JP3170408B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP3170408B2
JP3170408B2 JP03857594A JP3857594A JP3170408B2 JP 3170408 B2 JP3170408 B2 JP 3170408B2 JP 03857594 A JP03857594 A JP 03857594A JP 3857594 A JP3857594 A JP 3857594A JP 3170408 B2 JP3170408 B2 JP 3170408B2
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JP
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male terminal
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terminal
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seal
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佳司 武田
久男 河井
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Iriso Electronics Co Ltd
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Iriso Electronics Co Ltd
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに関し、
特にプリント基板などにハンダで固定する際のハンダフ
ラックスなどが端子を納めているハウジング内に侵入す
るのを防止できるようにしたタイプの電気コネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】ハンダフラックスなどの侵入を防止する
構造を有する電気コネクタとしては、例えば実開昭50
−118485号公報、実公昭56−11349号公
報、実公平4−6134号公報等に開示のものが知られ
ている。
【0003】これらは何れも相手方コネクタの端子を挿
通させる挿通孔にシール体(肉薄部、安全カバー、薄
壁)を設けておき、このシール体によりハンダフラック
スなどのハウジング内への侵入を防止するようにし、相
手方コネクタの端子を挿通の際には、実開昭50−11
8485号公報及び実公昭56−11349号公報の各
技術では、相手方端子でシール体が破断するようにし、
実公平4−6134号公報の技術では、シール体を相手
方端子の挿通に応じて変形させるようにしている。
【0004】これら従来の技術は、ハンダフラックスな
どの侵入防止という意図はそれぞれそれなりに達成して
いるが、未だ不十分な点も残している。例えばシール体
に付着しているハンダフラックスなどは相手方端子の挿
通の際にこの相手方端子に転着する場合があるが、従来
の構造ではこのハンダフラックスなどの転着が相手方端
子の当方側端子への接触面に生じるようになっているの
で、たまたまこのハンダフラックスが端子同士の接触面
に介在するような状態になると、導通不良を招くという
問題がその一つである。
【0005】またシール体を破断させる実開昭50−1
18485号公報や実公昭56−11349号公報の技
術はもとより、シール体を変形させる実公平4−613
4号公報の技術の場合でも、シール体が千切れてその屑
がハウジング内に入り込む可能性があるが、この場合
に、上記各技術では何れもシール体の固定部位の関係か
ら、千切れた屑が端子同士の接触面に入り込み易い条件
となっており、このことから接触不良を招きかねないと
いう問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
事情を背景になされたもので、ハウジングの挿通孔にハ
ンダフラックスなどのハウジングへの侵入を防止するた
めのシール体を設けた電気コネクタについて、シール体
に付着したハンダフラックスなどが相手方端子に転着し
て接触不良を招いたり、あるいはシール体の千切れ屑が
端子同士の接触面に入り込んで接触不良を招いたりする
不具合要因を有効に減らすことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、接続相手のコネクタの雄端子が挿通する挿
通孔と、この挿通孔の雄端子挿入側に雄端子の挿入をガ
イドする傾斜面を有する案内傾斜部と、を有するハウジ
ング内に、雄端子に対し弾性的に接触する接触面を有す
る雌端子が設けられ、且つ挿通孔にハンダフラックスな
どのハウジングへの侵入を防止するために通常時には閉
じていて雄端子の挿通時に開くシール体を設けた電気コ
ネクタについて、そのシール体は、互いの先端部が所定
向きの突き合わ線に沿って挿通孔内で突き合わさる状態
、案内傾斜部の傾斜面の傾斜角度と同じ角度をもって
挿通孔の端部から挿通孔内へ面一に延設させた傾斜面を
有する2枚のシール片により形成され、且つこの2枚の
シール片は、突き合わ線を雄端子に対する雌端子の弾性
的な接触方向と同じ向きとするようにしている。
【0008】
【作用】このような構造としたことにより、シール片は
雌端子との接触には関係ない面についてのみ雄端子に接
触するだけとなるので、もしシール体からのハンダフラ
ックスなどの雄端子への転着があっても、両端子の導通
状態に影響を及ぼさずに済むし、またシール片の固定部
位が雌端子との接触には関係ない面に沿った位置となる
ので、もしシール片が千切れるようなことがあってもそ
の千切れ屑が両端子同士の接触面に入り込む可能性を従
来の構造に較べ格段に小さくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。本実施
例による電気コネクタは、図4及び図5に示すように、
細長い直方体状に形成したハウジング1に複数の雌端子
2、2、……を保持させてなっている。各雌端子2は、
図2に示すように、U字状の曲折部を2か所与えること
で弾性変形可能に形成された接触部3とプリント基板な
どに固定するための固定部4を備えており、その接触部
3がハウジング1の内部を絶縁的に仕切って形成したセ
ル5に納められている。また接触部3は、先端を尖らせ
た接触突起6を左右一対で形成した接触面7を有してお
り(図3)、この接触面7の接触突起6がセル5の内壁
に当接する状態とされている。
【0010】接触部3を納めるセル5は、その一端に接
続相手のコネクタの角ピン形の雄端子Pの外形と相似な
形状の挿通孔8を有し、この挿通孔8には、2枚の方形
状のシール片9f、9fからなるシール体9が設けられ
ている。両シール片9f、9fは、挿通孔8の周縁から
一体的に延設された状態で設けられており、その先端部
が所定向き、具体的には雄端子Pに対する雌端子2の弾
性的な接触方向と同じ向きの突き合わ線S(図1)に沿
って僅かな隙間を持った状態で互い突き合わされること
で、セル5に一定の密封性を与えている。
【0011】従ってこの電気コネクタへの接続相手のコ
ネクタの接続に際しては、接続相手のコネクタの雄端子
Pが図1に示すようにして両シール片9f、9fを押し
開き、この状態で雌端子2の接触面7における接触突起
6の位置までその先端部を到らせてセル5の内壁と雌端
子2の接触面7の間で弾性的に挟持されることで電気的
接触状態が得られる。
【0012】この際、両シール片9f、9fに付着して
いるハンダフラックスなどが雄端子Pに転着することも
あり得るが、両シール片9f、9fの突き合わ線Sの向
きが雄端子Pに対する雌端子2の弾性的な接触方向と同
じ向きとされて、各シール片9f、9fと雄端子Pとの
接触が雌端子2との接触には関係ない面にのみ生じるよ
うにされているので、転着したハンダフラックスなどが
両端子の導通状態に影響を及ぼすことを避けられる。
【0013】また両シール片9f、9fが雄端子Pの挿
通で千切れ、この千切れ屑がセル5に入り込むようなこ
とがあっても、突き合わ線Sの向きとの関係でその千切
れ屑は、同じく雌端子2との接触には関係ない雄端子P
の面に沿って入り込む確率が高く、従って千切れ屑が両
端子同士の間に入り込んで導通阻害を招く可能性を小さ
くすることができる。
【0014】上記実施例ではシール体を平らに設けてい
たが、図6に示す例のように一定の傾斜を与えたシール
片20f、20fにより形成したシール体20を形成す
るようにしてもよい。この場合にはこの例のように、セ
ル21における挿通孔22への案内傾斜部と同じ角度の
傾斜角度をシール片20f、20fに与えるようにする
と、ハウジング23の加工性や雄端子の挿通性にとって
より好ましい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電気
コネクタは、雄端子に対する雌端子の弾性的な接触方向
と同じ向きの突き合わ線に沿って突き合わさる状態で設
けた2枚のシール片によりシール体を形成するようにし
ているので、シール体からのハンダフラックスなどの雄
端子への転着やシール体の千切れがあってもこれらによ
る導通阻害を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電気コネクタの部分拡
大斜視図。
【図2】本発明の一実施例による電気コネクタの断面
図。
【図3】雌端子の部分斜視図。
【図4】本発明の一実施例による電気コネクタの側面
図。
【図5】図4中の矢示A5 方向から見た底面図。
【図6】他の実施例による電気コネクタの部分断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 雌端子 7 接触面 8 挿通孔 9 シール体 9f シール片 P 雄端子 S 突き合わ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/32 H01R 12/22 H01R 13/52 301 H01R 24/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続相手のコネクタの雄端子が挿通する
    挿通孔と、この挿通孔の雄端子挿入側に雄端子の挿入を
    ガイドする傾斜面を有する案内傾斜部と、を有するハウ
    ジング内に、雄端子に対し弾性的に接触する接触面を有
    する雌端子が設けられ、且つ挿通孔にハンダフラックス
    などのハウジングへの侵入を防止するために通常時には
    閉じていて雄端子の挿通時に開くシール体を設けた電気
    コネクタにおいて、 シール体は、互いの先端部が所定向きの突き合わ線に沿
    って挿通孔内で突き合わさる状態で、案内傾斜部の傾斜
    面の傾斜角度と同じ角度をもって挿通孔の端部から挿通
    孔内へ面一に延設させた傾斜面を有する2枚のシール片
    により形成され、且つこの2枚のシール片は、雄端子に
    対する雌端子の弾性的な接触方向と同じ向きの突き合わ
    線を形成するようにされていることを特徴とする電気コ
    ネクタ。
JP03857594A 1994-03-09 1994-03-09 電気コネクタ Expired - Lifetime JP3170408B2 (ja)

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JPH07249442A JPH07249442A (ja) 1995-09-26
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