JP3169102U - 土留め用擁壁材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に撤去可能で、且つ堅牢な土留材、畑や田の畔材、又は田圃等の用水路の擁壁材を提供する。【解決手段】擁壁の表面を構成する擁壁面板2と該擁壁面板に対向して、ほぼ同じ表面積を有するアンカー板とよりなり、両者はほぼ一定の間隔をおいて、少なくとも、上部と下部を桟4で連結された構造であり、擁壁とする場合、擁壁面板とアンカー板の間に土を入れることにより、重量を増し、土圧に耐えることが可能となるのである。また、擁壁材料の運搬に際しては、桟は取り外すため、2枚の板と棒状の桟となり、嵩張ることなく取扱いが便利である。更に施工物の撤去も容易で、現場回復も容易に行うことができる。【選択図】図1

Description

本考案は、畑の盛土、畑や田の畔、田圃の水路等、比較的高さのない盛土や溝用の擁壁材料に関する。
従来、土留め用としては、木製、鉄製又はコンクリート製の板状の矢板が用いられ、一般にその下部を土中に埋め込み、その露出部で土壁面の土圧を支えるものや、コンクリートブロックや石材等、自らの重量により土壁面の土圧を支えるものが知られている。
また更に高さの大きい崖等では、崖の壁面にアンカー用のボルトを打ち込んでコンクリート板を固定する施工方法も知られている。
しかしながら、畑や田圃のような柔らかい土に対しては、アンカーボルトの打込みは、効果がなく、矢板は、相当に深く打込む必要があり、それでも長期間に亘っては土圧により、次第に傾くことも、しばしば見受けられる。また、コンクリートブロックにあっては、その基礎工事等、相当の費用と手間を必要とする。
また、農業用の土留材としては、高さ30〜40cmのプラスチック製波板が、アゼシート等として知られている。
しかしこれらは、10〜20cm程度の土留が限度であり、土圧に対する強度が十分でなく、長期的には、土圧に耐え切れず、外側に傾斜したり、最悪の場合は倒れることもしばしばある。
本案は、比較的施工が容易で、耐久性のある畑の盛土、畑や田の畔、田圃の水路等比較的高さのない盛土や溝用の擁壁工築用材料を提供することを目的とする。
本考案の第1の態様は擁壁面板と該擁壁面に対向して、ほぼ同表面積を有するアンカー板とよりなり、両者は、ほぼ一定の間隔をおいて、少なくとも上、下部を着脱可能な桟で連結された土留め用擁壁材料である。
本考案の第2の態様は、前記土留め用擁壁材料において、擁壁面板がたて方向に凸凹を有する波板であることを特徴とする。
また本考案の第3の態様は、前記第1又は第2の態様において、アンカー板も擁壁面板であり、両面が擁壁を構成し得ることを特徴とする。
更に本考案の第4の態様は、前記第1〜第3の態様のいずれかにおいて、擁壁面板及びアンカー板が、硬質プラスチックス又は硬質ゴムで構成されたことを特徴とする。
本考案は、擁壁の表面を構成する擁壁面板と該擁壁面板に対向して、ほぼ同じ表面積を有するアンカー板とよりなり、両者はほぼ一定の間隔をおいて、少なくとも、上部と下部を桟で連結された構造であり、擁壁とする場合、擁壁面板とアンカー板の間に土を入れることにより、重量を増し、土圧に耐えることが可能となるのである。
また、擁壁材料の運搬に際しては、桟は取り外すため、2枚の板と棒状の桟となり、嵩張ることなく取扱いが便利である。更に施工物の撤去も容易で、現場回復も容易に行うことができる。
本考案の擁壁用材料の要部を示す斜視図である。 (イ)は本考案の別の態様として、アンカー板が、小さい場合の例である。 (ロ)は別の態様として、擁壁面板とアンカー番が、角度をもって設けられ た例である。 は本考案の脱着可能な係合部を示すための、桟先端部と擁壁面板又はアンカー板裏面の係合部の例を示す例である。 は本考案を田圃の畔等の両面擁壁面とした例である。
本考案は、擁壁面を構成する板と一定の間隔、一般に30〜50cmの間隔をおいて対向するアンカー板とを、一定の間隔、一般に30〜50cm間隔で擁壁面板及びアンカー板の少なくとも上部と下部とをそれぞれ連結する桟で一体に構成された土留め用擁壁材料である。該擁壁面は、一般に硬質プラスチックス、例えば硬質塩化ビニール、ポリエチレン、ポリプロピレン、又は比較的撓み強度のある硬質ゴム等で構成されており、好ましくは、たて方向に凸凹のある波板である。これらは、現在アゼガードとして市販されている物に桟を通すための所定の孔をあけて用いることもできる。これらの擁壁面板は、一般に厚さ3〜5mm、たて30〜60cm、横幅80〜150cm程度で、その端は、アゼガード等に見られるように相互に連結可能な構造にすることが好ましい。更に、場合によっては、横方向に柔軟性のある材料とし、捲いた状態で保管又は運搬し、使用時に引き延ばして必要とする長さで切断して使用することもできる。
またアンカー板は、擁壁面板とほぼ同じ表面積を持つ。ここで、同じ面積とは、擁壁面板の60〜100%の表面積である。勿論、アンカー板は、擁壁面と同一素材又は同一部材であってもよい。特に畔を構築する場合等は両面が擁壁面となるので、同一部材が用いられる。
本考察の擁壁材料は、設置場所において組立てられることも特徴の一つであり、桟は、一般に所定の長さのボルト・ナットでよく、あらかじめ擁壁面板及びアンカー板の所定位置に、あらかじめ設けられたボルト孔にボルトを通し、それぞれナットで固定して連結すればよい。また擁壁面板とアンカー板の裏面、すなわち両者の対向面の所定個所にあらかじめ係合具を設けておき、該係合具に係止可能な両先端部を持つ桟を用いることによって、ワン・タッチで擁壁面板、アンカー板及び桟を連結することも可能である。この場合桟もプラスチックや金属であってもよい。桟は一般に直径数ミリメートルの円棒又は同程度の多角形棒である。
本考察の擁壁材料を用いて擁壁、すなわち畑の盛土の土留、畑や田の畔、又は田圃の水路を構築するときは、所定の場所に本考察の擁壁材料を設置し、擁壁面板とアンカー板との間の空間に土を入れる。土は、一般に擁壁面板の上端まで入れるのが好ましい。水路にあってはアンカー板の外側も土が埋められるが、畔等の場合は、擁壁面板とアンカー板の間が畔道として利用される。
以下に、図面に基づいて説明する。
図1は、両面が擁壁面板で構成された例であり、1は本考案の擁壁材料の要部を表す。2は波板状の擁壁面板であり、4、4´は桟であり、例えば鉄製のボルトであり、図示しないが両擁壁面板ともナットで板を挟んでナット締めされている。
図2(イ)は、擁壁面板2に対してアンカー板3が少し小さい場合の例であり、田圃の溝等の水路等では有効である。
図2(ロ)は、アンカー板3の下部が角度θだけ外側に広がった態様の例である。擁壁にかかる土圧は、上方より下方が高いためより多くの内込め土を収容し得るよう構成された例である。θの角度は0〜30度程度がよく、上部桟4より、下部桟4´を長くすることで角度は調整される。
なお、図2にあっては、両板は平板の如く示したが、勿論波板であってよい。
図3(イ)は、擁壁面板2又はアンカー板3の裏面に設けられた係合受け具5、及び桟先端部に設けられた前記5と係合される係合差し込み具6の例であり、(ロ)は板(2又は3)の裏面に設けられた係合受け部を横から見た図である。
すなわち、擁壁を組立てる場合、擁壁面板及びアンカー板裏面の係合受け具5に桟の両先端部にある係合差し込み具6を差し込んで係止する。
勿論係合方式は図3の例示に限られず、例えば、戻り防止付の桟先端を板の孔に差し込み係止する等、いかなる手段も制限されることなく採用される。
図4は、本考案の擁壁材料により、擁壁を構築した例である。7は、桟の頭部が擁壁を貫いて露出した例(例えば、ボルトの頭や、ナット)であり、8は、内込め土を表し、ここが畔道として利用される。9は田圃に水が張られているところを表す。
本考案の擁壁材料は、農業用の盛り土の土留め、田圃の畔、田圃等の用水路の擁壁に用いられる。
図中 1は本考案の擁壁用材料
2は擁壁面板
3はアンカー板
4、4´は桟
5、6は係合具
8は打込土
9は水面

Claims (4)

  1. 擁壁面板と該擁壁面板に対向した、ほぼ同表面積を有するアンカー板とよりなり、両者は、ほぼ一定の間隔をおいて、少なくとも両者の上、下部を着脱可能な桟で連結された土留め用擁壁材料。
  2. 擁壁面板がたて方向に凸凹を有する波板である請求項1記載の土留め用擁壁材料。
  3. アンカー板も擁壁面板であり、両面が擁壁を構成し得ることを特徴とする請求項1又は2記載の土留め用擁壁材料。
  4. 擁壁面板及びアンカー板が硬質プラスチックス又は硬質ゴムで構成されたことを特徴とする請求項1ないし3記載の土留め用擁壁材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008608A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社箱型擁壁研究所 アンカー補強土壁

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