JP3166298U - 接続緩み防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便でコンパクトな接続緩み防止具を提供する。【解決手段】所定形状の円弧状部材10及び円弧状部材20を連結して接続緩み防止具100を構成し、メス型コネクタ80のテーパ部81を円弧状部材20の内辺21で支持させ、コネクタ40による接続を確立させながら円弧状部材10を鍔部62に押し当てるか、又は該接続の確立後、テーパ部81を内辺21で支持させ、円弧状部材10の開口部14を円管部63に押し当てることにより、接続緩み防止具100をコネクタ40に装着するようにする。【選択図】図3

Description

本考案は、輸液容器及び輸液チューブを接続する輸液用コネクタに装着され、該輸液用コネクタによる接続が緩むのを防止する接続緩み防止具に関する。
従来、患者に供給する各種薬液などが充填された輸液容器に輸液用チューブを接続する技術として、輸液用チューブが輸液容器から脱落するのを防止するようにしたものが知られている。
たとえば、特許文献1には、回路チューブの端部に設けられた穿刺針を、輸液バッグ等の連結部材に穿刺することにより輸液バッグ等に回路チューブを接続する技術が記載されている。この技術においては、回路チューブの接続時に、穿刺針の基端に固定された挟板又は有底円筒体の先端により輸液バッグの連結部材を挟むことによって、穿刺針が連結部材から離脱するのを防止するようにしている。
また、特許文献2には、点滴チューブの端部に設けられた点滴針を点滴容器の蓋に突き刺すことにより、点滴チューブを点滴容器に接続する技術が記載されている。この技術においては、点滴チューブを接続した後、クリップ型の点滴針ホルダにより、点滴容器の基端部と、点滴チューブとを同時に挟むことにより、点滴針が点滴容器の蓋から抜け落ちるのを防止するようにしている。
実開平4−83255号公報 特許第3022432号公報
しかしながら、上述の挟板又は有底円筒体による穿刺針の離脱防止技術によれば、挟板又は有底円筒体が回路チューブの穿刺針に固定されているため、回路チューブ毎に挟板又は有底円筒体を設ける必要がある。また、挟板又は有底円筒体は、輸液バッグ等の連結部材を、両側から挟む構造を有しているため、構成が複雑で、大きな体積を占める。
また、上述のクリップ型の点滴針ホルダにより点滴針の抜け落ちを防止する技術によれば、点滴針ホルダは、握り部と挟持部を有するクリップ型のものであるため、やはり複雑な構成を有し、大きな体積を占めるという不都合がある。
本考案の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、簡便でコンパクトな接続緩み防止具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案に係るコネクタ抜け防止具は、輸液容器及び輸液チューブを接続するコネクタに装着され、該コネクタによる接続が緩むのを防止する接続緩み防止具であって、前記コネクタは、前記輸液容器側のオス型コネクタのテーパ面と、前記輸液チューブ側のメス型コネクタのテーパ面とを嵌合させることにより接続を確立するものであり、前記オス型コネクタは、基端部に設けられたフランジ状の鍔部及び該鍔部から延びた円管部を介して前記輸液容器に接続しており、前記メス型コネクタは、基端部において、前記輸液チューブにかけて径が縮小するテーパ部を備え、前記接続緩み防止具は、中心角が180°よりも大きな円弧状の内辺、及び該内辺から外辺へ移行する部分で構成される開口部をそれぞれが有する第1及び第2の円弧状部材と、前記第1円弧状部材及び第2円弧状部材を所定の間隔で対向するように連結している連結部材とを備え、前記第1円弧状部材は弾性変形が可能であり、前記第1円弧状部材の内辺は、前記鍔部の径よりも小さくかつ前記円管部の外径と同等か又は該外径よりも大きな径を有し、前記第1円弧状部材の開口部は、前記円管部の外径よりも小さい最小幅を有し、前記第2円弧状部材の内辺は、前記輸液チューブの外径よりも大きく、かつ前記テーパ部の最大径よりも小さい径を有し、前記第2円弧状部材の開口部は、前記輸液チューブが通過し得る幅を有し、前記接続緩み防止具は、前記コネクタへの装着がなされたとき、前記第2円弧状部材の内辺が前記メス型コネクタのテーパ部を支持し、前記第1円弧状部材が前記円管部を包囲しかつ前記鍔部に接することを特徴とする。
これによれば、接続緩み防止具は所定形状を有する第1円弧状部材及び第2円弧状部材と、これらを連結する連結部材とで構成されるので、接続緩み防止具を簡便でコンパクトなものとすることができる。
また、コネクタへの装着がなされたとき、第2円弧状部材の内辺がメス型コネクタのテーパ部を支持し、第1円弧状部材が円管部を包囲しかつオス型コネクタの鍔部に接するので、メス型コネクタ及びオス型コネクタは、第1円弧状部材及び第2円弧状部材により挟まれ、固定された状態となり、コネクタによる接続が緩むのを確実に防止することができる。
本考案においては、前記第1円弧状部材は、該第1円弧状部材の内辺の軸を中心軸とし、該軸に沿った外側に向かって径が拡大する部分テーパ面を備え、該部分テーパ面側が前記鍔部の前記円管部とは反対側に押し当てられたとき、該部分テーパ面が該鍔部から受ける力により弾性的に拡大し、該鍔部を乗り越え、そして元の大きさに戻ることにより、前記円管部の包囲を行うものであってもよい。
これによれば、接続緩み防止具内にメス型コネクタを配置して第2円弧状部材の内辺によりメス型コネクタのテーパ部を支持し、メス型コネクタがオス型コネクタに接続する方向に接続緩み防止具を押圧するだけで、コネクタによる接続の確立及び接続緩み防止具の装着を同時に行うことができる。
また、本考案においては、前記第1円弧状部材は、前記第1円弧状部材の開口部が前記円管部に押し当てられたとき、弾性変形し、該開口部が該円管部を乗り越え、そして元の状態に戻ることにより、前記円管部の包囲を行うものであってもよい。
これによれば、接続が確立したメス型コネクタがオス型コネクタに対し、第2円弧状部材の内辺によりメス型コネクタのテーパ部を支持し、第1円弧状部材の開口部を円管部に押し当てることにより、接続緩み防止具を横方向から装着することもできる
さらに、本考案においては、前記連結部材はその内側に、前記メス型コネクタを、前記メス型コネクタのテーパ部が前記第2円弧状部材の内辺により支持されるようにして配置することができる形状を有しており、該形状は、該配置を行ったとき、該メス型コネクタの外形に該連結部材の内形が適合し、かつ前記第1円弧状部材の内辺の中心及び第2円弧状部材の内辺の中心を通る直線上に該メス型コネクタの軸が一致するような形状であってもよい。
これによれば、メス型コネクタのテーパ部を第2円弧状部材の内辺により支持し、接続緩み防止具をオス型コネクタの方へ押圧することにより、コネクタによる接続の確立及び接続緩み防止具の装着を同時に行う操作を、連結部材内にメス型コネクタを配置し、オス型コネクタの方へ押圧することにより、極めて容易に行うことができる。
本考案の一実施形態に係る接続緩み防止具の5面図である。 図1の接続緩み防止具をコネクタに装着した様子を示す説明図である。 図3は図1の接続緩み防止具をコネクタによる接続を確立しながら、コネクタに装着する手順を示す説明図である。
以下、図面を用いて本考案の実施形態を説明する。図1は本考案の一実施形態に係る接続緩み防止具の5面図である。同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は底面図、同図(d)は左側面図、そして同図(e)は右側面図である。この接続緩み防止具は、輸液容器及び輸液チューブを接続するコネクタに装着され、該コネクタによる接続が緩むのを防止するものである。
同図に示すように、接続緩み防止具100は、平板状で円弧状の円弧状部材10と、これに所定間隔を置いて対向する平板状で円弧状の円弧状部材20と、円弧状部材10及び円弧状部材20を所定の間隔を置いて対向するように連結し、長さ方向に垂直な断面がU字状である連結部材30とを備える。
図中の31は上述のコネクタに接続緩み防止具100を装着する際に、操作者の手で装着方向に押し易いようにするための畝状の凸部である。畝状凸部31は連結部材30の長さ方向に交差する方向の一方の側端から他方の側端にかけて設けられている。32は接続緩み防止具100を装着する操作の便宜に供するために畝状凸部31の中央の位置に設けられた部分球状の凸部である。
図2は輸液容器50及び輸液チューブ70間の接続を確立したコネクタ40に接続緩み防止具100を装着した様子を示す。同図(a)では接続緩み防止具100を図1(b)と同じ側から見た様子が示されており、同図(b)では図1(c)と同じ側から見た様子が示されている。
図2に示すように、コネクタ40は、輸液容器50の出口に設けられたオス型コネクタ60と、輸液チューブ70の端部に設けられたメス型コネクタ80とで構成される。オス型コネクタ60は外側にテーパ面61を備え、メス型コネクタ80は内側に、テーパ面61に対応する図示していないテーパ面を備える。コネクタ40は、オス型コネクタ60のテーパ面61と、メス型コネクタ80のテーパ面とを嵌合させることにより接続が確立されるようになっている。
輸液容器50としては、たとえば、経腸投与する栄養剤が充填された栄養ボトルが該当する。オス型コネクタ60としては、たとえば、オス側のカテーテルテーパを有するものが該当する。この場合、メス型コネクタ80としては、軟質系の弾性素材等で構成されたメス側のカテーテルテーパを有するものが用いられる。オス型コネクタ60とメス型コネクタ80とが接続された場合、カテーテルテーパ間の摩擦力により接続が維持されるようになっている。
オス型コネクタ60は、基端部に設けられたフランジ状の鍔部62と、鍔部62から延びた円管部63とを介して輸液容器50に接続している。メス型コネクタ80は、基端部において、輸液チューブ70にかけて径が縮小するテーパ部81を備える。
円弧状部材10は、図1及び図2に示すように、中心角が180°よりも大きな円弧状の内辺11を有する。内辺11の径は鍔部62の外径よりも小さく、かつ円管部63の外径と同等か又は円管部63の外径よりも大きい。また、図1(d)に示す円弧状部材10の内辺11から外辺12へ移行する部分13で構成される開口部14の最小幅は、図2(b)に示すように、円管部63の外径よりも小さい。
開口部14を構成する部分13から内辺11及び外辺12へかけて所定の曲率が付与されている。これにより、開口部14を円管部63に押し当てたときに、開口部14が円管部63を越えて、円弧状部材10が円管部63に嵌まるのを容易にしている。
円弧状部材20は図1(e)及び図2に示すように、中心角が180°よりも大きく、そして径が輸液チューブ70の外径よりも大きくかつテーパ部81の最大径よりも小さい円弧状の内辺21を有する。円弧状部材20の内辺21から外辺22へ移行する部分23で構成される開口部24は、輸液チューブ70が通過し得る幅を有する。つまり最小幅が輸液チューブ70の外径とほぼ同等か、又は該外形より若干大きい。
開口部24を構成する部分23から内辺21及び外辺22へかけて所定の曲率が付与されている。また、開口部24の幅は、外辺22に近いほど大きくなっている。これにより輸液チューブ70が開口部24を経て円弧状部材20内に嵌まるのを容易にしている。
接続緩み防止具100は、コネクタ40の接続が確立されたとき、円弧状部材20がメス型コネクタ80のテーパ部81を内辺21により支持し、円弧状部材10が弾性変形を経て円管部63を包囲し、かつ鍔部62に接するように、コネクタ40に取り付けられるようになっている。
つまり、円弧状部材10及び円弧状部材20間の間隔は、このような取付けを可能とするような寸法に設定されている。また、円弧状部材10は、図1に示すように、内辺11の円弧形状を含む面に垂直でかつ該円弧形状の中心を通る軸Xの方向に沿った外側に向かって径が拡大し、かつ軸Xを中心とする部分テーパ面15を備える。
部分テーパ面15の最大径は鍔部62の径より大きい。そして円弧状部材10は、部分テーパ面15の側が鍔部62の円管部63とは反対の側に押し当てられたとき、部分テーパ面15が鍔部62から受ける力により弾性的に拡大し、鍔部62を乗り越え、円管部63側へ移動し、そして元の状態に縮小することにより、円管部63を包囲する。円弧状部材10及びこれに隣接する連結部材30の部分は、このような弾性変形を可能とする材料により構成される。
また、鍔部62の円管部63とは反対の側には、鍔部62にかけて径が拡大するテーパ面64が設けられている。テーパ面64は、上述のように円弧状部材10が鍔部62に押し当てられたとき、部分テーパ面15の軸が鍔部62の軸に一致するように部分テーパ面15を案内し、円弧状部材10が鍔部62を乗り越えるのを補助する。
また、円弧状部材10は、このように鍔部62に対して押し当てられる代わりに、開口部14が円管部63に対し、円管部63の軸に垂直な方向に押し当てられたとき、弾性変形して開口部14が円管部63を乗り越え、そして元の状態に戻ることにより、円管部63を包囲することもできる。
連結部材30は、図1に示されるように、円弧状部材10及び円弧状部材20に平行な断面が、半円及び該半円の両端から平行に伸びた平行線により構成されるU字状の形状を有する。そして、該半円の中心は円弧状部材10及び円弧状部材20の内辺11及び21の円弧形状の中心を通る軸X上に位置する。該半円の径は、メス型コネクタ80の外形に適合するように、軸Xに沿った位置に応じて変化している。
円弧状部材10の外辺12は、連結部材30に接続しているU字状部分12aと、U字状部分12aから開口部14を構成する部分13までの間に存在する2つの直線状部分12bとで構成される。2つの直線状部分12bは一直線上に位置する。円弧状部材20の外辺22も同様のU字状部分22a及び直線状部分22bで構成される。連結部材30の長さ方向両端のU字状の部分は、それぞれU字状部分12a及び22aに接続している。
このようにして、連結部材30はその内側に、メス型コネクタ80を、テーパ部81を円弧状部材20の内辺21が支持するように配置することができる形状を有する。また、このようにしてメス型コネクタ80を連結部材30内に配置したとき、メス型コネクタ80の外形に連結部材30の内形が適合し、かつ上述の軸X上にメス型コネクタ80の軸が一致する。
図3(a)〜(c)は、コネクタ40による接続を確立しながら、接続緩み防止具100をコネクタ40に装着する手順を示す。同図(d)は、同図(a)における接続緩み防止具100の円弧状部材10を矢印Aの方向から見た様子を示している。円弧状部材10は上述のように弾性変形する素材により構成され、同図(d)のように部分テーパ面15が設けられているので、鍔部62に押し当てられた場合、内辺11の径が拡大し、鍔部62を容易に乗り越えるようになっている。
コネクタ40による接続を確立しながら接続緩み防止具100を装着するためには、操作者はまず、同図(a)に示すように、接続緩み防止具100を、図1(c)で示される裏面側から、接続前のメス型コネクタ80に対し、矢印Bのように被せる。このとき、輸液チューブ70を円弧状部材20の開口部24(図1(e))に通して内辺21により包囲し、メス型コネクタ80下端のテーパ部81を内辺21で支持する。
次に、同図(b)に示すように、接続緩み防止具100を、メス型コネクタ80とともに、円弧状部材10側を先頭としてオス型コネクタ60の方へ移動させることにより、オス型コネクタ60をメス型コネクタ80に嵌合させる。このとき、円弧状部材10が鍔部62に接触するので、さらに接続緩み防止具100を鍔部62の方へ押圧する。これにより円弧状部材10は弾性変形して拡大し、鍔部62を乗り越え、そして縮小する。
これにより、同図(c)のように、円弧状部材10は円管部63を包囲するとともに鍔部62の円管部63側に接触した状態となり、コネクタ40による接続の確立と、接続緩み防止具100の装着が完了する。
このとき、オス型コネクタ60とメス型コネクタ80とが接続しており、かつメス型コネクタ80下端のテーパ部81が円弧状部材20の内辺21で支持されているので、オス型コネクタ60及びメス型コネクタ80はその軸方向において円弧状部材10及び円弧状部材20により挟まれ、固定された状態となる。これにより、オス型コネクタ60及びメス型コネクタ80が軸方向に離れる方向に移動するのが阻止され、オス型コネクタ60及びメス型コネクタ80の接続の緩みが防止される。
一方、このように接続を確立しながら接続緩み防止具100を装着する代わりに、接続を確立してから、接続緩み防止具100を装着するようにしてもよい。この場合、操作者はまず、メス型コネクタ80を従来のようにそのままオス型コネクタ60に接続させる。次に、接続緩み防止具100を装着する。
すなわち、円弧状部材20の開口部24から円弧状部材20内に輸液チューブ70を通し、円弧状部材20の内辺21によりメス型コネクタ80下端のテーパ部81を支持させる。これと並行して、接続しているメス型コネクタ80及びオス型コネクタ60を接続緩み防止具100内に収容しながら、円弧状部材10の開口部14を円管部63に押し当てる。
これにより、円弧状部材10が弾性変形して開口部14が拡大し、円管部63を乗り越え、そして縮小する。この結果、円弧状部材10は円管部63を包囲するとともに鍔部62に接することになる。これにより、図3(c)で示される状態と同じ状態となり、接続緩み防止具100の装着が完了する。
この場合も、接続の確立及び接続緩み防止具100の装着を同時に行った場合と同様にオス型コネクタ60及びメス型コネクタ80は円弧状部材10及び円弧状部材20により挟まれて固定された状態となり、オス型コネクタ60及びメス型コネクタ80の接続の緩みが防止される。
装着された接続緩み防止具100の取り外しは、接続緩み防止具100を、円弧状部材10及び円弧状部材20の開口部14及び開口部24とは反対側の方向、すなわち図3(c)において示される矢印Cの方向へ引くことにより行うことができる。
接続緩み防止具100が矢印C方向へ引かれると、円弧状部材10は弾性変形して開口部14が拡大し、開口部14を経て円管部63から分離する。これにより、円弧状部材20もメス型コネクタ80下端のテーパ部81から分離する。このとき、開口部24をチューブ70が通過し、円弧状部材20はチューブ70からも分離する。これにより、接続緩み防止具100の取り外しが完了する。
本実施形態によれば、接続緩み防止具100を所定形状の円弧状部材10及び円弧状部材20により構成し、コネクタ40の接続が確立されたとき、円弧状部材20がメス型コネクタ80のテーパ部81を内辺21により支持し、円弧状部材10が弾性変形を経て円管部63を包囲し、かつ鍔部62に接するように、コネクタ40に取り付けるようにしたため、接続緩み防止具100を、簡便でコンパクトなものとすることができる。
また、円弧状部材10に部分テーパ面15を設け、円弧状部材10が鍔部62に押し当てられたとき、弾性的に拡大して鍔部62を乗り越え、円管部63を包囲するようにしたため、接続緩み防止具100内にメス型コネクタ80を配置し、メス型コネクタ80がオス型コネクタ60に接続する方向に接続緩み防止具100を押圧するだけで、コネクタ40の接続及び接続緩み防止具100の装着を同時に行うことができる。
また、円弧状部材10の開口部14が円管部63に押し当てられたとき、円弧状部材10が弾性変形し、開口部14が鍔部62を乗り越えて円管部63を包囲するようにしたため、接続緩み防止具100を、接続が確立したコネクタ40に対し、横方向から装着することもできる。
また、連結部材30はその内側に、メス型コネクタ80を、円弧状部材20の内辺21がテーパ部81を支持するように配置したとき、メス型コネクタ80の外形に連結部材30の内形が適合し、かつ円弧状部材10の内辺11の中心及び円弧状部材20の内辺21の中心を通る軸X上にメス型コネクタ80の軸が一致するようにしたため、コネクタ40の接続及び接続緩み防止具100の装着を同時に行う操作を、極めて容易に行うことができる。
なお、本考案は上述の実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては、連結部材30の形状を、コネクタ40の接続及び接続緩み防止具100の装着を同時に行うのに適した形状のものとしているが、接続緩み防止具100を、接続が確立したコネクタ40に対し、横方向から装着するだけで足りる場合には、連結部材30の形状は上述の形状に限定されず、より簡単な形状のものとすることができる。
10,20…円弧状部材、11,21…内辺、12,22…外辺、14,24…開口部、40…コネクタ、50…輸液容器、60…オス型コネクタ、62…鍔部、63…円管部、70…輸液チューブ、80…メス型コネクタ、81…テーパ部、100…接続緩み防止具。

Claims (4)

  1. 輸液容器及び輸液チューブを接続するコネクタに装着され、該コネクタによる接続が緩むのを防止する接続緩み防止具であって、
    前記コネクタは、前記輸液容器側のオス型コネクタのテーパ面と、前記輸液チューブ側のメス型コネクタのテーパ面とを嵌合させることにより接続を確立するものであり、前記オス型コネクタは、基端部に設けられたフランジ状の鍔部及び該鍔部から延びた円管部を介して前記輸液容器に接続しており、前記メス型コネクタは、基端部において、前記輸液チューブにかけて径が縮小するテーパ部を備え、
    前記接続緩み防止具は、
    中心角が180°よりも大きな円弧状の内辺、及び該内辺から外辺へ移行する部分で構成される開口部をそれぞれが有する第1及び第2の円弧状部材と、
    前記第1円弧状部材及び第2円弧状部材を所定の間隔で対向するように連結している連結部材とを備え、
    前記第1円弧状部材は弾性変形が可能であり、
    前記第1円弧状部材の内辺は、前記鍔部の径よりも小さくかつ前記円管部の外径と同等か又は該外径よりも大きな径を有し、
    前記第1円弧状部材の開口部は、前記円管部の外径よりも小さい最小幅を有し、
    前記第2円弧状部材の内辺は、前記輸液チューブの外径よりも大きく、かつ前記テーパ部の最大径よりも小さい径を有し、
    前記第2円弧状部材の開口部は、前記輸液チューブが通過し得る幅を有し、
    前記接続緩み防止具は、前記コネクタへの装着がなされたとき、前記第2円弧状部材の内辺が前記メス型コネクタのテーパ部を支持し、前記第1円弧状部材が前記円管部を包囲しかつ前記鍔部に接することを特徴とする接続緩み防止具。
  2. 前記第1円弧状部材は、該第1円弧状部材の内辺の軸を中心軸とし、該軸に沿った外側に向かって径が拡大する部分テーパ面を備え、該部分テーパ面側が前記鍔部の前記円管部とは反対側に押し当てられたとき、該部分テーパ面が該鍔部から受ける力により弾性的に拡大し、該鍔部を乗り越え、そして元の大きさに戻ることにより、前記円管部の包囲を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の接続緩み防止具。
  3. 前記第1円弧状部材は、前記第1円弧状部材の開口部が前記円管部に押し当てられたとき、弾性変形し、該開口部が該円管部を乗り越え、そして元の状態に戻ることにより、前記円管部の包囲を行うものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の接続緩み防止具。
  4. 前記連結部材はその内側に、前記メス型コネクタを、前記メス型コネクタのテーパ部が前記第2円弧状部材の内辺により支持されるようにして配置することができる形状を有しており、該形状は、該配置を行ったとき、該メス型コネクタの外形に該連結部材の内形が適合し、かつ前記第1円弧状部材の内辺の中心及び第2円弧状部材の内辺の中心を通る直線上に該メス型コネクタの軸が一致するような形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接続緩み防止具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015066200A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社ジェイ・エム・エス 医療用接続具

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