JP3168846B2 - 転流型直流遮断器 - Google Patents

転流型直流遮断器

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JP3168846B2
JP3168846B2 JP28314094A JP28314094A JP3168846B2 JP 3168846 B2 JP3168846 B2 JP 3168846B2 JP 28314094 A JP28314094 A JP 28314094A JP 28314094 A JP28314094 A JP 28314094A JP 3168846 B2 JP3168846 B2 JP 3168846B2
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茂俊 大内
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春雄 本田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転流直流遮断器に
、特に、転流回路のコンデンサを並列接続にて構成
定格電流のような小電流遮断時に直流回路へ流入す
る過電流を低減するものに好適な転流型直流遮断器に関
する。
【0002】
【従来の技術】直流遮断器の転流回路のコンデンサを複
数のブロックに分けて直列に接続し、コンデンサの一部
を短絡したり、あるいは短絡をほどいたりして転流電流
の転流経路を遮断電流値に合わせて変更し、転流電流を
供給するように構成した直流遮断器が、特開昭58−3842
0 号に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は転流回路のコンデンサを並列接続して使用する
ことに関しては触れられておらず、また直流電流を遮断
するときに直流回路へ流入する過電流の低減についても
触れられていない。
【0004】本発明の目的は、定格電流のような小電流
を遮断する際に直流回路へ流入する過電流を低減すると
共に、転流回路のコンデンサへの充電効率を良くした転
流型直流遮断器を提供するにある
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、第1のコンデンサと並列に、第2のス
イッチと第2のコンデンサが直列に接続されてなる直列
回路を設け、かつ、直流回路に変流器を設け、この変流
器にて測定される電流値及び外部指令からの信号を受け
て主接点,第1のスイッチ、及び第2のスイッチの開閉
を制御する制御回路を備えている転流型直流遮断器とし
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】短絡電流のような大電流を遮断する場合は、第
2のスイッチを閉じたまま第1のスイッチを閉じること
により、第1のコンデンサ,第2のコンデンサ共に放電
させて主接点に転流電流を流す。定格電流のように短絡
電流に比べて十分小さい電流を遮断する場合には、第2
のスイッチを開いた後に第1のスイッチを閉じることに
より、第1のコンデンサのみを放電して主接点に転流電
流を流す。このように、小電流を遮断する場合には大電
流を遮断する場合に比べて、放電させるコンデンサの静
電容量を小さくして転流電流値を大幅に小さくすること
により、直流回路の負荷に流入する過電流値を低減でき
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を用いて説明す
る。
【0008】1は直流電流が流れる直流回路である。2
は直流回路1に挿入された直流遮断器の主接点、例えば
真空バルブなどであり、通常閉じていて、直流電流を遮
断する時に開く。3は主接点2に並列に接続された直流
遮断器の転流回路である。転流回路3は、第1のスイッ
チ4とリアクトル5と第1のコンデンサ6とを直列接続
して構成される。
【0009】第1のコンデンサ6には、第2のスイッチ
8と第2のコンデンサ9との直列回路7が並列接続され
る。第1のコンデンサ6の静電容量(C1)は遮断しよ
うとする電流が定格電流のような小電流を遮断するため
に必要な静電容量とし、第2のコンデンサ9の静電容量
(C2)は、第1のコンデンサ6の静電容量(C1)と
の合成静電容量(C1+C2)が短絡電流を遮断するた
めに必要な静電容量となるような静電容量とする。通
常、第1のスイッチ4は開いていて、第2のスイッチ8
は閉じている。
【0010】10は、直流回路1に取付けられた直流回
路1の電流を測定する変流器であり、11は、遠方から
直流遮断器の開閉を制御する外部指令であり、共に制御
回路12へ信号を入力する。制御回路12は、変流器1
0および外部指令11から信号を受けて主接点2と第1
のスイッチ4と第2のスイッチ8の開閉を制御する。直
流電流遮断時は、まず、主接点2を開き、引き続いて第
1のスイッチ4を閉じるが、小電流の遮断の時は第2の
スイッチ8を開いてから主接点2を開いて第1のスイッ
チ4を閉じる。
【0011】第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ9
は充電回路13により充電される。充電回路13は、充
電スイッチ14と充電電源15と充電抵抗16とを直列
接続したものであり、第1のコンデンサ6と第2のコン
デンサ9を充電するときは第1のスイッチ4を開き、充
電スイッチ14を閉じる。コンデンサの充電はコンデン
サの端子電圧が充電電源15の電圧に達するまで充電さ
れる。充電時間は第1のコンデンサ6および第2のコン
デンサ9の合成静電容量(C1+C2)と充電抵抗16
で決まる。
【0012】17は、直流回路1に直流電力を供給する
直流電源である。18は、負荷であり、通常の状態では
直流回路1を通して直流電源17から負荷18へ直流電
力が供給されている。
【0013】次に転流型直流遮断器の作用について説明
する。
【0014】通常、直流回路1には直流電源17と負荷
18とで決まる定格電流が流れている。しかし、負荷1
8において事故等の原因で負荷18が短絡すると、直流
回路1には定格電流に比べ非常に大きな短絡電流が流れ
る場合がある。
【0015】短絡電流のような大電流の遮断の手順は以
下の通りである。大電流が直流回路1に流れると、変流
器10で測定された電流値が制御回路12に入力され、
制御回路12から主接点2に開極指令を与え、次に第1
のスイッチ4に閉極指令を与える。この場合は、第1の
コンデンサ6と第2のコンデンサ9は共に放電し、LC
共振をする大きな転流電流が主接点2に流れて直流電流
に重畳し、電流零点に達したときに電流が遮断される。
【0016】定格電流の遮断は、通常状態での直流回路
1の開閉のときに主に行われる。その時の遮断の手順は
以下の通りである。直流遮断器に対する開路指令が外部
指令11として制御回路12に入力される。制御回路1
2は、変流器10で測定される電流値を取り込み、その
電流値が定格電流値程度ならば、主接点2に開極指令を
与え、次に第2のスイッチ8に開極指令を与え、最後に
第1のスイッチ4に閉極指令を与える。この場合は第1
のコンデンサ6のみを放電し、第2のコンデンサ9は放
電されずに充電された状態のままである。
【0017】従って、転流電流は定格電流程度の小電流
となり、直流電流遮断時に転流電流が直流回路1へ流れ
込んだとしても、負荷18に過電流が流れることはな
い。したがって、この開路指示を見て、負荷18に作業
員が接触しても安全である。
【0018】更に、次回の電流遮断のためにはコンデン
サを再充電しなければならないが、定格電流遮断後は第
2のコンデンサ9は充電されたままであるため、第1の
コンデンサ6のみを充電すれば良く、充電効率の向上を
図ることもできる。
【0019】上述の実施例では、第1のコンデンサ6の
静電容量C1は遮断しようとする電流が定格電流のよう
な小電流を遮断するために必要な静電容量とし、第2の
コンデンサ9の静電容量C2は、第1のコンデンサ6の
静電容量C1との合成静電容量(C1+C2)が短絡電
流を遮断するために必要な静電容量となるような静電容
量としたが、第1のコンデンサ6の静電容量C1は遮断
しようとする電流が定格電流以外の小電流を遮断するた
めに必要な静電容量としても良い。
【0020】また、第1のコンデンサ6の静電容量C1
と第2のコンデンサ9の静電容量C2を同等としても良
く、この場合は第1のコンデンサ6と第2のコンデンサ
9は同じ製品を使用できるため、これら2つのコンデン
サの間で互換性を持たせることができるとともに、直流
遮断器製作コストを削減できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した本発明の転流型直流遮断器
によれば、定格電流のような小電流を遮断する際に直流
回路へ流入する過電流を低減すると共に、転流回路のコ
ンデンサへの充電効率を良くすることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である転流型直流遮断器の回
路図である。
【符号の説明】
1…直流回路、2…主接点、3…転流回路、4…第1の
スイッチ、5…リアクトル、6…第1のコンデンサ、7
…直列回路、8…第2のスイッチ、9…第2のコンデン
サ、10…変流器、11…外部指令、12…制御回路、
13…充電回路、14…充電スイッチ、15…充電電
源、16…充電抵抗、17…直流電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 春雄 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (56)参考文献 特開 昭57−65616(JP,A) 特開 昭59−54127(JP,A) 特開 昭47−629(JP,A) 特開 平2−98024(JP,A) 特開 昭62−110213(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/59

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と負荷との間を結ぶ直流回路に挿
    入された主接点と、該主接点と並列接続され、第1のス
    イッチ,リアクトル、及び第1のコンデンサが直列に接
    続されてなる転流回路とを備えた転流型直流遮断器にお
    いて、 前記第1のコンデンサと並列に、第2のスイッチと第2
    のコンデンサが直列に接続されてなる直列回路を設け、
    かつ、前記直流回路に変流器を設け、この変流器にて測
    定される電流値及び外部指令からの信号を受けて前記主
    接点、第1のスイッチ、及び 第2のスイッチの開閉を制
    御する制御回路を備えていることを特徴とする転流型直
    流遮断器。
  2. 【請求項2】前記主接点が入状態では第1のスイッチは
    開路、第2のスイッチは閉路状態にあり、この状態で短
    絡電流が前記直流回路に流れると前記変流器で測定され
    た電流値が制御回路に入力され、該制御回路から前記主
    接点に開極指令を与え、次に前記第1のスイッチに閉極
    指令を与えることを特徴とする請求項1記載の転流型直
    流遮断器。
  3. 【請求項3】定格電流の遮断の際は、直流遮断器に対す
    る開路指令が外部指令として前記制御回路に入力され、
    この制御回路は前記変流器で測定される電流値を取り込
    み、その電流値が定格電流値程度ならば前記主接点に開
    極指令を与え、次に前記第2のスイッチに開極指令を与
    え、最後に第1のスイッチに閉極指令を与えることを特
    徴とする請求項1記載の転流型直流遮断器。
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