JP3167433U - 配管工事用スリーブの止水リング - Google Patents

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Abstract

【課題】取付位置のズレがなく確実な止水性を発揮することができる配管工事用スリーブの止水リングを提供する。【解決手段】リング状に形成され、水膨張性ゴムによって形成された部分と水非膨張性ゴムによって形成された部分とから成り、配管工事用スリーブの外表面に巻装されてコンクリート打設後の該コンクリートの乾燥・収縮に基づく止水低減を抑制する配管用止水リングにおいて、スリーブの外表面に巻装される取付部11と、該取付部から外周方向に延伸されて打設コンクリートとの間隙を閉塞する突出部12とが、水膨張性ゴムで形成されており、且つ前記取付部のスリーブ軸方向両端には水非膨張性ゴムで形成された一端部13及び他端部14から成る両端部が設けられたことを特徴とする配管工事用スリーブの止水リング1である。【選択図】図1

Description

本考案は配管工事用スリーブの止水リングに関し、詳しくは構造物に埋設される配管工事用スリーブの外表面に巻装されて構造物内への浸水を防止する止水リングに関する。
構造物の外壁の地中部分等に埋設する配管工事用スリーブには、その外表面に止水材を装着することで該スリーブ外表面と打設コンクリートとの間からの構造物内への浸水を防止している。
止水材としては、水膨張性ゴムを含む材料をリング状に形成したものをスリーブ外表面に巻装することでスリーブ部分から構造物内への浸水を防止する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平10−299112号
特許文献1に示す技術では、リング断面の両端部と中央上面側の突出部を水膨張性ゴムで形成する構成によって、コンクリート打設後のコンクリート乾燥・収縮によりコンクリートと止水リングとの間に間隙が生じたとしても、水膨張によりその間隙を閉塞することで浸水を防止することができるとしている。
しかし特許文献1の技術では、一部に水非膨張性ゴムを用いているにも拘わらず、止水リングの取付位置がズレる場合がある。特にこの位置ズレが、打設したコンクリートの強度発現前に発生した場合、コンクリートと止水リングとの間に間隙が生じてしまい、水膨張性ゴムの水膨張によってもこの間隙を閉鎖できないことがある。
そこで本考案の課題は、取付位置のズレがなく確実な止水性を発揮することができる配管工事用スリーブの止水リングを提供することにある。
上記課題を解決する本考案は下記構成を有する。
1.リング状に形成され、水膨張性ゴムによって形成された部分と水非膨張性ゴムによって形成された部分とから成り、配管工事用スリーブの外表面に巻装されてコンクリート打設後の該コンクリートの乾燥・収縮に基づく止水低減を抑制する配管用止水リングにおいて、
前記スリーブの外表面に巻装される取付部と、該取付部から外周方向に延伸されて打設コンクリートとの間隙を閉塞する突出部とが、水膨張性ゴムで形成されており、且つ前記取付部のスリーブ軸方向両端には水非膨張性ゴムで形成された一端部及び他端部から成る両端部が設けられたことを特徴とする配管工事用スリーブの止水リング。
2.前記取付部のスリーブ取付面と前記両端部のスリーブ取付面とは、スリーブ軸方向と平行の略直線状に形成され、この直線状を成す取付面の長さ比率が取付部1に対して前記一端部及び他端部から成る両端部1.2〜3.0であることを特徴とする上記1に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
3.前記一端部及び他端部のスリーブ取付面以外の外表面の過半部が、前記突出部によって各々被覆されていることを特徴とする上記1又は2に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
4.リング状の円環と交差する方向における前記一端部及び他端部の断面形状が、略半円であることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の配管工事用スリーブの止水リング。
5.リング状の円環と交差する方向における前記突出部の断面形状が、外周方向に隆起する山形であることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の配管工事用スリーブの止水リング。
6.前記突出部の山形断面形状の山頂部分が、1つの山形又は2つ以上に分離された山形であることを特徴とする上記5に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
7.前記突出部の外周方向の最外面が、前記スリーブ取付面と略平行の略平坦部であることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の配管工事用スリーブの止水リング。
8.前記突出部の最外面の略平坦部の一部に、更に外周方向に山形に隆起する隆起部を有することを特徴とする上記7に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
請求項1に示す考案によれば、取付位置のズレがなく確実な止水性を発揮することができる配管工事用スリーブの止水リングを提供することができる。
特に、水非膨張性ゴムで形成された一端部及び他端部が、止水リングのスリーブ軸方向における両端部分において踏ん張る構成により取付位置のズレを防止することができ、水膨張性ゴムで形成された取付部及び突出部が水膨張によって配管用スリーブの外表面と打設コンクリートとの間からの構造物内への浸水を確実に防水することができる。
請求項2に示す考案によれば、水膨張性ゴム形成された取付部及び突出部が最大限度まで水膨張した場合であっても、水非膨張性ゴムで形成された一端部及び他端部が配管用スリーブ外表面との必要充分な摩擦によって取付位置がズレないように踏ん張ることができる。
請求項3に示す考案によれば、水膨張した際の突出部の膨張力を一端部及び他端部が効果的に受け止めることができるので、一端部及び他端部の配管用スリーブ外表面に対する摩擦力を効果的に発揮することができ、取付位置のズレ防止性がより向上する。
請求項4に示す考案によれば、打設コンクリートからの圧力や水膨張性ゴムで形成された突出部及び取付部からの圧力を、一端部及び他端部の断面半円の円弧部分で受け止めることにより、受け止めた圧力をスリーブ取付面へ効果的に伝えることができるので高い止水効果を得ることができる。
請求項5に示す考案によれば、山形を有する突出部の山頂部分が打設コンクリートへ食い込む状態となると共に、山形の斜面部分が打設コンクリートと広範囲で面接触することにより高い止水効果を得ることができる。
請求項6に示す考案によれば、山形を有する突出部の山頂部分を1山の山形又は2山以上に分離された山形とすることで、打設コンクリートへの食い込みが山頂部分の形成数に応じた構成となるので、より高い止水効果を得ることができる。
請求項7に示す考案によれば、突出部の最外面の略平坦部分が打設コンクリートに対して面で接触することにより、水膨張した際に面圧が広範囲にかかるので、より高い止水効果を得ることができる。
請求項8に示す考案によれば、突出部の最外面の略平坦部分が打設コンクリートに対して面で接触すると共に、略平坦部分から更に隆起する隆起部が打設コンクリートへ食い込む状態となることにより、極めて高い止水効果を得ることができる。
本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの一実施例を示す5面図(正面図、平面図、左側面図、A−A断面図、B−B端面図) 図1に示す配管吊下支持具の使用例の一例を示す概略段面図 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す5面図(正面図、平面図、左側面図、A−A断面図、B−B端面図) 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す5面図(正面図、平面図、左側面図、A−A断面図、B−B端面図) 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す5面図(正面図、平面図、左側面図、A−A断面図、B−B端面図) 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す5面図(正面図、平面図、左側面図、A−A断面図、B−B端面図) 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す5面図(正面図、平面図、左側面図、A−A断面図、B−B端面図) 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す5面図(正面図、平面図、左側面図、A−A断面図、B−B端面図) 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す要部端面図 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す要部端面図 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す要部端面図 本考案に係る配管工事用スリーブの止水リングの他の実施例を示す要部端面図
次に、添付の図面に従って本考案を詳細に説明する。
本考案に係る配管工事用スリーブの止水リング(以下、単に止水リングと言うこともある。)1は、図1に示すようにリング状に形成され、水膨張性ゴムによって形成された部分と水非膨張性ゴムによって形成された部分とから成り、図2に示すように構造物2の外壁の地中部分等の打設コンクリート2内に埋設する配管工事用スリーブ(以下、単にスリーブと言うこともある。)3の外表面に巻装されることで配管工事用スリーブ3外表面と打設コンクリート2との間からの構造物内への浸水を防止するものである。尚、図2において符号4は型枠を示す。
止水リング1は、図1に示すように、スリーブ3の外表面に巻装される取付部11と、該取付部11から外周方向に延伸されて打設コンクリートとの間隙を閉塞する突出部12とが、水膨張性ゴムで形成されており、且つ前記取付部11のスリーブ軸方向両端(図1のB−B端面図においては左右方向両端)には水非膨張性ゴムで形成された一端部13及び他端部14から成る両端部が設けられた構成である。尚、前記取付部11と突出部12とは共に水膨張性ゴムで形成された一体的な構造を有するものであるが、本明細書においては、一端部13と他端部14の最頂部を結ぶ線(図1のA−A端面図の符号Xで示す線)よりスリーブ側の部分を取付部11と呼び、前記線(線X)より外周方向側に突出した部分を突出部12と呼ぶこととしている。
前記取付部11のスリーブ取付面11Aと前記両端部(一端部13・他端部14を言い、該一端部13と他端部14とは同一長さであることが好ましく、同一形状・同一サイズであることがより好ましい。)のスリーブ取付面13A・14Aとは、スリーブ軸方向と平行の略直線状に形成され、この直線状を成す取付面の長さ比率が取付部1に対して両端部(一端部と他端部の合計)1.2〜3.0であることが好ましく、1.5〜2.5であることがより好ましい。即ち、スリーブ取付面11Aの長さ:両端部のスリーブ取付面13Aと14Aの合計=1:1.2〜3.0であることが好ましく、=1:1.5〜2.5であることがより好ましい。
図1に示す本実施例では、スリーブ取付面11Aの長さ:両端部のスリーブ取付面13Aと14Aの合計=1:2.0となっている。尚、本実施例では、一端部13のスリーブ取付面13Aの長さと他端部14のスリーブ取付面14Aの長さとが同じであるため、取付部11のスリーブ取付面11A:一端部13のスリーブ取付面13A:他端部14のスリーブ取付面14A=1:1:1となる。本考案者の研究によれば、この3箇所のスリーブ取付面11A・13A・14Aが同じであることが、打設コンクリート2からの圧力や水膨張性ゴムで形成された突出部12からの圧力を、取付部11並びに一端部13及び他端部14が受け止め、この受け止めた圧力を各スリーブ取付面11A・13A・14Aへと効果的に伝えることができるので高い止水効果を発揮する。
一端部13及び他端部14は、取付部11のスリーブ軸方向両端に設けられていると共に、スリーブ取付面13A・14A以外の外表面13B・14Bの過半部が、前記突出部12によって各々被覆されていることが好ましい。かかる構成によれば、水膨張性ゴムで形成された取付部11及び突出部12が、一端部13及び他端部14に乗り上げるような形で一体化されているので、水膨張した際の膨張力を一端部13及び他端部14が確実に受け止めることができ、水膨張時の取付位置のズレが生じるのを防止することができる。
また、一端部13及び他端部14は、本実施例で示すように、リング状の円環と交差する方向における断面形状(図1のB−B端面図参照)が略半円であることが好ましい。かかる構成によれば、打設コンクリート2からの圧力や水膨張性ゴムで形成された突出部12及び取付部11からの圧力を、一端部13及び他端部14の断面半円の円弧部分(即ち、外表面13B・14B)で受け止めることにより、受け止めた圧力をスリーブ取付面へ効果的に伝えることができるので高い止水効果を得ることができる。
更に本実施例では、突出部12のリング状の円環と交差する方向における断面形状(図1のB−B端面図参照)が、外周方向に2箇所で隆起する2つの山頂を有する山形(2山構成)となっている。突出部12を隆起する山形構成とすることにより、該山形を有する突出部12の山頂部分が打設コンクリート2へ食い込む状態となると共に、山形の斜面部分が打設コンクリート2と広範囲で面接触することにより高い止水効果を得ることができる。
次に、取付部11及び突出部12を構成する水膨張性ゴムと、一端部13及び他端部14を構成する水非膨張性ゴムについて説明する。
水膨張性ゴムは、水分と接触することにより膨張するゴムであり、この膨張によってコンクリート打設後の打設コンクリートの乾燥・収縮に基づく止水低減を防止することができる。
本考案に用いられる水膨張性ゴムとしては、配管工事用スリーブ用の止水材及び止水リングに用いられる水膨張性ゴムとして公知公用のものを特別の制限無く用いることができ、例えば、ゴム物質と水膨張性樹脂、充填剤、加硫剤、加硫促進剤、可塑剤、着色剤、老化防止剤、加工助剤などを加えた組成物をローラーミキサー、バンバリーミキサー、ニーダーなどの機械で混錬し、押出成形により所望の形状に押出し、常法により加硫したものを挙げることができる。
前記ゴム物質としては、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、天然ゴム等を挙げることができ、これらを複合ブレンドとして使用することも可能である。
水膨張性ゴムに使用される水膨張性樹脂としては、アクリル酸系、アクリレート系、無水マレイン酸系、ウレタン系、ポリビニルアルコール系等の架橋された各種の水膨張性樹脂を挙げることができる。これらの水膨張性樹脂を配合し、2〜15倍、好ましくは3〜10倍の体積膨張を有するものとなる。
更に、水膨張性ゴムで形成された部分(取付部11及び突出部12)は、その表面をアルカリ性の水に溶解する物質を含有した皮膜で被覆することが好ましく、かかる構成によって、アルカリ性を有するコンクリートが打設されるまで水膨張を遅延させることができる遅延膜として作用させることができる。
アルカリ性の水に溶解する物質を含有した皮膜は、合成樹脂、合成ゴム、天然ゴム等の非水溶性高分子物質100重量部に対し、中性の水には不溶でかつ、アルカリ性の水に溶解する物質10〜150重量部を分散させた皮膜が好適である。この中性の水に不溶でかつ、アルカリ性の水に溶解する物質としては、例えば、無水マレイン酸系、(メタ)アクリル酸系等の非架橋の弱酸性高分子が挙げられ、具体的には、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体(クラレ社製、イソバン)、エチレン−無水マレイン酸共重合体(モンサント社製、EMA61)等がある。非水溶性高分子物質の溶液または、エマルジョンに、中性の水には不溶でかつ、アルカリの水に溶解する物質を分散させ、止水材を浸漬、塗布あるいは噴霧した後、乾燥することにより製造することができる。
本考案に用いられる水非膨張性ゴムとしては、上記した水膨張性ゴムと同様に配管工事用スリーブ用の止水材及び止水リングに用いられる水非膨張性ゴムとして公知公用のものを特別の制限無く用いることができ、前記水膨張性ゴムから水膨張性樹脂を除いた組成物から成り、押出成形により所望の形状に押出し、常法により加硫したものを挙げることができる。
尚、本考案の止水リング1においては、水膨張性ゴムで形成される部分である取付部11及び突出部12と、水非膨張性ゴムで形成される部分である一端部13及び両端部14から成る両端部とは、異なる押出機からの同時押出成形法による複合構造として長手方向に一体的に形成することが好ましく、長手方向に成形した長尺状体を任意の長さに切断し、端部同士を接着・溶着等の接合手段により接続することで所望の内径を有するリング状に形成することで得ることができる。符号16は端部同士を接続した接合部を示す。
以上、本考案に係る止水リング1について図1に示す実施例に基づき説明したが、本考案は上記実施例に限定されず、本考案の範囲内において種々の態様を採ることができる。
例えば、上記した図1に示す実施例では、突出部12を外周方向に2箇所で隆起する2つの山頂を有する山形(2山構成)となっているが、本考案はこれに限定されず、山頂の数は2つに分離されたものに限らず、1つの山形(図3参照)又は3つに分離された山形(図4参照)或いは4つ以上に分離された山形であってもよい。
また、突出部12を山形構成とする場合、該山形の形状も山頂が尖ったものでもよいし、図5に示すような丸山形であってもよい。
更に、山形の山頂の高さについても、図3に示すような高く尖った山形に限らず、図6に示すような緩やかな山頂を有する山形であったもよい。
更に、突出部12は山形に限らず、図7に示すように、突出部12の外周方向の最外面が、スリーブ取付面11A・13A・14Aと略平行の略平坦部であること、即ち、突出部12のリング状の円環と交差する方向における断面形状(図1のB−B端面図に相当)が略四角形となる形状とすることもできる。
更にまた、図7に示す断面が略四角形の突出部12の最外面の略平坦部の一部に、図8に示すように外周方向に山形に隆起する隆起部15を付加した形状とすることもできる。
以上の図3〜図8に示す他の実施例は5面図として説明したが、図1に示す実施例、図3〜図8に示す他の実施例と同様のリング状を成す止水リングの他の実施例として、図9〜図12に示す実施例についても本考案に含まれる。図9〜図12に示す実施例については5面図ではなく、リング状の円環と交差する方向における断面形状(図1、図〜図8ののB−B端面図に相当)の端面図のみを示し、他の4面図については前記省略するが該端面図から直接的且つ一義的に判明する形状・構成を有する。
図9に示す実施例では、突出部12が4つの山頂を有する山形となっている。
図10に示す実施例では、2つの山頂を有する山形を基本形とし、(A)は2つの山頂の各々が更に2つの小さな山頂を有する山形、(B)は2つの山頂の各々の頂部がギザギザな先鋭状となっている山形、(C)は2つの山頂の各々の頂部が平坦である山形、(D)は2つの山頂の各々の頂部が大きく平坦となっている山形、(E)2つの山頂の各々の頂部に丸い膨大部を有する山形、(F)2つの山頂の各々の頂部に逆三角形の膨大部を有する山形、(G)2つの山頂の各々の頂部が平坦になっていると共に外側(スリーブ軸方向における外側)に反っている山形、(H)2つの山頂の各々の頂部が外側(スリーブ軸方向における外側)に反っている山形、となっている。
図11に示す実施例では、図7に示す断面が略四角形の突出部12の両角部が丸みが大きな角丸形状となっている。
図12に示す実施例では、図8に示す断面四角形に更に隆起部15を付加した形状の別態様であり、(A)は隆起部15が図8に比して小さい構成となっており、(B)は隆起部15が突出部12の中央ではなく他端側に偏っている構成となっている。
1 配管工事用スリーブの止水リング
11 取付部
11A 取付部のスリーブ取付面
12 突出部
13 一端部
13A 一端部のスリーブ取付面
13B 一端部の外表面
14 他端部
14A 他端部のスリーブ取付面
14B 他端部の外表面
15 隆起部
16 接合部
2 打設コンクリート
3 配管工事用スリーブ
4 型枠

Claims (8)

  1. リング状に形成され、水膨張性ゴムによって形成された部分と水非膨張性ゴムによって形成された部分とから成り、配管工事用スリーブの外表面に巻装されてコンクリート打設後の該コンクリートの乾燥・収縮に基づく止水低減を抑制する配管用止水リングにおいて、
    前記スリーブの外表面に巻装される取付部と、該取付部から外周方向に延伸されて打設コンクリートとの間隙を閉塞する突出部とが、水膨張性ゴムで形成されており、且つ前記取付部のスリーブ軸方向両端には水非膨張性ゴムで形成された一端部及び他端部から成る両端部が設けられたことを特徴とする配管工事用スリーブの止水リング。
  2. 前記取付部のスリーブ取付面と前記両端部のスリーブ取付面とは、スリーブ軸方向と平行の略直線状に形成され、この直線状を成す取付面の長さ比率が取付部1に対して前記一端部及び他端部から成る両端部1.2〜3.0であることを特徴とする請求項1に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
  3. 前記一端部及び他端部のスリーブ取付面以外の外表面の過半部が、前記突出部によって各々被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
  4. リング状の円環と交差する方向における前記一端部及び他端部の断面形状が、略半円であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管工事用スリーブの止水リング。
  5. リング状の円環と交差する方向における前記突出部の断面形状が、外周方向に隆起する山形であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配管工事用スリーブの止水リング。
  6. 前記突出部の山形断面形状の山頂部分が、1つの山形又は2つ以上に分離された山形であることを特徴とする請求項5に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
  7. 前記突出部の外周方向の最外面が、前記スリーブ取付面と略平行の略平端部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配管工事用スリーブの止水リング。
  8. 前記突出部の最外面の略平端部の一部に、更に外周方向に山形に隆起する隆起部を有することを特徴とする請求項7に記載の配管工事用スリーブの止水リング。
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