JP3167627U - 呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材および該部材を設けてなるマスク。 - Google Patents

呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材および該部材を設けてなるマスク。 Download PDF

Info

Publication number
JP3167627U
JP3167627U JP2011001143U JP2011001143U JP3167627U JP 3167627 U JP3167627 U JP 3167627U JP 2011001143 U JP2011001143 U JP 2011001143U JP 2011001143 U JP2011001143 U JP 2011001143U JP 3167627 U JP3167627 U JP 3167627U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
bent
multilayer
fogging
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011001143U
Other languages
English (en)
Inventor
光義 越後
光義 越後
Original Assignee
光義 越後
光義 越後
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 光義 越後, 光義 越後 filed Critical 光義 越後
Priority to JP2011001143U priority Critical patent/JP3167627U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3167627U publication Critical patent/JP3167627U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】マスク着用時における眼鏡の曇り止めのための手段を提供する。【解決手段】長方形状の良通気性素材を、その長手方向に反復折り返して多層構造を形成した多層折曲部材10を設け、該部材適所に適宜幅の粘着層を設けたことを特徴とする。マスク内面上部に多層折曲部材が粘着されて、マスク上下に所定幅を持って水平に位置し、マスク着用によるマスク中央からの折曲にて、該部材は変形してふくらみ、このふくらみが顔面に接触するので、呼気のマスク上方からの漏出は阻止され、着用眼鏡の曇りを防止することができる。また、このふくらみは鼻孔の上方に位置して、鼻孔からの呼気が折曲片を押し上げる作用が生ずるので、上記の作用と併せて折曲片は顔面に軽い押圧状態にて接することとなり、より良好なる眼鏡の曇り止め効果を発揮することができる。【選択図】図4

Description

この考案は、マスクからの呼気上方漏出を防止することにて、着用眼鏡の曇り止め効果を有する、マスク用の添設部材と、該部材を有するマスクに関する。
従来より、眼鏡の曇り止め効果を得るためのマスクが市販されているが、本案にて示すように、多層折曲部材を用いたものは現在のところ見あたらない。
マスクは、外出時に装着して用いられ、のど、鼻、呼吸器官等の保護効能があり、頻繁に利用されている。眼鏡着用者はマスクと併用することになるが、外気温の低いときは眼鏡の曇りが問題となる。すなわち、呼気中に含まれる水分が低温外気に触れて水蒸気化し、これが眼鏡のレンズに触れて曇らせてしまうのである。これを防ぐために、眼鏡の曇り止め効果を有するマスクがいくつか市販されている。
例えば、マスク内面上部に湾曲板状のスポンジを突出して設けたものがある。しかし、このスポンジが顔面を押圧するので装着時に違和感があり、また、材質のにおいも気になり、不快感が生じてしまう。あるいはノーズフィッターを用いたものがある。これは針金や樹脂などをマスクの上部に内包させ、手で顔面形状に合わせるように変形させて、マスク内面と顔面との距離を微少とするものであるが、顔面にピッタリとフィットさせることが難しく、十分な効果は得られない。
本案は、以上のような従来からのマスクによる眼鏡の曇り止め手段に関わる課題を解決するために考案されたもので、柔軟性と通気性を有する多層折曲部材構造を用いることにて、既述の問題を解決するべく開発されたものである。
課題を解決する手段として本案は以下の構成とした。
すなわち、本案の一つは、長方形状の良通気性素材を、その長手方向に反復折り返して多層構造を形成した多層折曲部材を設け、該部材適所に適宜幅の粘着層を設けたことを特徴とする呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材である。本案の他の一つは、マスク内面上部に、上述の添設部材を設けてなるマスクである。
本案によれば、マスク内面上部に多層折曲部材が粘着されて、マスク上下に所定幅を持って水平に位置し、マスク着用によるマスク中央からの折曲にて、該部材は変形してふくらみ、このふくらみが顔面に接触するので、呼気のマスク上方からの漏出は阻止され、着用眼鏡の曇りを防止することができる。また、このふくらみは鼻孔の上方に位置して、鼻孔からの呼気が折曲片を押し上げる作用が生ずるので、上記の作用と併せて折曲片は顔面に軽い押圧状態にて接することとなり、より良好なる眼鏡の曇り止め効果を発揮することができる。
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、10は添設部材としての多層折曲部材である。本部材は不織布等の良通気性素材を用いて形成される。該素材を長方形片として、その長手方向に蛇腹状に反復折り返して形成され、図3にて示すように、第1折曲片1が設けられ、これに続いて第2折曲片2および第3折曲片3が設けられる。この第3折曲片は他の折曲片より数ミリメートルほど下方にその下端が位置する。第3折曲片の上部外面には所定幅の粘着層4が本部材の左端から右端にかけて設けられる。この多層折曲部材は、使用素材の性質によりその厚さ方向に弾力を有して各折曲片間は少しのふくらみを有している。本部材の特徴としては、中央折曲時に折曲材の変形がなされる点であり、これについては後述する。
次に、本案の使用について説明する。
まず、図4のごとく、本案品をマスク内面上部に粘着させる。一般のマスク着用時にはマスクは顔面曲面に近似的に沿った形状に変形する。つまり、鼻が顔面より突出しているが、マスクはこの鼻の中程からあごにかけて顔面を覆うことになり、鼻の両サイドのマスク部分は顔面より少し離れて、ここから呼気が上方流出するのである。
しかし、本案利用時は図5のように、多層折曲部材がこの間隙を覆うのである。
本案品は多層折曲にて少しの厚さを有しており、これがマスク変形に伴って中央より折曲されると、中央位置と端部位置の距離が各折曲片により異なってくる。つまり、より内側の折曲片の端部間距離はマスク本体や他の折曲片より短くなるために、この折曲片の中央近傍は内部に向けて張り出すのである。他の折曲片も同様に張り出すために、これらの相乗効果にて図のように、この張り出し部分がマスクと顔面との隙間を塞ぐのであり、これにて呼気の上方漏洩が防止され、眼鏡の曇り止め効果が発揮される。
なお、呼気が各折曲片間を通過するときに、この張り出し部分をより張り出す方向に移動させる効果が現れて、さらに顔面に対する弱押圧効果となって上記漏洩防止効果が増加する。
図6〜図8は本案の他例を示すものである。図6及び図7は、適度の形状保持性と柔軟性を有する薄合成樹脂材によるノーズフィッター5を折曲片上部に設け、この上に粘着層を設けた例で、このノーズフィッターを加圧して顔面形状にフィットさせることにて、さらなる呼気漏洩防止効果の向上を図ったものである。
図8は第1折曲片上方を接着させ、ノーズフィッター幅を大きくしてその上部のみ固着としたもので、マスク面中程と顔面との距離を大として、呼吸によるマスクのへこみ移動を防止して、呼吸をより容易にすることをねらったものである。なお、図7の例にてもそれなりのへこみ防止効果が期待される。既述の例においては、第3折曲片を他の折曲片より幅広にして下方に伸びるものとしており、呼気をこの部分にてより多くキャッチして、各折曲片の顔面方向への移動を容易とし、本案の目的効果をさらに大なるものとしている。
以上、本案について記したが、本案は多層折曲構造を用いたところにその特徴を有するものである。従来品は既述のごとく呼気のマスクからの上方漏出防止効果や使用感において難があったが、本案にてこれが解消されるものとなったのである。
なお、例示では3つの折曲片にて構成したが、この折曲片数は状況に応じて適宜に設定できる。また、多重折り返しによる折曲片の他に、所定形シートの上部のみを相互固着して形成してもよい。記述例では第3折曲片を下に長く設けたが、場合によっては第1折曲片を長くして形成してもよい。本案は、折曲部材のみを販売して購入者がマスクにセットして用いるものとする以外に、あらかじめマスクにセット済みのものを販売してもよい。
以上のごとく、本案によって眼鏡の曇り止めに効果大なる物品を得ることができる。
本考案の正面図 本考案の拡大右側面図(折曲片密着時) 本考案の拡大右側面図(折曲片非密着時) 本考案の取り付け状態図(マスク裏面) 本考案の使用状態説明図 本考案の他例説明図 本考案の他例説明図 本考案の他例説明図
1 第1折曲片
2 第2折曲片
3 第3折曲片
4 粘着層
5 ノーズフィッター
6 マスク
7 顔面
8 鼻部
10 多層折曲部材

Claims (2)

  1. 長方形状の良通気性素材を、その長手方向に反復折り返して多層構造を形成した多層折曲部材を設け、該部材適所に適宜幅の粘着層を設けたことを特徴とする呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材。
  2. マスク内面上部に、請求項1の添設部材を設けてなるマスク。
JP2011001143U 2011-02-15 2011-02-15 呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材および該部材を設けてなるマスク。 Expired - Fee Related JP3167627U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011001143U JP3167627U (ja) 2011-02-15 2011-02-15 呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材および該部材を設けてなるマスク。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011001143U JP3167627U (ja) 2011-02-15 2011-02-15 呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材および該部材を設けてなるマスク。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3167627U true JP3167627U (ja) 2011-05-12

Family

ID=54878698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011001143U Expired - Fee Related JP3167627U (ja) 2011-02-15 2011-02-15 呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材および該部材を設けてなるマスク。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3167627U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199832A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 株式会社無有 マスク
JP2019502833A (ja) * 2015-12-23 2019-01-31 オーアンドエム ハリヤード インターナショナル アンリミテッド カンパニー 非金属製ノーズ部材を備えたフェイスマスク及びその製造方法
KR20210002053U (ko) * 2020-03-06 2021-09-16 윤석희 길이가변식 김서림 차단판을 갖는 일회용 마스크
DE102020131730A1 (de) 2020-11-30 2022-06-02 Joile GmbH Maske und Maskeneinsatz
GB2602061A (en) * 2020-12-17 2022-06-22 Stretchline Intellectual Properties Ltd Face covering

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199832A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 株式会社無有 マスク
JP2019502833A (ja) * 2015-12-23 2019-01-31 オーアンドエム ハリヤード インターナショナル アンリミテッド カンパニー 非金属製ノーズ部材を備えたフェイスマスク及びその製造方法
KR20210002053U (ko) * 2020-03-06 2021-09-16 윤석희 길이가변식 김서림 차단판을 갖는 일회용 마스크
DE102020131730A1 (de) 2020-11-30 2022-06-02 Joile GmbH Maske und Maskeneinsatz
WO2022112122A1 (de) 2020-11-30 2022-06-02 Joile GmbH Maske und maskeneinsatz
GB2602061A (en) * 2020-12-17 2022-06-22 Stretchline Intellectual Properties Ltd Face covering

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6490844B2 (ja) 機能性マスク
JP3167627U (ja) 呼気上方漏出防止のためのマスク用添設部材および該部材を設けてなるマスク。
JP2009066382A (ja) 眼鏡曇り止め用薄膜片及びそれを備えたマスク
KR20200002572A (ko) 마스크
JP2016529004A (ja) 個人用呼吸保護装置
KR102594720B1 (ko) 마스크
KR20150051200A (ko) 마스크용 입김 누출 차단구
KR200389356Y1 (ko) 위생마스크
CN204245207U (zh) 一种医用口罩
KR102568995B1 (ko) 마스크
JP3210083U (ja) 衛生マスク
KR101582353B1 (ko) 자유변형에 의한 형상유지 마스크
KR20140050132A (ko) 분리 가능한 흡착 여재를 구비한 마스크
JP6310881B2 (ja) マスク
JP5463481B1 (ja) マスク
JP2015198676A (ja) 排気口を設けたマウスピースおよびその機能を具備したマスク
KR200433854Y1 (ko) 일회용 방진 마스크
JP3115718U (ja) マスク用ノーズフィットパット
US20220117331A1 (en) Augmented face mask
KR20170095647A (ko) 마스크
JP3143607U (ja) マスクカバー
JP4065882B2 (ja) 衛生マスク
KR20200137627A (ko) 탈부착 입김차단용 마스크
KR20170043981A (ko) 마스크
TWI650153B (zh) 具反折結構之防霧口罩

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees