JP3166415U - 複合ボート - Google Patents

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Abstract

【課題】装備品を収納したり、生け簀として利用することも可能な蓋付きの収納ボックスを備えた複合ボートを提供する。【解決手段】船底及び船底の後部に船底に連結して設けられた後部板18を有し、船底は繊維強化プラスチックを用いて形成された船体11と、船体11の前部及び両側部に気密状態で取付けられ、内部に注入された空気により膨張して船体11に浮力を与える平面視してU字形状の気胴部12とを有する。船体11の中央部に位置する船底に、上部が船底から上方に突出し、下部が船底を貫通する収納ボックス13が設けられ、収納ボックス13の上端の開口部には、蓋14が取付けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、蓋付きの収納ボックスを備えた複合ボートに関する。
繊維強化プラスチックで形成された船体と、船体の前部及び両側部に一体で取付けられ、内部に空気が注入されて膨張して船体に浮力を与えるU字形状の気胴部(チューブ)とを有する複合ボートは、リブボートとも呼ばれ、転覆が起こり難く安全性が高いため救助用ボートとして使用されている(例えば、特許文献1参照)。また、複合ボートは、船体に重心があり、気胴部がローリングを抑える特性を備えているため、マリンレジャー用のボートとしても使用されている。
特開平7−33073号公報
複合ボートでは、U字形状の気胴部の内側に露出している船体の上面部分が搭乗部となるため、例えば、複合ボートを釣り船として使用する場合、釣り用具等の装備品は蓋付きの収納ボックス内に入れ、装備品を収納した収納ボックスを乗船時に持ち込み、搭乗部に乗せている。このため、複合ボートが波の影響を受けて前後左右に揺れると、収納ボックスが搭乗部上で滑り出すという問題が生じる。また、乗船、下船の都度、収納ボックスを携行しなければならないという問題もある。
更に、釣った魚の鮮度を保つため、下船するまで釣った魚を生かしておこうとすると、魚を入れた魚籠が水中に浸かるように魚籠を複合ボートに掛止しておかねばならない。このため、魚を釣り上げる都度、魚籠を水中から引き揚げ、釣った魚を魚籠に移した後に再び魚籠を水中に浸けるという作業が必要になり、煩雑な付帯作業が生じるという問題がある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、装備品を収納したり、生け簀として利用することも可能な蓋付きの収納ボックスを備えた複合ボートを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る複合ボートは、繊維強化プラスチックを用いて形成された船底及び該船底の後部に該船底に連結して設けられた後部板を有する船体と、該船体の前部及び両側部に気密状態で取付けられ、内部に注入された空気により膨張して前記船体に浮力を与える平面視してU字形状の気胴部とを有する複合ボートにおいて、
前記船体の中央部に位置する前記船底に、上部が前記船底から上方に突出し、下部が前記船底を貫通する収納ボックスが設けられ、該収納ボックスの上端の開口部には、蓋が取付けられている。
本考案に係る複合ボートにおいて、前記蓋は、前記開口部の前端又は後端を中心にして回動することが好ましい。
本考案に係る複合ボートにおいて、前記収納ボックスの底面は、前記船底の底面と同一高さ位置にあって、前記収納ボックスの底部に、外部から該収納ボックス内に水を入れる給水口と、該収納ボックス内の水を外部に出す排水口を取付けることができる。
本考案に係る複合ボートにおいて、前記蓋の上面には、座席が設けることが好ましい。
本考案に係る複合ボートにおいては、収納ボックスを、船体の中央部に位置する船底に、下部が船体を貫通するように設けているので、複合ボートの搭乗部の船首側、両舷側、船尾側にそれぞれスペースを確保することができ、搭乗部の有効活用を図りながら、容積の大きな収納ボックスを安定して設けることができる。また、収納ボックスの上部が船底から上方に突出し、収納ボックスの上端の開口部には、蓋が取付けられているので、蓋を閉じて収納ボックスを台として使用することもできる。
本考案に係る複合ボートにおいて、蓋が、開口部の前端又は後端を中心にして回動する場合、蓋の開け閉めが容易になって、収納ボックスの利便性が向上する。
本考案に係る複合ボートにおいて、収納ボックスの底面が、船底の底面と同一高さ位置にあって、収納ボックスの底部に、外部から収納ボックス内に水を入れる給水口と、収納ボックス内の水を外部に出す排水口を取付ける場合、収納ボックスの下部が船体を貫通するように設けても、複合ボートの移動に抵抗が生じず、収納ボックスを生け簀として使用することができる。
本考案に係る複合ボートにおいて、収納ボックスの蓋の上面に、座席が設けられている場合、リブボートに快適に乗船することができる。
本考案の一実施の形態に係る複合ボートの斜視図である。 同複合ボートの長手方向中央部の正断面図である。 同複合ボートの船体の船底の斜視図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
図1に示すように、本考案の一実施の形態に係る複合ボート10は、繊維強化プラスチック(FRP)を用いて形成された船底15及び船底15の後部に船底15に連結して設けられた後部板(トラニサム板)の一例である船外機器取付け部18を有する船体11と、船体11の前部及び両側部に気密状態で取付けられ、内部に注入された空気により膨張して船体11に浮力を与える平面視してU字形状の気胴部12とを有し、船体11の中央部に位置する船底15に、上部が船底15から上方に突出し、下部が船底15を貫通する収納ボックス13が設けられ、収納ボックス13の上端の開口部には、蓋14が取付けられている。以下、詳細に説明する。
図2に示すように、船底15の内側には、発泡部材16(例えば、発泡ウレタン)が配置されている。そして、図1に示すように、船底15の上面側でU字形状の気胴部12の内側に露出した平坦領域が、複合ボート10の搭乗部17になっており、搭乗部17の後部側に、搭乗部17から上方に突出し両側が気胴部12の後端側により挟まれて、複合ボート10の推進用エンジン(図示せず)を取付ける船外機器取付け部18が設けられている。また、船底15の底面には、図3に示すように、キール21、22が設けられている。なお、符号23は、船体11を吊り上げる際に使用するワイヤ(図示せず)を掛止する船体用フックである。
気胴部12は、合成繊維(例えば、ポリエステル、ナイロン、)で補強された気密性材料(例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、合成ゴム、クロロスルホルン化ポリエチレンゴム(CSM))製シートを1枚又は複数枚貼り合わせて製造した気密性シート部材から形成されている。そして、気胴部12の内周側には、船体11の前部及び両側部の角部分が接着剤を介して気密状態で固定される嵌入溝24が形成されている。なお、気胴部12内は、複数(本実施の形態では4つ)の領域に分割され、気胴部12の一部に損傷が発生しても、気胴部12内から空気が部分的にしか流出しないように構成されている。ここで、符号25、26、27、28は、気胴部12の分割領域に空気を注入する空気注入口、符号29、30は、複合ボート10を係留する際に使用する係留用ロープを掛止する係留用フック、符号31、32は、複合ボート10を取扱う際に使用する取っ手、符号33は複合ボート10を曳航する際に使用する曳航用ロープを掛止する曳航用フックである。
図2、図3に示すように、収納ボックス13は、船体11の前後方向及び幅方向の中央部に位置する船底15に形成した貫通孔に、接着剤を介して下部が挿入されて気密状態で固定され、上部が船底15の搭乗部17から上方に突出している上部開口の箱部材34を有し、蓋14は、蝶番を用いて箱部材34に取付けられ、箱部材34の開口部の後端を中心にして回動するように取付けられている。なお、収納ボックスの使用方法に応じて、蓋を箱部材の開口部の前端を中心にして回動するように設けてもよい。
そして、箱部材34の底面35は、船底15の底面と同一高さ位置にある。箱部材34の底部には、複合ボート10を水面上に浮かせた際に、外部から収納ボックス13内に水を入れる給水口36と、収納ボックス13内の水を外部に出す排水口37が設けられている。ここで、給水口36(排水口37も同様)は、箱部材34の底部に貫通して取付けられた短管部材38と、短管部材38の箱部材34内側の端部に螺合して短管部材38を塞ぐ栓部材40を有している。これによって、複合ボート10を釣り船として使用する際、収納ボックス13を、生け簀とすることができる。
更に、蓋14の上側には回転座42が設けられ、回転座42の上には背もたれ43付きの座椅子(座席の一例)44が固定されている。これによって、座椅子44を自由に回転させることができる。なお、蓋14の前側には、この蓋14を閉じる掛止金具(パッチン錠)が設けられ、必要に応じて蓋14を収納ボックス13に固定することができるようになっている。
続いて、本考案の一実施の形態に係る複合ボート10の作用について説明する。
収納ボックス13が、複合ボート10の船体11の中央部に設けられているので、複合ボート10の搭乗部17の船首側、両舷側、船尾側にそれぞれスペースを確保することができ、パートナーの空間が広がる。また、収納ボックス13の下部が船底15を貫通するように設けられているので、収納ボックス13の容積を大きくしても、収納ボックス13を安定して設けることができる。これにより、乗船時の装備品を収納ボックス13内に入れることで、搭乗部17の活用面積を広くでき、搭乗部17を効率的に利用することができる。そして、収納ボックス13の上部が船底15から上方に突出し、収納ボックス13上端の開口部に取付けられた蓋14の上面には、回転座42を介して座椅子44が固定されているので、座椅子44に座って釣りを行うことができる。
ここで、収納ボックス13の底部に給水口36及び排水口37がそれぞれ取付けられているので、給水口36及び排水口37の栓部材40を取外すことにより、収納ボックス13内に給水口36を介して外部から水を取入れながら、排水口37を介して収納ボックス13内の水を外部に排出することにより、収納ボックス13内と外部との間で水を循環させることができ、収納ボックス13を生け簀として使用することができる。
以上、本考案を、実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、収納ボックスの底部に給水口及び排水口を設けず、装備品の収納のみに使用することができる。
また、収納ボックスの蓋に座席を設けず、蓋を閉じて台として使用できるようにすることもできる。
10:複合ボート、11:船体、12:気胴部、13:収納ボックス、14:蓋、船底:15、16:発泡部材、17:搭乗部、18:船外機器取付け部、21、22:キール、23:船体用フック、24:嵌入溝、25、26、27、28:空気注入口、29、30:係留用フック、31、32:取っ手、33:曳航用フック、34:箱部材、35:底面、36:給水口、37:排水口、38:短管部材、40:栓部材、42:回転座、43:背もたれ、44:座椅子

Claims (4)

  1. 繊維強化プラスチックを用いて形成された船底及び該船底の後部に該船底に連結して設けられた後部板を有する船体と、該船体の前部及び両側部に気密状態で取付けられ、内部に注入された空気により膨張して前記船体に浮力を与える平面視してU字形状の気胴部とを有する複合ボートにおいて、
    前記船体の中央部に位置する前記船底に、上部が前記船底から上方に突出し、下部が前記船底を貫通する収納ボックスが設けられ、該収納ボックスの上端の開口部には、蓋が取付けられていることを特徴とする複合ボート。
  2. 請求項1記載の複合ボートにおいて、前記蓋は、前記開口部の前端又は後端を中心にして回動することを特徴とする複合ボート。
  3. 請求項1又は2記載の複合ボートにおいて、前記収納ボックスの底面は、前記船底の底面と同一高さ位置にあって、前記収納ボックスの底部に、外部から該収納ボックス内に水を入れる給水口と、該収納ボックス内の水を外部に出す排水口を取付けたことを特徴とする複合ボート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合ボートにおいて、前記蓋の上面には、座席が設けられていることを特徴とする複合ボート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014236684A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 株式会社タカキタ 中空状の船体を備えた船舶
JP2015155266A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 浜口ウレタン株式会社 船艇

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