JP3170718U - 自動車の座席構造 - Google Patents

自動車の座席構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3170718U
JP3170718U JP2011003624U JP2011003624U JP3170718U JP 3170718 U JP3170718 U JP 3170718U JP 2011003624 U JP2011003624 U JP 2011003624U JP 2011003624 U JP2011003624 U JP 2011003624U JP 3170718 U JP3170718 U JP 3170718U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
row
door
passenger
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011003624U
Other languages
English (en)
Inventor
隆義 林
隆義 林
Original Assignee
株式会社トヨタテックス大阪
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トヨタテックス大阪 filed Critical 株式会社トヨタテックス大阪
Priority to JP2011003624U priority Critical patent/JP3170718U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170718U publication Critical patent/JP3170718U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】3列の座席列を備えた乗用自動車を旅客事業用に転用できる自動車の座席構造を提供する。【解決手段】3列の座席列を備えた8人乗りのいわゆるワゴンタイプの乗用自動車であり、運転席2a、助手席2bとから成る前側座席列2と、3人掛け座席3aから成る後側座席列3との間に中央座席列4を備える。2人掛け固定座席4aのうち助手席側のスライド式リアドア6に近い方の固定座席4aに取付機構7により、折りたたみ式のドア側座席4bを取り付ける。そして、リアドア6を開けて乗員が車内に乗り込んで後側座席列3に座ろうとしたときに、ドア側座席4bを折りたたむことによって、リアドア6から後側座席列3に至るまでの通路10が車室内に形成され、車内に乗り込んだ乗員は後側座席列3に楽に移動して座席3aに座ることができる。【選択図】図2

Description

本考案は、乗用自動車を旅客事業用に転用可能にするための自動車の座席構造に関するものである。
従来、乗員定員が11人以上の自動車、旅客自動車運送事業用自動車で乗員定員が10人いかのものおよび幼児専用車には、乗降口から座席へ至ることのできる通路を設けるよう、道路運送車両法の保安基準で規定されている。
ところで、乗員定員が8人で前、中、後の3列の座席を有するいわゆるワゴンタイプの乗用自動車が市販されているが、このような3列の座席を有する乗用自動車を旅客自動車運送事業用自動車に転用可能にすることが望まれており、例えば特許文献1に記載のように、一部座席を折りたたみ可能にすることが考えられる。
特開2002−211305号公報(段落0001〜0005および図3など)
しかし、上記した特許文献1に記載のものは、介護タクシーにおいて介護者と車椅子を使用する被介護者とが対面した状態で乗車できるようにするために後列の座席のうち1つを後ろ向きの折りたたみ式補助席としたものであり、市販のワゴンタイプの乗用自動車を旅客用に転用可能にしたものではない。
本考案は、上記課題に鑑みなされたものであり、3列の座席列を備えた乗用自動車を旅客事業用に転用できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本考案は、少なくとも3列の座席列を備えた乗用自動車を旅客事業用に転用するための自動車の座席構造において、中央列の複数の座席のうちリアドアに近いドア側座席をこれに隣接する中央列の座席に対して折りたたみ自在に取り付ける取付機構を備え、前記ドア側座席の折りたたみにより前記リアドア側に前記中央列の後列の座席への移動用通路を形成することを特徴としている(請求項1)。
また、前記取付機構は、前記ドア側座席のシートバックを倒してシートクッションに重畳し前記ドア側座席の前記中央列の座席側と反対側を起こして折りたたみ可能に前記ドア側座席のシートクッションの前記中央列の座席側を固定するものとしてもよく(請求項2)、前記取付機構は、前記ドア側座席を折りたたんだ状態に保持する保持手段を備えていてもよい(請求項3)。
本考案によれば、取付機構により、中央列のリアドアに近いドア側座席をこれに隣接する中央列の座席に対して折りたたみ自在に取り付けたため、ドア側座席の折りたたみにより前記リアドア側に前記中央列の後列の座席への移動用通路を形成することができ、通路が不要なときには、折りたたんだ状態のドア側座席を倒して通常の座席として使用することができ、乗用自動車を道路運送車両法の保安基準に適合した旅客事業用に容易に転用することができる。
本考案の一実施形態のある状態における座席配列の概要を示す平面図である。 一実施形態の図1と異なる状態における平面図である。 一実施形態における取付機構の固定部材の斜視図である。 一実施形態における取付機構の保持部材の側面図である。 一実施形態における取付機構の保持部材の背面図である。 一実施形態における取付機構の固定部材の組み込み状態の斜め後上方からの斜視図である。 一実施形態における取付機構によりドア側座席を取付板状態の前寄り側方からの斜視図である。 一実施形態における取付機構によりドア側座席を取付板状態の前寄りの側方やや下からの斜視図である。
本考案に係る自動車の座席構造の一実施形態について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。ここで、図1はある状態における座席配列の概要を示す平面図、図2は異なる状態における座席配列の概要を示す平面図、図3ないし図6は取付機構を示し、図3は固定部材の斜視図、図4は保持部材の側面図、図5は保持部材の背面図、図6は固定部材の組み込み状態の斜め後上方からの斜視図、図7は取付機構によりドア側座席を取付板状態の前寄り側方からの斜視図、図8は取付機構によりドア側座席を取付板状態の前寄りの側方やや下からの斜視図である。
図1において、1は3列の座席列を備えた8人乗りのいわゆるワゴンタイプの乗用自動車(以下、ワゴン車という)であり、運転席2a、助手席2bとから成る前側座席列2と、3人掛け座席3aから成る後側座席列3との間に中央座席列4を備えている。
中央座席列4は、2人掛け座席4aと、助手席側のスライド式リアドア6に近い方の固定座席4aに取付機構7により取り付けられた折りたたみ式のドア側座席4bとを備えている。このとき、ワゴン車1の中央座席列4が標準装備として、後側座席列3と同様に3人掛け座席構成であるときに、中央座席列4の3人掛け座席のうち、助手席側リアドア6に近い側の1人分の座席を、バス等に設置されるいわゆる補助席のような折りたたみ式ドア側座席4bに変更し、取付機構7によりドア側座席4bを折りたたみ自在に取り付けて装備する。
なお、図1において、8はハンドル、9は助手席側フロントドアであり、運転席側のフロントドアおよびリアドアは図示省略している。
上記したドア側座席4bは折りたたみ式であり、図2に示すように、助手席側リアドア6を開けて乗員が車内に乗り込んで後側座席列3に座ろうとしたときに、ドア側座席4bを図2に示すように折りたたむことによって、リアドア6から後側座席列3に至るまでの通路10が車室内に形成されるため、車内に乗り込んだ乗員は後側座席列3に楽に移動して座席3aに座ることができる。
こうすることで、3列の座席列を備えた8人乗りのワゴン車であっても、道路運送車両法の保安基準に適合した旅客事業用に容易に転用することが可能になる。
ところで、ドア側座席4bを中央座席列4の2人掛け固定座席4aに取り付ける取付機構7は、ドア側座席4bのシートバック4b1を倒してシートクッション4b2に重畳し、ドア側座席4bの固定座席4aと反対のリアドア6側を起こして折りたたみ可能にドア側座席4bのシートクッション4b2の固定座席4a側を、車内床面に設置された固定用レール12および中央座席列4の2人掛け固定座席4aに連結固定するものであり、例えば図3ないし図5に示すように構成されている。
取付機構7は金属製の固定部材71と保持部材72とを備えている。固定部材71は、図3に示すように、垂直に立てた長方形の平板材71aの下端部を直角の水平方向に折り曲げるとともにその先端部をさらに直角に垂直方向に折り曲げた形状の基部71aと、基部71aの両端部にそれぞれ溶接された補強用の直角三角形の補強材71bと、一端部が基部71aの水平方向に折り曲げた部分からアーム状に延び出して基部71aの水平方向に折り曲げた部分の底面側に他端部が溶接された2本の長尺板材71cと、基部71aの水平方向に折り曲げた部分の底面および両長尺板材71cに溶接された補強板71dと、補強板71dの両端と基部71aの垂直部分とに溶接された補強リブ71eとを備えている。なお、基部71aの垂直部分には4つのボルト挿通孔71fが透設され、両長尺板材71cそれぞれの両端にもボルト挿通孔71gが透設されている。
そして、図6ないし図8に示すように、上記した固定部材71の基部71aの水平に折り曲げた部分が車内床面に設置された固定用レール12にボルト、ナット等により固着されるとともに、固定部材71の両長尺板材71cがボルト、ナット等により中央座席列4の2人掛け固定座席4aに固定して連結される。
続いて、保持部材72は、図4、図5に示すように、断面L字状の金属製本体部72aの下部先端の両側部には鍔72bがそれぞれ一体形成され、これら両鍔72bには2箇所ずつボルト挿通孔72cが透設され、各ボルト挿通孔72cと固定部材71の基部71aの垂直部分のボルト挿通孔71fとが位置合わせされてボルトが挿通されナットが螺合されることにより、図8に示すように、保持部材72が固定部材71の基部71aの垂直部分に固着されるようになっている。
さらに、保持部材72の下部先端中央には内方に向けた一対のリブ72dが一体形成され、両リブ72d間に板状の第1リンク体72eの下端部がピン72fにより回転自在に連結されるとともに、第1リンク体72eの上端部に一対の板状の第2リンク体72gがピン72hにより回転自在に連結され、2つの第2リンク体72gのほぼ中央部に貫設されて抜止めされた係止ピン72iと第1リンク体72eを止めるピン72fとに、それぞれ両端が係止された一対のコイルばね72jが設けられ、図7、図8に示すように、本体部72aの上端両側にそれぞれ透設されたボルト挿通孔72kに挿通されたボルトおよびナット等により、本体部72aがドア側座席4bのシートクッション4b2の底面側中央部に固着されるとともに、2つの第2リンク体72gの上端にそれぞれ透設されたボルト挿通孔72lに挿通されたボルトおよびナット等により、2つの第2リンク体72gがドア側座席4bのシートクッション4b2の底面側中央部に回転自在に連結されるようになっている。
このような保持部材72により、補助席としてのドア側座席4bが固定部材71に固定されることにより、ドア側座席4bのシートバック4b1を倒してシートクッション4b2に重畳し、ドア側座席4bの固定座席4aと反対のリアドア6側を起こして折りたたむと、保持部材72の両ばね72jの付勢力が、シートクッション4b2を図7に示す起こす方向に作用し、シートクッション4b2が起きて折りたたんだ状態に保持される一方、両ばね72jの付勢力以上の外力をシートクッション4b2に加えて倒すと、両ばね72jがいわゆるデッドポイントを越えてその付勢力の方向がシートクッション4b2を図8に示すような倒す方向に切り替わり、シートクッション4b2が倒れた状態に保持され、ドア側座席4bを通常の座席として使用することができる状態になる。なお、第1リンク体72eの下端は、本体部72aの下部端中央部に貫設されてナット72mにより固定された付勢方向調整ボルト72nの頭部に当接するようになっており、ボルト72nの位置を調整することにより、両ばね72jのデッドポイントの微調整ができるようになっている。
したがって、上記した実施形態によれば、取付機構7により、中央列のドア側座席4bをこれに隣接する中央列の固定座席4aに対して折りたたみ自在に取り付けたため、ドア側座席4bの折りたたみにより、車内に後側座席列3への移動用通路10を形成することができ、通路10が不要なときには、折りたたんだ状態のドア側座席4bを倒して通常の座席として使用することができ、乗用自動車を道路運送車両法の保安基準に適合した旅客事業用に容易に転用することができる。
なお、本考案は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更を行うことが可能である。
すなわち、上記した実施形態では、取付部材7がドア側座席4bを折りたたんだ状態に保持するばね72jを備えた取付機構7を備える構成を例示したが、取付機構7はこのようなバネを備え右構成に限定されるものではなく、ドア側座席4bを通路形成のために起こした状態に保持し得るものであればよく、例えば2人掛け固定座席4a側の被係止体に係脱自在に係止するフック状の係止体を設け、この係止体の被係止体への係止により、ドア側座席4bを起こした状態に保持するようにし、通路形成が不要なときは、係止体の被係止体との係止を解除してドア側座席4bを倒して通常の座席として使用するようにしてもよい。
また、取付機構7は、ドア側座席4bを折りたたんだ状態に取付けられる構成であればよく、ばね72j等の作用により折りたたんだ状態に保持する機能は特に必要ではない。
1… ワゴン車
2… 前側座席列
3… 後側座席列
4… 中央座席列
4b… ドア側座席
6… リアドア
7… 取付機構
10… 通路
71… 固定部材
72… 保持部材

Claims (3)

  1. 少なくとも3列の座席列を備えた乗用自動車を旅客事業用に転用するための自動車の座席構造において、
    中央列の複数の座席のうちリアドアに近いドア側座席をこれに隣接する中央列の座席に対して折りたたみ自在に取り付ける取付機構を備え、前記ドア側座席の折りたたみにより前記リアドア側に前記中央列の後列の座席への移動用通路を形成する自動車の座席構造。
  2. 前記取付機構は、前記ドア側座席のシートバックを倒してシートクッションに重畳し前記ドア側座席の前記中央列の座席側と反対側を起こして折りたたみ可能に前記ドア側座席のシートクッションの前記中央列の座席側を固定するものである請求項1に記載の自動車の座席構造。
  3. 前記取付機構は、前記ドア側座席を折りたたんだ状態に保持する保持部材を備えた請求項2に記載の自動車の座席構造。
JP2011003624U 2011-06-27 2011-06-27 自動車の座席構造 Expired - Fee Related JP3170718U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003624U JP3170718U (ja) 2011-06-27 2011-06-27 自動車の座席構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003624U JP3170718U (ja) 2011-06-27 2011-06-27 自動車の座席構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3170718U true JP3170718U (ja) 2011-09-29

Family

ID=54881148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011003624U Expired - Fee Related JP3170718U (ja) 2011-06-27 2011-06-27 自動車の座席構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170718U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10442322B2 (en) Easy-entry vehicle seat
US8579351B2 (en) Vehicle seat device
US6378941B1 (en) 30/40/30 split seat with adjustable center portion
CA2547962C (en) Process for adjusting the interior space of a vehicle and seat for the implementation of this process
JP2004509001A (ja) 折り畳み位置を備えた車両用座席
CN106427680B (zh) 一种用于易进入功能座椅的易进入保持及定点回位机构
CN103057442B (zh) 一种可前后互换的移动折叠座椅
US8016341B2 (en) Stowable seat
CN110803072A (zh) 车辆
US9067517B1 (en) Cantilevered vehicular seat with force distributing locks
CN101618687A (zh) 带有中间座位排的可移动座椅的轿车
JP5613545B2 (ja) シート
JP3170718U (ja) 自動車の座席構造
WO2006092210A3 (de) Kraftfahrzeug
US1947980A (en) Collapsible seat for vehicles
JP2017197075A (ja) 車両用シート
JP2013141934A (ja) 自動車に用いる折りたたみシート
CN212685325U (zh) 一种翻转型座椅的车身安装结构
JP2008284901A (ja) 自動車の車室内構造
KR100516127B1 (ko) 자동차용 시트
JP2012025222A (ja) 車室内フロア構造
JP4855064B2 (ja) リア・シート
CN212637243U (zh) 一种折叠座椅及三轮车
KR102332001B1 (ko) 캠핑카용 운전석 및 조수석 회전구조
JP2013067328A (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140907

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees