JP3170066U - 波動空間生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部屋の壁・床・天井の表面近傍に遠赤外線等放射物質を含む材料による遠赤外線等共鳴層を形成することで、部屋を狭くせずに利用できる波動空間生成装置を提供する。
【解決手段】所定温度の媒体液20を循環させる循環パイプ120を内部に設け、人体共鳴吸収領域の波長における放射率が所定値以上の遠赤外線等放射物質を含む材料で表面を形成したBME発生パネル12とBME共鳴プレート14とを備え、BME発生パネル12とBME共鳴プレート14とにより囲まれた波動空間22を構成する波動空間生成装置10を形成する。また、BME共鳴プレートは、波動空間22を構成する部屋32の壁34、床36、天井38等の表面近傍に遠赤外線等放射物質を含む材料によるBME共鳴層(BME共鳴シート、BME放射物質混入接着剤)を形成する。
【選択図】図2
【解決手段】所定温度の媒体液20を循環させる循環パイプ120を内部に設け、人体共鳴吸収領域の波長における放射率が所定値以上の遠赤外線等放射物質を含む材料で表面を形成したBME発生パネル12とBME共鳴プレート14とを備え、BME発生パネル12とBME共鳴プレート14とにより囲まれた波動空間22を構成する波動空間生成装置10を形成する。また、BME共鳴プレートは、波動空間22を構成する部屋32の壁34、床36、天井38等の表面近傍に遠赤外線等放射物質を含む材料によるBME共鳴層(BME共鳴シート、BME放射物質混入接着剤)を形成する。
【選択図】図2
Description
本考案は、波動石(角閃石)を原料とした微弱磁気エネルギー、マイナスイオン及び遠赤外線を放射する物質を利用することにより、人間や動植物に好適な微弱磁気エネルギー、マイナスイオン及び遠赤外線を効率よく放射して、家庭、ホテル個室、医療施設などの居住空間を手軽に快適な空間とすることができる波動空間生成装置に関する。
遠赤外線は、その放射が人体に共鳴吸収されることにより、細胞を活性化して代謝を促進するために健康に良いとされているが、このような効果を享受するためには、遠赤外線の放射されている空間(波動空間)に居ることが必要である。
遠赤外線による波動空間を生成することができる装置としては、例えば引用文献1に記載されているような、遠赤外線発生等パネルと遠赤外線等共鳴プレートによって囲まれた空間を構成する波動空間生成装置がある。
このような波動空間生成装置では、独立したユニットである遠赤外線等共鳴プレートを壁の前に設置して、遠赤外線等発生パネルから放射された遠赤外線を遠赤外線等共鳴プレートで吸収・再放射させること(共鳴現象)で、波動空間を生成している。
しかしながら、このような従来の波動空間生成装置にあっては、独立したユニットである遠赤外線等共鳴プレートを設置するスペースが必要であるため、波動空間生成装置を利用する際に部屋の使用効率が低くなって(使用できる範囲が狭くなって)しまうという問題がある。
本考案は、このような課題を鑑みてなされたものであり、部屋の壁・床・天井の表面近傍に遠赤外線等放射物質を含む材料による遠赤外線等共鳴層を形成することで、部屋の使用効率を低下させずに利用できる波動空間生成装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本考案による波動空間生成装置は次のように構成する。本考案は、所定温度の媒体液を循環させるパイプを内部に設け、人体共鳴吸収領域の波長における放射率が所定値以上の遠赤外線等放射物質(BME放射物質)を含む材料で表面を形成した遠赤外線等発生パネル(BME発生パネル)と、遠赤外線等放射物質を含む材料で表面又は表面近傍を形成した遠赤外線等共鳴プレート(BME共鳴プレート)とを備え、遠赤外線等発生パネルと遠赤外線等共鳴プレートとにより囲まれた空間を構成する波動空間生成装置に於いて、遠赤外線等共鳴プレートは、波動空間を構成する部屋の壁・床・天井の少なくとも何れか一面の表面近傍に遠赤外線等放射物質を含む材料による遠赤外線等共鳴層を形成したことを特徴とする。
ここで、遠赤外線等共鳴層は、体共鳴吸収領域の波長4〜12μmの遠赤外線の放射率が90%以上となる波動石を原料とした遠赤外線等放射物質を含む材料で形成する。
また、遠赤外線等共鳴層は、壁・床・天井の表面を構成する内装材の裏側に配置したシート、または、壁・床・天井の表面を構成する内装材を接着した接着剤で形成される。
更に、遠赤外線等共鳴層を形成するシートは、波動石を粉砕した微粉末を含有した合成樹脂シートであり、防湿シートとして使用可能である。また、遠赤外線等共鳴層を形成する接着剤は、波動石を粉砕した微粉末を混入したデンプン糊であり、壁紙接着用のクロス糊として使用可能である。
本考案によれば、遠赤外線等共鳴プレートとして、波動空間を構成する部屋の壁・床・天井の少なくとも何れか一面の表面近傍に遠赤外線等放射物質を含む材料による遠赤外線等共鳴層を形成することで、部屋の使用効率を低下させずに波動空間生成装置を利用することができる。
本願においては、微弱磁気エネルギー、マイナスイオン、遠赤外線の3要素を合わせてBMEと称しており、例えば、BME発生パネルであれば、微弱磁気エネルギーとマイナスイオン及び遠赤外線を発生するパネル、という意味となる。
また、以下の実施形態の説明における、BME放射物質、BME発生パネル、BME共鳴プレートの各々は、特許請求の範囲における、遠赤外線等放射物質、遠赤外線等発生パネル、遠赤外線等共鳴プレートに対応している。
図1、2は本考案による波動空間生成装置の全体構成を示した説明図であり、図1は平面図、図2は断面図である。図1、2に示すように、本考案の波動空間生成装置10は、家屋30の部屋32にBME発生パネル12と複数のBME共鳴プレート14を組み合わせ、BMEによる波動空間22を構成している。
本実施形態では、後で詳細に説明するように、家屋30の部屋32を構成する壁34、床36、天井38の部屋32側の表面近傍が、各々BME共鳴プレート14を構成している。
BME発生パネル12は、パネル内部に配置された循環パイプ120に略一定温度の媒体液20が循環し、パネル温度を所定温度に保持している。媒体液20は、地下に埋設された地中熱交換器16から循環ポンプ18で吸い上げ、供給パイプ122によりBME発生パネル12に供給され、BME発生パネル12内の循環パイプ120を循環した後に、還流パイプ124から排出され地中熱交換器16に戻される。
図2に示すように、地中熱交換器16は、上端部の地表50からの深さSが5〜5.5mになるように地下に埋設してあるが、これは、地下5〜6mの地中温度が年間を通じて約15〜16℃(関東地域の場合)と略一定であることからであり、これによって、動力を要する加熱源や冷却源を必要とすることなく、媒体液20を常に15〜16℃に保つことができる。
地中熱交換器16は、後で詳細に説明するように、電柱埋設工事に使用するドリルマシン(オーガードリル等)で掘削可能な穴径に対応させ、直径30〜60cm程度としてあり、これによって掘削や埋設等の設置工事を容易に行え、設置コストを低く抑えることができる。
媒体液20は、地中熱交換器16から循環ポンプ18、BME発生パネル12を経由して地中熱交換器16に戻るという、全揚程6〜7m程度の密閉配管を循環するだけであり、循環水量を、例えば15L/min程度とすると、循環ポンプ18の消費電力は60W程度となる。すなわち、本実施形態の波動空間生成装置10は、60Wの電球と同程度の運用コストで済むということになる。
また、媒体液20が常に15〜16℃に保たれていることから、媒体液20として不凍液を使用する必要はなく、この点においても、従来の波動空間生成装置に対して運用コストが低減できる。なお、媒体液20としては、通常、水道水が使用されることになる。
図3は、図1、2の波動空間生成装置10に使用されるBME発生パネル12の実施形態を示した説明図であり、図3(A)は、BME発生パネル12の内部構造を説明するための平面図、図3(B)は、BME発生パネル12の断面図である。
図3(A)において、BME発生パネル12は、長方形に囲った枠体126の内側に循環パイプ120が屈曲しながら並列して均一に配置されており、また、循環パイプ120は枠体126内に渡した支持部材128に固定されている。
この状態から、図3(B)に示すように、内部に循環パイプ120を配置した枠体126の両側から、循環パイプ120を挟み込むようにアルミニウム板130で覆い、BME発生パネル12としている。また、アルミニウム板130の外側には、BME放射物質を含む塗料が焼付け塗装され、BME放射皮膜132を形成している。
BME放射物質としては、少なくとも4〜12μmの波長帯の電磁波(遠赤外線)を発生する物質を使用する。4〜12μmの波長帯の電磁波は育成光線とも呼ばれ、人間を始めとする動植物に最適な人体共鳴吸収領域となる波長帯である。
本実施形態におけるBME放射物質としては、波長帯4〜12μmの遠赤外線の放射率が90%以上となる角閃石(波動石)を使用し、粉砕して粉末にして焼付け塗装用の塗料に混入している。
焼付け塗装用塗料の材料としては、アクリル樹脂系やシリコン樹脂系があり、塗装皮膜は20〜50μm程度の厚さである。このため、波動石を数μmのオーダで微粉末とした波動パウダーを、樹脂に重量比で約20%混入させている。
BME発生パネル12のパネル面にアルミニウム製の基材を使用する理由は、循環パイプ120からの熱伝導を効率よく行うためである。アルミニウムは229W/(m・k)と高い熱伝導率を有し、金属の中では比較的軽量であることからもパネル面として最適な材質のひとつである。
この高熱伝導率を利用して、循環する媒体液20の温度によるアルミニウム板130の表面温度の立ち上がりを素早く行わせるようにしている。そして、アルミニウム板130の表面に形成されている波動石入りの皮膜を均一の温度とし、BME放射を効率よく行わせている。
本実施形態のBME発生パネル12は、枠体126の両側にアルミニウム板130を張り、その表面に波動石の粉末を塗料と共に焼付け塗装してBME放射皮膜132とする構造であるが、他の構造、例えば枠体126内をBME放射物質として波動石の砂や砕石を混入したコンクリートやモルタルで埋め、その中に循環パイプ120を屈曲させて均一に配置した構造でもよい。
コンクリートやモルタルは、熱伝導率が0.9W/(m・k)と低く、循環パイプ120を循環している媒体液20の温度まで立ち上がる時間は遅いが、蓄熱材として利用できる。また、循環パイプ120の両面をワイヤーメッシュで挟むようにすれば、熱伝導率が良くなり、パネル面の温度均一化が図れる。
本実施形態のBME発生パネル12の大きさは、例えば縦80cm、横180cm、厚さは6cm程度の直方体(厚みのある長方形)であるが、その寸法は設置環境により自由に変更することができ、内部に循環パイプ120を配置する厚みがあれば形状も長方形である必要はない。
BME発生パネル12から放射された微弱磁気エネルギー、マイナスイオン及び遠赤外線は、空間に放射されて共鳴現象により共振空間を形成するが、そのためにはBME共鳴プレート14を設置する必要があり、BME発生パネル12とBME共鳴プレート14で囲まれた空間が、波動空間22となる。
図4は、図1、2の波動空間生成装置10に使用されるBME共鳴プレート14の実施形態を示した説明図であり、図4(A)は、BME共鳴プレート14が壁34に設置される構成、図4(B)は、床36に設置される構成である。
図4(A)に示すように、壁34は、外壁40の内側に設けられている桟42に、BME共鳴シート140を挟み込んで石膏ボード142(内装材)を打ち付けてあり、また、石膏ボード142の表面にはBME放射物質混入接着剤144によって、壁紙146(内装材)を貼り付けてある。
また、BME共鳴プレート14を天井38に設置する場合(図示していない)は、壁34の構成と略等しく、この壁34と天井38の場合、BME共鳴シート140、石膏ボード142、BME放射物質混入接着剤144、壁紙146によってBME共鳴プレート14を構成する。
BME共鳴シート140は、BME発生パネル12のBME放射皮膜132用塗料に混入させているものと同様な、波長帯4〜12μmの遠赤外線の放射率が90%以上となる角閃石(波動石)を粉砕して微粉末にした波動パウダーを含有したシートである。
シートの材質としては、BME共鳴シート140が防湿シートを兼ねる場合はポリエチレン等の合成樹脂が望ましいが、紙、不織布等どのようなものでもかまわない。また、BME放射物質混入接着剤144は、BME共鳴シート140のものと同様な波動パウダーを混入したデンプン糊を壁紙用クロス糊として用いている。
BME共鳴プレート14を床36に設置する場合は、図4(B)に示すように、梁44の上側に設けられている根太46に、BME共鳴シート140を挟み込んでコンパネ等の下地材148(内装材)を打ち付けてあり、また、下地材148の表面にはフローリング等の床材150(内装材)を設置してある。この場合、BME共鳴シート140、下地材148、床材150によってBME共鳴プレート14を構成する。
床材150を釘打ちではなくBME放射物質混入接着剤144で下地材148に貼り付ける場合には、BME共鳴シート140、下地材148、BME放射物質混入接着剤144、床材150によってBME共鳴プレート14を構成する。
なお、壁・床・天井の構造は多種多様であるが、どのような構成のものであっても、BME放射物質を含んだシートや接着剤や塗料等をその構成の中で適切に用いることで、BME共鳴プレート14とすることができる。
BME共鳴プレート14は、シートや接着剤に混入したBME放射物質により、BME発生パネル12で放射された遠赤外線と共鳴効果を生じるので、BME発生パネル12と対に組み合わせて配設することで波動空間22を形成できる。
本考案は、4〜12μmの波長帯における遠赤外線、微弱磁気エネルギー及びマイナスイオンによる波動空間22を生成することを目的としており、熱移動による冷暖房装置ではないので、熱移動効果の大きい同一分子間での熱放射現象を利用するための限定は必要としない。
従って、BME共鳴プレート14の表面近傍に形成するBME放射物質の混合材料は、BME発生パネル12の表面に形成するBME放射物質の混合材料と、材質や含有量が同一である必要はなく、それぞれのBME放射物質と混合される材料との適切な調合割合でよい。
図5は、図1、2の地中熱交換器16の実施形態を示す説明図であり、地中熱交換器16を埋設した地下の深さを短縮して表している。本実施形態の地中熱交換器16は、内部に媒体液20を満たした筒状の密閉容器160と、導入パイプ168、排出パイプ170、エア抜きパイプ172、開閉バルブ174で構成されている。
密閉容器160は、熱伝導率及び耐食性が良い材質、例えばステンレス材で形成し、筒状部162、上端面部164、下端面部166で構成され、筒状部162の中心軸を略鉛直方向に配置して地下に埋設している。
本実施形態の密閉容器160はステンレス材で形成しているが、コストが比較的高いため、熱伝導率がステンレスより劣るが耐食性が良くまた安価に製造できる合成樹脂、例えば塩化ビニルやポリエチレン等の熱可塑性樹脂を使用することも可能である。
地中熱交換器16の密閉容器160は、前述のように、電柱埋設工事に使用するドリルマシンで掘削可能な穴径に対応させ、直径Dを30〜60cm程度とし、筒状部162の長さLは150cm程度とする。また、地表50からの深さSが5mよりも深い位置、実質的に5〜6mの深さに埋設する。
密閉容器160の上端面部164には、導入パイプ168、排出パイプ170、エア抜きパイプ172が設けられており、導入パイプ168、排出パイプ170、エア抜きパイプ172の各々の他端は、地上に突出している。
導入パイプ168は、BME発生パネル12からの媒体液20を密閉容器160内上部に導入し、排出パイプ170は、密閉容器160内下部から媒体液20を循環ポンプ18へ排出する。
また、エア抜きパイプ172は、媒体液20の密閉容器160への供給及び密閉容器160の上端部164直下からエア抜きを行う。エア抜きパイプ172の地上側端部には、大気に対して開閉する開閉バルブ174を備えている。
循環ポンプ18によって、密閉容器160内の下部に開口している排出パイプ170から吸い上げられた媒体液20は、供給パイプ122からBME発生パネル12内に配置された循環パイプ120に供給され、その後、還流パイプ124から流出し、密閉容器160内の上部に開口している導入パイプ168から密閉容器160内に流入する。
密閉容器160内に戻された媒体液20は、上部から下部に流動する間に密閉容器160の壁面を介して地中熱と熱交換する。媒体液20は、BME発生パネル12内の循環パイプ120を循環する間にBME発生パネル12のアルミニウム板130と熱交換し、夏場であれば16℃以上の温度で、冬場であれば15℃以下の温度で密閉容器160内に戻るが、いずれの場合であっても、地中熱との熱交換によって地中温度である15〜16℃となる。
本実施形態では、地中熱交換器16から循環ポンプ18、BME発生パネル12を経由して地中熱交換器16に戻る配管を、耐久性やメンテナンス性を考慮して密閉配管にしているが、本考案を実施する際には、この配管を開放配管とすることも可能である。
また、本実施形態の波動空間生成装置10をホテルの個室等の複数の部屋に適用し、その部屋数が多い場合は、媒体液20の温度が、部屋毎に設置した複数のBME発生パネル12の循環パイプ120と地中熱交換器16とを循環する間に気温(室温)によって大きく変動してしまうことがある。
その場合、両端の部屋のBME発生パネル12の温度に大きな差が生じ、循環ポンプ18から遠いBME発生パネル12の中には、許容範囲を超えてしまうものがでることが想定される。しかし、このようなことが起こる可能性がある所定の条件の場合に、媒体液20が複数のBME発生パネル12を循環する方向を逆転することで、これを防止できる。
図6は、媒体液20の循環方向を逆転可能な構成の実施形態を示す説明図である。図6に示す構成では、ホテルなどでBME発生パネル12を設置した部屋を例えば4部屋を単位にグループを構成し、このグループに含まれるBME発生パネル12を循環パイプ120によりループ状に接続し、循環ポンプ18からの循環パイプ120と地中熱交換器16への戻る循環パイプ120の間に、複数のBME発生パネル12間の媒体液20の循環方向を逆転させる電磁弁24(2位置2方弁)を設け、更に循環ポンプ18と電磁弁24を制御するコントローラ26を備えている。
このように複数のBME発生パネル12を循環パイプ120によりループ状に接続して循環ポンプ18により媒体液20を循環させた場合、地中熱交換器16からの距離が長くなって循環に時間がかかり、その間に周囲温度により循環液20の温度が変化するようになる。
そこで図6に示すように循環方向を逆転させる電磁弁24(2位置2方弁)を設けることで、所定時間毎、例えば30分毎にコントローラ26によって電磁弁24を切換え、媒体液20の循環方向を逆転させることで、複数のBME発生パネル12の温度を許容範囲内で均一に保つことができる。
以上、本考案による波動空間生成装置10の実施形態を説明したが、その機能的な面であるBME発生パネル12から発生した遠赤外線(電磁波)の共鳴について、以下に概念的に説明する。
図1、2に示すように、地中熱交換器16によって15〜16℃の一定温度に保持されたBME発生パネル12から放射された遠赤外線は、BME共鳴プレート14に吸収される。BME共鳴プレート14では波動石を原料とするBME放射物質を含み、波長が4〜12μm帯での遠赤外線の放射率が90%以上と高放射率であることから、BME共鳴プレート14のBME放射物質から遠赤外線が再放射される。
これが共鳴現象であり、BME共鳴プレート14から再放射された遠赤外線は、他のBME共鳴プレート14に放射され、同様に共鳴現象により遠赤外線が再放射される。更に、BME共鳴プレート14から放射された遠赤外線は、BME発生パネル12にも放射される。
このように、放射された遠赤外線が、発生源であるBME発生パネル12と複数のBME共鳴プレート14とによって共鳴現象を生ずることにより、BME発生パネル12と複数のBME共鳴プレート14とで囲まれた空間は、BME(微弱磁気エネルギー、マイナスイオン及び遠赤外線)からなる波動エネルギーの存在する波動空間22となる。
なお、本考案による波動空間生成装置10は、波動石(角閃石)を原料とするBME放射物質を利用して、日常的にBMEが効率良く放射され、波動エネルギーが高密度に存在する波動空間22を形成することを目的としている。
すなわち、直接的に室内の温度調整を行うことを意図するものではないことから、例えば波動空間生成装置10を設置した部屋32に、冬場であれば必要に応じて暖房器具を設置して暖房しても良く、また夏場であれば冷房機器を設置して冷房を行うようにしても良い。
また、本考案は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値等による限定は受けない。
10:波動空間生成装置
12:BME発生パネル(遠赤外線等発生パネル)
14:BME共鳴プレート(遠赤外線等共鳴プレート)
16:地中熱交換器
18:循環ポンプ
20:媒体液
22:波動空間
24:電磁弁
26:コントローラ
30:家屋
32:部屋
34:壁
36:床
38:天井
40:外壁
42:桟
44:梁
46:根太
50:地表
120:循環パイプ
122:供給パイプ
124:還流パイプ
126:枠体
128:支持部材
130:アルミニウム板
132:BME放射皮膜
140:BME共鳴シート
142:石膏ボード(内装材)
144:BME放射物質混入接着剤
146:壁紙(内装材)
148:下地材(内装材)
150:床材(内装材)
160:密閉容器
162:筒状部
164:上端面部
166:下端面部
168:導入パイプ
170:排出パイプ
172:エア抜きバルブ
174:開閉バルブ
12:BME発生パネル(遠赤外線等発生パネル)
14:BME共鳴プレート(遠赤外線等共鳴プレート)
16:地中熱交換器
18:循環ポンプ
20:媒体液
22:波動空間
24:電磁弁
26:コントローラ
30:家屋
32:部屋
34:壁
36:床
38:天井
40:外壁
42:桟
44:梁
46:根太
50:地表
120:循環パイプ
122:供給パイプ
124:還流パイプ
126:枠体
128:支持部材
130:アルミニウム板
132:BME放射皮膜
140:BME共鳴シート
142:石膏ボード(内装材)
144:BME放射物質混入接着剤
146:壁紙(内装材)
148:下地材(内装材)
150:床材(内装材)
160:密閉容器
162:筒状部
164:上端面部
166:下端面部
168:導入パイプ
170:排出パイプ
172:エア抜きバルブ
174:開閉バルブ
Claims (6)
- 所定温度の媒体液を循環させるパイプを内部に設け、人体共鳴吸収領域の波長における放射率が所定値以上の遠赤外線等放射物質を含む材料で表面を形成した遠赤外線等発生パネルと、前記遠赤外線等放射物質を含む材料で表面又は表面近傍を形成した遠赤外線等共鳴プレートとを備え、前記遠赤外線等発生パネルと前記遠赤外線等共鳴プレートとにより囲まれた空間を構成する波動空間生成装置に於いて、
前記遠赤外線等共鳴プレートは、前記空間を構成する部屋の壁・床・天井の少なくとも何れか一面の表面近傍に前記遠赤外線等放射物質を含む材料による遠赤外線等共鳴層を形成したことを特徴とする波動空間生成装置。
- 請求項1記載の波動空間生成装置において、前記遠赤外線等共鳴層は、前記体共鳴吸収領域の波長4〜12μmの遠赤外線の放射率が90%以上となる波動石を原料とした遠赤外線等放射物質を含むことを特徴とする波動空間生成装置。
- 請求項2記載の波動空間生成装置において、前記遠赤外線等共鳴層は、前記壁・床・天井の表面を構成する内装材の裏側に配置したシートで形成したことを特徴とする波動空間生成装置。
- 請求項3記載の波動空間生成装置において、前記シートは、前記波動石を粉砕した微粉末を含有した合成樹脂シートであり、防湿シートとして使用可能であることを特徴とする波動空間生成装置。
- 請求項2記載の波動空間生成装置において、前記遠赤外線等共鳴層は、前記壁・床・天井の表面を構成する内装材を接着した接着剤で形成したことを特徴とする波動空間生成装置。
- 請求項5記載の波動空間生成装置において、前記接着剤は、前記波動石を粉砕した微粉末を混入したデンプン糊であり、壁紙接着用のクロス糊として使用可能であることを特徴とする波動空間生成装置。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3170066U true JP3170066U (ja) | 2011-09-01 |
Family
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