JP3167873B2 - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JP3167873B2
JP3167873B2 JP32812694A JP32812694A JP3167873B2 JP 3167873 B2 JP3167873 B2 JP 3167873B2 JP 32812694 A JP32812694 A JP 32812694A JP 32812694 A JP32812694 A JP 32812694A JP 3167873 B2 JP3167873 B2 JP 3167873B2
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    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像入力装置に関し、
特にパソコンやワードプロセッサなどに使用される表示
一体型タブレット装置などの画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手書き文字や図形をコンピュータやワー
ドプロセッサなどに入力する手段として、たとえば液晶
ディスプレイと静電誘導型タブレットを積層して我々が
紙に筆記用具で書く感覚で文字や図形を静電誘導型タブ
レットに入力できるようにした表示部一体型タブレット
装置が特開昭62−135966において開示されてい
る。しかしながらこの表示部一体型タブレット装置で
は、タブレット内の電極のある部分とない部分とで反射
率や透過率が異なるために表示画面上に格子状の電極が
見え、液晶表示の質を落としていた。
【0003】そこでこのような欠点をなくしたタブレッ
トとして、特願平3−46751において図19に示さ
れる表示一体型タブレット装置が開示されている。
【0004】この表示一体型タブレット装置は、液晶デ
ィスプレイの表示電極と静電容量型タブレット装置の座
標検出電極とを兼ねたものである。そして図20に示さ
れるように1フレームの処理時間中にタブレット上の指
示座標を検出する座標検出期間と画像を表示する表示期
間とを設けて、座標検出と画像表示とを時分割で行なう
ようにしている。座標検出期間にはX座標を検出するX
座標検出期間と、Y座標を検出するY座標検出期間とが
含まれる。
【0005】図19を参照して表示一体型タブレット装
置は、直交して配列されたコモン電極とセグメント電極
との間に液晶を封入した液晶パネル1と、コモン電極を
駆動するためのコモン駆動回路2と、セグメント電極を
駆動するためのセグメント駆動回路3と、表示制御およ
び検出制御の切換を行なう切換回路4と、画像の表示制
御を行なう表示制御回路5と、指示されている座標を検
出する検出制御回路6と、表示制御回路5や検出制御回
路6等を制御する制御回路7と、液晶パネル1上の任意
の点を指示することにより座標データを入力する検出ペ
ン8と、検出ペン8からの信号を増幅するアンプ9と、
アンプ9により増幅された信号に基づいてX座標を検出
するX座標検出回路10と、アンプ9で増幅された信号
に基づいてY座標を検出するY座標検出回路11と、回
路に電流を供給する直流電源回路12とから構成され
る。
【0006】液晶パネル1は互いに直交されて配列され
たコモン電極Y1 〜Yn (以下任意のコモン電極をYと
記載する)とセグメント電極X1 〜Xm (以下任意のセ
グメント電極をXと記載する)との間に液晶を封入して
構成されており、各コモン電極Yと各セグメント電極X
とが交差する領域で各画素を構成している。つまり液晶
パネル1にはn×mドットの画素がマトリックス状に配
列されていることになる。
【0007】この表示一体型タブレット装置は、液晶デ
ィスプレイ上に静電容量型タブレットを積層した装置と
比較して、表示画面上に格子状の電極パターンが見える
ことがなくなり液晶表示が見やすくなるといった利点の
他に、液晶ディスプレイおよび静電容量型タブレットの
電極や駆動回路を兼用している部分が多いため、コスト
ダウンや小型軽量化が容易になるといった利点がある。
【0008】図19の表示一体型タブレット装置は以下
のように動作する。すなわちコモン電極Yを駆動するた
めのコモン駆動回路2と、セグメント電極Xを駆動する
ためのセグメント駆動回路3とは切換回路4を介して表
示制御回路5および検出制御回路6に接続されている。
切換回路4は制御回路7によって制御され、表示期間に
は表示制御回路5からの出力信号をコモン駆動回路2お
よびセグメント駆動回路3に出力する。一方切換回路4
は座標検出期間には検出制御回路6からの出力をコモン
駆動回路2およびセグメント駆動回路3に出力する。
【0009】表示期間においては表示制御回路5のシフ
トデータ出力端子Sからシフトデータsが出力され、反
転信号出力端子FRから反転信号frが出力され、クロ
ック出力端子CP1からクロック信号cp1が出力さ
れ、クロック出力端子CP2からクロック信号cp2が
出力され、データ出力端子D0〜D3から表示データD
0 〜D3 が出力される。
【0010】クロック信号cp1は1行分の画素を表示
する期間を周期とするクロック信号であり、切換回路4
の出力端子CP1Oを介してクロック信号cp1oとし
てコモン駆動回路2のクロック信号入力端子YCKと、
セグメント駆動回路3のラッチパルス入力端子XLPと
に入力される。また特定のコモン電極Yを選択するため
のパルス信号であるシフトデータsは切換回路4の出力
端子SOを介してシフトデータsoとしてコモン駆動回
路2のシフトデータ入力端子DIO1にクロック信号c
p1oと同期して入力される。
【0011】コモン駆動回路2にシフトデータsoが入
力されるとこのシフトデータsoのパルス位置がシフト
レジスタによってクロック信号cp1oに同期してシフ
トされ、そのシフト位置に対応するコモン駆動回路2の
出力端子O1〜Onから液晶パネル1のコモン電極Y1
〜Yn にコモン電極駆動信号の駆動パルスが印加され
る。このコモン電極駆動信号は直流電源回路12から供
給されるバイアス電源V 0 〜V5 に基づいて生成され
る。
【0012】クロック信号cp2は1行分の画素を表示
する期間を数分割した期間を周期とするクロック信号で
あり、切換回路4の出力端子CP2Oを介してクロック
信号cp2oとしてセグメント駆動回路3のクロック入
力端子XCKに入力される。
【0013】表示データD0 〜D3 は切換回路4の出力
端子D0O〜D3Oを介して表示データD0 o〜D3
としてセグメント駆動回路3の入力端子XD0〜XD3
に入力され、クロック信号cp2oに同期してセグメン
ト駆動回路3内のレジスタに順次取込まれる。そして1
行分の画素に対応する表示データがすべて取込まれる
と、この取込まれた表示データはラッチパルス入力端子
XLPに入力されるクロック信号cp1oのタイミング
でラッチされ、各表示データに対応するセグメント電極
駆動信号の駆動パルスがセグメント駆動回路3の出力端
子O1〜Omから液晶パネル1のセグメント電極X1
m に印加される。このセグメント駆動信号も直流電源
回路12から供給されるバイアス電源V0 〜V5 に基づ
いて生成される。
【0014】なお反転信号frは表示期間において液晶
に印加する電圧の印加方向を周期的に反転させて液晶の
電気分解による劣化を防止するための信号であり、切換
回路4の反転信号出力端子FROを介して反転信号fr
oとしてコモン駆動回路2の反転信号入力端子YFRと
セグメント駆動回路3の反転信号入力端子XFRとに入
力される。
【0015】こうしてコモン駆動回路2およびセグメン
ト駆動回路3の動作によって液晶パネル1の画素マトリ
ックスがその行順序に従って駆動されて、表示データD
0 〜D3 に応じた画像が液晶パネル1に表示される。
【0016】一方座標検出期間においては、検出制御回
路6のシフトデータ出力端子Sdからシフトデータsd
が出力され、反転信号出力端子FRdから反転信号fr
dが出力され、クロック出力端子CP1dからクロック
信号cp1dが出力され、クロック出力端子CP2dか
らクロック信号cp2dが出力され、データ出力端子D
0d〜D3dから駆動データD0 d〜D3 dが出力され
る。
【0017】クロック信号cp1では1本のコモン電極
Yを走査する走査期間を周期とするクロック信号であ
り、切換回路4の出力端子CP1Oを介してクロック信
号cp1oとしてコモン駆動回路2のクロック入力端子
YCKとセグメント駆動回路3のラッチパルス入力端子
XLPに入力される。また特定のコモン電極Yを選択す
るためのパルス信号であるシフトデータsdは切換回路
4の出力端子SOを介してシフトデータsoとしてコモ
ン駆動回路2のシフトデータ入力端子DIO1にクロッ
ク信号cp1dと同期して入力される。
【0018】すると上述した表示期間の場合と同様に、
シフトデータsoのパルス位置がコモン駆動回路2のシ
フトレジスタによってクロック信号cp1oに同期して
シフトされ、そのシフト位置に対応する出力端子O1〜
Onからコモン電極Y1 〜Y n にコモン電極走査信号y
1 〜yn (以下任意のコモン電極走査信号をyと記載す
る)の走査パルスが順次印加される。このコモン電極走
査信号yは直流電源回路12から供給されるバイアス電
源V0 〜V5 に基づいて生成される。
【0019】クロック信号cp2dはセグメント電極X
を走査する走査期間を周期とするクロック信号であり、
切換回路4の出力端子CP2Oを介してクロック信号c
p2oとしてセグメント駆動回路3のクロック入力端子
XCKに入力される。
【0020】駆動データD0 d〜D3 dは切換回路4の
出力端子D0O〜D3Oを介して駆動データD0 o〜D
3 oとしてセグメント駆動回路3の入力端子XD0〜X
D3に入力され、セグメント駆動回路3内のレジスタに
クロック信号cp2oと同期して順次取込まれる。そし
て上記駆動データに対応するセグメント電極走査信号x
1 〜xm (以下任意のセグメント電極走査信号をxと記
載する)の走査パルスがセグメント駆動回路3の出力端
子O1〜Omからセグメント電極X1 〜Xm に出力され
る。このセグメント電極走査信号xも直流電源回路12
から供給されるバイアス電源V0 〜V5 に基づいて生成
される。
【0021】図21は図19の表示一体型タブレット装
置の座標検出期間における各走査信号のタイミングチャ
ートである。
【0022】座標検出期間はx座標検出期間とそれに続
くy座標検出期間に分かれており、X座標検出期間には
セグメント電極Xにパルス電圧信号であるセグメント電
極走査信号xが順次印加される一方、y座標検出期間に
はコモン電極Yにパルス電圧信号であるコモン電極走査
信号yが順次印加される。
【0023】パルス電圧信号の印加により、セグメント
電極Xあるいはコモン電極Yと検出ペン(指示座標検出
ペン)8の先端電極との間の浮遊容量によって検出ペン
8に電圧が誘起される。検出ペン8に生じた誘起電圧は
アンプ9で増幅された後x座標検出回路10およびy座
標検出回路11に入力される。
【0024】x座標検出回路10およびy座標検出回路
11は、アンプ9からの出力信号と制御回路7からのタ
イミング信号とに基づいて、パルス電圧信号が印加され
てから誘起電圧が最高値になるまでの時間を検出するこ
とにより、検出ペン8が指示する位置のx座標あるいは
y座標を検出する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の表
示一体型タブレット装置には以下のような問題点があっ
た。
【0026】図22は従来の表示一体型タブレット装置
における問題点を示す図である。図におけるグラフの横
軸は検出ペンにより指示されたx座標を示し、縦軸は検
出されたx座標を示す。
【0027】指示されたx座標と検出されるx座標は点
線で示されるようにリニアな関係であることが望まし
い。ところが液晶パネルの上下端に近い部分において
は、指示されたx座標と検出されるx座標の関係は実線
に示されるように周期的な振動を持つ曲線となる。この
振動の振幅は検出される座標が液晶パネルの上下端に近
づくほどに大きくなる。
【0028】つまり画面の上下端に近い部分においては
正しい検出座標値を得ることができない。
【0029】図26は従来の表示一体型タブレット装置
において検出ペンにより縦方向に等間隔に直線画像を入
力したときの表示を示す図である。
【0030】図示されるように実際に入力される図形が
直線であっても、上述のように画面の端部100付近で
は検出されるx座標に周期的な誤差が生じる。誤差は画
面の端部100に近づくほどに大きくなる。図26にお
いて誤差の生じているx座標〜の位置はそれぞれ図
22の〜の位置に対応する。
【0031】この誤差の生じる原因は以下の点にある。
すなわち図23に示されるように液晶パネルに含まれる
走査電極(この場合セグメント電極)は画面102内で
は平行に配列されているが、画面102外ではドライバ
IC(集積回路)104a,104bに向かって収束す
る。そのため画面102の外においては電極の分布に粗
密が生じる。
【0032】図24(a)に示されるように電極の分布
に粗密がない場合(たとえば液晶パネル中央部)で走査
電極に走査方向順に電圧が順次印加されていったときに
は、図24(b)に示されるように検出ペンに誘起され
る電圧は、電圧の印加される電極が検出ペンの指示位置
に近づくほど大きくなり、検出ペンの指示している電極
に電圧が印加されたとき最大となる。電圧の印加される
電極が検出ペンの指示位置から遠ざかるほどに誘起電圧
は低下していく。
【0033】以上のように電極の分布に粗密がない場合
では、誘起電圧が最大になる点と検出ペンの指示位置は
一致する。
【0034】ところが図25(a)に示されるように走
査電極の分布に粗密がある部分(“A”で示される部
分)の周辺では、“A”の部分に印加された電圧の影響
を検出ペンが受けてしまうため、図25(b)に示され
ように検出ペンの指示位置と誘起電圧の最大となる点は
一致せずに、誘起電圧の最大となる点は“A”の部分の
電極の密度の小さい側(図に対して左側)にずれてしま
う。検出ペンの指示する位置が“A”の部分に近づけば
近づくほどこの検出誤差は大きくなる。
【0035】以上のような検出誤差を補正するため画面
の上下端に近い部分の画素の各々に対応させた補正値を
記憶させ、検出された座標に補正を行なう方法が考えら
れるが、この方法では補正に時間がかかり、特開昭62
−135966に開示されているデジタル信号で座標値
を読取るタブレット装置のように信号の即座な処理を行
なうことができない。
【0036】それゆえにこの発明は表示領域外の電極分
布の粗密の影響による座標誤差を迅速に補正することの
できる画像入力装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、画像入力装置は、指示範
囲に含まれる複数の電極に印加される電圧により指示範
囲の少なくとも一部を指示する指示装置に誘起される電
圧を検出し、指示装置の指示する位置を検出座標として
認識する画像入力装置であって、複数の電極に接続され
る指示範囲外の外部電極の配置によって生じる検出され
た位置と指示する位置との間のずれの特徴に基づいて、
指示範囲のずれの生じる範囲を2以上の画素より構成さ
れる複数の補正領域に分割して、さらに複数の補正領域
のうち、検出座標のずれが所定値以上の補正領域を第1
補正領域として、ずれが所定値未満の補正領域を第2補
正領域として区別して複数記憶する第1記憶手段と、第
1記憶手段に記憶された複数の第1補正領域に含まれる
検出座標それぞれに対応した補正座標からなる補正情報
と、複数の第2補正領域のそれぞれに対応した補正式か
らなる補正情報とを記憶する第2記憶手段と、指示装置
により指示された位置の検出座標が、複数の第1補正領
域に含まれるか、第2補正領域に含まれるかを判定する
判定手段と、判定手段で判定された補正領域に対応した
補正情報を第2記憶手段から読出し、該補正情報に基づ
いて検出座標を補正する補正手段とを備えており、補正
手段は、検出座標が複数の第1補正領域のいずれかに含
まれる場合には、検出座標を該当する補正座標に置換え
るとともに、検出座標が第2補正領域のいずれかに含ま
れる場合には、検出座標を該当する補正式を用いて補正
することを特徴とする。
【0038】好ましくは第2記憶手段は、外部電極と補
正領域の各々との相対位置関係が一致する補正領域の各
々のための共通補正情報を記憶することを特徴とする。
【0039】
【0040】
【作用】この発明に係る画像入力装置は、指示範囲を、
第1補正領域と第2補正領域とに区別して記憶し、第1
および第2補正領域のそれぞれに対応させて補正情報を
記憶する。指示装置により指示された位置の検出座標
が、第1補正領域に含まれるか、第2補正領域に含まれ
るかが判定され、判定された補正領域に対応した補正情
報を用いて検出座標が補正される。また、第1補正領域
に対応した補正情報は、検出座標それぞれに対応した補
正座標からなり、第2の補正領域に対応した補正情報
は、補正式を含む。
【0041】また、外部電極と補正領域の各々との相対
位置関係が一致する補正領域の各々のための共通補正情
報が記憶手段に記憶される。
【0042】
【0043】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例における画像入
力装置の装置構成を示すブロック図である。
【0044】本ブロック図が従来技術である図19に示
されるブロック図と異なるのは、図19のx座標信号を
出力するx座標検出回路10およびy座標信号を出力す
るy座標検出回路11の代わりに、図2では座標を処理
する座標処理回路50が設けられている点である。
【0045】座標処理回路50はx,y座標を検出する
座標検出回路51と、座標に補正処理を行なう補正処理
回路13とから構成される。補正処理回路13は補正さ
れたx,y座標信号を出力する。
【0046】他の部分は従来技術である図19に示され
るブロック図と実質的に同一であるのでここでの説明を
繰返さない。
【0047】図3は図2の座標処理回路50の具体的構
成を示すブロック図である。図を参照して座標処理回路
50は座標検出回路51と補正処理回路13とから構成
される。
【0048】座標検出回路51は増幅器(アンプを含
む)14によって増幅された検出ペン8の信号をしきい
値と比較し2値化パルスに変換する比較器15と、比較
器15からの出力の立上がりおよび立下がりのクロック
数をカウントするカウンタ16と、x座標検出時の2値
化パルスの立上がりのカウント値Xrを記録するXr用
ラッチ17と、x座標検出時の2値化パルスの立下がり
のカウント値Xgを記録するXg用ラッチ18と、y座
標検出時の2値化パルスの立上がりのカウント値Yrを
記録するYr用ラッチ19と、y座標検出時の2値化パ
ルスの立下がりのカウント値Ygを記録するYg用ラッ
チ20とから構成される。
【0049】補正処理回路13は各々のラッチ17〜2
0に記録されているカウント値を選択し出力するマルチ
プレクサ22と、カウント値などの演算を行なう演算回
路21と、カウント値や演算結果を記憶するメモリ23
とから構成される。
【0050】演算回路21はカウント値に対して補正演
算を行なう補正演算部21aを含む。
【0051】図4は本実施例における液晶パネルの座標
について説明するための図である。図を参照して液晶パ
ネルは横方向中央および縦方向中央の点を原点とし、左
方向をx座標のプラス方向、下方向をy座標のプラス方
向として座標系が設定されている。
【0052】図5は本実施例において演算回路21が行
なう座標検出処理を示すフローチャートである。
【0053】ステップS101において検出ペン8が液
晶パネル1の面に押当てられ、検出ペン8内のペンスイ
ッチが“オン”となることにより座標検出処理は開始さ
れる。またステップS101において検出ペン8が検出
した誘起電圧の処理が以下に示されるように行なわれ
る。
【0054】x座標検出期間においてセグメント電極の
各々X1 〜Xm に印加される電圧により検出ペン8には
誘起電圧が生じ、生じた誘起電圧は増幅器14により増
幅された後、図6(a)に示される曲線を描いて比較器
15に入力される。図6(b)のように比較器15にお
いて誘起電圧が所定のしきい値を超える部分は“1”と
判定され、誘起電圧が所定のしきい値以下の部分は
“0”と判定される。この“0”から“1”へ変化する
点がx座標の出力の立上がり点、“1”から“0”へ変
化する点がx座標の出力の立下がり点と判定される。
【0055】x座標の出力の立上がり点におけるクロッ
クのカウント値はXrとして、立下がり点におけるクロ
ックのカウント値はXgとして各々ラッチ17,18に
記録される。
【0056】一方y座標検出期間においても同様にして
y座標の出力の立上がり点、立下がり点が求められ、立
上がり点におけるクロックのカウント値はYrとして、
立下がり点におけるクロックのカウント値はYgとして
各々ラッチ19,20に記録される。
【0057】ステップS102において、演算回路21
はマルチプレクサ22を用いて各々のラッチ17〜20
に記録されているカウント値をメモリ23に読込む。
【0058】ステップS103において、演算回路21
はx,y座標各々の立上がりと立下がり点におけるカウ
ント値の平均を求める。この平均はx,y座標各々の立
上がり点のカウント値と立下がり点のカウント値を足し
合わせたものを2で割った数値が用いられる。この平均
値が図6に示されるように誘起電圧のピーク位置として
用いられる。
【0059】ステップS104において、演算回路21
は算出された平均値から液晶パネル上の座標を求め補正
前の座標(x,y)とする。
【0060】ステップS105において、補正前の座標
(x,y)はメモリ23に記録される。
【0061】次に補正前の座標(x,y)を補正する処
理について説明する。図1は本実施例において座標の補
正を行なう領域を説明するための図である。
【0062】この実施例ではセグメント電極群は座標y
=0の位置(画面中央横方向のライン)で上下に分割さ
れている。ドライバICは画面の上下に配設されており
上のドライバICは画面上半分のセグメント電極を制御
し、下のドライバICは画面下半分のセグメント電極を
制御する。
【0063】本実施例における表示一体型タブレット装
置は、ドライバIC付近の電極分布の粗密による影響を
大きく受ける表示領域を分割し、各々の領域で異なる補
正を行なうことを特徴とする。
【0064】図を参照してx軸方向で座標ずれの最も大
きい点(図22,図26における,の点)がx座標
境界値X(1)〜X(M−1)として設定され、この位
置を境界としてX方向の補正領域は分割される。
【0065】また座標のずれはドライバICと指示され
る座標との距離(Y軸方向の距離)が離れると小さくな
っていくため、Y軸方向に応じた補正量を設定すること
が必要である。そのためY軸方向については測定を行な
った結果により検出x座標のずれが6ドット以上,5ド
ット以上6ドット未満,4ドット以上5ドット未満…と
いったように検出座標xの座標ずれの大きさに応じて領
域が分割されるようにy座標境界値±Y(1)〜±Y
(N)が設定され、この位置を境界としてY軸方向の補
正領域の分割が行なわれる。
【0066】液晶パネル上下のドライバICの位置関係
は上下対称であることから、電極分布の粗密による影響
も上下対称となるので、上側の分割された領域と下側の
分割された領域は上下対称となるように設定される。以
上のように分割された領域に説明の便宜上、図示される
ように上側の領域には1−(1)からN−(M)までの
符号を、下側の領域には1′−(1)からN′−(M)
までの符号を付す。
【0067】補正処理は分割された各々の領域毎に行な
われる。図7は本実施例の補正処理において演算回路2
1が行なう処理を示すフローチャートである。
【0068】ステップS201において、図5のステッ
プS105でメモリ23に格納された検出座標が表示領
域上側の補正領域内であるか判定するため、Y軸方向に
N分割された領域の中で検出ペン8が指示している領域
を判定するためのカウンタP 1 に数値Nが代入される。
【0069】ステップS202において、y<−Y(P
1 )の関係を満たすか判定され、YESのとき検出座標
は上側の補正領域であるのでステップS203に進む。
【0070】ステップS203においてカウンタP1
1デクリメント(減算)される。ステップS204にお
いてy>−Y(P1 )の関係を満たすか判定され、YE
SとなるまでステップS203からの処理が繰返され
る。
【0071】ステップS204でYESであればP1
値は分割された領域の上側のY方向の何番目の領域であ
るか示すデータとなるので、ステップS205において
その領域の補正を行なう補正式が格納されているメモリ
23中の先頭アドレスAY が設定される。
【0072】補正式はメモリ23内において図8に示さ
れるように格納されている。すなわち、先頭アドレスを
Y1′として1′−(1)の領域の補正式からX方向に
対して順に1′−(2),1′−(3)…1′−(M)
の領域の補正式が記録される。次に先頭アドレスを
Y2′として2′−(1)から2′−(M)までの領域
の補正式が記憶されている。同様にN′−(M)の領域
までの補正式が順に記憶されている。
【0073】次に先頭アドレスをAY1として同様に1−
(1)の領域の補正式からN−(M)までの領域の補正
式が記憶されている。
【0074】つまり、検出された座標の含まれる領域の
Y方向の位置により、対応する先頭アドレスを設定し、
検出された座標の含まれる領域のX方向の位置により、
該先頭アドレス内の相対アドレスを設定することによ
り、所望の補正式を呼出すことができる。
【0075】ステップS206において、図5のステッ
プS105でメモリ23に格納された検出座標がX方向
に分割された領域のどの領域に相当するかの判定を行な
うためのカウンタP2 に数値Mが代入される。
【0076】ステップS207において、カウンタP1
は1デクリメントされる。ステップS208において、
x<X(P2 )の関係が満たされるか判別され、ステッ
プS208においてYESになるまでステップS207
からの処理が繰返される。
【0077】ステップS208においてYESであれば
ステップS209において、カウンタP2 の値からX方
向の領域が識別され、メモリ23に図8のように格納さ
れた補正式の中で該当する補正式を呼出すための相対ア
ドレスAX が設定される。
【0078】ステップS210においてステップS20
5で設定されたAY とステップS209で設定されたA
X とを足合わせる演算が行なわれ、補正式の格納アドレ
スAが計算される。
【0079】ステップS211においてアドレスAに格
納されている補正式f(x)が呼出される。
【0080】ステップS212において呼出されたf
(x)を用いて検出座標xの補正演算処理が行なわれ
る。
【0081】ステップS213においてステップS21
2で求められた補正座標(x,y)は表示用座標データ
としてメモリ23に格納される。
【0082】ステップS202でNOのときは、ステッ
プS214においてy>Y(P1 )の関係式が成立する
か判定される。ステップS214でYESであれば検出
された座標は画面下側の補正領域内であることを示す。
ステップS215においてP 1 は1デクリメントされ
る。ステップS216においてy<Y(P1 )の関係式
を満たすか判定されYESのときはステップS205か
らの処理が行なわれる。
【0083】ステップS216でNOのときはステップ
S215からの処理が繰返される。一方ステップS21
4でNOのときは検出された座標は補正対象の領域内で
ないことを示すのでステップS213において検出され
た座標(x,y)は表示用座標データとしてメモリ23
に格納される。
【0084】図9はメモリ23に記録される補正式の具
体例を示す図である。図を参照して各々の領域に対応す
る補正式がメモリ23に記録されている。補正式は一般
に式(1)により示される。
【0085】 f(x)=aijx+bijy+cij …(1) つまり各々の補正領域に対して定数aij,bij,cij
設定されている。
【0086】以上のように本実施例では分割された各々
の補正領域に対応するX座標の補正式により補正が行な
われるのでX軸に対する精度のよい補正を行なうことが
可能となる。
【0087】図10は本発明の第2の実施例における表
示部一体型タブレット装置の液晶パネルの座標の補正を
行なう領域について説明するための図である。
【0088】本実施例における表示一体型タブレット装
置の装置構成は前述した第1の実施例と同じであるの
で、ここでの説明を繰返さない。
【0089】本実施例における表示一体型タブレット装
置は液晶パネルの座標の補正を行なう領域として領域別
補正領域と画素別補正領域を設けることを特徴としてい
る。
【0090】図を参照して予め各画素毎の指示位置に対
する検出座標のずれの大きさが測定され、測定結果から
座標ずれがある基準以上(たとえば5ドット以上)の箇
所については図において斜線部分で示される画素別補正
領域が設定され、座標ずれが比較的小さい箇所について
は第1の実施例と同様に補正式により補正を行なう領域
別補正領域が設定される。以上に述べた各々の領域にお
いて補正処理は行なわれる。
【0091】本実施例において領域別補正領域および画
素別補正領域の補正データは、図12に示されるように
記憶されている。すなわち領域別補正領域における補正
データとして各々の領域に対応する第1の実施例と同じ
く補正式が記憶される。一方画素別補正領域における画
素別補正データとして画素別補正領域内の各々の画素に
対応した補正座標が記憶されている。すなわち領域別補
正領域においては第1の実施例と同じく各々の補正領域
に対応した数式による補正が行なわれ、画素別補正領域
においては検出された画素座標を対応する補正座標に置
換える処理が行なわれる。
【0092】図11は本実施例の補正処理において演算
回路21が行なう処理を示すフローチャートである。
【0093】補正処理の前に行なわれる座標データの検
出処理(図5に示される処理)は第1の実施例と同様で
あるのでここでの説明を繰返さない。
【0094】ステップS301〜S304およびステッ
プS310〜S312において検出座標が含まれる補正
領域のY軸方向の位置が認識される。この処理は図7の
ステップS201〜S204およびステップS214〜
S216での処理と実質的に同一であるのでここでの説
明は繰返さない。
【0095】ステップS305において検出された座標
が画素別補正領域に含まれるか判定が行なわれる。ステ
ップS305でYESのときはステップS306におい
て検出された座標(x,y)の示す画素に対して設定さ
れている画素別補正用の検出座標用データの記録されて
いるアドレスAXYが設定される。ステップS307にお
いてアドレスAXYに格納されている画素別補正データX
D が呼出される。ステップS308において、呼出され
たデータXD が補正されたX座標として設定される。
【0096】ステップS309において、補正された座
標(x,y)は表示用座標データとしてメモリ23に格
納される。
【0097】ステップS305でNOのときは、ステッ
プS313〜S320の処理が行なわれる。この処理は
図7のステップS205〜S212の処理と同一である
のでここでの説明を繰返さない。
【0098】なお画素別補正データは上述したように画
素別補正領域に含まれる各々の画素に対応する形で設定
してもよいが、以下のように設定することも可能であ
る。
【0099】図13において画素別補正領域61aおよ
び61bに対するドライバICの位置関係はそれぞれド
ライバIC104a,104bに対して同一であるので
画素別補正領域61aおよび61bの画素別補正データ
は共通のデータを用いることができる。同様に画素別補
正領域62aおよび62bにおける画素別補正データも
共通のデータを使用することができる。画素別補正領域
60および63は表示領域の左端および右端の画素別補
正領域であるので独自のデータを用いる必要がある。
【0100】下側の補正領域における画素別補正領域7
0,71a,72a,71b,72b,73も上側の画
素別補正領域と同様に画素別補正データを設定すること
ができる。
【0101】また上側の画素別補正領域と下側の画素別
補正領域とは対称的な関係にあるので対称的位置関係に
ある画素別補正データ(たとえば画素別補正領域60,
70での画素別補正データ)は同一のものを用いること
ができる。
【0102】図14は本発明の第3の実施例における表
示一体型タブレット装置の領域毎の補正式について説明
するための図である。
【0103】本実施例における表示一体型タブレット装
置の装置構成は第1の実施例と実質的に同一であるので
ここでの説明を繰返さない。
【0104】本実施例における表示一体型タブレット装
置は座標検出のずれの大きい領域を分割し各々の領域で
補正を行なう点で第1の実施例および第2の実施例と同
様であるが、たとえば図1においてドライバICとの相
対的位置関係が同一である領域については同一の補正式
を用いることを特徴とする。具体的には図1において補
正領域1−(2),1−(4),1−(M−1)の領域
はそれぞれドライバICとの相対的位置関係が同一であ
る。また補正領域1′−(2),1′−(4),1′−
(M−1)はドライバICとの相対的な位置関係が同一
でありかつ、補正領域1−(2),1−(4),1−
(M−1)とは対称関係にあるのでこれらの補正領域の
補正式は同一のものを使用することが可能である。
【0105】同様にしてメモリ23には図14に示され
るように先頭アドレスをAY1として同一の補正式を用い
ることのできる補正領域1−(1)および1′−(1)
での共通の補正式が記録され、次に補正領域1−
(2),1−(4),…,1−(M−1),1′−
(2),1′−(4),…,1′−(M−1)での共通
の補正式が記録され、次に補正領域1−(3),1−
(5),…,1−(M−2),1′−(3),1′−
(5),…,1′−(M−2)の共通の補正式が記録さ
れ、次に補正領域1−(M),1′−(M)での共通の
補正式が記録される。
【0106】同様に先頭アドレスをAY2としてY軸方向
の2番目からの補正式が記録される図15は各々の補正
式の具体例を示した図である。
【0107】すなわち各々の補正式は式(2)で示され
る。 f(x)=ai-(j) x+bi-(j) |y| …(2) 図16から図18は本実施例の補正処理において演算回
路21が行なう処理を示すフローチャートである。
【0108】図中フローチャートは,の部分で連結
され、一連の処理を示す。ステップS401〜S404
およびS414〜S416において検出された座標が含
まれる補正領域のY軸方向の位置が判別される。この処
理は図7のステップS201〜S204およびS214
〜S216と実質的に同一であるのでここでの説明を繰
返さない。ステップS405において検出された座標が
画素別補正領域に含まれるか否か判定される。ステップ
S405でYESのときはステップS406において検
出された座標がX軸方向のどの領域に属するか判定する
ためのカウンタP2 に数値Mが代入される。ステップS
407においてP2 は1デクリメントされる。
【0109】ステップS408においてx<X(P2
の関係が成立するか判定され、NOであるときはステッ
プS407からの処理が繰返される。
【0110】ステップS408でYESのときはステッ
プS409において画素別補正領域と判定された検出座
標(x,y)について調整値αが設定される。
【0111】調整値αとは指示された位置の含まれる補
正領域のX方向の位置(カウンタP 2 のとる値)により
定義される数値である。調整値αは画面のX方向に対し
てさらに精度のよい補正を行なうために設定される。
【0112】ステップS410において、メモリ23に
格納された画素別の補正座標データから検索された検出
用座標データに対応するアドレスAXYが設定される。ス
テップS411においてアドレスAXYに格納されている
X座標データXD が呼出される。
【0113】ステップS412において、検出座標xを
補正座標データXD に調整値αを付加した値に変換す
る。
【0114】ステップS413において処理によって得
られた補正座標(x,y)が表示用座標データとしてメ
モリ23に格納される。
【0115】一方ステップS405でNOの場合はステ
ップS417において、補正に該当する補正式の格納さ
れている先頭アドレスAY が設定される。ステップS4
18において検出座標がX軸方向の領域のどの領域に該
当するか判定を行なうためのカウンタP2 に数値Mが代
入される。ステップS419においてカウンタP2 は1
デクリメントされる。
【0116】ステップS420においてx<X(P2
の関係が成り立つか判別され、YESであれば、ステッ
プS421においてX軸方向に対して該当する補正式が
格納された先頭アドレスからの相対アドレスAX4がAX
に設定される。
【0117】ステップS430においてAY とAX とを
加算した値がA(補正式格納アドレス)に設定される。
【0118】ステップS431において判定された領域
についての調整値αが設定される。ステップS432に
おいてアドレスAに格納されている補正式f(x)が呼
出される。ステップS433において補正式f(x)に
調整値αが付加されたものが補正座標xとされる。ステ
ップS434において以上の補正演算処理によって得ら
れた検出座標(x,y)が表示用座標データとしてメモ
リ23に格納される。
【0119】ステップS420でNOのときは表示領域
の右端領域でないということを示すので、ステップS4
22においてカウンタP2 が1デクリメントされる。
【0120】ステップS423においてx<X(P2
の条件を満たすかの判定が行なわれYESであれば検出
座標の含まれる領域はドライバICの中央に位置する領
域(たとえば1−(M−1))であることを示すので、
ステップS424において相対アドレスAX に相対アド
レスAX2が代入された後、ステップS430からの処理
が行なわれる。
【0121】ステップS423においてNOと判定され
たときステップS425においてカウンタP2 は1デク
リメントする。ステップS426においてx<X
(P2 )の条件を満たすかの判定が行なわれ、YESの
ときはステップS427においてA X に相対アドレスA
X3が代入されステップS430からの処理が行なわれ
る。
【0122】ステップS426においてNOであるとき
はステップS428においてx≧X(1)の条件を満た
すかの判定が行なわれYESであればステップS429
において相対アドレスAX1がAX に代入されステップS
430からの処理が行なわれる。
【0123】ステップS428においてNOであるとき
はステップS422からの処理が行なわれる。
【0124】なお本発明の実施例において、補正情報は
タブレット装置に記憶させるようにしたが、外部より取
得するようにしてもよい。
【0125】また、第3の実施例は、補正領域を領域別
補正領域と画素別補正領域とに分けて補正を行う例につ
いて説明したが、領域別補正領域のみで補正を行う場合
にも有効である。
【0126】
【発明の効果】この発明に係る画像入力装置では、第1
補正領域と第2補正領域とで補正情報が異なり、各々の
補正情報によって補正を行なうことができるため、処理
速度を落とさずかつ精度のよい補正を行なうことができ
る。
【0127】また、外部電極と補正領域の各々との相対
位置関係が一致する補正領域の各々のための共通補正情
報を記憶するように装置を構成すると、記憶される補正
情報を減少させることができる。
【0128】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における表示一体型タブ
レット装置において座標の補正を行なう領域を説明する
ための図である。
【図2】本発明の第1の実施例における表示一体型タブ
レット装置の装置構成を示すブロック図である。
【図3】図2の座標処理回路50の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図2の液晶パネル1の座標系を説明するための
図である。
【図5】本発明の第1の実施例における表示一体型タブ
レット装置で検出ペン8によって検出座標データが格納
されるまでの処理を示すフローチャートである。
【図6】検出ペン8に生じる誘起電圧と対応する比較器
15の出力を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例における表示一体型タブ
レット装置において行なわれる補正処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】第1の実施例における補正式の格納状態につい
て説明するための図である。
【図9】第1の実施例における補正式の具体例を説明す
るための図である。
【図10】本発明の第2の実施例における表示一体型タ
ブレット装置において座標の補正を行なう領域を説明す
るための図である。
【図11】本発明の第2の実施例における座標の補正処
理について説明するためのフローチャートである。
【図12】第2の実施例における補正式の格納状態につ
いて説明するための図である。
【図13】画素別補正領域での補正処理について説明す
るための図である。
【図14】本発明の第3の実施例における表示一体型タ
ブレット装置での補正式の格納状態を説明するための図
である。
【図15】図14の補正式の具体例を説明するための図
である。
【図16】本発明の第3の実施例における座標の補正処
理を示すフローチャートである。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【図18】図17に続くフローチャートである。
【図19】従来の表示一体型タブレット装置の装置構成
を示すブロック図である。
【図20】表示一体型タブレット装置で行なわれるフレ
ーム毎の処理を説明するための図である。
【図21】図20のX座標検出期間とY座標検出期間と
でセグメント電極およびコモン電極に印加される信号を
説明するための図である。
【図22】従来の表示一体型タブレット装置の問題点を
説明するための図である。
【図23】従来の表示一体型タブレット装置の走査電極
の配列を示した図である。
【図24】走査電極が平行である場合の検出ペンによる
誘起電圧のピークと検出ペンの指示位置を説明するため
の図である。
【図25】走査電極がドライバICに向かって収束して
いる状態においての検出ペンに誘起される電圧のピーク
と検出ペンの指示位置との関係を説明するための図であ
る。
【図26】従来の表示一体型タブレット装置の問題点を
示す第2の図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 コモン駆動回路 3 セグメント駆動回路 4 切換回路 5 表示制御回路 6 検出制御回路 7 制御回路 8 検出ペン 9 アンプ 12 直流電源回路 13 補正処理回路 14 増幅器 15 比較器 16 カウンタ 17 Xr用ラッチ 18 Xg用ラッチ 19 Yr用ラッチ 20 Yg用ラッチ 21 演算回路 21a 補正演算部 22 マルチプレクサ 23 メモリ 50 座標処理回路 51 座標検出回路 X1 〜Xm セグメント電極 Y1 〜Yn コモン電極

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示範囲に含まれる複数の電極に印加さ
    れる電圧により前記指示範囲の少なくとも一部を指示す
    る指示装置に誘起される電圧を検出し、前記指示装置の
    指示する位置を検出座標として認識する画像入力装置で
    あって、前記複数の電極に接続される前記指示範囲外の外部電極
    の配置によって生じる前記検出された位置と前記指示す
    る位置との間のずれの特徴に基づいて、前記指示範囲の
    前記ずれの生じる範囲を2以上の画素より構成される複
    数の補正領域に分割して、さらに前記複数の補正領域の
    うち、検出座標のずれが所定値以上の補正領域を第1補
    正領域として、前記ずれが所定値未満の補正領域を第2
    補正領域として区別して複数記憶する第1記憶手段と、 前記第1記憶手段に記憶された前記複数の第1補正領域
    に含まれる検出座標それぞれに対応した補正座標からな
    る補正情報と、前記複数の第2補正領域のそれぞれに対
    応した補正式からなる補正情報とを記憶する第2記憶手
    段と、 前記指示装置により指示された位置の検出座標が、前記
    複数の第1補正領域に含まれるか、前記第2補正領域に
    含まれるかを判定する判定手段と、 前記判定手段で判定された補正領域に対応した補正情報
    を前記第2記憶手段から読出し、該補正情報に基づいて
    前記検出座標を補正する補正手段とを備えており、 前記補正手段は、前記検出座標が複数の前記第1補正領
    域のいずれかに含まれる場合には、前記検出座標を該当
    する前記補正座標に置換えるとともに、 前記検出座標が前記第2補正領域のいずれかに含まれる
    場合には、前記検出座標を該当する補正式を用いて補正
    することを特徴とする、 画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第2記憶手段は、前記外部電極と前
    記補正領域の各々との相対位置関係が一致する補正領域
    の各々のための共通補正情報を記憶することを特徴とす
    る、請求項1に記載の画像入力装置。
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