JP3166721U - 排水回路用脱臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水回路用脱臭装置を提供する。【解決手段】外筒18と、該外筒内に設けられる内筒20と、可動部材22とを含む。該外筒は、流し台又は洗面台の流し排水栓12と排水管16との間に設けられ、該内筒内に排水口45が配置され、該可動部材は、該内筒内に上下に移動可能である。該可動部材は、平時に、排水管16内の臭いを遮断するために該排水口45を閉鎖する。水が外筒内に流入した場合は、該可動部材が移動して該排水口を開放する。【選択図】図3

Description

本考案は、脱臭装置に関し、特に流し台又は洗面台に用いられる排水回路の脱臭装置に関するものである。
家庭の流し台及び洗面台の水槽排水口には、異物が排水回路内に流入することを防止するための流し排水栓が設けられるのが一般的である。しかしながら、排水回路内に貯まった汚れによる臭いが流し排水栓を経由して屋内に進入したり、ごきぶりや昆虫等が流し排水栓を経由して屋内に侵入したりする可能性があるため、環境的にも、衛生的にも品質の低下が生じる。
流し排水栓の内部には、臭いや虫を遮断するための遮断装置を設けることがあるが、該遮断装置の阻止によって流し排水栓から排出された汚水の異物又は汚れが流し排水栓内に貯まることはよくあるため、排水回路が詰まりやすく、洗浄が困難となる。
そこで、上述した課題に鑑み、本考案は、臭いを遮断するために、流し台又は洗面台の流し排水栓と排水回路との間に設けられ、洗浄を容易にする脱臭装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本考案は、外筒と、前記外筒に設けられる内筒と、前記内筒内に収容される可動部材とを備える脱臭装置を提供する。前記外筒の上端には流し排水栓が接続され、前記外筒の下端には排水管が接続される。前記内筒内部には排水口が配置される。前記内筒内部には、スプリング座と、案内ロッドと、前記案内ロッドに嵌設されるスプリングとが設けられている。前記可動部材の一端は、前記スプリングに当接されるとともに前記案内ロッドの上端に結合され、前記内筒の第1の位置と第2の位置との間に上下に移動可能である。前記可動部材が第1の位置に位置した場合、前記スプリングは、前記排水口を閉鎖するために前記可動部材を押圧し、前記可動部材が第2の位置に位置した場合、前記可動部材は、前記排水口を開放するために前記スプリングを圧縮する。
本考案に係る排水回路用脱臭装置は、排水管内の臭いを遮断し、ごきぶり等の昆虫が室内に進入することを防止し、排水管内の水の逆流を回避する効果を奏することが可能である。
本考案に係る脱臭装置の立体図である。 図1の脱臭装置の分解図である。 図1の脱臭装置の断面図であり、該脱臭装置が流し台の排水回路に組み付けられる様子を示す。 図3の可動部材が下へ移動する断面図を示す。 該脱臭装置が他の流し台の排水回路に適用された場合の断面図を示す。 該脱臭装置が洗面台の排水回路に適用された場合の断面図を示す。 該脱臭装置が他の洗面台の排水回路に適用された場合の断面図を示す。 下接続ヘッドが外筒の下端に嵌合された場合の断面図を示す。
図1〜4は、本考案に係る脱臭装置10を示す。脱臭装置10は、流し台の流し排水栓12の底端14と排水管16との間に組み付けられる。脱臭装置10は、外筒18と、外筒18内に結合される内筒20と、内筒20に収容される可動部材22とを含む。外筒18の内部には貫通孔28が設けられている。外筒18の上端24には流し排水栓の底端14と接続するための上結合口30が設けら、外筒18の下端26には下結合口32が設けられている。上、下結合口30、32のそれぞれは、内ねじ山34を有している。外筒18は、上端24の外周壁と上結合口30との間にリング槽36が設けられている。
内筒20は、上段38と下段40とを含み、内筒20内には貫通孔42が設けられている。上段38及び下段40のそれぞれは、筒体であり、且つ内筒20として着脱可能に結合される。内筒の上段38は、外筒18のリング槽36内に挿入結合される。内筒の上段38の内周には環状ショルダー部44が延在され、ショルダー部44は、上へ次第に小さくなる錐状断面を有し、ショルダー部44の内部には排水口45が配置されている。
内筒20は、さらにスプリング座46と、案内ロッド48と、スプリング50とを含む。スプリング座46は、内筒の下段40内に位置する。スプリング座46は、3つの支持壁52を含み、それらの支持壁52の外端54は、貫通孔42の孔壁に結合され、それらの支持壁52の内端56はともに貫通孔42の中心軸線上に結合される。案内ロッド48は、スプリング座46の内端56から内筒20の上段38へ延びる。案内ロッド48は、スクリューであり、その下端58がスプリング座46上に結合され、その上端60が上へ上段38内まで延びる。スプリング50は、案内ロッド48外に嵌め、スプリングの底端64は、スプリング座46上に当接される。
可動部材22は、スプリング座46とショルダー部44との間に位置する。可動部材22は、板体66と、板体66の頂面から上へ延びるスリーブ68とを含む。板体66の外径は、貫通孔42の外径よりも小さいが、排水口45の外径よりも大きい。組み付け上は、まず可動部材22を内筒の下段40内に組み付け、次に内筒の上段38と下段40とを結合する。板体66は、スプリング50の頂端62に当接される。可動部材22は、内筒20の第1の位置(図3参照)と第2の位置(図4参照)との間に移動可能である。スリーブ68は、可動部材22の上下移動を案内するために案内ロッドの上端60に嵌設されている。可動部材22が第1の位置に位置した場合、スプリング50は、可動部材22を、排水口45を閉鎖するためにショルダー部44の下端に当接するように押圧する。可動部材22が第2の位置に位置した場合、可動部材22は、スプリング50を圧縮するとともに、排水口45を開放させるようにショルダー部44と分離する。
脱臭装置10は、さらに管状下接続ヘッド70を含み、下接続ヘッド70は、外ねじ山を有する頂端72と内ねじ山を有する底端74とを含み、頂端72は、外筒18の下結合口32に螺合されるとともに、内筒20が外筒18内に位置するように下段40に当接される。底端74は、排水管16に接続されてもよい。また、下接続ヘッド70は、外筒の下端26と一体に形成されてもよい。
実施上において、水76が流し排水栓12から排出された後、水76の重量は、可動部材22が第2の位置に移動して排水口45(図5参照)を開放させるように可動部材22を下へ押圧する。一方、水76が流し排水栓12から排出されていない場合、可動部材22は、スプリング50の押圧により第1の位置に移動し、排水口45を閉鎖する(図3参照)。これにより、排水管16内の臭いやごきぶり等の昆虫が室内に進入することを防止し、排水管16内の水76の逆流を回避する効果を奏することが可能である。異物が脱臭装置10内に貯まり、排水に影響を与えた場合は、脱臭装置10を取り外して洗浄することができる。
図5に示すように、脱臭装置10は、さらに管状上接続ヘッド78を含み、上接続ヘッド78は、外ねじ山を有する頂端80と外ねじ山を有する底端82とを含み、底端82は、外筒18の上結合口30に螺合され、頂端80には他のタイプの流し台の流し排水栓12の底端14が接続される。
図6及び図7は、脱臭装置10は、上接続ヘッド78が洗面台の流し排水栓12に接続され、下接続ヘッド70が洗面台の排水管16に接続されるようにしているため、異なるタイプの洗面台の流し排水栓12と排水管16との間に取り付けられる様子を示す。図8は、下接続ヘッド70が外筒18の下端26に嵌合される様子を示す。
以上のように、本考案では、上端には流し排水栓と接続するための上結合口を有し、下端には排水回路と接続するための下結合口を有する外筒と、前記外筒内に設けられ、且つ上段と下段とを含み、前記上段の内部にはショルダー部が設けられ、前記ショルダー部において排水口が配置されており、前記下段内に位置するスプリング座と、前記スプリング座に結合される案内ロッドと、前記案内ロッド内に嵌設されるスプリングとをさらに含み、前記スプリングの底端が前記スプリング座上に当接されるようにする内筒と、前記内筒内に収容されるとともに前記スプリング座と前記ショルダー部との間に位置しており、前記スプリングの頂端に当接される板体と、前記板体から上へ延び、前記案内ロッドの上端に嵌設されるスリーブとを含み、前記内筒内の第1の位置と第2の位置との間に上下に移動可能であり、前記第1の位置に位置した場合、前記排水口を閉鎖するために前記スプリングが前記可動部材を前記ショルダー部に当接させるように押圧し、前記第2の位置に位置した場合、前記スプリングを圧縮するとともに、前記排水口を開放させるように前記ショルダー部と分離する可動部材と、を備えることを特徴とする排水回路用脱臭装置とするものである。
また、頂端が前記外筒の下結合口と結合される下接続ヘッドをさらに含み、前記内筒の上段及び下段のそれぞれは筒体であり、且つ着脱可能に結合され、前記外筒の上端にはリング槽が設けられ、前記内筒の上段が前記リング槽内に挿入結合されることを特徴とする請求項1に記載の排水回路用脱臭装置ものとする。
また、底端が前記外筒の上結合口に結合される上接続ヘッドをさらに含み、前記ショルダー部が上へ次第に小さくなる錐状断面を有し、前記案内ロッドが前記スプリング座から前記内筒の上段へ延びることを特徴とする請求項2に記載の排水回路用脱臭装置ものとする。
排水回路用脱臭装置により、排水管内の臭いを遮断し、ごきぶり等の昆虫が室内に進入することを防止し、排水管内の水の逆流を回避する効果を奏することが可能である。
10 脱臭装置
12 流し排水栓
14 底端
16 排水管
18 外筒
20 内筒
22 可動部材
24 上端
26 下端
28 貫通孔
30 上結合口
32 下結合口
34 内ねじ山
36 リング槽
38 上段
40 下段
42 貫通孔
44 ショルダー部
45 排水口
46 スプリング座
48 案内ロッド
50 スプリング
52 支持壁
54 外端
56 内端
58 下端
60 上端
62 頂端
64 底端
66 板体
68 スリーブ
70 下接続ヘッド
72 頂端
74 底端
76 水
78 上接続ヘッド
80 頂端
82 底端

Claims (3)

  1. 上端には流し排水栓と接続するための上結合口を有し、下端には排水回路と接続するための下結合口を有する外筒と、
    前記外筒内に設けられ、且つ上段と下段とを含み、前記上段の内部にはショルダー部が設けられ、前記ショルダー部において排水口が配置されており、前記下段内に位置するスプリング座と、前記スプリング座に結合される案内ロッドと、前記案内ロッド内に嵌設されるスプリングとをさらに含み、前記スプリングの底端が前記スプリング座上に当接されるようにする内筒と、
    前記内筒内に収容されるとともに前記スプリング座と前記ショルダー部との間に位置しており、前記スプリングの頂端に当接される板体と、前記板体から上へ延び、前記案内ロッドの上端に嵌設されるスリーブとを含み、前記内筒内の第1の位置と第2の位置との間に上下に移動可能であり、前記第1の位置に位置した場合、前記排水口を閉鎖するために前記スプリングが前記可動部材を前記ショルダー部に当接させるように押圧し、前記第2の位置に位置した場合、前記スプリングを圧縮するとともに前記排水口を開放させるように前記ショルダー部と分離する可動部材と、
    を備えることを特徴とする排水回路用脱臭装置。
  2. 頂端が前記外筒の下結合口と結合される下接続ヘッドをさらに含み、前記内筒の上段及び下段のそれぞれは筒体であり、且つ着脱可能に結合され、前記外筒の上端にはリング槽が設けられ、前記内筒の上段が前記リング槽内に挿入結合されることを特徴とする請求項1に記載の排水回路用脱臭装置。
  3. 底端が前記外筒の上結合口に結合される上接続ヘッドをさらに含み、前記ショルダー部が上へ次第に小さくなる錐状断面を有し、前記案内ロッドが前記スプリング座から前記内筒の上段へ延びることを特徴とする請求項2に記載の排水回路用脱臭装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014163159A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Maruichi Corp 排水装置
JP2016037767A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 丸一株式会社 排水トラップ
KR101937822B1 (ko) 2018-07-05 2019-01-11 주식회사 에스엠지 냄새 역류 방지장치
CN111851668A (zh) * 2020-07-21 2020-10-30 江门市盈雨卫浴有限公司 一种防臭下水管

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