JP3167248U - 飲料缶用の販促グッズ収納キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】大きなサイズの景品等の販促グッズも安定的に収納でき、且つ、飲料缶の周リブとの嵌合が確実に行われ、飲料缶が容易に落下することのない飲料缶用の販促グッズ収納キャップを提供する。【解決手段】肉厚樹脂製の取付部材2と内部に景品等の販促グッズを収納できる直方体の収納部3とが一体成形されたキャップ1であり、取付部材2には、その短手方向の各内壁下部に飲料缶の周リブと嵌合する1つの突起片が、また、その長手方向の各内壁下部に周リブと嵌合する2つの突起片が、それぞれ設けられており、各飲料缶はその周リブと3つの突起片との嵌合によって取付部材2と着脱可能に取り付けられる。【選択図】図1
Description
本考案は、2つの飲料缶の上部に取り付けて利用に供せられる飲料缶用の販促グッズ収納キャップである。
昨今、コーヒーや紅茶、シューズなどの飲料の販売を促進するため、飲料缶の販売に際して景品等を提供することが広く行われている。従来は、飲料缶の購入者に別途、景品等の販促グッズを手渡す方法であったが、人手が掛かるほか、販促グッズが不足してクレームが生ずるなど、様々の問題点があった。そこで最近では、飲料缶の上部に脱着可能なキャップを取り付けておき、その内部に景品等の販促グッズを収納できるようにすることで、キャンペーン対象の飲料缶の購入者が漏れなく販促グッズを入手できるようにすることで、前記問題が解消されるようになった。
しかしながら、最近では缶飲料の販促グッズは自動車おもちゃや電車おもちゃ又は飛行機おもちゃなど比較的サイズの大きなものが主流となっており、従来のキャップでは収納できないといった問題点があった。そこで、2つの飲料缶を購入することを条件に、これら大き目の販促グッズを提供できるようにするため、最近では2つの飲料缶に取り付けられる収納キャップを採用するケースが散見されるようになってきた。
ところが、これまでの2缶用の収納キャップは、両サイドが飲料缶の曲率に合わせて湾曲した角丸長方形であるため、当該湾曲部が飲料缶の上部と面で接して保持を強固にするメリットはあるものの、角の出張った販促グッズの場合、その四隅が当たって内部に収納できないといった致命的な欠点があった。また、収納部を直方体にしたキャップでは、飲料缶上部との面接触がないため、保持の能力が低く、キャップを持って持ち上げると飲料缶が外れて落下してしまうという問題点もあった。
これまで実施されている2つの飲料缶用の販促グッズ収納キャップでは、両サイドが飲料缶と同じ曲率の湾曲形状であるため、サイズが大きい販促グッズではキャップ内の空間に収納できないという欠点があり、また、飲料缶上部との面接触がないために保持機能が脆弱で、キャップを持つと飲料缶が外れて落下してしまうという問題点もあった。そこで、本考案はこれら欠点や問題点を著しく軽減した飲料缶用の販促グッズ収納キャップの提供を課題として開発された。
本考案は、如上の課題を解決するため、外周縁に周リブを有する2つの飲料缶の上部に取り付けられる肉厚樹脂製の取付部材と、該取付部材と一体成形されており、内部に景品等の販促グッズを収納できる直方体の収納部とを備えた飲料缶用の販促グッズ収納キャップであり、前記取付部材には、その短手方向の各内壁下部に前記周リブと嵌合する1つの突起片が、また、その長手方向の各内壁下部に前記周リブと嵌合する2つの突起片が、それぞれ設けられており、各飲料缶はその周リブと3つの突起片との嵌合により前記取付部材と着脱可能に取り付けられることを特徴とする飲料缶用の販促グッズ収納キャップ(請求項1)を提案する。
本考案ではまた、如上の課題を解決するため、請求項1に記載の考案であって、前記長手方向の各内壁下部には、取り付けられる2つの飲料缶の曲率に沿った山部が形成されており、長手方向の各内壁下部に設けられた前記2つの突起片は、前記山部上に設けられていることを特徴とする飲料缶用の販促グッズ収納キャップ(請求項2)を提案する。
請求項1に係る本考案では、取付部材を肉厚の樹脂製としたことで、ホールド性が向上したため、その取付部と飲料缶との面接触が少ないにも拘らず、飲料缶の周リブと3つの突起部の嵌合だけで確実に飲料缶を保持できるようになった。
また、景品等の販促グッズを収納する収納部を直方体としたことで、コーナー一杯まで収納空間が拡大したため、自動車おもちゃや電車おもちゃ又は飛行機おもちゃといった四隅が出張った販促グッズでも容易に収納できるようになった。
請求項2に係る本考案では、取付部材の長手方向の各内壁下部に飲料缶の曲率に沿った山部を形成したことで、一部とはいえ前記山部が飲料缶の上部と面接触するようになるため、飲料缶の保持がより一層確実に行えるようになった。
また、飲料缶の上部と面接触する前記山部上に突起片を設けたことで、該突起片の周リブとの嵌合がより強固なものとなるため、飲料缶はしっかりホールドされ、落下の虞がなくなった。
以下、本考案の望ましい実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本考案に係る飲料缶用の販促グッズ収納キャップの一実施形態に関するものであり、図示しない2つの飲料缶の上部に脱着可能に取り付けて利用される。1はキャップ、2は取付部材、3は収納部、4及び4’は短手方向の突起片、5及び5’は長手方向の突起片、6は山部である。
この実施例では、図1に示すように、本考案に係るキャップ1は、図示しない2つの飲料缶の上部に取り付けられる取付部材2と、該取付部材2と一体成形されており、内部に景品等の販促グッズを収納できる直方体の収納部3とから構成され、前記取付部材2は従来のキャップよりも肉厚の樹脂製となっている。
従来よりも肉厚樹脂製とした理由は、従来のキャップの取付部は両サイド(短手縁辺)が飲料缶の曲率に合わせて湾曲した角丸長方形であるため、2つの飲料缶に取り付けた場合、その上部と前記湾曲部とが合致して面接触するため馴染みが良く、突起片と飲料缶の周リブとの嵌合がより確実に行えるところ、本考案に係るキャップ1では、図2に示すとおり、取付部材2が同じ角丸長方形であるといえども、両サイドが飲料缶のようには湾曲しておらず、四隅のみ湾曲した形状であるため、飲料缶の上部との面接触が殆どなく、1つの飲料缶はその周リブと短手方向の突起片4及び長手方向の2つの突起片5の計3つの突起片との嵌合によって取り付けられ、もう1つの飲料缶はその周リブと短手方向の突起片4’及び長手方向の2つの突起片5’の計3つの突起片との嵌合によって、それぞれ取り付けられることになる。すなわち、本考案では突起片という3つの点で取付部材2が各飲料缶を保持することになるのである。そのため、取付部材2の周縁が積載等の重量に耐え切れずに変形して飲料缶が落下してしまうことのないよう、肉厚樹脂製とすることで強度を高めているのである。
本考案ではまた、取付部材2と一体成形された収納部3の形状が直方体である点も特徴の1つである。従来は比較的小さめの販促グッズが多かったが、昨今、販促グッズといえども非常に趣味性の高いものが主流となっており、なかでも実物を忠実且つ精巧に複製したサイズの大きな自動車おもちゃや二輪自動車おもちゃ、電車おもちゃ、飛行機おもちゃなどが採用されることが多くなっている。そのため、両サイドを飲料缶と同じ曲率で湾曲させた従来の収納部では角や翼がぶつかって収まらないことが多くなり、直方体にできることが悲願であった。
しかしながら、両サイド(短手縁辺)が飲料缶と同じ曲率の湾曲形状である従来のキャップでは、その上部に直方体の収納部を設けようとすると容積の小さな収納部になってしまうため、これまで直方体の収納部を持つキャップは殆ど製作されていなかった。そこで、本考案では上部に収納部が形成される取付部材2を四隅のみを湾曲させた角丸長方形とし、収納部3となる直方体の四隅を最大まで拡げることで、前記した大型の販促グッズでも十分に収納に耐えられるようにした。
なお、出願人において、本願の取付部材2のように四隅のみ湾曲させた角丸長方形とせずに、取付部材と収納部を一体化した同じサイズの直方体とすることも検討したが、それによってより容量の大きな収納スペースを確保できる代わりに、積載に耐えられる十分な剛性が得られなくなるほか、取付部材と収納部の空間を隔てて販促グッズを載置する内蓋の取付が困難になるなどの事情が生じたため、廃案となった経緯がある。
本考案で特徴となるもう1つの要素は、上で述べた考案であって、長手方向の内壁下部には取り付けられる2つの飲料缶の曲率に沿った山部が形成されており、突起片5及び5’が該山部上に設けられている点にある。図2に示すように、取付部材2の各長手方向にはその中間部付近に山部6が形成されており、2つの飲料缶上部の一部が前記山部6と面接触することになる。
そのため、2つの飲料缶の設けられた周リブと突起片5及び5’の嵌合はより強固なものとなり、少々の力を加えても容易に飲料缶が落下しないほど、しっかりと取り付けられるようになった。
本考案に係る飲料缶用の販促グッズ収納キャップは、径の一致する周リブを有する缶であれば内容物に拘らず取り付けることができるため、コーヒーや紅茶、ジュースなどを提供する飲料分野はもちろんのこと、缶詰めにする食肉分野や、オイル缶やスプレー缶を提供する分野でも利用することができる。
1 キャップ
2 取付部材
3 収納部
4 短手方向の突起片
4’ 短手方向の突起片
5 長手方向の突起片
5’ 長手方向の突起片
6 山部
2 取付部材
3 収納部
4 短手方向の突起片
4’ 短手方向の突起片
5 長手方向の突起片
5’ 長手方向の突起片
6 山部
Claims (2)
- 外周縁に周リブを有する2つの飲料缶の上部に取り付けられる肉厚樹脂製の取付部材と、該取付部材と一体成形されており、内部に景品等の販促グッズを収納できる直方体の収納部とを備えた飲料缶用の販促グッズ収納キャップであり、前記取付部材には、その短手方向の各内壁下部に前記周リブと嵌合する1つの突起片が、また、その長手方向の各内壁下部に前記周リブと嵌合する2つの突起片が、それぞれ設けられており、各飲料缶はその周リブと3つの突起片との嵌合により前記取付部材と着脱可能に取り付けられることを特徴とする飲料缶用の販促グッズ収納キャップ。
- 前記長手方向の各内壁下部には、取り付けられる2つの飲料缶の曲率に沿った山部が形成されており、長手方向の各内壁下部に設けられた前記2つの突起片は、前記山部上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の飲料缶用の販促グッズ収納キャップ。
Priority Applications (1)
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JP2011000466U JP3167248U (ja) | 2011-01-31 | 2011-01-31 | 飲料缶用の販促グッズ収納キャップ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011000466U JP3167248U (ja) | 2011-01-31 | 2011-01-31 | 飲料缶用の販促グッズ収納キャップ |
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Family Applications (1)
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2011
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