JP3171213U - 水門 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、動力を必要とすることなく、水路を流れる水の量が少ない場合であっても確実に排水し、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合に確実に排水口を閉塞して逆流を防止することができる水門を提供する。【解決手段】水門1は、排水口2aの上部に設けられた支持アーム5と、中間部が軸4によって支持アーム5に回動可能に支持され、一端が扉体3の上部に接続された連結部材6と、連結部材6の他端に設けられたバランスウエイト7とを備えている。バランスウエイト7は、水中で浮力を発生させるものにより構成されている。扉体3は、基準状態で排水口2aを開放し、水に押圧されるとさらに排水口2aを開放し、外水域の水位が排水口2aよりも上昇した場合にバランスウエイト7の浮力によって排水口2aを閉塞するよう揺動される。【選択図】図2

Description

本考案は、水門に関し、特に河川や海岸、ダムなどに設置される水門に関するものである。
河川や海岸、ダムなどには、水路の上流と下流の水位に応じて扉体を開閉する水門が設けられている。このような水門の従来の技術としては、例えば特許文献1に開示されているように、扉体を昇降させることによって開閉するものが知られている。このような水門は、図3に示すように、水路2’の水を上流側から下流側に排水する場合に、扉体3’を上昇させて水門1’の排水口2a’を開放する。また、下流側の水位が上昇した場合には、扉体3’を下降させて水門1’の排水口2a’を閉塞し、下流側から上流側に水が逆流するのを防止する。
このような水門1’では一般に、扉体3’の両側部を摺動可能に支持してその昇降移動をガイドする門柱60’と、この門柱60’の上方に跨ぐように設けられた床板61’と、床板61’上に設けられて扉体3’を昇降駆動する昇降装置62’とを備えており、昇降装置62’は、扉体3’が比較的大きい場合に電動モータなどの動力を使用するものや、扉体3’が比較的小さい場合に手動で操作するものが採用されている。なお、昇降装置62’は一般に、動力を使用するものであっても、停電など動力源を喪失した場合に、手動により扉体3’を昇降させることが可能な補助機構を有している。このような水門1’では一般に、手動で操作する昇降装置62’の場合は勿論のこと、動力を使用する昇降装置62’を採用した場合であっても、人がスイッチ操作などを行うことにより扉体3’を昇降させて開閉しており、また、動力源を喪失したときに、人が堤防64’から管理橋63’を渡って昇降装置62’の補助機構を操作しに行くことになる。
また、別の従来の技術としては、水路の排水口の上部にヒンジを介して扉体を揺動可能に設け、下流側の水位が上流側の水位よりも低い場合には水路を流れる水の水圧によって扉体の下部が排水口を開放するようヒンジを中心として揺動し、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合には、その下流側の水の水圧によって扉体の下部が排水口を閉塞して下流側から上流側に逆流するのを防止するようヒンジを中心として揺動する、所謂フラップゲートと呼ばれるものが知られている。このフラップゲートでは、扉体が水路の排水口を常に閉塞するように、その上部がヒンジによって揺動可能に支持されている。
特開平8−85934号公報
上記従来の技術において、特許文献1に開示されているように動力を用いる昇降装置62’により扉体3’の昇降動作をするものにあっては、特に停電など動力源を喪失した状況となったときに、手動で昇降装置62’の補助機構を操作して比較的大きな扉体3’を昇降させる必要があるため、上流側と下流側の水位の変動に応じて遅れることなく水門1’の排水口2a’を開閉することができないという問題があった。また、扉体3’を昇降させる構造の水門1’にあっては、昇降装置62’が動力を使用するものであっても、人がスイッチ操作などにより扉体3’を昇降させなければならず、また、門柱60’に扉体3’の昇降移動を阻害する塵芥などが付着していないかなど、安全確認を人によって行わなければならないなどの問題があった。さらに、扉体3’を昇降させる構造の水門1’にあっては、扉体3’の昇降移動をガイドするための門柱60’や昇降装置62’を設置するための床板61’を設ける必要があるために構造が大型化することから、比較的広い設置面積が必要となり、水門1’を設置する場所が限定されたりコストがかかるなどの問題があった。
また、上記従来の技術のうち、所謂フラップゲートと呼ばれるものにあっては、扉体が水路の排水口を常に閉塞するようにその上部がヒンジによって支持されており、水路を流れる水の量が少なく(上流側の水位が低く)その水圧によっては扉体を開放するように揺動させることが困難である場合には、水路内の水位が充分に上昇して扉体を開放するまで、排水口から排水することができないという問題や、流下する塵芥等が水路に堆積し、水路を詰まらせたり、扉体が開いたときに水路の排水口との間に挟まれて、下流側の水位が高くなったときに排水口を確実に閉塞することができなくなり、その結果、上流側への逆流を確実に防止できなくなるという問題があった。そして、これらの問題を解決するためには、上流側と下流側の水位に関わらず扉体を開閉させるための駆動手段を設ける必要があり、上述した扉体を昇降移動させる水門と同様に、フラップゲートを設置する場所が限定されたりコストがかかるなどの問題があった。
本考案は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、動力を必要とすることなく、水路を流れる水の量が少ない場合であっても確実に排水することができ、且つ、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合に確実に排水口を閉塞して逆流を防止することができ、しかも、設置する場所が限定されることなく、低コストで設置することができる構造の水門を提供することを目的とする。
請求項1の水門に係る考案は、上記目的を達成するため、内水域から外水域に水を流通させる水路に扉体が揺動可能に設けられており、該扉体が揺動することにより前記水路の排水口を開閉する水門であって、前記排水口の上部に設けられた支持アームと、中間部が軸によって前記支持アームに回動可能に支持されるとともに一端が前記扉体の上部に接続された連結部材と、該連結部材の他端に設けられたバランスウエイトとを備えており、該バランスウエイトは、水中で浮力を発生させるものにより構成されており、該バランスウエイトが前記連結部材の他端に設けられていることによって、前記扉体は、水路から排出される水に押圧されない状態で前記排水口を開放し、水路から排出される水に押圧されるとさらに前記排水口を開放するよう揺動され、さらに、前記外水域の水位が排水口よりも上昇した場合に前記バランスウエイトが発生する浮力によって前記扉体が排水口を閉塞するよう揺動されることを特徴とする。
請求項2の水門に係る考案は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案において、前記バランスウエイトは、その内部に空間が形成されており、該空間内に浮力を付与し得る物質が封入されていることを特徴とする。
請求項3の水門に係る考案は、上記目的を達成するため、請求項2に記載の考案において、前記空間内に封入される物質は、常温下で大気圧の空気であることを特徴とする。
請求項4の水門に係る考案は、上記目的を達成するため、請求項2に記載の考案において、発泡材であることを特徴とする。
請求項1の考案では、一端を扉体の上部に接続され中間部が軸によって支持アームに回動可能に支持された連結部材の他端に、バランスウエイトが設けられている。このバランスウエイトは、扉体と均衡して容易に揺動させるとともに、水中で浮力を発生させ、さらに、扉体が水路から排出される水に押圧されない状態で排水口を僅かに開放した状態に維持するよう機能するものである。そのため、扉体は、動力を用いることなく、バランスウエイトによって水路から排出される水に押圧されない状態で排水口を開放した状態に維持され、その結果、水路を流れる水の量が少ない場合であっても確実に排水することができる。また、水路から排出される水が増量すると、この水によって扉体が押圧されてさらに排水口を開放するようバランスウエイトによって容易に揺動されるため、この増量した水を遅滞なく確実に排水することができる。さらに、外水域の水位が排水口よりも上昇した場合には、連結部材の他端に設けられたバランスウエイトの発生する浮力によって前記扉体が排水口を閉塞するよう確実に揺動されるため、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合に確実に排水口を閉塞して逆流を防止することができる。そして、これらの扉体の動きには動力を必要とすることなく、しかもバランスウエイトが扉体と均衡させるだけでなく、水中で浮力を発生するため、バランスウエイトと別にフロートを設ける必要がないことから、低コストで水門を設置することができる。
請求項2の考案では、請求項1に考案において、前記バランスウエイトの内部に空間が形成されており、この空間内に浮力を付与し得る物質が封入されていることにより、簡単な構成で、動力を用いることなく確実に、扉体が水路から排出される水に押圧されない状態で排水口を開放した状態に維持され、水が増量した場合にはさらに排水口を開放するよう容易に揺動され、また、外水域の水位が排水口よりも上昇した場合には、バランスウエイトの浮力によって扉体が排水口を閉塞するよう揺動されて外水域から内水域への逆流を防止することが可能な水門を具現化することができる。
請求項3の考案では、請求項2に記載の考案において、バランスウエイトの空間内に、常温下で大気圧の空気を封入することにより、安価で水中での浮力を発生することが可能なバランスウエイトを有する水門を具現化することができる。
請求項4の考案では、請求項2に記載の考案において、バランスウエイトの空間内に発泡材を封入することにより、バランスウエイトが破損して内部の空間が密閉されなくなった状況でも、確実に水中で浮力を発生することが可能なバランスウエイトを有する水門を具現化することができる。
請求項1に記載の考案によれば、排水口の上部に設けられた支持アームと、中間部が軸によって支持アームに回動可能に支持されるとともに一端が扉体の上部に接続された連結部材と、この連結部材の他端に設けられたバランスウエイトとを備えており、バランスウエイトは、水中で浮力を発生させるものにより構成されており、バランスウエイトが連結部材の他端に設けられていることによって、扉体は、水路から排出される水に押圧されない状態で排水口を開放し、水路から排出される水に押圧されるとさらに排水口を開放するよう揺動され、さらに、外水域の水位が排水口よりも上昇した場合にバランスウエイトが発生する浮力によって扉体が排水口を閉塞するよう揺動される、という簡単な構成により、動力を必要とすることなく、水路を流れる水の量が少ない場合であっても確実に排水することができ、且つ、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合に確実に排水口を閉塞して逆流を防止することができ、しかも、バランスウエイトが扉体と均衡させるだけでなく水中で浮力を発生するため、バランスウエイトと別にフロートを設ける必要がないことからコンパクトに構成できるために設置する場所が限定されることなく、低コストで設置することが可能な構造の水門を提供することができる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の考案において、バランスウエイトは、その内部に空間が形成されており、空間内に浮力を付与し得る物質が封入されていることにより、動力を必要とすることなく、水路を流れる水の量が少ない場合であっても確実に排水することができ、且つ、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合に確実に排水口を閉塞して逆流を防止することができ、しかも、設置する場所が限定されることなく、低コストで設置することができる構造の水門を容易に提供することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項2に記載の考案において、空間内に封入される物質は、常温下で大気圧の空気であることにより、動力を必要とすることなく、水路を流れる水の量が少ない場合であっても確実に排水することができ、且つ、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合に確実に排水口を閉塞して逆流を防止することができ、しかも、設置する場所が限定されることなく、低コストで設置することができる構造の水門を安価で提供することができる。
請求項4に記載の考案によれば、請求項2に記載の考案において、前記空間内に封入される物質は、発泡材であることにより、動力を必要とすることなく、水路を流れる水の量が少ない場合であっても確実に排水することができ、且つ、下流側の水位が上流側の水位よりも高い場合にバランスウエイトが確実に水中で浮力を発生させて確実に排水口を閉塞して逆流を防止することができ、しかも、設置する場所が限定されることなく、低コストで設置することができる構造の水門を安価で提供することができる。
本考案の水門の実施の一形態を説明するために扉体の基準状態を示した側面図である。 図1の状態から、外水域の水位が上昇してバランスウエイトが水没し、その浮力により扉体が排水口を閉塞した状態を説明するために示した側面図である。 従来の扉体を昇降移動させる水門の概要を説明するために示した側面図である。
本考案の水門の実施の一形態を、主に図1および図2に基づいて説明する。なお、図においては、右方が上流側となり、左方が下流側となる。
本考案の水門1は、概略、内水域から外水域に水を流通させる水路2に扉体3が揺動可能に設けられており、この扉体3が揺動することにより水路2の排水口2aを開閉するものであって、排水口2aの上部に設けられた支持アーム5と、中間部が軸4によって支持アーム5に回動可能に支持されるとともに一端が扉体3の上部に接続された連結部材6と、この連結部材6の他端に設けられたバランスウエイト7とを備えており、このバランスウエイト7は、水中で浮力を発生させるものにより構成されており、バランスウエイト7が連結部材6の他端に設けられていることによって、扉体3は、水路2の排水口2aから排出される水に押圧されない状態で排水口2aを僅かに開放し、水路2aから排出される水に押圧されるとさらに排水口2aを開放するよう揺動され、さらに、外水域の水位が排水口2aよりも上昇した場合にバランスウエイト7が発生する浮力によって扉体3が排水口2aを閉塞するよう揺動される構成とされている。
この実施の形態における水路2は、水の流れに対して垂直な断面が略矩形に形成された樋管により構成されている。水路2は、堤防(図3の符号64’を参照)の内側の支流河川などの内水域(図3における右方)と、河川や海岸、ダムなどの外水域(図3における左方)との間に設けられている。この実施の形態における水路2は、例えば断面が略矩形に形成することができ、また、例えば断面円形に形成することができる。水路2の排水口2aの端面は略鉛直に成形されている。
水路2の排水口2a近傍の上面(以下、スラブと呼ぶ)には、支持アーム5の基部が設けられている。支持アーム5は、後述するように、排水口2aのほぼ上方に軸4が位置するように湾曲して成形されている。扉体3は、水路2の排水口2aを閉塞し得る大きさおよび形状で、板状に形成されている。
連結部材6の中間部は、支持アーム5の先端に設けられた軸4により回動可能に支持されている。連結部材6の一端は、扉体3の上部に接続され、他端はバランスウエイト7に接続されている。そして、連結部材6は、外水域の水位が排水口2aよりも上昇した場合にバランスウエイト7が発生する浮力によって扉体3が排水口2aを閉塞し得るように、扉体3が排水口2aを閉塞した状態で、バランスウエイト7が扉体3よりも上流側に位置するよう湾曲して形成されている。なお、連結部材6の軸4から扉体3と接続される一端までの長さ、および、軸4からバランスウエイト7と接続される他端までの長さや、湾曲させる程度は、扉体3とバランスウエイト7のそれぞれ質量、バランスウエイト7が発生させる浮力などに応じて、設定することができる。図1に示したように水路2の排水口2aから排出される水に扉体3が押圧されない状態(以下、この状態を基準状態という)、および、図2に示したように水路2の排水口2aよりも外水域の水位が上昇して扉体3が排水口2aを閉塞した状態(以下、この状態を閉塞状態という)では、バランスウエイト7が軸4よりも上流側(内水域側)に位置するよう、バランスウエイト7が連結部材6の先端に設けられている。この連結部材6の軸4に対する両端の長さや、湾曲度などを調整することにより、揺動する扉体3とバランスウエイト7とを容易に均衡させ、また、基準状態(図1)における扉体3の排水口2aに対する位置(開度)を調整するよう、後述するようにバランスウエイト7によるモーメントを任意に調整することができる。
バランスウエイト7は、扉体3の質量と連結部材6の長さによるモーメントに応じた質量を有しており、その内部には、密閉可能な空間7aが形成されている。空間7a内には、バランスウエイト7に水中で浮力を発生させ得る物質として、例えば、常温下で大気圧の空気、または、発泡材が封入されている。そのため、バランスウエイト7は、扉体3の質量と均衡して軸4を中心として容易に揺動することができるよう機能するだけでなく、水中で浮力を発生する機能も有している。空間7aの大きさを適切に調整することにより、水中でバランスウエイト7により発生させる浮力を容易に調整することができる。なお、バランスウエイト7の空間7aに空気を封入する場合は、バランスウエイト7が水中で浮力を発生させるよう安価に構成することができる。また、バランスウエイト7の空間7aに発泡材を封入する場合は、バランスウエイト7が破損するなどして空間7aが密閉されない状態となった場合でも、確実に水中で浮力を発生させるよう構成することができる。しかしながら、本考案は、この実施の形態に限定されることはなく、水中でバランスウエイト7に浮力を発生させ得る物質であれば、空気や発泡材以外のものを採用することができる。
以上のように構成された水門1では、支持アーム5の先端に設けられた軸4が、排水口2aの上方に位置しており、軸4と接続された連結部材6の先端(他端)に設けられたバランスウエイト7が軸4よりも上流側に位置している。そのため、図1に示したように、水路を流れる水が少なく扉体3を押圧しない基準状態では、バランスウエイト7の自重によって扉体3が水路2の排水口2aを僅かに開放した状態となっている。したがって、水路2を流れる僅かな量の水は、排水口2aから下流の外水域に流出することができ、また、流れる水に含まれる塵芥が扉体3と排水口2aとの間に挟まれることがない。
そして、水路2を流れる水の量が増加して扉体3を押圧する場合には、その流れる水の水圧によって扉体3が基準状態から、動力を用いることなく、軸4を中心としてさらに扉体3が水路2の排水口2aを開放するよう回動する。このとき、流れる水の水圧に応じて、バランスウエイト7によって扉体3が容易に回動することができる。また、水路2を流れる水の量が減少してその水圧によって扉体3が押圧されなくなると、動力を用いることなく、直ちに扉体3は基準位置に復帰することとなる。
一方、図2に示したように、外水域の水位が内水域または水路2内の水位よりも高くなり(つまり、排水口2aの下流側の水位が上流側の水位よりも高くなり)、バランスウエイト7が浸水すると、動力を用いることなく、連結部材6の他端に設けられたバランスウエイト7の浮力によって扉体3が排水口2aを閉塞するよう軸4を中心として直ちに且つ確実に回動し、排水口2aの下流側から上流側に逆流するのを確実に防止することができる。
本考案は、扉体の大きさや重量、想定される水の流量などに応じて、バランスウエイトを連結部材の先端に対して設ける位置や、バランスウエイトにより発生させる浮力の大きさなどを調整することができる。
1:水門、 2:水路、 2a:排水口、 3:扉体、 4:軸、 5:支持アーム、 6:連結部材、 7:バランスウエイト、 7a:空間

Claims (4)

  1. 内水域から外水域に水を流通させる水路に扉体が揺動可能に設けられており、該扉体が揺動することにより前記水路の排水口を開閉する水門であって、
    前記排水口の上部に設けられた支持アームと、
    中間部が軸によって前記支持アームに回動可能に支持されるとともに一端が前記扉体の上部に接続された連結部材と、
    該連結部材の他端に設けられたバランスウエイトとを備えており、
    該バランスウエイトは、水中で浮力を発生させるものにより構成されており、
    該バランスウエイトが前記連結部材の他端に設けられていることによって、前記扉体は、水路から排出される水に押圧されない状態で前記排水口を開放し、水路から排出される水に押圧されるとさらに前記排水口を開放するよう揺動され、さらに、前記外水域の水位が排水口よりも上昇した場合に前記バランスウエイトが発生する浮力によって前記扉体が排水口を閉塞するよう揺動されることを特徴とする水門。
  2. 前記バランスウエイトは、その内部に空間が形成されており、該空間内に浮力を付与し得る物質が封入されていることを特徴とする請求項1に記載の水門。
  3. 前記空間内に封入される物質は、常温下で大気圧の空気であることを特徴とする請求項2に記載の水門。
  4. 前記空間内に封入される物質は、発泡材であることを特徴とする請求項2に記載の水門。
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