JP3171141B2 - 移動体通信用送信機およびその制御方法 - Google Patents

移動体通信用送信機およびその制御方法

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JP3171141B2
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    • H04B2001/0408Circuits with power amplifiers
    • H04B2001/0416Circuits with power amplifiers having gain or transmission power control

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の移
動体通信用送信機およびその制御方法に関し、特に送信
出力の制御を行う移動体通信用送信機およびその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信用送信機である携帯電話機で
は、送信電力増幅部を構成する増幅器の消費電力がセッ
トの消費電力の大半を占めているため、連続通話時間等
の性能は送信時における送信電力増幅部の効率によって
大きく左右される。そして、携帯電話機の送信時におけ
る送信電力増幅部の効率は、高周波出力電力/入力直流
電力で現される。また、この効率は増幅器における整合
回路のインピーダンス特性によって決定される。しか
し、整合回路のインピーダンス特性は出力電力および送
信周波数によって変化するため使用する送信周波数およ
び出力電力に合わせて整合回路のインピーダンスを設定
しなければならない。従来の移動体通信用送信機では、
高周波を高効率で増幅するために、使用する周波数帯域
において、最大出力時に最大効率が得られるように設定
された固定インピーダンスの整合回路を用いていた。
【0003】このような従来の移動体通信用送信機を、
例えば高周波増幅器の中で最も高効率が要求される携帯
電話機を用いて説明する。図6は、従来の携帯電話機の
送信電力増幅部の概略ブロック図である。
【0004】この従来の携帯電話機の送信電力増幅部
は、AGC増幅器24と、増幅器1、2、3と、方向性
結合器7と、検波器8と、比較器9と、制御器70と、
ROM11と、電源14と、電圧制御回路75と、AG
C電圧制御回路16とから構成されている。
【0005】携帯電話システムでは、基地局と携帯電話
機の距離によって、携帯電話機の出力電力を予め定めら
れた数段階のレベルに制御するAPC(オート・パワー
・コントロール;Automatic Power C
ontrol)という機能を備えている。そのために、
携帯電話機では、RSSI(Received Sig
nal Strength Indicator)回路
を用いて、受信した基地局からの送信電波の信号強度を
検出し、基地局と携帯電話機の距離の情報を得ている。
そして、その得られた距離情報はRSSI出力32とし
て制御器70に送られている。
【0006】制御器70は、RSSI出力32に対応し
た送信出力レベルを設定するための電圧制御情報をRO
M11から読み出し、読み出された電圧制御情報を用い
て設定すべき送信出力の基準となる電圧を生成し制御電
圧として比較器9に出力する。また、制御器70は、制
御信号23により電圧制御回路75を制御し電源14の
オン/オフの制御を行う。
【0007】AGC増幅器24は、入力部29から入力
された信号を、AGC電圧制御回路16から出力された
AGC電圧34によって制御されたゲインで増幅して出
力する。
【0008】増幅器1は、電源14から供給された電力
によりAGC増幅器24からの出力を一定のゲインで増
幅して出力する。
【0009】増幅器2は、電源14からの供給された電
力により増幅器1からの出力を一定のゲインで増幅して
出力する。
【0010】増幅器3は、電源14から供給された電力
により増幅器2からの出力を一定のゲインで増幅して出
力する。
【0011】方向性結合器7は、増幅器3からの出力の
1/100程度の出力を検波器8に出力するとともに残
りの出力を出力部30に出力する。
【0012】検波器8は、方向性結合器7からの出力を
検波し検波電圧として出力する。比較器9は、制御器1
0から得られた制御電圧と検波器8からの検波電圧を比
較し、その差を補正するような補正情報33をAGC電
圧制御回路16へ出力する。
【0013】AGC電圧制御回路16は、補正情報33
を用いてAGC増幅器24のゲインを可変し、増幅器1
への入力電力を制御することにより最終的に増幅器3の
出力電力を制御する。
【0014】電圧制御回路75は、制御信号23の指示
により電源14をオン/オフ制御する。
【0015】電源14は、電圧制御回路75によりオン
/オフ制御され、オンしている間はAGC増幅器24、
増幅器1〜3、AGC電圧制御回路16に電力を供給す
る。
【0016】また、増幅器1は図7に示しすように、固
定インピーダンスの入力整合回路17と、例えばFET
等により構成された増幅部18と、固定インピーダンス
の出力整合回路19とにより構成されている。そして、
入力整合回路17および出力整合回路19により、要求
される歪み特性を満たす範囲で効率が最大になるように
特性インピーダンスの50Ωに整合されている。また、
増幅器2、3も増幅器1と同じ構成であるため説明は省
略する。
【0017】次に、この従来の携帯電話機の送信電力増
幅部の動作について説明する。
【0018】増幅器3の出力は、方向性結合器7により
1/100程度の出力が検波器8に出力され、検波器8
で電圧情報に変換された後、比較器9に送られる。比較
器9では、制御器70から得た制御電圧と検波器8から
の検波電圧を比較し、その差を補正するようにAGC電
圧制御回路16へ補正情報33を送信する。この上記従
来の携帯電話機では、最大出力レベルで所望の特性を満
たすことが規定において要求されているため、増幅器1
〜3のそれぞれの入力整合回路17および出力整合回路
19は、増幅器3の最大出力時に最大の効率が得られる
ように設定されている。
【0019】しかしながら、APCの最大出力レベル時
に送信電力増幅部の効率が最大となるように整合回路が
最適化されていると、出力レベルを下げた場合の送信電
力増幅部の効率は低くなってしまう。
【0020】図6の携帯電話機の送信電力増幅部におけ
る出力電力と効率の関係を、図8を用いて説明する。
【0021】この図より、1W(+30dBm)以上で
効率60%以上が得られている送信電力増幅部は、出力
レベルを20dB下げられると(+10dBm出力)、
効率は10%以下に低下することがわかる。
【0022】一般に携帯電話システムではAPCの最大
出力レベルと最小出力レベルの差は20〜30dB程度
あり、都市部や基地局と携帯電話機との距離が近いエリ
アでは、ほとんど最小出力レベルで動作している。しか
し、この従来の携帯電話機では出力レベルが下がる程送
信電力増幅部の効率が低くなるため、基地局との距離が
近い場所で使用した場合でもあまり消費電力は低くなら
かった。
【0023】また、別の方法では、ゲートバイアス電圧
をAPCの出力レベルに応じて予め定められた設定値に
変化させ、増幅器のアイドル電流(高周波信号が未入力
状態で流れる電流)を削減することにより、効率向上を
図る方法も一般的に行われているが、実際には、ゲート
バイアス電圧を最大出力時の設定値から0.3V程度し
か変化させることができないため、出力レベルを最大出
力から5〜10dB程度下げた動作領域での効率低下を
緩和させる効果はあるが、出力レベルを20〜30dB
も下げる領域では、効果はほとんど見られず、前述と同
様に効率は10%以下に低下する。
【0024】また、特開昭57−60739号公報に
は、低出力時の効率改善手段として、予め設けられた複
数の出力整合回路の中から、効率が最大になるような出
力整合回路を自動選択する送信装置が提案されている。
この送信装置は、携帯電話システムで一般的に使用され
ている構成以外に出力整合回路の切り替え信号を出す制
御器と、最適整合回路を選定し、整合切り替え回路へ信
号を送る最適値判定器と、複数の出力整合回路を切り替
えるためのPINダイオードを有している。
【0025】しかし、この従来の送信装置では、出力レ
ベルに応じた最適な出力整合回路を選択しても、実際に
動作する増幅器(トランジスタ)自体は変わらない。そ
のため、実際の携帯電話システムに応用した場合、最大
出力レベルから10〜30dB以上出力レベルが下がっ
た領域での効率改善効果は期待できない。これは、所定
の最大出力を出すために、トランジスタの素子サイズ
(FETではゲート幅、バイポーラトランジスタではエ
ミッタの本数に相当するもの。)は大きなものを用いる
必要があるが、この素子サイズの大きいトランジスタを
10〜30dB以上も低い出力レベルで動作させた場
合、最適な整合回路で整合をとった状態でも、実際は、
最適な素子サイズで増幅した場合に比べて、効率は低下
するからである。その主な理由としては、下記の4つの
理由が上げられる。 (1)トランジスタ素子自体のインピーダンスが低く整
合が完全に取りきれない。 (2)この低いインピーダンスに整合をとった整合回路
自体の通過損失が大きくなる。 (3)一般に大きなサイズのトランジスタは、単位セル
素子を複数個並列に結合した構成となっており、そのセ
ル間のアンバランスや結合損失により完全に素子性能が
引き出せない。 (4)大きいサイズの素子は、低い出力レベルに最適な
サイズの素子に比べてゲインが低い。
【0026】このように、低い出力レベルに最適な素子
サイズのトランジスタを動作させた場合の効率と、大き
な素子サイズのトランジスタを最大出力レベルから10
〜30dBも低下させた低いレベルで動作させた時の効
率を比較した場合、前者が有利であるのは明らかであ
る。
【0027】ここで、最大送信出力と最小送信出力との
比は出力ダイナミックレンジとして現されるが、一般に
携帯電話機の出力ダイナミックレンジは30dB程度で
あるが、最近になって実用化されたCDMA(符号分割
接続)方式の携帯電話機では60〜70dBの出力ダイ
ナミックレンジが要求されている。そのため、広い出力
ダイナミックレンジでの送信電力増幅部の効率を向上す
ることが課題となっている。
【0028】しかし、この従来の送信機では最終段に使
用するトランジスタの素子サイズは一定であるため、出
力整合回路のみを出力レベルに応じて切り替えるだけで
は、出力レべルが+10〜−10dBm程度の低い出力
レベルでの効率は、前述した従来の増幅器と同様に10
%以下に低下する。そのため、特開昭57−60739
号公報に記載された発明は広い出力レンジを得る手段と
しては有効ではない。ちなみに、特開昭57−6073
9号公報の送信機では、低い出力レベルとして0.5W
(+27dBm)が、最大出力レベルとして2W(+3
3dBm)が例示されているのみである。
【0029】さらに、特開昭57−60739号公報記
載の送信機では、出力整合回路の切り替え手段としてP
INダイオードを用いているが、全ての出力整合回路が
順次切り替わるように、常にPINダイオードにバイア
スをかけておく必要がある。PINダイオードは、バイ
アスをかけることにより、数mAレベルの電流が流れ
る。PINダイオードの個数は1つの出力整合回路あた
り2個必要であるため、整合回路がn個あれば2×n個
のPINダイオードが必要となり、PINダイオード1
個の消費電流を1mAと仮定すれば、n×2mAの消費
電流が流れることになる。これは出力電力に関係なく常
に流れる電流であり、低消費電力化の要求が非常に厳し
い携帯電話機では大きな問題となる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動体通信
用送信機とその制御方法では、増幅器の最大出力時に最
大効率が得られるように、固定インピーダンスの入出力
整合回路で整合されているため、低い出力レベルにおい
て、送信電力増幅部が低下するという問題があった。
【0031】本発明は、広い出力ダイナミックレンジに
おいて送信電力増幅部の効率を高くすることができる移
動体通信用送信機とその制御方法を提供することを目的
とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動体通信用送信機は、直列に接続された
複数の第1の増幅器から構成される送信電力増幅部を有
する移動体通信用送信機において、基地局からの送信電
波の信号強度により前記基地局との距離を判定し、前記
送信電力増幅部において出力すべき送信電力を決定し、
前記送信電力増幅部の送信電力が決定した送信電力とな
るような指示を出力する制御器と、前記制御器から出力
された指示により、前記複数の第1の増幅器のうち動作
させる第1の増幅器を選択するための1または複数の制
御信号を出力する電圧制御回路と、前記各第1の増幅器
どうしの間にそれぞれ設けられ、前記制御信号によりそ
れぞれ前段の第1の増幅器の出力を、次段の第1の増幅
器または前記送信電力増幅部の出力側に近い位置に設け
られた別のスイッチ素子に出力する複数のスイッチ素子
と、前記送信電力増幅部の入力側に接続された第2の増
幅器と、を備え、前記複数のスイッチ素子により前記複
数の第1の増幅器の段数が変わらない範囲では、前記第
2の増幅器のゲインにより前記送信電力のレベル制御を
行うことを特徴とする。
【0033】本発明は、送信出力増幅部を構成する複数
の増幅器の出力を、制御信号により制御されるスイッチ
素子により切り替えることにより設定したい送信出力を
得るようにしたものである。
【0034】したがって、各増幅器は整合が取られた最
大出力で動作しているままで送信電力増幅部の出力の設
定を行うことができるため、送信電力増幅部の送信出力
を小さくした場合でも効率を高くすることができ、広い
出力ダイナミックレンジを確保することができる。
【0035】また、本発明の移動体通信用送信機は、直
列に接続された複数の第1の増幅器から構成される送信
電力増幅部を有する移動体通信用送信機において、基地
局からの送信電波の信号強度により前記基地局との距離
を判定し、使用する送信電波の周波数帯および前記送信
電力増幅部において出力すべき送信電力を決定し、使用
する送信電波の周波数帯の指示および前記送信電力増幅
部の送信電力が決定した送信電力となるような指示を出
力する制御器と、前記制御器から出力された指示によ
り、使用する送信周波数帯の選択および前記複数の第1
増幅器のうち動作させる第1の増幅器を選択するため
の1または複数の制御信号を出力する電圧制御回路と、
前記各第1の増幅器が整合を取られている周波数帯とは
異なる周波数帯において整合が取られている整合回路
と、前記各第1の増幅器どうしの間にそれぞれ設けら
れ、前記制御信号によりそれぞれ前段の第1の増幅器の
出力を、次段の第1の増幅器または前記送信電力増幅部
の出力側に近い位置に設けられた別のスイッチ素子また
は前記整合回路に出力する複数のスイッチ素子と、前記
送信電力増幅部の入力側に接続された第2の増幅器と、
を備え、前記複数のスイッチ素子により前記複数の第1
の増幅器の段数が変わらない範囲では、前記第2の増幅
器のゲインにより前記送信電力のレベル制御を行うこと
を特徴とする。
【0036】本発明は、使用する送信周波数帯が各増幅
器が整合を取られている周波数帯と異なる場合は、送信
電力増幅部の出力を別に設けた整合回路を介して出力す
るようにしたものである。
【0037】したがって、1つの送信電力増幅部により
異なる周波数帯の送信電波を増幅することができるた
め、送信電力増幅部の実装面積やコストを削減すること
ができる。
【0038】また、本発明の移動体通信用送信機の制御
方法は、直列に接続された複数の第1の増幅器から構成
される送信電力増幅部を有する移動体通信用送信機の制
御方法において、基地局からの送信電波の信号強度によ
り前記基地局との距離を判定し、前記送信電力増幅部に
おいて出力すべき送信電力を決定し、前記送信電力増幅
部の送信電力が決定した送信電力となるように、前記複
数の第1の増幅器のうち動作させる第1の増幅器を選択
し、ある第1の増幅器を選択した場合は、当該第1の
幅器の出力を、当該第1の増幅器と次段の第1の増幅器
との間に設けられたスイッチ素子を介して次段の第1の
増幅器に出力し、当該第1の増幅器を選択しない場合は
当該第1の増幅器の出力を前記スイッチ素子よりも前記
送信電力出力部の出力側に近い位置に設けられた別のス
イッチ素子に出力し、前記複数のスイッチ素子により前
記複数の第1の増幅器の段数が変わらない範囲では、第
2の増幅器のゲインにより前記送信電力のレベル制御を
行うことを特徴とする。
【0039】本発明は、送信出力増幅部を構成する複数
の増幅器の出力を、制御信号により制御されるスイッチ
素子により切り替えることにより設定したい送信出力を
得るようにしたものである。
【0040】したがって、各増幅器は整合が取られた最
大出力で動作しているままで送信電力増幅部の出力の設
定を行うことができるため、送信電力増幅部の送信出力
を小さくした場合でも効率を高くすることができ、広い
出力ダイナミックレンジを確保することができる。
【0041】また、本発明の移動体通信用送信機の制御
方法は、直列に接続された複数の第1の増幅器から構成
される送信電力増幅部を有する移動体通信用送信機の制
御方法において、基地局からの送信電波の信号強度によ
り前記基地局との距離を判定し、使用する送信電波の周
波数帯および前記送信電力増幅部において出力すべき送
信電力を決定し、前記送信電力増幅部の送信電力が決定
した送信電力となるように、前記複数の第1の増幅器の
うち動作させる第1の増幅器を選択し、ある第1の増幅
器を選択した場合は、当該第1の増幅器の出力を、当該
第1の増幅器と次段の第1の増幅器との間に設けられた
スイッチ素子を介して次段の第1の増幅器に出力し、当
第1の増幅器を選択しない場合は当該第1の増幅器の
出力を前記スイッチ素子よりも前記送信電力出力部の出
力側に近い位置に設けられた別のスイッチ素子に出力
し、使用する送信電波の周波数帯が、前記各第1の増幅
器が整合を取られている周波数帯とは異なる周波数帯で
ある場合、出力すべき送信電力の出力を前記スイッチ素
子を介して、前記各第1の増幅器が整合を取られている
周波数帯とは異なる周波数帯において整合が取られてい
る整合回路に出力し、前記複数のスイッチ素子により前
記複数の第1の増幅器の段数が変わらない範囲では、第
2の増幅器のゲインにより前記送信電力のレベル制御を
行うことを特徴とする。
【0042】本発明は、使用する送信周波数帯が各増幅
器が整合を取られている周波数帯と異なる場合は、送信
電力増幅部の出力を別に設けた整合回路を介して出力す
るようにしたものである。
【0043】したがって、1つの送信電力増幅部により
異なる周波数帯の送信電波を増幅することができるた
め、送信電力増幅部の実装面積やコストを削減すること
ができる。
【0044】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0045】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態の携帯電話機の送信電力増幅部の概略ブロッ
ク図である。図6中と同符号のものは同じ構成要素を示
す。
【0046】本実施形態の携帯電話機は、図6の従来の
携帯電話機に対して、電源14と増幅器2との間にバイ
アス制御回路12を設け、電源14と増幅器3との間に
バイアス制御回路13を設け、増幅器1と増幅器2との
間にスイッチ素子4を設け、増幅器2と増幅器3との間
にスイッチ素子5を設け、増幅器3と方向性結合器7と
の間にスイッチ素子6を設け、電圧制御回路75を電圧
制御回路15に置き換え、制御器70を制御器10に置
き換えたものである。
【0047】制御器10は、RSSI出力32に対応し
た送信出力レベルを設定するための電圧制御情報をRO
M11から読み出し、読み出された電圧制御情報を用い
て設定すべき送信出力の基準となる電圧を生成し制御電
圧として比較器9に出力する。また、制御器10は、制
御信号23により電圧制御回路15を制御し電源14の
オン/オフの制御を行うとともにROM11から得られ
た電圧制御情報により送信電力増幅部を最大出力に設定
する場合は制御信号21、22を共にハイレベル(以下
Hとする。)とし、最小出力に設定する場合は制御信号
21をロウレベル(以下Lとする。)、制御信号22を
Hとし、最大出力と最小出力の間の出力に設定する場合
は制御信号21をH、制御信号22をLとする。
【0048】電圧制御回路15は、図2に示されるよう
に、制御信号21をスイッチ素子4とバイアス制御回路
12へ出力し、制御信号22をスイッチ素子5へ出力
し、制御信号21と制御信号22の論理積演算をAND
回路20により行い、その演算結果を制御信号28とし
てスイッチ素子6とバイアス回路13へ出力する。
【0049】ここで、制御信号21、22、28はLま
たはHの2値をとり、例えばHが+3V、Lが0Vの直
流電圧を用いる。また、スイッチ素子4、5、6および
バイアス制御回路12、13がFETにより構成されて
いる場合、流れる電流は数μA程度である。
【0050】スイッチ素子4は、制御信号21がLの場
合、増幅器1からの出力をスイッチ素子5に接続し、制
御信号21がHの場合、増幅器1からの出力を増幅器2
へ出力する。
【0051】スイッチ素子5は、制御信号22がLの場
合、増幅器2からの出力をスイッチ素子6に接続し、制
御信号22がHの場合、増幅器2からの出力を増幅器3
へ出力するとともにスイッチ素子4からの出力をスイッ
チ素子6へ出力する。
【0052】スイッチ素子6は、制御信号28がLの場
合、スイッチ素子5からの出力を方向性結合器7へ出力
し、制御信号28がHの場合、増幅器3の出力を方向性
結合器7へ出力する。
【0053】ここで、スイッチ素子4、6は、SPDT
(Single Pole Dual Throw)タ
イプのFETを基本素子として用いたスイッチで構成さ
れている。これらのスイッチ素子4、5、6は、オフ時
のリターンロスが少なくなるように、終端型のスイッチ
を用いることがが望ましい。
【0054】バイアス制御回路12は、制御信号21が
Lの場合、電源14から供給された電圧を遮断し、制御
信号21がHの場合、電源14から供給された電圧を増
幅器2に供給する。
【0055】バイアス制御回路13は、制御信号28が
Lの場合、電源14から供給された電圧を遮断し、制御
信号28がHの場合、電源14から供給された電圧を増
幅器3に供給する。
【0056】ここで、制御信号21、22の論理と、ス
イッチ素子4、5、6およびバイアス制御回路12、1
3へ出力される信号の論理を図3に示す。
【0057】また、増幅器1、増幅器2、増幅器3は素
子サイズの異なる増幅器で、効率が高くなるように設定
されている出力レベルの低い順に、増幅器1、増幅器
2、増幅器3となっている。
【0058】また、スイッチ素子4、5、6と増幅器
1、2、3の切り替え制御は、広いダイナミックレンジ
で高効率な特性が得られるように、切り替える出力電力
レベルを予め設定しておき、その情報は、ROM11に
記憶しておく。そして、動作する増幅器1〜3の段数が
変わらない範囲でのAPC(出力電力レベル制御)は、
従来の携帯電話機と同様に、AGC電圧制御回路16か
らAGC増幅器24のゲインを変えて行う。切り替え制
御とAPCでは、切り替え制御を優先し、その切り替え
制御をおこなった後にAPC機能が働くように設定して
おく。
【0059】次に、本実施形態の動作について図1、
2、3、4を用いて説明する。
【0060】先ず、携帯電話機の送信信号は、ベースバ
ンド部で変調された後、送信周波数に変換され、入力部
29からAGC増幅器24に入力される。
【0061】そして、携帯電話機と基地局との距離が遠
い場合、RSSI出力32に対応してROM11から読
み出された制御情報は、送信電力増幅部を最大出力に設
定するような情報となっている。そのため、制御器10
からは送信電力増幅部を最大出力にするような制御電圧
が比較器9に出力される。さらに、制御器10は、送信
電力増幅部を最大出力とするために、制御信号21、2
2、23を共にHとする。これにより、電圧制御回路1
5から出力される制御信号28もHとなる。
【0062】そして、制御信号23がHのため電源14
はオンすることにより、増幅器1、AGC増幅器24、
AGC電圧制御回路16、バイアス制御回路12、13
に電圧が供給される。そして、制御信号21がHのため
バイアス制御回路12は電源14から供給された電圧を
増幅器2に供給し、制御信号28がHのためバイアス制
御回路13は電源14から供給された電圧を増幅器3に
供給する。
【0063】また、制御信号21がHのためスイッチ素
子4は増幅器1の出力を増幅器2に出力し、制御信号2
2がHのためスイッチ素子5は増幅器2の出力を増幅器
3に出力し、制御信号28がHのためスイッチ素子6は
増幅器3の出力を方向性結合器7に出力する。これによ
り、AGC増幅器24に入力された送信信号は、増幅器
1→スイッチ素子4→増幅器2→スイッチ素子5→増幅
器3→スイッチ素子6→方向性結合器7の経路を通って
出力される。
【0064】方向性結合器7では、送信出力レベルの1
00分の1程度の信号が検波器8に送られる。そして、
方向性結合器7からの出力は、検波器8において直流電
圧である検波電圧に変換された後、比較器9に送られ
る。比較器9では、制御器10から送られた制御電圧
と、検波器8から送られた検波電圧とが比較され、その
差が小さくなるような補正情報33がAGC電圧制御回
路16に送られる。AGC電圧制御回路16では、AG
C電圧34を変化させることによりAGC増幅器24の
ゲインを調整し、増幅器1への出力電力レベルを、補正
情報33により指示されたレベルになるように可変す
る。このようにして、制御器10は、スイッチ素子6の
出力端子での出力電力レベルを所望の値に設定する。
【0065】この時の送信電力増幅部の出力電力と効率
の関係を図4のに示す。ここで、携帯電話機の最大出
力を+31dBmと仮定した場合、送信電力増幅部の効
率はおよそ60%となっている。
【0066】ここで、携帯電話機が移動することにより
基地局に近づいた場合、RSSI出力32が変化するこ
とによりAGC増幅器24のゲインが低くなるように調
整され、送信電力増幅部の出力レベルは下げられてい
く。このとき送信電力増幅部の効率は、最大出力レベル
時の効率から下がっていく。例えば、出力電力が+31
dBmの場合60%だった効率は、出力電力が+20d
Bmになったことにより20%程度に低下する。
【0067】しかし、ここでRSSI出力32により携
帯電話機が基地局に近づいたことを検出した制御器10
は、制御信号22をHからLとする。そして、制御信号
22がLとなったことにより電圧制御回路15は、制御
信号28をLとする。そのため、スイッチ素子5は増幅
器2の出力を増幅器3を通さずにスイッチ素子6に出力
し、バイアス制御回路13は増幅器3への電圧の供給を
遮断する。これにより、AGC増幅器24に入力された
送信信号は、増幅器1→スイッチ素子4→増幅器2→ス
イッチ素子5→スイッチ素子6→方向性結合器7の経路
を通って出力される。つまり、増幅器1と増幅器2は動
作し、増幅器3はオフしている状態となる。
【0068】この時の送信電力増幅部の出力電力と効率
の関係を図4のに示す。このグラフより出力電力は+
23〜24dBmの場合でも、送信電力増幅部の効率は
60%前後となっていることがわかる。
【0069】ここで、携帯電話機が移動することにより
基地局との距離がさらに小さくなると、AGC増幅器2
4のゲインが調整されることにより送信電力増幅部の出
力電力が下げられていき、送信電力増幅部の効率は低下
する。例えば、スイッチ素子6の出力端子での出力電力
が+12dBm程度になると、効率は20%に低下す
る。
【0070】しかし、ここでRSSI出力32により携
帯電話機が基地局に近づいたことを検出した制御器10
は、制御信号21をHからLに、制御信号22をLから
Hとする。そして、制御信号21がLとなったことによ
り電圧制御回路15は、制御信号28をLのままとす
る。そのため、スイッチ素子4は増幅器1の出力を増幅
器2を通さずにスイッチ素子5に出力し、バイアス制御
回路12は増幅器2への電圧を遮断する。これにより、
AGC増幅器24に入力された送信信号は、増幅器1→
スイッチ素子4→スイッチ素子5→スイッチ素子6→方
向性結合器7の経路を通って出力される。つまり、増幅
器1のみが動作し、増幅器2、3はオフし、増幅器1の
出力がそのまま携帯電話機の送信電力増幅部の出力電力
となる。
【0071】この時の送信電力増幅部の出力電力と効率
の関係を図4のに示す。このグラフにより出力電力は
+12〜13dBm程度の場合でも、送信電力増幅部の
効率は60%弱となることがわかる。
【0072】以上で説明したように、本実施形態では、
出力電力が+12〜31dBmの広い範囲において送信
電力増幅部の効率をおよそ60%にすることができる。
つまり、広い出力ダイナミックレンジにおいて、の送信
電力増幅部の効率を高くを保っている。
【0073】また、増幅器1〜3に用いる素子が、バイ
アスのかけ方等に特別の配慮を必要とする場合、例えば
FETにおいてバイアスをゲートバイアス電圧、ドレイ
ンバイアス電圧の順番で印加しなければならないような
場合は、一般的なシーケンシャルな制御を適用する。
【0074】また、本実施形態の携帯電話機は、携帯電
話システムの他の機器を変更することなくそのまま適用
することが可能である。
【0075】また、本実施形態では、送信電力の調整を
増幅器1、2、3の切り替えにより行うため、AGC増
幅器24の利得可変幅の要求スペックを20dB以上低
減することができる。
【0076】さらに増幅器1〜3は、それぞれの最大出
力時に最大効率が得られるような整合が取られている
が、隣接チャネル漏洩電力がある規定値以下に要求され
るシステムに適用する場合は、当然、所望の歪み特性を
満たした条件内で最大効率が得られるように整合回路を
設定することは増幅器の設計の常識の範癖である。
【0077】特に、最近注目されているCDMA方式の
携帯電話システムでは、送信電力レベルの使用頻度は0
〜+10dBm程度に集中するというデータが公開され
ている。また、今日の携帯電話機では、+31dBm以
上の最大出力が要求されている。そのため、最大出力レ
ベルでの効率を最大にするとともに、出力レベルが0〜
+10dBmの場合の効率の改善も要求されている。そ
のため、本実施形態の携帯電話機はこれらの要求を実現
するための極めて有効な手段であるため、CDMA方式
の携帯電話システムに使用するのに適している。
【0078】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図5を用いて説明する。
【0079】図5は、本発明の第2の実施形態であるデ
ュアルバンド(デュアルシステム)対応携帯電話機の送
信段の概略ブロック図である。図1中と同符号は同じ構
成要素を示す。
【0080】本実施形態は、図1の上記第1の実施形態
に対して、増幅器2に接続されているスイッチ素子5を
SPDTタイプのスイッチ素子25に置き換え、スイッ
チ素子4とスイッチ素子6を接続し、整合回路26と方
向性結合器27を設けたものである。
【0081】スイッチ素子25は、制御信号22がLの
場合、増幅器2からの出力を整合回路26に出力し、制
御信号22がHの場合、増幅器2からの出力を増幅器3
へ出力する。
【0082】整合回路26は、スイッチ素子25からの
出力を設定されたインピーダンスに整合を取り方向性結
合器27に出力する。そして、最も効率が高くなる周波
数帯は任意に設定することができる。
【0083】また、整合回路26の出力側には、方向性
結合器7と同様な構成の方向性結合器27が設けられ、
整合回路26を介して出力された出力電力レベルの10
0分の1程度のレベルの送信出力が検波器8に送られ
る。
【0084】本実施形態を、例えば国内のディジタル携
帯電話システムであるPDC(Personal Di
gital Cellular)と国内のディジタルコ
ードレスシステムであるPHS(Personal H
andy−phone System)の両方に対応し
た携帯電話機の送信電力増幅部に適用する。PDCにお
いて900MHz帯を使用する場合、携帯電話機の送信
周波数はf=925MHz〜960MHzが、1.5G
Hz帯を使用する場合、f=1429MHz〜1453
MHzが使用される。一方、PHSは送受信共に送信周
波数はf=1895〜1918MHzが使用されてお
り、それぞれ異なった周波数で最適な整合を取った増幅
器が必要となる。また、PDCに必要な最大出力レベル
は、+30.5dBm程度であり、PHSでは+21d
Bm程度である。
【0085】そのため、図5の増幅器1、増幅器2を動
作周波数が900MHzから1.9GHz帯まで動作可
能な広帯域増幅器として設計し、それぞれの入力整合回
路17、出力整合回路19を925M〜1920MHz
まで所望の特性が取れるように設定する。なお、増幅器
1〜3は、第1の実施形態と同様に、図7に示した構成
とする。増幅器3は、925〜960MHzあるいは1
429〜1453MHzの狭帯域において、最大出力時
に最大効率が得られるように整合を取る。ここでの最大
効率とは、所望の隣接チャネル漏洩電力を満たす範囲内
の効率であること言うまでもない。
【0086】一方、整合回路26は、この場合、PHS
の動作周波数である1895〜1918MHzに整合を
取る。スイッチ素子4、スイッチ素子25は、f=90
0M帯から2GHz帯程度まで、挿入損失が小さく、ア
イソレーションがとれているSPDTタイプのスイッチ
素子を適用する。スイッチ素子6は、増幅器3と同レベ
ルの動作周波数帯域が確保されていれば良い。
【0087】次に、本実施形態の動作について図5を用
いて説明する。
【0088】先ず、携帯電話機と基地局がある程度離れ
ている場合について説明する。基地局からの電波を受信
し、そこがPDCシステムのサービスエリア内であれ
ば、制御器10は、RSSI出力32からの情報により
基地局との距離を判断し、PDCに対応した制御情報を
ROM11から読み出し、制御信号21、22をHとす
る。そして、制御信号21がHのためスイッチ素子4は
増幅器1からの出力を増幅器2へ出力し、制御信号22
がHのため、スイッチ素子25は、増幅器2の出力を増
幅器3へ出力する。また、制御信号21、22が共にH
のため、電圧制御回路15から出力される制御信号28
はHとなり、スイッチ素子6は増幅器3からの出力を方
向性結合器7に出力する。これにより、AGC増幅器2
4に入力された送信信号は、増幅器1→スイッチ素子4
→増幅器2→スイッチ素子25→増幅器3→スイッチ素
子6→方向性結合器7の経路を通って出力される。な
お、APCのかけ方は、上記第1の実施形態と同様の方
法である。
【0089】そして、携帯電話機が移動し、PDC基地
局との距離が近くなると、制御機10は、RSSI出力
32によりその情報を得て出力電力レベルを+12〜+
13dBmの低いレベルに設定するために、制御信号2
1、22を共にLとする。そのため、制御信号28もL
となり、スイッチ素子4とスイッチ素子6は接続され、
増幅器2と増幅器3はオフとなる。このことにより上記
第1の実施形態と同様に、低出力時の効率を改善するこ
とができる。
【0090】次に、携帯電話機が移動することによりP
HSのサービスエリアに入った場合の動作について説明
する。この場合、RSSI出力32からの情報によっ
て、制御器10は、PHSに対応した制御情報をROM
11から読み出し、制御信号21をHとし制御信号22
をLとする。そのため、スイッチ素子4は増幅器1から
の出力を増幅器2へ出力し、スイッチ素子25は増幅器
2からの出力を整合回路26へ出力する。また、制御信
号28はLとなるため、増幅器3はオフとなり、スイッ
チ素子6はスイッチ素子4と接続される。
【0091】増幅器2は整合回路26により、さらに1
895〜1918MHzの狭帯域でPHSに最適な整合
が取られ、方向性結合器27へ出力される。方向性結合
器27は、出力レベルの100分の1程度のレベルを検
波器8へ出力した後、残りの送信電力を出力部31へ出
力する。このことにより、本実施形態の携帯電話機はP
HSの端末として動作する。
【0092】このようにして、本実施形態は、1つの送
信電力増幅部によりPDCとPHSという周波数の異な
る2つのシステムに対応した携帯電話機を構成すること
ができ、従来、PDCとPHS用の送信電力増幅部を別
々に構成していたものに比べて、実装面積、製造コスト
の点で大きなメリットが得られる。またPDCモードで
は、上記第1の実施形態と同様に低出力時の効率を高く
することができる。
【0093】本実施形態では、PDCとPHSのデュア
ルバンド対応に適用したが、増幅器の素子サイズに最適
なものを選択すれば、欧州の900MHz帯を用いたG
SM(Global System for Mobi
le)とPCN(Personal Communic
ation Network)とのデュアルバンド対応
やGSMとPHSのデュアルバンド対応にも適用するこ
とができる。
【0094】なお、上記第1および第2の実施形態で
は、増幅器の段数を3段構成として説明したが、これに
限定されるものでなく、3段以上の構成または2段構成
の送信電力増幅部に対しても適用することができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置は、下記のような効果を有する。 (1)最大送信出力を確保したまま、低出力時における
送信電力増幅部の効率を高くすることができるため、広
い出力ダイナミックレンジにおいて送信電力増幅部の効
率を高くすることができ、携帯電話機の連続通話時間を
従来より延長することができる。 (2)請求項2、4記載の発明は、上記(1)の効果に
加えて、1つの送信電力増幅部により異なる周波数帯の
送信電波の送信を行うことができるため、携帯電話機の
実装面積およびコストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の携帯電話機の送信電
力増幅部の概略ブロック図
【図2】図1の電圧制御回路15の回路図である。
【図3】電圧制御回路15の内部論理回路と制御信号2
1、22の論理表である。
【図4】図1の携帯電話機の出力電力と効率の関係を示
すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施形態の携帯電話機の送信電
力増幅部の概略ブロック図である。
【図6】従来の携帯電話機の送信電力増幅部の概略ブロ
ック図である。
【図7】図6の携帯電話機の増幅器1の構成を示したブ
ロック図である。
【図8】図6の携帯電話機の出力電力と効率の関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 増幅器 2 増幅器 3 増幅器 4 スイッチ素子 5 スイッチ素子 6 スイッチ素子 7 方向性結合器 8 検波器 9 比較器 10 制御器 11 ROM 12 バイアス制御回路 13 バイアス制御回路 14 電源 15 電圧制御回路 16 AGC電圧制御回路 17 入力整合回路 18 増幅部 19 出力整合回路 20 AND回路 21 制御信号 22 制御信号 23 制御信号 24 AGC増幅器 25 スイッチ素子 26 整合回路 27 方向性結合器 28 制御信号 29 入力部 30 出力部 31 出力部 32 RSSI出力 33 補正情報 34 AGC電圧 70 制御器 75 電圧制御回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/04 H03G 3/30 H04B 7/26 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された複数の第1の増幅器か
    ら構成される送信電力増幅部を有する移動体通信用送信
    機において、 基地局からの送信電波の信号強度により前記基地局との
    距離を判定し、前記送信電力増幅部において出力すべき
    送信電力を決定し、前記送信電力増幅部の送信電力が決
    定した送信電力となるような指示を出力する制御器と、 前記制御器から出力された指示により、前記複数の第1
    増幅器のうち動作させる第1の増幅器を選択するため
    の1または複数の制御信号を出力する電圧制御回路と、 前記各第1の増幅器どうしの間にそれぞれ設けられ、前
    記制御信号によりそれぞれ前段の第1の増幅器の出力
    を、次段の第1の増幅器または前記送信電力増幅部の出
    力側に近い位置に設けられた別のスイッチ素子に出力す
    る複数のスイッチ素子と、前記送信電力増幅部の入力側に接続された第2の増幅器
    と、を備え、 前記複数のスイッチ素子により前記複数の第1の増幅器
    の段数が変わらない範囲では、前記第2の増幅器のゲイ
    ンにより前記送信電力のレベル制御を行う ことを特徴と
    する移動体通信用送信機。
  2. 【請求項2】 直列に接続された複数の第1の増幅器か
    ら構成される送信電力増幅部を有する移動体通信用送信
    機において、 基地局からの送信電波の信号強度により前記基地局との
    距離を判定し、使用する送信電波の周波数帯および前記
    送信電力増幅部において出力すべき送信電力を決定し、
    使用する送信電波の周波数帯の指示および前記送信電力
    増幅部の送信電力が決定した送信電力となるような指示
    を出力する制御器と、 前記制御器から出力された指示により、使用する送信周
    波数帯の選択および前記複数の第1の増幅器のうち動作
    させる第1の増幅器を選択するための1または複数の制
    御信号を出力する電圧制御回路と、 前記各第1の増幅器が整合を取られている周波数帯とは
    異なる周波数帯において整合が取られている整合回路
    と、 前記各第1の増幅器どうしの間にそれぞれ設けられ、前
    記制御信号によりそれぞれ前段の第1の増幅器の出力
    を、次段の第1の増幅器または前記送信電力増幅部の出
    力側に近い位置に設けられた別のスイッチ素子または前
    記整合回路に出力する複数のスイッチ素子と、前記送信電力増幅部の入力側に接続された第2の増幅器
    と、を備え、 前記複数のスイッチ素子により前記複数の第1の増幅器
    の段数が変わらない範囲では、前記第2の増幅器のゲイ
    ンにより前記送信電力のレベル制御を行う ことを特徴と
    する移動体通信用送信機。
  3. 【請求項3】 直列に接続された複数の第1の増幅器か
    ら構成される送信電力増幅部を有する移動体通信用送信
    機の制御方法において、 基地局からの送信電波の信号強度により前記基地局との
    距離を判定し、前記送信電力増幅部において出力すべき
    送信電力を決定し、 前記送信電力増幅部の送信電力が決定した送信電力とな
    るように、前記複数の第1の増幅器のうち動作させる
    1の増幅器を選択し、 ある第1の増幅器を選択した場合は、当該第1の増幅器
    の出力を、当該第1の増幅器と次段の第1の増幅器との
    間に設けられたスイッチ素子を介して次段の第1の増幅
    器に出力し、当該第1の増幅器を選択しない場合は当該
    第1の増幅器の出力を前記スイッチ素子よりも前記送信
    電力出力部の出力側に近い位置に設けられた別のスイッ
    チ素子に出力し、 前記複数のスイッチ素子により前記複数の第1の増幅器
    の段数が変わらない範囲では、第2の増幅器のゲインに
    より前記送信電力のレベル制御を行う ことを特徴とする
    移動体通信用送信機の制御方法。
  4. 【請求項4】 直列に接続された複数の第1の増幅器か
    ら構成される送信電力増幅部を有する移動体通信用送信
    機の制御方法において、 基地局からの送信電波の信号強度により前記基地局との
    距離を判定し、使用する送信電波の周波数帯および前記
    送信電力増幅部において出力すべき送信電力を決定し、 前記送信電力増幅部の送信電力が決定した送信電力とな
    るように、前記複数の第1の増幅器のうち動作させる
    1の増幅器を選択し、 ある第1の増幅器を選択した場合は、当該第1の増幅器
    の出力を、当該第1の増幅器と次段の第1の増幅器との
    間に設けられたスイッチ素子を介して次段の第1の増幅
    器に出力し、当該第1の増幅器を選択しない場合は当該
    第1の増幅器の出力を前記スイッチ素子よりも前記送信
    電力出力部の出力側に近い位置に設けられた別のスイッ
    チ素子に出力し、 使用する送信電波の周波数帯が、前記各第1の増幅器が
    整合を取られている周波数帯とは異なる周波数帯である
    場合、 出力すべき送信電力の出力を前記スイッチ素子を介し
    て、前記各第1の増幅器が整合を取られている周波数帯
    とは異なる周波数帯において整合が取られている整合回
    路に出力し、 前記複数のスイッチ素子により前記複数の第1の増幅器
    の段数が変わらない範囲では、第2の増幅器のゲインに
    より前記送信電力のレベル制御を行う ことを特徴とする
    移動体通信用送信機の制御方法。
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