JP3171271B2 - ファイルロック管理方法 - Google Patents

ファイルロック管理方法

Info

Publication number
JP3171271B2
JP3171271B2 JP30167891A JP30167891A JP3171271B2 JP 3171271 B2 JP3171271 B2 JP 3171271B2 JP 30167891 A JP30167891 A JP 30167891A JP 30167891 A JP30167891 A JP 30167891A JP 3171271 B2 JP3171271 B2 JP 3171271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
machine
message
dasd
real
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30167891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05143433A (ja
Inventor
一欽 鐘井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP30167891A priority Critical patent/JP3171271B2/ja
Publication of JPH05143433A publication Critical patent/JPH05143433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3171271B2 publication Critical patent/JP3171271B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークステーシ
ョン上のマシン間におけるファイルロック管理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のファイルロック管理の説
明図、図12はデッドロックの説明図である。
【0003】図中、1はネットワーク、マシン1〜マシ
ン3はネットワークステーション上のマシン、α、βは
仮想DASDあるいはリアルDASDを示す。従来、図
11に示したように、ネットワークステーション上にお
ける各マシンには、DASD(Direct Access Storage
Device)等のファイルが設けられていた。例えば、ネッ
トワーク1上にマシン1、マシン2、マシン3が接続さ
れていたとする。
【0004】そして、マシン1には仮想DASDαとリ
アルDASDβが設けてあり、マシン2にはリアルDA
SDαと仮想DASDβが設けられていたとする。この
場合、マシン1の仮想DASDαは、貸出元がマシン2
のリアルDASDであり、マシン2の仮想DASDβ
は、貸出元がマシン1のリアルDASDβである。
【0005】前記のような構成のネットワークステーシ
ョン上におけるファイルロック管理は、単一のマシンで
しか行っていなかった。即ち、マシン1、マシン2等に
おいて仮想DASD、あるいはリアルDASDを使用す
る際、ロックしてから使用していた。
【0006】この場合、各マシンでは、リアルDASD
であるか仮想DASDであるかの判別をすることなく
(判別する手段がなかったため)、そのまま自マシンの
DASDをロックしていた。従って、仮想DASDをロ
ックする場合でも、リアルDASDとしてロックを行っ
ていた。
【0007】このようなファイルロック管理では、仮想
DASDは全く意識することなくアクセスできるため、
例えばDASD貸出先、貸出元のマシンで同時にDAS
Dをアクセスしてしまうことがある。
【0008】このため、従来、各マシン間でファイルロ
ック管理を行うことが提案されていた。このファイルロ
ック管理としては各マシンにおいて、使用するDASD
が仮想DASDであるか、あるいはリアルDASDであ
るかを判別し、仮想DASDであった場合には、仮想D
ASDがあるマシンから、DASDを貸出している貸出
元マシンのリアルDASDをロックするものである。
【0009】即ち、使用するDASDがリアルDASD
であれば自マシンでそのリアルDASDをロックすれば
よいか、仮想DASDであれば、自マシンで仮想DAS
Dのロックをした後、貸出先のリアルDASDもロック
することにより、ファイルロック管理を行う。
【0010】ところが、このようなファイルロック管理
を無秩序で行うと、図12に示したようなデッドロック
状態となることがある。例えば図12において、マシン
1で、あるプロセスが仮想DASDαを使用し、マシン
2で、あるプロセスが仮想DASDβを使用する場合を
考える。
【0011】この場合、マシン1では、自マシンの仮想
DASDαをロックした後、貸出先であるマシン2のリ
アルファイルαもロックする。またマシン2では、自マ
シンの仮想DASDβをロックした後、貸出先であるマ
シン1のリアルDASDβもロックする。この状態でマ
シン1のリアルDASDβとマシン2のリアルDASD
αが使用中となる。
【0012】次に、前記の状態で、マシン1及びマシン
2の別のプロセスがリアルDASDβ、リアルDASD
αを使用する場合をえる。この場合、マシン1ではリア
ルDASDβをロックしようとするが、使用中であるた
めロックできず「待ち」の状態となる。またマシン2で
はリアルDASDαをロックしようとするが使用中であ
るためロックできず「待ち」の状態となる。
【0013】このように、マシン1、マシン2でプロセ
スが永久に「待ち」の状態となり、デッドロック状態と
なってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) ネットワークステーション上の各マシンで、ファイ
ルを使用する際、仮想ファイルかリアルファイルかの判
別をすることなく、単一のマシンでのみファイルロック
管理を行った場合には、ファイルの貸出先と貸出元の両
方でファイルのアクセスをしてしまうことがある。
【0015】即ち、仮想ファイルを使用する際に、仮想
ファイルでもリアルファイルとしてロックを行うため、
仮想ファイルの貸出元のリアルファイルをロックしてい
ない。このため、前記のように、ファイルの貸出元と貸
出先で同時にアクセスしてしまうことがある。このよう
な場合には両方のマシンで正常な処理ができなくなる。
【0016】(2) 従来のネットワークステーション上の
各マシン間でファイルロック管理を行うことも提案され
ていたが、ファイルのロック処理を無秩序に行うと、デ
ッドロック状態が発生し、2つ以上のプロセスが永久に
「待ち」の状態になることがある。
【0017】このような場合には、前記「待ち」の状態
になったプロセスは、その後の処理ができなくなり、各
マシンでの処理効率が悪くなる。本発明は、このような
従来の課題を解決し、ネットワークステーション上のマ
シン間でファイルロック管理ができるようにすると共
に、デッドロック状態が発生しないようにして、各プロ
セスの処理効率を改善することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、図中、1はネットワーク、2はメッセージ受信
部、3Aはファイル判定部、4はメッセージ送信部、5
Aは自ファイルロック処理部、6−1、6−2はマウン
トファイル、8は処理権判定部を示す。
【0019】本発明は、上記の課題を解決するため、次
のように構成した。(1):ネットワークステーション上に、リアルファイ
ルと、前記ネットワークステーション上の他のマシンを
貸し出し元とした仮想ファイルを有するマシンが複数接
続され、前記 複数のマシン1、2、3間でファイルのロ
ック管理を行うファイルロック管理方法であって、前記
各マシンのファイルシステムの情報から自マシンに登録
されている仮想ファイル、あるいはリアルファイルの識
別を行い、前記識別結果に基づいて、ファイルをロック
するプロセスを、第1のプロセスと第2のプロセスとに
分割し、互いに独立して処理を行うと共に、前記第1の
プロセスは、メッセージを受信する処理と、受信したメ
ッセージに含まれている前記情報に基づいて、仮想ファ
イルかリアルファイルかを識別する処理と、仮想ファイ
ルであった場合に、自マシン内の第2のプロセスにメッ
セージを送信する処理と、リアルファイルであった場合
に自マシン内のファイルをロックする処理とを行い、前
記第2のプロセスは、メッセージを受信する処理と、受
信したメッセージを他マシンのプロセスへ送信する処理
を行うようにした。
【0020】(2):前記(1)において、前記各マシ
ンのファイルシステムの情報は、前記各マシンのファイ
ルシステムをマウントした際に作成されたマウントファ
イル6から取得したマウント情報であり、このマウント
情報から自マシンに登録されている仮想ファイル、或い
はリアルファイルの識別を行うと共に、前記第1のプロ
セスは、受信したメッセージに含まれている前記マウン
ト情報に基づいて、仮想ファイルかリアルファイルかを
識別する処理を行うようにした。
【0021】(3):前記(1)又は(2)において、
ネットワークステーション上の複数のマシンの内、いず
れか1台のマシン(例えば、マシン3)を選定し、この
マシン3のプロセスCにファイルロック順序を決定する
ファイルロック処理権を与えておき、他のマシン1、2
では、ファイルロックを行う際、ファイルロック処理権
を有するマシン3のプロセスCに対し、ファイルロック
処理権の取得要求を出し、前記処理権が取得できた場合
に、ファイルのロックを行うようにした。
【0022】
【0023】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1を参照
しながら説明する。ネットワーク1に接続されたマシン
1、2、3等の間でファイルロック管理を行う際、各マ
シン内のファイルに格納されているマウント情報を用い
て、仮想ファイルかリアルファイルかを識別する。
【0024】このマウント情報は、他マシンにより、フ
ァイルシステムをマウントした場合に作成される情報で
あり、仮想ファイルαとリアルファイルαとに格納され
ている。このマウント情報は、各マシンのアプリケーシ
ョンプログラムにより抽出され、ファイルをロックする
際、プロセスAにメッセージとして渡す。
【0025】プロセスAではメッセージ受信部2により
受信した後、ファイル判定部3Aでリアルファイルか仮
想ファイルかを判定する。その後、メッセージ送信部4
では、仮想ファイルであった場合、自マシン内の別のプ
ロセスBにメッセージを送り、その後の他マシンへの送
信処理を依頼する。
【0026】また、リアルファイルであった場合には、
自マシン内の自ファイルロック処理部5Aにより、メッ
セージに基づいて自マシン内のファイルαをロックす
る。プロセスBでは、メッセージ受信部2により前記プ
ロセスAからのメッセージを受信すると、メッセージ送
信部4から他マシンのプロセスAにメッセージを送信す
る。
【0027】前記他マシンでメッセージを受信すると、
自ファイルロック処理部5Aによりファイルをロックす
る。このようにすれば、ファイルシステムをマウントし
た際のマウント情報を用いて、仮想ファイルかリアルフ
ァイルかの識別を簡単に行うことができる。
【0028】また、プロセスAとプロセスBを別々の処
理としたので、効率良く処理ができる。例えば仮想ファ
イルの場合、自マシンのファイルのロックと、貸出元の
リアルファイルのロックとが必要であるが、これらの処
理をプロセスAとプロセスBで分割して処理しているた
め、プロセスAでは、プロセスBへメッセージを送信し
た後は、別の処理を行うことができる。
【0029】従って、このような分割処理を行うことに
より、極めて効率の良い処理ができることになる。ま
た、マシン3のプロセスCにファイルのロック処理権を
与えておき、マシン1、マシン2等でファイルのロック
を行う際、前記プロセス3に要求を出し、ファイルロッ
ク処理権を取得してから自マシン内のファイルロック処
理を行うようにすれば、デッドロック状態は発生せず、
この面でも効率の良い処理が可能となる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例の説明)図2〜図6は、本発明の第1実施
例を示した図であり、図2はネットワークステーション
上のマシンの構成図、図3はマウント情報の説明図、図
4はプロセスAの処理フローチャート、図5はプロセス
Bの処理フローチャート、図6はファイルロック管理の
説明図である。
【0031】図中、図1と同符号は同一のものを示す。
また、3はDASD判定部、5はDASDロック処理部
を示す。第1実施例におけるネットワークステーション
上のマシンは、図2のように構成されている。図示のよ
うに、ネットワーク1上にはマシン1、マシン2、マシ
ン3が接続され、互いにネットワークを介して通信がで
きるように構成されている。
【0032】各マシンの内、例えばマシン1にはファイ
ルとして、仮想DASD(Direct Access Storage Devi
ce) αとリアルDASDβが設けてあり、マシン2には
ファイルとして、リアルDASDαと仮想DASDβと
が設けてある。
【0033】前記リアルDASDαは仮想DASDαの
貸出元であり、リアルDASDβは仮想DASDβの貸
出元である。また、マシン1、マシン2にはプロセスA
とプロセスBとが設けてある(図ではマシン2のプロセ
スBは図示省略してある。なお、マシン3にもマシン
1、マシン2と同様なDASDやプロセスが設けてある
が図示省略してある。
【0034】前記プロセスAには、メッセージ受信部
2、DASD判定部3、メッセージ送信部4、自DAS
Dロック処理部5が設けてあり、プロセスBにはメッセ
ージ受信部2とメッセージ送信部4とが設けてある。
【0035】前記のリアルDASD、仮想DASDに
は、それぞれマウント情報を格納したマウントファイル
が格納してあり、その1例を図3に示す。図3AはDA
SD貸出元マシンのリアルDASD内に格納されている
マウントファイル例、図3BはDASD貸出先マシンの
仮想DASD内に格納されているマウントファイル例で
ある。
【0036】また、図3CはプロセスAで取得したマウ
ント情報の例である。このようなマウント情報は、仮想
DASDを作る際に、各DASD内にマウント情報とし
て格納しておくものであり、本実施例ではこのマウント
情報を用いてファイルロック管理を行う。
【0037】図3A、図3Bのマウント情報の内、は
リアルDASDか仮想DASDであるかを識別する情報
である。仮想DASDの場合は「nfs」という文字列
で定義されており、リアルDASDの場合は「4、2」
のようになっている。従って、の情報が「nfs」か
否かを判別すれば仮想DASDかリアルDASDかを判
別できる。
【0038】また、の情報は貸出先のディレクトリで
あり、このディレクトリ先をロックする場合、貸出元の
リアルDASDをロックする必要がある。更にの情報
はリアルDASDが存在する貸出元のマシン及びファイ
ルシステム先である。
【0039】前記のマウント情報をプロセスAで取得し
た場合図3Cの結果が得られる。この例では、図3A、
図3Bの上側の1行の情報からは、ファイルシステム貸
出元マシン名が「machine 1」、ファイルシステム貸出
元ファイルシステム名が「/usr /library 」、ファイ
ルシステム貸出先ディレクトリ名が「/usr /library
」であることがわかる。
【0040】また、下側の1行の情報からは、ファイル
システム貸出元マシン名が「machine 2」、ファイルシ
ステム貸出元ファイルシステム名が「/usr /test」、
ファイルシステム貸出先ディレクトリ名が「/usr /te
st」であることがわかる。
【0041】次に、前記プロセスA、プロセスBの処理
を、図4、図5の各処理フローチャートに基づいて説明
する。なお、図4、図5の各処理番号はカッコ内に示
す。プロセスAでは、先ずメッセージ受信部2によりメ
ッセージの受信処理を行う(S1)。このメッセージ
は、例えば自マシン内のアプリケーションプログラムか
らのロックするDASDのメッセージである。
【0042】この場合、メッセージは、前記のマウント
情報の内、ロックするDASDのディレクトリ名または
パス名等を含んだものである。次に、DASD判定部3
では、前記の受信したメッセージの内容に従って、リア
ルDASDか、仮想DASDかの判定を行う(S2)。
前記判定の結果、仮想DASDであれば(S3)、メッ
セージ送信部4により、自マシン内のプロセスBにメッ
セージを送信する(S4)が、リアルDASDであれば
この処理は行わない。
【0043】この場合のメッセージは、リアルDASD
αがあるマシン2のマシン名、及びパス名を含んだ情報
である。その後、自DASDロック処理部5により、マ
シン1内の仮想DASDαをロックして(S5)処理を
終了する。プロセスAでは、メッセージを受信する毎
に、以上の処理を行ってファイルロック処理を行う。
【0044】プロセスAの処理とは別に、プロセスBで
は、図5のように処理を行う。マシン1内のプロセスA
から送信された前記のメッセージは、プロセスB内のメ
ッセージ受信部2によって受信処理される(S11)。
その後、受信したメッセージに基づき、メッセージ送信
部4が、リアルDASD(この場合はリアルDASD
α)のあるマシン2のプロセスAに対し、メッセージを
送信する(S12)。
【0045】次に、第1実施例におけるファイルロック
管理方法を図6に基づいて説明する。この例では、マシ
ン1内のアプリケーションプログラムからDASDαを
ロックするメッセージが出された場合について説明す
る。先ず、マシン1内のアプリケーションプログラムか
ら出されたメッセージは、プロセスAのメッセージ受信
部2で受信する。
【0046】その後、プロセスA内のDASD判定部3
では、受信したメッセージ(前記マウント情報を含んだ
メッセージ)をもとに、仮想DASDかリアルDASD
かの判定を行う。その結果、仮想DASDであれば(こ
の例では仮想DASD)自DASDロック処理部5によ
り、自マシン1内の仮想DASDαをロックする。
【0047】この処理とは別に、仮想DASDである
と、その貸出元のDASDであるマシン2内のリアルD
ASDαをロックするために、マシン1内のプロセスA
のメッセージ送信部4から、プロセスBに対してメッセ
ージを送信する。
【0048】プロセスAから送信された前記メッセージ
は、プロセスBのメッセージ受信部2で受信された後、
メッセージ送信部4から、マシン2のプロセスAにメッ
セージ通信でメッセージを送信する。
【0049】このメッセージは、マシン2内のプロセス
Aで受信した後、自DASD処理部5がマシン2内のリ
アルDASDαをロックする。このように、マシン1の
アプリケーションプログラムから仮想DASDのロック
を指示するメッセージを出せば、マシン1内のプロセス
Aが自マシン内の仮想DASDαをロックすると共に、
仮想DASDαの貸出元のリアルDASD(マシン2内
のリアルDASDα)は、マシン1内のプロセスA→マ
シン1内のプロセスB→マシン2内のプロセスAの経路
でメッセージが伝達され、マシン2のプロセスAによっ
てロックされる。
【0050】(第2実施例の説明)図7〜図9は、本発
明の第2実施例を示した図であり、図7はネットワーク
ステーション上のマシンの構成図、図8はプロセスCの
処理フローチャート、図9はファイルロック管理の説明
図、図10はファイルロック管理のタイムチャートであ
る。
【0051】図中、図1、図2と同符号は同一のものを
示す。また、9は処理権送信部を示す。第2実施例は、
ネットワークステーション上にロック処理権を与える共
通のマシンを設けてファイルロック管理を行う例であ
り、マシンの構成を図7に示す。
【0052】図7に示したように、ネットワーク1に
は、マシン1、マシン2、マシン3が接続されており、
これらのマシン間で互いに通信ができるように構成され
ている。これらのマシンの内、例えばマシン3を選定
し、ファイルのロック処理権を与える共通のマシンとす
る。
【0053】そして、マシン3には、メッセージ受信部
2、処理権判定部8、処理権送信部9から成るプロセス
Cを設けておく。なお、マシン1、マシン2の構成は、
図2と同じである。
【0054】次に、マシン3におけるプロセスCの処理
を図8の処理フローチャートに基づいて説明する。な
お、図8の各処理番号はカッコ内に示す。先ず、プロセ
スC内のメッセージ受信部2では、メッセージの受信処
理を行う(S21)が、この場合は処理権を依頼したマ
シン名と、要求したアプリケーションの管理番号(通称
「プロセス番号」と呼ぶ)及びロック処理権を取得する
のか、解除するかを含むメッセージ(マシン1、マシン
2等から送信したメッセージ)を受信処理する。
【0055】その後、処理権判定部8により、各マシン
からの要求に応じてファイルロックの処理権を判定する
(S22)。この場合、例えばメッセージ受信部2で受
信したメッセージ順にテーブル(例えば処理権判定用テ
ーブル)を作成し、リンク付けしていく。
【0056】そしてテーブルの先頭のマシンに対してフ
ァイルのロック処理権を与える。ロック処理権の解除
は、テーブルの先頭を削除し、次にロック処理権を要求
したマシンに対しロック処理権を与える。
【0057】その後、処理権送信部9により送信処理を
行う(S23)。この処理では、ロック処理権を取得し
たマシンに対し、通知を行う。以下、図9、図10に基
づいて、第2実施例のファイルロック管理の例を説明す
る。なお図の〜は、処理の手順を示す。
【0058】この例ではマシン1のプロセスとマシン2
のプロセスがDASDαとDASDβのロックを要求し
た場合の例である。で、マシン1、マシン2の各アプ
リケーションプログラムからファイル(この例では全て
DASD)の処理権を取得要求する。
【0059】この要求に対し、マシン1、マシン2のプ
ロセスでは、でマシン3のプロセスCに対し、処理権
取得要求を出す。この時マシン3のプロセスCでは、メ
ッセージ受信部2が前記マシン1、マシン2からの要求
メッセージを受信し、処理権判定部8で判定を行う。
【0060】その結果、処理権を取得したマシンに対
し、処理権処理部9から該当するマシンに対してメッセ
ージを送信する。この場合で、マシン1がマシン2よ
りも早く処理権を取得したとする。
【0061】処理権を先に取得したマシン1ではで、
自マシン内の仮想DASDαをロックし、続いて仮想D
ASDαの貸出元であるマシン2内のリアルDASDα
をロックする。これらのロック処理は第1実施例のよう
にして行うため、説明を省略する。
【0062】次にマシン1ではで、自マシン内のリア
ルDASDβをロックする。この状態で仮想DASD
α、リアルDASDα、リアルDASDβが使用中とな
る。この処理が終了すると、マシン1のプロセスでは、
で、マシン3に対し、処理権解除の要求を出す。
【0063】マシン3では、この要求を受信して処理を
行うと、待ちの状態となっていたマシン2からの要求に
対し、ファイルロック処理権を与える。即ちマシン2
は、でファイルロック処理権を取得する。
【0064】このため、マシン2のプロセスでは、
でリアルDASDβ、リアルDASDαをロックしに行
くが既にロック済みのためファイルロックができない。
従って、従来のようなデッドロック状態は発生しない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) システムにより作成されたマウントファイルを利用
することにより、簡単で瞬時の判定で、ファイルがリア
ルファイルか仮想ファイルかを判断できる。また、リア
ルファイルのマシン名や、ロックするファイル先のパス
名を取得できるため、処理が効率よくできる。
【0066】(2) プロセスをプロセスAとプロセスBと
に2分化することにより、各プロセスの負担を軽くする
ことができる。このため効率のよい処理ができシステム
の性能が向上する。
【0067】(3) 特定のマシンにファイルロック処理権
を与えることにより、マシン−マシン間で起こるデッド
ロックを防止できる。従ってこの点でも効率の良い処理
ができ、システムの性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるネットワークステ
ーション上のマシンの構成図である。
【図3】マウント情報の説明図である。
【図4】プロセスAの処理フローチャートである。
【図5】プロセスBの処理フローチャートである。
【図6】第1実施例におけるファイルロック管理の説明
図である。
【図7】第2実施例におけるネットワークステーション
上のマシンの構成図である。
【図8】プロセスCの処理フローチャートである。
【図9】第2実施例におけるファイルロック管理の説明
図である。
【図10】第2実施例におけるファイルロック管理のタ
イムチャートである。
【図11】従来のファイルロック管理の説明図である。
【図12】デッドロックの説明図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 メッセージ受信部 3 DASD判定部 4 メッセージ送信部 5 自DASDロック処理部 6−1、6−2 マウントファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−207845(JP,A) 特開 昭63−204437(JP,A) インターフェース、No.127(1987 年12月号)、CQ出版社,p.248−253 情報処理、4[28](1987),p. 387−394

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークステーション上に、リアルフ
    ァイルと、前記ネットワークステーション上の他のマシ
    ンを貸し出し元とした仮想ファイルを有するマシンが複
    数接続され、前記複数のマシン(1、2、3)間でファ
    イルのロック管理を行うファイルロック管理方法であっ
    て、 前記各マシンのファイルシステムの情報から自マシンに
    登録されている仮想ファイル、あるいはリアルファイル
    の識別を行い、 前記識別結果に基づいて、ファイルをロックするプロセ
    スを、第1のプロセスと第2のプロセスとに分割し、互
    いに独立して処理を行うと共に、 前記第1のプロセスは、メッセージを受信する処理と、
    受信したメッセージに含まれている前記情報に基づい
    、仮想ファイルかリアルファイルかを識別する処理
    と、仮想ファイルであった場合に、自マシン内の第2の
    プロセスにメッセージを送信する処理と、リアルファイ
    ルであった場合に自マシン内のファイルをロックする処
    理とを行い、 前記第2のプロセスは、メッセージを受信する処理と、
    受信したメッセージを他マシンのプロセスへ送信する処
    理を行うことを特徴としたファイルロック管理方法。
  2. 【請求項2】前記各マシンのファイルシステムの情報
    は、前記各マシンのファイルシステムをマウントした際
    に作成されたマウントファイル(6)から取得したマウ
    ント情報であり、 このマウント情報から自マシンに登録されている仮想フ
    ァイル、或いはリアルファイルの識別を行うと共に、 前記第1のプロセスは、受信したメッセージに含まれて
    いる前記マウント情報に基づいて、仮想ファイルかリア
    ルファイルかを識別する処理を行うことを特徴とする請
    求項1記載のファイルロック管理方法。
  3. 【請求項3】前記ネットワークステーション上の複数の
    マシンの内、いずれか1台のマシン(3)を選定し、こ
    のマシン(3)のプロセス(C)にファイルロック順序
    を決定するファイルロック処理権を与えておき、 他のマシン(1、2)では、ファイルロックを行う際、 ファイルロック処理権を有するマシン(3)のプロセス
    (C)に対し、ファイルロック処理権の取得要求を出
    し、 前記処理権が取得できた場合に、ファイルのロックを行
    うようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のフ
    ァイルロック管理方法。
JP30167891A 1991-11-18 1991-11-18 ファイルロック管理方法 Expired - Fee Related JP3171271B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30167891A JP3171271B2 (ja) 1991-11-18 1991-11-18 ファイルロック管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30167891A JP3171271B2 (ja) 1991-11-18 1991-11-18 ファイルロック管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05143433A JPH05143433A (ja) 1993-06-11
JP3171271B2 true JP3171271B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=17899819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30167891A Expired - Fee Related JP3171271B2 (ja) 1991-11-18 1991-11-18 ファイルロック管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3171271B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01207845A (ja) * 1988-02-16 1989-08-21 Fujitsu Ltd リモートファイルアクセス方式

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
インターフェース、No.127(1987年12月号)、CQ出版社,p.248−253
情報処理、4[28](1987),p.387−394

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05143433A (ja) 1993-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1233907A (en) Flexible data transmission for message based protocols
US5864669A (en) Method and system for accessing a particular instantiation of a server process
US7730033B2 (en) Mechanism for exposing shadow copies in a networked environment
JP3689425B2 (ja) オブジェクト指向メッセージフィルタリングのシステム及び方法
US6205466B1 (en) Infrastructure for an open digital services marketplace
US6330572B1 (en) Hierarchical data storage management
US20010042075A1 (en) Document sharing management method for a distributed system
EP0756730B1 (en) Data storage
US6952736B1 (en) Object-based locking mechanism
JP2002501254A (ja) ネットワークを介したコンテンツをアドレス可能なデータに対するアクセス
JP3037924B2 (ja) マルチメディア・システムでデータストリームを効率的に転送するためのシステム及び方法
WO2001052079A3 (en) Methods and apparatus for accessing shared data
JP2002505459A (ja) メソッド毎のセキュリティ要件の指定
US20060090055A1 (en) Storage management apparatus, storage apparatus, file processing system, file management system, and methods and programs thereof
JPH096661A (ja) システム資源管理装置および管理方法
CN114385091A (zh) 网盘盘符的实现方法、装置、网盘及存储介质
JP2002007182A (ja) 外部記憶装置の共有ファイル管理方式
CA1244142A (en) Distributed data management mechanism
JP3171271B2 (ja) ファイルロック管理方法
US20040255241A1 (en) Document management device and method, program therefor, and storage medium
JPH03157742A (ja) ファイルサーバ装置
JP2830826B2 (ja) 分散ファイルの同期システムと方法
JP3266641B2 (ja) 制御装置およびメールサーバ
JP2819858B2 (ja) 情報処理ステーション
JP3405243B2 (ja) ワークフロー変更システムおよびワークフロー変更方式

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980922

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees