JP3169701B2 - 事故によって炉心が溶融し始めた原子炉の炉心を冷却し、コンクリート構造物を保護するための装置 - Google Patents
事故によって炉心が溶融し始めた原子炉の炉心を冷却し、コンクリート構造物を保護するための装置Info
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Description
融し始めた原子炉の炉心を冷却し、コンクリート構造物
を保護するための装置に関する。
子炉の炉心を収容したほぼ円筒形の容器を有する。この
容器は、この容器と整列して配列された底を有する円筒
形の容器受け内に、軸線を垂直にして設置されている。
原子炉の炉心は、原子炉の一次回路中及び燃料集合体と
接して容器の内側を循環する加圧水によって冷却され
る。
る事故の際、たとえそのような事故の可能性が極めて僅
かで事実上起こり得ないとしても、その事故から生ずる
深刻な事態を見込んで、原子炉の非常注入装置が作動し
ない可能性を考えることが必要である。冷却水がない場
合には、事故に続いて炉心が溶融し、この結果突進によ
り容器の底を破壊し、溶融した多量の炉心と炉心を取り
巻く材料が原子炉の容器を保持するコンクリートの受け
の中へ流入することになる。温度が2500〜2800
℃に達することのあるコリウムと呼ばれる溶融した多量
の燃料と燃料を取り巻く材料と、冷却されないコンクリ
ート容器受けの底との接触は、容器受けの底の完全な破
壊をもたらすことがある。すると、コリウムは原子炉の
格納容器の基礎に入り込み、この基礎を破壊して原子炉
の敷地の地中の地下水を汚染する。地中へのコリウムの
進入は、コリウムの残留動力が十分な程度まで減じたと
きにのみ止まる。
接触を防ぐための様々な装置が提案されてきた。旧知の
装置は一般的には、多量のコリウムを特定の領域に亘っ
て拡げることを可能にし、従って、単位面積当たりの放
散されるべき動力はできるだけ低くなり、流体による冷
却の可能性と両立できるようになる。一例として、コリ
ウムを、内面が耐火物で内張りされた金属ポーチに回収
して入れることが提案された。耐火物の部分的な融解で
一時的にエネルギーを吸収し、金属ポーチが外側の水域
に水没されるに十分な時間が得られ、水域の沸騰によっ
てコリウムの残留動力を消散させる。
い熱導体であり、この結果液体状態のままであるコリウ
ムの平衡温度を上昇させてしまうことに由来する。水回
路によって恒久的に冷却される耐火床を使用している他
の装置も知られている。これらの装置の欠点の一つとし
て、冷却回路は、これを少なくとも部分的に無能にする
故障を起こす可能性があることがあげられる。他方、熱
交換は、コリウムが回収冷却装置上へ流出した後に、こ
れが高温で液体状態にとどまらないほど強製ではない。
下の容器受けの底に水平に置かれた多数の区分からな
り、これらの区分は、溶融したコリウムの受け部を形成
して溶融物の分散を行い、その冷却を改善してコリウム
を凝固させる。しかし、この装置の欠点として、コリウ
ムの流れが局部的に起こったときに、容器受けのコンク
リートの効果的な保護をしないことである。ジグザグに
配置された区分は、局部的なオーバーフローの結果、溶
融したコリウムですぐに満たされ、溶融物は容器受けの
底部に素早く達する。
号において、原子炉の溶融した炉心を回収してこれを冷
却する装置が発表された。この装置により、溶融した多
量の炉心と容器受けのコンクリートとの接触を回避する
ことを可能にし、かつ溶融物の冷却と急速な凝固を確保
することを可能にする。この装置は、容器受けの底の上
に設置され、容器受けの下部を満たす水域に沈められた
金属構造物から成っている。この金属構造物は、中央シ
ャフトと、溶融した炉心を回収しかつ冷却するための壁
と、周壁とからなる。
速に行うことを可能にするこの装置の欠点は、コリウム
と容器底の落下中に発生し、数千トンに及ぶこともある
動的な力の作用で金属構造物が破壊される可能性がある
ということである。さらに、コリウムの冷却作用により
容器受け内に極めて高い蒸気流が形成され、この流れは
10000m3 /h程度である。格納容器の雰囲気の中
へのこのような蒸気流を除去することにより、原子炉の
建物の全体積の中に核分裂生成を分散させてしまい、こ
れは服従すべき安全原理に背くものである。
心が溶融し始めた原子炉の炉心を冷却し、コンクリート
構造材を保護するための装置であって、原子炉が原子炉
の炉心を収容する略円筒形の容器を有し、該容器が底を
有する容器受け内にその軸線を垂直にして配設され、容
器と整列して配列された基礎の一部を構成する原子炉構
造物の一部から成る冷却保護装置が前記底に設置されて
いる装置において、強度と剛性がコリウムと容器底の落
下に耐えるように非常に高く、また原子炉の建物の中へ
水蒸気を放出させずにコリウムの冷却を確保することが
できる装置を提供することである。
発明による装置は、容器受けの前記底を覆う金属床を備
え、流体の循環による冷却用の冷却路が前記金属床の中
に作られ、かつ冷却流体の供給及び取出し手段に連結さ
れている。本発明を理解しやすくするため、加圧水によ
って冷却される原子炉に使用される本発明による冷却保
護装置の実施例を、添付図面を参照して単なる例示とし
て説明する。
示され、その内側には原子炉炉心4を収容する容器3が
容器受け2の軸線に沿って垂直に設置されている。二重
胴のコンクリート安全格納容器1の下部は地面に位置す
る基礎5から成る。
冷却保護装置は、基礎5の隆起部に置かれ、炉心4を収
容する容器3の底の下に容器受け2と整列して配設され
た金属床11から成る。金属床11の内側には、安全格
納容器1の壁を貫通する導管12と13を有する冷却回
路によって水等の冷却流体が供給される冷却路が形成さ
れている。
々は、冷却した金属床11に接続される12、13のよ
うな導管を有し、2本の半回路、空気(矢印15)によ
って冷却される熱交換器14と、交換器14からの凝縮
液を膨張、収集用のタンク16と、循環ポンプ17とか
らなる。各半回路では、導管13を通って金属床から立
ち去る水は、熱交換器14内で冷却され、その後、導管
13内に存在する水/水蒸気の乳濁液と導管12を通っ
て金属床に向かって戻る冷却水の比体積の差から生じる
推進圧力の結果、導管12を通って金属床の中へ戻され
る。
よる冷却保護装置の機能を下に詳しく説明する。概要と
しては、原子炉の炉心4が事故によって溶融し始めて容
器底を溶融させると、コリウムと呼ばれる、炉心、内張
り材料、及び原子炉容器の或る要素とからなる混合物が
床材11の上へ拡がる。厚さの大きい金属床11は溶融
したコリウムを破壊されずに受け止め、基礎5を保護
し、コリウムの冷却を保証することができる。
送られる水の循環によって冷却される。加熱された水や
水蒸気は金属床11の流出口において導管13によって
捕らえられ、交換器14内で冷却され、そして凝縮され
る。冷却水は導管12を通って金属床11の冷却路の中
へ戻される。
格納容器の外側に配置された冷却装置の使用によって格
納容器への水蒸気の放出なしに行われる。冷却回路の熱
交換器14とタンク16は金属床11の水平な中間平面
より上の高さに設置され、この高さは約25m程度であ
るのがよく、金属床11の冷却路中の圧力損失とほぼ同
じ程度の大きさの供給管中の水頭の静圧を得ることを可
能にする。
た基礎5の部分5a、及び基礎の部分5a上に設置した
金属床11を示している。基礎5の上面を覆い、コンク
リートの保護層を鋳型した板金壁18すなわちスキン
が、金属床11の外部に連結されている。本発明による
冷却保護装置の金属床11を、全体として図3、4、
5、6を参照にしてより詳しく説明する。
その長手方向の端部が冷却流体の冷却路20への供給、
及び加熱され、適当ならば蒸発した冷却流体の取出しを
確保することを可能にする収集器組立体21と22に連
結された金属板から成る。収集組立体21には導管21
aを通って冷却水が供給され、収集組立体21は、これ
と反対の配置で取出し管21bに連結されて。
端部のうちの一方の端部が供給管22aに、他方の端部
が取出し管22bに連結されている。図5でわかるよう
に、収集器組立体の各々は中実の金属床11の側面に溶
接によって固定されている外側ケーシング24と内側ケ
ーシング25とを有している。
20の各々は、ヘアピン形状を有し、一端が収集器21
(又は22)の内側ケーシング25の外側で外側ケーシ
ングの内側に通じる下側分岐路と、他端が収集組立体2
1(又は22)の内側ケーシング25の内側に通じてい
る上側分岐路とを有する。冷却される金属床11の長さ
に亘って配列されている20、20’のような次々の冷
却路は収集器21または22に交互に通じる。。
給収集器24と内側の取出し収集器25間の溝20の各
々の中を循環する。図6でわかるように、金属床11
は、側面に沿って互いに溶接された次々のブロック30
a、31a、31b、…、31n、30bからなる。次
々の平行な接合平面32を形成する。
ク31a、31b、…、31nの高さよりも大きい高さ
を有し、ブロック31の上部に対して上方に突出し、金
属床11の上に多量の溶融したコリウムを保持するよう
になった欄干を形成する上部分43を有している。端ブ
ロック30aと30bは、中間ブロックの面に取付けか
つ溶接されるようになった面を有し、この面は、中間ブ
ロックの機械加工との並置によって冷却路20の上下分
岐路を形成するよう機械加工されている。
は、他の中間ブロックや端ブロックの面に取付けかつ溶
接される2つの側面が、2つの次々の冷却路の上下分岐
路の一部を形成する機械加工される。端部ブロック30
aと30bの隆起面43は、金属床11の上へ流れがち
な高温のコリウムから欄干を保護するようになった耐火
物35の層で覆われている。
ック31aと31nは、これらのブロックを並置したと
きに、ブロックが金属床11の長手方向に平行な溝33
を形成するように、上部が機械加工されている。これら
の溝33はコリウムからの熱を冷却路29に向かって移
すのを助け、コリウムが冷える間これを支持するトラッ
プを形成することができる。また、これらの溝により、
対をなして並置されたスチールブロックを溶接する作業
を容易にする。
床11の中間ブロック31の表面の上に設置されてお
り、原子炉炉心の溶融を起こす事故の際、金属床を保護
して金属床11の上にコリウムと容器底の落下で発生す
る運動エネルギーを吸収する。構造材34は曲げた金属
板から成る上部分と、構造材の上部分に垂直で、金属床
11上に構造材34を確実に保持するように溝33にそ
れぞれ係合する補強板29の組立体とからなる。
関する、図7でわかるように、金属床材11内に構成さ
れたヘアピン形の冷却溝20の各々は、その一方の端部
が、供給導管36aに連結された供給収集器36に逆止
弁38によって連結されている。冷却路20の他方端部
は、取出し収集器37に連結され、取出し収集器37は
取出し導管37aに連結されている。
示す導管12、13のような冷却回路の導管に接続され
ている。図8は金属床11内に形成された冷却路20の
入口に配設された逆止弁38を示している。弁38は室
39を有し、室39の内側に弁座41が溶接されてい
る。アルミニウムのボール40がその重量で弁座41に
載り、収集器36に冷却水が供給されない場合に供給室
36を冷却路20と連通させる通路を閉じる。
ール40は、冷却水の流れによって位置40´まで持ち
上げられ、従って、水は、冷却路20に流入することが
できる。冷却溝20内を循環する冷却水は、まだ自然循
環が行われていない冷却開始時において少なくとも若干
蒸発する傾向があり、その結果、水/水蒸気乳濁物が冷
却路20内を通る。
供給収集器36を通って逃げる可能性を防ぐことができ
る。この水/水蒸気乳濁物は取出し収集器37、すなわ
ち、高温収集器を経てのみ流出することができる。従っ
て、自然循環が、2つの流体ヘッドの密度差によって徐
々に行われ、しかる後に弁を上昇位置に保つ。建造さ
れ、現在運転しているような加圧水型原子炉に使用され
る本発明による冷却保護装置について、容器受けの底の
面積に実質的に相当する面積が66m2 である金属床を
使用する。
央部は300mm以上の厚さを有しコリウムを約800
mmの高さに亘って保持するようになった側方の欄干を
有している。金属床11は並置されたブロック30a、
30b、31a〜31nからなり、その長さは約8mで
ある。
うに機械加工されており、その冷却路の直径は約30m
mである。金属床はコンクリートの基礎5上に設置さ
れ、容器の底の領域で金属床がこの基礎5を保護する。
原子炉内で冷却作用の完全な故障を招く事故が発生した
場合、金属床は溶融したコリウムを受け止めることがで
き、このコリウムの体積は40m3 以上となる。
3の間の金属床11の中央部で600mm以上の高さを
占める。炉心の溶融によって生じたコリウムは連続液状
媒体、あるいは若干溶融した破片物の形態を取り、事故
の際に冷却装置の金属床11の上に流出する。いずれに
してもコリウムは金属床の表面にほぼ一様に拡がる。
ムの表面下で強烈な熱の放出が起こるかぎり、コリウム
は完全な流体であるためその表面には凝固した安定な外
皮ができない。そのため完全な流体のコリウムはすべて
金属床上で容易に拡がる。コリウムが破片から成る場
合、金属床上には局部的な堆積物ができるが、この堆積
物は液状溶融コリウムの一様な分布の際に起こる以上の
熱流動をもたらすほどの大きさには達しない。
は、、コリウムは、その落下に伴う運動エネルギーのい
くらかを吸収する構造材34と接触する。金属床11の
寸法形状はコリウムの落下に耐えるようなもので、特
に、冷却路20は冷却網のピッチを形成する距離Pに間
隔が保たれており、これにより冷却された金属床の構造
は、コリウムの落下に伴う高い過重を冷却路の目に見え
るほどの変形なしに、基礎5に伝達することができる中
実構造材に均等である。
上面と接触するときには、金属床のスチールは薄く溶解
しコリウムと混合する。薄い外皮(数センチメートルの
厚さ)がコリウムとスチールとの間にでき、冷却路20
によって吸収されるエネルギーが、コリウムによって放
出される熱と等しくなるやいなや熱平衡が確立される。
計算においては、コリウムが完全に乾燥しており、従っ
て、水の蒸発によって頂部から冷却されることがないと
いうことが前提とされる。さらに、コリウムによって容
器受けの方向に放出される熱流動は無視される。自然循
環あるいは強制循環のいずれかを用いてコリウムを冷却
するように回路は設計されている。
る安定した状態では、凝固した外皮と金属床の上面の界
面での温度はスチールの溶解温度である1450℃以下
である。コリウムよって放出される熱は全て、伝導によ
って、凝固した外皮と金属床へ放散される。床によって
受け止められたコリウムによって放出される動力は約3
2MWで、この動力は冷却回路によって放散される。
の金属床の加熱は水を若干沸騰させ、ポンプ17が作動
していない場合に自然循環を発生させる。しかし、冷却
路内の冷却水の自然循環は、若干の沸騰でさせるが、水
蒸気による障害が全く発生しないように冷却路が設計さ
れている。冷却水の自然循環は外側からなんら干渉され
ることなく開始し、水は冷却回路のポンプ17を通過す
る。
ら3日後には、強制循環を確立するために冷却回路の2
つのポンプ17を再び運転する。こうして、加速された
冷却作用と金属床の上に拡がったコリウムの凝固をもた
らす連続循環が起こる。ポンプ17は熱または電気モー
タによって駆動される。
通る前に下側分岐路内で加熱され、強制循環の際には液
体のままであり、二相混合物の自然循環の際には若干蒸
発する。従って、金属床が、変形されることなくコリウ
ムの落下に耐えることができる限り、本発明による装置
は極めて信頼でき、原子炉の基礎の効果的な保護を可能
にし、冷却路内での冷却流体の循環はコリウムの落下直
後に受動的に開始する。
冷却は、冷却水の強制循環によって容易に行うことがで
きる。コリウムの冷却は原子炉の建物の中のに水蒸気を
発生させずに行われる。本発明は説明した実施例に制限
されるものではない。従って、例示したものと異なる方
法で作られた金属床を使用することが可能である。互い
に溶接されたブロックの代わりに、かみ合わせて互いに
組み立てられる床の構成要素を用いることが可能であ
り、これらの構成要素は、基礎に埋設されかつシールさ
れ、床の構成要素の各々に設けられた穴に係合するスタ
ッドによって基礎に固定される。
々の形状と寸法形状をもつことができる。金属床の冷却
回路を例示したものとは異なる方法で構成することもで
きる。しかし、熱交換器のような冷却回路の能動要素を
原子炉の安全格納容器の外側に配設することが好まし
い。
に一般的に使用されているどんな型式の循環ポンプを用
いても実施できる。最後に、本発明による冷却保護装置
は、原子炉炉心を収容し、底が、基礎のような原子炉の
構造物の一部から成る容器受け中に設置された容器を有
するどんな原子炉にも使用することができる。
子炉の安全格納容器の垂直面での断面図。
図。
及びその冷却水の供給手段と取出し手段を示した図。
Claims (9)
- 【請求項1】 事故によって炉心(4)が溶融し始めた
原子炉の炉心(4)を冷却し、コンクリート構造物
(5)を保護するための装置であって、前記原子炉が原
子炉の炉心(4)を収容する略円筒形の容器(3)を有
し、該容器が底を有する容器受け(2)内にその軸線を
垂直にして配設され、容器(3)と整列して配列された
基礎の一部を構成する原子炉構造物の一部(5)から成
る冷却保護装置(11)が前記底に設置されており、前
記冷却保護装置(11)が、容器受けの前記底を覆う金
属床(11)より成り、流体の循環による冷却用の冷却
路(20)が前記金属床の中に作られ、かつ冷却流体の
供給及び取出し手段(12、13、14、15)に連結
されている装置において、前記金属床(11)が、垂直
側面に沿って互いに取付けられ、かつ溶接されたブロッ
ク(30a、30b,31a、31b、…、31n)よ
り成ることを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記冷却路(20)が、ブロック(30
a、30b,31a、…、31n)の、互いに取付けら
れた機械加工された面の部分から成ることを特徴とする
請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記金属床(11)が、その長手方向の
端に2つの端ブロック(30a、30b)を、端ブロッ
ク(30a、30b)の間に中間ブロック(31a、3
1n)を有し、端ブロック(30a、30b)は、中間
ブロック(31a、31n)の上面に対して突出して、
原子炉の溶融した炉心が床(11)の上に落ちた際、溶
融した炉心を収容するようになった欄干を形成する上部
分(43)を有していることを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記金属床(11)が、その水平な上面
に或る距離空けて設置され、原子炉の溶融した炉心が金
属床(11)の上に落ちた際、この運動エネルギーを吸
収する板金構造物を有することを特徴とする請求項1乃
至請求項3記載のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項5】 前記金属床(11)の端ブロック(30
a、30b)の突出した部分(43)が、耐火物(3
5)の層で覆われた互いに向かい合った内面を有するこ
とを特徴とする請求項3に記載の装置。 - 【請求項6】 前記金属床(11)の冷却流体の供給及
び取出し手段が、冷却路(20)の端部と連通する収集
器(24、25、36、37)と、冷却流体供給、取出
し管(21a、21b,22a、22b、36a、37
a)と、少なくとも一つの熱交換器(14)及び金属床
の冷却流体の供給及び取出し用の収集器の供給導管に連
結された導管(12、13)から成る冷却回路とを有す
ることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいずれ
か1項に記載の装置。 - 【請求項7】 前記冷却回路が、原子炉の構造物の一部
を成し、炉心(4)を収容した容器(3)を中に設置す
る安全格納容器(1)の外側に、少なくとも一部設置さ
れていることを特徴とする請求項6に記載の装置。 - 【請求項8】 前記冷却回路が、安全格納容器(1)の
外側で冷却回路の導管(12、13)に直列に設置され
た少なくとも一つの熱交換器(14)と、少なくとも一
つの膨張、凝縮タンク(16)と、循環ポンプ(17)
とからなることを特徴とする請求項7記載の装置。 - 【請求項9】 逆止弁(38)が、冷却流体供給手段
(36)に連結された冷却路の各々の端部に配設されて
いることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
1項に記載の装置。
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