JP3167260B2 - 管内検査装置 - Google Patents

管内検査装置

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JP3167260B2
JP3167260B2 JP08730095A JP8730095A JP3167260B2 JP 3167260 B2 JP3167260 B2 JP 3167260B2 JP 08730095 A JP08730095 A JP 08730095A JP 8730095 A JP8730095 A JP 8730095A JP 3167260 B2 JP3167260 B2 JP 3167260B2
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敦一 鉛山
有司 泉野
晃 庄崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管内検査装置に関し、特
に既設管路における通水状態の管の内面をテレビカメラ
などによって検査することのできる管内検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】管内を検査するための装置として、たと
えば実開昭59−101215号公報には、管軸方向の棒状体の
先端に光学的な検査部材を取り付けるとともに、この棒
状体を湾曲させることで、検査部材を検査のために管の
内周面の方へ偏向させるようにしたものが開示されてい
る。そして、この棒状体を湾曲させるために、この棒状
体の長さ方向に配置された複数の操作用の索体をこの棒
状体の周囲に周方向に間隔をおいて配置するとともに、
各索体を個別に引っ張ったり緩めたりするアクチュエー
タを設けている。すなわち、アクチュエータによって操
作用の索体を引っ張ると、この引っ張り力を付与された
索体の方へ棒状体が湾曲して、光学的な検査部材がその
方向へ偏向されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のものでは、棒状体および索体は水中に露出して配置
されており、それにもとづくトラブルが発生しやすいと
いう問題点がある。特に、光学的な検査部材としてたと
えばテレビカメラなどを使用する場合には、このテレビ
カメラへの給電ケーブルやテレビカメラからの信号ケー
ブルなどが存在し、これらを水中に露出するのは不適当
であるため、何らかの対策が必要である。このため、た
とえば棒状体の周囲を可撓性チューブで覆ってこのチュ
ーブ内に水密空間を形成し、この空間内に索体やケーブ
ルなどを通すことで、上述の問題点を解消可能になると
期待できる。
【0004】ところが、このようにすると、管内では水
圧が作用しているため、可撓性チューブが収縮して索体
を押さえつけるように作用し、この索体が円滑に動かな
かったり、あるいは索体が可撓性チューブを傷つけるこ
とがあるという、新たな問題点が生じるおそれがある。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、可撓性チューブによる索体の押さえつけや、索体の
作動による可撓性チューブの損傷の発生を防止できるよ
うにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、カメラ部と駆動部とを距離をおいて配置する
とともに、これらカメラ部と駆動部とを可撓性部材によ
って連結し、この可撓性部材の周囲を可撓性チューブ体
で覆ってこの可撓性部材の周囲に環状の空間を形成し、
この環状空間において前記可撓性部材の長さ方向に配置
された複数の索体をこの可撓性部材の周囲に沿って周方
向に間隔をおいて設け、各索体の一端部をカメラ部にそ
れぞれ連結し、各索体の他端部を駆動部内のアクチュエ
ータに連結して、このアクチュエータにより引っ張られ
た索体の方へ可撓性部材を湾曲させてカメラ部を偏向可
能に構成し、かつ前記環状空間において、前記索体を、
金属製の帯材がスパイラル状に巻かれかつ隣り合う帯材
どうしの間に隙間が形成されることで剛性および可撓性
が付与された保護チューブの内部に配置したものであ
る。
【0007】
【作用】このような構成によれば、金属製の帯材がスパ
イラル状に巻かれかつ隣り合う帯材どうしの間に隙間が
形成されることで剛性および可撓性が付与された保護チ
ューブの内部に索体が配置されているため、可撓性チュ
ーブ体が水圧により収縮して保護チューブの外周面を押
圧した場合でも、この押圧力は索体には作用せず、この
ため索体の円滑な作動が阻害されるような事態の発生が
防止される。また可撓性チューブ体は、直接に索体に接
触することがないため、この索体の作動によって損傷を
受けることがない。さらに可撓性チューブ体は、可撓性
を有するため、可撓性部材が湾曲する際にはそれに追従
し、この可撓性部材の湾曲に支障をきたすこともない。
【0008】
【実施例】図1において、11は地中に水平方向に埋設さ
れた管路であり、上水12が通されている。この管路11に
おける長さ方向の所定位置には、図示を省略した消火栓
や空気弁などが地上に向かって設置され、これら消火栓
や空気弁などを管路11に接続するための分岐管が設けら
れている。そして管内の検査を行うときには、上述の消
火栓や空気弁などを分岐管から取り外すとともに、この
分岐管にケーブル挿入装置を取り付けて、図示のような
ケーブル構造の管内検査装置13を管路11の内部に管軸方
向に挿入する。
【0009】管内検査装置13は、テレビカメラを内蔵し
た円柱状のカメラ部15をその先端に有し、このカメラ部
15から距離をおいた位置には、円柱状でカメラ部15とほ
ぼ同径に形成された駆動部16が設けられている。カメラ
部15と駆動部16との間には可撓性を有するゴムパイプ17
がわたされており、このゴムパイプ17は、カメラ部15や
駆動部16よりも小径に形成されるとともに、その内部に
カメラ部15への信号ケーブルなどが通されている。駆動
部16の後方側には、上記信号ケーブルなどを上記分岐管
を経て管外へ導くためのケーブルチューブ18が接続され
ている。
【0010】ゴムパイプ17は、カメラ部15や駆動部16と
ほぼ同径で可撓性を有したゴムチューブ19によって覆わ
れており、このゴムチューブ19は、その一端部がカメラ
部15に密に外ばめされるとともに、その他端部が駆動部
16に密に外ばめされることによって、これらカメラ部15
と駆動部16との間におけるゴムパイプ17の周囲に環状の
水密空間20を形成している。
【0011】ゴムチューブ19の内部において、ゴムパイ
プ17の周囲に沿って周方向に180度ずつ間隔をおいた
位置には、それぞれゴムパイプ17の長さ方向に配置され
た一対のワイヤ21、22が設けられている。これらワイヤ
21、22の一端部は、カメラ部15の後端面の所定位置にそ
れぞれ接続されている。
【0012】カメラ部15と駆動部16との間におけるゴム
パイプ17の外周には、周方向二つ割りに構成された中間
リング24が外ばめ状態で固定されている。そして、それ
ぞれのワイヤ21、22は、この中間リング24を軸心方向に
貫通することによって、この中間リング24によりガイド
されるように構成されている。
【0013】ワイヤ21、22の他端部は、駆動部16の中へ
導かれてアクチュエータ26に接続されている。このアク
チュエータ26は、各ワイヤ21、22をそれぞれ引っ張った
り緩めたりすることができるように構成されている。そ
して、アクチュエータ26でワイヤを引っ張ると、その引
っ張られたワイヤの方へゴムパイプ17が湾曲されるよう
に構成されている。
【0014】カメラ部15と中間リング24との間、および
中間リング24と駆動部16との間では、図2および図3に
示すように、ワイヤ21、22は剛性および可撓性を有する
保護チューブ27の内部に通されている。この保護チュー
ブ27は、金属製の帯材28がスパイラル状に巻かれて形成
されたもので、隣り合う帯材28どうしの間には所定間隔
の隙間29が形成されている。すなわち、保護チューブ27
は、金属製の帯材28により構成されることで所定の剛性
を有し、また隙間29を有するスパイラル状に形成される
ことで所定の可撓性を有するように構成されている。
【0015】このような構成において、管路11内に上水
12を通水したまま管内を検査する際には、消火栓や空気
弁などの取り付け用の分岐管部分を利用して、先端にカ
メラ部15や駆動部16を有したケーブル状の管内検査装置
13を管内に挿入し、管軸方向たとえば水流の方向に沿っ
てカメラ部15および駆動部16を移動させる。
【0016】検査を必要とする部分の管内面を観察する
場合には、その位置で管内検査装置13を停止させ、ワイ
ヤ21、22のうちの観察しようとする管内面に対応した方
のものを引っ張るようにアクチュエータ26を駆動する。
たとえば、図1の仮想線で示すようにワイヤ21を引っ張
るようにアクチュエータ26を駆動させると、図示のよう
にそのワイヤ21の方へゴムパイプ17が湾曲し、それに対
応するようにカメラ部15が所要の方向へ偏向することに
なる。
【0017】なお、一対のワイヤ21、22のみによってカ
メラ部15を偏向させるものであるため、このカメラ部15
を上下方向や左右方向などの一定方向にしか偏向させる
ことができないが、カメラ部15として広い視野角をもっ
たものを使用することで、何ら問題なく管内面を全周に
わたって検査することができる。また、一対を越えた複
数のワイヤを配置することも可能であり、その場合に
は、それに対応して駆動部16の構成の変更が必要であ
る。たとえば、上述のように180度の間隔をおいた一
対のワイヤを、互いに90度ずらせて二組使用すれば、
上下左右の4方向のいずれにも偏向させることが可能と
なる。
【0018】管内検査装置13が管路11の外に存在すると
きには、図5に示すようにゴムパイプ17とゴムチューブ
19との間には空間30が形成されており、ワイヤ21、22は
この空間30の中に配置される。しかし、管路11の内部に
挿入されたときは、この管路11の内部には上水12が通さ
れており、この上水12は所定の水圧を有するため、図4
に示すようにこの水圧Pによってゴムチューブ19が収縮
される。この結果、図示のようにゴムチューブ19はワイ
ヤ21、22を押さえつけようとする。
【0019】しかし、図2および図3に詳細に示すよう
に、ワイヤ21、22は剛性および可撓性を有する保護チュ
ーブ27の内部に通されているため、この保護チューブ27
がゴムチューブ19によって押さえつけられるにとどま
り、ワイヤ21、22には押さえつけ力は作用しない。この
ため、ワイヤ21、22は保護チューブ27の内部において円
滑に作動し、支障なくゴムパイプ17を湾曲させてカメラ
部15を所要の方向に向けさせることが可能になる。しか
も、保護チューブ27は可撓性を有するため、ゴムパイプ
17が湾曲するときには容易に追従して、その湾曲動作を
阻害するようなこともない。また、ゴムチューブ19はワ
イヤ21、22に直接に接触しないため、このワイヤ21、22
の作動時に擦られることによる損傷も発生しない。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、カメ
ラ部と駆動部とを連結する可撓性部材とその周囲を覆う
可撓性チューブ体との間に環状空間を形成し、この環状
空間に通されるカメラ部偏向用の索体を、金属製の帯材
がスパイラル状に巻かれかつ隣り合う帯材どうしの間に
隙間が形成されることで剛性および可撓性が付与された
保護チューブの内部に配置したため、可撓性チューブ体
が水圧により収縮して保護チューブの外周面を押圧した
場合でも、この押圧力が索体に作用することが防止さ
れ、このため、この索体の円滑な作動が阻害されること
を防止でき、また可撓性チューブは直接には索体に接触
しないため、この索体の作動によって損傷を受けること
を防止でき、しかも保護チューブは可撓性を有するた
め、カメラ部の偏向のための可撓性部材の湾曲動作に容
易に追従することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管内検査装置の正面図であ
る。
【図2】図1の管内検査装置における要部の拡大断面図
である。
【図3】図2に示される部分の横断面図である。
【図4】図1における要部の横断面図である。
【図5】管路の外に存在するときの管内検査装置の横断
面図である。
【符号の説明】
15 カメラ部 16 駆動部 17 ゴムパイプ 19 ゴムチューブ 20 水密空間 21 ワイヤ 22 ワイヤ 27 保護チューブ
フロントページの続き (72)発明者 庄崎 晃 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (72)発明者 鎌田 昭夫 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (56)参考文献 特開 平1−37927(JP,A) 特開 平4−8338(JP,A) 特公 平3−49381(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/24 G01N 21/84 G01N 21/954 G02B 23/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラを用いて管内を検査するための装
    置であって、カメラ部と駆動部とを距離をおいて配置す
    るとともに、これらカメラ部と駆動部とを可撓性部材に
    よって連結し、この可撓性部材の周囲を可撓性チューブ
    体で覆ってこの可撓性部材の周囲に環状の空間を形成
    し、この環状空間において前記可撓性部材の長さ方向に
    配置された複数の索体をこの可撓性部材の周囲に沿って
    周方向に間隔をおいて設け、各索体の一端部をカメラ部
    にそれぞれ連結し、各索体の他端部を駆動部内のアクチ
    ュエータに連結して、このアクチュエータにより引っ張
    られた索体の方へ可撓性部材を湾曲させてカメラ部を偏
    向可能に構成し、かつ前記環状空間において、前記索体
    を、金属製の帯材がスパイラル状に巻かれかつ隣り合う
    帯材どうしの間に隙間が形成されることで剛性および可
    撓性が付与された保護チューブの内部に配置したことを
    特徴とする管内検査装置。
JP08730095A 1995-04-13 1995-04-13 管内検査装置 Expired - Fee Related JP3167260B2 (ja)

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