JP3922571B2 - 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム Download PDF

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    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラムに関し、特に、無線通信における送信電力を削減する場合に用いて好適な、情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線LAN(Local Area Network)の需要は拡大し、2.4GHz帯を用いるIEEE802.11bや5GHz帯を用いるIEEE802.11aなどを代表とする無線LANは、例えば、オフィス、家庭、もしくは、ホットスポットなどにおいて、広く利用されている。ホットスポットとは、無線通信機能を備えた情報処理装置(例えば、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)、パーソナルコンピュータなど)のユーザが、外出先でもインターネットにアクセスできるように、無線LANによるネットワークを備えた場所である。ユーザは、ホットスポットに設置されている基地局から半径約100mの範囲内において、PDAやパーソナルコンピュータを、無線通信により基地局と通信させることが可能であり、基地局と有線で接続されているインターネットに、高速でアクセスさせることが可能である。
【0003】
IEEE802.11bにおいては、CCK(Complimentary Code Keying)と称されるコーディング技術が用いられており、変調方式として直接拡散方式が採用され、データ伝送速度は最大で11Mbpsである。一方、IEEE802.11aにおいては、変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式が採用され、最大伝送速度は54Mbpsである。
【0004】
IEEE802.11方式の基本アクセス手順は、DCF(Distributed Coordination Function)と称され、自律分散的なアクセス制御ができるCSMA/CA方式が用いられている。CSMA/CA方式の基本動作では、他の無線局が送信している信号との衝突を避けるために、信号送信を試みようとする無線局が、事前に無線チャネルの使用状況を確認(キャリアセンス)し、「未使用(アイドル)」であれば、直ちにデータを送信し、「使用中(ビジー)」であれば、アイドルになるまでデータの送信を延期する。そして、データ受信側は、データを受信し終わった場合、「確かに受信しました」という応答(ACK[ACKnowledge:肯定応答])を返信する。データ送信側は、ACK応答がなかった場合、データを再送信するようになされている。
【0005】
IEEE 802.11においては、メディアそのものの仕様である物理層と、それを使って基本的なコミュニケーションを確立するためのMAC(Media Access Control)層の仕様がまとめられている。(例えば、非特許文献1参照)。
【0006】
【非特許文献1】
Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) Specifications ANSI/IEEE Std 802.11,1999 Edition
【0007】
特に、PDAなどのように、小型で、バッテリ駆動される情報処理装置を、無線LANの端末局として利用しようとする場合、無線通信において消費する電力量を低減することが求められる。
【0008】
無線通信の通信相手(例えば、基地局)が十分に近い場所に存在する場合、端末局は、低消費電力化のため、その距離に応じて、送信電力をパワーダウンすることが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
送信電力のパワーダウンは、例えば、通信相手が基地局であった場合、基地局のサービスエリア内に他の端末局が存在しない場合に有効な方法であるが、サービスエリア内の他の端末局が存在した場合、データ通信に、不都合が生じる場合がある。
【0010】
図1を用いて、従来の無線通信システムについて説明する。
【0011】
基地局3のサービスエリア11内に存在する端末局1および端末局2は、基地局3と無線通信が可能である。基地局3は、有線で、インターネット4と接続されている。すなわち、端末局1および端末局2は、基地局3およびインターネット4を介して、サーバ5にアクセスすることが可能である。
【0012】
端末局1は、基地局3との距離に対応した送信電力で、データを送信するパワーダウンモードを実行することが可能なようになされている。端末局2は、パワーダウンモードを実行することができず、常に、フルパワーで、基地局3にデータを送信するものとする。端末局1がパワーダウンモードにてデータを送信した場合のデータの到達範囲は、端末局1と基地局3との距離と略同じであり、図中、範囲12に示される範囲となるので、端末局2などの他の端末装置が、範囲12に存在していない場合、端末局1が送信しているデータをキャリアセンスすることができない。
【0013】
図2に示されるように、端末局1がパワーダウンモードで基地局3へのデータ送信を実行している場合、範囲12の外部に存在する端末局2が、基地局3にデータ送信を実行しようとして、データ送信に先立って、キャリアセンスを実行しても、端末局1がパワーダウンモードで送信しているデータをキャリアセンスすることはできない。したがって、端末局2は、基地局3の通信がアイドル状態であると判断してしまい、フルパワーで基地局3へのデータパケットの送信を開始する。このため、基地局3では、端末局1から送信されたデータパケットの受信処理の途中で、端末局2が送信したデータパケットによる受信妨害を受けてしまう。
【0014】
このように、キャリアセンスが正しく機能しないために発生する受信妨害は、隠れ端末問題と称され、端末局1、端末局2、および、基地局3のそれぞれの距離が、図1を用いて説明したような関係になっているときのみならず、例えば、それぞれの端末局間に電波を妨害する障害物があるような場合にも発生する。
【0015】
IEEE802.11においては、隠れ端末問題を解決するために、RTS(Request To Send)およびCTS(Clear To Send)を用いるようになされている。RTSおよびCTSの送受信処理について説明する。
【0016】
端末局1は、データ伝送に先立って、送信したいデータのデータ長に対応して、RTS送信から基地局3へのデータの送信が終了して、基地局3からACKを受信するまでの通信の占有時間を算出し、通信の占有時間情報を含むRTSを、基地局3に送信する。
【0017】
基地局3は、端末局1からRTSを正常に受信した場合、自分自身がCTSを送信した後、RTSの送信元からデータを受信し、ACKを送信するまでの通信の占有時間情報を含むCTSを、サービスエリア11内に送信する。CTSを受信した端末局2は、基地局3と端末局1との通信の占有時間を認識し、データ送信禁止区間を設定する。端末局1は、CTSを正常に受信した後、基地局3にデータを送信し、基地局3は、端末局1から送信されたデータパケットを正常に受信したのち、ACKを送信する。
【0018】
RTSに含まれる占有時間も、CTSに含まれる占有時間も、基地局3によるACKフレームの送信までの時間を示している。そのため、端末局2をはじめとする、隠れ端末になりうる他の端末装置は、RTSまたはCTSを受信することにより、伝送路の占有時間を認識し、その間のデータパケットの送信を停止するようになされているため、送信データの衝突が回避される。
【0019】
しかしながら、図3に示されるように、端末局1が、ローパワーで基地局3にRTSを送信した場合、端末局2は、基地局3からCTSを受信するまでの間、端末局1と基地局3とでデータの送受信が開始されたことを認識することができない。したがって、端末局2は、基地局3がアイドル状態であると判断してしまい、フルパワーで、基地局3へのRTSまたはデータパケットの送信を開始してしまうので、端末局1と基地局3とのデータ通信を妨害してしまう可能性がある。
【0020】
このように、RTSおよびCTSを用いた場合においても、基地局3において、端末局1とのローパワーモードでのデータ通信処理の途中で、端末局2が送信した、フルパワーのデータパケットまたはRTSによる受信妨害を受けてしまう可能性がある。
【0021】
以上説明したように、同一サービスエリア11に複数の端末局が存在するような無線LANシステムにおいては、特に、パワーダウンを行わずに常にフルパワーでデータを送信する端末局2と、パワーダウンを行う端末局1が混在する場合、パワーダウンを行った端末局1から送信されるデータは、常にフルパワーでデータを送信する端末局2が送信するデータによる通信妨害を受け易いという問題が発生する。
【0022】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ローパワーモードを用いた無線通信において、他の端末局がデータ送信を行うことによる通信妨害を防止することができるようにするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理装置は、管理装置に、データを送信するとともに、管理装置との無線通信を制御するための情報を送信または受信する通信手段と、通信手段により受信された情報またはデータの受信レベルを測定する測定手段と、通信手段による情報またはデータの送信電力を制御する制御手段とを備え、制御手段は、送信するデータのデータ長を閾値と比較する処理を実行し、データのデータ長が閾値より短い場合、データの送信開始を通知する第1の情報を送信することなく、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で、データが送信されるように制御し、データのデータ長が閾値より長い場合、情報のうち第1の情報が第1の大きさの送信電力で送信されるように制御し、第1の情報に基づいて管理装置により送信された、データの送信開始を許可する第2の情報が、通信手段により受信された場合、測定手段は、第2の情報の受信レベルを測定し、制御手段は、測定手段により測定された受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように、データの送信電力を制御することを特徴とする。
【0024】
第1の情報またはデータを送信する信号のレベルを増幅する複数の増幅手段を更に備えさせるようにすることができ、複数の増幅手段には、それぞれ異なる増幅率で信号のレベルを増幅させるようにすることができ、制御手段には、複数の増幅手段のうちのいずれかを選択させることにより、第1の情報またはデータの送信電力を制御させるようにすることができる。
【0026】
管理装置との通信は、IEEE802.11の規定に基づいて実行されるものとすることができ、第1の情報は、RTSであるものとすることができ、第2の情報は、CTSであるものとすることができる。
【0027】
本発明の第1の情報処理方法は、送信するデータのデータ長を閾値と比較する比較ステップと、データのデータ長が閾値より長い場合、データの送信開始を通知する第1の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信されるように制御する第1の送信制御ステップと、第1の情報に基づいて管理装置により送信された、データの送信開始を許可する第2の情報の受信を制御する受信制御ステップと、第2の情報の受信レベルを測定する測定ステップと、測定ステップの処理により測定された第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、データが送信されるように制御する第2の送信制御ステップと、データのデータ長が閾値より短い場合、第1の情報を送信することなく、第1の大きさの送信電力で、データが送信されるように制御する第3の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、送信するデータのデータ長を閾値と比較する比較ステップと、データのデータ長が閾値より長い場合、データの送信開始を通知する第1の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い大きさの第1の送信電力で送信されるように制御する第1の送信制御ステップと、第1の情報に基づいて管理装置により送信された、データの送信開始を許可する第2の情報の受信を制御する受信制御ステップと、第2の情報の受信レベルを測定する測定ステップと、測定ステップの処理により測定された第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、データが送信されるように制御する第2の送信制御ステップと、データのデータ長が閾値より短い場合、第1の情報を送信することなく、第1の大きさの送信電力で、データが送信されるように制御する第3の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明の第1のプログラムは、送信するデータのデータ長を閾値と比較する比較ステップと、データのデータ長が閾値より長い場合、データの送信開始を通知する第1の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い大きさの第1の送信電力で送信されるように制御する第1の送信制御ステップと、第1の情報に基づいて管理装置により送信された、データの送信開始を許可する第2の情報の受信を制御する受信制御ステップと、第2の情報の受信レベルを測定する測定ステップと、測定ステップの処理により測定された第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、データが送信されるように制御する第2の送信制御ステップと、データのデータ長が閾値より短い場合、第1の情報を送信することなく、第1の大きさの送信電力で、データが送信されるように制御する第3の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0030】
本発明の第1の情報処理装置および情報処理方法、並びに、プログラムにおいては、送信するデータのデータ長が閾値と比較され、データのデータ長が閾値より短い場合、データの送信開始を通知する第1の情報を送信することなく、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い大きさの第1の送信電力で、データが送信され、データのデータ長が閾値より長い場合、第1の情報が、第1の送信電力で送信され、第1の情報に基づいて管理装置により送信された、データの送信開始を許可する第2の情報が受信され、第2の情報の受信レベルが測定され、測定された第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、データが送信される。
【0031】
本発明の第2の情報処理装置は、管理装置から送信された情報を受信するとともに、他の情報処理装置にデータを送信するとき、第2の情報を送信した後、管理装置に、データを送信する通信手段を備えることを特徴とする。
【0032】
通信手段には、受信側アドレスに自分自身のアドレスを指定して第2の情報を送信させるようにすることができる。
【0033】
通信手段により受信された、管理装置が送信した情報、もしくは、管理装置が、他の情報処理装置に送信したデータの受信レベルを測定する測定手段と、通信手段による第2の情報およびデータの送信電力を制御する制御手段とを更に備えさせるようにすることができ、通信手段による管理装置との通信は、無線により行われるものとすることができ、制御手段には、第2の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信されるように制御したのち、データが、測定手段により測定された受信レベルに基づいた送信電力で送信されるように制御させるようにすることができる。
【0034】
第2の情報またはデータを送信する信号のレベルを増幅する複数の増幅手段を更に備えさせるようにすることができ、複数の増幅手段には、それぞれ異なる増幅率で信号のレベルを増幅させるようにすることができ、制御手段には、複数の増幅手段のうちのいずれかを選択させることにより、第2の情報またはデータの送信電力を制御させるようにすることができる。
【0035】
制御手段には、送信するデータのデータ長を閾値と比較する処理を更に実行させるようにすることができ、データのデータ長が閾値より短い場合、制御手段には、第1の大きさの送信電力で、データが送信されるように制御させるようにすることができ、データのデータ長が閾値より長い場合、制御手段には、第1の大きさより小さな第2の大きさの送信電力で、データが送信されるように制御させるようにすることができる。
【0036】
管理装置との通信は、IEEE802.11の規定に基づいて実行されるものとすることができ、第1の情報は、RTSであるものとすることができ、第2の情報は、CTSであるものとすることができる。
【0037】
本発明の第2の情報処理方法は、第2の情報の送信を制御する第1の送信制御ステップと、管理装置を介した、他の情報処理装置へのデータの送信を制御する第2の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0038】
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、第2の情報の送信を制御する第1の送信制御ステップと、管理装置を介した、他の情報処理装置へのデータの送信を制御する第2の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0039】
本発明の第2のプログラムは、第2の情報の送信を制御する第1の送信制御ステップと、管理装置を介した、他の情報処理装置へのデータの送信を制御する第2の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0040】
本発明の第2の情報処理装置および情報処理方法、並びに、プログラムにおいては、通常の処理において、データの送信開始を許可を求める第1の情報を受信した管理装置が送信する、データの送信開始を許可する第2の情報が送信され、管理装置を介して、他の情報処理装置へデータが送信される。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段またはステップなどの後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し、もちろんこの記載は、各手段またはステップなどを記載したものに限定することを意味するものではない。
【0042】
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図4の端末局31または端末局32)は、管理装置(例えば、図4の基地局3)との間で無線により通信するとともに、管理装置を介して、他の情報処理装置(例えば、図4のサーバ5)にデータを送信する情報処理装置であって、管理装置に、データを送信するとともに、管理装置との無線通信を制御するための情報を送信または受信する通信手段(例えば、図5または図6のアンテナ67)と、通信手段により受信された情報またはデータの受信レベルを測定する測定手段(例えば、図5または図6の受信部68)と、通信手段による情報またはデータの送信電力を制御する制御手段(例えば、図5のCPU81、または、図6のCPU121)とを備え、制御手段は、送信するデータのデータ長を閾値と比較する処理を実行し、データのデータ長が閾値より短い場合、データの送信開始を通知する第1の情報(たとえば、RTS)を送信することなく、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で、データが送信(例えば、フルパワーの送信)されるように制御し、データのデータ長が閾値より長い場合、情報のうち第1の情報(たとえば、RTS)が第1の大きさの送信電力で送信(例えば、フルパワーの送信)されるように制御し、第1の情報に基づいて管理装置により送信された、データの送信開始を許可する第2の情報(たとえば、CTS)が、通信手段により受信された場合、測定手段は、第2の情報の受信レベルを測定し、制御手段は、測定手段により測定された受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように、データの送信電力を制御(例えば、ローパワーで送信)することを特徴とする。
【0043】
請求項2に記載の情報処理装置は、第1の情報またはデータを送信する信号のレベルを増幅する複数の増幅手段(例えば、図6のハイパワーアンプ112およびローパワーアンプ113)を更に備え、複数の増幅手段は、それぞれ異なる増幅率で信号のレベルを増幅し、制御手段は、複数の増幅手段のうちのいずれかを選択することにより、第1の情報またはデータの送信電力を制御することを特徴とする。
【0044】
請求項4に記載の情報処理方法、請求項5に記載の記録媒体に記録されているプログラム、および、請求項6に記載のプログラムは、送信する前記データのデータ長を閾値と比較する比較ステップ(例えば、図13のステップS42の処理)と、前記データのデータ長が前記閾値より長い場合、データの送信開始を通知する第1の情報(たとえば、RTS)が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信(例えば、フルパワーの送信)されるように制御する第1の送信制御ステップ(例えば、図13のステップS43の処理)と、第1の情報に基づいて管理装置により送信された、データの送信開始を許可する第2の情報(例えば、CTS)の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図13のステップS44の処理)と、第2の情報の受信レベルを測定する測定ステップ(例えば、図13のステップS47の処理)と、測定ステップの処理により測定された第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、データが送信されるように制御する第2の送信制御ステップ例えば、図13のステップS48の処理)と、データのデータ長が閾値より短い場合、第1の情報を送信することなく、第1の大きさの送信電力で、データが送信されるように制御する第3の送信制御ステップ(例えば、図13のステップS49の処理)を含むことを特徴とする。
【0045】
請求項7に記載の情報処理装置(例えば、図4の端末局31または端末局32)は、管理装置(例えば、図4の基地局3)から送信された情報を受信するとともに、他の情報処理装置(例えば、図4のサーバ5)にデータを送信するとき、第2の情報を送信した後、管理装置に、データを送信する通信手段(例えば、図5または図6のアンテナ67)を備えることを特徴とする情報処理装置。
【0046】
請求項9に記載の情報処理装置は、通信手段により受信された、管理装置が送信した情報(例えば、ビーコンなど、基地局3から送信された情報であれば、どのような情報であってもかまわない)、もしくは、管理装置が、他の情報処理装置(例えば、図4の端末局2)に送信したデータの受信レベルを測定する測定手段(例えば、図5または図6の受信部68)と、通信手段による第2の情報およびデータの送信電力を制御する制御手段(例えば、図5のCPU81、または、図6のCPU121)とを更に備え、通信手段による管理装置との通信は、無線により行われ、制御手段は、第2の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信(例えば、フルパワーの送信)されるように制御したのち、データが、測定手段により測定された受信レベルに基づいた送信電力で送信(例えば、ローパワーで送信)されるように制御することを特徴とする。
【0047】
請求項10に記載の情報処理装置は、第2の情報またはデータを送信する信号のレベルを増幅する複数の増幅手段(例えば、図6のハイパワーアンプ112およびローパワーアンプ113)を更に備え、複数の増幅手段は、それぞれ異なる増幅率で信号のレベルを増幅し、制御手段は、複数の増幅手段のうちのいずれかを選択することにより、第2の情報またはデータの送信電力を制御するとを特徴とする。
【0048】
請求項13の情報処理方法、請求項14の記録媒体に記録されているプログラム、および、請求項15のプログラムは、第2の情報の送信を制御する第1の送信制御ステップ(例えば、図14のステップS76の処理)と、管理装置を介した、他の情報処理装置へのデータの送信を制御する第2の送信制御ステップ(例えば、図14のステップS77の処理)とを含むことを特徴とする。
【0049】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0050】
図4を用いて、パワーダウンを行わずに常にフルパワーでデータを送信する端末局と、パワーダウンを行う端末局が、同一サービスエリアに混在する無線LANのシステムについて説明する。
【0051】
なお、従来の場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。すなわち、図4の無線LANのシステムは、端末局1に代わって、本発明を適用した端末局31および端末局32が設けられている以外は、図1を用いて説明した無線LANシステムと基本的に同様の構成を有しているものである。
【0052】
端末局31および端末局32は、ローパワーモードで、基地局3およびインターネット4を介して、サーバ5に送信するデータ、または、CTS,RTSなどの通信を制御する情報(通信制御情報)を送信することが可能なようになされている。端末局31がローパワーモードを用いてデータまたは通信制御情報を送信した場合の到達範囲は、端末局31と基地局3との距離と略同じ半径を有する範囲41であり、端末局32がローパワーモードを用いてデータまたは通信制御情報を送信した場合の到達範囲は、端末局32と基地局3との距離と略同じ半径を有する範囲42である。すなわち、範囲41および範囲42に含まれない位置に存在する端末局2は、端末局31および端末局32がローパワーモードでデータまたは通信制御情報を送信している場合、端末局31および端末局32が送信しているデータまたは通信制御情報をキャリアセンスすることができない。また、端末局2は、端末局31および端末局32がフルパワーモード、すなわち、端末局31および端末局32が制御可能な最大の送信電力、または、それに近い電力で、データまたは通信制御情報を送信している場合、端末局31および端末局32が送信しているデータまたは通信制御情報をキャリアセンスすることができるものとする。
【0053】
図5は、本発明を適用した、端末局31の構成を示すブロック図である。端末局31は、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)52と、PDA52に装着され、無線通信処理を実行するカード51で構成される。ここでは、端末局31は、周波数5GHz帯、変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直行型多重化)を用いて、基地局3との無線通信を実行しているものとして説明する。
【0054】
ホストインタフェース部61は、PDA52とのインタフェースであり、PDA52から、カードバスを介して、送信するためのデータの入力を受け、MAC制御部62に供給したり、MAC制御部62から供給された処理済の受信信号を、カードバスを介して、カード51のホスト機器であるPDA52に出力する。
【0055】
MAC制御部62には、CPU81、無線フレーム生成・分解部82、および、メモリ83が設けられている。無線フレーム生成・分解部82は、ホストインタフェース部61から供給された送信データまたは通信制御情報を無線フレームに組み立てて、変調部91に供給したり、復調部92からデジタルデータの供給を受け、無線フレームを分解し、ホストインタフェース部61に供給する。CPU81は、カード51全体の処理を制御する。具体的には、CPU81は、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)の制御、RTSおよびCTSの送受信の制御、データまたは通信制御情報の送受信タイミングの制御、送信されるデータまたは通信制御情報の送信パワーの制御、並びに、データまたは通信制御情報の再送制御等を行う。メモリ83は、受信部68から供給された受信レベルを保存する。CPU81は、メモリ83により保存された、受信部68から供給された受信レベルを基に、データまたは通信制御情報の送信パワーを制御する。
【0056】
また、CPU81には、必要に応じて、ドライブ69も接続されており、磁気ディスク71、光ディスク72、光磁気ディスク73、もしくは、半導体メモリ74などが適宜装着され、CPU81との情報の授受が可能なようになされている。
【0057】
OFDMモデム部63には、変調部91と復調部92が設けられている。変調部91は、MAC制御部62から供給された、無線フレームに組み立てられた送信データまたは通信制御情報をOFDM方式で変調して、生成したOFDM信号を、送信部64に供給する。復調部92は、受信部68から供給されたOFDM信号を、デジタルデータに復調して、MAC制御部62に供給する。
【0058】
送信部64は、OFDMモデム部63の変調部91で変調されたOFDM変調信号の供給を受け、CPU81の制御に基づいて、供給された信号のパワー制御を行い、パワーアンプ65に供給する。パワーアンプ65は、CPU81の制御に基づいて、供給された信号を増幅し、アンテナスイッチ66を介して、アンテナ67に供給する。
【0059】
アンテナ67は、基地局3または、他の端末局31から送信された受信信号であるOFDM信号を受信して、受信部68に供給したり、送信部64で処理されて、パワーアンプ65で増幅された送信信号であるOFDM信号を送信する。アンテナスイッチ66は、受信処理中は、アンテナ67が受信した受信信号が受信部68に供給されるように、送信処理中は、送信部64で処理されて、パワーアンプ65で増幅された送信信号が、アンテナ67に供給されるように、信号の授受を制御する。受信部68は、アンテナ67から供給された受信信号の受信レベルを検出して、MAC(Media Access Control)制御部62に供給するとともに、供給された受信信号を、OFDMモデム部63に供給する。
【0060】
次に、図5のカード51の動作について説明する。
【0061】
ホストインタフェース部61は、PDA52からデータの供給を受け、MAC制御部62に供給する。MAC制御部62の無線フレーム生成・分解部82は、ホストインタフェース部61から供給されたデータ、または、CPU81の処理により生成される通信制御情報を、無線フレームに組み立てて、OFDMモデム部63の変調部91に供給する。OFDMモデム部63の変調部91は、MAC制御部62から供給された、無線フレームに組み立てられた送信信号をOFDM方式で変調して、生成したOFDM信号を、送信部64に供給する。
【0062】
CPU81は、送信するべきデータがある場合、予めキャリアセンスを実行するか、もしくは、RTSおよびCTSの送受信により、データの送信が可能であるか否かを判断する。CPU81は、RTSおよびCTSの送受信により、データの送信が可能であるか否かを判断する場合、受信したCTSにより、現在、他の端末装置がデータ送信中であり、データ送信禁止区間内であると設定されているか否かを判断し、データ送信禁止区間内ではない場合、RTSを送信し、受信したCTSを基に、データの送信が可能であるか否かを判断する。
【0063】
CPU81は、データの送信が可能であると判断した場合、メモリ83に保存された、受信部68から供給された受信レベルを基に、送信データの送信パワーを制御するための制御信号を生成し、送信部64およびパワーアンプ65に供給する。
【0064】
送信部64は、OFDMモデム部63の変調部91で変調されたOFDM変調信号の供給を受け、CPU81の制御に基づいて、供給された信号のパワー制御を行い、パワーアンプ65に供給する。パワーアンプ65は、CPU81の制御に基づいて、供給された信号を増幅し、アンテナスイッチ66を介して、アンテナ67に供給する。アンテナスイッチ66は、データ送信中は、送信部64で処理されて、パワーアンプ65で増幅されたデータまたは通信制御情報が、アンテナ67に供給されるように、データの授受を制御する。アンテナ67から基地局3にOFDM変調信号が送信される。
【0065】
アンテナ67は、基地局3または、他の端末局31から送信された受信信号であるOFDM信号を受信し、アンテナスイッチ66を介して、受信部68に供給する。アンテナスイッチ66は、受信処理中は、アンテナ67が受信した受信信号が受信部68に供給されるように、データの授受を制御する。受信部68は、アンテナ67から供給された受信信号の受信レベルを検出して、MAC制御部62に供給するとともに、供給された受信信号を、OFDMモデム部63に供給する。MAC制御部62のメモリ83は、供給された受信信号の受信レベルを保存する。
【0066】
OFDMモデム部63の復調部92は、受信部68から供給されたOFDM信号を、デジタルデータに復調して、MAC制御部62に供給する。MAC制御部62の無線フレーム生成・分解部82は、復調部92からデジタルデータの供給を受け、無線フレームを分解し、通信制御情報はCPU81に供給し、データは、ホストインタフェース部61に供給する。CPU81は、無線フレーム生成・分解部82から供給された信号を基に、カード51の動作を制御する。ホストインタフェース部61は、MAC制御部62から供給された処理済の受信データを、カードバスを介して、カード51のホスト機器であるPDA52に出力する。
【0067】
図5を用いて説明した端末局31においては、カード51のMAC制御部62のCPU81が、パワーアンプ65を制御して、送信パワーを変更することができるものとして説明したが、パワーアンプに、一般的な線形性の高いアンプが用いられた場合、CPU81の制御により、送信電力の低減を行っても、端末局31の消費電流を大幅に減少させることは困難である。
【0068】
それに対して、端末局32においては、送信信号の増幅アンプに、ハイパワーアンプとローパワーアンプの2種類のアンプを用い、データパケットの送信時に、使用するアンプを切り替えることができるようにすることにより、送信電力の低減を行った場合に、端末局32の消費電流を大幅に減少させるようにすることができるようになされている。
【0069】
図6は、端末局32の構成を示すブロック図である。なお、図5の場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0070】
すなわち、カード51に代わって、PDA52に装着されているカード101は、MAC制御部62に代わって、MAC制御部111が設けられ、パワーアンプ65に代わって、ハイパワーアンプ112およびローパワーアンプ113、並びに、アンプスイッチ114が設けられている以外は、基本的に、図5のカード51と同様の構成を有するものである。MAC制御部111は、CPU81に代わって、CPU121が設けられている以外は、基本的に、図5のMAC制御部111と同様の構成を有するものである。
【0071】
MAC制御部111のCPU121は、カード101の動作を制御するものであり、例えば、データの送信が可能であると判断した場合、メモリ83に保存された、受信部68から供給された受信レベルを基に、送信データの送信パワーを制御するための制御信号を生成し、送信部64、ハイパワーアンプ112、ローパワーアンプ113、および、パワースイッチ114に供給する。
【0072】
送信部64は、送信するOFDM信号を、MAC制御部111のCPU121の制御に基づいて、ハイパワーアンプ112またはローパワーアンプ113に供給する。ハイパワーアンプ112は、MAC制御部111のCPU121の制御に基づいて、供給されたOFDM信号を、フルパワーのデータ送信のために増幅する。ローパワーアンプ113は、MAC制御部111のCPU121の制御に基づいて、供給されたOFDM信号を、ローパワーのデータ送信のために増幅する。
【0073】
パワースイッチ114は、CPU121の制御に基づいて、フルパワーでデータ送信を行う場合、ハイパワーアンプ112の出力をアンテナスイッチ66に供給し、ローパワーでデータ送信を行う場合、ローパワーアンプ113の出力をアンテナスイッチ66に供給する。
【0074】
なお、図6においては、ハイパワーアンプ112およびローパワーアンプ113の2つのアンプのうちのいずれか一方を選択することにより、送信電力を制御するものとして説明しているが、アンプの数は、2つ以上のいかなる数であっても良く、CPU121は、複数のアンプのうち、送信電力の制御値に基づいたアンプを選択することにより、送信電力を制御することが可能となる。
【0075】
図5および図6においては、PDA52にカード51またはカード101が装着され、端末局31または端末局32として、無線通信処理が行われるものとして説明したが、カード51またはカード101は、PDA52に対して着脱可能に構成されるのみならず、カード51またはカード101とPDA52とが一体として構成(着脱不可に構成)されていてもよい。更に、PDA52の内部に、カード51またはカード101と同様の構成を有する通信処理部を設けるようにしても良い。
【0076】
更に、PDA52のみならず、例えば、パーソナルコンピュータや、携帯型電話機など、各種の情報処理装置に、カード51またはカード101を着脱可能なようにしたり、カード51またはカード101とこれらの情報処理装置とを一体として構成するようにしたり、これらの情報処理装置の内部に、カード51またはカード101と同様の構成を有する通信処理部を設けるようにしても良い。
【0077】
また、ローパワーモードでデータを送信する機能を有さない端末局2は、受信部68によって受信レベルが検出されず、CPU81またはCPU121によって、送信電力の制御が行われないこと以外は、端末局31または端末局32と基本的に同様の構成を有し、データの送受信の動作も、端末局31または端末局32と基本的に同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0078】
次に、図7のフローチャートを参照して、端末局31または端末局32が実行する、データ送信処理1について説明する。
【0079】
ステップS1において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、PDA52から、ホストインタフェース部61を介して供給された信号を基に、基地局3にデータ送信するか否かを判断する。ステップS1において、データ送信しないと判断された場合、データ送信すると判断されるまで、ステップS1の処理が繰り返される。
【0080】
ステップS1において、データ送信すると判断された場合、ステップS2において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、無線フレーム生成・分解部82において、RTSのフレームを生成させ、OFDMモデム部63の変調部91においてOFDM変調させる。そして、MAC制御部62のCPU81は、送信部64およびパワーアンプ65を制御し、MAC制御部111のCPU121は、送信部64、ハイパワーアンプ112、および、パワースイッチ114を制御して、送信するOFDM信号を、フルパワーの送信レベルに増幅し、アンテナスイッチ66およびアンテナ67を介して、基地局3にRTSを送信する。
【0081】
図8に示されるように、本発明を適用した端末局31または端末局32は、フルパワーでRTSを送信する。RTSには、端末局31または端末局32自身が、データパケットを基地局3に送信し、基地局3からACKを受信するまでの時間に関する情報が記載されている。
【0082】
RTSのフォーマットを図9に示す。RTSは、PHY(Physical sublayer)ヘッダフィールド、フレームコントロール(Frame Control)フィールド、デュレーション(Duration)フィールド、RA(Receiver Address;受信側アドレス)フィールド、TA(Transmitting Address;送信側アドレス)フィールド、および、FCS(Frame Check Sequence;フレームチェックシーケンス)フィールドで構成される。PHYヘッダフィールドには、通信に先立って必要なプリアンブル等の信号が格納される。フレームコントロールフィールドには、そのパケットの内容を示す情報が格納されるので、ここでは、このパケットがRTSであることを示す情報が記載されている。デュレーションフィールドには、端末局31または端末局32自身が、データパケットを基地局3に送信し、基地局3からACKを受信するまでの時間、すなわち、通信路を占有する時間が記載されている。RAフィールドには、RTSの送信先となる基地局3のアドレスが格納される。TAフィールドには、RTSを送信した端末局31または端末局32自身のアドレスが格納される。FCSフィールドには、誤り検査のためのビットが記載されている。
【0083】
RTSを受信した端末局2は、デュレーションフィールドを参照して、図8に示されるように、NAV(Network Allocation Vector)と称される送信禁止区間を設定する(後述する図12のステップS21およびステップS22の処理)。また、RTSを受信した基地局3は、図8に示されるように、サービスエリア11内の全ての端末局に対して、CTSを送信する。CTSには、基地局3がACKの送信を終了するまでの時間に関する情報が記載されている。
【0084】
CTSのフォーマットを図10に示す。CTSは、PHYヘッダフィールド、フレームコントロールフィールド、デュレーションフィールド、RAフィールド、および、FCSフィールドで構成される。PHYヘッダフィールドには、通信に先立って必要なプリアンブル等の信号が格納される。フレームコントロールフィールドには、そのパケットの内容を示す情報が格納されるので、ここでは、このパケットがCTSであることを示す情報が記載されている。デュレーションフィールドには、基地局3がACKの送信を終了するまでの時間が記載されている。RAフィールドには、受信したRTSのTAフィールドに記載されていた、RTSを送信した端末局31または端末局32のアドレスが格納される。FCSフィールドには、誤り検査のためのビットが記載されている。
【0085】
基地局3から送信されたOFDM信号が、アンテナ67において受信された場合、アンテナスイッチ66を介して、受信部68にOFDM信号が供給され、受信信号の受信レベルが検出されて、MAC制御部62またはMAC制御部111のメモリ83に供給されて保存されるとともに、供給された受信信号が、OFDMモデム部63に供給される。
【0086】
受信部68から供給されたOFDM信号は、OFDMモデム部63の復調部92で、デジタルデータに復調されて、MAC制御部62にまたはMAC制御部111の無線フレーム生成・分解部82に供給されて、無線フレームが分解される。そして、分解されたデジタルデータが、例えば、CTSなどの通信制御情報であった場合、CPU81に供給され、例えば、ストリームデータなどの、PDA52に供給するべきデータであった場合、ホストインタフェース部61に供給される。
【0087】
ステップS3において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、無線フレーム生成・分解部82から供給される信号を基に、基地局3から、RAフィールドに、自分自身のアドレスが記載されているCTS、すなわち、データを送信することを許可するCTSを受信したか否かを判断する。
【0088】
ステップS3において、データ送信許可のCTSを受信していないと判断された場合、ステップS4において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、無線フレーム生成・分解部82から供給される信号を基に、基地局3から、RAフィールドに、他の端末局のアドレスが記載されたCTSを受信したか否かを判断する。ステップS4において、他の端末局のアドレスが記載されたCTSを受信していないと判断された場合、処理は、ステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0089】
ステップS4において、他の端末局のアドレスが記載されたCTSが受信されたと判断された場合、ステップS5において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、受信したCTSのデュレーションフィールドを参照して、送信禁止区間(NAV)を設定し、カウントする。ステップS5における送信禁止区間のカウント処理の終了後、処理は、ステップS2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0090】
ステップS3において、データ送信許可のCTSを受信したと判断された場合、ステップS6において、受信部68は、受信したCTSの受信レベルの測定結果を、MAC制御部62またはMAC制御部111に供給する。MAC制御部62またはMAC制御部111のメモリ83は、供給された受信レベルを記憶する。
【0091】
ステップS7において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、ホストインタフェース61を介して、PDA52から供給されたデータを、無線フレーム生成・分解部82に供給して、無線フレームを構成させ、OFDMモデム部63の変調部91においてOFDM変調させる。そして、MAC制御部62のCPU81は、メモリ83に記憶された受信レベルを基に、送信部64およびパワーアンプ65を制御し、MAC制御部111のCPU121は、メモリ83に記憶された受信レベルを基に、送信部64、ローパワーアンプ113、および、パワースイッチ114を制御して、送信するOFDMデータを、ローパワーのデータ送信レベルに増幅し、アンテナスイッチ66およびアンテナ67を介して、基地局3にデータパケットを送信する。
【0092】
ステップS8において、受信部68は、基地局3からACK信号を受信し、処理が終了される。
【0093】
ACKのフォーマットを図11に示す。CTSは、PHYヘッダフィールド、フレームコントロールフィールド、デュレーションフィールド、RAフィールド、および、FCSフィールドで構成される。PHYヘッダフィールドには、通信に先立って必要なプリアンブル等の信号が格納される。フレームコントロールフィールドには、そのパケットの内容を示す情報が格納されるので、ここでは、このパケットがACKであることを示す情報が記載されている。デュレーションフィールドには、基地局3がACKの送信を終了するまでの時間が記載されている。RAフィールドには、データフィールドを送信した端末局31または端末局32のアドレスが格納される。FCSフィールドには、誤り検査のためのビットが記載されている。
【0094】
図8に示されるように、RTSまたはCTSのうち、少なくとも一方を受信した端末局2においては、図12を用いて後述する処理により、送信禁止区間が設定される。したがって、ステップS7の処理において、端末局31または端末局32からローパワーでデータパケットが送信されている間、端末局2は、基地局3にデータを送信することはない。すなわち、端末局31または端末局32は、このような処理により、ローパワーでデータパケットを送信しても、他の端末局のフルパワーのデータ送信により通信が妨害されることを未然に防ぐことが可能となる。
【0095】
次に、図12のフローチャートを参照して、図7を用いて説明した処理を実行する端末局31または端末局32と同一の基地局3のサービスエリア11内に存在する端末局2が実行する、データ送信禁止区間設定処理1について説明する。なお、ここでは、端末局2の構成は、図5を用いて説明した端末局31と基本的に同様であるものとして説明する。
【0096】
ステップS21において、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、無線フレーム生成・分解部82から供給される信号を基に、例えば、端末局31または端末局32など、他の端末局が送信したRTSを受信したか否かを判断する。
【0097】
ステップS21において、他の端末局が送信したRTSを受信したと判断された場合、ステップS22において、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、受信されたRTSのデュレーションフィールドを参照して、データ送信禁止区間(NAV)を設定して、処理が終了される。
【0098】
上述したように、端末局31または端末局32がフルパワーでRTSを送信した場合、端末局2は、送信されたRTSを受信することができる可能性が、図3を用いて説明した従来における場合よりも、非常に高くなる。したがって、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、図8に示される2種類のNAVのうち、より区間の長いRTSによる送信禁止区間を設定することができるので、図3を用いて説明した従来における場合と比較して、先に開始されている通信を妨害することを防ぐようにすることができる。
【0099】
ステップS21において、他の端末局が送信したRTSを受信しなかったと判断された場合、ステップS23において、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、無線フレーム生成・分解部82から供給される信号を基に、例えば、端末局31または端末局32など、他の端末局のアドレスがRAフィールドに記載されているCTSを受信したか否かを判断する。ステップS23において、他の端末局のアドレスが記載されているCTSを受信しなかったと判断された場合、処理は、ステップS21に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0100】
ステップS23において、他の端末局のアドレスが記載されているCTSを受信したと判断された場合、ステップS24において、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、受信されたCTSのデュレーションフィールドを参照して、データ送信禁止区間(NAV)を設定して、処理が終了される。
【0101】
このような処理が実行されることにより、端末局31または端末局32がフルパワーでRTSを送信した場合、端末局2は、送信されたRTSを受信することができる可能性が、図3を用いて説明した従来における場合よりも、非常に高くなる。したがって、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、図8に示される2種類のNAVのうち、より区間の長いRTSによる送信禁止区間を設定することができるので、図3を用いて説明した従来における場合と比較して、先に開始されているローパワーモードでの通信を妨害することを防ぐようにすることができる。また、端末局2が、RTSを受信できなかった場合においても、CTSを受信することにより、先に開始されているローパワーモードでの通信を妨害することを防ぐようにすることができる。
【0102】
また、図7を用いて説明した処理では、データパケットの送信に先立って、RTSおよびCTSの送受信を行うようになされていたが、送信データ長が短い場合であっても、データパケットの送信に先立って、RTSおよびCTSの送受信を行うようにしてしまっては、RTSおよびCTSの送受信のために通信経路が占有される時間の割合が、データパケットの送信に必要な時間に対して高くなってしまい、必要以上にスループットが低下してしまう。すなわち、RTSおよびCTSの送受信処理がオーバヘッドとなり、スループットの低下の原因となってしまう。このため、送信データのデータ長が短い場合においては、RTSおよびCTSの送受信を基にしたローパワーでのデータ送信処理を行わないようにすることにより、端末局の消費電力の低減と、スループットの向上とのバランスを考慮した、より高性能の通信を実現することができる。
【0103】
次に、図13のフローチャートを参照して、送信データ長を基に、ローパワーでのデータ送信処理を実行するか否かを決定することができる、データ送信処理2について説明する。
【0104】
ステップS41において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、PDA52から、ホストインタフェース部61を介して供給された信号を基に、基地局3にデータ送信するか否かを判断する。ステップS41において、データ送信しないと判断された場合、データ送信すると判断されるまで、ステップS41の処理が繰り返される。
【0105】
ステップS41において、データ送信すると判断された場合、ステップS42において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、ホストインタフェース部61を介して供給されたデータを基に、送信データ長は、所定の値(閾値)以上であるか否かを判断する。ここで、所定の値とは、端末局31または端末局32の消費電力の低減と、スループットの向上とのバランスに応じて設定することが可能な値である。
【0106】
ステップS42において、送信データ長は、所定の値以上であると判断された場合、ステップS43乃至ステップS48において、図7のステップS2乃至ステップS7と同様の処理が実行される。
【0107】
すなわち、RTSのフレームが生成されて、OFDM変調され、フルパワーの送信レベルに増幅されて、基地局3に送信される。RTSを受信した端末局2は、デュレーションフィールドを参照して、図8に示されるように、送信禁止区間(NAV)を設定し、RTSを受信した基地局3は、図8に示されるように、サービスエリア11内の全ての端末局に対して、CTSを送信する。
【0108】
そして、RAフィールドに自分自身のアドレスが記載されているCTSを受信したか否かが判断され、CTSを受信していないと判断された場合、RAフィールドに、他の端末局のアドレスが記載されたCTSを受信したか否かが判断される。他の端末局のアドレスが記載されたCTSを受信したと判断された場合、受信したCTSのデュレーションフィールドを参照して、送信禁止区間(NAV)を設定し、カウントする。RAフィールドに自分自身のアドレスが記載されている、すなわち、データ送信許可のCTSを受信したと判断された場合、受信したCTSの受信レベルの測定結果がメモリ83に記憶される。
【0109】
そして、PDA52から供給されたデータにより、無線フレームが構成され、OFDM変調され、メモリ83に記憶された受信レベルを基に、ローパワーのデータ送信レベルに増幅されて、基地局3に送信される。
【0110】
ステップS42において、送信データ長は、所定の値以上ではないと判断された場合、ステップS49において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、PDA52から供給されたデータを、無線フレーム生成・分解部82に供給して、無線フレームを構成させ、OFDMモデム部63の変調部91においてOFDM変調させる。そして、MAC制御部62のCPU81は、送信部64およびパワーアンプ65を制御し、MAC制御部111のCPU121は、送信部64、ハイパワーアンプ112、および、パワースイッチ114を制御して、送信するOFDMデータを、フルパワーのデータ送信レベルに増幅し、アンテナスイッチ66およびアンテナ67を介して、基地局3にデータパケットを送信する。
【0111】
ステップS48もしくはステップS49の処理の終了後、ステップS50において、受信部68は、基地局3からACK信号を受信し、処理が終了される。
【0112】
このような処理により、所定の値以下の短いデータ長のデータ送信においては、RTSおよびCTSの送受信が行われずに、フルパワーでデータパケットが送信されるようにしたので、データ送受信のスループットが向上する。また、所定の値以上の長いデータ長のデータ送信においては、図8を用いて説明した場合と同様に、RTSおよびCTSの送受信が予め実行されるので、RTSまたはCTSのうち、少なくとも一方を受信した端末局2においては、図12を用いて説明した処理により、送信禁止区間が設定されるので、端末局31または端末局32からローパワーでデータパケットが送信されている間、基地局3にデータを送信することはない。したがって、端末局31または端末局32からローパワーで送信されたデータパケットは、端末局2のデータ送信により妨害されることはない。
【0113】
また、データパケットの送信に先立って、RTSおよびCTSの送受信を行うことによるスループットの低下を防ぐために、端末局31または端末局32が、基地局3にRTSを送信して、基地局3がCTSを送信するのではなく、端末局31または端末局32が、基地局3に代わって、CTSを送信することができるようにしても良い。
【0114】
なお、端末局31または端末局32が、基地局3に代わって、CTSを送信することができるようになされている場合、端末局31または端末局32は、基地局3が定期的(例えば、100msec間隔)に送信するビーコンなどの信号の受信レベルを基に、データパケットの送信レベルを設定する。受信部68が受信レベルを測定するために用いられる情報またはデータは、基地局3が送信したものであれば、例えば、CTSやACKなどの通信制御情報や、他の端末局に送信したデータなど、ビーコン以外のものであっても良いことは言うまでもない。
【0115】
図14のフローチャートを参照して、CTSを送信することができる端末局31または端末局32が実行する、データ送信処理3について説明する。
【0116】
ステップS71において、受信部68は、アンテナスイッチ66を介して信号が供給されたか否かを基に、例えば、100msecで基地局3から定期的に送信されるビーコンなど、基地局3から送信されたデータまたは通信制御情報を受信したか否かを判断する。
【0117】
ステップS71において、基地局3から送信されたデータまたは通信制御情報を受信したと判断された場合、ステップS72において、受信部68は、アンテナスイッチ66を介して供給された受信信号の受信レベルを測定して、MAC制御部62またはMAC制御部111に供給する。MAC制御部62またはMAC制御部111のメモリ83は、供給された受信レベルを記憶する
【0118】
ステップS71において、基地局3から送信されたデータまたは通信制御情報を受信していないと判断された場合、もしくは、ステップS72の処理の終了後、ステップS73において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、PDA52から、ホストインタフェース部61を介して供給された信号を基に、基地局3にデータ送信するか否かを判断する。ステップS73において、データ送信しないと判断された場合、処理は、ステップS71に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0119】
ステップS73において、データ送信すると判断された場合、ステップS74において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、過去に受信したCTSのデュレーションフィールドを参照して設定された送信禁止区間内であるか否かを判断する。
【0120】
ステップS74において、送信禁止区間内であると判断された場合、ステップS75において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、送信禁止区間をカウントし、送信禁止区間のカウント処理の終了後、処理は、ステップS73に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0121】
ステップS74において、送信禁止区間内ではないと判断された場合、端末局31または端末局32は、通信可能な状態(基地局3がアイドルであると判断している状態)であるので、ステップS76において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、無線フレーム生成・分解部82において、受信側アドレスに自分自身を指定したCTSのフレームを生成させ、OFDMモデム部63の変調部91においてOFDM変調させる。そして、MAC制御部62のCPU81は、送信部64およびパワーアンプ65を制御し、MAC制御部111のCPU121は、送信部64、ハイパワーアンプ112、および、パワースイッチ114を制御して、送信するOFDMデータを、フルパワーの送信レベルに増幅し、アンテナスイッチ66およびアンテナ67を介して、基地局3にCTSを送信する。
【0122】
すなわち、端末局31または端末局32は、図10を用いて説明したCTSと同一のパケットを生成して送信する。CTSのRAフィールドには、端末局31または端末局32のアドレスが記載され、デュレーションフィールドには、基地局3がACKの送信を終了するまでの時間が記載される。
【0123】
図15に示されるように、端末局31または端末局32が、フルパワーで、受信側アドレスに自分自身を指定したCTSのフレームを送信した場合、そのCTSを受信した端末局2は、端末局31または端末局32が送信したRTSに対して、基地局3が送信したCTSを受信したと認識し、その場合と同様の処理を実行するため、CTSに含まれるデュレーションフィールドを参照して、CTSによる送信禁止区間(NAV)を設定し、その区間中は、基地局3にデータを送信しない。
【0124】
ステップS77において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、ホストインタフェース61を介して、PDA52から供給されたデータを、無線フレーム生成・分解部82に供給して、無線フレームを構成させ、OFDMモデム部63の変調部91においてOFDM変調させる。そして、ステップS72の処理により、メモリ83には、CTSの送信以前に基地局3から受信した信号(例えば、ビーコンなど)を基に、受信レベルが測定されて、記憶されているので、MAC制御部62のCPU81は、メモリ83に記憶された受信レベルを基に、送信部64およびパワーアンプ65を制御し、MAC制御部111のCPU121は、メモリ83に記憶された受信レベルを基に、送信部64、ローパワーアンプ113、および、パワースイッチ114を制御して、送信するOFDMデータを、ローパワーのデータ送信レベルに増幅し、アンテナスイッチ66およびアンテナ67を介して、基地局3にデータパケットを送信する。
【0125】
ステップS78において、受信部68は、基地局3からACK信号を受信し、処理が終了される。
【0126】
端末局31または端末局32から送信されるCTSを受信した端末局2においては、図16を用いて後述する処理により、送信禁止区間が設定される。したがって、端末局31または端末局32からローパワーでデータパケットが送信されている間、端末局2は、基地局3にデータを送信することはない。すなわち、このような処理により、端末局31または端末局32からローパワーでデータパケットが送信されても、スループットを向上させつつ、他の端末局のデータ送信により通信が妨害されてしまうことを未然に防ぐことが可能となる。
【0127】
次に、図16のフローチャートを参照して、図14を用いて説明した処理と並行して実行される、端末局2のデータ送信禁止区間設定処理2について説明する。なお、ここでも、端末局2の構成は、図5を用いて説明した端末局31と基本的に同様であるものとして説明する。
【0128】
ステップS91において、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、無線フレーム生成・分解部82から供給される信号を基に、例えば、端末局31または端末局32など、他の端末局のアドレスがRAフィールドに記載されているCTSを受信したか否かを判断する。ステップS91において、他の端末局のアドレスが記載されているCTSを受信しなかったと判断された場合、他の端末局のアドレスが記載されているCTSを受信したと判断されるまで、ステップS91の処理が繰り返される。
【0129】
ステップS91において、他の端末局のアドレスが記載されているCTSを受信したと判断された場合、ステップS92において、端末局2のMAC制御部62のCPU81は、受信されたCTSのデュレーションフィールドを参照して、データ送信禁止区間(NAV)を設定して、処理が終了される。
【0130】
この処理において端末局2が受信するCTSは、図14のステップS76において、端末局31または端末局32から送信されるCTSであるが、端末局2は、例えば、図12を用いて説明したステップS23およびステップS24の処理において受信する、基地局3が送信するCTSを受信した場合と同一の処理を実行する。
【0131】
したがって、同一サービスエリア11内に存在する他の端末局2が、従来と同一の、CTSおよびRTSの送受信によるデータ送信および送信禁止区間設定の処理を行うことが可能な端末局であれば、本発明を適用した端末局31または端末局32は、図14を用いて説明した処理により、ローパワーモードでデータパケットを送信する場合であっても、スループットを向上させつつ、データ送信妨害を未然に防ぐようにすることが可能となる。
【0132】
また、図14を用いて説明した処理では、データパケットの送信に先立って、CTSの送受信を行うようになされていたが、送信データ長が短い場合においては、CTSの送受信を基にしたローパワーでのデータ送信処理を行わないようにすることにより、更にスループットを向上させることができる。
【0133】
次に、図17のフローチャートを参照して、送信データ長を基に、ローパワーでのデータ送信処理を実行するか否かを決定することができる、データ送信処理4について説明する。
【0134】
ステップS101乃至ステップS105において、図14を用いて説明した、ステップS71乃至ステップS75と同様の処理が実行される。
【0135】
すなわち、例えば、ビーコンなど、基地局3から送信された情報を受信したか否かが判断されて、基地局3から送信された情報を受信したと判断された場合、受信レベルが測定されて、記憶される。
【0136】
そして、基地局3にデータ送信するか否かが判断され、データ送信すると判断された場合、過去に受信したCTSのデュレーションフィールドを参照して設定された送信禁止区間内であるか否かが判断される。送信禁止区間内であると判断された場合、送信禁止区間がカウントされ、送信禁止区間のカウント処理の終了後、処理は、ステップS103に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0137】
ステップS104において、送信禁止区間内ではないと判断された場合、ステップS106において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、ホストインタフェース部61を介して供給されたデータを基に、送信データ長は、所定の値以上であるか否かを判断する。ここで、所定の値とは、端末局31または端末局32の消費電力の低減と、スループットの向上とのバランスに応じて設定することが可能な値である。
【0138】
ステップS106において、送信データ長は、所定の値以上であると判断された場合、ステップS107およびステップS108において、図14のステップS76およびステップS77と同様の処理が実行される。すなわち、受信側アドレスに自分自身を指定したCTSのフレームが生成されてOFDM変調され、フルパワーの送信レベルに増幅されて、基地局3にCTSが送信される。
【0139】
すなわち、端末局31または端末局32は、図10を用いて説明したCTSと同一のパケットを生成して送信する。CTSのRAフィールドには、端末局31または端末局32のアドレスが記載され、デュレーションフィールドには、基地局3がACKの送信を終了するまでの時間が記載される。したがって、CTSを受信した端末局2は、基地局3が送信したCTSであると認識するため、CTSに含まれるデュレーションフィールドを参照して、CTSによる送信禁止区間(NAV)を設定し、その区間中は、基地局3にデータを送信しない。
【0140】
そして、PDA52から供給されたデータによって、無線フレームが構成されてOFDM変調され、CTSの送信以前に基地局3から受信した信号(例えば、ビーコンなど)を基に、ステップS102において測定されて記憶されている受信レベルを基に、ローパワーのデータ送信レベルに増幅されて、基地局3にデータパケットが送信される。
【0141】
ステップS106において、送信データ長は、所定の値以上ではないと判断された場合、ステップS109において、MAC制御部62のCPU81、もしくは、MAC制御部111のCPU121は、PDA52から供給されたデータを、無線フレーム生成・分解部82に供給して、無線フレームを構成させ、OFDMモデム部63の変調部91においてOFDM変調させる。そして、MAC制御部62のCPU81は、送信部64およびパワーアンプ65を制御し、MAC制御部111のCPU121は、送信部64、ハイパワーアンプ112、および、パワースイッチ114を制御して、送信するOFDMデータを、フルパワーのデータ送信レベルに増幅し、アンテナスイッチ66およびアンテナ67を介して、基地局3にデータパケットを送信する。
【0142】
ステップS108またはステップS109の処理の終了後、ステップS110において、受信部68は、基地局3からACK信号を受信し、処理が終了される。
【0143】
このように、図17を用いて説明した処理を実行することにより、送信データ長が短い場合においては、CTSの送受信を基にしたローパワーでのデータ送信処理を行わないようにすることができ、データ長が短い場合においては、図14を用いて説明した処理よりも、更にスループットを向上させることができる。
【0144】
以上説明した本発明を適用することにより、IEEE802.11のMACの規格に準拠したまま、他の端末局から送信されるデータによる通信妨害を受けることなく、無線通信による消費電力を減少させることができる。
【0145】
このため、例えば、ホットスポットなどの、不特定多数の端末局が存在する無線LAN環境においても、他の端末局(例えば、端末局2)から送信されるデータによる通信妨害を受けることなく、無線通信相手(例えば、基地局3)との距離に対応したデータ送信電力でデータを送信するローパワーモードを用いることにより、消費電力を減少させることができる。
【0146】
特に、本発明をPDAなどの小型の情報処理装置、または、これらの小型の情報処理装置に装着可能な無線通信処理を実行する装置(例えば、カード51またはカード101)に適用することにより、バッテリの寿命を延ばしたり、バッテリを小型化することが可能となる。
【0147】
なお、端末局31または端末局32が、ローパワーモードにより、低電力でデータを送信することができない場合においても、図14乃至図17を用いて説明した処理のように、基地局3に代わって、自分自身のアドレスをRAフィールドに記載したCTSを送信することができるようにすることにより、通常のRTSおよびCTSを用いて実行される処理と比較して、RTSの送信が必要ない分、スループットを向上させることができる。
【0148】
以上説明した処理においては、端末局31または端末局32が、基地局3、および、インターネット4を介して、サーバ5に対してデータを送信する場合について説明したが、端末局31または端末局32が、他の端末局に対してデータを送信する場合においても、本発明は適用可能であることは言うまでもない。
【0149】
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0150】
この記録媒体は、図5または図6に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク71(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク72(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク73(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ74などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0151】
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0152】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0153】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、無線通信を実行することができる。特に、RTSなどの通信に関する情報を大きな送信電力で送信し、データの送信電力は、データ送信先から送信された情報の受信レベルを基に制御することができるので、低電力で無線通信を実行することが可能となる。
【0154】
また、他の本発明によれば、通信を実行することができる他、例えば、CTSなどの、管理装置が通常送信する情報を送信し他の値、データを送信することにより、スループットを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の無線LANシステムについて説明するためのブロック図である。
【図2】ローパワーでデータが送信されている場合のキャリアセンスについて説明するための図である。
【図3】ローパワーでデータが送信されている場合のRTSおよびCTS、並びに、データの授受について説明するための図である。
【図4】本発明を適用した無線LANシステムについて説明するためのブロック図である。
【図5】図4の端末局の構成を示すブロック図である。
【図6】図4の端末局の、図5とは異なる構成を示すブロック図である。
【図7】データ送信処理1について説明するフローチャートである。
【図8】図7のデータ送信処理1が実行された場合のRTSおよびCTS、並びに、データの授受について説明するための図である。
【図9】RTSのデータ構成を示す図である。
【図10】CTSのデータ構成を示す図である。
【図11】ACKのデータ構成を示す図である。
【図12】データ送信禁止区間設定処理1について説明するフローチャートである。
【図13】データ送信処理2について説明するフローチャートである。
【図14】データ送信処理3について説明するフローチャートである。
【図15】図14のデータ送信処理1が実行された場合のRTSおよびCTS、並びに、データの授受について説明するための図である。
【図16】データ送信禁止区間設定処理2について説明するフローチャートである。
【図17】データ送信処理4について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2 端末局, 3 基地局, 11 サービスエリア, 31,32 端末局, 51 カード, 52 PDA, 63 MAC制御部, 63 OFDMモデム部, 64 送信部, 65 パワーアンプ, 67 アンテナ, 68受信部, 81 CPU, 83 メモリ, 101 カード,111 MAC制御部, 112 ハイパワーアンプ, 113 ローパワーアンプ, 114 アンプスイッチ, 121 CPU

Claims (15)

  1. 管理装置との間で無線により通信するとともに、前記管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する情報処理装置において、
    前記管理装置に、データを送信するとともに、前記管理装置との無線通信を制御するための情報を送信または受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信された前記情報または前記データの受信レベルを測定する測定手段と、
    前記通信手段による前記情報または前記データの送信電力を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は
    送信する前記データのデータ長を閾値と比較する処理を実行し、
    前記データのデータ長が前記閾値より短い場合、前記データの送信開始を通知する第1の情報を送信することなく、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で、前記データが送信されるように制御し、
    前記データのデータ長が前記閾値より長い場合、前記情報のうち、前記第1の情報が、前記第1の大きさの送信電力で送信されるように制御し、
    前記第1の情報に基づいて前記管理装置により送信された、前記データの送信開始を許可する第2の情報が、前記通信手段により受信された場合、
    前記測定手段は、前記第2の情報の受信レベルを測定し、
    前記制御手段は、前記測定手段により測定された前記受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように、前記データの送信電力を制御する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の情報または前記データを送信する信号のレベルを増幅する複数の増幅手段を更に備え、
    複数の前記増幅手段は、それぞれ異なる増幅率で前記信号のレベルを増幅し、
    前記制御手段は、複数の前記増幅手段のうちのいずれかを選択することにより、前記第1の情報または前記データの送信電力を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記管理装置との通信は、IEEE802.11の規定に基づいて実行され、
    前記第1の情報は、RTSであり、前記第2の情報は、CTSである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 管理装置との間で無線により通信するとともに、前記管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する情報処理装置の情報処理方法において、
    送信する前記データのデータ長を閾値と比較する比較ステップと、
    前記データのデータ長が前記閾値より長い場合、データの送信開始を通知する第1の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信されるように制御する第1の送信制御ステップと、
    前記第1の情報に基づいて前記管理装置により送信された、前記データの送信開始を許可する第2の情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記第2の情報の受信レベルを測定する測定ステップと、
    前記測定ステップの処理により測定された前記第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、前記データが送信されるように制御する第2の送信制御ステップと
    前記データのデータ長が前記閾値より短い場合、前記第1の情報を送信することなく、前記第1の大きさの送信電力で、前記データが送信されるように制御する第3の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. 管理装置との間で無線により通信するとともに、前記管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    送信する前記データのデータ長を閾値と比較する比較ステップと、
    前記データのデータ長が前記閾値より長い場合、データの送信開始を通知する第1の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信されるように制御する第1の送信制御ステップと、
    前記第1の情報に基づいて前記管理装置により送信された、前記データの送信開始を許可する第2の情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記第2の情報の受信レベルを測定する測定ステップと、
    前記測定ステップの処理により測定された前記第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、前記データが送信されるように制御する第2の送信制御ステップと
    前記データのデータ長が前記閾値より短い場合、前記第1の情報を送信することなく、前記第1の大きさの送信電力で、前記データが送信されるように制御する第3の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 管理装置との間で無線により通信するとともに、前記管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    送信する前記データのデータ長を閾値と比較する比較ステップと、
    前記データのデータ長が前記閾値より長い場合、データの送信開始を通知する第1の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信されるように制御する第1の送信制御ステップと、
    前記第1の情報に基づいて前記管理装置により送信された、前記データの送信開始を許可する第2の情報の受信を制御する受信制御ステップと、
    前記第2の情報の受信レベルを測定する測定ステップと、
    前記測定ステップの処理により測定された前記第2の情報の受信レベルに基づいた第2の大きさの送信電力となるように制御された送信電力で、前記データが送信されるように制御する第2の送信制御ステップと
    前記データのデータ長が前記閾値より短い場合、前記第1の情報を送信することなく、前記第1の大きさの送信電力で、前記データが送信されるように制御する第3の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  7. データ送信開始の許可を求める第1の情報を受信したとき、送信開始を許可する第2の情報を送信する機能を有する管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する情報処理装置において、
    前記管理装置から送信された情報を受信するとともに、前記他の情報処理装置に前記データを送信するとき、前記第2の情報を送信した後、前記管理装置に、前記データを送信する通信手段
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記通信手段は、受信側アドレスに自分自身のアドレスを指定して前記第2の情報を送信する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記通信手段により受信された、前記管理装置が送信した前記情報、もしくは、前記管理装置が、他の情報処理装置に送信したデータの受信レベルを測定する測定手段と、
    前記通信手段による前記第2の情報および前記データの送信電力を制御する制御手段と
    を更に備え、
    前記通信手段による前記管理装置との通信は、無線により行われ、
    前記制御手段は、前記第2の情報が、制御可能な範囲のうちの最大値、もしくは、それに近い第1の大きさの送信電力で送信されるように制御したのち、前記データが、前記測定手段により測定された前記受信レベルに基づいた送信電力で送信されるように制御する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2の情報または前記データを送信する信号のレベルを増幅する複数の増幅手段を更に備え、
    複数の前記増幅手段は、それぞれ異なる増幅率で前記信号のレベルを増幅し、
    前記制御手段は、複数の前記増幅手段のうちのいずれかを選択することにより、前記第2の情報または前記データの送信電力を制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御手段は、送信する前記データのデータ長を閾値と比較する処理を更に実行し、
    前記データのデータ長が前記閾値より短い場合、前記制御手段は、前記第1の大きさの送信電力で、前記データが送信されるように制御し、
    前記データのデータ長が前記閾値より長い場合、前記制御手段は、前記第1の大きさより小さな第2の大きさの送信電力で、前記データが送信されるように制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記管理装置との通信は、IEEE802.11の規定に基づいて実行され、
    前記第1の情報は、RTSであり、前記第2の情報は、CTSである
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  13. データ送信開始の許可を求める第1の情報を受信したとき、送信開始を許可する第2の情報を送信する機能を有する管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記第2の情報の送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記管理装置を介した、前記他の情報処理装置への前記データの送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. データ送信開始の許可を求める第1の情報を受信したとき、送信開始を許可する第2の情報を送信する機能を有する管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第2の情報の送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記管理装置を介した、前記他の情報処理装置への前記データの送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  15. データ送信開始の許可を求める第1の情報を受信したとき、送信開始を許可する第2の情報を送信する機能を有する管理装置を介して、他の情報処理装置にデータを送信する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第2の情報の送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記管理装置を介した、前記他の情報処理装置への前記データの送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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