JP3167292U - シードテープ製作機の種子撹拌装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図7はシードテープ製作機の従来の一例を示す図である。
その構造は、テープ25を供給するためのテープ保持部9と、テープ保持部9から繰り出されるテープ25をその断面がV字になるように折り曲げるテープ折り部8と、V字になるように折り曲げられて繰り出されてくるテープ25のV字の底部に所定間隔で種子23を落とすことによりテープ25に種子を保持させる種子供給部4と、種子23を保持したテープ25に糸をそれぞれ左右回転方向に巻き付けることにより、テープ内の種子23を封止固定して種子の位置ずれや落下を防止して種テープを作る糸巻き部5と、テープ25を駆動ローラ61に巻き付けて引っ張ることによりテープ25をテープ保持部9より繰り出し移動させるテープ繰出し部6と、製作された種テープをリールに巻き取る巻取り部7とを備えている。
テープ繰出し部6は、駆動ローラ61とモータ62から構成され、ギヤ伝達手段を構成するギヤ63,64により、モータ62の回転が駆動ローラ61に伝達される。
巻取り部7は、リールホルダ71とモータ72から構成され、モータ72の回転はベルト74を介してリールホルダ71に伝達され、製作された種子テープはリール73に巻き取られる。種子供給部4のモータ43とテープ繰出し部6のモータ62は、制御回路68で制御される。各モータの回転数は制御回路68で調整することができる。
モータ62が駆動すると、テープ繰出し部6が回転しテープ25が引っ張られるため、テープ保持部9に巻回されているテープ25は繰り出される。テープ25は種子供給部4の直前に設置した先端がV字形状のテープ折り部8によりV字状に折られ種子供給部4に送られる。一方、ドラム42は回転するとともに、種子ボックス41内の種子23は、ドラム42の内部が負圧になるため所定間隔で開けられているドラム42の孔44に次から次へと吸着され、ドラム42の外周面によってテープ落下位置まで運ばれる。テープ25に近接する位置、すなわち、ドラム42の最下点まで種子23が運ばれると、ローラ45が孔44を遮蔽するため、孔44に吸着されていた種子23は落下し、V字状に折られたテープ25内に所定間隔で収容されることとなる。
この攪拌装置は本件考案者が創作したものである。
ドラム部2の構成は、ドラム42が中空の円柱構造を有し、その外周面中央に等間隔で孔44が開けられ、更にテープ25に近接する位置に孔44を遮蔽するローラ45をドラム42内部に設置してあるのは上述の通りである。
種子ボックス部3は種子ボックス31がパッキン32によりドラム42の表面に密着するように設置され、内部に種子23を保持しているものである。
クランクローラ33はドラム42にローラ面を密着させるように設置され、ドラム42の回転により従動回転する。
スライドシャフト35はスライドシャフト保持金具36により保持され、軸方向に直線往復運動が可能である。
また、撹拌ブラケット37の一端がスライドシャフト35の他端に固定され、攪拌ブラケット37の他端が種子ボックス31の内部に導かれている。
クランクローラ33がドラム42の回転により従動回転し、クランクローラ33とスライドシャフト35を連結しているクランク板34がクランク運動を行い、スライドシャフト35を往復運動させる。スライドシャフト35の他端に固定された撹拌ブラケット37が種子ボックス31内部に充填された多数の種子23内で往復運動することにより、種子23の撹拌を行う。撹拌を行うことにより、種子23同士が密着して種子23がドラム42の孔44に吸着しなくなるといった吸着不良の発生を低減する。
種子23はドラム42の孔44に吸着し、テープ25に近接する位置まで搬送され、ローラ45が孔44を遮蔽することでV字状に折られたテープ25内に落下する。
本考案による請求項2記載のシードテープ製作機の種子撹拌装置は、請求項1記載の考案において前記バイブレータは、振動の強弱を調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
本考案による請求項3記載のシードテープ製作機の種子撹拌装置は、請求項1または2記載の考案において前記種子ボックスは、角形側壁面の1つが開口の多角形錐筒形状または円錐壁の一部が開口の円錐筒形状であり、下方が多角形錐または円錐の頂点側になるように前記ドラムの外周面に前記開口部分を押し当てて設置し、該種子ボックスの側面に前記バイブレータ取付金具の他端を取り付けたことを特徴とする。
図1Aは、本考案によるシードテープ製作機の種子撹拌装置の実施の形態で、種子ボックスを破断し種子を入れた状態を示す図、図2は本考案によるシードテープ製作機の種子撹拌装置の実施の形態を示す正面図、図3は図2の平面図である。
各図において、図4と同じ符号を付した部分は、図4で説明した部分と同構成であるので、説明を省略する。
種子ボックス31は透明のアクリル樹脂で形成されており、頂部付近が傾斜した底部31aを有し、1つの壁面部分が開口になった3つの側壁31b,31c,31dよりなる四角錐の筒形状になっている。側壁31bと31dの開口側端面には端面に沿ってパッキン32の端部に嵌合するための長溝31eが形成されている。また、嵌合させたパッキン32の端部を固定するために側壁31bと31dの開口側端縁に沿って6個のビス孔15が形成されている。
パッキン32は側壁31b,31dの開口側端面の長溝31eに、パッキン32の端部を挿入することにより重ね合わせ、6個のビス14を種子ボックス31の開口端縁に沿ったビス孔15に通して締め付けることにより種子ボックス31にパッキン32が固定される。
パッキン32の他方の側縁はドラム42の外周面42bに接した状態となる。ドラム42はスティール製であり、パッキン32との間は接触した状態で円滑に回転し、種子ボックス31とドラム42の外周面42bとは隙間なく常に接触する。種子ボックス31は筒形状の四角錐を逆さにした状態でドラム42の外周面42bとパッキン32を介して接しているため、充填された多数の種子は、ドラム42の外周面方向に押し付けられるように種子ボックス31内に保持される。
バイブレータ取付金具12は、図1Bに示すようにくの字に折れ曲がった長尺の板であり、上板部12cに軸孔12aが、下板部12dにビス孔12bが穿たれている。
バイブレータ10の軸10aの上部にバイブレータ取付金具12の軸孔12aが嵌入されナット13によりバイブレータ取付金具12の端部が固定される。バイブレータ取付金具12の下板部12dは、ビス13によって種子ボックス31の側壁31cに固定される。
バイブレータ10の振動はバイブレータ取付金具12によって種子ボックス31に伝達される。種子ボックス31に振動が加えられることにより、多数の種子に振動が伝達し、例えば、ある部分に種子の団塊ができていたとしても、種子を傷付けることなく振動により種子の団塊を解消し、一つひとつの種子に分離することができる。
振動を与えることにより一つひとつの種子が様々な方向に向き上記条件になった種子が、回転しているドラムの1つの孔に対向したときに、その孔に吸着される可能性が高い。 このようにして種子を損傷することなく種子の孔への吸着ミスの可能性を低減することができる。
2 ドラム部
3 種子ボックス部
10 バイブレータ
12 バイブレータ取付金具
23 種子
25 テープ
31 種子ボックス
32 パッキン
33 クランクローラ
34 クランク板
35 スライドシャフト
36 スライドシャフト保持金具
37 撹絆ブラケット
42 ドラム
44 孔
45 ローラ
Claims (3)
- 多数の種子を保持するためドラムの外周に孔を形成し、ドラムの外周に種子ボックスを配設し、種子ボックスに多数の種子が充填され、回転するドラムの外周孔に種子を吸着させることにより種子をテープ位置まで搬送する種子供給部を備えたシードテープ製作機において、
バイブレータを配置し、
該バイブレータの振動出力を伝達するバイブレータ取付金具を前記種子ボックスに固定することにより、前記振動出力が種子ボックスに伝達され種子ボックス内部に充填された多数の種子に振動を与え、多数の種子の一部に団塊が形成されていた場合、一つひとつの種子に分離しほぐすことを特徴とするシードテープ製作機の種子撹拌装置。 - 前記バイブレータは、振動の強弱を調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のシードテープ製作機の種子撹拌装置。
- 前記種子ボックスは、角形側壁面の1つが開口の多角形錐筒形状または円錐壁の一部が開口の円錐筒形状であり、下方が多角形錐または円錐の頂点側になるように前記ドラムの外周面に前記開口部分を押し当てて設置し、
該種子ボックスの側面に前記バイブレータ取付金具の他端を取り付けたことを特徴とする請求項1または2記載のシードテープ製作機の種子撹拌装置。
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CN107667607A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-02-09 | 湖南隆平高科农易科技有限公司 | 新型含色选、包衣、精准定位流水线播种机 |
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