JP3168194U

JP3168194U - Ｌｅｄダウンライト

Info

Publication number: JP3168194U
Application number: JP2011001498U
Authority: JP
Inventors: 慶源阮; 昆榮張; 國俊林; 慶煌阮
Original assignee: 麗鴻科技股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2011-03-22
Filing date: 2011-03-22
Publication date: 2011-06-02
Anticipated expiration: 2021-03-22

Abstract

【課題】放熱効率に優れるダウンライトを提供する。【解決手段】ＬＥＤ照明コンポーネント、ソケット及び放熱モジュールを備える。ＬＥＤ照明コンポーネントの一端にはソケットユニットを備える。放熱モジュールは導熱ユニット及び放熱ユニットを備える。放熱ユニットは熱伝導率の高い材質で製造され、ＬＥＤ照明コンポーネントの外側に結合される。放熱ユニットは熱拡散率の高い材質で製造され、放熱ユニットの外表面と密接に結合される。【選択図】図３

Description

本考案はダウンライト、より詳しくは、高導熱・高放熱であるＬＥＤダウンライトに関する。

ＬＥＤは体積、寿命や耐久度等でメリットが多く、技術及び材料の度重なる改良によりＬＥＤの明度も上昇し続け、ＬＥＤの使用範囲は従来の発光ユニットに取って代わる勢いで急速に広まっている。

室内照明に関して言えば、近年では多くのメーカーがＬＥＤをカップライトやダウンライト等の照明器具に応用しているが、ＬＥＤは入力電力の１５〜２０％しか光にすることができず、残りの８０〜８５％は熱になる。これらの熱は効率よく排出しなければＬＥＤチップの過熱に繋がり、発光効率及び寿命に影響する。よって放熱構造はＬＥＤ製品の良し悪しに大きく影響する。

図１に示すように、従来のＬＥＤ電球１のソケット１１は従来の電球のソケットに合わせて設計される。ソケット１１及びランプ１２の間にはアルミニウム製の放熱構造１３が設けられ、放熱構造１３は放射状のヒートシンクを有する。これによりＬＥＤの熱を空気中へと自然に放熱することができるが、このような構造は高効率ＬＥＤにとっては放熱効率が不十分である。その改善策としては放熱構造１３の体積を増やし放熱効率を向上させる方法があるが、ＬＥＤ電球１の外観及び重量も増加してしまうため、使用上の不便さ、外観が悪い、コストがかかる等の欠点がある。

本考案が解決する技術的問題は、前述のＬＥＤ電球の放熱効率の悪さである。そこで、本考案は放熱効率に優れたダウンライトを提供する。詳しくは、導熱ユニットと放熱ユニットが結合し、放熱効果を強めることで、便利かつ製造コストが低く、放熱効率の高いＬＥＤダウンライトを提供することが可能となる。

本考案のＬＥＤダウンライトは、ＬＥＤ照明コンポーネント、ソケットユニット及び放熱モジュールを備える。前記ＬＥＤ照明コンポーネントはＬＥＤ発光モジュール、金属基板、台座及び前記台座に組み合わせられるランプカバーを備える。前記ＬＥＤ発光モジュールは前記金属基板上に結合され、ネジで前記台座に固定される。前記台座は外螺旋部を備える。前記ソケットユニットはソケット及び固定リングを備え、前記ソケットは前記外螺旋部と結合する内螺旋部を備える。前記固定リングは前記台座の前記外螺旋部の外側に装着され、前記ソケットと前記台座の結合強度を高める。前記放熱モジュールは導熱ユニット及び放熱ユニットを備え、前記導熱ユニットは熱伝導率の高い材質で製造される。前記導熱ユニットは前記金属基板と接合する内環部を備え、前記導熱ユニットは前記ＬＥＤ照明コンポーネントの前記台座の外側に装着される。前記放熱ユニットは熱拡散率の高い材質で製造され、前記導熱ユニットの外側に緊密に接合される。

本考案は放熱ユニットと導熱ユニットの導熱及び放熱の特性により、ＬＥＤ発光モジュールが生みだす熱を、金属基板により導熱ユニットへ移動させた後、導熱ユニットと密接に結合する放熱ユニットにより空気中へと放熱する。また、放熱モジュールの複合材料設計により、放熱効果を効率的に高める他、製造時に導熱ユニット及び放熱ユニットの効果の対比において、コストのより低い金属を選ぶことで、単一材料では放熱効率が悪いという欠点を改善すると共に、単一材料のコストが上がった際のコストの増加を抑える。

従来のＬＥＤ電球を示す外観図である。本考案を示す立体図である。本考案を示す分解図１である。本考案を示す分解図２である。本考案を示す断面図である。本考案の異なる実施例を示す立体分解図である。

図２乃至図５に示すように、本考案のＬＥＤダウンライト２は、ＬＥＤ照明コンポーネント３、ソケットユニット４及び放熱モジュール５を備える。ＬＥＤ照明コンポーネント３はＬＥＤ発光モジュール３１、金属基板３２、台座３３及び前記台座に組み合わせられるランプカバー３４を備える。ＬＥＤ発光モジュール３１はプリント基板及びＬＥＤライト（図示せず）を備え、金属基板３２上に結合される。金属基板３２は導熱性に優れるアルミニウム合金のような金属材質で製造される。台座３３は両端が貫通しており、外表面がカーブしている中空円錐形をしており、内部には発光モジュール３１及び金属基板３２をネジで固定するためのネジ穴３３１を備える。台座３３は外螺旋部３３２を備える。

ソケットユニット４はソケット４１及び固定リング４２を備え、ソケット４１は外螺旋部３３２と結合する内螺旋部４１１を備える。固定リング４２はプラスチック材質で製造され、台座３３の外螺旋部３３２の外側に設けられる。固定リング４２はソケット４１と台座３３の結合強度を高める。

放熱モジュール５は導熱ユニット５１及び放熱ユニット５２を備え、台座３３と結合させるために形を合わせて製造される。導熱ユニット５１は熱伝導率の高い材質で製造され、ＬＥＤ照明コンポーネント３の台座３３の外側に装着される。導熱ユニット５１は金属基板３２と接合する内環部５１１を備える。放熱ユニット５２は熱拡散率の高い材質で製造され、導熱ユニット５１の外側に緊密に接合される。放熱ユニット５２の外表面は放射状に並ぶヒートシンクを備えることができ、更に放熱効率を高めることが可能となる。

本考案は組み合わせた後、台座３３の内部にＬＥＤ発光モジュール３１及びソケットユニット４と電気的に接続されるコントロールユニット６を設置するが、先行技術であるためここでは詳しく説明しない。

導熱ユニット５１及び放熱ユニット５２の熱伝導率及び熱拡散率の比率は金属の特性によって決定する。例えば、導熱ユニット５１がアルミニウム合金で製造された場合、放熱ユニット５２はマグネシウム合金で製造されたものを採用する。導熱ユニット５１が銅合金で製造された場合、放熱ユニット５２はアルミニウム合金で製造されたものを採用する。本考案の構造の改良により、単一材料による放熱効率が悪いという欠点を効率的に改善することが可能となる。導熱ユニット５１及び放熱ユニット５２は互いに密接しており、その接触面により熱を伝えるため、放熱効率を向上させ、体積の小さい放熱構造を高効率ＬＥＤライトに提供することが可能となる。また、製造コストや利便性は確実に産業発展に貢献できる程度である。

図６は本考案の異なる実施例である。ＬＥＤ発光モジュール３１のＬＥＤライト（図示せず）は直接アルミニウム基板３２ａ上に結合することができ、アルミニウム基板３２ａは先の実施例で記載したプリント基板と金属基板３２を結合したものの代わりとなる。これらは当業者なら容易に成せる応用であるのでここでは詳しく説明しない。アルミニウム基板３２ａの外周と導熱ユニット５１の内環部５１１は接触面があり、効率的に放熱することが可能となる。

１ＬＥＤ電球
２ＬＥＤダウンライト
３ＬＥＤ照明コンポーネント
４ソケットユニット
５放熱モジュール
６コントロールユニット
３１ＬＥＤ発光モジュール
３２金属基板
３２ａアルミニウム基板
３３台座
３４ランプカバー
４１ソケット
４２固定リング
５１導熱ユニット
５２放熱ユニット
３３１ネジ穴
３３２外螺旋部
４１１内螺旋部
５１１内環部

Claims

ＬＥＤダウンライト（２）であって、
ＬＥＤ照明コンポーネント（３）、ソケットユニット（４）及び放熱モジュール（５）を備え、
前記ＬＥＤ照明コンポーネント（３）の一端には前記ソケットユニット（４）が結合され、
前記放熱モジュール（５）は前記ＬＥＤ照明コンポーネント（３）の外側に結合され、
また、前記放熱モジュール（５）は導熱ユニット（５１）及び放熱ユニット（５２）を備え、前記導熱ユニット（５１）及び前記放熱ユニット（５２）は金属材質で製造され、その熱伝導率と熱拡散率の比率は互いに比較して決定され、前記導熱ユニット（５１）は熱伝導率の高い材質で製造され、前記ＬＥＤ照明コンポーネント（３）の外側に装着され、前記放熱ユニット（５２）は熱拡散率の高い材質で製造され、前記導熱ユニット（５１）の外表面に密接に結合される
ことを特徴とするＬＥＤダウンライト。
前記導熱ユニット（５１）がアルミニウム合金で製造され、前記放熱ユニット（５２）がマグネシウム合金で製造される
ことを特徴とする請求項１に記載のＬＥＤダウンライト。
前記導熱ユニット（５１）が銅合金で製造され、前記放熱ユニット（５２）がアルミニウム合金で製造される
ことを特徴とする請求項１に記載のＬＥＤダウンライト。