JP3169327B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3169327B2
JP3169327B2 JP27948695A JP27948695A JP3169327B2 JP 3169327 B2 JP3169327 B2 JP 3169327B2 JP 27948695 A JP27948695 A JP 27948695A JP 27948695 A JP27948695 A JP 27948695A JP 3169327 B2 JP3169327 B2 JP 3169327B2
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  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置に関
し、ビデオカメラや監視カメラ、ドアホンカメラ、車載
用カメラ、TV電話用カメラやマルチメディア用カメラ
などのカメラシステムに適用可能なものであり、特にカ
メラシステムの低電圧化や低消費電力化に寄与するCC
Dなどの固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に使用されるCCDは、露光
時間制御のための電子シャッタ機能を備えている。これ
は、電子シャッタ機能による露光時間制御では、メカニ
カルな露光時間制御機構に比べ、小型,軽量化、ローコ
スト化、低消費電力化が図れるためである。CCDで
は、フォトダイオード内で光電変換され、蓄積された電
荷は、1フィールドに1度、転送ゲートに読出パルスを
印加することによりフォトダイオードから垂直CCDへ
読み出される。
【0003】電子シャッタ機能がない場合、露光時間は
上記読出パルスの印加間隔により決まる1フィールド期
間、すなわちNTSC方式で1/60秒となる。一方電
子シャッタ機能がある場合は、フォトダイオード内で光
電変換され蓄積された電荷は、電子シャッタパルスをN
型基板に印加することにより、N基板にすべて掃き出さ
れ、その後蓄積電荷が無い状態から再び光電変換が始ま
る。
【0004】この場合、露光時間は電子シャッタパルス
の印加タイミングから読出パルスの印加タイミングまで
の時間となり、現在では電子シャッタによる露光時間の
制御により露光時間を1/10000秒程度まで短くで
きる。
【0005】図7は、電子シャッタ機能がある場合の従
来の固体撮像装置のシステム構成例を示す。図8は該固
体撮像装置におけるCCD部の構成を示す図であり、図
8(a)は平面図、図8(b)はそのVIIIb−VIIIb線
断面の構造を示す図である。図において、200は従来
の固体撮像装置で、被写体からの光を画素毎に分解して
光電変換するとともに、光電変換により発生した光電荷
を転送する機能を有するCCD部201を有している。
該CCD部201は、N型基板10上にマトリクス状に
配列され、入射光を光電変換するとともに該光電変換に
より発生した電荷を蓄積する複数のフォトダイオード
(受光部)1と、該フォトダイオードの各列に対応して
設けられ、該蓄積された電荷(蓄積電荷)を縦方向に転
送する垂直CCD2と、該垂直CCD2からの電荷を水
平方向に転送する水平CCD3とを有している。また、
上記各フォトダイオード1と、これに対応する垂直CC
D2との間には、フォトダイオード1で蓄積された電荷
を垂直CCD2へ転送するための転送ゲート4が設けら
れている。
【0006】また、上記N型基板10の表面側にはp型
ウエル領域11が形成され、該p型ウエル領域11の表
面側にはN-型領域12が形成されており、上記フォト
ダイオード1は、該N-型領域12の表面部に形成され
たP+型領域1aと、該N-型領域12の表面部の、該P
+領域1a下側部分に形成され、光電変換された電荷を
蓄積するN+型電荷蓄積領域1bとから構成されてい
る。
【0007】また、上記垂直CCD2は、縦方向のフォ
トダイオード列に沿って、上記N-型領域12の表面領
域に形成され、電荷転送が行われるN+型電荷転送領域
2aと、該電荷転送領域2a上に絶縁膜(図示せず)を
介して形成された転送電極2bとから構成されている。
該N+型電荷転送領域2aの下側には、P型ウエル領域
11に達するP+型領域13が設けられ、上記転送電極
2b上方には遮光膜15が配置されている。
【0008】そして、上記各フォトダイオード1のN+
型電荷蓄積領域1bの一端側と、N+型電荷転送領域2
aとの間には、フォトダイオード1での蓄積電荷を垂直
CCD2側へ読み出すためのP型の読出ゲート領域4a
が形成されており、上記垂直転送ゲート2bを構成する
導体層の一部が、該読出ゲート領域4a上に位置してお
り、これが読出ゲート電極4bとなっている。なお、上
記各フォトダイオード1のN+型電荷蓄積領域1bの他
端側と、N+型電荷転送領域2aとの間には、チャネル
ストッパ部としてP+型領域14が設けられている。
【0009】また、上記固体撮像装置は、一定の繰り返
し周期、ここでは1フィールド期間毎に複数の電子シャ
ッタ用基準パルス(以下、基準パルスともいう。)φs
を発生するタイミングIC202と、該基準パルスφs
の振幅を所定の基準信号Vsに基づいて変換して、シャ
ッタパルスφs’を作成する振幅変換回路203とを有
しており、振幅変換回路203から出力されたシャッタ
パルスφs’は、オーバーフローコントロール用直流電
圧VOFDに重畳されて、CCD部201のN型基板10
に印加されるようになっている。ここで、上記振幅変換
回路203の出力はコンデンサ204を介して上記CC
D部201の基板10に接続され、また上記直流電圧V
OFDはダイオード205を介して上記CCD部201の
基板10に印加されるようになっている。
【0010】このような構成の固体撮像装置200で
は、1フィールド期間ごとに、読出パルスφRが読出ゲ
ート電極4bに印加されて、フォトダイオード1内の蓄
積電荷が垂直CCD2に読み出される。また、この際、
1フィールド期間内に複数のシャッタパルスφs’が該
基板10に印加されて、該各フォトダイオード内の蓄積
電荷が基板側に排出される。なお、垂直CCD2に読み
出された電荷は水平CCD3を通して撮像信号として外
部に読み出される。
【0011】図9は、露光時間が1/10000秒であ
る場合の、上記読出パルスφR、シャッタパルスφs’、
水平転送パルスφH、CCD出力信号Scのタイミングの
関係を示す。
【0012】つまり、上記タイミングIC202で発生
された基準パルスφsは、上記振幅変換回路203によ
る振幅増幅により、振幅Vsのシャッタパルスφs’に
変換され、このパルスφs’がオーバーフローコントロ
ール用直流電圧VOFDに重畳されてCCD部201の基
板10に印加される。
【0013】このような電子シャッタ動作は、フォトダ
イオード1内の蓄積電荷をフォトダオード1下のP型ウ
エル11を越えて完全にN型基板10に掃き出すもので
あるため、上記シャッタパルスφs’として非常に高い
振幅(例えば22V)を有するものが必要である。また
このパルス印加時は、基板全体に非常に大きな電位変動
が生ずるため、CCD部201の出力信号がこのパルス
の影響を受けることとなる。従って、一般にシャッタパ
ルスφs’の印加は、水平帰線期間内または垂直帰線期
間内といった、CCD部201からの映像出力信号が無
い期間に行うことによりこの悪影響を防止している。
【0014】また、上記のような電子シャッタ動作は、
原理的には、1フィールド期間にCCD部201の基板
10に印加される複数のシャッタパルスφs’(以下シ
ャッタパルス列ともいう。)の内の最終パルスのみあれ
ば、露光時間の制御が可能であるが、通常、電子シャッ
タ動作を行う場合は、高輝度を撮像している場合であ
り、上記シャッタパルス列の最終パルスが基板に印加さ
れる時までに、過剰電荷がフォトダイオード1から垂直
CCD側2に溢れるおそれがある。このため、この過剰
電荷の溢れを防ぐため、1フィールド期間の、最終パル
スが印加されるまでの期間にも、各水平帰線期間におい
て常にシャッタパルスの印加を行うようにしている。
【0015】図10はシャッタパルスφs’の印加の仕
方と、フォトダイオード内での1フィールド期間にわた
る電荷蓄積C1の様子とを対比して示す図である。図1
0(a)は、電子シャッタ動作を行わない場合に対応す
るもので、露光時間1/60秒(1フィールド期間)に
所定のフォトダイオード1にて蓄積される電荷に対応す
る出力信号Voを示している。
【0016】また、図10(b)は、1フィールド期間
に1回だけシャッタパルスを印加する場合に対応するも
のである。この場合、露光時間Trが1/10000秒
であるが、光量が多量あるため、1フィールド期間に所
定のフォトダイオード1から読み出される電荷量に対応
する出力信号Voは、図10(a)の場合のものと同一
になっている。但し、この場合、読出パルスφRが印加
されてからシャッタパルスφs’が印加されるまでの
間,つまり露光開始までの間に、フォトダイオード1で
発生された電荷量が、フォトダイオード容量,つまりフ
ォトダイオードが蓄積可能な電荷量を越えると、過剰の
電荷が垂直CCDに溢れ出し、画質劣化をひき起こす。
【0017】一方、図10(c)は、1フィールド期間
の露光開始までの各水平帰線期間に常にシャッタパルス
を印加する場合に対応するものであり、この場合、露光
開始までの期間においても、フォトダイオード1で発生
した電荷が基板側に排出されるため、フォトダイオード
1で発生した電荷が垂直CCDに溢れ出すことはない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電子
シャッタ機能を有する固体撮像装置では、シャッタパル
スの電圧振幅が非常に大きいものであるため、シャッタ
パルスの発生には高電圧が必要であり、また露光時間を
短くすればするほど印加しなければならないシャッタパ
ルス数が増加し、その結果として消費電力が増えるとい
う問題がある。このことは、特に低消費電力化が必要な
マルチメディア用カメラなどには非常に大きな障害とな
っているのが現状である。
【0019】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、フォトダイオードにて発生した電
荷が垂直CCD側に溢れ出すのを回避しつつ、電子シャ
ッタ動作に起因する消費電力の増大を抑えて低消費電力
化を図ることができる固体撮像装置を得ることを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る固体撮像装置は、基板上に1次元的あるいは2次元
的に配列された、光電変換機能をもつ複数のフォトダイ
オードと、基板上に形成され、該各フォトダイオード内
にて光電変換により発生した電荷を転送するための電荷
転送部と、該各フォトダイオード内の蓄積電荷を該電荷
転送部に読み出すための転送ゲートとを備え、シャッタ
パルスを該基板に印加して、該各フォトダイオード内の
蓄積電荷を基板側に排出する構成としたものである。こ
の固体撮像装置は、一定の繰返し周期が経過する度に、
該転送ゲートに読出パルスを印加して該蓄積電荷の読み
出しを行うとともに、該繰返し周期内に、該基板に複数
のシャッタパルスを印加するよう構成されている。
【0021】そして、該繰返し周期内にあるシャッタパ
ルス列では、少なくともその最終パルスを含む1つ以上
のパルスからなる後側パルス列と、これ以外の1つ以上
のパルスからなる前側パルス列とで、パルス振幅が異な
っており、該前側パルス列のパルス振幅は、該後側パル
ス列のパルス振幅より小さくなっている。そのことによ
り上記目的が達成される。
【0022】この発明(請求項2)は、上記請求項1記
載の固体撮像装置において、前記後側パルス列のパルス
を、その基板への印加により、前記フォトダイオード内
の蓄積電荷が全て基板側に排出される程度の振幅レベル
を有するものとし、前記前側パルス列のパルスを、前記
繰返し期間内にて前記フォトダイオード内の蓄積電荷が
電荷転送部側に溢れ出さない程度の振幅レベルを有する
ものとしたものである。
【0023】この発明(請求項3)は、上記請求項1記
載の固体撮像装置において、所定のタイミングにてパル
スを発生するパルス発生用集積回路と、その前側パルス
列と後側パルス列とでパルス振幅が異なる前記シャッタ
パルス列を、該パルス発生用集積回路からの出力パルス
の信号処理により作製する信号処理回路とを備え、該前
側パルス列のパルス振幅を、該パルス発生用集積回路に
供給される電源レベルと同一レベルとしたものである。
【0024】この発明(請求項4)は、基板上に1次元
的あるいは2次元的に配列された、光電変換機能をもつ
複数のフォトダイオードと、基板上に形成され、該各フ
ォトダイオード内にて光電変換により発生した電荷を転
送するための電荷転送部と、該各フォトダイオード内の
蓄積電荷を該電荷転送部に読み出すための転送ゲートと
を備え、一定の繰返し周期が経過する度に、該転送ゲー
トに読出パルスを印加して該蓄積電荷の読み出しを行う
とともに、該繰返し周期内に複数のシャッタパルスを該
基板に印加して、該各フォトダイオード内の蓄積電荷を
基板側に排出する構成としたものである。
【0025】また、この固体撮像装置は、所定のタイミ
ングでパルスを発生するパルス発生手段と、該繰返し周
期内に該パルス発生手段により発生された複数のパルス
を含むパルス列を、少なくともその最終パルスを含む1
つ以上のパルスからなる後側パルス列と、これ以外の1
つ以上のパルスからなる前側パルス列とに分離するパル
ス分離回路と、該後側及び前側パルス列を受け、これら
を該後側パルス列のパルス振幅が前側パルス列のパルス
振幅より大きくなるよう信号処理して出力する振幅変換
手段と、該振幅変換手段から出力される後側及び前側パ
ルス列を合成するパルス合成回路とを備えており、該合
成回路の出力パルスを該シャッタパルスとして該基板に
印加するよう構成されている。そのことにより上記目的
が達成される。
【0026】この発明(請求項5)は、上記請求項4記
載の固体撮像装置において、前記振幅変換手段を、前記
後側パルス列のパルス振幅を一定レベルに増幅する第1
の振幅変換回路と、前記前側パルス列のパルス振幅を制
御信号に基づいて前記繰返し周期毎に設定する第2の振
幅変換回路とから構成するとともに、前記電荷転送部の
出力信号に対応する信号を、連続する2つの繰返し周期
に渡って順次記憶する信号記憶回路、及び該連続する2
つの繰返し周期の各々に対応する記憶信号を比較する比
較回路を有し、該フォトダイオード内から電荷転送部側
に溢れ出した蓄積電荷の量を検出する検出手段を備え、
該検出手段の出力に基づいて該制御信号を該第2の振幅
変換回路に供給し、該第2の振幅変換回路にて前側パル
ス列のパルス振幅が、前記フォトダイオード内の蓄積電
荷が電荷転送部側に溢れ出さない程度の振幅レベルに設
定されるようにする制御信号発生手段を備えたものであ
る。
【0027】この発明(請求項6)は、上記請求項4記
載の固体撮像装置において、前記振幅変換手段を、前記
パルス分離回路から受けた後側パルス列のパルス振幅を
一定レベルに増幅し、該パルス分離回路から受けた前側
パルス列のパルス振幅を維持する構成とするとともに、
前記電荷転送部の出力信号に対応する信号を、連続する
2つの繰返し周期に渡って順次記憶する信号記憶回路、
及び該連続する2つの繰返し周期の各々に対応する記憶
信号を比較する比較回路を有し、該フォトダイオード内
から電荷転送部側に溢れ出した蓄積電荷の量を検出する
検出手段と、該検出回路の出力に基づいて、該シャッタ
パルス列から分離される前側及び後側パルス列の境界位
置を指定する位置指定信号を発生する分離位置指定回路
とを備え、該パルス分離回路では、該位置指定信号に基
づいて、前記フォトダイオード内の蓄積電荷が電荷転送
部側に溢れ出さないよう、該シャッタパルス列から分離
される前側パルス列のパルスの個数が設定されるように
したものである。
【0028】以下、本発明の作用について説明する。
【0029】この発明(請求項1,4)においては、各
フォトダイオード内の蓄積電荷を基板側に排出させるた
めに基板に印加されるシャッタパルス列を、その前側パ
ルス列のパルス振幅が、最終パルスを含む後側パルス列
のパルス振幅より小さいものとしたから、受光部にて発
生した電荷が垂直CCD側に溢れ出すのを抑えつつ、電
子シャッタ動作に起因する消費電力の増大を抑えること
ができる。
【0030】この発明(請求項2)においては、上記後
側パルス列のパルスを、その基板への印加により、フォ
トダイオード内の蓄積電荷が全て基板側に排出される程
度の振幅レベルを有するものとしたので、すべてのフォ
トダイオード内に電荷が残っていない状態で、読み出さ
れるべき電荷の蓄積を開始することができ、フォトダイ
オードの電荷蓄積容量のばらつきによる画質の劣化を回
避できる。
【0031】また、上記前側パルス列のパルスを、前記
フォトダイオード内の蓄積電荷が電荷転送部側に溢れ出
さない程度の振幅レベルを有するものとしたので、受光
部にて発生した電荷が垂直CCD側に溢れ出すのを確実
に回避しつつ、電子シャッタ動作に起因する消費電力を
最も効果的に削減することができる。
【0032】この発明(請求項3)においては、所定の
タイミングにてパルスを発生するパルス発生用集積回路
と、前記前側と後側とでパルスの振幅が異なるシャッタ
パルス列を、該パルス発生用集積回路からの出力パルス
の信号処理により作製する信号処理回路とを備え、該シ
ャッタパルス列の前側パルス列のパルス振幅を、該パル
ス発生用集積回路に供給される電源レベルと同一レベル
としたので、該シャッタパルス列については前側パルス
の振幅変換を行う必要がなく、振幅変換用の電源も削減
できる。
【0033】この発明(請求項5)においては、電荷転
送部の出力信号に対応する信号を、連続する2つの繰返
し周期に渡って順次記憶する信号記憶回路、及び該連続
する2つの繰返し周期の各々に対応する記憶信号を比較
する比較回路を有し、該フォトダイオード内から電荷転
送部側に溢れ出した蓄積電荷の量を検出し、この検出出
力に基づいて、前側パルス列のパルス振幅を、フォトダ
イオード内の蓄積電荷が電荷転送部側に溢れ出すのを制
御するようにしたので、被写体からの入射光量の増減が
生じても、フォトダイオードから電荷転送部への電荷の
溢れ出しをほとんど防止できる。
【0034】この発明(請求項6)においては、パルス
分離回路から出力される前側パルス列のパルス振幅の増
幅を行わないので、その振幅変換回路及び振幅変換用の
電源が不要である。しかもフォトダイオード内から電荷
転送部側に溢れ出した蓄積電荷の量を検出し、その検出
出力に基づいて、該シャッタパルス列から分離される前
側及び後側パルス列の境界位置を指定するようにしてい
るので、被写体からの入射光量の増減が生じても、フォ
トダイオードから電荷転送部への電荷の溢れ出しをほと
んど防止できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は本発明の実施形態1による固体
撮像装置の構成を説明するための図であり、図1(a)
は全体構成を示すブロック図、図1(b)は該固体撮像
装置におけるパルス分離回路の詳細な回路構成を示す図
である。
【0036】図において、図7と同一符号は従来の固体
撮像装置200におけるものと同一のものを示す。10
0は本実施形態1の固体撮像装置で、1フィールド期
間,つまり1つの読出パルスが発生した時から次の読出
パルスが発生するまでの期間毎に、電子シャッタ動作の
タイミングの基準となる電子シャッタ用基準パルス列φ
sを発生するとともに、該基準パルス列φsを分離するた
めのウィンドウパルスφwを発生するタイミングIC1
01を有している。
【0037】また、該固体撮像装置100は、上記ウィ
ンドウパルスφwに基づいて該基準パルス列φsを、その
最終パルスφs1と、これ以外の前側パルス列φ2とに分
離する分離するパルス分離回路102と、該最終基準パ
ルスφs1に対して振幅増幅処理を施す第1の振幅増幅回
路103aと、該前側基準パルス列φs2に対して振幅増
幅処理を施す第2の振幅増幅回路103bとを有してい
る。
【0038】ここで、上記パルス分離回路102は、そ
れぞれ一方の入力に上記基準パルス列φsを受ける第1
及び第2の2入力AND回路102a及び102bと、
上記ウィンドウパルスφwを反転するインバータ回路1
02cとから構成されている。そして、上記第1の2入
力AND回路102aの他方の入力には上記インバータ
回路102cの出力が供給され、上記第2の2入力AN
D回路102bの他方の入力には上記ウィンドウパルス
φwが供給され、該第1の2入力AND回路102aか
らは最終基準パルスφs1が、第2の2入力AND回路1
02bからは前側基準パルス列φs2が出力されるように
なっている。
【0039】また、該第1及び第2の振幅増幅回路10
3a,103bには、その電源電位としてレベルが異な
る電位レベルVs1,Vs2が供給されるようになってお
り、第1の振幅増幅回路103aでは該最終基準パルス
φs1がその振幅レベルが電位レベルVs1となるよう増幅
されて、CCD部201の基板に印加される最終シャッ
タパルスφs1’となる。また、第2の振幅増幅回路10
3bでは、該前側基準パルス列φs2がその振幅レベルが
電位レベルVs2となるよう増幅されて、CCD部201
の基板に印加される前側シャッタパルス列φs2’とな
る。
【0040】また、上記固体撮像装置100は、上記最
終シャッタパルスφs1’と前側シャッタパルス列φs2’
とを合成するパルス合成器104を有しており、ここで
合成された合成シャッタパルス列φs’は、オーバフロ
ーコントロール用直流電圧VO FDに重畳されて、CCD
部201の基板10(図7参照)に印加されるようにな
っている。
【0041】次に作用効果について説明する。
【0042】まず、タイミングIC101から電子シャ
ッタ用パルス列(基準パルス列)φs及びウィンドウパ
ルスφwが発生され、パルス分離回路102に入力され
ると、該パルス分離回路102では、電子シャタ用パル
ス列φsは、ウィンドウパルスφwに基づいて最終の電
子シャッタ用パルス(最終基準パルス)φs1と、その他
のパルス列(前側基準パルス列)φs2に分離される。こ
の時、上記タイミングIC101から出力される電子シ
ャッタ用パルス列のパルス振幅は、タイミングICの電
源電圧(5Vなど)と同じレベルとなっている。
【0043】そして、上記最終基準パルスφs1及び前側
基準パルス列φs2はそれぞれ、異なる電源電位Vs1,V
s2が供給される第1及び第2の振幅変換回路103a,
103bにより振幅増幅され、最終シャッタパルスφs
1’及び前側シャッタパルス列φs2’となる。これらの
最終シャッタパルスφs1’及び前側シャッタパルス列φ
s2’はパルス合成器104にて合成されて合成シャッタ
パルス列φs’となり、コンデンサ204を介してCC
D部201の基板に供給される。またこの際、CCD部
201の基板には、ダイオード205を介してオーバー
フローコントロール用直流電圧VOFDが供給されてお
り、CCD部201の基板には、該直流電圧VO FDに合
成シャッタパルス列φs’が重畳されたものが印加され
る。
【0044】図2は上記各パルスのタイミング波形を示
している。この図から分かるように、最終シャッタパル
スφs1’の振幅レベルVs1は、従来のシステムのシャッ
タパルスの振幅レベルと同じであるが、1フィールド内
の、最終シャッタパルスφs1’以前の前側シャッタパル
ス列φs2’の振幅レベルVs2は、最終シャッタパルスφ
s1’の振幅レベルVs1以下の値に設定される。ここで
は、最終シャッタパルスφs1’の振幅レベルVs1は、上
記フォトダイオード1内の蓄積電荷が全てCCD部20
1の基板側に排出される程度の値とし、前側シャッタパ
ルス列φs2’の振幅レベルVs2は、1フィールド期間内
にてフォトダイオード内の蓄積電荷が電荷転送部側に溢
れ出さない程度の値としている。
【0045】なお、図2では、最終シャッタパルスφs
1’のみ高電圧となっているが、この最終シャッタパル
スとともに、それ以外のシャッタパルスのうちの任意の
パルスも高電圧にしても良い。この方が電荷量の溢れ量
が少なくなる。
【0046】従来の電子シャッタ用パルス列では、1フ
ィールド内の最終シャッタパルスだけでなく、それ以前
の前側シャッタパルス列についてもパルス振幅は、22
Vと高電圧に設定していた。即ち、すべての電子シャッ
タ用パルス列の振幅は高電圧であった。
【0047】しかしながら、最終シャッタパルスφs1’
以前のシャッタパルス列φs2’のパルスは、必ずしも最
終シャッタパルスφs1’と同様の振幅を必要とするもの
ではなく、より低い電圧で事足りる。このことは、1フ
ィールド内のシャッタパルス列φs’のほとんどのパル
スに、最終シャッタパルスφs1’の振幅レベルVs1より
低い振幅レベルVs2を持たせることが可能であり、この
ようにすることにより、電子シャッタ動作に用いるパル
スの低電圧化が低消費電力化につながることを示してい
る。
【0048】例えば、水平同期信号は1フィールド期間
に約250あるとすると、シャッタパルスも、これに同
期しているため、約250個あることになるが、最終段
も含めて数個だけ高電圧にすれば良いので、システムと
しての低消費電力化に大きく寄与する。
【0049】図3は、本実施形態1の固体撮像装置にお
けるフォトダイオード内にて電荷が蓄積される様子を示
している。
【0050】本実施形態1では、最終シャッタパルスφ
s1’の振幅レベルVs1に比べて、それ以前のシャッタパ
ルス列φs2’のパルス振幅レベルVs2を低く設定してい
るため、各水平期間では、フォトダイオード1での蓄積
電荷が完全に掃き出されず残留電荷が発生するが、該残
留電荷の1フィールド期間における総和(=△V)が、
CCD部201のフォトダイオード容量,つまりフォト
ダイオードで蓄積可能な最大電荷VPDより小さければ、
フォトダイオードから垂直CCD部への電荷の溢れ出し
は起こらない。なぜなら、上記最終シャッタパルスφs
1’のパルス振幅Vs1は、フォトダイオード1内の蓄積
電荷が全てCCD部201の基板側に排出される程度の
値としているからである。
【0051】ここで、△V=△V1+△V2であり、△
V1は1H期間に蓄積される電荷量で光量とCCDの感
度に比例し、△V2は1H期間の掃き出しきれない残留
電荷量の1フィールド期間の総和である。
【0052】上記前側シャッタパルス列φs2’の振幅レ
ベルVs2の最適な値は、CCD部201のフォトダイオ
ード特性や感度、あるいは撮像している被写体からの到
来光の量によって決まる。すなわち図3中、VPDに関
してはフォトダイオードの容量が関係し、△V1に関し
ては撮像の際に受ける光量やCCD部の光感度が関係し
てくる。また△V2に関しては、前側シャッタパルス列
φs2’の振幅レベルVs2が関係する。
【0053】従ってこの振幅レベルVs2の値について
は、それぞれのカメラの用途を考慮して個別に設定する
ことになる。
【0054】例えば、本実施形態1では、前側シャッタ
パルス列φs2’の振幅レベルVs2は、1フィールド期間
内にてフォトダイオード内の蓄積電荷が電荷転送部側に
溢れ出さない程度の値としている。このため、1つの読
出パルスによりフォトダイオード内の蓄積電荷が垂直C
CDに転送された時から、最終シャッタパルスφs1’が
CCD部201の基板に印加されるまでの間において
も、フォトダイオードから垂直CCD部への電荷の溢れ
出しは起こらない。
【0055】このような構成の実施形態1では、前側シ
ャッタパルス列φs2’のパルス振幅Vs2の最適値は、フ
ォトダイオード特性、及び撮像している光量に依存する
が、実質的には5V程度でも十分である。この時の消費
電力を比較する。ここで上記フォトダイオード特性に
は、γ値やフォトダイオード容量がある。このγ値につ
いて若干補足説明する。フォトダイオードの受光光量と
出力値との関係は、光量が一定の値までは線形な関係が
保持されるが、光量が上記一定の値以上となると、受光
光量と出力値との関係は、出力値が光量のγ乗に比例す
る関係となる。このべき乗数のγがフォトダイオード特
性の1つとなっている。
【0056】一般にはキャパシタンスを充放電するとき
の消費電力は、CV2fと表せる。ここでCはキャパシ
タンス,つまり図7(b)に示すN基板10とPウェル
11のジャンクション容量(F)、Vはパルス振幅
(V)、fはパルス周波数(Hz)である。
【0057】1画素の対角寸法が1/3インチである1
/3型CCDを用いた固体撮像装置では、露光時間1/
10000秒の電子シャッタ動作を、シャッタパルスの
パルス振幅22Vで行った場合、1秒間の消費電力は以
下のように3.8(mW)となる。
【0058】500(pF)×22(V)2×15.7
3(kHz)=3.8(mW) ここでN基板とPウェルのジャンクション容量Cは50
0(pF)とした。
【0059】これに対して、最終シャッタパルスφs1’
のパルス振幅Vs1がVs1=22(V)、前側シャッタパ
ルス列φs2’のパルス振幅Vs2がVs2=5(V)であれ
ば、1秒間の消費電力は以下のように0.2(mW)と
なり、大幅に低消費電力化に寄与することができる。
【0060】500(pF)×[22(V)2×60
(Hz)+5(V)2×15.73(kHz)]=0.
2(mW) また、これらシャッター用の高電圧は、携帯用機器にC
CD撮像素子が搭載されるので、例えば、単一の外部電
源を5Vとして、この電圧を昇圧することによって得て
いる。従って、本発明を使用すればトータルシステムと
しての低消費電力化に寄与すること大である。
【0061】このように本実施形態1では、各フォトダ
イオード1内の蓄積電荷を基板側に排出させるために基
板に印加されるシャッタパルス列を、その前側シャッタ
パルス列φs2’のパルス振幅が、最終シャッタパルスφ
s1’のパルス振幅より小さいものとしたので、フォトダ
イオードにて発生した電荷が垂直CCD2側に溢れ出す
のを抑えつつ、電子シャッタ動作に起因する消費電力の
増大を抑えることができる効果がある。
【0062】(実施形態2)図4は本発明の実施形態2
による固体撮像装置を説明するための図であり、図4
(a)はその構成を示すブロック図であり、図4(b)
はその動作を説明するための波形図である。
【0063】図において、120は本実施形態2の固体
撮像装置であり、この固体撮像装置120は、実施形態
1の固体撮像装置100における第2の振幅変換回路1
03bに代えて、所定の制御電圧に基づいて、前側シャ
ッタパルス列φs2’のパルス振幅の増幅レベルを1フィ
ールド期間毎に調整する振幅変換回路123bを設ける
とともに、CCD部201の出力信号に基づいてフォト
ダイオードから垂直CCDへの電荷の溢れ出しを検出す
る検出回路121及びその検出出力に基づいて上記制御
電圧を発生する制御電圧発生回路122を備えたもので
ある。その他の構成は、実施形態1の固体撮像装置10
0と同一である。
【0064】上記検出回路121は、CCD部201の
1フィールド分の出力信号を記憶可能な第1,第2の記
憶部121a,121bを有しており、第1の記憶部1
21aは、1フィールド毎にCCD部201から出力さ
れる信号を記憶するとともに、1つ前のフィールド期間
に記憶したCCD部201の出力信号を第2の記憶部1
21bに出力するよう構成されており、また、第2の記
憶部121bは、第1の記憶部121aからの出力信号
を1フィールド期間毎に記憶する構成となっている。
【0065】また、上記検出回路121は、1フィール
ド期間毎に、上記第1の記憶部121aに記憶されてい
る出力信号の平均レベルと、上記第1の記憶部121b
に記憶されている出力信号の平均レベルとを比較する比
較回路121cを有しており、CCD部201からの出
力信号が増加しているのか、減少しているのか、あるい
は変化がないのかを示す比較結果信号を制御電圧発生回
路122に供給するようになっている。
【0066】また、上記制御電圧発生回路122は、上
記比較結果信号を受け、CCD部201の出力信号が前
のフィールドに比べて増加する傾向にある場合は、上記
制御電圧Vs2を一定量だけ増大させて、前側シャッタパ
ルス列のパルス振幅を大きくし、一方、CCD部201
の出力信号が前のフィールドに比べて減少する傾向にあ
る場合、及び前のフィールドと比べて変化がない場合
は、上記制御電圧Vs2を一定量だけ減少させて、前側シ
ャッタパルス列のパルス振幅を小さくする。また、この
制御電圧発生回路122は、動作初期の出力電圧が最大
レベルvMAX,つまり最終シャッタパルスφs1’のパル
ス振幅となる電源レベルVs1と同一レベルに設定されて
おり、その制御電圧Vs2の調整は、上記最大レベルv
MAXから開始されるようになっている。なお、OsはCC
D部201の出力信号の平均レベル、P1は、制御電圧
Vs2を下げていった場合に、該出力信号の平均レベルに
変化が生ずる点であり、Os1はこの点P1でのCCD部
201の出力信号の平均レベル、v1は、該点P1での制
御電圧のレベルである。
【0067】次に作用効果について説明する。
【0068】このような構成の実施形態2の固体撮像装
置120では、電子シャッタ用の基準パルス列φsの発
生,該基準パルス列φsを最終基準パルスφs1と前側基
準パルス列φs2とに分離する処理,分離後の振幅増幅に
より得られた最終シャッタパルスφs1’と前側シャッタ
パルス列φs2’の合成処理、及び合成シャッタパルスφ
s’のCCD部201の基板への印加は、上記実施形態
1と同様に行われる。
【0069】そして、この実施形態2では、このような
シャッタパルスφs’の印加動作の際に、第2の振幅変
換回路123bでは、CCD部201の出力信号に基づ
いて上記前側シャッタパルスφs2’の振幅レベルが設定
される。
【0070】すなわち、上記制御電圧発生回路122で
は、その出力である制御電圧の初期値は、最大レベルv
MAXに設定されているため、動作開始直後は、前側シャ
ッタパルス列φs2’の振幅レベルは、最終シャッタパル
スφs1’の振幅レベルと同様高いレベルとなっている。
従って、動作開始直後から数フィールド期間が経過する
までの間は、前側シャッタパルス列φs2’のパルス振幅
が高いレベルにあり、フォトダイオード内の蓄積電荷が
垂直CCDに溢れ出すことはない。このため、上記比較
回路121cでの比較結果としては、前のフィールドと
比べてCCD部の出力信号の平均値に変化がないという
ものが得られ、制御電圧発生回路122では、制御電圧
Vs2のレベルを、1フィールド期間毎に一定量ずつ低下
させる動作が行われる。これによって、その後、1フィ
ールド期間の、読出パルスの印加時から最終シャッタパ
ルスφs1’が基板に印加されるまでの期間に、フォトダ
イオード内に蓄積される電荷量は徐々に増大していき、
最終的にフォトダイオードから垂直CCD部へ電荷が溢
れ出すこととなる。この時の制御電圧Vs2のレベルはv
1となっている(図4(b)参照)。
【0071】すると、上記比較回路121cからは、前
のフィールドと比べてCCD部の出力信号の平均値に増
加していることを示す比較結果信号が出力され、上記制
御電圧発生回路122では、この比較結果信号に基づい
て、一定量だけその出力である制御電圧Vs2のレベルを
増加させる。
【0072】これによって、次のフィールド期間では上
記比較結果信号として、前のフィールドと比べてCCD
部の出力信号の平均値が減少していることを示すもの、
あるいは変化がないことを示すものが得られれば、上記
制御電圧発生回路122では、この比較結果信号に基づ
いて、一定量だけその出力である制御電圧Vs2のレベル
を減少させる。一方、上記比較結果信号として、電荷溢
れ量の増大を示すものが得られた場合は、上記制御電圧
発生回路122では、一定量だけその出力である制御電
圧Vs2のレベルを増大させる。上記制御電圧発生回路1
22は常時上記のような制御電圧の増減調整を行う。
【0073】これにより、前側シャッタパルス列φs2’
の振幅レベルVs2は、フォトダイオードからの蓄積電荷
がほぼ回避される電位に保持される。
【0074】このような構成の実施形態2では、フォト
ダイオード内から電荷転送部側にあふれ出した蓄積電荷
の量を検出し、この検出出力に基づいて、前側シャッタ
パルス列φs2’のパルス振幅を、フォトダイオード内の
蓄積電荷が電荷転送部側に溢れ出さないよう制御するよ
うにしたので、被写体からの入射光量の増減が生じて
も、フォトダイオードから電荷転送部への電荷の溢れ出
しをほぼ回避できるという効果がある。
【0075】なお、上記実施形態2では、蓄積電荷の溢
れ量を検知し、その値がゼロになるように前側シャッタ
パルス列φs2’のパルス振幅を調整して、その最小値を
設定するようにしたが、このように前側シャッタパルス
列φs2’の振幅レベルの調整によって溢れ量を抑えるだ
けでなく、フォトダイオードの蓄積電荷を全て排出でき
る程度の高いパルス振幅を持つパルス数を増やすことに
より、溢れ量を抑えることもできる。
【0076】(実施形態3)図5は本発明の実施形態3
による固体撮像装置を説明するための図であり、図5
(a)はその構成を示すブロック図であり、図5(b)
は該固体撮像装置における分離領域指定回路の詳細な構
成を示す図である。
【0077】図において、図4と同一符号は、実施形態
2の固体撮像装置120と同一のものを示している。1
30は本実施形態3の固体撮像装置であり、この固体撮
像装置130は、上記実施形態2の固体撮像装置120
における制御電圧発生回路122に代えて、上記検出手
段121の出力に基づいて、電子シャッタ用パルス列φ
sから分離される前側及び後側パルス列の境界位置を指
定するウィンドウパルス(位置指定信号)φwを発生す
る分離位置指定回路131を備え、パルス分離回路10
2では、該ウィンドウパルスφwに基づいて、前記フォ
トダイオード内の蓄積電荷が電荷転送部側にあふれ出さ
ないよう、該電子シャッタ用パルス列φsから分離され
る前側基準パルス列φs2のパルスの個数が設定されるよ
う構成されている。
【0078】また、この実施形態3の固体撮像装置13
0では、前側基準パルス列φs2に対しては振幅変換処理
を施さずに、振幅変換回路103aにより振幅増幅され
た後側基準パルス列φs1,つまり後側シャッタパルス列
φs1’と前側基準パルス列φs2を合成するようになって
いる。
【0079】ここで、上記分離領域指定回路131は、
上記比較結果信号を受けカウント値を設定するカウント
値設定回路131aと、該回路により設定されたカウン
ト値に対応する個数のパルスを、1フィールド期間の開
始後直ちに1水平期間のパルス間隔で発生する1Hカウ
ンタ131bと、その出力φAを受け、該1Hカウンタ
131bからパルスが順次出力されている期間のみ、そ
の信号レベルがハイレベルとなるウィンドウパルスφw
を出力するウィンドウパルス発生回路131cとから構
成されている。図6は上記1Hカウント131bの出力
φA、及びウィンドウパルス発生回路131cの出力φw
を、CCD部201の基板に印加されるシャッタパルス
列φs’とともに示している。
【0080】そして、上記カウント値設定回路131a
は、CCD部201の出力信号が前のフィールドに比べ
て増加する傾向にある場合は、上記1Hカウンタ131
bのカウント値を1つ減少させ、一方、CCD部201
の出力信号が前のフィールドに比べて減少する傾向にあ
る場合、及び前のフィールドと比べて変化がない場合
は、上記カウント値を1つ増大させるようになってい
る。また、このカウント値設定回路131aは、1Hカ
ウンタ131bの出力パルスの数が0となるカウント値
を、初期値として設定されており、そのカウント値の増
減は、上記カウント値から開始されるようになってい
る。
【0081】なお、ここでは、1フィールド期間にCC
D部の基板に印加されるシャッタパルス列φs’の前側
パルス列φs2’(=φs2)の振幅Vs2を、例えば、タイ
ミングIC202に供給される電源電位を同じ5Vと
し、上記シャッタパルス列φs’の後側パルス列φs1’
の振幅を、フォトダイオードでの蓄積電荷がすべて排出
される程度のレベルとしている。また、この実施形態3
では、タイミングIC202は図7に示す従来の固体撮
像装置200におけるものと同一構成となっている。
【0082】次に作用効果について説明する。
【0083】このような構成の実施形態3の固体撮像装
置130では、タイミングIC202で発生された電子
シャッタ用の基準パルス列φsがパルス分離回路102
に供給されると、該パルス分離回路102では、分離領
域指定回路131からのウィンドウパルスφwに基づい
て、基準パルス列φsを、最終パルスを含む後側基準パ
ルス列φs1と、それ以外の前側基準パルス列φs2とに分
離する。
【0084】そして、このように分離された後側基準パ
ルス列φs1のパルスは、振幅増幅回路103aでの振幅
増幅処理により、その振幅が上記振幅レベルVs1まで増
幅された後側シャッタパルス列φs1’となる。この実施
形態3では、前側基準パルス列φs2’の振幅増幅処理が
行われないので、上記後側シャッタパルス列φs1’は、
タイミングIC202で与えられた振幅レベルのままの
前側基準パルスφs2と合成されて、合成シャッタパルス
φs’として、CCD部201の基板に印加される。
【0085】そして、この実施形態3では、このような
合成シャッタパルスφs’の印加動作の際に、CCD部
201の出力信号に基づいて、電荷漏れ量検出手段12
1及び分離領域指定回路131により、上記タイミング
IC202からの電子シャッタ用基準パルスφsを前後
に分離する位置が設定される。
【0086】すなわち、上記分離領域指定回路131の
カウント値設定回路131aでは、その出力であるカウ
ント設定値の初期値は、1Hカウンタ131bの出力パ
ルス数が0であるものになっているため、動作開始直後
は、1Hカウンタ131bからはパルスが出力されず、
パルス分離回路102は、基準パルスφs をすべて最終
パルスを含む後側基準パルス列φs1として振幅変換回路
103aに出力する。従って、動作開始直後から数フィ
ールド期間が経過するまでの間は、前側シャッタパルス
列φs2’の数は少なく、フォトダイオード内の蓄積電荷
が垂直CCDに溢れ出すことはない。このため、上記電
荷漏れ量検出手段121を構成する比較回路121cで
の比較結果としては、前のフィールドと比べてCCD部
の出力信号の平均値に変化がないというものが得られ、
カウント値設定回路131aでは、その出力であるカウ
ント値を、1フィールド期間毎に一つずつ増大させる動
作が行われる。これによって、その後、1フィールド期
間において1Hカウンタ131bが出力するパルス数が
増加して行く。つまり、読出パルスの印加時からシャッ
タパルス列φs’の最終パルスが基板に印加されるまで
の期間に、フォトダイオード内に蓄積される電荷量は徐
々に増大して行く。そして、最終的にフォトダイオード
から垂直CCD部へ電荷が溢れ出すこととなる。
【0087】すると、上記比較回路121cからは、前
のフィールドと比べてCCD部の出力信号の平均値が増
加していることを示す比較結果信号が出力され、上記カ
ウント値設定回路131aでは、この比較結果信号に基
づいて、一つだけそのカウント値を減少させる。
【0088】これによって、次のフィールド期間では上
記比較結果信号として、前のフィールドと比べてCCD
部の出力信号の平均値に減少していることを示すもの、
あるいは変化のないことを示すものが得られれば、上記
カウント値設定回路131aでは、この比較結果信号に
基づいて、その出力であるカウント値を1つ増大させ
る。一方、上記比較結果信号として、電荷溢れ量の増大
を示すものが得られた場合は、上記カウント値設定回路
131aでは、そのカウント値を減少させる。このよう
に上記カウント値設定回路131aは常時上記のような
カウント値の増減調整を行う。
【0089】これにより、前側シャッタパルス列φs2’
のパルスの個数は、フォトダイオードからの蓄積電荷が
ほぼ回避される個数に保持される。
【0090】このように本実施形態3では、パルス分離
回路102からの前側パルス列のパルス振幅の増幅を行
わないので、その振幅変換回路及び振幅変換用の電源が
不要である。しかもフォトダイオード内から電荷転送部
側に溢れ出した蓄積電荷の量を検出し、その検出出力に
基づいて、該シャッタパルス列から分離される前側及び
後側パルス列の境界位置を指定するようにしているの
で、被写体からの入射光量の増減が生じても、フォトダ
イオードから電荷転送部への電荷の溢れ出しが生ずるの
をほぼ回避できる。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明の固体撮像装置によ
れば、各フォトダイオード内の蓄積電荷を基板側に排出
させるために基板に印加されるシャッタパルス列を、そ
の前側パルス列のパルス振幅が、最終パルスを含む後側
パルス列のパルス振幅より小さいものとしたので、受光
部にて発生した電荷が垂直CCD側に溢れ出すのを抑え
つつ、電子シャッタ動作に起因する消費電力の増大を抑
えることができる。
【0092】例えば、すべてのシャッタパルス振幅を高
電圧にせず最終のシャッタパルス振幅のみ高電圧とし、
その他のパルス振幅を必要最小限のパルス振幅とするこ
とにより、電子シャッタ時に消費される消費電力を大幅
に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による固体撮像装置の構成
を説明するための図であり、図1(a)は全体構成を示
すブロック図、図1(b)は該固体撮像装置におけるパ
ルス分離回路の詳細な回路構成を示す図である。
【図2】上記実施形態1の固体撮像装置の動作を説明す
るためのタイミング波形を示す図である。
【図3】上記実施形態1の固体撮像装置におけるフォト
ダイオード内にて電荷が蓄積される様子を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施形態2による固体撮像装置を説明
するための図であり、図4(a)はその構成を示すブロ
ック図であり、図4(b)はその動作を説明するための
波形図である。
【図5】本発明の実施形態3による固体撮像装置を説明
するための図であり、図5(a)はその構成を示すブロ
ック図であり、図5(b)は該固体撮像装置における分
離領域指定回路の詳細な構成を示す図である。
【図6】上記実施形態3の固体撮像装置の動作を説明す
るためのタイミング波形を示す図である。
【図7】電子シャッタ機能がある場合の従来の固体撮像
装置のシステム構成例を示す図である。
【図8】上記従来の固体撮像装置におけるCCD部の構
成を示す図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は
そのVIIIb−VIIIb線断面の構造を示す図である。
【図9】従来の固体撮像装置における、露光時間が1/
10000秒である場合の、読出パルスφR、シャッタ
パルスφs’、水平転送パルスφH、CCD出力信号Sc
のタイミングの関係を示す図である。
【図10】従来の固体撮像装置における、シャッタパル
スφs’の印加の仕方と、フォトダイオード内での1フ
ィールド期間にわたる電荷蓄積の様子とを対比して示す
図である。図10(a)は、電子シャッタ動作を行わな
い場合に対応するもの、図10(b)は、1フィールド
期間に1回だけシャッタパルスを印加する場合に対応す
るもの、図10(c)は、1フィールド期間の各水平帰
線期間に常にシャッタパルスを印加する場合に対応する
ものである。
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 垂直CCD 3 水平CCD 4 転送ゲート 10 N型基板 11 P型ウエル 100,120,130 固体撮像装置 101,202 タイミングIC 102 パルス分離回路 103a 第1の振幅変換回路 103b,123b 第2の振幅変換回路 104 パルス合成器 121 電荷漏れ量検出手段 121a,121b 第1,第2の記憶部 121c 比較回路 122 制御電圧発生回路 131 分離領域指定回路 131a カウント値設定回路 131b 1Hカウンタ 131c ウィンドウパルス発生回路 201 CCD部 204 結合コンデンサ 205 ダイオード

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に1次元的あるいは2次元的に配
    列された、光電変換機能をもつ複数のフォトダイオード
    と、基板上に形成され、該各フォトダイオード内にて光
    電変換により発生した電荷を転送するための電荷転送部
    と、該各フォトダイオード内の蓄積電荷を該電荷転送部
    に読み出すための転送ゲートとを備え、シャッタパルス
    を該基板に印加して、該各フォトダイオード内の蓄積電
    荷を基板側に排出する構成とした固体撮像装置であっ
    て、 一定の繰返し周期が経過する度に、該転送ゲートに読出
    パルスを印加して該蓄積電荷の読み出しを行うととも
    に、 該繰返し周期内に、該基板に複数のシャッタパルスを印
    加するよう構成されており、 該繰返し周期内にあるシャッタパルス列では、少なくと
    もその最終パルスを含む1つ以上のパルスからなる後側
    パルス列と、これ以外の1つ以上のパルスからなる前側
    パルス列とで、パルス振幅が異なっており、 該前側パルス列のパルス振幅は、該後側パルス列のパル
    ス振幅より小さくなっている固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固体撮像装置において、 前記後側パルス列のパルスは、その基板への印加によ
    り、前記フォトダイオード内の蓄積電荷が全て基板側に
    排出される程度の振幅レベルを有し、 前記前側パルス列のパルスは、前記繰返し期間内にて
    記フォトダイオード内の蓄積電荷が電荷転送部側に溢れ
    出さない程度の振幅レベルを有している固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の固体撮像装置において、 所定のタイミングにてパルスを発生するパルス発生用集
    積回路と、 その前側パルス列と後側パルス列とでパルス振幅が異な
    る前記シャッタパルス列を、該パルス発生用集積回路か
    らの出力パルスの信号処理により作製する信号処理回路
    とを有し、 該前側パルス列のパルス振幅が、該パルス発生用集積回
    路に供給される電源レベルと同一レベルとなっている固
    体撮像装置。
  4. 【請求項4】 基板上に1次元的あるいは2次元的に配
    列された、光電変換機能をもつ複数のフォトダイオード
    と、基板上に形成され、該各フォトダイオード内にて光
    電変換により発生した電荷を転送するための電荷転送部
    と、該各フォトダイオード内の蓄積電荷を該電荷転送部
    に読み出すための転送ゲートとを備え、 一定の繰返し周期が経過する度に、該転送ゲートに読出
    パルスを印加して該蓄積電荷の読み出しを行うととも
    に、該繰返し周期内に複数のシャッタパルスを該基板に
    印加して、該各フォトダイオード内の蓄積電荷を基板側
    に排出する構成とした固体撮像装置であって、 所定のタイミングでパルスを発生するパルス発生手段
    と、 該繰返し周期内に該パルス発生手段により発生された複
    数のパルスを含むパルス列を、少なくともその最終パル
    スを含む1つ以上のパルスからなる後側パルス列と、こ
    れ以外の1つ以上のパルスからなる前側パルス列とに分
    離するパルス分離回路と、 該後側及び前側パルス列を受け、これらを該後側パルス
    列のパルス振幅が前側パルス列のパルス振幅より大きく
    なるよう信号処理して出力する振幅変換手段と、 該振
    幅変換手段から出力される後側及び前側パルス列を合成
    するパルス合成回路とを備え、 該合成回路の出力パルスを該シャッタパルスとして該基
    板に印加するようにした固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の固体撮像装置において、 前記振幅変換手段を、前記後側パルス列のパルス振幅を
    一定レベルに増幅する第1の振幅変換回路と、前記前側
    パルス列のパルス振幅を制御信号に基づいて前記繰返し
    周期毎に設定する第2の振幅変換回路とから構成すると
    ともに、 前記電荷転送部の出力信号に対応する信号を、連続する
    2つの繰返し周期に渡って順次記憶する信号記憶回路、
    及び該連続する2つの繰返し周期の各々に対応する記憶
    信号を比較する比較回路を有し、該フォトダイオード内
    から電荷転送部側に溢れ出した蓄積電荷の量を検出する
    検出手段を備え、 該検出手段の出力に基づいて該制御信号を該第2の振幅
    変換回路に供給し、該第2の振幅変換回路にて前側パル
    ス列のパルス振幅が、前記フォトダイオード内の蓄積電
    荷が電荷転送部側に溢れ出さない程度の振幅レベルに設
    定されるようにする制御信号発生手段を備えた固体撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の固体撮像装置において、 前記振幅変換手段を、前記パルス分離回路から受けた後
    側パルス列のパルス振幅を一定レベルに増幅し、該パル
    ス分離回路から受けた前側パルス列のパルス振幅を維持
    する構成とするとともに、 前記電荷転送部の出力信号に対応する信号を、連続する
    2つの繰返し周期に渡って順次記憶する信号記憶回路、
    及び該連続する2つの繰返し周期の各々に対応する記憶
    信号を比較する比較回路を有し、該フォトダイオード内
    から電荷転送部側に溢れ出した蓄積電荷の量を検出する
    検出手段と、 該検出回路の出力に基づいて、該シャッタパルス列から
    分離される前側及び後側パルス列の境界位置を指定する
    位置指定信号を発生する分離位置指定回路とを備え、 該パルス分離回路では、該位置指定信号に基づいて、前
    記フォトダイオード内の蓄積電荷が電荷転送部側に溢れ
    出さないよう、該シャッタパルス列から分離される前側
    パルス列のパルスの個数が設定されるようにした固体撮
    像装置。
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