JP3166201B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP3166201B2 JP12647891A JP12647891A JP3166201B2 JP 3166201 B2 JP3166201 B2 JP 3166201B2 JP 12647891 A JP12647891 A JP 12647891A JP 12647891 A JP12647891 A JP 12647891A JP 3166201 B2 JP3166201 B2 JP 3166201B2
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    • Y02E40/30Reactive power compensation

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源の高調波歪を
抑制することのできるスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商用交流入力電源の高調波歪を低
減する対策としては、「電気協同研究」第46巻第2号
に解説されているように、交流リアクトル挿入方式、ア
クティブ平滑フィルタ方式、トランス方式が検討されて
いる。
【0003】上記交流リアクトル挿入方式とは、家電汎
用品の基本的な代表例である全波整流・コンデンサ平滑
回路の交流入力側に交流リアクトルを挿入したもので、
交流リアクトルのインピーダンス分でコンデンサへの充
電電流が制限されて、導通角が広がり、高調波成分を減
らすことができるものである。
【0004】上記アクティブ平滑フィルタ方式とは、構
成する回路的には上記全波整流・コンデンサ平滑回路の
代わりに、入力電圧よりも出力電圧を高くした非絶縁型
のスイッチングレギュレータである昇圧型チョッパ・コ
ンバータを付加したものである。動作としては、以下の
通りである。ブリッジ整流器で両波整流された脈波形
を、数十kHz以上の周波数で全周期にわたりスイッチ
する。このため入力電流波形はスイッチング電流の周期
ごとの平均値となり、負荷に大きなコンデンサがあった
としても、あたかも純抵抗負荷と等価となり、入力のス
イッチング電流はマクロ的には正弦波状で流れ、高調波
の低減が可能となる。
【0005】上記トランス方式とは、トランスのチョー
ク効果と2次側低電圧化による電流導通角の拡大によ
り、高調波の低減ができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記交流リ
アクトル挿入方式、上記アクティブ平滑フィルタ方式、
上記トランス方式にはそれぞれ以下のような欠点があ
る。
【0007】上記交流リアクトル挿入方式では、装置の
重量、大きさが大であり高コストである。特に、交流リ
アクトルは、他の部品と比べても高価である。また、交
流平滑直流電圧が低下するため、後段のスイッチレギュ
レータの再設計が必要となり、効率が低下する。さら
に、装置の漏洩磁束による電子機器への影響もある。
【0008】上記アクティブ平滑フィルタ方式では、ス
イッチング半導体から発生する電磁妨害(EMI)の発
生によるノイズレベルが増大する。また、スイッチング
電源の機能の他に入力電圧と入力電流が比例するように
するスイッチング制御の手段と、起動回路やソフト機能
等のため回路が複雑となり構成部品点数が増大し、高コ
ストとなる。さらに、非絶縁システムのため後段のスイ
ッチングレギュレータで絶縁しなければならない。
【0009】上記トランス方式では、小容量(30W以
下)の電子機器に限定されるが商品化するには機器が大
型化する。
【0010】以上の3方式の欠点を検討すると装置の大
型化という問題から上記交流リアクトル挿入方式と上記
トランス方式は現状の技術では商品性において充分では
ない。上記アクティブ平滑フィルタ方式ではアクティブ
平滑フィルタ部とスイッチングトランジスタを含めた集
積化を解決すれば実用化可能である。
【0011】上記アクティブ平滑フィルタ方式を用いた
アクティブフィルタ回路の、回路方式は「電子技術」1
990年3月特別増大号に解説されているように、非絶
縁形昇圧チョッパー回路が、スイッチング周波数固定の
PWM(パルス幅変調)方式かスイッチング周波数可変
のRCC(リンギングチョークコンバータ)方式によ
る。問題点としては、台形波あるいは三角波でスイッチ
ング半導体がON−OFFのスイッチング動作を繰り返
すため、半導体から発生する電磁波妨害レベルが大きい
こと。また、絶縁形の場合フライバックコンバータとな
り電力損失の増加とさらにノイズレベルが増大するこ
と。さらに、スイッチング電源の機能の他に入力電圧と
入力電流を検出し、入力電圧に入力電流が比例するよう
にする手段と、起動回路やソフト機能のため回路が複雑
となり構成部品点数が増大し高コストとなる。
【0012】また、従来の交流入力電圧の変化と負荷変
動に対して、交流リップル電圧を50mV以下に抑制し
て、直流出力電圧を一定に保持するスイッチング電源方
式では、交流入力整流平滑用コンデンサとして大静電容
量の電解コンデンサが用いられ、例えば負荷電力が15
0Wで上記交流入力整流用コンデンサを820μFとし
た時には、図2に示すようにコンデンサを充電する多く
の高調波成分を含んだ交流ライン電流が流れ正弦波の商
用交流電圧の波形歪が生じ、力率は0.5〜0.7であ
る。
【0013】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、スイッチング周波数制御と
直列共振周波数制御を併用した共振コンバータ回路によ
るスイッチング電源システムによってアクティブフィル
タ回路を構成し、力率を改善することを目的としたもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスイッチン
グ電源装置は、商用交流入力電源を整流平滑する回路と
して小容量コンデンサを用いた入力側整流平滑回路と、
少なくとも1次巻線と2次巻線と制御巻線とを有する第
1のトランスと、上記第1のトランスの1次巻線および
2次巻線に接続され、上記第1のトランスと共に自励発
振回路を構成して上記入力側整流平滑回路からの出力電
流をスイッチングする共振コンバータ回路と、上記共振
コンバータ回路によりスイッチングされた電流が直列共
振コンデンサを介して供給される第2のトランスであっ
て、上記直列共振コンデンサと共に直列共振回路を構成
する1次巻線と、この1次巻線に対して絶縁された2次
巻線と、これらの1次巻線および2次巻線に対して巻線
方向が直交する制御巻線とを有する第2のトランスと、
上記第2のトランスの2次巻線に得られる直流出力電圧
の平均値を検出して、上記第2のトランスの制御巻線の
制御電流を制御し、上記自励発振回路の発振周波数を上
記直流出力電圧の平均値が一定となる向きに制御する第
1の制御回路と、上記入力側整流平滑回路からの出力の
リップル電圧を含む直流電圧を検出して、上記第1のト
ランスの制御巻線の制御電流を上記リップル電圧が減少
する向きに制御する第2の制御回路とを有することによ
り、上述した課題を解決する。
【0015】
【作用】小容量コンデンサを用いた整流平滑回路とスイ
ッチング周波数制御と共振周波数制御とを併用した共振
コンバータ回路によって構成されたアクティブ平滑フィ
ルタにより商用電源の高調波電流を低減させる力率の改
善が達成できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るスイッチング電源装置の
実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本
発明の実施例となる力率改善用スイッチング電源装置を
示す回路図である。
【0017】図1の力率改善用スイッチング電源装置の
実施例の構成は次の通りである。直流入力電源として
は、例えば商用交流入力電源1をダイオードブリッジ形
の全波整流器2及び小容量コンデンサ3にて整流し平滑
することにより得ている。
【0018】この直流入力電源は、コンバータ駆動トラ
ンス5の1次巻線Na を介し、コンデンサ6と直交形電
源レギュレーショントランス7の1次巻線N1 の漏洩イ
ンダクタンスとよりなる直列共振回路に供給されてい
る。
【0019】上記コンバータ駆動トランス5は、1次巻
線Na 、2つの2次巻線NB1、NB2と制御巻線NC1を有
する。上記コンバータ駆動トランス5の制御巻線NC1
はダイオードD5 を経て、電源レギュレーショントラン
ス7の1次巻線N1 がコンデンサC0 ′′及びトランジ
スタQ5 とともに接続されている。トランジスタQ5
ベースには分圧抵抗R3 、R4 が接続されエミッタ接地
間には抵抗R5 が接続されている。
【0020】コンバータ駆動トランス5の2次巻線
B1、NB2に関連して、上記直流入力電源の電流をオ
ン、オフスイッチング制御するための共振コンバータ回
路4が設けられている。上記共振コンバータ回路4は、
エミッタ・ベース間にダイオードDB1が接続されたスイ
ッチングトランジスタQ1 及び、ベース・接地間にダイ
オードDB2が接続されたスイッチングトランジスタQ2
とが直列に接続され、トランジスタQ1 は上記直流入力
電源とコンバータ駆動トランス5の1次巻線Na との間
に挿入接続され、トランジスタQ2 はコンバータ駆動ト
ランス5の1次巻線Na と接地との間に挿入されてい
る。トランジスタQ1 のエミッタ・べース間には、ダイ
オードDB1と並列に、コンバー駆動トランス5の2次巻
線NB1と抵抗RB1とコンデンサCB1との直列共振回路が
接続され、トランジスタQ2 のエミッタ・ベース間に
は、ダイオードDB2と並列に、コンバータ駆動トランス
5の2次巻線NB2と抵抗RB1とコンデンサCB1との直列
共振回路が接続されている。さらに、上記直流入力電源
とスイッチングトランジスタQ1 のベースとの間には、
起動用の抵抗RS1が挿入接続され、スイッチングトラン
ジスタQ2のコレクタ・ベース間には起動用の抵抗RS2
が挿入接続されている。
【0021】次に、電源レギュレーショントランス7は
絶縁された1次巻線N1 と2次巻線N2 、及び制御巻線
C2を有し、上記巻線N1 、N2 の巻回方向に対して直
交する方向に上記制御巻線NC2を巻回している。電源レ
ギュレーショントランス7の2次巻線N2 にはダイオー
ドD1 、D2 、D3 と平滑コンデンサC0 、C0 ′を有
する整流平滑回路8が接続されており、この整流平滑回
路8からの直流出力電圧は、制御回路9により制御電流
に変換されて電源レギュレーショントランス7の制御巻
線NC2に送られている。
【0022】この制御回路9は、上記直流出力電圧が分
圧抵抗R1 、R2 を介してベースに供給されるトランジ
スタQ3 と、このトランジスタQ3 のエミッタに接続さ
れた抵抗R3 及び基準電圧用のツェナーダイオードDK
と、このトランジスタQ3のコレクタに抵抗R4 と共に
ベースが接続されたトランジスタQ4 と、トランジスタ
3 、Q4 のそれぞれのベース間に挿入接続された帰還
コンデンサCf とを有している。
【0023】次に、以上のような構成を有するスイッチ
ング電源装置の概略的な動作を説明する。例えば100
Vの商用交流電源1からの交流出力を、ダイオードブリ
ッジ型の全波整流器2および小容量コンデンサ3にて整
流平滑する。ここで、上記小容量コンデンサ3の値を
0.1〜0.22μFとすると、直流入力電圧Ei は、
図3に示すように、正弦波の脈流電圧を得て、共振コン
バータ回路4と、コンバータ駆動トランス5を介して、
図5、図6に示される電源レギュレーショントランス7
に供給される。制御回路9は、上記電源レギュレーショ
ントランス7の2次巻線N2 に得られる出力の直流電圧
の平均値を検出して、平均値が一定となるように制御巻
線Nc2に流れる直流制御電流Ic2を制御すると同時に、
図5、図6と同一構造の上記コンバータ駆動トランス5
の制御巻線Nc1に商用周波数の正弦波リップル電圧に比
例して制御電流Ic1を流す。
【0024】上記電源レギュレーショントランス7の2
次巻線N2 に得られる出力の直流電圧のリップル電圧
は、負荷電力と、整流平滑回路8の平滑コンデンサC0
の静電容量とで決定され、交流入力電流が入力電圧とほ
ぼ相似である波形になるように制御されるため、図3の
ように、交流入力電源周波数の2倍の制限波形の直流出
力電圧E0 となる。
【0025】スイッチングトランジスタQ1 、Q2 で構
成される共振コンバータ回路4では、スイッチング周波
数が、自励発振回路を構成するコンバータ駆動トランス
5の2次巻線NB1と抵抗RB1とコンデンサCB1及び上記
コンバータ駆動トランス5の2次巻線NB2と抵抗RB2
コンデンサCB2とによって決定される。したがって、上
記コンバータ駆動トランス5の2次巻線NB1とNB2のイ
ンダクタンスを上記コンバータ駆動トランス5の制御巻
線NC1に流れる制御電流IC1を制御することによってス
イッチング周波数は可変される。また、直列共振コンデ
ンサ6と電源レギュレーショントランス7の1次巻線N
1 の漏洩インダクタンスによって構成される直列共振回
路で得られる高周波の正弦波電流I1 は、スイッチング
周波数が直流入力電圧の正弦波リップル電圧に比例して
変調されるのと同時に直流出力電圧の平均値が一定とな
るように直列共振周波数が制御されて、スイッチングト
ランジタQ1 、Q2 にそれぞれ図4に示すように電流I
CP1 、ICP2 として流れる。
【0026】上記制御電流Ic1が少ない領域ではスイッ
チング周波数は低くなり、入力電圧Ei が10V以下に
なっても自励発振が持続して高周波の正弦波電流I1
流れるため、図3で示す交流入力電流IACのデッドタイ
ムtd が少なくなる。
【0027】実験によれば、図1に示す本実施例におい
て、負荷電力を150W、スイッチング周波数を100
kHzに設定し、小容量平滑コンデンサCiは0.22
μF/200V、整流平滑用回路8の整流平滑用電解コ
ンデンサC0 は100μF/160V、同じく上記整流
平滑用回路8の整流平滑用電解コンデンサC0 ′は10
00μF/25V、及び制御回路9の帰還コンデンサC
f を47μF/6.3Vとした時の動作波形は図3に示
すようになり、力率は0.99となった。上記交流入力
電流IACの高調波歪が大幅に低減され、交流入力電圧V
ACは正弦波形になる。
【0028】直流出力電圧の平均値を一定に制御するた
めの帰還コンデンサCf は静電容量が大きい程、直流入
力電源の電流I1 のエンペローブは台形状となるが、検
出抵抗R1 と該帰還コンデンサCfによる時定数で負荷
の急変による過度応答特性が決定されるため、上記帰還
コンデンサCf はあまり大きく選定すると高速追従時間
が長くなる。
【0029】図5、図6は本発明例に用いられるコンバ
ータ駆動トランス5と電源レギュレーショントランス7
の直交形フェライトトランスの構造図を示している。図
7はメイン負荷電流IL と交流入力電圧変化に対するコ
ンバータ駆動トランス5の制御電流IC1の制御特性を示
している。横軸にメイン負荷電流IL を、縦軸にコンバ
ータ駆動トランス5の制御電流IC1をとる。メイン負荷
電流IL を一定にし交流入力電圧の変化に対するコンバ
ータ駆動トランス5の制御電流IC1を比較すると交流入
力電圧が大きくなる程、制御電流IC1は大きくなる。図
8はメイン負荷電流Iと交流入力電圧変化に対する電源
レギュレーショントランス7の制御電流IC2の制御特性
を示している。横軸にメイン負荷電流IL を、縦軸に電
源レギュレーショントランス7の制御電流IC2をとる。
メイン負荷電流IL を一定にし交流入力電圧の変化に対
する電源レギュレーショントランス7の制御電流を比較
すると交流入力電圧が大きくなる程、制御電流IC2は小
さくなる。
【0030】本発明の他の実施例を図9に示す。本発明
のその他の実施例は力率改善電源装置の負荷電力が20
0W以上の場合の構成例であり、共振コンバータ回路は
スイッチングトランジスタQ1 、Q2 、Q1 ′、
2 ′、の4石構成によるフルブリッジ結合であり、コ
ンバータ駆動トランスのドライブ巻数は4組のインダク
タンスが必要とるなる。本発明の他の発明例ではスイッ
チング周波数制御方式共振コンバータによるスイッチン
グ電源、あるいはスイッチング周波数固定共振周波数制
御方式スイッチング電源システムより力率の改善効果が
大きい。
【0031】すなわち、他の実施例を含んだ本発明で
は、従来の電解コンデンサインプット整流平滑回路の大
容量電解コンデンサを少容量コンデンサに置き換えて、
2倍の商用周波数の正弦波リップル直流電圧を得、その
リップル電圧に比例してスイッチング周波数を直交形電
源レギュレーショントランスで制御し、さらに共振周波
数制御方式電流共振コンバータ回路によるスイッチング
電源システムで高周波の正弦波動作で直交形電源レギュ
レーショントランスの絶縁された1次巻線、2次巻線を
介して電解コンデンサによる整流平滑回路によって、2
倍の商用周波数を含んだ直流出力電圧の平均値が一定と
なるように電源レギュレーショントランスの制御巻線の
制御電流を制御する事によって、力率の改善を計り、力
率を1に近似にする。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るスイッチング電源装置で
は、小容量コンデンサを用いた整流平滑回路と共振周波
数制御方式共振コンバータ回路によって構成されたアク
ティブ平滑フィルタにより力率が改善され、商用電源の
高調波歪を低減できる。また、スイッチング半導体から
発生する電磁妨害が従来のRCC(リンギングチョーク
コンバーター)形やあるいはPWM(パルス幅変調)形
コンバータ回路と比較して、小レベルであるし、電源レ
ギュレーショントランスの制御巻線の微少な制御電流を
簡単な自励発振方式の制御回路で構成するため、低コス
トである。更に、電源レギュレーショントランスで1次
巻線と2次巻線との絶縁が可能であり、後段のレギュレ
ータは非絶縁で良く小型化が可能となる。そして、電源
レギュレーショントランスの2次側の直流出力電圧は電
源レギュレーショントランスの巻数比で任意に選定可能
となる。更に、商用電源の力率が0.98〜0.99に
改善され、交流入力電流の高調波歪がさらに低減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての力率改善用スイッチン
グ電源装置を示す回路図である。
【図2】従来のスイッチング電源装置の交流入力整流平
滑用コンデンサとして大静電容量の電解コンデンサを用
いた時の交流ライン電流と商用交流電圧の波形を示す波
形図である。
【図3】図1の装置における各部電流及び各部電圧を示
す波形図である。
【図4】図3で示した高周波正弦電流I1 の拡大図とス
イッチングトランジスタに流れる電流を示す波形図であ
る。
【図5】本発明実施例に用いられる電源レギュレーショ
ントランスとコンバータ駆動トランスの外鉄型の直交形
フェライトトランスの構造を示す斜視図である。
【図6】本発明実施例に用いられる電源レギュレーショ
ントランスとコンバータ駆動トランスの内鉄型の直交形
フェライトトランスの構造を示す斜視図である。
【図7】メイン負荷電流と交流入力電圧変化に対するコ
ンバータ駆動トランスの制御電流の制御特性を示す特性
図である。
【図8】メイン負荷電流と交流入力電圧変化に対する直
交形電源レギュレーショントランスの制御電流の制御特
性を示す特性図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
2・・・・・全波整流器 3・・・・・平滑用小容量コンデンサ 4・・・・・共振コンバータ回路 5・・・・・コンバータ駆動回路 7・・・・・電源レギュレーショントランス 8・・・・・整流平滑回路 9・・・・・制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流入力電源を整流平滑する回路と
    して小容量コンデンサを用いた入力側整流平滑回路と、少なくとも1次巻線と2次巻線と制御巻線とを有する第
    1のトランスと、 上記第1のトランスの1次巻線および2次巻線に接続さ
    れ、上記第1のトランスと共に自励発振回路を構成して
    上記入力側整流平滑回路からの出力電流をスイッチング
    する共振コンバータ回路と、 上記共振コンバータ回路によりスイッチングされた電流
    が直列共振コンデンサを介して供給される第2のトラン
    スであって、上記直列共振コンデンサと共に直列共振回
    路を構成する1次巻線と、この1次巻線に対して絶縁さ
    れた2次巻線と、これらの1次巻線および2次巻線に対
    して巻線方向が直交する制御巻線とを有する第2のトラ
    ンスと、 上記第2のトランスの2次巻線に得られる直流出力電圧
    の平均値を検出して、上記第2のトランスの制御巻線の
    制御電流を制御し、上記自励発振回路の発振周波数を上
    記直流出力電圧の平均値が一定となる向きに制御する第
    1の制御回路と、 上記入力側整流平滑回路からの出力のリップル電圧を含
    む直流電圧を検出して、上記第1のトランスの制御巻線
    の制御電流を上記リップル電圧が減少する向きに制御す
    る第2の制御回路と を有することを特徴とするスイッチ
    ング電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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