JP3049423U - ライト付き耳鼻咽喉診察用ゴーグル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳鼻咽喉科外来診療において医師が額帯反射
鏡を装着することなく患者の耳、鼻、咽頭、口腔、喉頭
に光を入れ、診察を可能にする。またゴーグルの装着に
より、患者からの突発的な血液や分ぴ物などの飛沫から
医師の眼を保護する。 【構成】 眼鏡型ゴーグル（１）のレンズ（２）の左眼
部分の上内側と下外側に開窓し、光散乱防止カバー
（３）で囲まれたソケット付きハロゲンランプ（４）
（５）をはめこんである。ランプは、前面に付けた凸レ
ンズ（６）により集光させて左眼の前２５ｃｍに２つの
ランプの光が重なるように固定してある。スイッチ
（７）付きの蓄電他（８）とは眼鏡型ゴーグルの弦
（９）の部分に沿わせたコード（１０）にて連結してあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

耳鼻咽喉科外来診療において医師が額帯反射鏡を装着することなく患者の 耳、鼻、咽頭、口腔、喉頭に光を入れ、診察を可能にする。またゴーグルの 装着により、患者からの突発的な血液や分ぴ物などの飛沫から医師の眼を保 護することができる。加えて額帯反射鏡と異なり操作に熟練を要しないため 、耳鼻咽喉科医以外の医師でも容易に耳、鼻、咽頭、口腔、喉頭の診察が可 能となる。

【０００２】

【従来の技術】

耳鼻咽喉科外来診療においては多くの場合、従来より額帯反射鏡が用いら れてきたが、ヘッドバンドで固定するため多くの耳鼻科医が頭部の圧迫感に 悩まされてきた。

【０００３】

【考案の内容】

本考案は耳鼻科医がヘッドバンドによる頭部の圧迫感から開放され、また 患者からの血液や分ぴ物の飛沫から眼を保護するためになされたものである 。これを図面について説明すれば、眼鏡型ゴーグル（１）のレンズ（２）の 左眼部分の上内側と下外側に開窓し、光散乱防止カバー（３）で囲まれたソ ケット付きハロゲンランプ（４）（５）をはめこんである。ランプは、前面 に付けた凸レンズ（６）により集光させて左眼の前２５ｃｍに２つのランプ の光が重なるように固定してある。スイッチ（７）付きの蓄電池（８）とは 眼鏡型ゴーグルの弦（９）の部分に沿わせたコード（１０）にて連結してあ る。

【０００４】

【考案の実施例および効果】

耳鼻咽喉科外来診療において眼鏡型ゴーグル（１）を掛け、蓄電池（８） を白衣のポケットに入れるかまたは電源を耳鼻科診療ユニットから採る。患 者の診察にあたりスイッチ（７）を入れると、ゴーグルの２個のハロゲンラ ンプ（４）（５）が左眼の眼前２５ｃｍを照らす。これらのランプは左眼の 近くに在り、眼前２５ｃｍで重なるので光軸はこの距離では視軸と交わる。 これにより医師は頭部を締め付ける額帯反射鏡を用いることなく患者の耳、 鼻、口腔、咽頭、喉頭に容易に光を入れ、詳細に所見をとることができる。 またゴーグルを掛けていることにより患者の鼻出血や咳による突発的な血液 や分泌物の飛沫から眼を保護することができる。加えて額帯反射鏡は熟練し ないと側灯と呼ばれる光源の光を反射させて患者の観察部位に光を入れられ ないものであるが、このライト付きゴーグルでは左眼で観察部位を覗けば必 ず光が入るので耳鼻科医以外の医師でも容易にこれらの部位の診察ができる ようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【符号の説明】

（１）眼鏡型ゴーグル、（２）レンズ、（３）光散乱防
止カバー、（４）（５）ソケット付きハロゲンランプ、
（６）凸レンズ、（７）スイッチ、（８）蓄電池、
（９）眼鏡型ゴーグルの弦、（１０）コード

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】眼鏡型ゴーグルのレンズ周囲に耳、鼻、咽
   頭、口腔、喉頭に光を入れて観察するためのライトを取
   り付けた診察用器具。