JP6185686B1 - 医療用頭部装着型照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】患部に光を照射し、患部からの反射光を視認しながら各種の処理作業を行なうに際して、短時間で適切な処理作業を行うことを可能にした照明装置を提供する。【解決手段】照明装置は、支持部3に回動可能に支持され、患者の患部に対して光を照射する光源12を備えるとともに光源から射出された光を集光する2個以上の集光レンズ13を具備した光源ユニット10と、支持部に配設され、患部からの反射光を透過して装着者に視認させる透過部材30と、光源ユニット10に設けられ、光源から射出される射出光を直線偏光にする第1偏光素子20と、透過部材30に設けられ、第1偏光素子の偏光軸に対して90°直交するように配設される第2偏光素子22とを有する。2個以上の集光レンズは、支持部3の中心に対して、左右対称となるように配設されており、2個以上の集光レンズは各集光レンズの光軸が一点で収束するように光源ユニット10に保持されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、手術、施術、診療、処置などの各種の医療行為に使用可能な頭部装着型照明装置に関し、詳細には、そのような医療行為を支障なく行える医療用頭部装着型照明装置に関する。
従来、歯科治療や医療手術・施術・診療・処置(これらを総称して処理とも称する)などの医療現場では、患者の患部を照らす照明装置が用いられている。この照明装置は、医者などの医療従事者の手元や頭などの影が生じないように特殊な構造となっており、無影灯とも称されている。また、このような無影灯以外にも、例えば、特許文献1に開示されているような、医療従事者の頭部に装着(耳に掛けるように装着)して患部を照射する頭部装着型(眼鏡型)の照明装置も知られている。
前記特許文献1に開示されている頭部装着型照明装置は、耳に掛けられる一対のテンプルの各前端側に、発光ダイオード(LED)を組み込んだ発光ユニットを装着した構造となっており、医療従事者の耳に掛けて装着した状態で患者の患部を照射することから、医療従事者の頭部の影が生じることはなく、無影状態で患部を照射することが可能となる。
特許2002−224156号
上記したような頭部装着型照明装置では、装着者は、目の両外側に位置している発光部(光源)から射出された光を患部に照射し、その反射光を視認することで患部の状態を把握しながら患部に対して処理を施している。ところが、このような頭部装着型照明装置には、以下のような様々な課題がある。
発光部から人体の体内や口腔内に照射される光は、その患部でグレア(ぎらつき)を発生させ、これが装着者の目に眩しさとなり、患部を見づらくさせている。装着者は、患部の状況を把握しながら適切な処理を施す必要があることから、このようなグレアが生じていると、装着者は、頭部を動かして角度を変えて患部を視認し直す等、適切な処理に手間がかかってしまう。これは、短時間で適切な処理ができないことを意味しており、装着者にとっても患者にとっても大きな負担となっている。
例えば、癌などの開腹手術では、病巣を取り除いた後、神経叢を剥離することが行われるが、境界部分で生じるグレアが邪魔となってしまい、神経を損傷しないように処理するには細心な注意が必要となる。また、血管の縫合処置をする際にも、グレアが邪魔となってしまい、作業に手間と時間がかかってしまう。更には、口腔内の治療では、例えば、冷却のため、水を吐出しながらバキュームをかけることが行われるが、吐出される水分がグレアの要因となってしまい、適切な処理をする上で時間がかかってしまう。特に、インプラントに関する処理では、ゲージを診ながら適切な深さを把握する必要があり、水分が付着することでグレアが生じていると、ゲージが見難くなってしまい、処理時間が長くなったり、勘に頼った処理を行なう可能性もある。
また、頭部装着型照明装置は、軽量で操作性や取扱性が良く、長時間の装着にも耐えることができ、更には、装着者にとって目が疲れない構成であることが好ましい。すなわち、医療に関連した治療などの繊細な処理をするに際しては、長時間使用しても装着感が良好で、しかも適切な距離で適切な照度・光野径となる光スポットが得られる構造となっていることが好ましい。さらに、装着者は、繊細な処理をしている間は、できるだけ疲れないように、殆ど首を動かすことなく視線のみを動かすようにしているが、従来のように、発光部がテンプルに固定されていると、視線のみを動かした際、照射範囲が追従しないことから、結果として、首を動かす必要性が生じてしまい、疲れ易くなってしまう。
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、患部に光を照射し、患部からの反射光を視認しながら各種の処理作業を行なうに際して、短時間で適切な処理作業を行うことを可能にした医療用頭部装着型照明装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る医療用頭部装着型照明装置は、耳に掛けられる一対のテンプルの先端部同士を連結する支持部の上方に上下方向に回動可能に支持され、患者の患部に対して光を照射する光源を備えるとともに、光源から射出された光を集光する2個以上の集光レンズを具備した光源ユニットと、前記支持部の下方で装着者の眼前に配設され、前記患部からの反射光を透過して装着者に視認させるとともに、上下方向に回動可能に支持された透過部材と、前記光源ユニットに設けられ、前記光源から射出される射出光を直線偏光にする第1偏光素子と、前記透過部材に設けられ、前記第1偏光素子の偏光軸に対して90°直交するように配設される第2偏光素子と、を有し、前記2個以上の集光レンズは、前記支持部の中心に対して、左右対称となるように配設されており、前記2個以上の集光レンズは、各集光レンズの光軸が一点で収束するように前記光源ユニットに保持されていることを特徴とする。
上記した構成の医療用頭部装着型照明装置では、光源ユニットの光源から射出された光は、集光レンズによって集光されるとともに、直線偏光に変換されて患部に照射される。患部からの反射光は、直線偏光となるが、その表面に凹凸等が存在する等、表面が鏡面状態でない場合は、反射光は拡散反射(乱反射)する。すなわち、患部からの反射光が拡散反射する場合は、入射光が直線偏光であったとしても、その反射光は非偏光状態となる。この非偏光状態の光の中には、正反射光の成分(これは直線偏光となる)が含まれており、この正反射光の成分が、いわゆる光源が写り込んだ光沢(ぎらつき;グレア)となって視認され、これが患部を視認しながら各種の処理をする上で妨げとなってしまう。前記反射光を透過して装着者に視認させる透過部材は、第1の偏光素子の偏光軸に対して90°直交するように配設される第2偏光素子を備えているため、光沢の原因となる反射成分を除くことができ、グレアのない拡散反射光のみを視認することができる。
また、光源ユニットの光源からの光を収束させる集光レンズは、支持部の中心に対して、左右対称となるように2個以上備えており、2個以上の集光レンズは、各光軸が一点で収束するように光源ユニットに支持されているため、所定の明るさ、所定の位置、所定の光野系の光スポットを、簡易な構造で効率的に形成することが可能となる。
本発明の医療用頭部装着型照明装置によれば、患部に光を照射し、患部からの反射光を視認しながら各種の処理作業を行なうに際して、短時間で適切な処理作業を行うことが可能となる。
本発明に係る医療用頭部装着型照明装置の第1の実施形態を示す正面図。 図1に示す医療用頭部装着型照明装置の平面図。 図1に示す医療用頭部装着型照明装置の側面図。 図1に示す医療用頭部装着型照明装置の背面図。 (a)は、透過部材を跳ね上げた状態を示す斜視図、(b)は、透過部材を下した状態を示す斜視図。 図1に示す医療用頭部装着型照明装置を頭部に装着した状態を示す斜視図。 光源ユニットに組み込まれる複数の集光レンズによる光の経路と光野径の概略図。 光源ユニットを回動した際の光野が変位する状態を示す概略図。 光源ユニットから射出された光が眼に届くまでの概略経路を示す図であり、静的な対象物に光を照射してグレアを除去する構成を示す図。 従来の照明装置によって得られるグレアが除去さていない口腔内を示した写真(写真コピー)。 図9に示す構成の光学素子を備えた照明装置によって得られるグレアが除去された状態の口腔内を示した写真(写真のコピー)。 光源ユニットから射出された光が眼に届くまでの概略経路を示す図であり、動的な対象物に光を照射してグレアを除去する構成を示す図。 従来の照明装置によって得られるグレアが除去さていない口腔内を示した写真(写真コピー)。 図12に示す構成の光学素子を備えた照明装置によって得られるグレアが除去された状態の口腔内を示した写真(写真のコピー)。
以下、本発明に係る医療用頭部装着型照明装置(以下、照明装置と称する)の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
最初に、図1から図8を参照して、本発明に係る照明装置の一実施形態の全体的な構成について説明する。
照明装置1は、眼鏡型に構成されており、医療従事者(装着者とも称する)Pの耳に掛けられる一対のテンプル2,2、及び、各テンプルの前端側を連結する連結部(以下、この連結部を支持部と称する)3を備えている。支持部3は、一般的な眼鏡と同様、装着者Pの額の前方で左右方向に延びており、装着時では、装着者Pの目よりも上側となるような位置関係となっている。この場合、照明装置1は、眼鏡をかけてない状態は勿論、眼鏡を掛けていても装着できる大きさに構成されている。
前記テンプル2及び支持部3は、軽量で可撓性を有する素材で形成されるのが好ましく、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂によって一体形成されている。また、各テンプル2の先端側には、ヒンジ2aが設けられており、各テンプルの後端側を折り畳むことができるように構成されている。さらに、本実施形態では、テンプル2の内側面に凹溝2bを形成しており、この凹溝2b内に、後述する光源ユニット10に電力を供給する電源コードを埋め込んで電源コードを露出させないようにしている。これにより、治療行為の邪魔になる電源コードが目に移りこんだり、誤って引っ掛けてしまうことを極力排除している。
前記支持部3には、その上に光源ユニット10が配設され、その下側に、光源ユニット10の光源から、患部に対して照射された光の反射光を透過して装着者Pに視認させる透過部材30が配設されている。また、前記支持部3の中央部の下面には、下方に向けて略Y字形状の鼻当部5が設けられている。すなわち、光源ユニット10及び透過部材30は、額の前方領域で左右方向(顔の幅方向)に延びた支持部3の上下方向に配設された状態となっている。
本実施形態の透過部材30は、視線を妨げないように、周囲にフレームがない状態の板状部材で構成されており、その中央上部がフラップ31に挟持されている。このフラップ31は、前記鼻当部5の基部に設けられて前方に突出する凸部5aに対してビス止め等することで上下方向に回動可能に支持されており、これにより、透過部材30は、支持部3に対して、図5(a)(b)に示すように、装着者Pの目を開放する水平位置と、装着者Pの目を覆う垂直位置との間で上下方向に回動可能となっている。すなわち、透過部材30を垂直位置に回動することで、後述するように、患部からの反射光をグレアのない状況で視認できると共に、水平位置に回動することで、実際の患部の状態を直接視認できるようになっている。
前記支持部3の上方に配設される本実施形態の光源ユニット10は、支持部3に沿うように棒状に形成された筐体11を備えており、この筐体11内に、例えばLED等の発光素子を備えた光源が配設されている。前記筐体11は、照射側が平坦となった略円筒形状を成しており、装着時に視界に入り込まないように、できるだけ小型化されたもの(支持部3と略同一形状で一体化されたもの)が用いられている。具体的には、本実施形態の照明装置は、照射位置(光源の発光部)から患部までの距離(処理距離とも称する)Lが200〜400mmで、光野径(有効光野直径)Dが80〜120mm程度の光スポットを形成し、その範囲内での最高照度が15000〜40000ルクス(あまり明るすぎると、装着者によっては目が疲れることが指摘されているため、20000〜30000ルクス程度が好ましい)が確保できる仕様になっていれば良く、後述するような光学系の配置態様によって、LEDによる光源を採用した場合、筐体11を小型化し手以下の大きさの範囲内に収めることが可能となっている。
具体的に、上記した略円筒形状の筐体11は、左右方向の長さが支持部3の左右方向の長さよりも短く、その高さHについては、透過部材30の高さH1よりも低く、更に、支持部3の前端縁3aから前方への突出量L1を25mm以内に設定しても、上記した仕様を満足することが可能となる。この場合、光源ユニット10は、支持部3の上端面にネジ6等によって固定され、前方側に向けて突出する一対の板状の突出片7間に支持されている。このため、一対の突出片7,7間に支持されている筐体11は、装着者Pの額とは十分に離間した状態となり、発光部からの発熱を感じることもない。なお、筐体11の背面側に、放熱用のフィン11aを一体形成しておいても良い。
前記筐体11は、突出片7に対して上下方向に回動可能に支持されているのが好ましく、これにより、光野を上下方向に移動することが可能となる。回動機構の詳細な構造については一般的な構造のものを適用できるため、詳細な説明については省略するが、装着者以外の補助者が容易に操作できるように、操作レバー(図示せず)を設けて上下方向に回動できるように構成することが好ましい。
次に、筐体11に配設される光源の配置態様、及び、光源から射出される光の経路について説明する。
本実施形態の光源12は、筐体内に配設され、LED素子が実装されたLED基板(図示せず)、及び、LED素子から放射されるLED光を所定の位置(患者の患部)に照射させるための集光レンズ13を備えて構成されている。
前記集光レンズは、LED素子で発光された光を集光して患部を照らす機能を果たすものであり、1つの集光レンズによって光を集光するものであっても良いが、上記したように、一定の処理距離の位置で、光を一定の光野径の範囲で高照度に集光させる、という特殊性を考慮すると、複数のLED素子から放射されるLED光を集光する集光レンズを複数個配設して、各集光レンズからの光を集光させることが望ましい。
具体的に、上記した略円筒形状の筐体11であれば、集光レンズは、前記支持部3の中心Xに対して左右対称となるように複数個、個別に配設することで、一定の処理距離の位置で光を効率的に集光することが可能である。特に、集光レンズを支持部3の中心Xに対して左右対称位置に配設することで、目の中心位置の前方側の延長線上(視認した際、正面となる位置)に光を効率的に集めやすくなる。本実施形態では、図1に示すように、中心Xの左側に2個(集光レンズ13a,13b)、右側に2個(集光レンズ13c,13d)配設しており、更に、中心Xの位置にも1個の集光レンズ13eを配設している。この場合、配設される集光レンズは、左右対称位置で少なくとも1個以上で合計2個以上設けられていれば良く、本実施形態のように、奇数個配設するのであれば、中心Xの位置に配設すれば良い。
図1に示す集光レンズ13a〜13eは、同一の構成であり、例えば、アクロマートレンズによって構成することが可能である。各集光レンズには、1つ以上のLED素子が対応付けして配設されており、各集光レンズは、それぞれから放射された光が、図7に示すように、照射位置から患部までの距離(処理距離)Lが400mmで、光野径(有効光野直径)Dが100mm程度の光スポットを形成し、その範囲内での最高照度が40000ルクスとなるように構成されている。具体的には、一定の光野径(直径が100mm)の中心位置Cで最高照度40000ルクス、中心位置Cから光野径が50%の位置で最高照度の50%、中心位置Cから光野径100%の位置で最高照度の10%が確保できるように構成されている。
また、本実施形態の照明装置1は、患者の患部に照射して治療など各種の処理作業を行なうことを考慮して、上記した処理距離Lで、光スポットを生じさせるに際しては、各集光レンズ13a〜13eの各光軸(実線で示す)が、処理距離よりも短い位置で一点に収束するように構成されている(本実施形態では処理距離Lの略半分の中間点200mmの位置で、各集光レンズの光軸が収束する収束点とされている)。
この場合、各集光レンズの光軸の収束点については、処理距離Lよりも長い位置に設定しても、処理距離Lの位置において高照度の光野径の光スポットが得られるが、収束点が処理距離Lよりも長いと、治療作業時において、光源と処理位置との間に手等の他物が入り込んだ際、その陰の影響が大きく出てしまう(陰影が生じやすい)。本実施形態のように、各光軸の収束点を処理距離Lよりも短い位置に設定しておくことにより、光源と処理位置との間に最も明るくなる領域が存在することとなり、これにより影の影響を低減することが可能となる。
なお、上記した各集光レンズ13a〜13eの光軸の一点の収束については、各光軸が正確に一点で交差するのは勿論、ある程度の径の中で収束するような態様も含まれる。また、このような収束点の光源からの距離については、使用する目的(外科処置用、口腔処置用など)に応じて最適な位置に設定される。さらに、各集光レンズについては、その焦点距離が、上記した光源から収束点までの距離よりも短いものを用いることが好ましい。このような焦点距離の集光レンズでは、光を収束させる度合いが高くなり、図7の点線で示す各集光レンズからの放出光を径方向外方に広く拡散させることはなく、効率的に光スポットを形成することが可能となる。
上記した集光レンズの構成、及び、配置態様によれば、各集光レンズから射出される光は、一定の処理距離Lの位置において重なった状態となり、これにより明るい照射光の領域(5つの集光レンズからの光の重なりの中心Cが最も明るい40000ルクス、直径が光野径の50%の範囲内では20000ルクス以上、直径が光野径の100%の範囲内では4000ルクス以上となる光スポット領域(光野径)Rが得られるようになる。この場合、中心Cから径方向外側に移行するに連れて、各集光レンズからの照射径が重なる領域が減るため、外側に移行するに連れて照度が急激に変化するのではなく、徐々に変化(次第にぼやける)するようになる。このため、照射したい患部と、その周辺の照度ギャップが低減し、治療行為をするにあたって患部が視認し易くなる。
また、上記したような光源(光源ユニット10)及び透過部材30は、支持部3の上下方向に配設されており、特に、各光源(集光レンズ)は、目の上にある支持部3に対して横方向に沿って配設されているため、図8で示すように、光源ユニット10からの照射光と、患部からの反射光との間の仰角αを小さくすることができる。このように、仰角αが小さいことで、後述するようにグレアを除去するに際しては、偏光状態で反射する反射光をカットし易くなり、グレア除去効果を高めることが可能となる。また、光源ユニット10は、支持部3に対して上下方向に回動可能に支持されているため、装着者が首を動かくことなく視線のみを前後方向に動かしても、光源ユニット10を回動させることで、その視線の範囲に光野を移動させることができる(図8の位置A,位置B,位置C参照)。
また、上記した本実施形態の照明装置1は、眼鏡型として構成されているため、例えば、頭部の周囲に巻回された装着バンドに光源を支持した照明装置と比較すると、容易に装着、取り外しができ、取扱性や操作性が良くなる。
上記した光源ユニット10に対して電力を供給するのは、光源ユニットの側端面から導出し、前記テンプル2の内側面に形成された凹溝2bに収容した電源コード16を介して成される。電源コード16の端部には、接続端子16aが設けられており、この部分に外部バッテリ(図示せず)からのラインを接続して光源ユニット10に電力供給が成される。この場合、接続端子16aの形態、配設位置、及び、光源ユニット10に対する電力の供給方法等については特に限定されることはない。また、電力の供給に関しては、例えば、携行可能な直流型のバッテリーから行なう方式であっても良いし、室内に設置された電源(交流電源)から行なう方式であっても良い。
上記したように構成される照明装置1は、光源から患部に照射した光をグレア(ぎらつき)を生じさせることなく、視認できるように構成されている。
以下、照射光を患部に照射した光を、グレアを生じさせることなく視認させるための具体的な構成(グレアを除去する具体的な構成)について説明する。
本実施形態では、図9の概略図で示すように、光源ユニット10の各集光レンズ13a〜13eの前面側を覆うように、光源から射出される射出光を直線偏光にする板状の第1偏光素子20を筐体11の前面開口部分に取着している。このように、筐体11の前面開口部分に横長の板状の第1偏光素子20を取着することで、筐体内に個別に配設された各レンズを透過した光は、一体的に直線偏光状態に変更することができる。すなわち、この第1偏光素子20によって、集光レンズ13a〜13eから射出される光(非偏光状態の光)は、電場(および磁場)の振動方向が一定となる直線偏光となって患部100に照射される。
また、前記装着者の目の前を覆う透過部材30は、第1偏光素子20の偏光軸に対して90°直交するように配設される第2偏光素子22を備えている。
照射対象物である患部100が鏡面状態であれば、その反射光は、そのまま直線偏光となるが、実際には凹凸があるため、反射光は、直線偏光成分を含んだ拡散光(非偏光状態)となる。すなわち、患部100からの反射光が拡散反射する場合は、入射光が直線偏光であったとしても、その反射光は非偏光状態となるのであり、この非偏光状態の光の中には、正反射光(入射した直線偏光がそのまま直線偏光となって反射される)の成分が含まれている。この正反射光の成分が、光源の写り込み、いわゆる光沢(グレア)となって視認されるのであり、これが患部に対して各種の処理をする上で妨げとなってしまう。
患部100からの反射光を、透過して装着者に視認させる透過部材30は、上記のように、第1偏光素子20の偏光軸に対して90°直交するように配設される第2偏光素子22を備えているため、グレアの原因となる反射成分(光源の写り込み)が除かれ、装着者はグレアのない拡散反射光のみを視認することができる。
なお、上記した第1偏光素子20及び第2偏光素子22は、例えば、リニア偏光フィルタ、フィルム偏光子、ナノワイヤーグリッド偏光板・無機偏光板(ガラスウエハ上にアルミ薄膜を形成し、微細なスリットを形成したもの)等によって構成することができる。また、第2偏光素子22については、透過部材30そのものが偏光機能を備えたフィルタとして構成されていても良いし、そのような機能を有する薄膜を被着した構成であっても良い。
図10は、従来の照明装置によって得られるグレアが除去さていない口腔内を示した写真(写真コピー)であり、図11は、図9に示した構成の光学素子を備えた照明装置1によって得られるグレアが除去された状態の口腔内を示した写真(写真のコピー)である。
この比較写真で明らかなように、光源ユニット10及び透過部材30に、上記したような第1偏光素子20及び第2偏光素子22を設けることで、装着者はグレアのない患部を視認することが可能となる。このため、各種の施術、診療、処置作業等において、正しい所見を取ることができ、患者及び装着者(医療従事者)のリスク低減と、処理時間、診療時間が短縮化され、装着者及び患者の負担が軽減される。特に、人体の水分、体液、唾液、油分等に反射するグレアが効果的に除去できるため、外科手術や口腔内の治療に有効であり、例えば、腸間膜血管走行の確認、血管出血部位の処置、神経叢の剥離、インプラント処置など、各種の医療に関する処理作業を迅速かつ、適切に行うことが可能となる。
図12は、グレアの除去方法の別の実施例を示す概略図である。
図9に示した構成は、静的な患部100を視認する上でグレアを除去する手法を示したが、上記した構成において、波長板(1/2波長板、1/4波長板、1/8波長板など)を重ねることで動的な対象物、具体的には、患部に対して水を吐出した際に、その水分からの反射光によるグレアを除去することも可能である。例えば、インプラントなどの口腔内の治療においては、冷却水を吐出しながら歯を削る等の処置がなされるが、吐出される水分からの反射光によるグレアについても除去することが可能である。
以下、この原理について説明する。
一般的に、光を物質に照射して見るとき、光の電場の振動方向が正確にそろった偏光を活用すれば被写体からも正確にそろった偏光が帰ってくる。この場合、患部に円偏光(楕円偏光も含む)を照射して、光の透過にかかる時間や強度の変化を観測することによって、分子の立体的配置の差異であるキラリティの情報を得ることが可能となる。
通常、水の分子は波長によって光を反射したり吸収したりする。患部の表面を流れる水120の分子が患部の表面に付着又は流れる(ジェット水流等々)ことによって、その表面は凸凹状態と同じこととなり、患部の表面は光を正反射することができずに、乱反射を起こしてしまう。そして、この乱反射によって、光の色情報が失われ、曇って見える(白く濁る状態)のは、この光の色情報が失われて見えにくくなるのが原因である。光が水面などに反射すると、横方向の振動の大きな光に変化する特性を持っているので、ここに円偏光をかけると、縦方向への振動が極端に減少して、横方向の振動のみの振動に近い光に変化する。したがって、反射した光を円偏光後に直線偏光へ変えると、動的な状態でもグレアを軽減することが可能と考えられる。
図12に示すように、図9に示した光学素子の配設状態において、第1偏光素子20に第1波長板24を重ねておき、第1偏光素子20を透過した光(直線偏光状態)を第1波長板24によって円偏光にして患部に照射する(実際には、患部の表面に動的に流れている水分120に対して円偏光の光を照射する)。そして、その反射光(円偏光状態)を同じ構成の第2波長板26が重ねられた第2偏光素子22に入射させることで、視認した際には、その水分120から正反射光を確実にカットして水分が除去された状態の患部を視認することが可能となる。
図13は、従来の照明装置によって得られるグレアが除去さていない口腔内を示した写真(写真コピー)であり、図14は、図12に示した構成の偏光素子及び波長板を備えた照明装置1によって得られる動的な水分などによるグレアが除去された状態の口腔内を示した写真(写真のコピー)である。
この比較写真で明らかなように、光源ユニット10及び透過部材30に、上記したような第1波長板24を重ねた第1偏光素子20及び第2波長板26を重ねた第2偏光素子22を設けることで、装着者は、動的な水分が除去された状態の患部を視認することが可能となる。このため、図9に示した構成と同様、各種の施術、診療、処置作業等において、正しい所見を取ることができ、患者及び装着者(医療従事者)のリスク低減と、処理時間、診療時間が短縮化され、装着者及び患者の負担が軽減される。なお、患部に向けて吐出される冷却水以外にも、人体の水分、体液、唾液、油分などの液状体に反射するグレアが除去されるため、口腔内の処理以外にも外科手術等においても有効であり、実際の処理において、従来の処理時間を1/2以下にすることも可能となる。
以上のように、光源から射出される光に偏光(直線偏光・円偏光・楕円偏光)をかけ、患部から戻ってくる光に対して、装着者の目の前で照射される光の偏光照射と反対の偏光処理を施すことにより、装着者はグレアが除去ないしは低減された患部を視認できるようになる。したがって、光源ユニット10側、及び、透過部材30側において、このような偏光作用が得られれば、具体的な光学素子の構成や、配設態様については、適宜変形することが可能である。
以上、本発明に係る照明装置の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
上記した光源ユニットに配設される光源は、LED素子以外でも良く、例えば、半導体レーザ発光素子などによって構成しても良い。また、光源による照度、光野径については、光源ユニット10の仕様、発光素子の数、配置態様、及び、集光レンズの屈折率や配設個数等に応じて適宜変形することが可能である。さらに、上記した透過部材の前方には、患部を拡大するための双眼ルーペを配設しても良い。
1 照明装置
3 支持部
10 光源ユニット
12 光源
13(13a〜13e) 集光レンズ
20 第1偏光素子
22 第2偏光素子
24 第1波長板
26 第2波長板
30 透過部材

Claims (5)

  1. 医療従事者の耳に掛けられる眼鏡型の医療用頭部装着型照明装置であって、
    耳に掛けられる一対のテンプルの先端部同士を連結する支持部の上方に上下方向に回動可能に支持され、患者の患部に対して光を照射する光源を備えるとともに、光源から射出された光を集光する2個以上の集光レンズを具備した光源ユニットと、
    前記支持部の下方で装着者の眼前に配設され、前記患部からの反射光を透過して装着者に視認させるとともに、上下方向に回転動可能に支持された透過部材と、
    前記光源ユニットに設けられ、前記光源から射出される射出光を直線偏光にする第1偏光素子と、
    前記透過部材に設けられ、前記第1偏光素子の偏光軸に対して90°直交するように配設される第2偏光素子と、
    を有し、
    前記2個以上の集光レンズは、前記支持部の中心に対して、左右対称となるように配設されており、
    前記2個以上の集光レンズは、各集光レンズの光軸が一点で収束するように前記光源ユニットに保持されている、
    ことを特徴とする医療用頭部装着型照明装置。
  2. 前記光源ユニットは、前記光源からの射出光を円偏光又は楕円偏光にする第1波長板を備え、
    前記透過部材は、前記第1波長板と同じ位相差の第2波長板を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用頭部装着型照明装置。
  3. 前記光源ユニットは、前記支持部に沿うように棒状に形成され、前記集光レンズを2個以上、個別に配設した筐体を有しており、
    前記各集光レンズの光軸は、光源から400mmの位置よりも光源側で収束されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用頭部装着型照明装置。
  4. 前記各集光レンズは、その焦点距離が、前記光源から収束点までの距離よりも短い、
    ことを特徴とする請求項3に記載の医療用頭部装着型照明装置。
  5. 前記光源ユニットは、光源の発光部から200〜400mmの位置において、最高照度が15000〜40000ルクスで80〜120mmの光野径の光スポットを形成する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の医療用頭部装着型照明装置。
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