JP3168791U - 豆類の脱さや装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドル操作により、茎付き豆類を、豆を傷めることなく確実かつ迅速に、豆と殻に分離することができる豆類の脱さや装置を提供する。【解決手段】フレームに、対の溝付きローラと、一本、又は数本の溝付きローラを配備し、溝付きローラ間には多数個の孔を開設した分離板と、その上側にガイド板を設け、ガイド板の長孔に挿脱される複数本の槌杆と、槌杆を可動部に備えた打撃具を、フレームに可動自在に設け、打撃具の枢着部を、フレームの他方側に枢着し、打撃具を可動するハンドルの回転で、溝付きローラを回転する。【選択図】図1

Description

本考案は、豆類の表皮と種子(豆)を分離する豆類の脱さや装置に関する。
この種の豆類の脱さや装置に関しては、以前より、種々の発明、考案が提案されているので、先行文献から関連性がある構造を説明する。
簡単な構造としては、例えば、特公昭39−14486号の「豆類脱莢装置」で、横溝付きの対のゴムローラ(横溝付きのゴム板を捲装したロール)による脱さや装置である(文献1)。この考案は、溝の形状を利用し、さやと豆を分離する構造であり、豆自体の分離装置であり、枝付の豆類では使用できない構造である。そして、同様な発明として、特開2004−222591の「豆のさや剥き装置」がある。この発明は、螺旋溝を備えたベルトコンベヤで、さやと豆とを分離し、分離された豆は、コンベヤ間に設けた孔を介してシュータに落とす構造である(文献2)。この発明は、茹でた枝豆を対象とするものであり、通常の枝豆、殊に枝付き豆には、採用できない構造である。また、同様な構造として、特開2000−116368の「豆類の脱さや装置」がある。この発明の改良点も、前述の各文献と同様と考えられる(文献3)。
また、連続式の脱さや装置としては、実開平7−18522号の「自動枝豆もぎ取り機」があり、この考案は、枝豆付の茎をコンベヤ等の搬送装置で挾持し、このコンベアに傾斜方向に変位して設けた表面がゴム弾性体でなる回転体と、この回転体に対峙した、ブラシ付きローラを設け、この回転体とブラシ付きローラとの間で、茎付き枝豆をもぎ取り加工し、皮付き枝豆の剥離、及び豆(豆本体)と殻(皮)とを剥離する構造である。この考案は、茎付の枝豆を加工(枝豆と殻とを剥離)できる特徴を有する。しかし、装置が大型化すること、又は回転体とブラシ付きローラとの間でもぎ取り加工し、皮付き枝豆の剥離、及び豆と殻とを剥離する構造であることから、きちんと、所期の加工ができるとの保証がないこと、等の問題点が考えられる(文献4)。
特公昭39−14486号 特開2004−222591 特開2000−116368 実開平7−18522号
前記文献1−3では、茎なし枝豆を、豆と殻とを剥離する構造であるので、一部の加工しかできないこと、又はロール間の挾持と、ロール溝によるもぎ取り動作とを主体とする構造であり、加工の効率化が劣ること、また、加工の確実性が保障されないこと、等が考えられる。
また、文献4では、茎付き枝豆を、豆と殻とを剥離する構造であるので、有益であるが、前述の如く、回転体とブラシ付きローラとの間のもぎ取り加工し、皮付き枝豆の剥離、及び豆と殻とを剥離する構造であることから、きちんと、初期の加工ができるとの保証がないこと、等の問題点が考えられる。また、コンベヤを採用すること、風圧選別装置と廃棄物ゲージ等を有することから、装置が大型化する
上記に鑑み、本考案は、次のことを達成することにある。
「イ」 茎付き豆類を、打撃具を活用して、豆と殻に、確実かつ迅速に分離する。そして、分離した豆を下方に落とし、殻を順次後方(他方側)に搬送することである。
「ロ」 ハンドル操作で、打撃具を動作するとともに、ローラ群を駆動する構造であるので、作業者の動きが規制されないこと、気持ちよく操作できること、等を意図する。
「ハ」 打撃具(槌杆)にスプリングを付設することで、豆を傷めることなく打撃でき、品質の低下を回避する。
「ニ」 ローラ群を、適宜の速度に減速する構造とし、豆を傷めることなく打撃でき、品質の低下を回避する。
「ホ」 可動框は、ハンドル操作と、カム機構により打撃具を動かす構造と資することで、豆を傷めることなく打撃でき、品質の低下を回避する。
請求項1の考案は、「イ」と「ロ」を意図する。
請求項1は、フレームの長手方向に、対の溝付きローラ、及び、一本、又は数本の溝付きローラを配備し、この対の溝付きローラ間と、前記溝付きローラの下側には多数個の孔を開設した分離板を設け、この分離板の上方に複数個の長孔を備えたガイド板を設けるとともに、このガイド板の長孔の長さ方向が、前記長手方向に向かった構造とし、また、この長孔に挿脱される複数本の槌杆と、この槌杆を可動部に備えた打撃具を、前記フレームに可動自在に設けるとともに、この打撃具の枢着部を、前記フレームの他方側に枢着し、この打撃具を可動するハンドルと、このハンドルの回転で、前記対の溝付きローラを回転する構成とした豆類の脱さや装置である。
請求項2の考案は、「ハ」を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の豆類の脱さや装置であって、
前記打撃具は、その枢着部を、前記フレームの他方側に枢着し、かつその可動端部を、フレームの一方側に至る構成の可動框と、この可動框の可動端部に鉛直方向に設けた多数本の槌杆と、この槌杆の上端と前記可動端部との下面との間に設けたスプリングとで構成した豆類の脱さや装置である。
請求項3の考案は、「ニ」を意図する。
請求項3は、請求項1に記載の豆類の脱さや装置であって、
前記フレームの長手方向に、対の溝付きローラ、及び、一本、又は数本の溝付きローラを配備したローラの回転は、フレームに設けたハンドルで回転される、このフレームに設けた第一の歯車〜第六の歯車と、この第三の歯車の軸に軸支した第四のプーリーと、この第四のプーリーを基点として、順次、ベルト掛けで回転する、前記フレームに設けた第五のプーリー〜第七のプーリーと、前記対の溝付きローラの下方の溝付きローラの軸に軸支した第一のプーリーと、この第一のプーリートとベルト掛けで回転する、前記対の溝付きローラの上方の溝付きローラの軸に軸支した第二のプーリーと、で行われる構成であり、
前記ハンドルで、前記第一の歯車〜第六の歯車を、順次、回転するとともに、この第三の歯車の回転を、第四のプーリーに伝え、この第四のプーリーの回転を、順次、この第五のプーリー〜この第七のプーリーに伝達する構成とするとともに、この第一のプーリーの回転を、この第二のプーリーに伝達する構成としたスプリングとで構成した豆類の脱さや装置である。
請求項4の考案は、「ホ」を意図する。
請求項4は、請求項2、又は請求項3に記載の豆類の脱さや装置であって、
前記可動框は、前記第二の歯車に設けたカム板と、このカム板に係止される、前記フレームに一端を枢支した第一のアームと、この第一のアームの他端に、一端を枢支し、かつこの可動框に他端を枢支した第二のアームと、で構成し、前記ハンドルの操作で、この第二の歯車を回転し、前記カム板が可動することで、前記第一のアームと前記第二のアームとが上昇し、この上昇を介して、この可動框が上昇する構成とした豆類の脱さや装置である。
請求項1の考案は、フレームの長手方向に、対の溝付きローラ、及び、一本、又は数本の溝付きローラを配備し、対の溝付きローラ間と、溝付きローラの下側には多数個の孔を開設した分離板を設け、分離板の上方に複数個の長孔を備えたガイド板を設けるとともに、ガイド板の長孔の長さ方向が、長手方向に向かった構造とし、また、長孔に挿脱される複数本の槌杆と、槌杆を可動部に備えた打撃具を、フレームに可動自在に設けるとともに、打撃具の枢着部を、フレームの他方側に枢着し、打撃具を可動するハンドルと、ハンドルの回転で、対の溝付きローラを回転する構成とした豆類の脱さや装置である。
従って、請求項1は下記の特徴がある。
「イ」 茎付き豆類を、打撃具を活用して、豆と殻に、確実かつ迅速に分離する。そして、分離した豆を下方に落とし、殻を順次後方(他方側)に搬送できる。
「ロ」 ハンドル操作で、打撃具を動作するとともに、ローラ群を駆動する構造であるので、作業者の動きが規制されないこと、気持ちよく操作できること、等である。
請求項2の考案は、請求項1に記載の豆類の脱さや装置であって、
打撃具は、枢着部を、フレームの他方側に枢着し、かつ可動端部を、フレームの一方側に至る構成の可動框と、可動框の可動端部に鉛直方向に設けた多数本の槌杆と、槌杆の上端と可動端部との下面との間に設けたスプリングとで構成した豆類の脱さや装置である。
従って、請求項2は、前記「イ」と「ロ」の他に下記の「ハ」の特徴がある。
「ハ」 打撃具(槌杆)にスプリングを付設することで、豆を傷めることなく打撃でき、品質の低下を回避できる。
請求項3の考案は、請求項1に記載の豆類の脱さや装置であって、
請求項1に記載の豆類の脱さや装置であって、
フレームの長手方向に、対の溝付きローラ、及び、一本、又は数本の溝付きローラを配備したローラの回転は、フレームに設けたハンドルで回転される、フレームに設けた第一の歯車〜第六の歯車と、第三の歯車の軸に軸支した第四のプーリーと、第四のプーリーを基点として、順次、ベルト掛けで回転する、フレームに設けた第五のプーリー〜第七のプーリーと、対の溝付きローラの下方の溝付きローラの軸に軸支した第一のプーリーと、第一のプーリートとベルト掛けで回転する、対の溝付きローラの上方の溝付きローラの軸に軸支した第二のプーリーと、で行われる構成であり、
ハンドルで、第一の歯車〜第六の歯車を、順次、回転するとともに、第三の歯車の回転を、第四のプーリーに伝え、第四のプーリーの回転を、順次、第五のプーリー〜第七のプーリーに伝達する構成とするとともに、第一のプーリーの回転を、第二のプーリーに伝達する構成としたスプリングとで構成した豆類の脱さや装置である。
従って、請求項3は、前記「イ」と「ロ」の他に下記の「ニ」の特徴がある。
「ニ」 ローラ群を、適宜の速度に減速する構造とし、豆を傷めることなく打撃でき、品質の低下を回避できる。
請求項4の考案は、請求項2、又は請求項3に記載の豆類の脱さや装置であって、
可動框は、第二の歯車に設けたカム板と、カム板に係止される、フレームに一端を枢支した第一のアームと、第一のアームの他端に、一端を枢支し、かつ可動框に他端を枢支した第二のアームと、で構成し、ハンドルの操作で、第二の歯車を回転し、カム板が可動することで、第一のアームと第二のアームとが上昇し、上昇を介して、可動框が上昇する構成とした豆類の脱さや装置である。
従って、請求項4は、前記「イ」と「ロ」の他に下記の「ホ」の特徴がある。
「ホ」 可動框は、ハンドル操作と、カム機構により打撃具を動かす構造と資することで、豆を傷めることなく打撃でき、品質の低下を回避できる。
全体を示した一部省略の俯瞰図 全体を示した一部省略の平面図 全体を示した右側面図 全体を示した左側面図 全体を示した右側面図であり、可動框の上昇時の状態を示した右側面図 図5の要部の拡大俯瞰図 茎付き豆類を示した要部の斜視図
1はフレームで、このフレーム1は、図1、図2(図示の表示は、一例である)の如く、枠組み構造で、例えば、全方向が開口する。このフレーム1の長手方向1a(フレーム1の両側面1b、1cに設けた側板102、103の長手方向)には、図3の如く、その一方側100から他方側101に向って、順次、軸2aで軸支した対の弾性体でなる第一の溝付きローラ2、2(対の例では2とする)と、軸3a、5aで軸支した一本、又は数本の弾性体でなる第二・第三の溝付きローラ3、5が軸支(配備)されている。この上方の第一の溝付きローラ2と、第二・第三の溝付きローラ3、5のローラ下面は、同じ、水平位置(フレーム1の設置面を基準として)にある。また、この第一の溝付きローラ2間には、隙間6が形成されている。
この第二・第三の溝付きローラ3、5のローラ下面に隙間6を介して、分離板7が設けられている。この分離板7には、多数個の孔700が開設されている。そして、この分離板7の一方側は、第一の溝付きローラ2の後側で、後述する、ガイド板の直下である。また、その他方側は、フレーム1の他方側101である。そして、図3の如く、この分離板7の上面には、後述するが、茎付き豆類Aが載架されることと、この孔700から豆Bが落下する構造である。この分離板7は、フレーム1の一方側100から他方側101に向かって配備されている。
また、図1〜図3の如く、フレーム1の長手方向1aの略中央で、かつ分離板7の下側には、ハンドル8が支持されている。このハンドル8は、例えば、側板102とフレーム1の側面1b(支持部材とする)に貫設された軸10に固止されている。そして、この軸10を介して軸承した第一の歯車11は、支持部材に軸12を介して軸承した第二の歯車13と噛合する。続いて、この第二の歯車13は、支持部材に軸15を介して軸承した第三の歯車16と噛合する。また、この第三の歯車16は、支持部材に軸17を介して軸承した第四の歯車18と噛合する。そして、この軸17には第五の歯車20が軸支されている。さらに、この第五の歯車20は、支持部材に軸21を介して軸承した第六の歯車22と噛合する。以上で説明した、第一の歯車11〜第六歯車22の噛合で、ハンドル8の回転を減速し、前記第一の溝付きローラ2に伝達し、この第一の溝付きローラ2の適度の回転を確保する構造である。尚、この第一の歯車11〜第六歯車22の噛合による動力伝達構造と、減速構造は一例であり、限定されない。
また、図4は、前記第一の溝付きローラ2と、第二・第三の溝付きローラ3、5の回転機構を示している。先ず、この第一の溝付きローラ2の回転機構を説明すると、下方の第一の溝付きロール2の軸2aは、前記第三の歯車16を軸支する軸15と同軸となっており、この軸15には第一のプーリー25(側板103側にある。各プーリーは同じ側面にあり)が固止されており、この第一のプーリー25に設けたベルト26が、上方の第一の溝付きロール2の軸2bに設けた第二のプーリー27に懸架されている。従って、この第三の歯車16の回転により、下方の第一の溝付きローラ2が回転し、この回転が、ベルト26を介して、上方の第一の溝付きローラ2に伝わる構造である。但し、この上方の第一の溝付きローラ2を、下方の第一の溝付きローラ2と逆方向に回転させるために、ベルト26が懸架される第二のプーリー27と、この第二のプーリー27の軸27aに設けた歯車30と、この歯車30に噛合する側板103に設けた歯車31とで構成する。そして、この歯車31は軸2bに設けられている。従って、歯車30の回転で、歯車31が逆回転し、この逆回転が上方の第一の溝付きローラ2に伝えられる。また、第二・第三の溝付きローラ3、5の回転機構を説明すると、前記第六の歯車22を軸支する軸21(この軸21は、側板103に至っている)に設けた第三のプーリー33に設けたベルト34を、側板103に軸支した第四のプーリー35に懸架し、この第四のプーリー35に設けた(懸架した)ベルト36を、第三の溝付きローラ5の軸5aに軸支した第五のプーリー37に懸架する。したがって、この第三の溝付きローラ5には、第六の歯車22の回転が、第三のプーリー33と、ベルト34、並びに第四のプーリー35とベルト36と、第五のプーリー37、及び軸5aを介して、伝わる構造である。さらに、この第五のプーリー37に設けたベルト38は、第二の溝付きローラ3の軸3aに軸支した第六のプーリー40に懸架する。したがって、この第二の溝付きローラ3には、第五のプーリー37と、ベルト38を介して、第六の歯車22の回転が伝わる構造である。図中に第一のプーリー25〜第六のプーリー40と、ベルト31〜ベルト38の回転方向を示す。
図中41は打撃具で、この打撃具41は、その枢着部42aを、前記フレーム1(側板102、103)の他方側101に枢着し、かつその可動端部42bを、フレーム1の一方側100に至る側面視して、略倒L字形枠体構成の可動框42と、この可動框42の可動端部42bの下面の差渡し板42cに鉛直方向に設けた多数本の槌杆43と、この槌杆43の上端と差渡し板42c(可動端部42b)との下面との間に設けたスプリング45とで、その主体部を構成する。そして、この可動框42(打撃具41)は、第二の歯車13に設けたカム板46と、このカム板46に、その他端47bの内方が係止される、前記フレーム1に一端(基端)47aを枢支した第一のアーム47と、この第一のアーム47の他端47bに、一端48aを枢支し、かつこの可動框42の可動端部42b(打撃具41の可動端部)に他端48bを枢支した第二のアーム48とで、その可動部を構成する。この打撃部41(可動框42)の可動を説明すると、図1、図3の如く、第一アーム47が水平状態のカム板46に載架されている状態では、第二のアーム48の押上げはなく、可動框42可動端部42bは降下限にあり、側板102、103の上面に位置した状態である(静止状態とする)。この静止状態より、可動框42を押上げるには、第一の歯車11の軸10に支持したハンドル8を回転することで、第二の歯車13が回転すると、この第二の歯車13に固止したカム板46が水平状態から、順次、鉛直方向に変わることで、第一のアーム47を押上げる(第一のアーム47の一端47aを支点として、矢印方向に、他端47bが押上げられる)。この第一のアーム47の他端47bの押上げで、第二のアーム48が押上げられる(上昇する)ことで、枢着部42aが側板102に枢支された可動框42の可動端部42bが押上げられる。この可動框42の可動端部42bの押上げが、打撃部41の押上げ動作となる(図3、図5参照)。その後、ハンドル8を操作し、かつカム板46が水平状態に復帰することで、可動框42は、最初の静止状態に戻る構造である。
図中51はガイド板で、側板102、103の一方側100のやや内方に架承し、第一の溝付きロール2の後側に設けられている。そして、このガイド板51の差渡し平面5100は、分離板7の上側に位置する。この差渡し平面5100には、長手方向1aに長くなった長孔52が複数個(槌杆43の数だけ)開設されている。この長孔52には、槌杆43が挿脱(出没)自在に設けられるとともに(可動框42の上下に追従する)、この槌杆43は、対の第一の溝付きロール2間に導かれた殻付き豆Cに衝撃を与えことで、かつ殻Dと豆Bと剥離し、かつこの分離板7で殻Dと豆Bを分離する(殻剥きを行う)。
また、図中53は分離板7の他方側101に設けた三角形状の堰で、豆Bの分離板7からの落下防止と、シュータ55に誘導する。また、56は豆Bの収容用の箱である。
本考案の作業の一例を説明すると、ハンドル50に片手を掛け、他方の手で、トレイ57に乗せた茎付き豆類A(望ましくは、乾燥した状態の茎付き豆類Aか、干した茎付き豆類A等が望ましい)を対の第一溝付きロール2間の隙間6に差込む(挿入する)と、対峙方向に回転する、この対の第一溝付きロール2で、後述するように、順次、引込まれる。この状態でハンドル8を、順次、回転することで、この回転が、第一の歯車11から第六の歯車に、順次、減速して伝わる。そして、第二の歯車13の回転に伴って、カム板46が水平状態から鉛直状態になることで、可動框42が、枢着部42aを支点して可動するとともに、このカム板46の動きで、第一のアーム47と第二のアーム48の押上で、その可動端部42bが時計方向に押上げられる(上昇する)。また、前記ハンドル8の回転で、先ず、第三の歯車16が回転し、第一のプーリー25を回転するとともに、第二のプーリー27が回転することで、前記対の第一の溝付きロール2が回転する。これと同時に、ハンドル8の回転で、第六の歯車22が回転することで、第三のプーリー33が回転する。この第三のプーリー33の回転は、第五のプーリー35を介して第三の溝付きロール37、及び第五・第七のプーリー37、40を介して第二の溝付きローラ3、5を順次回転させる。
この操作で、対の第一の溝付きローラ2の回転で、この上側の第一の溝付きローラ2と分離板7との間に、茎付き豆類Aが引込まれていく(人での押込み力を利用する)。この過程で、殻付き豆Cと茎Eが分離される。この分離された、殻付き豆Cは、次に分離された、殻付き豆Cにより、押込まれていき、ガイド板51の下方に至った段階で、ハンドルの8の操作で、可動框42が、枢着部42aを支点して戻り(下り)、かつこのカム板46の動きで、第一のアーム47と第二のアーム48が下って、その可動端部42bが反時計方向に降下する(引下げられる)。この降下により、同時に降下する多数本の槌杆43で、殻付き豆Cを打撃し、豆Bと殻Dに分離する。この分離された豆Cは孔700より落下し、箱56内に収められる。尚、この箱56内には、幾分、殻Dも落下するが、基本的には、分離板7の他方側(他方側101)に送られる。また、前記槌杆43の打撃で、分離されなかった、殻付き豆Cは、第二の溝付きロール3と分離板7との隙間、続いて、第三の溝付きロール5と分離板7との隙間を介して、順次、分離が行われる。この分離された豆Cは孔700より落下し、箱56内に収められる。尚、分離板7の他方側に堰53を設けることで、分離された豆Cの装置からの脱離を回避し、シュータ55を利用して、箱56に収容する。
以上のような作業と動作を利用して、順次、茎付き豆類Aの引込みと、殻付き豆Cの分離と、この殻付き豆Cからの豆Bと殻Dの分離、並びに箱56への収容が図れる。
尚、図示しないが、分離板7をベルトコンベヤとして、連続的に搬送する構造が、最も理想的である。
1 フレーム
1a 長手方向
1b 側面
1c 側面
100 一方側
101 他方側
102 側板
103 側板
2 第一の溝付きローラ
2a 軸
3 第二の溝付きローラ
3a 軸
5 第三の溝付きローラ
5a 軸
6 隙間
6a 隙間
7 分離板
700a 孔
8 ハンドル
10 軸
11 第一の歯車
12 軸
13 第二の歯車
15 軸
16 第三の歯車
17 軸
18 第四の歯車
20 第五の歯車
21 軸
22 第六の歯車
25 第一のプーリー
26 ベルト
27 第二のプーリー
27a 軸
30 歯車
31 歯車
33 第三のプーリー
34 ベルト
35 第四のプーリー
36 ベルト
37 第五のプーリー
38 ベルト
40 第六のプーリー
41 打撃具
41a 枢着部
41b 可動端部
42 可動框
43 槌杆
45 スプリング
46 カム板
47 第一のアーム
47a 一端
47b 他端
48 第二のアーム
50 ハンドル
51 ガイド板
5100 差渡し平面
52 長孔
53 堰
55 堰
56 箱
57 トレイ
A 茎付き豆類
B 豆
C 殻付き豆
D 殻
E 茎

Claims (4)

  1. フレームの長手方向に、対の溝付きローラ、及び、一本、又は数本の溝付きローラを配備し、この対の溝付きローラ間と、前記溝付きローラの下側には多数個の孔を開設した分離板を設け、この分離板の上方に複数個の長孔を備えたガイド板を設けるとともに、このガイド板の長孔の長さ方向が、前記長手方向に向かった構造とし、また、この長孔に挿脱される複数本の槌杆と、この槌杆を可動部に備えた打撃具を、前記フレームに可動自在に設けるとともに、この打撃具の枢着部を、前記フレームの他方側に枢着し、この打撃具を可動するハンドルと、このハンドルの回転で、前記対の溝付きローラを回転する構成とした豆類の脱さや装置。
  2. 請求項1に記載の豆類の脱さや装置であって、
    前記打撃具は、その枢着部を、前記フレームの他方側に枢着し、かつその可動端部を、フレームの一方側に至る構成の可動框と、この可動框の可動端部に鉛直方向に設けた多数本の槌杆と、この槌杆の上端と前記可動端部との下面との間に設けたスプリングとで構成した豆類の脱さや装置。
  3. 請求項1に記載の豆類の脱さや装置であって、
    前記フレームの長手方向に、対の溝付きローラ、及び、一本、又は数本の溝付きローラを配備したローラの回転は、フレームに設けたハンドルで回転される、このフレームに設けた第一の歯車〜第六の歯車と、この第三の歯車の軸に軸支した第四のプーリーと、この第四のプーリーを基点として、順次、ベルト掛けで回転する、前記フレームに設けた第五のプーリー〜第七のプーリーと、前記対の溝付きローラの下方の溝付きローラの軸に軸支した第一のプーリーと、この第一のプーリートとベルト掛けで回転する、前記対の溝付きローラの上方の溝付きローラの軸に軸支した第二のプーリーと、で行われる構成であり、
    前記ハンドルで、前記第一の歯車〜第六の歯車を、順次、回転するとともに、この第三の歯車の回転を、第四のプーリーに伝え、この第四のプーリーの回転を、順次、この第五のプーリー〜この第七のプーリーに伝達する構成とするとともに、この第一のプーリーの回転を、この第二のプーリーに伝達する構成としたスプリングとで構成した豆類の脱さや装置。
  4. 請求項2、又は請求項3に記載の豆類の脱さや装置であって、
    前記可動框は、前記第二の歯車に設けたカム板と、このカム板に係止される、前記フレームに一端を枢支した第一のアームと、この第一のアームの他端に、一端を枢支し、かつこの可動框に他端を枢支した第二のアームと、で構成し、前記ハンドルの操作で、この第二の歯車を回転し、前記カム板が可動することで、前記第一のアームと前記第二のアームとが上昇し、この上昇を介して、この可動框が上昇する構成とした豆類の脱さや装置。
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