JP4019435B2 - 固体撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラなどに適用されるCCDイメージセンサ等の固体撮像素子を使用した固体撮像装置に関し、特に、いわゆる電子シャッタ機能を有する固体撮像素子のシャッタタイミングの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばビデオカメラでは、固体撮像素子である光電変換素子と電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device )等から構成される、いわゆるCCDイメージセンサで受光される光量を自動的に調節する機構(以下、単に自動露光調節機構と記す)として、レンズに内蔵されている、いわゆるアイリス(絞り)を自動的に調節する機構(以下、単にオートアイリス機構と記す)が知られている(特開昭63−82067号公報参照)。
【0003】
具体的には、ビデオカメラは、図7に示すように、レンズ部100と、ビデオカメラ本体101とから構成される。レンズ部100は、レンズ102と、アイリス103と、ビデオカメラ本体101から送られてくる撮像信号の出力レベルを検出する検波回路104と、この検波回路104の出力と基準電圧を比較する比較回路105と、この比較回路105の出力に基づいてアイリス103の機械的開閉を制御するアイリス駆動回路106とを有する。
【0004】
また、ビデオカメラ本体101は、固体撮像素子であるCCDイメージセンサ(以下、単にCCDと記す)107と、このCCD107からの撮像信号を増幅する増幅回路108と、この増幅回路108で増幅された撮像信号に、いわゆるAGC(Automatic Gain Control)をかけるAGC回路109と、このAGC回路109からの撮像信号を、いわゆるNTSC方式やPAL方式等に準拠した映像信号に変換する映像信号処理回路110とを有し、この映像信号処理回路110の出力端子φoutから映像信号が取り出されるようになっている。
【0005】
そして、上記オートアイリス機構は、レンズ部100に内蔵されたアイリス103に、ビデオカメラ本体101に内蔵されたCCD107からの撮像信号の出力レベルをフィードバックすることにより達成される。
【0006】
即ち、CCD107から増幅回路108及び検波回路104を介して得られる撮像信号の出力レベルが基準電圧になるように、この場合、例えば比較回路105の出力が零となるようにアイリス103の機械的開閉が自動的に調節される。一方、上記機械的なアイリス103を用いない自動露光調節機構として、例えば、いわゆるフィールド蓄積型のCCDイメージセンサの電荷蓄積時間を制御する機構(以下、単に電子シャッタあるいは電子シャッタ機能と記す)を、本出願人は先に提案した(特願平2−238930号)。
【0007】
具体的には、電子シャッタ機能を有するフィールド蓄積型のCCDイメージセンサでは、図8に示すように、同図Aで示す垂直同期信号VD中、垂直帰線期間(垂直ブランキング期間)VBLKを示す低レベルの信号が供給されたときに、図8Bに示す電荷読み出しパルスSG(高レベル)が供給されるようになっている。そして、任意のフィールドにおける電荷読み出しパルスSGから次のフィールドにおける電荷読み出しパルスSGが供給されるまでに蓄積された電荷が、当該次のフィールドにおける電荷読み出しパルスSGに基づいて読み出されるようになっている。
【0008】
そして、電子シャッタ機能は、例えばCCDイメージセンサが縦型オーバーフロードレイン方式の場合、図8Cに示すように、任意のフィールドの電荷読み出しパルスSGが供給されてから、CCDイメージセンサの例えばN基板に基板電位よりも高いレベルのリセットパルスPsを、後述するように、水平帰線期間(水平ブランキング期間)中に供給し、それまで蓄積されていた電荷を基板側に掃き捨て、最後のリセットパルスPsが供給されてから次のフィールドの電荷読み出しパルスSGが供給されるまでの時間を制御して、電荷蓄積時間(即ち、露光時間)Tを制御するようになっている。
【0009】
例えば、NTSC方式では、最大の露光時間Tは、フィールド周波数で決まる16.7msであり、PAL方式では、最大の露光時間Tは、フィールド周波数で決まる20msである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電子シャッタ機能を応用した露光時間Tの調節では、以下のような問題が生じる。即ち、水平同期信号HDにおける水平同期パルスの1周期分に相当する時間(1水平周期)を1Hとしたとき、露光時間Tが10H〜20H(1H≒64μs)以上になると、露光時間Tのスタートのタイミングが映像信号上、垂直ブランキング期間VBLKから外れて有効映像出力期間に入ることになる。
【0011】
この場合、蓄積された電荷を掃き捨てるためのリセットパルスPsは、現在読み出されている撮像信号に影響を与えないように、水平ブランキング期間中に出力する必要がある。従って、上記のように、露光時間Tが比較的長い場合、図8Eに示すように、露光時間Tは、1水平周期1H、即ち64μsを単位としてしか制御(ステップ制御)せざるを得なくなる。
【0012】
被写体が暗く、シャッタ速度が遅い(即ち、露光時間Tが長い)低速シャッタ域では、露光時間Tの段階的なステップ制御は問題とならないが、被写体が明るく、シャッタ速度が速い(即ち、露光時間Tが短い)高速シャッタ域では、上記1Hによる電荷蓄積の変化量が、全露光時間Tに対して極めて大きくなってくるため、収束が不安定になり易く、実用に適さないという問題がある。
【0013】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、露光時間を連続可変でき、高精度で、かつ安定な自動露光調節を行うことができる固体撮像装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成した本発明に係る固体撮像装置は、水平同期信号及び垂直同期信号を生成して出力する同期信号発生手段と、上記垂直同期信号に同期して各フレームを形成する第1、第2のフィールドの始点毎に第1、第2の垂直パルスが形成されるタイミング信号発生手段と、シャッタパルスから該シャッタパルスの次のフィールドの第1の垂直パルスまでの間の被写体からの光入射を光電変換することによって蓄積された電荷を第1、第2のフィールドの撮像信号に変換して、該第1の垂直パルスに同期して該第1、第2のフィールドの撮像信号が2ラインの水平転送レジスタを介し第1のフィールド期間内に読み出され、該撮像信号の読出し後に蓄積された電荷が掃き捨てられる固体撮像素子と、上記第1の垂直パルスに同期して固体撮像素子から読み出されたフィールド毎の撮像信号が記憶されるフィールドメモリと、上記第2の垂直パルスに同期して上記同期信号発生手段で生成された水平同期信号のパルス数と1水平ライン当たりの標準の撮像信号レベルとの積に相当する基準信号レベルを出力する基準レベル発生手段と、第2のフィールド期間において、上記基準信号レベルが上記フィールドメモリから読み出された撮像信号の平均撮像信号レベル以上となった際にシャッタパルスを生成して上記固体撮像素子に送出するシャッタ信号生成手段とを備える。
【0016】
以上の構成を備える固体撮像装置によれば、シャッタ信号生成手段において、基準レベル発生手段から送出される信号レベルが、フィールドメモリから読み出された平均撮像信号レベル以上となった際にシャッタパルスが生成され、固体撮像素子で該シャッタパルスが供給されるまでの間電荷を蓄積し、水平同期信号毎に該蓄積された電荷を撮像信号に変換して送出する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1〜図6に示す実施例は、本発明をビデオカメラに適用したものである。
【0019】
この実施例のビデオカメラは、図1に示すように、被写体からの光入射を光電変換することによって得られた蓄積電荷を撮像信号に変換し、かつ、水平周期に同期した掃き捨て信号の供給によって、上記蓄積電荷を掃き捨てることにより、電荷蓄積時間が制御可能とされた固体撮像素子1を有する。
【0020】
この固体撮像素子1は、例えばpn接合のフォトダイオードによる受光部が多数、縦(行)方向及び横(列)方向にマトリクス状に配され、受光部内の蓄積電荷を行方向に転送する垂直転送レジスタが列方向に配列された、例えばインターライン方式のCCDイメージセンサにて構成されている。垂直転送レジスタの転送電極を構成する例えば4枚の電極(例えば多結晶シリコンによる電極層)には、水平ブランキング期間内にそれぞれ位相の異なる4相の垂直転送パルスV1、V2、V3及びV4が印加され、これらパルスV1〜V4の印加タイミングによって、蓄積電荷が行単位に転送されることになる。
【0021】
また、垂直ブランキング期間内の所定時間において、第1、第2の読み出しパルスSG1、SG2が、第1、第3の垂直転送パルスV1、V3に重畳されてそれぞれに対応する転送電極に印加され、各受光部と垂直転送レジスタ間の読み出しゲートのポテンシャルが上がって、受光部に蓄積されていた各フレーム毎の第1、第2のフィールドの電荷が垂直転送レジスタ側に読み出される。なお、第1の読み出しパルスSG1は、第2の読み出しパルスSG2よりも例えば5μs程度進み位相のタイミングで出力される。
【0022】
また、水平周期の有効画素出力期間においては、水平転送レジスタに例えば互いに位相の異なる2相の水平転送パルスH1及びH2が供給されて、垂直転送レジスタから水平転送レジスタに転送された電荷を水平走査のタイミングで順次出力部側に転送する。
【0023】
出力部は、例えば電荷−電圧変換部としてのフローティング・ディフュージョン(以下、単にFDと記す)、リセットゲート及びリセットドレインを有するフローティング・ディフュージョン・アンプ(以下、単にFDAと記す)にて構成されており、このFDAのFDに水平転送レジスタからの電荷が順次転送されて電圧に変換され、撮像信号Siとして取り出される。FDに転送された電荷は、リセットゲートにリセットパルスPGが供給されることによって、ゲート下のポテンシャルが上がり(即ち、ポテンシャル障壁が下がり)、このゲートに隣接して形成されたリセットドレインに掃き出されるようになっている。
【0024】
これら垂直転送パルスV1〜V4、水平転送パルスH1、H2、第1、第2の読み出しパルスSG1、SG2及びリセットパルスPGは、前段のタイミング発生回路2から供給される。特に、垂直転送パルスV1〜V4及び読み出しパルスSG1、SG2は、信号減衰の抑圧等を目的とした垂直駆動回路3を介して固体撮像素子1に供給され、特に、読み出しパルスSG1及びSG2は、この垂直駆動回路3内において、第1及び第3の垂直転送パルスV1及びV3に重畳処理される。
【0025】
上記タイミング発生回路2は、高周波発振器(28MHz)4からの基準クロックPcに基づいて同期信号作成用のクロック信号CLKを発生し、このクロック信号CLKを後段の同期信号発生回路5に供給する。同期信号発生回路5は、上記タイミング発生回路2からのクロック信号CLKに基づいて垂直同期信号VD及び水平同期信号HDを発生し、タイミング発生回路2に供給する。
【0026】
水平同期信号HDは、タイミング発生回路2に供給される。また、このタイミング発生回路2においては、同期信号発生回路5からの垂直同期信号VD及び水平同期信号HDに基づいて、各種パルス信号(垂直転送パルスV1〜V4、水平転送パルスH1、H2、読み出しパルスSG1、SG2及びリセットパルスPG)が作成される。ここで、水平転送パルスH1、H2は、水平転送レジスタに供給される。
【0027】
また、上記固体撮像素子1、特にその基板(例えばN型基板)の端子Vsubには、所定の基板電位Vsが印加される。この基板電位Vsは、受光部と基板間に存する例えばP型のウェル領域による縦方向のオーバーフローコントロール領域のポテンシャルを制御するものであり、この基板電位Vsが所定電位よりも高レベルになると、基板のポテンシャルが上がり、それに伴って、上記P型ウェル領域によるポテンシャル障壁が下がって(正確には、障壁がなくなる)、受光部内の蓄積電荷が基板側に掃き出されることになる。この動作が通常、電子シャッタと称されるものである。
【0028】
この電子シャッタ動作は、基板電位Vsの供給系において、通常矩形状のシャッタパルス信号Psが基板電位Vsに重畳され、この重畳信号(Vs+Ps)が基板の端子Vsubに供給されることにより行われる。
【0029】
このシャッタパルスPsは、後述するシャッタパルス生成回路7にて生成される。そして、このシャッタパルスPsは、基板電位設定回路8に供給されて、この基板電位設定回路8にて設定された基板電位Vsに重畳された後、固体撮像素子1の基板端子Vsubに供給される。
【0030】
一方、固体撮像素子1からの撮像信号Siは後段の信号処理回路9に供給される。
【0031】
この信号処理回路9は、例えば図2に示すように、上記撮像信号Siの第1、第2のフィールドを所定のタイミングでサンプリングするサンプル/ホールド(S/H)回路11、14と、このS/H回路11、14からの撮像信号Diを増幅するアンプ12、15と、このアンプ12、15にて増幅された撮像信号Diを記憶するメモリ回路13、16と、該メモリ回路13、16から読み出された撮像信号Diをフィールド周期で切り替えて送出するスイッチ17と、該スイッチ17から供給されたされた撮像信号Diを所定レベルに利得調整する自動利得調整回路(AGC回路)18と、このAGC回路18からの撮像信号Diを例えばNTSC方式などの所定フォーマットの映像信号Viに変換する映像信号処理回路19と、該映像信号処理回路19の出力信号により駆動するドライブ回路20と、該ドライブ回路20の出力信号を外部機器に供給する抵抗21とを有する。ここで、該メモリ回路13及びメモリ回路16では、1フレームの撮像信号を記憶し、該メモリ回路13、16は、フィールドメモリとして機能する。
【0032】
上記映像信号処理回路19にて変換された映像信号Viは、出力端子φoutから取り出され、モニタ受像機、VTRなどの各種映像機器に供給される。また、上記メモリ回路16には、該メモリ回路16の出力信号を増幅する増幅回路22と、該増幅回路22の出力信号aから撮像信号の出力レベルを検出する検波回路23と、所定値の電圧Vzを出力する定電圧源24と、(+)端子に該信号bが供給され、(−)端子に該電圧Vzが供給されて、該信号bと該電圧Vzの比較結果として出力信号cを出力する比較器25とを有しており、該比較器25の出力信号がシャッタパルス生成回路7に供給される。
【0033】
上記比較器25は、図4に示すように出力信号cとして上記信号bが電圧Vz以下の際には電圧Vzと信号bの電圧値の差を出力し、該信号bが電圧Vz以上の際にはロウレベルを出力する。
【0034】
次に、シャッタパルス生成回路7の構成について、図3に基づいて説明する。このシャッタパルス生成回路7は、図示するように、オペアンプ31及びPNPトレンジスタTr1を主体にした定電流源32と、負帰還ラインにコンデンサCf及びPNPトランジスタTr2が並列に接続されたオペアンプ33を主体とする鋸歯状波発生回路34と、シャッタパルス発生回路46とを有する。上記鋸歯状波発生回路34におけるPNPトランジスタTr2のベースには、端子φbを介して例えばタイミング発生回路2からのリセットパルスPrが供給される。ここで、該タイミング発生回路2は、タイミング信号発生手段として機能する。
【0035】
上記シャッタパルス発生回路46は、(+)端子に上記信号処理回路9の比較器25の出力信号cが供給され、(−)端子に上記鋸歯状波発生回路34から垂直同期信号に同期した鋸歯状波信号Snが供給されて、該信号cと鋸歯状波信号Snの比較結果として信号Pwを出力する比較器41と、該信号Pwが供給されて該信号Pwの立ち下がりから所定期間をロウレベルとし、その他の期間をハイレベルとする信号eを出力するモノマルチ回路42と、該信号Pwと水平同期信号HDの論理積の反転信号gを出力するナンド回路43と、該信号eと信号gの論理積である信号fを出力するアンド回路44と、該信号fの振幅を変換して上記CCDイメージセンサ1に供給する振幅変換回路を有する。ここで、該信号fの最終パルスがシャッタパルス信号Psとして作用して、該シャッタパルス発生回路46がシャッタ信号生成手段として機能する。
【0036】
上記比較器41は、図4に示すように出力信号Pwとして上記信号cが該鋸歯状波信号Sn以下の際には該鋸歯状波信号Snと信号cの電圧値の差を出力し、該信号cが該鋸歯状波信号Sn以上の際にはロウレベルを出力する。
【0037】
上記鋸歯状波信号Snは、図5に示すように、リセットパルスPrの周期、即ち、上記垂直同期信号毎に上記同期信号発生手段から生成された水平同期信号のパルス数と1水平ライン当たりの標準の撮像信号レベルとの積に相当する鋸歯状波として形成される。このように、鋸歯状波発生回路34は基準レベル発生手段として機能する。
【0038】
以上の構成による固体撮像装置によれば、シャッタ信号生成手段において、基準レベル発生手段から送出される信号レベルが、フィールドメモリ16から読み出された撮像信号の平均撮像信号レベル以上となった際にシャッタパルスが生成され、固体撮像素子1で該シャッタパルスから第1の垂直パルスまでの間に電荷を蓄積し、該蓄積された電荷を撮像信号に変換して送出する。このため、露光時間を連続可変でき、高精度で、かつ安定な自動露光調節を行うことができる。
【0039】
また、上述した固体撮像装置は、基準レベル発生手段で第2の垂直パルスに同期して基準信号レベルを出力し、シャッタ信号生成手段で第2のフィールド期間においてシャッタパルスを生成して、固体撮像素子1でシャッタパルスから第1の垂直パルスまでの間に電荷を蓄積して露光時間を連続可変し、高精度で、かつ安定な自動露光調節を行う場合を示したが、例えば図6に示すように基準レベル発生手段で第1の垂直パルスに同期して基準信号レベルを出力し、シャッタ信号生成手段で第1又は第2のフィールド期間でシャッタパルスを生成して、固体撮像素子1でシャッタパルスから第1の垂直パルスまでの間に電荷を蓄積する場合は、露光時間の可変範囲を広範囲としながら高精度で、かつ安定な自動露光調節を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る固体撮像装置によれば、シャッタ信号生成手段において、基準レベル発生手段から送出される信号レベルが、フィールドメモリから読み出された撮像信号の平均撮像信号レベル以上となった際にシャッタパルスが生成され、固体撮像素子で該シャッタパルスから第1の垂直パルスまでの間に電荷を蓄積し、該蓄積された電荷を撮像信号に変換して送出する。このため、露光時間を連続可変でき、高精度で、かつ安定な自動露光調節を行うことができる。さらに、基準レベル発生手段で第1の垂直パルスに同期して基準信号レベルを出力し、シャッタ信号生成手段で第1又は第2のフィールド期間でシャッタパルスを生成して、固体撮像素子1でシャッタパルスから第1の垂直パルスまでの間に電荷を蓄積し、該蓄積された電荷を撮像信号に変換して送出することにより、露光時間の可変範囲を広範囲としながら高精度で、かつ安定な自動露光調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置をビデオカメラに適用した場合の全体構成を示すブロック図である。
【図2】上記固体撮像装置の信号処理回路の構成を示すブロック線図である。
【図3】上記固体撮像装置のシャッタパルス生成回路の要部の構成を示す回路図である。
【図4】上記シャッタパルス生成回路の要部の信号のタイミングチャートである。
【図5】上記信号処理回路及びシャッタパルス生成回路の要部の信号の出力タイミング、特に鋸歯状波信号の出力タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】上記固体撮像装置のタイミング発生回路の要部の出力信号及びシャッタパルス信号の出力タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】従来例に係るビデオカメラにおける機械的なオートアイリス機構の全体構成を示すブロック線図である。
【図8】他の従来例に係るビデオカメラにおける電子シャッタ機能による信号処理動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 固体撮像素子
2 タイミング発生回路
5 同期信号発生回路
7 シャッタパルス生成回路
25 鋸歯状波発生回路
46 シャッタパルス発生回路
Claims (1)
- 水平同期信号及び垂直同期信号を生成して出力する同期信号発生手段と、
上記垂直同期信号に同期して各フレームを形成する第1、第2のフィールドの始点毎に第1、第2の垂直パルスが形成されるタイミング信号発生手段と、
シャッタパルスから該シャッタパルスの次のフィールドの第1の垂直パルスまでの間の被写体からの光入射を光電変換することによって蓄積された電荷を第1、第2のフィールドの撮像信号に変換して、該第1の垂直パルスに同期して該第1、第2のフィールドの撮像信号が2ラインの水平転送レジスタを介し第1のフィールド期間内に読み出され、該撮像信号の読出し後に蓄積された電荷が掃き捨てられる固体撮像素子と、
上記第1の垂直パルスに同期して固体撮像素子から読み出されたフィールド毎の撮像信号が記憶されるフィールドメモリと、
上記第2の垂直パルスに同期して上記同期信号発生手段で生成された水平同期信号のパルス数と1水平ライン当たりの標準の撮像信号レベルとの積に相当する基準信号レベルを出力する基準レベル発生手段と、
第2のフィールド期間において、上記基準信号レベルが上記フィールドメモリから読み出された撮像信号の平均撮像信号レベル以上となった際にシャッタパルスを生成して上記固体撮像素子に送出するシャッタ信号生成手段とを備えてなる固体撮像装置。
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