JP3167971B2 - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JP3167971B2
JP3167971B2 JP31867997A JP31867997A JP3167971B2 JP 3167971 B2 JP3167971 B2 JP 3167971B2 JP 31867997 A JP31867997 A JP 31867997A JP 31867997 A JP31867997 A JP 31867997A JP 3167971 B2 JP3167971 B2 JP 3167971B2
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    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
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  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータに係
るもので、詳しくは、コイル部と可動体間の空隙と、コ
イル部と可動体とが交叉する磁束断面積を変化させ、電
流を制御せずに速度を制御し得るリニアモータ、及びこ
のようなリニアモータを備えた昇降機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、リニアモータは、おおよそコイ
ル部と可動体とで構成され、リンク又はチェーン、その
他の機構部などを更に包含して駆動され、回転エネルギ
ーを直線エネルギーに変換している。しかし、近年は、
リニアモータが量産化され、既存の回転エネルギーを直
接直線エネルギーに変換して運動体に適用している。
【0003】従って、システムがより簡単化及び軽量化
され、エネルギー及び設置面積を低減し、反復的な動作
が行われる機構部及び運送手段であるコンベヤ、昇降機
などの広範囲な産業分野でリニア技術が実用化されてい
る。このような従来のリニアモータにおいては、図24
及び図25に示したように、積層コア12の下面に形成
された複数の凸字状の突起部12a間にコイル11が巻
かれたコイル部9が設置されている。
【0004】そして、該コイル部9の下方側には、上面
に複数の凸字状の突起部10a′が形成された磁性板1
0aが、一般の金属補強板10bの上面に接合された可
動体10が設置されている。また、前記コイル部9の積
層コア12の下面に形成された複数の凸字状の突起部1
2aと前記可動体10の上面に形成された複数の凸字状
の突起部10a′の間には所定空隙δが維持される。
【0005】このような空隙δを一定に維持するため、
前記コイル部9の積層コア12と前記可動体10の補強
板10bの両端部の間には、ローラ13が夫々設置され
ている。以下、このように構成された従来のリニアモー
タが適用された昇降機を例として説明する。
【0006】従来のリニアモータが装着された昇降機に
おいては、図26に示したように、左右に移動し、昇降
機1を開閉する左右のドア2,3と、上方に該左右のド
ア2,3を開閉する駆動力を伝達する左右の駆動力伝達
板4,5が設けられ、該駆動力伝達板4,5の各下端部
は左右のドア2,2に固定結合されている。そして、前
記左右の駆動力伝達板4,5の上方には、駆動ベルト8
が昇降機1の上方両端部に設置された補助プーリー6,
7で回動可能に設けられている。
【0007】また、前記駆動ベルト8は、前記左右の駆
動力伝達板4,5の上端部に夫々固定結合され、前記左
右の駆動力伝達板4,5の移動に従って連動回転を行
う。このとき、該左側駆動力伝達板4は、前記駆動ベル
ト8の上方側に、前記右側駆動力伝達板5は、前記駆動
ベルト8の下方側に夫々連結固定されている。また、前
記左右の駆動力伝達板4,5には、リニアモータ100
により駆動力が供給されている。
【0008】また、該リニアモータ100は、コイル部
9が昇降機1上の構造物に固定され、可動体10は前記
左右の動力伝達板4,5のうちの何れか一方の側に固定
され、前記コイル部9に対向して設置されている。この
とき、前記コイル部9の積層コア突起部12aと可動体
10とは所定空隙を維持している。
【0009】更に、昇降機1の上方の一方の側には、リ
ニアモータのコイル部9へ昇降機のドア2,3を開閉す
るために供給される電力を制御する制御装置20が設置
され、前記補助プーリー7の側には、該制御装置20と
連結され、昇降機ドア2,3の開閉速度を検出するロー
タリーエンコーダ21が取付けられている。そして、前
記制御装置20においては、図27に示したように、電
源22と、該電源22とダイオードブリッジにより連結
され、供給された電流を直流に変換するコンバータ23
と、トランジスタなどのスイッチング素子で構成され、
該コンバータから変換された電圧を再び所定周波数の3
相交流電流に変換してリニアモータの積層コア12の各
巻線u,v,wに供給するインバータ24と、昇降機の
左右のドア2,3の開閉指令を発生する開閉指令発生装
置25と、リニアモータ可動体10の位置を検出する検
出器26と、該検出器26から入力された信号によりリ
ニアモータ可動体10の位置を判定する磁極処理部27
と、該磁極処理部27の信号によりリニアモータの各巻
線u,v,wの励磁を指令する指令分配器28と、入力
された前記指令発生装置25の信号及び指令分配器28
の信号によりインバータ24のトランジスタ群の点孤時
間順序及び時間を演算する演算部29及びリニアモータ
可動体10の位置を検出するロータリーエンコーダ21
とを備えて構成されている。
【0010】以下、このように構成された昇降機1に適
用された従来のリニアモータの動作に対し、図24〜2
7を用いて説明する。先ず、昇降機1が所定階に到着
し、ドア開放指令が発生すると、制御装置20は、リニ
アモータコイル部9の積層コア12へ、左側から右側に
リニアモータ可動体10を移動させる電力を供給する。
【0011】次いで、該リニアモータ可動体10が右側
に移動すると、右側駆動力伝達板5が右側に移動して該
右側駆動力伝達板5と連結された右側ドア3が右側に移
動するため、駆動ベルト8が回転し、左側駆動力伝達板
4が左側に移動されて左側ドア2も開放される。その
時、ロータリーエンコーダ21は、逆時計方向に回転
し、左右のドア2,3の移動量が検出され、該検出され
た信号は制御装置20に伝達され、左右のドア2,3の
走行速度及び接地状態を制御する。
【0012】また、このような左右のドア2,3が完全
に開放されると、制御装置20からの供給電力が遮断さ
れ、左右のドア2,3は接地される。このとき、左右の
ドア2,3の閉動作は、左右のドア2,3の開動作と逆
の順序で行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従
来のリニアモータにおいては、昇降機ドアの開閉速度を
制御するためのトルクを変換する時、一般に、電流の可
変制御方法を用いるため、別途の電気的速度制御装置が
必ず必要となり、原価が非常に上昇し、生産性が大いに
低下するという不都合な点があった。
【0014】そこで、本発明は、このような従来の課題
に鑑みてなされたもので、電気的速度制御方式を排除し
た無制御方式により速度を制御する機械的構成装置及び
速度制御方式を提供して原価を低減し、生産性を向上し
得るリニアモータ及びこのようなリニアモータを備えた
昇降機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係るリニアモータは、リニアモータの
コイル部と、該コイル部内で時間の経過に従って要求さ
れる推力の変化を具現するため、前記コイル部の積層コ
ア突起部との空隙δ及び前記コイル部と交叉する磁束断
面積が変化するように磁性体金属と非磁性体金属とを結
合して形成された可動体とを備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に対
し、図面を用いて説明する。このとき、従来の構成と同
様な部分は、同一符号を用いる。本発明に係るリニアモ
ータは、図1及び2に示したように、リニアモータ10
0の推力発生方向を転換させ、リニアモータ100を減
速するため、位相を変更するリミットスイッチ60が固
定結合されたコイル部9と、該コイル部9に対向して設
けられ、上面中間部位に前記リミットスイッチ60を作
動させるためのカム50が一体形成された可動体30と
を備えて構成されている。
【0017】また、前記カム50は、前記可動体30が
右方向に移動すると、対向して設置された前記リミット
スイッチ60を作動させる。さらに、前記可動体30の
移動経路上の両側端部には可動体30の移動位置を規制
するストッパー(図示されず)が形成されている。ま
た、本発明に係るリニアモータは、図3に示したよう
に、一般に、入力電流が同じとき、リニアモータ100
の推力がコイル部9の積層コア突起部12aと可動体3
0間の空隙δ量に反比例し、両側が交叉する磁束断面積
Sに比例することに着目してなされたものである。
【0018】即ち、リニアモータ100の可動体30の
厚さ、幅及び斜度を、空隙δと磁束断面積Sとの関係か
ら予め算出して設定し、モーターの推力を駆動に必要な
要求推力に変換する。従って、図4〜図20に示したよ
うに、前記リニアモータ100においては、前記コイル
部9は従来のリニアモータのコイル部9と同様に構成さ
れているが、可動体30が、平板状又は円筒状及び片状
に形成された非磁性体金属(Al,Cu等)31と、平
板状又は円筒状に形成された磁性体金属32とを備えて
構成されている。
【0019】そして、前記非磁性体金属31及び前記磁
性体金属32は、各々空隙δと磁束断面積Sとの関係か
ら予め算出して設定した厚さ、幅及び所定斜度を用いて
形成され、前記非磁性体金属31は、前記磁性体金属3
2の形状に従って前記磁性体金属32の上面又は外周面
に水平に形成されるか、又は接合される。また、前記非
磁性体金属31の形状が片状であると、図11〜13及
び図18〜20に示したように、空隙δと磁束断面積S
との関係から予め算出して設定した所定幅tを用いて各
非磁性体金属片間に所定ピッチ(P1 <P2 <P3 )を
形成して前記磁性体金属32の上面又は外周面に嵌入さ
れる。
【0020】このように構成された前記可動体30は、
図4及び図5に示したように、非磁性体金属31の上面
から磁性体金属32の上面までの深さの差δ1 ,δ2
又は磁性体金属32及び非磁性体金属31の磁束断面積
1 ,S2 を変化させリニアモータ100の推力を駆動
に必要な要求推力に変換する。以下、このような本発明
に係るリニアモータの可動体の実施形態に対し、図面を
用いて説明する。
【0021】本発明に係る可動体30の第1実施形態に
おいては、図6に示したように、磁性体金属32−1の
中央部の厚さが所定斜度だけ下方側に陥没し、その上面
に非磁性体金属31−1が接合されている。そして、こ
のように構成された本発明に係る第1実施形態の可動体
30は、前記非磁性体金属31−1の上面から磁性体金
属32−1の上面までの深さの差δ 1 ,δ2 を用いてリ
ニアモータ100の推力を駆動に必要な要求推力に変換
する。
【0022】また、本発明に係る可動体30の第2実施
形態においては、図7に示したように、磁性体金属32
−2及び非磁性体金属31−2の各々の中央部が幅方向
に狭くされ、前記磁性体金属32−2の上面に前記非磁
性体金属31−2に接合されている。そして、このよう
に構成された本発明に係る第2実施形態の可動体30
は、前記磁性体金属32−2と前記非磁性体金属31−
2とが交叉する磁束断面積(S 1 >S2 )を変化させ、
リニアモータ100の推力を駆動に必要な要求推力に変
換する。
【0023】更に、本発明に係る可動体30の第3実施
形態においては、図8に示したように、図6、図7に示
した第1、第2実施形態を共に具現した構成であって、
磁性体金属32−3の中央部の厚さを所定斜度だけ下方
に陥没させ、その上面に非磁性体金属31−3が接合さ
れ、前記磁性体金属32−3及び前記非磁性体金属31
−3の中央部が夫々幅方向に同様な斜度で狭くなってい
る。
【0024】従って、このように構成された本発明に係
る第3実施形態の可動体30は、前記非磁性体金属31
−3の上面から前記磁性体金属32−3の上面までの深
さの差δ1 ,δ2 及び磁性体金属32−3と前記非磁性
体金属31−3とが交叉する磁束断面積(S1 >S2
を一緒に変化させ、リニアモータ100の推力を駆動に
必要な要求推力に変換する。
【0025】なお、本発明に係る第3実施形態の可動体
30は、推力を急激に変化させるときに、用いられる。
更に、本発明に係る可動体30の第4実施形態において
は、図9に示したように、図6に示した第1実施形態を
製造上の便宜のため変更した一例で、磁性体金属32−
4の中央部の厚さが所定斜度だけ下方に陥没し、その上
面に平板状の非磁性体金属31−4が陥没していない水
平状態に形成されている。
【0026】そして、本発明に係る可動体30の第5実
施形態においては、図10に示したように、図8に示し
た第3実施形態を製造上の便宜のため変更した一例で、
磁性体金属32−5の中央部の厚さが所定斜度だけ下方
側に陥没し、その上面に非磁性体金属31−5が陥没し
ていない水平状態に形成され、前記磁性体金属32−5
及び前記非磁性体金属31−5の中央部が各々幅方向に
同様な斜度で狭くなっている。
【0027】また、本発明に係る可動体30の第6実施
形態においては、図11に示したように、磁性体金属3
2−6の上面に所定幅tの複数の非磁性体金属片31−
6を嵌入するが、各前記非磁性体金属片31−6間のピ
ッチPは、中央部から外方に行くほど小さくなるように
形成されている(P1 <P2 <P3 )。従って、このよ
うに構成された本発明に係る第6実施形態の可動体30
は、コイル部9の積層コア12と交叉する前記非磁性体
金属片31−6の面積を変化させてリニアモータ100
の推力を駆動に必要な要求推力に変換する。
【0028】また、本発明に係る可動体30の第7実施
形態においては、図12に示したように、図11に示し
た第6実施形態の構成を変更した一例で、磁性体金属3
2−7の中央部が幅方向に狭くなっている。従って、こ
のように構成された本発明に係る第7実施形態の可動体
30は、磁束断面積Sを変化させてリニアモータ100
の推力を急激な速度変化を具現し得る要求推力に変換す
る。
【0029】更に、本発明に係る可動体30の第8実施
形態においては、図13に示したように、図12に示し
た第7実施形態を変更した一例で、磁性体金属32−8
の中央部が幅方向に狭くなっており、その上面に複数の
非磁性体金属片31−8が所定幅tを有して、嵌入され
ている。このとき、嵌入された前記各非磁性体金属片3
1−8間のピッチPは、各々同じ幅に形成されている。
【0030】従って、このように構成された本発明に係
る第8実施形態の可動体30は、磁束断面積Sを変化さ
せて推力を変化させる。そして、本発明に係る可動体3
0の実施形態においては、図14に示したように、円筒
状の磁性体金属34の外周面に非磁性体金属33を形成
する円筒状に具現することもできるが、以下、第9〜第
12実施形態で例示して説明する。
【0031】本発明に係る可動体30の第9実施形態に
おいては、図15に示したように、中央部に行くほど円
筒状の磁性体金属34−1の直径が小さくなるように形
成され、該磁性体金属34−1の外周面に、非磁性体金
属33−1の直径が小さくされていない状態で接合され
ている。従って、このように構成された本発明に係る第
9実施形態の可動体30は、前記磁性体金属34−1と
コイル部9の積層コア12とが交叉する磁束断面積を変
化させて推力を変化させる。
【0032】また、本発明に係る可動体30の第10実
施形態においては、図16に示したように、磁性体金属
34−2は中央部に行くほどその直径が小さくなるよう
に形成され、該磁性体金属34−2の外周面に、該磁性
体金属34−2と同様な形状の非磁性体金属33−2が
形成されている。また、本発明に係る可動体30の第1
1実施形態においては、図17に示したように、製造上
の便宜のため、磁性体金属34−3は中央部に行くほど
直径が小さくなるように形成され、該磁性体金属34−
3の外周面に、非磁性体金属33−3が円筒形パイプ状
に形成されている。
【0033】更に、本発明に係る可動体30の第12実
施形態においては、図18に示したように、磁性体金属
34−4の外周面の円周方向に所定幅t’を有する複数
の非磁性体金属片33−4が嵌入されている。このと
き、前記磁性体金属34−4の外周面の円周方向に嵌入
されている前記各非磁性体金属片33−4間のピッチP
は、中央部から外方に行くほど小さくなるように形成さ
れている(P1 <P2 <P3 )。
【0034】従って、このように構成された本発明に係
る第12実施形態の可動体30は、コイル部9の積層コ
ア12と交叉する前記非磁性体金属片33−4間に所定
間隔を置いて磁束断面積を変化させ、リニアモータ10
0の推力を駆動に必要な要求推力に変換する。そして、
本発明に係る可動体30の第13実施形態においては、
図19に示したように、磁性体金属34−5は、中央部
に行くほど直径が小さくなるように形成し、その外周面
の円周方向に所定幅t’を有する複数の非磁性体金属片
33−5が嵌入されている。
【0035】このとき、前記磁性体金属34−5の外周
面の円周方向に嵌入される前記各非磁性体金属片33−
5間のピッチPは、中央部から外方に行くほど小さくな
るように形成されている(P1 <P2 <P3 )。また、
本発明に係る可動体30の第14実施形態においては、
図20に示したように、磁性体金属34−6は、中央部
に行くほど直径が小さくなるように形成し、その外周面
の円周方向に所定幅t’を有する複数の非磁性体金属片
33−6がピッチPが同じに形成されるように嵌入され
ている。
【0036】以下、このように構成された本発明に係る
リニアモータが装着された昇降機の動作に対し、図面を
用いて説明する。先ず、図21に示したように、昇降機
1が所定階に到着し、ドア2,3の開放指令が発生する
と、リニアモータのコイル部9へ可動体を左側から右側
に移動させる電力が供給される。
【0037】次いで、前記可動体30は、右方向に移動
し、右側駆動力伝達板5は、右側ドア3を右方向に移動
させ、駆動ベルト8を回転させる。そして、該駆動ベル
ト8の回転に従って左側駆動力伝達板4は、左方向に移
動して左側ドア2を左方向に移動させる。このとき、開
放される左右のドアの速度は、リニアモータ可動体30
の形状に従って推力が変化し制御が行われる。
【0038】次いで、リニアモータ100の減速のため
の位相変更は、前記コイル部9に対向して設置された前
記可動体30の上面中央部に形成されたカム50が、前
記可動体30が右方向に移動すると、コイル部9に固定
結合されたリミットスイッチ60を駆動させてリニアモ
ータ100の推力発生を転換することにより可能とな
る。
【0039】また、図22(A)〜(C)に示したよう
に、前記可動体30が移動すると、前記可動体30とコ
イル部9との磁束断面積S1 ,S2 ,S3 、及び空隙δ
1 ,δ2 ,δ3 、が変化する。一方、本発明に係るリニ
アモータが装着された昇降機の他の実施形態において
は、図23に示したように、可動体30’が昇降機1に
固定され、右側駆動力伝達板5にコイル部9’が設置さ
れ、前記右側駆動力伝達板5を右方向に移動させるため
に、コイル部9’が移動するように構成することもでき
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリニ
アモータにおいては、コイル部の積層コア突起部と可動
体との所定距離の空隙及び両者が交叉する磁束断面積を
変化させ、リニアモータの推力を駆動に必要な要求推力
に変換するようになっているため、電流を制御せずに推
力変化を行う速度制御を具現し得るという効果がある。
【0041】また、電流制御を行わずに、推力変化を行
う速度制御が可能となるため、速度制御のための別途の
制御装置を必要とせず、原価が非常に低減され、生産性
がより向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアモータの平面図である。
【図2】本発明に係るリニアモータの正面図である。
【図3】一般の昇降機ドアの速度パターン及びモータの
推力が空隙量及び磁束断面積に従って変化する状態を示
したグラフである。
【図4】本発明に係るリニアモータの可動体の磁性体金
属及び非磁性体金属の空隙量を示した断面図である。
【図5】本発明に係るリニアモータ可動体の磁性体金属
と非磁性体金属とが成す磁束断面積を示した斜視図であ
る。
【図6】本発明に係るリニアモータの可動体の第1実施
形態を示した斜視図である。
【図7】本発明に係るリニアモータの可動体の第2実施
形態を示した斜視図である。
【図8】本発明に係るリニアモータの可動体の第3実施
形態を示した斜視図である。
【図9】本発明に係るリニアモータの可動体の第4実施
形態を示した斜視図である。
【図10】本発明に係るリニアモータの可動体の第5実
施形態を示した斜視図である。
【図11】本発明に係るリニアモータの可動体の第6実
施形態を示した斜視図である。
【図12】本発明に係るリニアモータの可動体の第7実
施形態を示した斜視図である。
【図13】本発明に係るリニアモータの可動体の第8実
施形態を示した斜視図である。
【図14】本発明に係るリニアモータの円筒状の可動体
がリニアモータコイル部と結合された状態を示した斜視
図である。
【図15】本発明に係るリニアモータの可動体の第9実
施形態を示した斜視図である。
【図16】本発明に係るリニアモータの可動体の第10
実施形態を示した斜視図である。
【図17】本発明に係るリニアモータの可動体の第11
実施形態を示した斜視図である。
【図18】本発明に係るリニアモータの可動体の第12
実施形態を示した斜視図である。
【図19】本発明に係るリニアモータの可動体の第13
実施形態を示した斜視図である。
【図20】本発明に係るリニアモータの可動体の第14
実施形態を示した斜視図である。
【図21】本発明に係るリニアモータが装着された昇降
機の実施形態を示した正面図である。
【図22】本発明に係るリニアモータが移動したときの
コイル部と成す磁束断面積及び空隙量を示した平面図及
び側面図である。
【図23】本発明に係るリニアモータが装着された昇降
機の他の実施形態を示した正面図である。
【図24】従来のリニアモータの平面構成図である。
【図25】図24のIb−Ib’線断面図である。
【図26】従来のリニアモータが装着された昇降機の正
面図である。
【図27】従来のリニアモータが装着された昇降機のド
アを開閉するために供給される電力を制御する制御装置
の構成図である。
【符号の説明】
1…昇降機 2,3…ドア 4,5…駆動力伝達板 9…コイル部 30…可動体 31,33…非磁性体金属 32,34…磁性体金属 50…カム 60…リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 41/02 - 41/035

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル部と、 該コイル部と対向して配置され、該コイル部との空隙が
    変化するように可変する厚さを有し、磁束断面積が変化
    するように可変する幅を有する板状の磁性体と、 該磁性体の上面に接合された板状の非磁性体と、を備え
    た可動体、 を備えて構成されたことを特徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど厚
    さが薄くなるように形成され、その上面に非磁性体金属
    が接合されたことを特徴とする請求項1に記載のリニア
    モータ。
  3. 【請求項3】 前記磁性体金属及び非磁性体金属は、中
    央部に行くほど幅が狭くなるように形成され、接合され
    たことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  4. 【請求項4】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど厚
    さが薄くなり、幅も狭くなるように形成され、その上面
    に中央部に行くほど幅が狭くなるように形成された非磁
    性体金属が接合されたことを特徴とする請求項1に記載
    のリニアモータ。
  5. 【請求項5】 コイル部と、 該コイル部と対向して設置され、該コイル部の積層コア
    突起部と交叉する磁束断面積(S)が変化するように板
    状に形成された磁性体金属と、該磁性体金属の上面に水
    平に形成された板状の非磁性体金属とを備えた可動体、 を備えて構成されたことを特徴とするリニアモータ。
  6. 【請求項6】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど厚
    さが薄くなるように形成され、その上面に非磁性体金属
    が水平に接合されたことを特徴とする請求項5に記載の
    リニアモータ。
  7. 【請求項7】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど厚
    さが薄くなり、幅も狭くなるように形成され、その上面
    には、中央部に行くほど幅が狭くなるように形成された
    非磁性体金属が水平に接合されたことを特徴とする請求
    項5に記載のリニアモータ。
  8. 【請求項8】 コイル部と、 該コイル部と対向して設置され、該コイル部の積層コア
    突起部との空隙(δ)が変化するように板状に形成され
    た磁性体金属と、該磁性体金属の上面に接合された所定
    幅(t)を有する複数の片状の非磁性体金属とを備えた
    可動体、 を備えて構成されたことを特徴とするリニアモータ。
  9. 【請求項9】 板状の磁性体金属の上面に接合された前
    記複数の片状の非磁性体金属間のピッチ(P)が中央部
    に行くほど広くなるように形成されたことを特徴とする
    請求項8に記載のリニアモータ。
  10. 【請求項10】 前記磁性体金属は、中央に行くほど幅
    が狭くなるように形成され、その上面に接合された前記
    複数の片状の非磁性体金属間のピッチ(P)が中央に行
    くほど広くなるように形成されたことを特徴とする請求
    項8に記載のリニアモータ。
  11. 【請求項11】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど
    幅が狭くなるように形成され、その上面に接合された前
    記複数の片状の非磁性体金属間のピッチ(P)が同じに
    形成されたことを特徴とする請求項8に記載のリニアモ
    ータ。
  12. 【請求項12】 コイル部と、 該コイル部の積層コア突起部との空隙(δ)が変化する
    ように円筒状に形成された磁性体金属と、該磁性体金属
    の外周面に接合された非磁性体金属とを備えた可動体、 を備えて構成されたことを特徴とするリニアモータ。
  13. 【請求項13】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど
    直径が小さくなるように形成され、その外周面に非磁性
    体金属が接合されたことを特徴とする請求項12に記載
    のリニアモータ。
  14. 【請求項14】 前記磁性体金属及び前記非磁性体金属
    は、中央部に行くほど直径が小さくなるように形成さ
    れ、接合されたことを特徴とする請求項12に記載のリ
    ニアモータ。
  15. 【請求項15】 コイル部と、 該コイル部の積層コア突起部との空隙(δ)が変化する
    ように円筒状に形成された磁性体金属と、該磁性体金属
    の外周面に形成されたパイプ状の非磁性体金属とを備え
    た可動体、 を備えて構成されたことを特徴とするリニアモータ。
  16. 【請求項16】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど
    直径が小さくなるように形成され、その外周面にパイプ
    状の非磁性体金属が形成されたことを特徴とする請求項
    15に記載のリニアモータ。
  17. 【請求項17】 コイル部と、 該コイル部の積層コア突起部との空隙(δ)が変化する
    ように円筒状に形成された磁性体金属と、該磁性体金属
    の外周面の円周方向に嵌入され、所定幅を有する複数の
    片状の非磁性体金属とを備えた可動体、 を備えて構成されたことを特徴とするリニアモータ。
  18. 【請求項18】 前記片状の各非磁性体金属間のピッチ
    (P)が、中央に行くほど広くなるように形成されたこ
    とを特徴とする請求項17に記載のリニアモータ。
  19. 【請求項19】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど
    直径が小さくなるように形成され、その外周面に円周方
    向に嵌入された前記複数の片状の非磁性体金属間のピッ
    チ(P)が中央に行くほど広くなるように形成されたこ
    とを特徴とする請求項17に記載のリニアモータ。
  20. 【請求項20】 前記磁性体金属は、中央部に行くほど
    直径が小さくなるように形成され、その外周面に円周方
    向に嵌入された前記複数の片状の非磁性体金属間のピッ
    チ(P)が同じに形成されたことを特徴とする請求項1
    7に記載のリニアモータ。
  21. 【請求項21】 前記可動体の移動経路上の両側縁端部
    には、該可動体の移動位置を規制するストッパーが形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載のリニアモー
    タ。
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