JP3169713U - 割型軸受加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 割型軸受を容易に加工することのできる装置を提供する。【解決手段】 基盤15の上に固定され、前後方向に移動自在な一対の移動台2と、移動台の上部を挿通し、前後水平方向に設けられた水平軸3と、移動台に近接して設けられ、ボルト部を有する一対のジャッキボルト4とを備える。また、移動台とジャッキボルト4との間に設けられ、水平軸3が挿通する縦孔部5aが形成され、下端部がボルト部に昇降動可能に取付けられた一対の昇降台5と、その昇降台の上端部に前後水平方向に取付けられた作業台6と、作業台に着脱可能に取付けられ、割型軸受20を固定する複数の治具7とを備える。さらに、割型軸受を加工するベルトサンダー8と、基盤15に前後水平方向に設けられたラック体9と、ラック体に近接して設けられ、そのラック体に係合する回転歯車10と、を備える。【選択図】 図1

Description

本考案は、船舶の推進軸や操舵軸等のシャフトを支持する割型軸受を加工するための装置に関するものである。
近年、船舶の推進軸や操舵軸などのシャフトを支持する軸受は、それまでの外筒に軸受材を一体成形したものに代わって、外筒と別体成形され、かつ複数に分割された割型軸受を、当該外筒の内周面に着脱可能に取付けたものが使用されるようになっている。
こうした複数の割型軸受を備えた軸受は、一部の割型軸受が摩擦した場合、軸受全体を新品のものと交換する必要がなく、摩擦した割型軸受のみを交換すればよいので、補修が容易で、補修のための手間や費用も少なくて済むといった利点がある。
この軸受を構成する割型軸受は、板材(合成樹脂含浸繊維板)と、推進軸等のシャフトに摺接するゴム材とで構成され、板材の外周面を外筒の内周面に当接させた状態で組み付けられる(例えば、特許文献1参照)。従って、この割型軸受は、板材の外周面を、外筒の内周面に密に接触するように精度良く加工する必要がある。
また、板材の側面も、隣接する割型軸受の側面と密に接触するように精度良く加工する必要がある。さらに、ゴム材の内周面がシャフトを良好に摺接するように精度良く加工する必要がある。
特開2003−130055号公報
これまで、こうした割型軸受の加工は、その多くを手作業に頼ったり、あるいは、例えば、板材の外周面と側面とを異なる装置で加工したりしており、その作業が極めて厄介であった。
本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、割型軸受を容易かつ精度良く加工することのできる装置を提供することを課題とする。
図1乃至図9を参照して説明する。請求項1に記載の割型軸受加工装置1は、板材21とゴム材22を備える割型軸受20を加工する装置であって、基盤15の上に、前後方向に所定間隔をあけて固定され、前後方向に移動自在な一対の移動台2と、前記一対の移動台2の上部を挿通し、前後水平方向に設けられた水平軸3と、前記移動台2に近接して設けられ、縦長状のボルト部4aの上端部に、前記水平軸3に回動自在に取付けられる取付部4bを有する一対のジャッキボルト4とを備える。
また、前記移動台2と前記ジャッキボルト4との間に設けられ、前記水平軸3が挿通する縦孔部5aが上下方向に形成され、下端部が前記ボルト部4aに昇降動可能に取付けられた一対の昇降台5と、前記一対の昇降台5の上端部に、前後水平方向に取付けられた作業台6と、前記作業台6に着脱可能に取付けられ、前記割型軸受20を固定する複数の治具7とを備える。
さらに、前記治具7の上位に設けられ、前記割型軸受20を加工するベルトサンダー8と、前記基盤15に前後水平方向に設けられたラック体9と、前記ラック体9に近接して設けられ、そのラック体9に係合する回転歯車10と、を備える。
請求項2に記載の割型軸受加工装置1は、板材21とゴム材22を備える割型軸受20を加工する装置であって、基盤15の上に、前後方向に所定間隔をあけて固定され、前後方向に移動自在な一対の移動台2と、前記一対の移動台2の上部を挿通し、前後水平方向に設けられた水平軸3と、前記移動台2に近接して設けられ、縦長状のボルト部4aの上端部に、前記水平軸3に回動自在に取付けられる取付部4bを有する一対のジャッキボルト4とを備える。
また、前記移動台2と前記ジャッキボルト4との間に設けられ、前記水平軸3が挿通する縦孔部5aが上下方向に形成され、下端部が前記ボルト部4aに昇降動可能に取付けられた一対の昇降台5と、前記一対の昇降台5の上端部に、前後水平方向に取付けられた作業台6と、前記作業台6に着脱可能に取付けられ、前記割型軸受20を固定する複数の治具7とを備える。
さらに、前記治具7の上位に設けられ、前記割型軸受20を加工するベルトサンダー8と、前記基盤15に前後水平方向に設けられたラック体9と、前記ラック体9に近接して設けられ、そのラック体9に係合する回転歯車10と、を備える。またさらに、前記ベルトサンダー8の近傍に設けられたバキューム機構12を備える。
請求項1に記載の割型軸受加工装置1は、上記構成とされているので、複数の治具7をそれぞれ使用することによって、割型軸受20の板材21の外周面21aと側面21b、およびゴム材22の内周面22aを、容易に精度良く加工することができる。
すなわち、ベルトサンダー8を回転させた状態で、回転歯車10を回転させることによって、ラック体9、基盤15、一対の移動台2、ジャッキボルト4、昇降台5、作業台6、治具7および割型軸受20を、一体的に前進動(または後進動)させる。これにより、ベルトサンダー8によって、例えば、割型軸受20の板材21の外周面21aを連続的に加工することができる。
なお、割型軸受20の高さ位置の調節は、昇降台5を、ジャッキボルト4を操作し、水平軸3および移動台2に対して上下動させることによって行う。また、治具7を交換することによって、割型軸受20の板材21の側面21bやゴム材22の内周面22aを加工することができる。
請求項2に記載の割型軸受加工装置1は、請求項1に記載の考案と同様の効果を発揮する。また、ベルトサンダー8の近傍にバキューム機構12を備えるので、当該バキューム機構12によって、ベルトサンダー8で加工した後の加工粉を吸引して廃棄することができる。従って、作業環境を良好に維持することができる。
本考案に係る割型軸受加工装置の実施形態を示す側面図である。 図1に示す割型軸受加工装置の概略正面図である。 本考案の実施形態において、割型軸受の板材の外周面を加工する際に使用する治具を示す正面断面図である。 本考案の実施形態において、割型軸受の板材の側面を加工する際に使用する治具を示す正面断面図である。 本考案の実施形態において、割型軸受のゴム材の内周面を加工する際に使用する治具を示す正面断面図である。 複数の割型軸受を外筒の内周面に取付けた状態を示す断面構成図である。 本考案の実施形態において、割型軸受の板材の外周面を加工する際に使用する他の治具を示す正面断面図である。 本考案の実施形態において、割型軸受の側面を加工する際に使用する第一補助治具および第二補助治具を示す正面断面図である。 図8に示す第一補助治具および第二補助治具を示す側面図である。
本考案に係る割型軸受加工装置1の実施形態を、図1乃至図9に示す。この装置1は、板材(合成樹脂含浸繊維板)21とゴム材(合成ゴム材)22とで構成される割型軸受20を加工するために使用される。この割型軸受20は、船舶の推進軸(シャフト)40を支持する軸受を構成するものであり、外筒30の内周面に複数個が円環状に設けられる(図6参照)。なお、操舵軸など、他のシャフトを支持するための割型軸受を加工することもできる。
本実施形態の割型軸受加工装置1は、基盤15、一対の移動台2、水平軸3、一対のジャッキボルト4、一対の昇降台5、作業台6、複数の治具7、ベルトサンダー8、ラック体9、回転歯車10、およびバキューム機構12を備える。
本加工装置1の基盤15は、多数のボールベアリング11に上載された状態で前後方向に移動自在に設置されている。一対の移動台2は、この基盤15の上に、前後方向に所定間隔をあけて固定され、基盤15と共に、前後方向に移動自在である。
水平軸3は、一対の移動台2の上部を挿通した状態で、前後水平方向に設けられている。一対のジャッキボルト4は、それぞれが対応する一対の移動台2に近接して設けられており、縦長状のボルト部4aの上端部に、水平軸3に回動自在に取付けられる取付部4bを備える。
一対の昇降台5は、それぞれが対応する移動台2とジャッキボルト4との間に設けられており、水平軸3が挿通する縦孔部5aが上下方向に形成されている。水平軸3の外周面には摺動部材(コマ)3aが設けられており、その外面を縦孔部5aに密接させている。これにより、昇降台5を、水平軸3に対して安定姿勢で組付け、かつ安定姿勢で上下動するようにしている。
また、昇降台5の下端部は、ボルト部4aに昇降動自在に取付けられている。この昇降動自在の取付けは、昇降台5の下端部を、ボルト部4aの側に直角状に折曲げて折曲部5bを形成し、その折曲部5bにボルト部4aが挿通する挿通孔部5cを形成し、さらに、その折曲部5bの上側と下側に、ボルト部4aに螺合する第一ナット4cと第二ナット4dをそれぞれ設け、第一ナット4cと第二ナット4dとを折曲部5bを挟んで締め付けることによって行っている。
従って、昇降台5を、例えば上昇移動させる際には、第二ナット4dを緩めると共に、第一ナット4cをボルト部4aを上昇させる方向に回転させることによって行う。なお、この昇降台5は、水平軸3を支点として回動する。
作業台6は、一対の昇降台5の上端部に、前後水平方向に取付けられる。複数の治具7は、それぞれが作業台6に着脱可能に取付けられ、割型軸受20を固定する。ベルトサンダー8は、治具7の上位に設けられ、モーターによって回転する駆動ローラー8bと、ベルト状のサンダー本体8aと、従動ローラー8cとで構成され、サンダー本体8aで割型軸受20を加工する。
ラック体9は、基盤15の左側(または右側)に前後水平方向に固定されている。回転歯車10は、ラック体9に近接して設けられ、その歯10aがラック体9の歯9aに係合する。なお、この回転歯車10はハンドル10bによって手動で回転させることもできるし、モーター(図示せず)で自動的に回転させることもできる。
バキューム機構12は、ベルトサンダー8の後方に設けられており、吸引ホース12aと、吸込力を現出する吸引機12bとを備える。本実施形態における回転歯車10とバキューム機構12は、独立して不動に設けられたコラム16に設けられている。
本実施形態に係る割型軸受加工装置1は、次のようにして使用することができる。まず、板材21の外周面21aを加工する場合について説明する。最初に、割型軸受20を、そのゴム材22を治具7に固定することによって取付ける。この場合、ゴム材22を固定する専用の治具7を使用する(図3参照)。この治具7は、作業台6に取付ボルトB1によって着脱可能に取付けられ、また、割型軸受20は、固定ボルトB2によって治具7に固定される。
本考案における治具3は、図3に示すように、断面略L字状のものを対向させた状態で二つ設けて構成することもできるし、また、図7に示すように、断面略U字状のものを一つ設けて構成することもできる。
なお、この治具7は、割型軸受20を取付けるに先立って作業台6に固定しておくこともできるし、また、割型軸受20を取付けた後に、作業台6に固定することもできる。
次に、一対の昇降台5を必要に応じて、前述の如く、第一ナット4cおよび第二ナット4dによって上下動させ、板材21の外周面21aが、ベルトサンダー8に対して適切な高さに位置するように調整する。この場合、図7に示すように、ベルトサンダー8の下面に、板材21の外周面21aの幅方向(短尺方向)の中心が接触するように昇降台5の高さを調節することができる。
続いて、ベルトサンダー8を回転させた状態で、回転歯車10を回転させて、それに噛み合っているラック体9を後方(ベルトサンダー8の側)に移動させる。これによって、ラック体9に固定されている基盤15、一対の移動台2、水平軸3、一対の昇降台5、作業台6および治具7が共に後方に移動する。
これに伴い、治具7に取付けられている割型軸受20も後方へ移動し、板材21の外周面21aがベルトサンダー8によって加工される。こうした工程を、一度あるいは必要に応じて複数回繰り返すことによって、板材21の外周面21aを容易かつ精度良く加工することができる。
なお、板材21の外周面21aは、外筒30の内周面に対応した円弧状を成しているので、一対の昇降台5を、水平軸3を中心として適宜に回動させ、その位置で固定機構50によって固定する。この固定機構50の形状は限定されないが、例えば、図7の想像線で示すように、下水平部51、垂直部52、および長穴53aを有する上水平部53からなる略コ字状とすることができる。そして、下水平部51を移動台2に固定すると共に、上水平部53と作業台6から立設した固定棒54とを、長穴53aに挿通した締結部材(ボルト、ナット等)55によって固定することによって、昇降台5の回動姿勢を固定することができる。そして、その状態で、後方(または前方)に移動させてベルトサンダー8による加工を行う。こうした工程を繰り返すことによって、板材21の外周面21aの全体を円弧状に加工することができる。
なお、前記したように、ベルトサンダー8の下面に、板材21の外周面21aの幅方向(短尺方向)の中心が接触するように昇降台5の高さを調節する場合は、外周面21aの曲率半径が、外周面21aの幅方向の中心と水平軸3の中心との距離である曲率半径Dによって決定される(図7参照)。従って、割型軸受20の寸法を、そうして成形を行うことができるように、あらかじめ設定しておくことが必要である。
なお、割型軸受20を後退限まで移動させた後、回転歯車10を逆方向に回転させて前進させると共に、ベルトサンダー8を逆方向に回転させて、さらに加工を施すこともできる。この場合、割型軸受20を1往復させることで2回の加工を施すことができるので作業が効率的である。
また、ベルトサンダー8による加工の際、バキューム機構12を作動させておくことによって、発生した加工粉を吸引ホース12aによって吸い込むことができる。
なお、板材21の側面21bを加工する場合は、専用の治具7によって(図4参照)、板材21を横向きに寝かせた状態で固定し、上記と同様の工程によって行う。この場合も、取付ボルトB1と固定ボルトB2を使用することができる。
なお、図4に示す治具7に代えて、図8および図9に示すように、治具7と共に第一補助治具60および第二補助治具70を使用することができる。図8および図9に示す治具7は、図7で示した治具7と同じである。
第一補助治具60は、治具7とほぼ同じ長さを有し、当該治具7に隣接して設けられるもので、作業台6に固定される側面L字状の台座61と、その台座61に軸片62を中心に回動自在に取付けられ、長孔63aを有する平面コ字状の回動部材63と、回動部材63に垂直方向に固定された平板状の支持部材64を備える。回動部材63の長孔63aには、調整ボルト65が挿通し、回動部材63の背面にも位置する台座62に螺合されている。回動部材63を回動させることによって、割型軸受20の姿勢を微調整する。
また、第二補助治具70は、治具7の内側(上面)において、その長手方向の中間部分に設けられるもので、水平部材71と、その左右両端部から垂直方向に立設された短尺部材72および長尺部材73とで構成される略J字状である。長尺部材73には、水平方向に支持ボルト74を挿通している。
これらの治具によって、割型軸受20を図8に示すような姿勢に配置し、支持部材64をゴム材22の背面に当てると共に、支持ボルト74によって板材21の外周面21aを押し付ける。これによって、割型軸受20を固定し、板材21の側面21bを加工する。他方の側面も同様に加工する。なお、治具7と板材21の下面との間に、支持部材66を配置して、割型軸受20の姿勢をより安定化させることもできる。
また、本実施形態に係る装置1は、割型軸受20のゴム材22の内周面22aを加工することもできる。その場合は、専用の治具7で板材21を固定し(図5参照)、ゴム材22の内周面22aを上向きにした状態で、前記と同様の加工を施す。この場合も、取付ボルトB1と固定ボルトB2を使用できる。
このように、本実施形態に係る割型軸受加工装置1は、複数の治具7を使用することによって、割型軸受20の板材21の外周面21aと側面21b、およびゴム材22の内周面22aを、容易に精度良く加工することができる。
また、バキューム機構12を備えているので、当該バキューム機構12によって、ベルトサンダー8で加工した後の加工粉を吸引して廃棄することができる。従って、作業環境を良好に維持することができる。
1 割型軸受加工装置
2 移動台
3 水平軸
3a 摺動部材(コマ)
4 ジャッキボルト
4a ボルト部
4b 取付部
4c 第一ナット
4d 第二ナット
5 昇降台
5a 縦孔部
5b 折曲部
5c 挿通孔部
6 作業台
7 治具
8 ベルトサンダー
8a サンダー本体
8b 駆動ローラー
8c 従動ローラー
9 ラック体
9a ラック体の歯
10 回転歯車
10a 回転歯車の歯
10b ハンドル
11 ボールベアリング
12 バキューム機構
12a 吸込ホース
12b 吸引機
15 基盤
16 コラム
20 割型軸受
21 板材
21a 外周面
21b 側面
22 ゴム材
22a 内周面
30 外筒
40 シャフト
50 固定機構
51 下水平部
52 垂直部
53 上水平部
53a 長穴
54 固定棒
55 締結部材
60 第一補助治具
61 台座
62 軸片
63 回動部材
63a 長孔
64 支持部材
65 調整ボルト
66 支持部材
70 第二補助治具
71 水平部材
72 短尺部材
73 長尺部材
74 支持ボルト
75 補助部材
B1 取付ボルト
B2 固定ボルト
D 曲率半径

Claims (2)

  1. 板材(21)とゴム材(22)を備える割型軸受(20)を加工する装置であって、基盤(15)の上に,前後方向に所定間隔をあけて固定され、前後方向に移動自在な一対の移動台(2)と、前記一対の移動台の上部を挿通し、前後水平方向に設けられた水平軸(3)と、前記移動台に近接して設けられ、縦長状のボルト部(4a)の上端部に、前記水平軸に回動自在に取付けられる取付部(4b)を有する一対のジャッキボルト(4)と、前記移動台と前記ジャッキボルトとの間に設けられ,前記水平軸が挿通する縦孔部(5a)が上下方向に形成され,下端部が前記ボルト部に昇降動可能に取付けられた一対の昇降台(5)と、前記一対の昇降台の上端部に,前後水平方向に取付けられた作業台(6)と,前記作業台に着脱可能に取付けられ,前記割型軸受を固定する複数の治具(7)と、前記治具の上位に設けられ,前記割型軸受を加工するベルトサンダー(8)と、前記基盤に前後水平方向に設けられたラック体(9)と、前記ラック体に近接して設けられ,該ラック体に係合する回転歯車(10)と、を備える割型軸受加工装置。
  2. 板材(21)とゴム材(22)を備える割型軸受(20)を加工する装置であって、基盤(15)の上に,前後方向に所定間隔をあけて固定され,前後方向に移動自在な一対の移動台(2)と、前記一対の移動台の上部を挿通し,前後水平方向に設けられた水平軸(3)と、前記移動台に近接して設けられ,縦長状のボルト部(4a)の上端部に,前記水平軸に回動自在に取付けられる取付部(4b)を有する一対のジャッキボルト(4)と、前記移動台と前記ジャッキボルトとの間に設けられ,前記水平軸が挿通する縦孔部(5a)が上下方向に形成され,下端部が前記ボルト部に昇降動可能に取付けられた一対の昇降台(5)と、前記一対の昇降台の上端部に,前後水平方向に取付けられた作業台(6)と、前記作業台に着脱可能に取付けられ,前記割型軸受を固定する複数の治具(7)と、前記治具の上位に設けられ,前記割型軸受を加工するベルトサンダー(8)と、前記基盤に前後水平方向に設けられたラック体(9)と、前記ラック体に近接して設けられ、該ラック体に係合する回転歯車(10)と、前記ベルトサンダーの後方に設けられたバキューム機構(12)と、を備える割型軸受加工装置。
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