JP3168996U - 可撓性止水継手の取り付け構造 - Google Patents

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雅昭 木村
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【課題】隣接するコンクリート構造物の継ぎ目間に設けられる可撓性止水継手の取り付けの作業性、生産性向上を図った可撓性止水継手の取り付け構造を提供する。【解決手段】コンクリート管路の隣接するコンクリート構造物の対向する継ぎ目間に設けられる可撓性止水継手20と、コンクリート構造物の所定の位置に埋設され、可撓性止水継手をコンクリート構造物に締着固定するねじ穴部が形成されているインサート部材13と、可撓性止水継手をインサート部材に締着固定するボルト部材25と、該ボルト部材の頭部と可撓性止水継手との間に設けられている締着板21とからなり、インサート部材には、コンクリート構造物より所定の長さ分突出するように係合軸部が設けられ、可撓性止水継手には、ボルト部材のねじ軸部を挿通させるとともに係合軸部と係合して可撓性止水継手の位置決めを行う係合穴部が、インサート部材の埋設位置に対応するように形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、コンクリート構造物同士の継ぎ目に可撓性止水継手を取り付けるための可撓性止水継手の取り付け構造に関する。さらに詳しくは、隣接するコンクリート構造物を接続するために、コンクリート構造物の継ぎ目間に設けられる可撓性止水継手の取り付けを容易にして作業性向上、生産性向上を図った可撓性止水継手の取り付け構造に関する。
下水道、共同溝、雨水渠、函渠、開渠等のコンクリート構造物を縦列させて構成するコンクリート管路において、隣接するコンクリート構造物の継ぎ目に可撓性止水継手が設けられている。この可撓性止水継手は止水性が高いだけでなく、可撓性止水継手を所定の間隔で設置することにより、耐震性を得ることができる。
従来の可撓性止水継手は、コンクリートに埋め込まれたアンカーボルト、インサート部材(インサートアンカー)、長ナット等にねじ込まれたねじ部材に、可撓性止水継手、締着板の順に取り付け、ワッシャ、ナットで締着固定するのが一般的であった。また、コーナー部等では、アンカープレートに、ねじ穴部が形成されたインサート部材、長ナットを設置し、ボルト部材を可撓性止水継手、締着板のボルト穴部に挿入するとともにインサート部材、長ナットのねじ穴部にねじ込んで締着固定することがある。
特許文献に基づいて、地下構造物の接続構造に関して説明を行うと、ゴム製で細長帯状の継手で接続し、該継手には長さ方向にそって中央に山形の湾曲部が形成されている地下構造物の継手構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、地下構造物と、接続すべき地下構造物との間に挟装される挟装部と、地下構造物の内面に固定される縁部とを備えた接続装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−84201号公報 特開平11−350888号公報
しかしながら、可撓性止水継手を仮止めすることが困難な場合、可撓性止水継手のボルト穴部の中心、締着板のボルト穴部の中心と、インサート部材のねじ穴部の中心とを一致させることに時間を要することがある。可撓性止水継手のボルト穴部の中心と、締着板のボルト穴部の中心、インサート部材のねじ穴部の中心とが一致していないと確実に締着できないことが生じるおそれがある。また、ボルト部材の締着による取り付け作業時に、可撓性止水継手が移動してしまうおそれがある。例えば、図5に示すように、可撓性止水継手120のボルト穴部120cの中心線と、インサート部材113のねじ穴部113bの中心線C1とが一致していない状態で、ボルト部材125を無理に差し込んでねじ込もうとすると、ボルト部材125が、インサート部材113の中心線C1に対して傾いた状態でねじ込まれるおそれがある。
図5は、従来の可撓性止水継手の取り付け構造の問題点を説明するための断面図であり、図5に従ってさらに説明を行う。側面視略L字形状をしているアンカープレート112には、インサート部材113が溶接等で一体に固定されている。コンクリート構造物150のコンクリート製構造体111には、インサート部材113が埋め込まれている。可撓性止水継手120の上部には締着板121が設けられている。締着板121にはボルト穴部121aが形成されている。可撓性止水継手120のボルト穴部120cの中心線と、インサート部材113のねじ穴部113bの中心線C1とが一致していないため、ボルト部材125のねじ軸部125aの中心線C2が、インサート部材113のねじ穴部113bの中心線C1に対して、角度α分傾いてねじ込まれている。このような状態になると、ボルト部材125をねじ込むのに大きなトルクが必要となり、確実な締着が行えないおそれがある。最悪の場合には、ねじ込みが途中でできなくなったり、ボルト部材125のねじ軸部125a、インサート部材113のねじ穴部113b等を損傷させたりするおそれがあるという問題点があった。
そのため、インサート部材113のねじ穴部113bの中心線C1と、可撓性止水継手120のボルト穴部120cの中心線とを、簡素な構成で容易に一致させることができ、この一致させた状態において可撓性止水継手がインサート部材等に対して移動することなく、ボルト部材による締着固定を行うことができる可撓性止水継手の取り付け構造の開発が要望されている。
本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、次の目的を達成する。
本考案の目的は、可撓性止水継手とインサート部材との容易に位置決めができるとともに、位置決めを行った状態を維持してボルト部材による締着固定が容易に行えるようにした可撓性止水継手の取り付け構造を提供することにある。
本考案は、前記目的を達成するための次の手段を有する。
本考案1の可撓性止水継手の取り付け構造は、
コンクリート構造物を縦列させて構成するコンクリート管路の隣接する前記コンクリート構造物の対向する継ぎ目間に、可撓性を有するように設けられる可撓性止水継手と、前記コンクリート構造物の所定の位置に、所定の間隔を有するように埋設され、前記可撓性止水継手を前記コンクリート構造物に締着固定するためのねじ穴部が形成されているインサート部材と、前記インサート部材の前記ねじ穴部にねじ込まれ、前記可撓性止水継手を前記コンクリート構造物に締着固定するためのボルト部材と、前記ボルト部材の頭部と前記可撓性止水継手との間に設けられ、前記ボルト部材のねじ軸部を挿通させるための挿通穴が形成されている締着板とからなり、前記インサート部材には、前記コンクリート構造物より所定の長さ分突出するように係合軸部が設けられ、前記可撓性止水継手には、前記ボルト部材のねじ軸部を挿通させるとともに前記係合軸部と係合し、前記インサート部材に対する前記可撓性止水継手の位置決めを行うための係合穴部が、前記インサート部材の埋設位置に対応するように形成されていることを特徴とする。
本考案2の可撓性止水継手の取り付け構造は、本考案1において、
アンカープレートは、前記コンクリート構造物のコンクリート製構造体に接し、かつ、前記締着板と対向するように設けられており、前記インサート部材は、前記アンカープレートに固定されていることを特徴とする。
本考案3の可撓性止水継手の取り付け構造は、本考案1または2において、
前記インサート部材は、前記係合軸部が一体に設けられていることを特徴とする。
本考案4の可撓性止水継手の取り付け構造は、本考案1または2において、
前記インサート部材は、前記係合軸部が着脱可能に設けられていることを特徴とする。
本考案の可撓性止水継手の取り付け構造は、インサート部材に、可撓性止水継手の係合穴部に係合する係合軸部を設け、係合穴部と係合軸部とを係合させることで、可撓性止水継手とインサート部材とを容易に位置決めできる構造にしている。また、係合穴部と係合軸部との係合による位置決めは、可撓性止水継手の取り付け作業時において、インサート部材及びインサート部材が埋設されたコンクリート構造物に対する可撓性止水継手の移動を防止することができる。そのため、取り付け作業の作業性、生産性を向上させることができる。コンクリート構造物に可撓性止水継手を取り付ける作業は、作業性のよくない環境で行うこと、ねじ込むボルト部材を取り付け面に対して垂直に立てにくい箇所に行うことなど作業条件がよくない場合があるが、そのような条件下でも問題を発生させることがない。
また、ボルト部材のねじ軸部が、インサート部材のねじ穴部に中心線の傾きをもってねじ込まれることが生じないので、ボルト部材、インサート部材のねじ部を損傷するようなことがない。また、インサート部材にボルト部材をねじ込むことに過大なトルクを必要とせず、可撓性止水継手のボルト部材による締め付けトルク管理を容易に行うことができる。
インサート部材の軸体に、係合軸部を形成するための係合部材を着脱可能に設けた構成の可撓性止水継手の取り付け構造は、コンクリート構造物に可撓性止水継手を取り付ける作業の直前に、インサート軸体に係合部材を嵌め込めばよいので、コンクリート構造物の製造、搬送等が容易となり、作業性向上、生産性向上が図れる。
図1は、本考案の可撓性止水継手の取り付け構造を示す断面図である。 図2は、可撓性止水継手の取り付け構造における一方の取り付け構造部分を拡大して示した断面図である。 図3は、インサート部材を示す正面図及び側面図である。 図4は、インサート部材の他の形態を示す正面図及び側面図である。 図5は、従来の可撓性止水継手の取り付け構造の問題点を説明するための断面図である。
以下、本考案の可撓性止水継手の取り付け構造の実施の形態を、図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1は、本考案の可撓性止水継手の取り付け構造を示す断面図、図2は、可撓性止水継手の取り付け構造における一方の取り付け構造部分を拡大して示した断面図である。図3は、インサート部材を示す正面図及び側面図、図4は、インサート部材の他の実施の形態を示す正面図及び側面図である。
本考案の可撓性止水継手の取り付け構造1は、コンクリート構造物を縦列させて構成するコンクリート管路において、隣接するコンクリート構造物同士の継ぎ目に、可撓性を有するように設けられる可撓性止水継手をコンクリート構造物に締着固定するためのものである。図1に示すように、隣接する一方のコンクリート構造物50と他方のコンクリート構造物50Aとの間の継ぎ目に可撓性止水継手(以下、止水継手と記載する)20が設けられている。
止水継手20は、一方のコンクリート構造物50のコンクリート製構造体11、他方のコンクリート構造物50Aのコンクリート製構造体11Aに、各々、取り付けられる取り付け部20a、20aと、その中間に設けられ、一方のコンクリート構造物50、他方のコンクリート構造物50Aが、相対的に、所定量移動することを許容するための可撓部20bとから形成されている。止水継手20は、補強繊維20cが内蔵された合成ゴム(例えば、クロロプレン系合成ゴム、エチレンプロピレン系合成ゴム)製、天然ゴム製等のものである。止水継手20には、止水凸部20d、20dが形成され、後述するボルト部材25、ボルト部材25Aによる締め付けトルクを所定の値に管理することで確実な止水管理が行えるようにしている。
側面視略L字形状をしているアンカープレート12には、インサート部材13が溶接等で一体に固定されている。アンカープレート12Aには、インサート部材13Aが溶接等で一体に固定されている。アンカープレート12、12A、インサート部材13、13Aは、防錆等のための表面処理がされた鋼材(SS材)またはステンレス材(SUS材)製のものである。図3に示すように、インサート部材13(13A)は、本体軸部13cと、本体軸部13cの一端側に本体軸部13cより小径に形成された係合軸部13aと、本体軸部13cの他端側に本体軸部13cより大径に形成されたフランジ部13dとが一体に形成されている。一方のコンクリート構造物50の目地51、他方のコンクリート構造物50Aの目地51A近傍には、各々凹部52、52Aが設けられている。一方のコンクリート構造物50の凹部52には、アンカープレート12が設けられている。同様に、他方のコンクリート構造物50Aの凹部52Aには、アンカープレート12Aが設けられている。
以下、図2に従って、一方のコンクリート構造物50側の一方の取り付け構造部10について説明を行う。すなわち、一方の取り付け構造部10のアンカープレート12、インサート部材13、締着板21、ボルト部材25等について説明を行う(図2参照)。なお、可撓性止水継手の取り付け構造1の他方のコンクリート構造物50A側にもアンカープレート12A、インサート部材13A、締着板21A、ボルト部材25A等が設けられているが、この構成は一方のコンクリート構造物50側のアンカープレート12、インサート部材13、締着板21、ボルト部材25等と同一であるとともに、左右対称に設けられた構成のものであり詳細な説明は省略する。言い換えると、この可撓性止水継手の取り付け構造1は、図1において左右対称に構成されている(図1参照)。
凹部52には、目地51から所定量離れた直線上に、所定の間隔毎にインサート部材13が設けられている。インサート部材13は、係合軸部13aがアンカープレート12の穴12aに嵌め込まれるとともに、本体軸部13cの一方の端部側がアンカープレート12の他端側の面に溶接等で固定されている。また、インサート部材13の一方の側には、ねじ穴部13bが形成されている。係合軸部13aは、アンカープレート12の一端側の面より所定の長さ突出している。この突出長さは、止水継手の性能を確実にするために、止水継手の締着時の圧縮量を考慮して決める必要がある。例えば、この係合軸部13aの突出長さは、次式に示すような関係になっているとよい。
係合軸部の突出長さ < 〔止水継手の厚さ−止水継手の締着時圧縮量〕
係合軸部13aは、止水継手20に形成された係合穴部20cに嵌め込まれて、インサート部材13に対して止水継手20の位置を一致させるとともに、インサート部材13に対して止水継手20の位置がずれないようにしている。止水継手20の係合穴部20cは、インサート部材13が設けられている位置に対応するように、インサート部材13の埋設間隔と同一の間隔毎に形成されている。アンカープレート12、インサート部材13の本体軸部13c、及び、フランジ部13dは、コンクリート製構造体11に埋設されている。
締着板21は、止水継手20の取り付け部20aを、アンカープレート12との間に挟んで締着するための部材である。締着板21には、ボルト部材25のねじ軸部25aを挿通するためのボルト穴部(挿通穴)21aがインサート部材13の埋設間隔と同一の間隔毎に形成されている。ボルト部材25は、雄ねじが形成されたねじ軸部25aと、ボルト頭部とから構成されているものである。ボルト部材25は、ステンレス材製、防錆等の表面処理がされた鋼材製のものである。ボルト頭部には、ボルト部材25を回転させるための六角穴が形成されている。六角穴は、六角棒レンチ等工具を介して、ボルト部材25をねじ込んだり、緩めたりするためのものである。
この実施の形態の可撓性止水継手の取り付け構造1による取り付け方法を説明する。
コンクリート製構造体11、アンカープレート12、インサート部材13が一体に製造された一方のコンクリート構造物50と、コンクリート製構造体11A、アンカープレート12A、インサート部材13Aが一体に製造された他方のコンクリート構造物50Aとを、接続部分が所定の間隔を有する位置に設置する。
コンクリート製構造体11とコンクリート製構造体11Aとの間に、止水継手20が設けられる。すなわち、一方のコンクリート構造物50側では、インサート部材13の係合軸部13aに、止水継手20の係合穴部20cが係合するように嵌め込む。この係合した状態では、インサート部材13のねじ穴部13bの中心線と、止水継手20の係合穴部20cの中心線とは一致、または、ほぼ一致した状態であり、この状態になるとインサート部材13と止水継手20との位置がずれることが生じにくい。また、締着板21を止水継手20の取り付け部20aの上部に配置し、ボルト穴部21a、係合穴部20cにボルト部材25のねじ軸部25aを挿通させた後、ねじ軸部25aをねじ穴部13bにねじ込む。言い換えると、インサート部材13の係合軸部13aと、止水継手20の係合穴部20cとを係合させることで、インサート部材13に対して、止水継手20の位置がずれることがなく、ボルト部材25をねじ込む作業を容易に行うことができる。
従って、インサート部材と止水継手の位置を合わせて、その合わせた位置がずれないようにしながらボルト部材をねじ込んでいく従来の取り付け構造に比べ、作業性、生産性が大幅に向上する。また、インサート部材13のねじ穴部13bに、ボルト部材25のねじ軸部25aが傾いてねじ込まれることがないので、ボルト部材13をねじ込むトルクが大きくならない。従って、止水継手20に対するボルト部材25による締め付けトルクの管理がたいへん容易である。同様に、他方のコンクリート構造物50A側でも、インサート部材13Aの係合軸部と、止水継手20の係合穴部とが係合するように嵌め込むことで、インサート部材13Aに対して、止水継手20の位置がずれることがなく、ボルト部材25Aをねじ込む作業を容易に行うことができる。
〔インサート部材の他の形態〕
インサート部材の他の形態について、図4に基づいて説明を行う。
この他の形態のインサート部材113は、係合軸部が着脱可能に設けられたものである。言い換えると、係合軸部を形成するための部材がインサート軸体と別体に設けられたものである。このインサート部材113は、長ナット115のねじ穴部115bの他端側に六角ボルト114がねじ込まれた状態で、長ナット115と六角ボルト114が溶接等で一体に固定されたインサート軸体と、このインサート軸体に着脱可能に装着される係合部材116とからなっている。係合部材116の外周部が、止水継手の係合穴部と係合するための係合軸部113aになっている。長ナット115の一端側には、係合穴部115aが形成され、この係合穴部115aに、係合部材116が着脱可能に装着される。また、長ナット115のねじ穴部115bが、ボルト部材25をねじ込むためのねじ穴部になる。このインサート軸体がコンクリート製構造体に埋設されたコンクリート構造物は、インサート軸体の端部が、アンカープレートから突出していない。このように構成すると、コンクリート構造物に止水継手を取り付ける作業の直前に、インサート軸体の係合穴部115aに、係合軸部を形成するための係合部材116を嵌め込むことでインサート部材を形成すればよいので、コンクリート構造物の製造、搬送等が容易となり、作業性、生産性がさらに向上する。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。本考案の、目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、ボルト部材は、六角ボルト、六角穴付きボルト、ボタンボルト、低頭ボルト、極低頭ボルトなど、使用する用途に合わせて適宜選択されればよい。また、止水継手は、可撓部がU字型のもの、略M字型のものなど、使用する用途に合わせて適宜選択されればよい。
1 … 可撓性止水継手の取り付け構造
10 … 一方の取り付け構造部
11、11A … コンクリート製構造体
12、12A … アンカープレート
13、13A、113 … インサート部材
20 … 可撓性止水継手
21、21A … 締着板
25、25A … ボルト部材
50 … 一方のコンクリート構造物
50A… 他方のコンクリート構造物

Claims (4)

  1. コンクリート構造物を縦列させて構成するコンクリート管路の隣接する前記コンクリート構造物の対向する継ぎ目間に、可撓性を有するように設けられる可撓性止水継手と、
    前記コンクリート構造物の所定の位置に、所定の間隔を有するように埋設され、前記可撓性止水継手を前記コンクリート構造物に締着固定するためのねじ穴部が形成されているインサート部材と、
    前記インサート部材の前記ねじ穴部にねじ込まれ、前記可撓性止水継手を前記コンクリート構造物に締着固定するためのボルト部材と、
    前記ボルト部材の頭部と前記可撓性止水継手との間に設けられ、前記ボルト部材の軸部を挿通させるための挿通穴が形成されている締着板とからなり、
    前記インサート部材には、前記コンクリート構造物より所定の長さ分突出するように係合軸部が設けられ、
    前記可撓性止水継手には、前記ボルト部材のねじ軸部を挿通させるとともに前記係合軸部と係合し、前記インサート部材に対する前記可撓性止水継手の位置決めを行うための係合穴部が、前記インサート部材の埋設位置に対応するように形成されている
    ことを特徴とする可撓性止水継手の取り付け構造。
  2. 請求項1に記載された可撓性止水継手の取り付け構造において、
    アンカープレートは、前記コンクリート構造物のコンクリート製構造体に接し、かつ、前記締着板と対向するように設けられており、
    前記インサート部材は、前記アンカープレートに固定されている
    ことを特徴とする可撓性止水継手の取り付け構造。
  3. 請求項1または2に記載された可撓性止水継手の取り付け構造において、
    前記インサート部材は、前記係合軸部が一体に設けられている
    ことを特徴とする可撓性止水継手の取り付け構造。
  4. 請求項1または2に記載された可撓性止水継手の取り付け構造において、
    前記インサート部材は、前記係合軸部が着脱可能に設けられている
    ことを特徴とする可撓性止水継手の取り付け構造。
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