JP3170847U - 即席薬膳飯 - Google Patents

Abstract

【課題】長期保存が可能で、簡単に食べられる即席薬膳飯を提供する。【解決手段】内部に仕切りのある皮種に具を区分けして入れて、成形した米飯の上部に埋め込み、これに生薬を加えた汁をかけて食べる。【選択図】図１

Description

汁かけ飯及びお茶漬けは、炊いた米飯の上に具をのせ、汁又は茶をかけて食べる一般的な食事であるとともに、各地方の食材を活かした郷土料理でもある。
汁かけ飯及びお茶漬けをさらに美味しく、食餌効果を高め、且つ長期保存が可能で簡単に食べられる方法を考案した。

汁かけ飯とお茶漬けは共通した食べ方であり、汁かけ飯は主として四国九州地方に、その地の食材をいかした郷土料理として多く存在する。
汁かけ飯は、米飯に具を乗せ、その上に汁をかけて食べるもので、一例をあげると鹿児島県奄美地方の郷土料理である汁かけ飯の鶏飯は、米飯の上に調理してほぐした鶏肉や錦糸卵、椎茸等の具を乗せて、これに鶏ガラをベースにしたスープをかけて食べる伝統的な汁かけ飯であり、他の汁かけ飯も食べ方は同様である。
この調理方法は、飯を炊く、具を調理する、汁をつくることからなり、食材の調達から調理まで一定の作業を要し、家庭或いは料理店で手間と時間をかけて作られている。

この汁かけ飯を、炊飯及び調理をすることなく、加熱するのみで簡単に食べられるインスタント食品化するとともに、生薬並びにハーブ等を加えて健康及び美容等に効果がある薬食（薬膳）に改良して、どこででも簡単に食べられる即席薬膳飯として提供することである。

課題を解決する為の手段

上記の課題を解決するには、以下の手段を講じる。
（１）具及び米飯を一体化することで容積を小さくし、保存及び包装が容易になる形状にする。
（２）汁（スープ）は、その食材に加えて、目的により調合した生薬等（例：美容食＝苡仁、玉竹、冬瓜子、等）を加えて抽出し、調味料で味付けして完成したものを、濃縮又は固形にする。
（３）上記の（１）及び（２）を真空包装又は密封し冷凍する。

（１）具を皮種（もち米粉を原料とした最中の皮）を改良した容器に入れ、米飯と一体化する。
その方法は以下の通りである。
▲１▼ 具の容器となる、内側に仕切りのある皮種をつくる。
▲２▼ この皮種に、調理加工後、水分を切った具を区分けして入れる。
▲３▼ 具の入った皮種（最中状）を、適量の米飯で皮種の蓋側を薄くして握り飯状にくるむ。
▲４▼ これを型枠にいれて、花型等に成型する。（図１）
米飯で包むとき、皮種の蓋側を薄くすることにより、この部分を上にして汁（スープ）を加えると、米飯及び皮種の蓋が剥離して、具が米飯の上にのっている形になる。
▲５▼ 汁（スープ）は、その食材に加えて、目的により調合した生薬等（例：美容食＝苡仁、玉竹、冬瓜子等）を加えて抽出し、調味料で味付けして完成したものを、濃縮又は固形にする。
▲５▼ これらを冷凍または真空包装する。

発明の効果

▲１▼ 具を米飯の中に収納することにより形状が小型化し簡素な形状となるため、包装及び保存が容易になり、冷凍食品として商品化することができる。
▲２▼ 調理済みなので、加熱だけで食べられるインスタント食品として商品化できる。
▲３▼ 生薬及びハーブ等を、専門家の調合したレシピに基づき加えてあり、薬食（薬膳）としての効果がある。

成型された米飯の図 成型された米飯の断面図 内部が区切られた皮種（容器）と蓋の図

符合の説明

（１）米飯部分
（２）皮種に納められた具
（３）具をいれる皮種（容器）
（４）皮種の蓋

Claims (1)

1. 内部に仕切りのある皮種に具を区分けして入れて、成型した米飯の上部に埋め込み、これに生薬を加えた汁（スープ）をかけて食べるようにつくられた、即席薬膳食。

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