JP3166303U - 合成樹脂製ボトル - Google Patents

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【課題】容器胴部の表面積を増やすことで、容器内の充填物の熱の交換を容易に行えるようにしたペットボトル等の合成樹脂製ボトルを提供する。【解決手段】合成樹脂製ボトルの胴部3に、該胴部の横断面内でその中心を通る直線に沿って胴部3を横方向に貫通する空洞部6が設けられており、該空洞部6は左右の側面が平行に延びており、空洞部6の高さを胴部3の高さの半分以上の高さに設定しており、上記空洞部6は、その上面及び下面と左右の側面とが胴部壁面11、12、13、14で囲まれてなる。【選択図】図1

Description

本考案は、容器胴部の表面積を増やすことで、容器内の充填物の熱の交換を容易に行えるようにしたペットボトル等の合成樹脂製ボトルに関するものである。
従来、ボトルの中央に矩形状の孔部を設ける構造として、例えば、実用新案登録第2542488号の中央開口プラスチックブロー成形ボトルが知られている。
上記孔部は、ボトル本体部のほぼ中央部に、その側壁を貫通する開口部からなっており、前記開口部の両側の一対の柱状部は前記ボトルの重心に隣接し、把手として用いることができる構成からなっている。
同様に、実用新案登録第3062444号の瓶の考案では、中心軸に関して対称な瓶であって、瓶の壁に瓶を貫通し端部の開口する握り開口が形成され、該握り開口が、断面の長軸が瓶の中心軸と実質的に一致する縦長の断面を有する構成からなっている。
これらはいずれも把手や握りとして用いられるものであり、開口の大きさは把持する手を挿入し回り込ませて開口に隣接する部分を握ることができるようにしなければならず、開口の幅ばかりでなく開口の横に隣接する柱状部分の厚みにも制約が必要であった。
一方で、ボトル内の充填物を冷蔵庫内で冷却したり、加熱器内で加熱したりする際に、ボトルの表面を介して熱の移動が行われるが、ボトルの厚みが大きい場合は充填物への熱の移動に時間がかかるという問題点がある。
そこで、ボトルを貫通する穴を開口し、その穴に沿ってボトルの表面積を増加させれば冷却や加熱を容易に行えることが考えられるが、前述の従来構造では、把手を目的としているため、穴の位置が上方に偏ったり、表面積の増加が僅かであったりして効果的に熱の移動を行うことができない。
実用新案登録第2542488号公報 実用新案登録第3062444号公報
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、その解決しようとする問題点は、ボトルの充填物に対して広範囲に亘って表面積を拡大することで、ボトルの冷却や加熱を容易に行えるようにした合成樹脂製ボトルを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
合成樹脂製ボトルの胴部に、該胴部の横断面内でその中心を通る直線に沿って胴部を横方向に貫通する空洞部が設けられており、
該空洞部は左右の側面が平行に延びており、空洞部の高さを胴部の高さの半分以上の高さに設定しており、上記空洞部は、その上面及び下面と左右の側面とが胴部壁面で囲まれてなることを特徴とする。
また、請求項2の考案では、
前記胴部が中途位置から二股状に分岐する一対の胴脚部を有しており、該一対の胴脚部の下端にカップ状の下蓋を外嵌して空洞部を塞ぐと共に一対の胴脚部を固定してなることを特徴とする。
請求項3の考案では、
前記空洞部が胴部の上下方向に複数設けられており、全部の空洞部の高さを合計した高さが胴部の高さの半分以上の高さに設定されていることを特徴とする。
請求項4の考案では、
各空洞部は上下方向で重ならないように配置されていることを特徴とする。
また、請求項5の考案では、
前記空洞部の横幅が、胴部の横幅の1/4以下に設定されていることを特徴とする。
請求項6の考案では、
前記合成樹脂製ボトルがペットボトルからなっていることを特徴とする。
本考案の合成樹脂製ボトルは、合成樹脂製ボトルの横断面内でその中心を通る直線に沿って胴部を横方向に貫通する空洞部を設けているので、空洞部を覆う胴部の壁面が増えてボトルの表面積を広くすることができる。
これにより、空洞部を通り抜ける冷却又は加熱された空気や水などの媒体を流通させ、または空洞部に保冷剤などを挟むことによって、合成樹脂製ボトルの内側からも水や液体等の充填物を冷やしたり温めたりすることができる。
(a)は実施例1のペットボトルの正面図、(b)は側面図である。 (a)は図1(a)の縦断面図、(b)は図1(b)の縦断面図である。 (a)は実施例2の蓋部の取付前の側方から見た縦断面図、(b)は蓋部取付後の側方から見た縦断面図である。 (a)は実施例3の正面から見た縦断面図、(b)は側方から見た縦断面図である。 (a)は空洞部を胴部の横断面の長手方向に沿って設けた場合の横断面図、(b)は横断面の短手方向に沿って設けた場合の横断面図、(c)は胴部の横断面の対角線に沿って設けた場合の横断面図である。
以下にこの考案の合成樹脂製ボトルをペットボトルに適用した場合の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に示すペットボトル1は、下端に設けた底部2と、上部で倒立した略漏斗状に形成された飲み口4と、該飲み口4と底部2との間で略同一断面で延びる筒状の胴部3とからなるポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂製のボトル本体10と、前記ボトル本体10の飲み口4に螺着されたキャップ5とで構成されている。
上記胴部3は、その横断面は角部が面取り、冷蔵庫への収納などのため、一方の辺が長く他方の辺が短い略矩形状に設定されている(図5参照)。
そこで、前記胴部3には、その横断面内でその中心を通る直線に沿って胴部3を横方向に貫通する空洞部6を設けている。
空洞部6は横断面内でその中心を通る直線に沿って配置されればよく、一例を示すと、図5(a)では空洞部6は、長手方向に沿って貫通しており、図5(b)では空洞部6は、短手方向に沿って貫通しており、図5(c)では対角線方向に沿って貫通している。
この空洞部6により、胴部3には、開口の上部を塞ぐ開口上壁部11と、開口の左右の側面を塞ぐ左右一対の開口側壁部12、13と、開口の下部を塞ぐ開口下壁部14が外壁部15と別に設けられ、胴部3の表面積を拡大している。
上記空洞部6は、その厚みは、従来のように手や指を挿入して把持する必要がないので、幅狭く設定することができる。
空洞部6の横幅が狭ければ、容器内の収納量を相対的に増やすことができるので、例えば、胴部3の横幅の1/4以下に設定することが好ましいが、この考案では熱交換に好適な横幅であればよく上記数値に限定されるものではない。
同様に、空洞部6の高さは、高い程、表面積を増やすことができ、胴部3の高さの半分以上の高さを有していることが望ましい。
上記高さは、空洞部6が複数設けられる場合には、その合計値であればよい。
上記数値も用途に応じて適宜変更することができ、半分以下であってもよい。
前記実施例1では空洞部6は、1つだけ設けた場合を示したが、適宜間隔をおいて上下方向に複数設けてもよい。
実施例2に示すペットボトル1では空洞部6は、少なくとも1つが胴部3の横断面の長手方向の中心線に沿って設けられればよく、胴部3の横断面の短手方向の中心線に沿って別の空洞部6’を設けてもよい。
この場合、空洞部6と別の空洞部6’とは、その厚みや長さは異なるものでもよい。
図示例では、胴部3の短手方向の中心線に沿って設けられる空洞部6’の方が長手方向の中心線に沿って設けられ設けられる空洞部6よりも厚みが厚いが長さは短く設定している。
なお、前記空洞部6’は開口上壁部11’と開口側壁部12’、13’と開口下壁部14’とからなっている。
しかし、この考案では、上記形状は特に限定されない。
その他の構成は前記実施例1と同様であるので、同一構成には同一符号を付してある。
前記実施例では、空洞部6が貫通孔からなる場合を例示したが、本実施例3のペットボトル1は、ボトル本体1’の胴部3を中途位置から二股状に分岐する胴脚部3A、3Bとし、それぞれの2つの底部2A、2Bを跨いで下蓋7を外嵌し、二股の間の空間部16を下蓋7で塞いで貫通孔の空洞部6としている。
即ち、図4に示すように、胴部3は中途位置で横断面の長手方向の中心線に沿って空間部16が形成され、該空間部16を挟んで二股状に分岐する胴脚部3A、3Bが設けられる。
各胴脚部3A、3Bにはそれぞれ分離した底部2A、2Bが形成されている。
これによりペットボトルはブロー成形で成形しやすくなる。
下蓋7は、合成樹脂製のカップからなっており、上面開口から上記一対の胴脚部3A、3Bを嵌合し、接着材等によって一体に固定される。
これにより、ボトル下部の構造が固定され、安定させることができる。
本実施例ではカップ状の下蓋7を用いたので、下蓋7内の空間を利用してもよい。
例えば、ゲル状保冷剤などのパック状の保冷剤(図示せず)を空隙部16内に挿入してもよく、その場合に、保冷剤は下蓋7の立上る周壁によって拘束されるので、空隙部16内の所定位置に保持することもできる。
また、上記実施例では合成樹脂製ボトルとしてペットボトルを例示したが、その他の樹脂製ボトルに広く適用することができる。
その他、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1 ペットボトル
2 底部
3 胴部
3A、3B 胴脚部
2A、2B 胴脚部の底部
4 飲み口
5 キャップ
6、6’ 空洞部
7 下蓋
10 ボトル本体
11 開口上壁部
12、13 開口側壁部
14 開口下壁部
15 外壁部
16 空洞部

Claims (6)

  1. 合成樹脂製ボトルの胴部に、該胴部の横断面内でその中心を通る直線に沿って胴部を横方向に貫通する空洞部が設けられており、
    該空洞部は左右の側面が平行に延びており、空洞部の高さを胴部の高さの半分以上の高さに設定しており、上記空洞部は、その上面及び下面と左右の側面とが胴部壁面で囲まれてなることを特徴とする合成樹脂製ボトル。
  2. 胴部が中途位置から二股状に分岐する一対の胴脚部を有しており、該一対の胴脚部の下端にカップ状の下蓋を外嵌して空洞部を塞ぐと共に一対の胴脚部を固定してなることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製ボトル。
  3. 空洞部が胴部の上下方向に複数設けられており、全部の空洞部の高さを合計した高さが胴部の高さの半分以上の高さに設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の合成樹脂製ボトル。
  4. 各空洞部は上下方向で重ならないように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の合成樹脂製ボトル。
  5. 空洞部の横幅が、胴部の横幅の1/4以下に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の合成樹脂製ボトル。
  6. 合成樹脂製ボトルがペットボトルからなっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の合成樹脂製ボトル。
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