JP3169593U - 楊枝兼用割り箸 - Google Patents

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Abstract

【課題】楊枝と割り箸の両方の用途を兼ね備える楊枝兼用割り箸を提供する。【解決手段】楊枝兼用割り箸1は、先端部10から長手方向にスリット50を形成し、後端部30が切り離し容易に接続される。先端部10が尖状に形成された尖状部11aを有する第1箸部11と、先端部10が柱状に形成された柱状部12bを有する第2箸部12とからなる。楊枝兼用割り箸1は、木製であることが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、楊枝兼用割り箸に関する。更に詳しくは、本考案は、楊枝と割り箸の両方の用途を兼ね備える楊枝兼用割り箸に関する。
従来、割り箸は、先端部から長手方向にスリットを形成し、後端部が切り離し容易に接続され、先端部が柱状に形成された1対の箸部からなる。
食事の際には、割り箸のみでなく、箸では挟みにくい食材を突き刺したり、食事後の歯の清掃のため楊枝が必要な場合もある。
近年、箸袋に、割り箸のみでなく、楊枝も付属品として入っているものが多い。しかし、楊枝と割箸が入った袋を開ける際、楊枝に気付かず楊枝の先端で手指を怪我することもある。
ここで、割箸の一部に楊枝一体保持部を設けた楊枝を一体に保持する割り箸が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この割り箸は、割り箸の端部に筒状穴を貫設し、この中に楊枝を挿入、保持するように構成されている。
この割り箸は楊枝を割り箸の内部に一体として保持しているため、袋を開ける際に、楊枝が割り箸と分離することがない。そのため、楊枝が袋を突き破って手指を怪我する危険がない。又、箸袋が無くても割り箸と楊枝を一体として保持することができる。
特開2007−21162号公報
しかし、この割り箸は、楊枝を一体に保持するものの、使用に際しては割り箸と楊枝を分離して別体として使用するものである。また、製造に際しては、割り箸と楊枝をそれぞれ別個に製造する必要がある。
本考案は、上記の従来の問題を解決するものであり、楊枝と割り箸の両方の用途を兼ね備える楊枝兼用割り箸を提供することを目的とする。
本考案は、以下の通りである。
1.先端部から長手方向にスリットを形成し、後端部が切り離し容易に接続された一対の楊枝兼用割り箸であって、
前記先端部が尖状に形成された尖状部を有する第1箸部と、前記先端部が柱状に形成された柱状部を有する第2箸部とからなる楊枝兼用割り箸。
2.木製である1.に記載の楊枝兼用割り箸。
3.前記楊枝兼用割り箸は、先端部がいずれも柱状に形成されている一対の割り箸素材のスリットを押し広げる第1工程と、一方の該割り箸素材の該先端部を尖状に形状加工する第2工程と、該スリットを付勢力により閉じる第3工程とから製造される1.又は2.に記載の楊枝兼用割り箸。
4.前記第2工程は、円錐穴に装着された刃部を備える切削具の該円錐穴に前記割り箸素材を挿入して切削する3.に記載の楊枝兼用割り箸。
本考案の楊枝兼用割り箸は、先端部から長手方向にスリットを形成し、後端部が切り離し容易に接続された一対の楊枝兼用割り箸であって、前記先端部が尖状に形成された尖状部を有する第1箸部と、前記先端部が柱状に形成された柱状部を有する第2箸部とからなるため、楊枝と割り箸の両方の用途を兼ね備えることができる。
2.楊枝兼用割り箸が木製である場合には、加工性に優れるとともに、低コストに製造することができる。
3.楊枝兼用割り箸は、先端部がいずれも柱状に形成されている一対の割り箸素材の前記スリットを押し広げる第1工程と、一方の割り箸素材の先端部を尖状に形状加工する第2工程と、スリットを付勢力により閉じる第3工程とから製造される場合には、効率よく製造することができる。
4.前記第2工程が、円錐穴に装着された刃部を備える切削具の該円錐穴に割り箸素材を挿入して切削する場合には、更に効率よく製造することができる。
本考案の楊枝兼用割り箸の斜視図である。 本考案の楊枝兼用割り箸の製造工程の例であり(a)は、割り箸素材のスリットを押し広げた状態、(b)は、切削具に割り箸素材を挿入する状態、(b)は、切削具に割り箸素材を挿入して切削する状態、(c)は切削具から製造した楊枝兼用割り箸を取り出した状態を示す。
以下、本考案の実施形態を示す図1及び図2を参照しながら本考案を詳しく説明する。
尚、本考案は、かかる図に記載された具体例に示すものに限られず、目的、用途に応じて種々変更したものとすることができる。
実施形態に係る楊枝兼用割り箸1は、本考案を具体化している。
楊枝兼用割り箸1は、図1に示すように、先端部10から長手方向にスリット50を形成し、後端部30が切り離し容易に接続された一対の楊枝兼用割り箸1であって、先端部10が尖状に形成された尖状部11aを有する第1箸部11と、先端部10が柱状に形成された柱状部12aを有する第2箸部12とからなる。
楊枝兼用割り箸1は、後端部30で切り離すことにより、先端部が尖状に形成された尖状部11aを有する第1箸部11と先端部が柱状に形成された柱状部12aを有する第2箸部12とに分かれる。
第1箸部11と第2箸部を一対の箸として用いれば、通常の箸として使用できる。また、第1箸部単独で用いれば、食材を突き刺したり、食事後の歯の清掃に用いることができる。このように、楊枝兼用割り箸1は、楊枝と割り箸の両方の用途を兼ね備えることができる。
第1箸部11の尖状部11aが尖状で突き刺しやすいが、第2箸部材12の柱状部12aは、端面12bが平面状となるため、後端部30が接続され分離前であれば、先端部10全体としては、安全性が保たれる。
楊枝兼用割り箸は、木製であることが好ましい。
木製であれば、加工性に優れ、また、間伐材を有効利用することもできる。
(製造方法)
楊枝兼用割り箸1は例えば、以下の第1工程〜第3工程により製造することができる。
(1)第1工程
図2(a)に示すように、先端部がいずれも柱状に形成されている一対の割り箸素材2のスリット50を押し広げる。
(2)第2工程
一方の割り箸素材の第1箸部素材21の先端を尖状に形状加工する。
尖状に形成することができれば、特に限定はなく、小刀による手作業で加工してもよく、電動式に切削する方法でもよい。
例えば、図2(b)、(c)に示すように、円錐穴65に装着された刃部61を備える切削具60の円錐穴65に第1箸部素材21を挿入し、切削具60又は割り箸素材2を回転させることにより、先端部21を尖状に形状加工することができる。次いで、図2(d)に示すように、切削具60の円錐穴65から抜き出せば、尖状部11aが形成された楊枝兼用割り箸1が得られる。
(3)第3工程
取り出した楊枝兼用割り箸1のスリットを付勢力により閉じる。第2工程までは、割り箸素材2を押し広げているため、その押し広げる力を戻せば、付勢力によりスリットを閉じることができる。
本考案に係る楊枝兼用割り箸は、割り箸の技術分野において利用可能である。
1 楊枝兼用割り箸
2 割り箸素材
10 先端部
11 第1箸部
11a 尖状部
12 第2箸部
12a 柱状部
12b 端面
21 第1箸部素材
30 後端部
50 スリット
60 切削具
61 刃部
65 円錐穴

Claims (4)

  1. 先端部から長手方向にスリットを形成し、後端部が切り離し容易に接続された一対の楊枝兼用割り箸であって、
    前記先端部が尖状に形成された尖状部を有する第1箸部と、前記先端部が柱状に形成された柱状部を有する第2箸部とからなる楊枝兼用割り箸。
  2. 木製である請求項1に記載の楊枝兼用割り箸。
  3. 前記楊枝兼用割り箸は、先端部がいずれも柱状に形成されている一対の割り箸素材のスリットを押し広げる第1工程と、一方の該割り箸素材の該先端部を尖状に形状加工する第2工程と、該スリットを付勢力により閉じる第3工程とから製造される請求項1又は2に記載の楊枝兼用割り箸。
  4. 前記第2工程は、円錐穴に装着された刃部を備える切削具の該円錐穴に前記割り箸素材を挿入して切削する請求項3に記載の楊枝兼用割り箸。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114603655A (zh) * 2022-03-06 2022-06-10 城步鑫诚机械制造有限公司 一种一次性筷子加工生产线

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