JP3167895B2 - ガス漏れ警報システム - Google Patents

ガス漏れ警報システム

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JP3167895B2
JP3167895B2 JP22545995A JP22545995A JP3167895B2 JP 3167895 B2 JP3167895 B2 JP 3167895B2 JP 22545995 A JP22545995 A JP 22545995A JP 22545995 A JP22545995 A JP 22545995A JP 3167895 B2 JP3167895 B2 JP 3167895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば一般住宅に
設置されるガス器具等よりガス漏れを検知すると、ガス
元栓の遮断又は警報発生などの警報作動を行うガス漏れ
警報システムに係り、特に、商用電源等の交流電源より
電源供給を受けるガス遮断器又はガス漏れ警報器などの
システム構成機器の電源プラグの抜けを検出したときに
も同様の警報作動を行うガス漏れ警報システムの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば一般住宅において、ガスを燃料と
するコンロ、瞬間湯沸器などのガス器具を設置する際に
は、ガス漏れを検知すると警報を発するガス漏れ警報
器、又はガス漏れを検知するとガス元栓を遮断するガス
遮断器などの機器をガス器具又はガス元栓の近傍に設
け、ガス漏れによる火災等の事故の発生を未然に防止す
るようにしている。
【0003】一方、最近時、ガス漏れ警報器とガス遮断
器とを単に併設するか、又はこれら機器間を無線若しく
は有線通信を介して接続することにより、さらなる事故
防止効果の向上を図ったガス漏れ警報システムが一般住
宅などに普及しつつある。
【0004】このようなガス漏れ警報システムの一例
が、例えば実開平1−27795号公報に開示されてい
る。
【0005】従来のガス漏れ警報システムは、図3に示
すように、ガス漏れを検知すると警報を発するガス漏れ
警報器101と、ガス漏れ警報器101よりのガス漏れ
検知の旨を受けてガス元栓を遮断するガス遮断器103
とを備えている。ガス漏れ警報器101は、電源プラグ
104を有しており、この電源プラグ104を介して機
器内部に交流電源を取込み、これを直流に変換して電源
として用いる。電源プラグ104が接続される電源コン
セント119は、柱上トランス121、電気機器123
などの負荷105を並列に介して交流電源117に接続
される。
【0006】さらに詳しく述べると、ガス漏れ警報器1
01は、ガス漏れを検知するとガス遮断器103へガス
遮断信号を送出する図示しないガス漏れ検知回路と、電
源プラグ104に所定周波数の振動電流を一時的に供給
する発振回路107と、発振回路107の信号出力レベ
ルを検出することで、電源プラグ104の引き抜きがあ
ったか否かを判別するレベル検出回路109と、ガス漏
れ警報器101が交流電源117から電源供給を受けて
いるか否かを検出する通電検出回路111とを備える。
また、ガス遮断器103は、ガス元栓を遮断する遮断弁
115と、遮断弁115の駆動を制御する駆動制御回路
113とを備える。
【0007】上述のように構成された従来のガス漏れ警
報システムによれば、ガス漏れ警報器101のガス漏れ
検知回路がガス漏れを検知すると、ガス遮断信号をガス
遮断器103の駆動制御回路113へ送出して遮断弁1
15を閉止させる。また、ガス漏れ警報器101が交流
電源117から電源供給を受けていない旨が通電検出回
路111より検出され、かつ発振回路107の信号出力
レベルから電源プラグ104が電源コンセント119か
ら引き抜かれていることを検出した場合には、レベル検
出回路109は、駆動制御回路113へガス遮断信号を
送出して遮断弁115を閉止させる。一方、レベル検出
回路109は、ガス漏れ警報器101が交流電源117
から電源供給を受けていない旨が通電検出回路111よ
り検出され、かつ発振回路107の信号出力レベルから
電源プラグ104が電源コンセント119から引き抜か
れていないことを検出した場合には、停電と判断して駆
動制御回路113へのガス遮断信号の送出を中止して遮
断弁115を閉止させない。すなわち、電源プラグ10
4が電源コンセント119から引き抜かれているときに
は、ガス漏れ検知回路のガス漏れ検知時と同様に遮断弁
115を閉止させる一方、電源プラグ104が電源コン
セント119から引き抜かれていないときには、停電か
否かにかかわらず遮断弁115の閉止を中止することに
より、ガス漏れ警報装置の使用者の誤使用に起因してガ
ス漏れを見逃すことを未然に防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のガス漏れ警報システムにあっては、ガス漏れ警
報器101の電源プラグ104が電源コンセント119
から引き抜かれているか否かの判定原理に起因する解決
すべき課題を内在している。
【0009】すなわち、前述の従来例によれば、電源プ
ラグ104が電源コンセント119から引き抜かれてい
るか否かを、レベル検出回路109により検出される信
号出力レベルの減衰度合いから判定していた。詳しく述
べると、その判定原理は、まず、発振回路107より電
源プラグ104へ所定周波数の振動電流を一時的に供給
し、この振動電流の信号出力レベルをレベル検出回路1
09により検出する。ここで、電源プラグ104が電源
コンセント119から引き抜かれていなければ、つまり
電源プラグ104になんらかの負荷が接続されていれ
ば、レベル検出回路109により検出される信号出力レ
ベルは元の信号出力レベルに比して大きく減衰する一
方、電源プラグ104が電源コンセント119から引き
抜かれていれば、つまり電源プラグ104から負荷が分
離されていれば、レベル検出回路109により検出され
る信号出力レベルは元の信号出力レベルに比してほとん
ど減衰しない。そこで、レベル検出回路109により検
出される信号出力レベルの減衰度合いから、信号出力レ
ベルの減衰量が所定値以下か否かにより、電源プラグ1
04が電源コンセント119から引き抜かれているか否
かを判定することができる。
【0010】しかし、この場合、電源プラグ104に接
続される負荷が常に固定されていれば問題は生じない
が、例えば冷蔵庫、電子レンジなどの負荷を新規に増設
すると、これら負荷の影響により、電源プラグ104に
並列接続される負荷全体を含む線路の特性インピーダン
スが低下するように変動し、ついには信号出力レベルの
減衰量が、電源プラグ104が電源コンセント119か
ら引き抜かれていると判断する基準となる所定値以下ま
で低下するに至り、この結果、電源プラグ104が電源
コンセント119から引き抜かれていないにもかかわら
ず、電源プラグ104が引き抜かれていると誤判定され
る恐れがあった。このような誤作動が頻発すると、ガス
漏れ警報装置に対する使用者の不信感が高まるととも
に、装置への信頼性の低下をも引き起こしかねない。そ
こで、どのような事態にも誤作動をすることがないガス
漏れ警報システムの出現が関係者の間で強く要望されて
いた。
【0011】本発明は、上記した実情を鑑みてなされた
ものであり、電源プラグと発振回路とを結ぶ線路に、発
振回路より供給される所定周波数を呈する振動電流に対
して並列共振する共振回路を設け、この共振回路を介し
て負荷の増設時に使用される電源コンセントを接続する
ことにより、どのような事態にも誤作動をすることがな
いプラグ抜け検知機能を持ったガス漏れ警報システムを
提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ガス漏れを検知するガス漏れ検
知手段と、該ガス漏れ検知等を受けてガス元栓を遮断す
るガス遮断手段とを備えてなるガス漏れ警報システムで
あって、交流電源に接続される電源コンセントに対して
挿抜自在に接続され、前記ガス漏れ警報システムの構成
手段へ線路を介して電源を供給するプラグ部材と、所定
周波数の交流信号を前記線路に供給する発振手段と、前
記ガス漏れ警報システムの構成手段が、前記交流電源か
ら電源供給を受けているか否かを検出する通電検出手段
と、前記ガス漏れ警報システムの構成手段が、前記交流
電源から電源供給を受けていないとき、前記線路におけ
る前記発振手段の信号出力レベルを検出する一方、該検
出される信号出力レベルの、前記発振手段が供給する元
の信号出力レベルに対する減衰量に基づいて、前記プラ
グ部材が前記電源コンセントから引き抜かれているか否
かを検出し、該検出により該プラグ部材が該電源コンセ
ントから引き抜かれていると判定されると、前記ガス遮
断手段へガス遮断信号を出力するレベル検出手段と、前
記線路に並列接続され、該線路を介して前記交流電源が
供給される負荷接続用コンセントと、前記線路と該負荷
接続用コンセントとの間に設けられ、該線路を介して伝
送される前記発振手段の供給信号に対して並列共振する
周波数捕捉手段と、を備えてなることを特徴とするガス
漏れ警報システムである。
【0013】請求項1の発明によれば、まず、レベル検
出手段は、ガス漏れ警報システムの構成手段が、交流電
源から電源供給を受けていないとき、線路における発振
手段の信号出力レベルを検出する一方、検出される信号
出力レベルの、発振手段が供給する元の信号出力レベル
に対する減衰量に基づいて、プラグ部材が電源コンセン
トから引き抜かれているか否かを検出する。ここで検出
される信号出力レベルは、プラグ部材が電源コンセント
から引き抜かれていなければ、交流電源に一般的にに設
けられるトランス等の負荷の影響によって、元の信号出
力レベルに比して大きく減衰する一方、プラグ部材が電
源コンセントから引き抜かれていれば、負荷は発振手段
から電気的に切り離されることから信号出力レベルが減
衰する要素は除去され、信号出力レベルは減衰しない。
そこで、検出される信号出力レベルの減衰量に基づい
て、レベル検出手段は、信号出力レベルの減衰量が所定
値以下のときには、プラグ部材が電源コンセントから引
き抜かれていると判定する一方、信号出力レベルの減衰
量が所定値を越えるときには、プラグ部材が電源コンセ
ントから引き抜かれていないと判定する。このプラグ部
材の引き抜き検出の結果、プラグ部材が電源コンセント
から引き抜かれていると判定されると、つまり、ガス漏
れ警報システムの構成手段が交流電源から電源供給を受
けていない原因が、停電によるものではなくプラグ部材
が電源コンセントから引き抜かれていることに起因する
ことが判明すると、レベル検出手段は、ガス遮断手段へ
ガス遮断信号を出力してガス元栓を遮断させる。このガ
ス遮断動作は、負荷接続用コンセントへの負荷の接続有
無にかかわらず実行される。これにより、プラグ部材が
電源コンセントから引き抜かれているときのガス漏れに
起因する火災等の事故の発生を未然に防止するようにし
ている。
【0014】ここで、従来のガス漏れ警報システムによ
れば、負荷接続用コンセントに負荷が接続されている場
合には、発振手段に対して負荷が並列に追加接続される
こととなり、結果として、プラグ部材が電源コンセント
から引き抜かれているにもかかわらず、発振手段から見
た線路の特性インピーダンスはあたかも低下するように
変動し、線路を伝搬する信号出力レベルの減衰量は低下
して、プラグ部材が電源コンセントから引き抜かれてい
ないと誤判定することとなっていた。ところが、請求項
1の発明によれば、発振手段と負荷接続用コンセントに
接続される負荷との間には、周波数捕捉手段が介挿され
ており、この周波数捕捉手段は、線路を介して伝送され
る発振手段よりの所定周波数の交流信号に対して並列共
振するように作用し、この結果、このときの発振手段か
ら見た線路の特性インピーダンスは最高値を示す。
【0015】したがって、負荷接続用コンセントに負荷
を追加接続した場合でも、発振手段から見た線路の特性
インピーダンスは高い値を示し、線路を伝搬する信号出
力レベルの減衰量は増大するので、プラグ部材が電源コ
ンセントから引き抜かれていないと誤判定することは起
こり得ず、結果として、負荷接続の影響による誤作動の
不安が一掃されたプラグ抜け検知機能を持ったガス漏れ
警報システムを提供することができる。
【0016】そして、請求項2の発明の前記周波数捕捉
手段は、前記線路のそれぞれに接続される一対のコイル
と、該一対のコイルと前記負荷接続用コンセントとを接
続する一対の線路間を結ぶように設けられるコンデンサ
とよりなり、また、より正確な共振回路を得る必要があ
る場合には、前記一対のコイルと並列に共振用コンデン
サを設けることを特徴とする請求項1に記載のガス漏れ
警報システムである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るガス漏れ警
報システムの一実施形態について、図に基づいて詳細に
説明する。
【0018】図1は、本発明に係るガス漏れ警報システ
ムを示すブロック構成図、図2は、本発明に係るガス漏
れ警報システムのコンセント付き電源プラグの別の実施
形態を示す図である。なお、本実施形態の説明におい
て、共通する部材には共通の符号を付し、その重複する
説明は省略する。
【0019】図1に示すように、本発明に係るガス漏れ
警報システムは、ガス漏れを検知すると警報を発するガ
ス漏れ警報器1と、ガス漏れ警報器1よりのガス漏れ検
知の旨を受けてガス元栓を遮断するガス遮断器3とを備
えている。ガス漏れ警報器1は、後に詳述するコンセン
ト付き電源プラグ5を有しており、この電源プラグ5を
介して機器内部に交流電源を取込み、これを直流に変換
して電源として用いる。電源プラグ5が接続される電源
コンセント33は、柱上トランス35、電気機器37な
どの負荷7を並列に介して交流電源31に接続される。
【0020】詳しく述べると、ガス漏れ警報器1は、ガ
ス漏れを検知するとガス遮断器3へガス遮断信号を送出
する図示しないガス漏れ検知回路と、電源プラグ5に所
定周波数の振動電流を一時的に供給する発振回路9と、
発振回路9の信号出力レベルを検出することで、電源プ
ラグ5の引き抜きがあったか否かを判別するレベル検出
回路11と、ガス漏れ警報器1が交流電源31から電源
供給を受けているか否かを検出する通電検出回路13と
を備える。なお、ガス漏れ警報器1は、コンセント付き
電源プラグ5が電源コンセント33から引き抜かれた場
合でも、その機能を維持するために長時定数回路を装備
している。また、ガス遮断器3は、ガス元栓を遮断する
遮断弁17と、遮断弁17の駆動を制御する駆動制御回
路15とを備える。
【0021】ここまでの構成は従来技術と同様である
が、本発明に係るガス漏れ警報システムは、コンセント
付き電源プラグ5の内部構成に特徴がある。すなわち、
コンセント付き電源プラグ5は、一対の板状接点を水平
に対向して配置してなるプラグ部19と、プラグ部19
の板状接点にそれぞれ接続される一対の電線20a,2
0bと、一対の電線20a,20bのそれぞれに接続さ
れ、これら電線20を介して伝送される発振回路9より
の所定周波数の振動電流成分を含む交流電流のうち、振
動電流成分の通過を阻止する周波数捕捉回路21と、周
波数捕捉回路21より延びる一対の電線のそれぞれに接
続され、振動電流成分を除去後の交流電流が供給される
負荷接続用コンセント23とを備える。
【0022】ここで、周波数捕捉回路21についてさら
に詳しく述べると、周波数捕捉回路21は、一対の電線
20a,20bのそれぞれに接続される一対のコイル2
5,27と、一対のコイル25,27と負荷接続用コン
セント23とを接続する一対の電線間を結ぶように設け
られるコンデンサ29とよりなる。なお、一対のコイル
25,27のそれぞれに対して並列に接続され、点線で
示した一対のコンデンサは、コイル25,27の浮遊容
量である。また、使用する発振周波数によっては、正確
な共振回路を得るために、図2に示すように、前記一対
のコイル25,27と並列に設けられる共振用コンデン
サ38,39をさらに設けることもできる。この周波数
捕捉回路21において、まず、一対のコイル25,27
の作用により、電線20a,20bを介して伝送される
発振回路9よりの所定周波数の振動電流成分を含む交流
電流のうち振動電流成分の通過が阻止され、さらに、コ
ンデンサ29の作用により、一対のコイル25,27を
通過した漏れ電流の通過が許容される。したがって、周
波数捕捉回路21に接続される負荷接続用コンセント2
3には、周波数捕捉回路21において振動電流成分の影
響を除去後の交流電流が供給される。
【0023】次に、本発明に係るガス漏れ警報システム
の動作について、電源プラグ5に内蔵される負荷接続用
コンセント23に負荷が接続されていない場合と、負荷
が接続されている場合とに分けて説明する。
【0024】まず、負荷接続用コンセント23に負荷が
接続されていない場合について説明する。この場合にお
いて、電源プラグ5のプラグ部19が電源コンセント3
3に接続されており、かつ、ガス漏れ警報器1のガス漏
れ検知回路がガス漏れを検知すると、ガス遮断信号をガ
ス遮断器3の駆動制御回路15へ送出して遮断弁17を
閉止させる。このガス遮断動作は、負荷接続用コンセン
ト23への負荷の接続有無にかかわらず実行される。こ
れにより、ガス漏れに起因する火災等の事故の発生を未
然に防止するようにしている。
【0025】これに対し、電源プラグ5のプラグ部19
が電源コンセント33から引き抜かれるに至ったときに
は、ガス漏れ警報器1へは電力が供給されないため、ガ
ス漏れ警報器1のガス漏れ検知回路はガス漏れ有無を検
知することはできない。このとき、もしガス漏れが発生
すると、ガス漏れ警報器1は、ガス漏れ有無を検知する
という本来の機能を果たせないこととなる。そこで、電
源プラグ5のプラグ部19が電源コンセント33から引
き抜かれているときには、ガス漏れ検知時と同様にガス
遮断動作を実行する。これにより、電源プラグ5のプラ
グ部19が電源コンセント33から引き抜かれていると
きに、ガス漏れが発生した場合におけるガス漏れ警報器
1のガス漏れ検知機能の欠如を補償している。
【0026】このとき、電源プラグ5のプラグ部19が
電源コンセント33から引き抜かれていることを検出す
るには、まず、ガス漏れ警報器1が交流電源31から電
源供給を受けていない旨が通電検出回路13により検出
される。これにより、停電か、又はプラグ部19が電源
コンセント33から引き抜かれているか、のいずれかの
状態にあると判定できる。この2つの状態のうち、いず
れの状態にあるのかを判別するために、さらに、発振回
路9の信号出力レベルがレベル検出回路11により検出
される。ここで検出される信号出力レベルは、電源プラ
グ5のプラグ部19が電源コンセント33から引き抜か
れていなければ、負荷7の影響によって元の信号出力レ
ベルに比して大きく減衰する一方、電源プラグ5のプラ
グ部19が電源コンセント33から引き抜かれていれ
ば、負荷7は発振回路9から電気的に切り離されること
から信号出力レベルが減衰する要素は除去され、信号出
力レベルは減衰しない。そこで、検出される信号出力レ
ベルの減衰度合いから、レベル検出回路11は、信号出
力レベルの減衰量が所定値以下のときには、電源プラグ
5のプラグ部19が電源コンセント33から引き抜かれ
ていると判定する。
【0027】一方、電源プラグ5に内蔵される負荷接続
用コンセント23に負荷が接続されている場合について
説明すると、この場合には、前述の負荷接続用コンセン
ト23に負荷が接続されていない場合と同様に、電源プ
ラグ5のプラグ部19が電源コンセント33に接続され
ており、かつ、ガス漏れ警報器1のガス漏れ検知回路が
ガス漏れを検知すると、ガス遮断信号をガス遮断器3の
駆動制御回路15へ送出して遮断弁17を閉止させる。
【0028】これに対し、電源プラグ5のプラグ部19
が電源コンセント33から引き抜かれるに至ったときに
は、やはり前述の負荷接続用コンセント23に負荷が接
続されていない場合と同様に、ガス漏れ警報器1へは電
力が供給されないため、ガス漏れ警報器1のガス漏れ検
知回路はガス漏れ有無を検知することはできない。この
とき、もしガス漏れが発生すると、ガス漏れ警報器1
は、ガス漏れ有無を検知するという本来の機能を果たせ
ないこととなる。そこで、電源プラグ5のプラグ部19
が電源コンセント33から引き抜かれているときには、
ガス漏れ検知時と同様にガス遮断動作を実行する。
【0029】このとき、電源プラグ5のプラグ部19が
電源コンセント33から引き抜かれていることを検出す
るには、前述の負荷接続用コンセント23に負荷が接続
されていない場合と同様に、まず、ガス漏れ警報器1が
交流電源31から電源供給を受けていない旨が通電検出
回路13により検出される。これにより、停電か、又は
プラグ部19が電源コンセント33から引き抜かれてい
るか、のいずれかの状態にあると判定できる。この2つ
の状態のうち、いずれの状態にあるのかを判別するため
に、さらに、発振回路9の信号出力レベルがレベル検出
回路11により検出され、検出される信号出力レベルの
減衰度合いから、レベル検出回路11は、信号出力レベ
ルの減衰量が所定値以下のときには、電源プラグ5のプ
ラグ部19が電源コンセント33から引き抜かれている
と判定する。
【0030】ここで、電源プラグ5の負荷接続用コンセ
ント23に負荷が接続されている場合には、発振回路9
に対して負荷が並列に追加接続されることとなり、結果
として、電源プラグ5のプラグ部19が電源コンセント
33から引き抜かれているにもかかわらず、発振回路9
から見た線路の特性インピーダンスはあたかも低下する
ように変動し、線路を伝搬する信号出力レベルの減衰量
は低下して、電源プラグ5のプラグ部19が電源コンセ
ント33から引き抜かれていないと誤判定するかのよう
に思われる。ところが、発振回路9と負荷接続用コンセ
ント23に接続される負荷との間には、周波数捕捉回路
21が介挿されており、この周波数捕捉回路21は、電
線20a,20bを介して伝送される発振回路9よりの
所定周波数の振動電流に対して並列共振するように作用
し、この結果、このときの発振回路9から見た線路の特
性インピーダンスは最高値を示す。なお、周波数捕捉回
路21の回路定数は、発振回路9よりの所定周波数の振
動電流に対して並列共振する値に適宜設定される。
【0031】したがって、電源プラグ5の負荷接続用コ
ンセント23に負荷を追加接続した場合でも、発振回路
9から見た線路の特性インピーダンスは高い値を示し、
線路を伝搬する信号出力レベルの減衰量は増大するの
で、電源プラグ5のプラグ部19が電源コンセント33
から引き抜かれていないと誤判定することは起こり得
ず、結果として、負荷接続の影響による誤作動の不安が
一掃されたガス漏れ警報システムを提供することができ
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、従来のガス漏
れ警報システムにおいて、負荷接続用コンセントに負荷
が接続されている場合には、発振手段に対して負荷が並
列に追加接続されることとなり、結果として、プラグ部
材が電源コンセントから引き抜かれているにもかかわら
ず、発振手段から見た線路の特性インピーダンスはあた
かも低下するように変動し、線路を伝搬する信号出力レ
ベルの減衰量は低下して、プラグ部材が電源コンセント
から引き抜かれていないと誤判定することとなっていた
のに対し、請求項1の発明においては、発振手段と負荷
接続用コンセントに接続される負荷との間には、周波数
捕捉手段が介挿されており、この周波数捕捉手段は、線
路を介して伝送される発振手段よりの所定周波数の交流
信号に対して並列共振するように作用し、この結果、こ
のときの発振手段から見た線路の特性インピーダンスは
最高値を示す。
【0033】したがって、負荷接続用コンセントに負荷
を追加接続した場合でも、発振手段から見た線路の特性
インピーダンスは高い値を示し、線路を伝搬する信号出
力レベルの減衰量は増大するので、プラグ部材が電源コ
ンセントから引き抜かれていないと誤判定することは起
こり得ず、結果として、負荷接続の影響による誤作動の
不安が一掃されたガス漏れ警報システムを提供すること
ができるというきわめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るガス漏れ警報システムを
示すブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明に係るガス漏れ警報システムの
コンセント付き電源プラグの別の実施形態を示す図であ
る。
【図3】図3は、従来例に係るガス漏れ警報システムを
示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 ガス漏れ警報器 3 ガス遮断器 5 コンセント付き電源プラグ 7 負荷 9 発振回路 11 レベル検出回路 13 通電検出回路 15 駆動制御回路 17 遮断弁 19 プラグ部 20a,20b 電線 21 周波数捕捉回路 23 負荷接続用コンセント 25 コイル 27 コイル 29 コンデンサ 31 交流電源 33 電源コンセント 35 柱上トランス 37 電気機器 38 共振用コンデンサ 39 共振用コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 19/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス漏れを検知するガス漏れ検知手段と、
    該ガス漏れ検知等を受けてガス元栓を遮断するガス遮断
    手段とを備えてなるガス漏れ警報システムであって、 交流電源に接続される電源コンセントに対して挿抜自在
    に接続され、前記ガス漏れ警報システムの構成手段へ線
    路を介して電源を供給するプラグ部材と、 所定周波数の交流信号を前記線路に供給する発振手段
    と、 前記ガス漏れ警報システムの構成手段が、前記交流電源
    から電源供給を受けているか否かを検出する通電検出手
    段と、 前記ガス漏れ警報システムの構成手段が、前記交流電源
    から電源供給を受けていないとき、前記線路における前
    記発振手段の信号出力レベルを検出する一方、該検出さ
    れる信号出力レベルの、前記発振手段が供給する元の信
    号出力レベルに対する減衰量に基づいて、前記プラグ部
    材が前記電源コンセントから引き抜かれているか否かを
    検出し、該検出により該プラグ部材が該電源コンセント
    から引き抜かれていると判定されると、前記ガス遮断手
    段へガス遮断信号を出力するレベル検出手段と、 前記線路に並列接続され、該線路を介して前記交流電源
    が供給される負荷接続用コンセントと、 前記線路と該負荷接続用コンセントとの間に設けられ、
    該線路を介して伝送される前記発振手段の供給信号に対
    して並列共振する周波数捕捉手段と、を備えてなること
    を特徴とするガス漏れ警報システム。
  2. 【請求項2】前記周波数捕捉手段は、前記線路のそれぞ
    れに接続される一対のコイルと、該一対のコイルと前記
    負荷接続用コンセントとを接続する一対の線路間を結ぶ
    ように設けられるコンデンサとよりなり、また、より正
    確な共振回路を得る必要がある場合には、前記一対のコ
    イルと並列に共振用コンデンサを設けることを特徴とす
    る請求項1に記載のガス漏れ警報システム。
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