JP3167266B2 - 密封型コンテナ輸送装置 - Google Patents

密封型コンテナ輸送装置

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JP3167266B2
JP3167266B2 JP26053895A JP26053895A JP3167266B2 JP 3167266 B2 JP3167266 B2 JP 3167266B2 JP 26053895 A JP26053895 A JP 26053895A JP 26053895 A JP26053895 A JP 26053895A JP 3167266 B2 JP3167266 B2 JP 3167266B2
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勝男 柴崎
文和 柴崎
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有限会社登美商運
文和 柴崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石灰や飼料粉、食
料粉等の嫌湿性、嫌水性の粉体物の輸送に使用して好適
なコンテナ輸送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、セメント或いは肥料の原料とな
る生石灰、粉末化学肥料、小麦粉等の食料粉或いは飼料
粉等の粉体物は、一般に荷台が天井部を有する箱型、い
わゆるコンテナとして構成されたトラック等によって輸
送される。コンテナは、天井部分が開閉自在とされてお
り、開放された天井部から被搬送物である粉体物が、貯
蔵されたホッパーから給送パイプを介して直接その内部
へとバラ積みの状態で積み込まれる。粉体物は、コンテ
ナ内において、給送パイプから送り込まれる中央部分を
頂点とした円錐状に堆積される。したがって、粉体物
は、積込み終了後に作業者がコンテナの上に登って、表
面が平らになるように均される。
【0003】上述したコンテナトラックは、昇降機構に
よってコンテナが傾斜駆動されることにより、内部にバ
ラ積みされた粉体物がそのまま荷降し可能としたいわゆ
るダンプカーとして構成されている。
【0004】ところで、生石灰は、吸湿性が極めて大き
くまた水分を吸収すると変質するばかりでなく発熱する
といった特性を有することから、その取扱いに際して防
水、防湿について充分な対策が講じられなければならな
い。同様に、小麦粉等の食料粉や粉末化学肥料、飼料粉
等の粉体物についても、吸水、吸湿による変質或いは不
純物の混入等の防止を図るために、充分な防水対策、密
閉対策が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように粉体物
等の輸送用コンテナトラックにおいては、粉体物等の積
降しを行うために、コンテナ本体の天井部と後方部とが
開放されて構成されている。勿論、コンテナは、コンテ
ナ本体のこれら天井部と後方部に、開閉自在な天井部材
とバックゲート(後方ゲート部材)とがそれぞれ回動自
在に組み合わされており、輸送時にはこれら天井部材と
後方ゲート部材によって天井部と後方部とが閉塞されて
積み込まれた粉体物がこぼれないように構成されてい
る。
【0006】しかしながら、従来のコンテナトラック
は、コンテナ本体とこれに回動自在に組み付けられる天
井部材或いはバックゲートとの間に隙間が存在し、コン
テナ内の密封性が充分に確保されて構成されてはいなか
った。このため、従来のコンテナトラックにおいては、
雨天時等に輸送が行われた場合に、上述した隙間から内
部へと雨滴が進入して積み込まれた粉体物等に吸収され
て変質等するといった問題があり、雨天時等の取り扱い
が中止されることがあった。
【0007】また、従来のコンテナトラックにおいて
は、積込み後、運転者等によってコンテナ本体の天井部
から円錐状に堆積した状態で積み込まれる粉体物の均し
作業を行う必要があり、面倒であるとともに多くの時間
を要していた。さらに、この均し作業は、天井部を開放
した状態で行われるために、長時間を要する作業中に粉
体物が大気の水分を吸収してしまうといった問題点があ
った。
【0008】粉体物は、雨水や湿気を吸収することによ
り上述したような変質や発熱等の問題が生じるととも
に、コンテナの内部で固まってしまってその荷降し作業
が困難となるといった問題も生じさせる。なお、粉体物
は、例えば船舶や貨車等によっても搬送されるが、これ
らの搬送装置についても上述したコンテナトラックと同
様の問題点があった。
【0009】したがって、本発明は、嫌湿性、嫌水性の
高い粉体物について、荷積みや荷卸し作業が効率的に行
われるとともに環境条件等の影響によって粉体物に変質
等を生じさせることなく輸送や荷扱いが行われるように
した密封型コンテナ輸送装置を提供することを目的に提
案されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明に係る密封型コンテナ輸送装置は、輸送装置本体
と、この輸送装置本体に搭載されるコンテナとから構成
される。コンテナは、天井部と後方部とが開放されたコ
ンテナ本体と、天井部を開閉する一対の天井部材と、後
方部を開閉する後方ゲート部材と、補強梁部材とを備え
る。コンテナ本体は、輸送装置本体に対して後方部側を
回動支点として前方部側を昇降機構により昇降自在とさ
れて傾倒可動に搭載され、内部に天井部から粉体の被輸
送物がバラ積み状態で荷積みされるとともに昇降機構が
動作して傾倒した状態において後方部から被輸送物が荷
降しされる荷台空間部が構成されかつ前面部の上方に位
置して荷台空間部に連通する空気穴が設けられてなる。
天井部材は、コンテナ本体の両側面部材にそれぞれ一側
部が回動自在に支持されることによりコンテナ本体の天
井部を開閉するとともに他側部が互いに突き合わされた
状態で天井部を閉塞する。後方ゲート部材は、コンテナ
本体の両側面部材の後方上部に回動自在に支持されて後
方部を開閉する。補強梁部材は、コンテナ本体の両側面
部材間を連結するとともに少なくとも後方側に位置する
部材が荷積み等に際して上部作業台部材として作用す
る。
【0011】コンテナには、コンテナ本体の各開放部を
天井部材と後方ゲート部材とによって閉塞した状態にお
いて、荷台空間部を密閉空間部として構成する第1のシ
ールド機構乃至第4のシールド機構が設けられている。
第1のシールド機構は、コンテナ本体の天井開放部を構
成する両側面部材の上縁部と天井部材との突き合わせ部
位の間を全域に亘ってシールドする。第2のシールド機
構は、天井部材の相対する突合せ端部の間を全域に亘っ
てシールドする。第3のシールド機構は、コンテナ本体
の後方開放部を構成する両側面部材の後端部と後方ゲー
ト部材との突き合わせ部位の間を全域に亘ってシールド
する。第4のシールド機構は、上部作業台部材と工法ゲ
ート部材との突き合わせ部位の間を全域に亘ってシール
ドする。
【0012】また、各シールド機構は、相対する部材が
重ね合わせ構造を以って突き合わされるとともに、一方
の部材側に設けられた弾性変位部と、この弾性変位部に
圧接される他方の部材側に設けられた圧接部材とから構
成され、弾性変位部が圧接部材が突き合わされて弾性変
位する軟質弾性部材からなる第1層と、この軟質弾性部
材よりもやや硬質とされて支持部材に接合される硬質弾
性部材の第2層とからなる少なくとも2層構造によって
構成されてなる。
【0013】以上のように構成された本発明に係る密封
型コンテナ輸送装置によれば、天井部材が回動操作され
て天井部が開放されたコンテナ本体の荷台空間部内に、
ホッパ等に貯蔵された石灰、飼料粉、食料粉等の各種粉
体物からなる被輸送物が直接バラ積みの状態で荷積みさ
れる。密封型コンテナ輸送装置は、補強梁部材により上
部作業台部材が構成されることで、荷台空間部内で円錐
状に堆積される被輸送物の均し作業も安全かつ能率的に
行われる。密封型コンテナ輸送装置は、所定量の被輸送
物が荷台空間部に収納された状態において、天井部材が
回動操作されて開放された天井部が閉塞される。密封型
コンテナ輸送装置は、各シールド機構により荷台空間部
が密閉空間部として構成されることで、雨天時等におい
ても雨滴の内部への進入が防止され或いは大気中の湿気
の進入が防止されて、被輸送物を変質させること無く確
実に輸送する。また、密封型コンテナ輸送装置によれ
ば、目的地に到着すると、昇降機構が駆動されることに
よってコンテナが後方側に向かって傾斜駆動されるとと
もに後方ゲート部材が回動動作されて後方部を開放する
ことから、荷台空間部内に荷積みされた被輸送物が一括
して荷降しされる。密封型コンテナ輸送装置は、被輸送
物の荷降しに際して空気孔から空気が流入して密閉構造
とされた荷台空間部の内圧と外気圧とを同圧すること
で、被輸送物が荷台空間部の底面を滑動して円滑な荷降
しが行われるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の具
体的な実施の形態として図面に示した密封型コンテナ輸
送装置は、被輸送物として吸水性が極めて大きい粉末状
の石灰1を後述するコンテナ6内に直接バラ積みして輸
送するコンテナ型ダンプカー2を示す。このコンテナ型
ダンプカー2は、基本的な構成を従来のダンプカーと同
様としており、図1乃至図5に示すように、運転台4
と、シャーシ5等からなるトラック本体3に、荷台であ
るコンテナ6がシャーシ5に対して昇降機構7を介して
傾斜駆動されて積み込まれた石灰1が一括して荷降ろし
されるように構成されている。
【0015】すなわち、コンテナ型ダンプカー2は、コ
ンテナ6がシャーシ5に対して、その底面部を後方部の
両側においてヒンジ機構8によって回動自在に支持され
るとともに、このコンテナ6が昇降機構7によって押し
上げられてヒンジ機構8を支点として後方側に向かって
傾斜駆動される。昇降機構7は、シャーシ5に配設され
たシリンダ部と、このシリンダ部に対して回動動作され
ながら伸縮動作されるピストン等によって構成されてい
る。コンテナ6は、図3に示すように、昇降機構7のピ
ストンによってヒンジ機構8よりもやや前方側を押し上
げられることによって、後方側に向かって傾斜駆動され
る。
【0016】コンテナ6は、全体箱型のコンテナ本体1
0と、一対の天井部材17A、17B(なお、以下の説
明においてこれら部材を共通して表現する場合は、単に
天井部材17と表記する。)と、後方ゲート部材18と
から構成されている。コンテナ本体10は、底面部材1
1と、この底面部材11に対して一体に立ち上がり形成
された前面部材12及び左右側面部材13、14とから
なり、天井部15と後方部16とが開放されて構成され
ている。天井部材17は、コンテナ本体10の天井部1
5を開閉する。後方ゲート部材18は、コンテナ本体1
0の後方部16を開閉する。
【0017】また、コンテナ6には、コンテナ本体10
と天井部材17との間に第1のシールド機構19が設け
られるとともに、一対の天井部材17A、17Bの突き
合わせ端部の間に第2のシールド機構20が設けられて
いる。さらに、コンテナ6には、コンテナ本体10と後
方ゲート部材18との間に第3のシールド機構21が設
けられるとともに、天井部材17と後方ゲート部材18
との間に第4のシールド機構22が設けられている。し
たがって、コンテナ6は、コンテナ本体10が天井部1
5を天井部材17によって閉塞されるとともに、後方部
16が後方ゲート部材18によってそれぞれ閉塞された
状態において、上述した第1のシールド機構19乃至第
4のシールド機構22によって全体が密閉された荷台空
間部23を構成している。
【0018】コンテナ本体10は、その底面部材11と
前面部材12及び左右の側面部材13、14の内面に防
錆性、滑動性を有するステンレス板や鋼材が内張りされ
るとともに、これらステンレス板等の各継ぎ目部分に溶
接等を施すこによって、これら部材間が密閉されて構成
されている。前面部材12及び左右側面部材13、14
には、外側面にそれぞれ複数の補強用リブが膨出形成さ
れることによって機械的強度の向上が図られている。
【0019】コンテナ本体10には、前面部材12から
突出されるとともに運転台4の天井に沿って前方側へと
延長される作業台24が設けられている。さらに、コン
テナ本体10には、図6に示すように、前面部材12の
上方部に位置して荷台空間部23に連通する空気穴25
が設けられている。この空気穴25は、後述するように
コンテナ6が傾斜駆動されて荷台空間部23に積み込ま
れた石灰1を荷降しする際に、密閉構造とされた荷台空
間部23の内圧と外気圧とを同圧として石灰1が、底面
部材11上を後方部16に向かって滑動するように作用
する。また、この空気穴25には、図示しないが荷降し
操作時において開放操作されるバルブが設けられてい
る。
【0020】前面部材12には、その内面側の上部に位
置して一対の圧接支持部材26(26A、26B)が接
合固定されている。これら圧接支持部材26は、図6に
示すように、一端部が前面部材12の中央部で互いに突
き合わされ、この突合せ端部を頂点として左右側面側に
向かって次第に傾斜する勾配を付されて前面部材12に
接合固定されている。また、これら圧接支持部材26
は、左右の下端縁部がそれぞれ左右側面部材13、14
の上端縁部とほぼ同一の高さ位置とされており、天井部
15を閉塞した天井部材17の前方側縁部を支持する。
【0021】圧接支持部材26は、図7に示すように、
断面がクランク状を呈しており、前面部材12との対向
側面に全長に亘って第1のシールド機構19の前方部の
圧接側を構成する圧接部材27(27A、27B)が溶
接等によってそれぞれ接合固定されている。これら圧接
部材27は、ステンレス材或いは鋼材の丸棒によって形
成され、外周の一部が圧接支持部材26の上端よりやや
上方へと突出露呈されている。
【0022】左右側面部材13、14は、図8及び図9
に示すように、上端部が内方に向かってやや傾斜され、
上端部の内面に第1のシールド機構19の側面部の圧接
側を構成する圧接部材28(28A、28B)が溶接等
によってそれぞれ接合固定されている。これら圧接部材
28も、ステンレス材或いは鋼材の丸棒によって形成さ
れ、外周の一部が左右側面部材13、14の上端よりや
や上方へと突出露呈されている。
【0023】左右側面部材13、14には、その前端部
及び後端部の上側に位置してそれぞれ前方ヒンジ部29
(29A、29B)と後方ヒンジ部30(30A、30
B)とがやや側方に突出した状態で一体に形成されてい
る。これらヒンジ部29、30には、支軸31(31
A、31B)が貫通されることにより、後述するように
天井部材17の下方側の両端部をそれぞれ回動自在に支
持する。
【0024】一対の天井部材17A、17Bは、外側面
にそれぞれ複数の補強用リブがそれぞれ膨出形成される
ことによって機械的強度の向上が図られるとともに協動
してコンテナ本体10の開放された天井部15を閉塞す
るに足る外形を有している。天井部材17には、左右側
面部材13、14のヒンジ部29、30にそれぞれ対応
して下方側の両端部に前方ヒンジ部32(32A、32
B)及び後方ヒンジ部33(33A、33B)が設けら
れている。これらヒンジ部32、33には、図8及び図
9に示すように、左右側面部材13、14のヒンジ部2
9、30を貫通する前記支軸31が抜け止めされた状態
で貫通することによって、天井部材17をそれぞれ左右
側面部材13、14に回動自在に支持する。
【0025】左右側面部材13、14と天井部材17と
の間には、ヒンジ部29、30とヒンジ部32、33と
が側方に位置されることにより、互いに突き合わされる
上方部に、図8及び図9に示すように、水抜きとして作
用する間隙Hが構成されている。したがって、この水抜
きHは、雨天等において天井部材17に降った雨水等を
左右側面部材13、14の外方へと放出させる。これに
よって、コンテナ本体10は、ヒンジ部29、30とヒ
ンジ部32、33に溜まった雨水等が、天井部材17を
回動操作した際に、コンテナ本体10の荷台空間部23
内へと流入するといった不都合の発生を防止する。
【0026】天井部材17A、17Bは、例えば図示し
ないホイストによって突合せ端部側からそれぞれ引き上
げられることにより、ヒンジ部29、30とヒンジ部3
2、33との間に貫通された支軸31を支点として回動
動作される。コンテナ本体10は、これによって図5に
示すように、天井部15が大きく開放され、ホッパ等に
蓄積された石灰1が荷台空間部23内へと供給されて積
み込みが行われる。石灰1は、コンテナ本体10の中央
部を頂点とした円錐状の状態で荷台空間部23内に積み
込まれるが、上述したように天井部材17A、17Bが
突合せ端部を頂点として左右側面側に向かって次第に傾
斜する勾配を付されていることにより、積込み後の均し
作業が不要とされて作業の簡易化が図られる。
【0027】天井部材17には、その内面に第1のシー
ルド機構19の前方部の被圧接側を構成する前方シール
ド部材34(34A、34B)が、圧接支持部材26の
圧接部材27に対応して、前方側縁に沿った全域に亘っ
て設けられている。この前方シールド部材34は、図7
に示すように、表面側のやや軟質とされた第1の弾性部
材35(35A、35B)と、内面側のやや硬質とされ
た第2の弾性部材36(36A、36B)との2層から
なる弾性変位部と、ブラケット37(37A、37B)
とによって構成されている。前方シールド部材34は、
ブラケット37を介して天井部材17の前方側縁に沿っ
て内面に取り付けられている。
【0028】天井部材17には、第1のシールド機構1
9の側方部の被圧接側を構成する側方シールド部材38
(38A、38B)が、左右側面部材13、14の圧接
部材28に対応して基端側縁の内面に沿って全域に亘っ
て設けられている。この側方シールド部材38は、図8
及び図9に示すように、表面側のやや軟質とされた第1
の弾性部材39(39A、39B)と、内面側のやや硬
質とされた第2の弾性部材40(40A、40B)との
2層の弾性変位部と、ブラケット41(41A、41
B)とによって構成されている。側方シールド部材38
は、ブラケット41を介して天井部材17の基端部の側
縁に沿って内面に取り付けられている。
【0029】天井部材17は、コンテナ本体10の天井
部15を閉塞した状態において、上述した第1のシール
ド機構19によって前面部材12と左右側面部材13、
14との間が密閉される。第1のシールド機構19は、
天井部材17が天井部15を閉塞すると、図7に示すよ
うに前方シールド部材34が前面部材12の圧接支持部
材26に設けられた圧接部材27に当接して弾性変形さ
れる。したがって、前面部材12と天井部材17とは、
この第1のシールド機構19によってコンテナ本体10
の前方部から荷台空間部23内への雨水等の進入或いは
空中の湿気の進入等が全域に亘って阻止され、確実にシ
ールドされる。
【0030】同様に、第1のシールド機構19は、天井
部材17が天井部15を閉塞した状態において、図8に
示すように側方シールド部材38が左右側面部材13、
14に設けられた圧接部材28に当接して弾性変形され
る。したがって、左右側面部材13、14と天井部材1
7とは、この第1のシールド機構19によってコンテナ
本体10の両側方部から荷台空間部23内への雨水等の
進入或いは空中の湿気の進入等が全域に亘って阻止さ
れ、確実にシールドされる。
【0031】さらに、天井部材17には、図13に示す
ように、第4のシールド機構22の被圧接側を構成する
後方シールド部材42が後端側縁の内面に沿って全域に
亘って設けられている。この後方シールド部材42につ
いては、詳細を省略するが、上述した前方シールド部材
34と同様に、表面側のやや軟質とされた第1の弾性部
材と、内面側のやや硬質とされた第2の弾性部材からな
る2層の弾性変位部と、ブラケットとによって構成され
ている。後方シールド部材42は、ブラケットを介して
天井部材17の後方側縁に沿って内面に取り付けられて
いる。
【0032】天井部材17A、17Bは、コンテナ本体
10の天井部15を閉塞した状態において、図10に示
すように、自由端部43、44が互いに上下に重なり合
った状態で前後方向の全域に亘って突き合わされる。一
方の天井部材17Aは、同図に示すように自由端部43
が上方部に向かってやや突出する断面クランク状に形成
されており、内面に第2のシールド機構20の被圧接側
を構成する天井シールド部材45が前後方向の全域に亘
って設けられている。
【0033】天井シールド部材45は、上述した前方シ
ールド部材34と同様に、表面側の充分な弾性を有する
やや軟質とされた第1の弾性部材46と、内面側の機械
的強度を有しかつやや硬質とされた第2の弾性部材47
との2層の弾性変位部と、ブラケット48とによって構
成されている。天井シールド部材45は、ブラケット4
8を介して天井部材17Aの自由端部43の内面に取り
付けられている。
【0034】また、他方の天井部材17Bには、一方の
天井部材17Aの自由端部40の内面に沿って重ね合わ
される自由端部44に第2のシールド機構20の圧接側
を構成する圧接部材49が溶接等によってそれぞれ接合
固定されている。この圧接部材49も、ステンレス材或
いは鋼材の丸棒で形成され、外周の一部が天井部材17
Bの上端よりやや上方へと突出露呈されている。
【0035】コンテナ本体10は、上述した天井部材1
7A、17Bの突合せ端部に設けた第2のシールド機構
20によって天井部分が密閉される。第2のシールド機
構20は、天井部材17がコンテナ本体10の天井部1
5を閉塞すると、図10に示すように一方の天井部材1
7Aに設けられた天井シールド部材45が他方の天井部
材17Bに設けられた圧接部材49に当接して弾性変形
される。したがって、天井部材17は、この第2のシー
ルド機構20によって突合せ端部からコンテナ本体10
の荷台空間部23内への雨水等の進入或いは空中の湿気
の進入等が全域に亘って阻止され、確実にシールドされ
る。
【0036】コンテナ本体10は、図11に示すよう
に、左右側面部材13、14の対向間隔を保持するため
に、その上端部間に梁部材50が架け渡し固定されてい
る。なお、この梁部材50は、コンテナ本体10の大き
さに合わせて、左右側面部材13、14間に適宜の個数
が架け渡し固定される。梁部材50には、左右方向の中
央部に位置して支え部材51が立設されている。この支
え部材51は、上述した前面部材12に設けられた圧接
支持部材26の頂点位置とほぼ等しい高さを有してお
り、先端部に両側に向かって天井部材17の内面を支え
る受け板52が設けられている。
【0037】コンテナ本体10には、上述した梁部材5
0の後方部16側に位置された梁部材53が作業台部材
を構成している。この作業台部材53は、やや幅広とさ
れて天井部15の一部を構成し、左右側面部材13、1
4の上端部間に架け渡し固定されている。この作業台部
材53は、やや厚みのある鋼板材等によって形成される
ことにより充分な機械的強度を有し、作業者が乗って例
えばコンテナ本体10の荷台空間部23内に収納された
石灰1の均し作業や内部の洗浄作業等を可能とする。
【0038】作業台部材53には、前方縁に沿って遮蔽
部材54が一体に立ち上がり形成されている。遮蔽部材
54は、中央頂点部が上述した前面部材12に設けられ
た圧接支持部材26の頂点位置とほぼ等しい高さを有す
る略鋭角二等辺三角形を呈している。遮蔽部材54に
は、第4のシールド機構22を構成する後方シールド部
材42に対応して、上端縁の内面に沿って第4のシール
ド機構22の圧接側を構成する圧接部材55(55A、
55B)が溶接等によってそれぞれ接合固定されてい
る。これら圧接部材55は、ステンレス材或いは鋼材の
丸棒によって形成され、外周の一部が遮蔽部材54の上
端よりやや上方へと突出露呈されている。
【0039】コンテナ本体10は、上述した天井部材1
7と遮蔽部材54との間に設けた第4のシールド機構2
2によって天井部15の後方部分が密閉される。第4の
シールド機構22は、天井部材17がコンテナ本体10
の天井部15を閉塞した状態において、図13に示すよ
うにこの天井部材17に設けられた後方シールド部材4
2が遮蔽部材54に設けられた圧接部材55に当接して
弾性変形される。したがって、天井部材17と遮蔽部材
54とは、この第4のシールド機構22によってコンテ
ナ本体10の天井部15の後方部から荷台空間部23内
への雨水等の進入或いは空中の湿気の進入等が全域に亘
って阻止され、シールドされる。
【0040】作業台部材53には、後端側の両側部にヒ
ンジ部56(56A、56B)が上方へと突出して一体
に形成されている。これらヒンジ部56には、図13に
示すように、後方ゲート部材18を回動自在に支持する
支軸57が貫通されている。また、作業台部材53に
は、後方縁部に沿って第3のシールド機構21の被圧接
側を構成する作業台シールド部材58が設けられてい
る。この作業台シールド部材58は、詳細を省略する
が、上述した前方シールド部材34と同様に、表面側の
充分な弾性を有するやや軟質の第1の弾性部材と、内面
側の機械的強度を有しかつやや硬質の第2の弾性部材と
の2層の弾性変位部及び作業台部材53の後方縁部に固
定されるブラケットとによって構成されている。
【0041】作業台部材53は、上述したように左右側
面部材13、14の対向間隔を保持する作用と作業性の
向上を図るとともに、作業台シールド部材58が付設さ
れて後方ゲート部材18との間に第3のシールド機構2
1を構成する。したがって、コンテナ型トラック2は、
後方部16の密閉性が確実に保持される。
【0042】一方、底面部材11及び左右側面部材1
3、14には、作業台部材53とともにコンテナ本体1
0の後方部16を構成する後端縁部に全周に亘って後方
部シールド部材59が設けられている。この後方部シー
ルド部材59は、詳細を省略するが、上述した前方シー
ルド部材34と同様に、表面側の充分な弾性を有するや
や軟質の第1の弾性部材と、内面側の機械的強度を有し
かつやや硬質の第2の弾性部材との2層の弾性変位部及
び底面部材11と左右側面部材13、14の後方縁部に
固定されるブラケットとによって構成され、上述した作
業台シールド部材58とともに第3のシールド機構21
の被圧接側を構成する。
【0043】後方ゲート部材18は、コンテナ本体10
の開放された後方部16を開閉するに足る外形を有し、
上端部の両側に作業台部材53のヒンジ部56に対応し
てヒンジ部60(60A、60B)が上方に突出して一
体に形成されている。これらヒンジ部60には、支軸5
7が抜け止めされた状態で貫通されることによって、後
方ゲート部材18が作業台部材53に上方部を回動自在
に支持されて組み合わされる。
【0044】後方ゲート部材18には、図12に示すよ
うに、第3のシールド機構21の圧接側を構成する圧接
部材61が、上端部に沿った内面の全域に溶接等によっ
て接合固定されている。圧接部材61は、ステンレス材
或いは鋼材の丸棒からなり、外周の一部が後方ゲート部
材18の内面よりやや前方へと突出露呈されている。さ
らに、後方ゲート部材18には、同図に示すように、第
4のシールド機構22の圧接側を構成する圧接部材62
が、両側部と底辺部に沿った内面の全域に溶接等によっ
て接合固定されている。
【0045】後方ゲート部材18には、左右方向に離間
してコンテナ本体10の底面部材11の後端部との間
に、一対のフック機構63(63A、63B)が設けら
れている。このフック機構63は、詳細を省略するが一
方の部材側に回動自在に支持されたフックレバーと、他
方部材側に設けられた係合部とから構成されている。フ
ック機構63は、フックレバーを回動操作することによ
って先端部が係合部に掛け止めされ、底面部材11と後
方ゲート部材18とを密着させた状態でロック状態に保
持する。
【0046】コンテナ本体10は、上述した左右側面部
材13、14と後方ゲート部材18及び作業台部材53
との間に設けた第3のシールド機構21によって後方部
16が密閉される。第3のシールド機構21は、後方ゲ
ート部材18がフック機構63を介してコンテナ本体1
0の後方部16をしっかりと閉塞すると、図12に示す
ように作業台部材53に設けられた作業台シールド部材
58が後方ゲート部材18に設けられた圧接部材61に
当接して弾性変形される。したがって、後方ゲート部材
18と作業台シールド部材58とは、この第3のシール
ド機構21によってコンテナ本体10の後方部16の上
方から荷台空間部23内への雨水等の進入或いは空中の
湿気の進入等が全域に亘って阻止され、確実にシールド
される。
【0047】同様に、第3のシールド機構21は、後方
ゲート部材18がフック機構63を介してコンテナ本体
10の後方部16をしっかりと閉塞すると、底面部材1
1と左右側面部材13、14に設けられた後方部シール
ド部材59が後方ゲート部材18に設けられた圧接部材
62に圧接して弾性変形される。したがって、底面部材
11と左右側面部材13、14及び後方ゲート部材18
とは、この第3のシールド機構21によって、コンテナ
本体10の後方部16の上方から荷台空間部23内への
雨水等の進入或いは空中の湿気の進入等が全域に亘って
阻止され、確実にシールドされる。
【0048】以上のように構成されたコンテナ型ダンプ
カー2は、石灰1を貯蓄したホッパーの下へと誘導さ
れ、天井部材17が回動操作されてコンテナ本体10の
天井部15が開放される。なお、コンテナ型ダンプカー
2は、フック機構63によってコンテナ本体10に対し
て後方ゲート部材18がしっかりと閉じられており、第
3のシールド機構21により後方部16が密閉された状
態で閉塞されている。
【0049】コンテナ型ダンプカー2には、ホッパーの
ゲートが開放操作されることによってコンテナ本体10
の荷台空間部23内へと石灰1が積み込まれる。コンテ
ナ型ダンプカー2は、石灰1を荷台空間部23内に中央
部を頂点とした円錐状の状態で積み込むが、上述したよ
うに中央部から傾斜勾配が付された天井部材17の構成
によって特に均し作業を不要とする。なお、均し作業を
行う場合には、例えば作業者が作業台24や作業台部材
53に乗って行われる。
【0050】コンテナ型ダンプカー2は、所定量の石灰
1がコンテナ本体10の荷台空間部23内に積み込まれ
ると、天井部材17が回動操作されて天井部15が閉塞
される。コンテナ型ダンプカー2は、第1のシールド機
構19によって、前面部材12と左右側面部材13、1
4及び天井部材17との間が確実に密閉されるため、荷
台空間部23内への雨水等の進入或いは空中の湿気の進
入等を阻止して積み込まれた石灰1の変質を確実に防止
する。
【0051】また、コンテナ型ダンプカー2は、第2の
シールド機構20によって天井部材17A、17Bの突
合せ端部が密閉されるため、コンテナ本体10の天井部
15から荷台空間部23内への雨水等の進入或いは空中
の湿気の進入等が阻止され、積み込まれた石灰1の変質
を確実に防止する。さらに、コンテナ型ダンプカー2
は、天井部材17と遮蔽部材54との間に設けた第4の
シールド機構22によって天井部15の後方部分が密閉
されるため、コンテナ本体10の荷台空間部23内への
雨水等の進入或いは空中の湿気の進入等が阻止され、積
み込まれた石灰1の変質を確実に防止する。
【0052】このように、コンテナ型ダンプカー2は、
第1のシールド機構19乃至第4のシールド機構22に
よって、荷台空間部23の全体が密閉されたコンテナ6
が構成され、雨天等の輸送においても積み込んだ石灰1
がこの荷台空間部23内へ進入する雨水や空中の湿気に
よって変質するといった不都合を生じること無く、輸送
される。
【0053】コンテナ型ダンプカー2は、フック機構6
3が操作されることにより、後方ゲート部材18の下方
部のロック状態が解除される。コンテナ本体10は、コ
ンテナ本体10が昇降機構7のピストンによってヒンジ
機構8を支点として前方側を押し上げられることによっ
て、後方側に向かって傾斜される。コンテナ本体10
は、これによって後方ゲート部材18が上端部をヒンジ
部56、60に支持されて自重によって回動動作し、下
方部が次第に開放される。コンテナ6に積み込まれた石
灰1は、荷台空間部23内から底面部材11上を後方部
16に向かって滑動して荷降ろしされる。
【0054】本発明は、上述したコンテナ型ダンプカー
2に限定されるものではない。コンテナ型ダンプカー2
は、第1のシールド機構19乃至第4のシールド機構2
2を備えたが、後部側の作業台部材53を備えない場合
には、左右側面部材13、14に後方側側面部材18が
直接回転自在に支持される。
【0055】また、コンテナ型ダンプカー2は、上述し
た石灰1の輸送ばかりでなくコンテナ6の荷台空間部2
3内に直接バラ積みされる被輸送品、特に石灰1と同様
に粉末化学肥料、小麦粉等の食料粉或いは飼料粉等の各
種粉体等の嫌湿性、嫌水性物質の輸送用に極めて好適で
ある。
【0056】さらに、コンテナ6は、コンテナ型ダンプ
カー2ばかりでなく、通常のコンテナトラックや鉄道用
コンテナ車両或いは船舶等に搭載してもよいことは勿論
であり、密閉型コンテナトラックや密閉型鉄道用コンテ
ナ車両或いは密閉型コンテナ船舶が構成される。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る密封型コンテナ輸送装置によれば、天井部材が回動操
作されて天井部が開放されたコンテナ本体の荷台空間部
内にホッパ等に貯蔵された石灰、飼料粉、食料粉等の各
種粉体物からなる被輸送物が直接バラ積みの状態で荷積
みされることから、荷積みの作業時間の大幅な短縮が図
られるようになる。密封型コンテナ輸送装置によれば、
コンテナ本体を補強する梁部材の一部が上部作業台部材
を構成することで、荷積みや荷卸しに際して作業者によ
る補助作業が安全に行い得るようになる。密封型コンテ
ナ輸送装置によれば、昇降機構が駆動されることによっ
てコンテナが後方側に向かって傾斜駆動されるとともに
後方ゲート部材が回動操作されて後方部が開放された荷
台空間部内から被輸送物が一括して荷卸しされることか
ら、荷卸しの作業時間の大幅な短縮が図られるようにな
る。密封型コンテナ輸送装置によれば、被輸送物の荷降
しに際してコンテナ本体に設けた空気孔から流入する空
気により荷台空間部の内圧と外気圧とを同圧すること
で、被輸送物が荷台空間部の底面を滑動して円滑な荷降
しが行われるようになる。密封型コンテナ輸送装置によ
れば、各シールド機構によって荷台空間部が密閉空間部
として構成されることで雨滴の内部への進入を防止する
とともに大気中の湿気の進入を防止することで、雨天時
等においても荷扱いを可能とするとともに被輸送物を変
質させること無く安全かつ確実に輸送することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテナ型ダンプカーの側面図で
ある。
【図2】同コンテナ型ダンプカーの平面図である。
【図3】同コンテナ型ダンプカーにおいて、昇降機構が
駆動されてコンテナ本体が傾斜駆動された状態を示す側
面図である。
【図4】同コンテナ型ダンプカーの背面図である。
【図5】同コンテナ型ダンプカーにおいて、コンテナの
天井部材が開放された状態を示す背面図である。
【図6】同コンテナ型ダンプカーにおいて、コンテナ本
体を構成する前面部材と側面部材及び天井部材の構成を
説明する要部斜視図である。
【図7】同コンテナ型ダンプカーにおいて、コンテナ本
体の前面部材と天井部材との間に設けられた第1のシー
ルド機構を説明する要部縦断面図である。
【図8】同コンテナ型ダンプカーにおいて、コンテナ本
体の側面部材と天井部材との間に設けられた第1のシー
ルド機構を説明する要部縦断面図である。
【図9】同側面部材に対して天井部材が回動動作された
状態を説明する要部縦断面図である。
【図10】同コンテナ型ダンプカーにおいて、天井部材
の突合せ端部間に設けられた第2のシールド機構を説明
する要部縦断面図である。
【図11】同コンテナ型ダンプカーにおいて、左右側面
部材及びその間隔を保持する梁部材の構成を説明する要
部斜視図である。
【図12】同コンテナ型ダンプカーにおいて、コンテナ
の後部の構造を説明する一部切り欠き要部斜視図であ
る。
【図13】同コンテナの後部について、後部側面部材を
取り除いて示した一部切り欠き要部斜視図である。
【符号の説明】
1 石灰(被輸送物)、2 コンテナ型ダンプカー(コ
ンテナ輸送装置)、3トラック本体(輸送装置本体)、
6 コンテナ、7 昇降機構、10 コンテナ本体、1
1 底面部材、12 前面部材、13 側面部材、1
4 側面部材、15 天井部、16 後方部、17 天
井部材、18 後方ゲート部材、19 第1のシールド
機構、20 第2のシールド機構、21 第3のシール
ド機構、22 第4のシールド機構、23 荷台空間
部、25 空気孔、35 第1の弾性部材、36第2の
弾性部材、50 梁部材、53 作業台部材、54 遮
蔽部材、58 作業台シールド部材、59 後方部シー
ルド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−18524(JP,A) 実開 平5−32113(JP,U) 実開 昭61−128145(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 7/04 B60P 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送装置本体と、 上記輸送装置本体に対して後方部側を回動支点として前
    方部側を昇降機構により昇降自在とされて傾倒可動に搭
    載され、天井部と後方部とが開放され内部に上記天井部
    から粉体物からなる被輸送物がバラ積み状態で荷積みさ
    れるとともに上記昇降機構が動作して傾倒した状態にお
    いて上記後方部から上記被輸送物が荷降しされる荷台空
    間部が構成されかつ前面部の上方に位置して上記荷台空
    間部に連通する空気穴が設けられてなる箱型のコンテナ
    本体と、このコンテナ本体の両側面部材にそれぞれ一側
    部が回動自在に支持されることにより上記コンテナ本体
    の天井部を開閉するとともに他側部が互いに突き合わさ
    れた状態で上記天井部を閉塞する一対の天井部材と、上
    記コンテナ本体の両側面部材の後方上部に回動自在に支
    持されて上記後方部を開閉する後方ゲート部材と、上記
    コンテナ本体の両側面部材間を連結して補強するととも
    に、少なくとも後方側に位置する部材が荷積み等に際し
    て上部作業台部材として作用する複数の補強梁部材とを
    備えるコンテナとから構成され、 上記コンテナには、上記コンテナ本体の開放部を上記天
    井部材と後方ゲート部材とによって閉塞した状態におい
    て、上記コンテナ本体の上記天井開放部を構成する両側
    面部材の上縁部と上記天井部材との突き合わせ部位の間
    を全域に亘ってシールドする第1のシールド機構と、上
    記天井部材の相対する突合せ端部の間を全域に亘ってシ
    ールドする第2のシールド機構と、上記コンテナ本体の
    上記後方開放部を構成する両側面部材の後端部と上記後
    方ゲート部材との突き合わせ部位の間を全域に亘ってシ
    ールドする第3のシールド機構と、上記上部作業台部材
    と後方ゲート部材との突き合わせ部位の間を全域に亘っ
    てシールドする第4のシールド機構とが設けられ、 上記各シールド機構は、相対する部材が重ね合わせ構造
    を以って突き合わされるとともに、一方の部材側に設け
    られた弾性変位部と、この弾性変位部に圧接される他方
    の部材側に設けられた圧接部材とから構成され、上記弾
    性変位部が上記圧接部材が突き合わされて弾性変位する
    軟質弾性部材からなる第1層と、この軟質弾性部材より
    もやや硬質とされて支持部材に接合される硬質弾性部材
    の第2層とからなる少なくとも2層構造によって構成さ
    れてなり、 上記各シールド機構によって上記荷台空間部を密閉空間
    部として構成して被輸送物を輸送することを特徴とする
    密封型コンテナ輸送装置。
  2. 【請求項2】 上記天井部材には、一側部側に、コンテ
    ナ本体の両側面部材の上方部の外側に位置して開口され
    た水抜きが設けられたことを特徴とする請求項1に記載
    の密封型コンテナ輸送装置。
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