられており、この部分に外部バッテリ(図示せず)からのラインを接続して光源ユニット10に電力供給が成される。この場合、接続端子16aの形態、配設位置、及び、光源ユニット10に対する電力の供給方法等については特に限定されることはない。また、電力の供給に関しては、例えば、携行可能な直流型のバッテリーから行なう方式であっても良いし、室内に設置された電源(交流電源)から行なう方式であっても良い。
なお、上記したように構成される照明装置1では、光源から患部に照射した光を、グレア(ぎらつき)を生じさせることなく、視認できるように構成することも可能である。例えば、光源ユニットの開口部分に直線偏光素子20や波長板24等の第1の偏光素子を配設して光源12から射出される光に対して直線偏光又は円偏光又は楕円偏光をかけて患部に照射し、患部から戻ってくる光に対して、装着者の目の前で照射される光の偏光照射と反対の偏光処理(透過部材30に直線偏光素子22や波長板26等を設けて偏光軸を90°変えて視認させる)を施す第2の偏光素子を配設しておけば良い。このような偏光素子を用いることで、装着者は、対象物をグレアが除去ないしは低減された状態で視認することも可能である。
以上、本発明に係る照明装置の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
上記した光源ユニット10については、棒状(円筒状)に形成された筐体11以外にも、例えば、箱型の筐体で構成しても良く、光源の配列についても適宜変形することが可能である。また、光源は、LED以外でも良く、例えば、有機ELや半導体レーザ発光素子などによって構成しても良い。特に、光源を有機ELで構成すると、工業製品のような対象物を視認した際に、傷があるか否かを容易に鑑別することが可能となる。
また、光源による照度、光野径については、光源ユニット10の仕様、発光素子の数、配置態様、及び、集光レンズの屈折率や配設個数等に応じて適宜変形することが可能である。さらに、本発明に係る照明装置は、医療分野以外にも、各種の工業分野においても適用することが可能であり、透過部材30の前に、対象物を拡大する双眼ルーペを配設しても良い。
1 照明装置
2 テンプル
3 支持部
10 光源ユニット
11 筐体
12 光源
13(13a〜13e) 集光レンズ
30 透過部材

Claims (8)

  1. 装着者の耳に掛けられる眼鏡型の頭部装着型照明装置であって、
    耳に掛けられる一対のテンプルの先端部同士を連結する支持部の上方に配設され、対象物に対して光を照射する光源を備えるとともに、光源から射出された光を集光する集光レンズを具備した光源ユニットと、
    前記支持部の下方で装着者の眼前に配設され、前記対象物からの反射光を透過して装着者に視認させる透過部材と、
    前記光源から射出される光に対して、直線偏光又は円偏光又は楕円偏光をかけて対象物に照射する第1の偏光素子と、
    対象物から戻ってくる光に対して、照射される光の偏光照射の偏光軸を90°変えて装着者に視認させる第2の偏光素子と、
    を有し、
    前記光源ユニットは、前記集光レンズを2個以上備えており、
    前記2個以上の集光レンズは、各集光レンズの光軸が一点で収束するように前記光源ユニットに支持されており、
    前記光源ユニットは、前記支持部に対して上下方向に回動可能に支持されている、
    ことを特徴とする頭部装着型照明装置。
  2. 前記光源ユニットは、前記支持部に沿うように棒状に形成された筐体を有しており、
    前記筐体内に、前記支持部の中心に対して左右対称となるように、前記集光レンズが2個以上、個別に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型照明装置。
  3. 前記筐体は、円筒形状で、前記支持部に固定された一対の突出片間に回動可能に支持されており、
    前記筐体は、支持部の前端縁よりも前側に配設されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の頭部装着型照明装置。
  4. 前記各集光レンズの光軸は、光源から400mmの位置よりも光源側で収束されている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の頭部装着型照明装置。
  5. 前記各集光レンズは、その焦点距離が、前記光源から収束点までの距離よりも短い、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の頭部装着型照明装置。
  6. 前記光源ユニットは、光源の発光部から200〜400mmの位置において、最高照度が15000〜40000ルクスで80〜120mmの光野径の光スポットを形成する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の頭部装着型照明装置。
  7. 前記透過部材は、前記支持部に対して上下方向に回動可能に支持されている、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の頭部装着型照明装置。
  8. 前記テンプルの内側面に、前記光源ユニットに電力を供給するケーブルを案内する凹溝が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の頭部装着型照明装置。
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