JP3165890U - チューブ絞出具 - Google Patents
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Abstract
【課題】チューブ状容器内の内容物を確実に絞り上げることができ、チューブ状容器内での内容物の残留を防いで、経済的に使用することができるチューブ絞出具を提供する。【解決手段】絞り本体1の上部に対向一対の絞り部1a・1aを形成して絞り部間にチューブ状容器を巻取空間Rに挿通可能な絞り口部Kを形成し、チューブ状容器を巻取可能な巻取軸体2を配設してなり、絞り口部は対向一対の絞り部及び絞り部間を継合する継合部4により一端が開口すると共に他端が閉口した形状に形成されている。チューブ状容器の底部を絞り本体の絞り口部を介して巻取軸体のスリット溝に差し込み、この状態で巻取軸体を回転させると、チューブ状容器の底部は巻取軸体に巻き取られ、チューブ状容器内の内容物はチューブ状容器の底部から吐出口部を閉塞しているキャップ側へと絞られて移動し、キャップを外して吐出口部を開口していれば内容物は吐出口部から徐々に吐出することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば、化粧クリーム、練り歯磨き、わさび、からし等の食品類等を封入したチューブ状容器の内容物を絞り出す際に用いられるチューブ絞出具に関するものである。
従来、この種のチューブ絞出具として、起立設置可能な絞り本体の中程部に巻取空間を形成し、絞り本体の上部に対向一対の絞り部を形成して該絞り部間にチューブ状容器を該巻取空間に挿通可能な絞り口部を形成し、巻取空間にチューブ状容器の底部を差込可能なスリット溝を有してチューブ状容器を巻取可能な巻取軸体を配設し、絞り本体の巻取空間の底部にチューブ状容器を支持可能な弾性部材を配設した構造が知られている。
しかして、チューブ状容器内の内容物が少なくなって内容物を絞り出し難くなったとき、チューブ状容器の底部を絞り本体の絞り口部を介して巻取軸体のスリット溝に差し込み、この状態で巻取軸体を回転させると、チューブ状容器の底部は巻取軸体に巻き取られ、この巻取回転時において、チューブ状容器は対向一対の絞り部により絞られながら巻き取られることになり、この一対の絞り部による絞り作用によりチューブ状容器内の内容物はチューブ状容器の底部から吐出口部を閉塞しているキャップ側へと絞られて移動し、キャップを外して吐出口部を開口していれば内容物は吐出口部から徐々に吐出され、吐出口部を閉口していれば内容物は吐出口部側へと絞り移動されて溜まることになり、これによりチューブ状容器内の内容物の残留を抑制し、良好に絞り出すことができる。
しかしながらこの従来構造の場合、上記巻取軸体を巻取回転させることによりチューブ状容器を巻取軸体に巻き取り、対向一対の絞り部によりチューブ状容器内の内容物を絞り出すに際し、対向一対の絞り部はいずれも絞り本体の底板部から立設した片持状態に形成されており、対向一対の絞り部間に形成された絞り口部は内容物を絞り出す際の絞り反力により押し広げられてしまい、この口開き現象のため、チューブ状容器内の内容物を確実に絞り上げることができず、内容物はチューブ状容器に残留してしまい、経済的に使用することができないことがあるという不都合を有している。
本考案はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、起立設置可能な絞り本体の中程部に巻取空間を形成し、該絞り本体の上部に対向一対の絞り部を形成して該絞り部間にチューブ状容器を該巻取空間に挿通可能な絞り口部を形成し、該巻取空間にチューブ状容器の底部を差込可能なスリット溝を有してチューブ状容器を巻取可能な巻取軸体を配設し、該絞り本体の巻取空間の底部にチューブ状容器を支持可能な弾性部材を配設してなり、上記絞り口部は上記対向一対の絞り部及び該絞り部間を継合する継合部により一端が開口すると共に他端が閉口した形状に形成されていることを特徴とするチューブ絞出具にある。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、チューブ状容器内の内容物が少なくなって内容物を絞り出し難くなったとき、チューブ状容器の底部を絞り本体の絞り口部を介して巻取軸体のスリット溝に差し込み、この状態で巻取軸体を回転させると、チューブ状容器の底部は巻取軸体に巻き取られ、この巻取回転時において、チューブ状容器は対向一対の絞り部により絞られながら巻き取られ、弾性部材は巻取状態のチューブ状容器の外面を弾圧支持することになり、この一対の絞り部による絞り作用によりチューブ状容器内の内容物はチューブ状容器の底部から吐出口部を閉塞しているキャップ側へと絞られて移動し、キャップを外して吐出口部を開口していれば内容物は吐出口部から徐々に吐出され、吐出口部を閉口していれば内容物は吐出口部側へと絞り移動されて溜まることになり、これによりチューブ状容器内での内容物の残留を抑制することができ、絞り出し後においては、そのまま載置面に起立状態で設置することができ、この際、上記絞り口部は上記対向一対の絞り部及びこの絞り部間を継合する継合部により一端が開口すると共に他端が閉口した形状に形成されているから、上記巻取軸体を巻取回転させて対向一対の絞り部によりチューブ状容器内の内容物を絞り出すに際し、絞り口部は継合部の存在により口開き現象を防ぐことができ、このため、チューブ状容器内の内容物を確実に絞り上げることができ、チューブ状容器内での内容物の残留を防いで、経済的に使用することができる。
図1乃至図5は本考案の実施の形態例を示し、1は絞り本体であって、図1、図2の如く、合成樹脂製にして、洗面台等の載置面M上に起立設置可能に形成され、絞り本体1中程部に巻取空間Rを形成し、絞り本体1の上部に対向一対の絞り部1a・1aを形成して、絞り部1a・1a間にチューブ状容器Wを巻取空間Rに挿通可能な絞り口部Kを形成している。
2は巻取軸体であって、この場合、図1、図2の如く、合成樹脂製にして、巻取軸部2a及び巻取軸部2aの端部に形成されたハンドル部2bからなり、巻取軸部2aは内孔2cを有する筒状に形成され、上記巻取空間Rに挿入配設され、チューブ状容器Wの底部W1を差込可能な内孔2cに届くスリット溝Sを有し、チューブ状容器Wの底部を巻取可能に形成されている。
3は弾性部材であって、この場合、図1、図2、図5の如く、弾性変形可能な合成樹脂製にして円弧板状に形成され、上記絞り本体1の巻取空間Rの底部に左右一対の弧状凹部1b・1bを形成し、弾性部材3の両端部に弧状凹部1b・1bに係合可能な係合凸部3a・3aを突設し、弾性部材3の上面で巻取状態のチューブ状容器Wの外面を弾圧支持可能に構成している。
4は継合部であって、この場合、図2、図4、図5の如く、対向一対の絞り部1a・1aの一方側部間に橋渡し状態に一体に形成され、しかして、上記絞り口部Kは上記対向一対の絞り部1a・1a及びこの絞り部1a・1a間を継合する継合部4により一端が開口すると共に他端が閉口した形状に形成されている。
この実施の形態例は上記構成であるから、図3、図4の如く、チューブ状容器W内の内容物が少なくなって内容物を絞り出し難くなったとき、チューブ状容器Wの底部W1を絞り本体1の絞り口部Kを介して巻取軸体2のスリット溝Sに差し込み、この状態で巻取軸体2を回転させると、チューブ状容器Wの底部W1は巻取軸体2に巻き取られ、この巻取回転時において、チューブ状容器Wは対向一対の絞り部1a・1aにより絞られながら巻き取られ、図5の如く、弾性部材3は巻取状態のチューブ状容器Wの外面を弾圧支持することになり、この一対の絞り部1a・1aによる絞り作用によりチューブ状容器W内の内容物はチューブ状容器Wの底部W1から吐出口部Fを閉塞しているキャップW2側へと絞られて移動し、キャップW2を外して吐出口部Fを開口していれば内容物は吐出口部Fから徐々に吐出され、吐出口部Fを閉口していれば内容物は吐出口部F側へと絞り移動されて溜まることになり、これによりチューブ状容器W内での内容物の残留を抑制することができ、絞り出し後においては、そのまま載置面Mに起立状態で設置することができ、この際、図2、図5の如く、上記絞り口部Kは上記対向一対の絞り部1a・1a及びこの絞り部1a・1a間を継合する継合部4により一端が開口すると共に他端が閉口した形状に形成されているから、上記巻取軸体2を巻取回転させて対向一対の絞り部1a・1aによりチューブ状容器W内の内容物を絞り出すに際し、絞り口部Kは継合部4の存在により口開き現象を防ぐことができ、このため、チューブ状容器内の内容物を確実に絞り上げることができ、チューブ状容器内での内容物の残留を防いで経済的に使用することができる。
尚、本考案は上記の形態例に限られるものではなく、上記絞り本体1、絞り部1a・1aの材質や大きさ、形態、構造等はチューブ状容器Wの大きさ等に応じて適宜変更して設計されるものである。
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
W チューブ状容器
W1 底部
R 巻取空間
S スリット溝
K 絞り口部
1 絞り本体
1a 絞り部
2 巻取軸体
3 弾性部材
4 継合部
W1 底部
R 巻取空間
S スリット溝
K 絞り口部
1 絞り本体
1a 絞り部
2 巻取軸体
3 弾性部材
4 継合部
Claims (1)
- 起立設置可能な絞り本体の中程部に巻取空間を形成し、該絞り本体の上部に対向一対の絞り部を形成して該絞り部間にチューブ状容器を該巻取空間に挿通可能な絞り口部を形成し、該巻取空間にチューブ状容器の底部を差込可能なスリット溝を有してチューブ状容器を巻取可能な巻取軸体を配設し、該絞り本体の巻取空間の底部にチューブ状容器を支持可能な弾性部材を配設してなり、上記絞り口部は上記対向一対の絞り部及び該絞り部間を継合する継合部により一端が開口すると共に他端が閉口した形状に形成されていることを特徴とするチューブ絞出具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007744U JP3165890U (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | チューブ絞出具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007744U JP3165890U (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | チューブ絞出具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3165890U true JP3165890U (ja) | 2011-02-10 |
Family
ID=54877115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010007744U Expired - Fee Related JP3165890U (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | チューブ絞出具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3165890U (ja) |
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2010
- 2010-11-26 JP JP2010007744U patent/JP3165890U/ja not_active Expired - Fee Related
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