JP3169451B2 - 使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム - Google Patents

使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所から発生す
る使用済燃料の中間貯蔵・輸送に関するものである。
【0002】
【従来の技術】使用済燃料の横型サイロ貯蔵システムと
しては米国PN社のNUHOMSR システムがある。原
子力発電所から発生する使用済燃料は発電所付属水プー
ルで両端遮蔽付キャニスタに収納され専用の輸送キャス
クにより貯蔵サイトに移送されそこでキャニスタをサイ
ロ内に装荷収納して貯蔵される。
【0003】敷地内貯蔵では敷地内移送用の装荷キャス
クを使用してトレーラーにより独立設置の貯蔵サイロに
移動する。これらは露天状態で実施される。敷地外集中
貯蔵では専用敷地外輸送キャスクを使用して鉄道又はバ
ージにより貯蔵サイトに輸送され、そこで敷地内移送用
の装荷キャスクに詰替えられてトレーラーにより貯蔵サ
イロに移動する。これらはすべて露天状態で実施され
る。
【0004】貯蔵期間終了後、キャニスタは敷地内移送
用の装荷キャスクにより貯蔵サイロから取出され、その
後更に専用敷地外輸送キャスクに詰替えられて鉄道又は
バージで処理処分場に輸送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術においては、下記に示すような不具合を有するも
のであった。 海上輸送対策が不十分なこと、 キャニスタ両端遮蔽体のため寸法的に通常の燃料輸
送用の輸送キャスクが使用できないこと、 所要敷地面積が比較的大きくなること、 運転操作の高効率化が図りにくいこと、 天候に左右されない運転操作ができないこと、 キャニスタ、コンクリート・サイロの米国での設計
基準と異なる日本での設計基準の適用に当たって、構造
上不十分な点(遮蔽、除熱、格納、耐震、耐外部ミサイ
ル、臨界等)が存在すること、等である。
【0006】これらの不具合を一部改善したものとし
て、例えば特願昭62−323892号、特願昭62−
323893号、特願昭63−95821号、特願平1
−4879号、特願平1−4880号等に記載された発
明があるが、これらはシステムの一部改善であり、サイ
ロ貯蔵・輸送システム全体としての発明を完成させるに
は、更に下記諸システムの開発が必要であった。すなわ
ち、
【0007】(1) 通常の燃料輸送用の輸送キャスク
によるキャニスタ輸送を可能にする輸送システム、
(2) キャニスタ水没浸水時の事故時安全性(未臨界
性等)を確保する輸送システム、(3) 専用輸送キャ
スク及び通常輸送キャスク両内蔵キャニスタの共用使用
可能詰替・移転システム、(4) 受入/詰替/貯蔵/
搬出時のキャニスタ/キャスク移動・運転操作の高効率
化及び設備高稼働率化システム、(5) キャニスタ/
コンクリート・サイロの遮蔽、除熱、格納、耐震、耐外
部ミサイル,臨界等の性能を大幅改善した貯蔵システ
ム、等である。
【0008】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
もので、使用済燃料の横型サイロ貯蔵・輸送等に関し、
上記技術的課題を解決するとともに、将来の多様なニー
ズに対応し得るシステムを提供することを目的としてい
る。
【0009】上記の目的は前記特許請求の範囲に記載さ
れた使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システムによって達
成される。すなわち、 原子力発電所で発生する使用
済燃料を横型サイロ貯蔵用キャニスタに格納し、該キャ
ニスタを専用の輸送キャスク又は通常の輸送キャスク内
に収納して原子力発電所の敷地外の貯蔵サイトに海上輸
送する手段と、原子力発電所の敷地外の貯蔵サイトに輸
送されて来たキャニスタを収納した専用の輸送キャスク
又は通常の輸送キャスク(以下、キャニスタ/輸送キャ
スクという。)を貯蔵サイトで受け入れてサイロ貯蔵用
キャニスタをサイロ内に装荷するための装荷キャスクに
詰替える手段と、詰替えたキャニスタを収納した装荷キ
ャスク(キャニスタ/装荷キャスク)を貯蔵サイロ場所
に移送してサイロ内にキャニスタを貯蔵する手段と、貯
蔵期間終了後キャニスタを詰替設備に戻して再び敷地外
海上輸送が可能な専用キャスク又は通常輸送キャスク内
に収納して処理処分場に輸送する手段とによって構成さ
れた使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム。 キャ
ニスタが一端遮蔽付内筒容器と一端遮蔽付外筒容器とか
ら構成される二重格納容器であり、通常の燃料輸送用の
輸送キャスクに収納可能な内筒容器を有し、ボロン含有
ガイド・チューブ集合体バスケットを内蔵するものであ
る記載の使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム。
キャニスタをサイロ内に装荷するための装荷キャスク
に詰替える手段が、二重格納容器キャニスタおよび一端
遮蔽付内筒キャニスタの両者共通して詰替え可能なもの
である記載の使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システ
ム。 キャニスタを詰替える手段とキャニスタを貯蔵
する手段において、受入/詰替/貯蔵が直結一体化さ
れ、サイトに輸送されてきた、キャニスタを収納した専
用の輸送キャスク又は通常の輸送キャスク(キャニスタ
/輸送キャスク)と、キャニスタを詰替える交換装置
と、キャニスタをサイロ内に装荷するための装荷キャス
クとが直線的に配置され、キャニスタ/輸送キャスクの
受け入れ、キャニスタの詰替え、キャニスタの装荷を行
なう区域が共通の建屋内にあるものである記載の使用
済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム。 貯蔵サイロが
コンクリートからなり、該貯蔵サイロ内に内部空冷可能
なコンクリート・キャスクを収納し、隣接する貯蔵サイ
ロの側部および後部に冷却空気流路を配置したものであ
る記載の使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム。
ガイド・チューブ集合体バスケットのガイド・チュー
ブが密着集合されたものであり、チューブ材が熱伝導率
の高い物質からなるものである記載の使用済燃料のサ
イロ貯蔵・輸送システムである。以下、本発明の作用等
について実施例に基いて説明する。
【0010】
【実施例】前項で述べた課題を解決するための手段を作
用的に記載すると、下記のようになる。
【0011】(1) 両端遮蔽付キャニスタ(以下、D
SCという。)は一端遮蔽付外筒容器(以下、DSCO
という。)と一端遮蔽付内筒容器(以下、DSCIとい
う。)から構成される二重格納容器構造とした。DSC
は専用輸送キャスクで、DSCIは通常輸送キャスクで
輸送できるようにする。
【0012】(2) 燃料集合体をバスケット内に収納
する際に利用する在来のガイド・スリーブ又はガイド・
格子をガイド・チューブに変更し、このチューブ材にボ
ロン等中性子吸収物質を含有させることにより水没浸水
時の未臨界性を確保する。材料強度、加工面からの中性
子吸収物質含有量の制限はチューブ肉厚を変えることで
対応する。
【0013】(3) 詰替設備内に輸送キャスクからD
SC又はDSCI何れでも挿入/引抜きが可能になる共
通の詰替装置を設置する。
【0014】(4) 受入・詰替・搬出設備(以下、I
TOFという。)とサイロ貯蔵設備(以下、HSFとい
う。)を直結一体化し、DSC装荷キャスク装荷/走行
台車からなる専用のDSC移送・装荷キャスク装置(以
下、STTCという。)をITOF内からHSF内に直
線状に走行可能な配置にする。走行区域は建屋構造とす
る。これにより敷地面積低減、DSC移送・装荷の遠隔
自動化、全天候運転操作等を容易にする。
【0015】(5) 貯蔵サイロ本体は、遮蔽及び耐衝
撃機能をもつコンクリート・サイロ(以下、HCSOと
いう。)内にDSC空気冷却流路を内蔵するコンクリー
ト・キャスク(以下、ISCCという。)を設置し、こ
の内部にDSCを収納固定する構造にする。又HCSO
外の空気流路を隣接サイロの側部及び後部にギャップ空
間を設けることにより構成する。 バルクな遮蔽はISCC設置でHCSOの遮蔽をよ
りコンパクトにする。ストリーミング遮蔽はISCC内
流路、サイロ側部間流路、サイロ後部間流路により3回
以上散乱後の放射線漏洩にまで低減できる。 DSCの除熱はバスケット内のガイド・チューブ材
をアルミ合金等熱伝導性の良好な物質にし、更にチュー
ブを密着集合化することでDSC内の熱伝達を良くする
ことができる。ISCC内の空気流路は整流化されてお
り流路圧損を低減できる。HCSOの遮蔽壁を貫通する
空気流路も屈曲の数を減らし、貫通長を短くすることで
流路圧損を低減できる。排気筒がサイロと独立して設置
可能になりこの高さの調整により煙突効果を持たせるこ
とが可能になる。 使用済燃料の格納はDSCをDSCIとDSCOの
二重格納容器構造とするので、DSCの移送、装荷、貯
蔵全ての過程で二重格納性を維持することができる。又
貯蔵期間終了後DSCの敷地外輸送に当って必要により
DSCI健全性の確認が可能になる。 HCSOの耐震性はサイロ上部に放射線防護用の遮
蔽を必要とする大重量の排気筒設置の必要がなくなるの
で、著しく改善されることになる。 貯蔵DSCに対する外部ミサイルによる耐衝撃性は
HCSOの遮蔽壁とISCCの遮蔽体の二重衝撃防止構
造になるので、ミサイル安全性が高まることになる。
【0016】以上の手段を取ることにより、横型サイロ
貯蔵・輸送システムにおいてDSCの海上輸送、通常輸
送キャスクの利用、DSCサイロ装荷・貯蔵の高効率
化、本システムの大幅な運転・安全性能の改善が達成さ
れる。使用済燃料貯蔵に当ってより多様な要求を満足で
きるシステムが可能になりこの分野の将来技術に対応す
ることができる。
【0017】以下、本発明の一実施例を図1から図10
に示し、順次これについて説明する。図1は、本発明の
使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システムの全体フローの
一例を示す図であり、図1において、1は原子力発電
所、2は専用輸送キャスク又は通常輸送キャスク、3は
DSC、4は海上輸送、5は横型サイロ貯蔵施設、6は
処理処分場、7は詰替設備、8は貯蔵設備である。原子
力発電所1において発生した使用済燃料はDSC専用輸
送キャスク又はDSCI通常輸送キャスク2に格納さ
れ、海上輸送4により、横型サイロ貯蔵施設5へ輸送さ
れる。直結一体化された詰替設備7、貯蔵設備8で、敷
地外輸送キャスクから全てDSC3の形態にして施設内
専用のDSC装荷キャスク装置に詰替・移転され、性能
改善された貯蔵サイロ内に貯蔵される。貯蔵期間終了
後、DSC3はサイロより詰替設備に移送され、DSC
又はDSCIに変換されて敷地外輸送キャスクで海上輸
送4により、処理処分場6に輸送される。
【0018】図2は、二重格納容器構造キャニスタの軸
方向断面を示す図であり、図2において、9は遮蔽体、
10は一端遮蔽付外筒容器、11は一端遮蔽付内筒容器
である。一端遮蔽付の外筒容器10の内部に一端遮蔽付
の内筒容器11を収納することによりDSCを構成する
と同時に常時二重格納性が維持されることになる。専用
輸送キャスクを所有する発電所は直接DSCを貯蔵施設
へ、通常輸送キャスクのみを所有する発電所はDSCI
の形態で貯蔵施設へ輸送される。DSCIは、一端遮蔽
付のみであるので寸法的に通常輸送キャスクでの輸送が
可能になる。
【0019】図3は、DSC及びDSCIの共通詰替設
備の一例を示す図である。詰替設備は、地上階に設置し
たDSC又はDSCIの交換装置12及び地下階に設置
した輸送キャスク設置ピットNo.1 13、キャスク
詰替ピットNo.2 14、装荷キャスク設置ピットN
o.3 15から構成される。
【0020】搬入された輸送キャスク18は先ずNo.
1ピット13に設置され、ここでキャスク蓋が解放され
た後No.2ピット14に移動固定する。ここでキャニ
スタ(DSC又はDSCI)16はキャニスタ交換装置
12内部に吊上げられ、装置の遮蔽扉17が閉じられ
る。空になった輸送キャスクはNo.1ピット13に戻
される。次いでNo.3ピット15に設置された空の装
荷キャスク19がNo.2ピット14に移動し固定され
る。交換装置12内のキャニスタ16は遮蔽扉17を開
いて吊下げられこの装荷キャスク内に収納され、再びN
o.3ピット15に戻され必要なDSC密封作業の後キ
ャスク蓋が取付けられる。図3において、20は搬入、
21は詰替、22は装荷である。キャニスタ交換装置1
2は、固定式で必要な遮蔽体を有し内部の雰囲気ガスを
スイープすることで放射能漏洩を検知できる。
【0021】図4は、受入/詰替/搬出設備と貯蔵設備
を直結一体化した横型サイロ貯蔵施設5の平面配置図の
一例を示す図である。ITOFは、輸送キャスク受入/
搬出室(以下、IOCRという。)24、キャニスタ交
換室(以下、CCTRという。)25、装荷キャスク受
入/搬出室(以下、SCHRという。)26及びDSC
装荷走行台車設置域(以下、SCTAという。)27か
ら構成される。貯蔵設備(以下、HCSFという。)
は、貯蔵サイロ配置域(以下、CSAAという。)2
8、台車走行域(以下、CTTAという。)29、冷却
空気導入/放出流路域(以下、ACPAという。)30
及び冷却空気吸入/排出筒設置域(以下、AIEAとい
う。)31から構成される。走行台車23は、ITOF
内部設置場所からこれと直結するHCSF内部CTTA
を直線状に移動する。又CTTAは、屋根付建屋構造に
なっている。
【0022】本施設に搬入されたキャニスタは、全て二
重格納構造のDSCに変換され、STTCによりサイロ
内に貯蔵される。貯蔵されたDSCはサイロ内で自然空
冷されるが、空気の導入/放出はサイロ共通流路から行
われる。従って個々のサイロから直接大気中に空気が排
出されない。
【0023】図5は、コンクリート・サイロ(以下、C
Sという。)の立面図、図6はその平面図の一例を示す
図であり、図5〜6において、32は内部空冷式コンク
リート・キャスク(以下CCという。)、33は天井遮
蔽体、34は側部遮蔽体、35はコンクリート・キャス
ク内空気流路、36は空気吸入口、37は空気排出口、
38は後部遮蔽体、39は前面遮蔽体、40はサイロ壁
内流路、41はサイロ間側部流路である。CSは、これ
と独立のCC32を内蔵している。冷却空気の流路は、
CC32の内部DSCを冷却する上下の流路、CS壁を
貫通する上下の流路、隣接サイロ側壁間を流れる上下の
流路、隣接サイロ後部壁間を流れる上下の流路で構成さ
れる。
【0024】図7〜8はDSC内部構造の一例を示す図
で、図7はガイド・チューブの断面図、図8はガイド・
チューブの密集集合時の状態を示す図である。図7〜8
において、42はガイド・チューブ、43はスペーサデ
ィスクである。使用済燃料を収容するガイド・チューブ
42を密着集合し、チューブ材としてアルミ合金等熱伝
導性の良好な物質を使用している。又必要に応じてチュ
ーブ材はボロン等中性子吸収物質を含有させたり、肉厚
を増加させる。
【0025】図9はCC32の内部構造の一例を示す断
面図、図10はCC32の支持部の構造を示す概略断面
図である。図9〜10において、44は空気出口、45
は熱遮蔽層、46は遮蔽コンクリート、47は下部熱遮
蔽板、48は上部熱遮蔽板、49はキャスク支持構造
物、50はサイロ底部コンクリート、51はサイロ設置
基盤、52は空気入口である。CC32内部には、DS
Cが収納され、DSC周囲一様均一に空気を流す流路が
形成されているほか、CC32流路内面には断熱層が設
けられ、CC32はサイロ設置基盤51から直接支持さ
れている。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば上記実施例において説明
したように下記に示す効果を奏する。 共通キャニスタ、共通詰替装置、詰替設備と貯蔵設
備の一体化、貯蔵サイロの性能改善により、運転操作効
率と安全性向上を達成し得る。 使用済燃料貯蔵設備の敷地面積の低減、運転操作の
遠隔自動化、天候に左右されないキャニスタ装荷を可能
にし得る。 CCの設置によってCSのバルク遮蔽を軽減するほ
か、空気流路配置によって、3回以上の散乱後の放射線
漏洩にまで低減させ得る。 アルミ合金ガイドチューブの採用、CS内空気流路
の単純化による流路圧損低減によって除熱性能を向上さ
せ得る。 二重格納構造容器の採用によって、常時二重格納性
を維持させて高い安全性を確保し得る。 個々のCS上部に空気排出筒を設置しないことによ
り、耐震性能を向上させ得る。 CS遮蔽層とCC遮蔽層とによって二重の耐衝撃構
造を形成して、耐外部ミサイル等の性能を大幅に向上さ
せ得る。 燃料集合体バケット内のガイド・格子をボロン等の
中性子吸収物質を含有させたチューブ材によって構成す
ることにより、水没浸水時の未臨界性を確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく使用済燃料サイロ貯蔵・輸送シ
ステムの全体フローの一例を示す図である。
【図2】二重格納容器構造キャニスタの軸方向断面を示
す図である。
【図3】DSCおよびDSCIの共通詰替設備の一例を
示す図である。
【図4】受入/詰替/搬出設備と貯蔵設備を直結一体化
した横型サイロ貯蔵施設の平面配置の一例を示す図であ
る。
【図5】CSの立面の一例を示す図である。
【図6】CSの平面の一例を示す図である。
【図7】ガイド・チューブの断面図である。
【図8】ガイド・チューブの密集集合時の状態を示す図
である。
【図9】CCの内部構造の一例を示す図である。
【図10】CCの支持部の構造を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 原子力発電所 2 専用輸送キャスク又は通常輸送キャスク 3 DSC 4 海上輸送 5 横型サイロ貯蔵施設 6 処理処分場 7 詰替設備 8 貯蔵設備 9 遮蔽体 10 一端遮蔽付外筒容器 11 一端遮蔽付内筒容器 12 交換装置 13 ピットNo.1 14 ピットNo.2 15 ピットNo.3 16 キャニスタ 17 遮蔽扉 18 輸送キャスク 19 装荷用キャスク 20 搬入 21 詰替 22 装荷 23 装荷キャスク走行台車 24 IOCR 25 CCTR 26 SCHR 27 SCTA 28 CSAA 29 CTTA 30 ACPA 31 AIEA 32 CC 33 天井遮蔽体 34 側部遮蔽体 35 コンクリート・キャスク内空気流路 36 空気吸入口 37 空気排出口 38 後部遮蔽体 39 前面遮蔽体 40 サイロ壁内流路 41 サイロ間側部流路 42 ガイド・チューブ 43 スペーサディスク 44 空気出口 45 熱遮蔽層 46 遮蔽コンクリート 47 下部熱遮蔽板 48 上部熱遮蔽板 49 キャスク支持構造物 50 サイロ底部コンクリート 51 サイロ設置基盤 52 空気入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−26792(JP,A) 特開 平5−107393(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 9/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電所で発生する使用済燃料を横
    型サイロ貯蔵用キャニスタに格納し、該キャニスタを専
    用の輸送キャスク又は通常の輸送キャスク内に収納して
    原子力発電所の敷地外の貯蔵サイトに海上輸送する手段
    と、 原子力発電所の敷地外の貯蔵サイトに輸送されて来たキ
    ャニスタを収納した専用の輸送キャスク又は通常の輸送
    キャスク(以下、キャニスタ/輸送キャスクという。)
    を貯蔵サイトで受け入れてサイロ貯蔵用キャニスタをサ
    イロ内に装荷するための装荷キャスクに詰替える手段
    と、 詰替えたキャニスタを収納した装荷キャスク(キャニス
    タ/装荷キャスク)を貯蔵サイロ場所に移送してサイロ
    内にキャニスタを貯蔵する手段と、 貯蔵期間終了後キャニスタを詰替設備に戻して再び敷地
    外海上輸送が可能な専用キャスク又は通常輸送キャスク
    内に収納して処理処分場に輸送する手段とによって構成
    されたことを特徴とする使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送
    システム。
  2. 【請求項2】 キャニスタが一端遮蔽付内筒容器と一端
    遮蔽付外筒容器とから構成される二重格納容器であり、
    通常の燃料輸送用の輸送キャスクに収納可能な内筒容器
    を有し、ボロン含有ガイド・チューブ集合体バスケット
    を内蔵するものである請求項1記載の使用済燃料のサイ
    ロ貯蔵・輸送システム。
  3. 【請求項3】 キャニスタをサイロ内に装荷するための
    装荷キャスクに詰替える手段が、二重格納容器キャニス
    タおよび一端遮蔽付内筒キャニスタの両者共通して詰替
    え可能なものである請求項1記載の使用済燃料のサイロ
    貯蔵・輸送システム。
  4. 【請求項4】 キャニスタを詰替える手段とキャニスタ
    を貯蔵する手段において、受入/詰替/貯蔵が直結一体
    化され、サイトに輸送されてきた、キャニスタを収納し
    た専用の輸送キャスク又は通常の輸送キャスク(キャニ
    スタ/輸送キャスク)と、キャニスタを詰替える交換装
    置と、キャニスタをサイロ内に装荷するための装荷キャ
    スクとが直線的に配置され、キャニスタ/輸送キャスク
    の受け入れ、キャニスタの詰替え、キャニスタの装荷を
    行なう区域が共通の建屋内にあるものである請求項1記
    載の使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム。
  5. 【請求項5】 貯蔵サイロがコンクリートからなり、該
    貯蔵サイロ内に内部空冷可能なコンクリート・キャスク
    を収納し、隣接する貯蔵サイロの側部および後部に冷却
    空気流路を配置したものである請求項1記載の使用済燃
    料のサイロ貯蔵・輸送システム。
  6. 【請求項6】 ガイド・チューブ集合体バスケットのガ
    イド・チューブが密着集合されたものであり、チューブ
    材が熱伝導率の高い物質からなるものである請求項2記
    載の使用済燃料のサイロ貯蔵・輸送システム。
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KR101616087B1 (ko) 2014-10-20 2016-04-27 주식회사 티앤아이 두개천골 요법을 적용한 착석용 목베개
KR101630386B1 (ko) * 2014-12-23 2016-06-14 주식회사 티앤아이 두개천골 요법을 적용한 착석용 목베개

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