JP3165854U - 機密書類ストッカー用錠前 - Google Patents

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Abstract

【課題】機密書類等が貯蔵されたストッカーの施錠を、ピッキングや破錠等の不正開錠を阻止し、かつ簡便な操作によって開錠・施錠が可能な機密書類ストッカー用錠前を提供する。【解決手段】基台の一端側に内装されるロック本体1と、該ロック本体1に装着され、前記基台上面において上下に出没するデッドボルト2と、前記ロック本体1の内側に穿設された垂直状の貫通孔11内に嵌装される施錠機構と、該施錠機構を作動させて開錠する開錠キーと、から構成される。【選択図】図3

Description

本考案は、機密書類ストッカー用錠前に関し、より詳しくは、不用となった機密書類等を一時的に貯蔵するストッカーの基台に取り付けた施錠機構内に、開錠キーを基台底部から上向きに挿入・回動させデッドボルトを引き下げて開錠し、かつ簡便な操作で再施錠することができる機密書類ストッカー用錠前に関する。
デッドボルトを用いた錠前について、例えば、特許文献1(第1頁、図10参照)の「家具及びその例としての机」、特許文献2(第1頁、図3参照)の「ロック機能付きのキャビネット」又は特許文献3(第1頁、図2参照)の「キャビネットにおける抽斗のオールロック」他多数の特許文献が開示されている。しかし、いずれの従来技術においても、開錠キーは、施錠対象物である机、キャビネット、机、キャビネット、ドア等の正面又は側面に設けられた鍵穴に差し込まれて開錠するようになっている。そのためにピッキングや破錠等の不正開錠が簡単に行われ、社会問題化している。
特開2008−88668号公報 特開2003−74243号公報 特開平10−159422号公報
本考案が解決しようとする第1の課題は、機密書類等が貯蔵されたストッカーの施錠を、ピッキングや破錠等の不正開錠を阻止し、かつ簡便な操作によって開錠・施錠が可能な機密書類ストッカー用錠前の提供である。
第2の課題は、不用となった機密書類等の記載内容は、書類をストッカーに投入後は、人による視認が不可能な、セキュリティ面で優れた、機密書類ストッカー用錠前の提供である。
第3の課題は、部品点数を少なくコンパクトな設計とし、施錠・開錠の操作性が良好な機密書類ストッカー用錠前の提供である。
上記の従来技術が有する各種問題点に鑑み鋭意検討を重ね、課題を解決するために、特に鍵穴の取付位置及び開錠手段等に着目し、本考案を完成したものである。
課題を解決するための手段は、本願、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
課題を解決するための第1の考案は、請求項1に記載の考案であり、
不用となった書類を一時的に貯蔵するストッカーと、該ストッカーの底部に取り付けられた水平方向に出入自在の基台とを、施錠・開錠する錠前であって、前記基台の一端側に内装されるロック本体と、該ロック本体に装着され、前記基台上面において上下に出没するデッドボルトと、前記ロック本体の内側に穿設された垂直状の貫通孔内に嵌装される施錠機構と、該施錠機構を作動させて開錠する開錠キーと、から構成されることを特徴としている。
課題を解決するための第2の考案は、請求項2に記載の考案であり、
請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記施錠機構は、前記貫通孔内に嵌装される筒状のロックケースと、該ロックケースに内装されるスピンドル、磁石埋設円筒体、ロータリーカム及びガイドピンと、前記ロック本体に内装されるデッドボルト保持プレート及びデッドボルト解放カムと、から構成されることを特徴としている。
課題を解決するための第3の考案は、請求項3に記載の考案であり、
請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記開錠キーは、前記スピンドルの内周面に形成した凹溝に対応する凸部を先端部に形成してなると共に、前記磁石埋設円筒体に対応する先端部に複数の磁石を埋設してなり、作業ロボットにより開錠する円筒状自動キーである、ことを特徴としている。
課題を解決するための第4の考案は、請求項4に記載の考案であり、
請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記開錠キーは、前記スピンドルの内周面に形成した凹溝に対応する凸部を先端部に形成してなるレバー付き手動キーである、ことを特徴としている。
課題を解決するための第5の考案は、請求項5に記載の考案であり、
請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記ロック本体の正面内側にはデッドボルトとばね材を内装する有底で矩形状の収納溝を形成すると共に、該収納溝の内側面にはデッドボルトのガイド溝を形成している、ことを特徴としている。
課題を解決するための第6の考案は、請求項6に記載の考案であり、
請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記ロック本体は、ばね材を介して水平に取り付けられるデッドボルト保持プレートと、ばね材を介して垂直に取り付けられるデッドボルト解放カムと、上面を被覆するロックカバーと、を備えていることを特徴としている。
課題を解決するための第7の考案は、請求項7に記載の考案であり、
請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記デッドボルトの頂部は内側に向けてテーパー面を形成し、該デッドボルトの内壁面には前記ガイド溝を上下に摺動する複数の突起を形成すると共に、内壁中央部には前記ガイドピンを上下に摺動させる垂直状の摺動溝が形成されている、ことを特徴としている。
本考案に係る、機密書類ストッカー用錠前は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本考案特有の効果を奏する。また、上記のような特徴的構成要件から構成された機密書類ストッカー用錠前によれば、本願考案の課題を十分に解決することができた。即ち、第1の考案によれば、「不用となった書類を一時的に貯蔵するストッカーと、該ストッカーの底部に取り付けられた水平方向に出入自在の基台とを、施錠・開錠する錠前であって、前記基台の一端側に内装されるロック本体と、該ロック本体に装着され、前記基台上面において上下に出没するデッドボルトと、前記ロック本体の内側に穿設された垂直状の貫通孔内に嵌装される施錠機構と、該施錠機構を作動させて開錠する開錠キーと、から構成される」という特徴的な構成要件により、また第2の考案によれば、「請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記施錠機構は、前記貫通孔内に嵌装される筒状のロックケースと、該ロックケースに内装されるスピンドル、磁石埋設円筒体、ロータリーカム及びガイドピンと、前記ロック本体に内装されるデッドボルト保持プレート及びデッドボルト解放カムと、から構成される」という特徴的な構成要件により、さらに第3の考案によれば、「請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記開錠キーは、前記スピンドルの内周面に形成した凹溝に対応する凸部を先端部に形成してなると共に、前記磁石埋設円筒体に対応する先端部に複数の磁石を埋設してなり、作業ロボットにより開錠する円筒状自動キーである」という特徴的な構成要件により、また第4の考案によれば、「請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記開錠キーは、前記スピンドルの内周面に形成した凹溝に対応する凸部を先端部に形成してなるレバー付き手動キーである」という特徴的な構成要件により、機密書類等が貯蔵されたストッカーの施錠を、ピッキングや破錠等の不正開錠を阻止し、かつ簡便な操作によって開錠・施錠が可能な機密書類ストッカー用錠前の提供という、第1の課題と、不用となった機密書類等の記載内容は、書類をストッカーに投入後は、人による視認が不可能な、セキュリティ面で優れた、機密書類ストッカー用錠前の提供という第2の課題を解決することができた。即ち、施錠を開錠するための開錠キーは、基台底部のキー挿入口から上方に向けて挿入して回動しなければならないし、かつ開錠キーの先端部には凸部を形成すると共に、磁石を埋設しているという、特殊な構造であるから、ピッキングや破錠という不正開錠を阻止することができる。
第5の考案によれば、「請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記ロック本体の正面内側にはデッドボルトとばね材を内装する有底で矩形状の収納溝を形成すると共に、該収納溝の内側面にはデッドボルトのガイド溝を形成している」という特徴的な構成要件により、また第6の考案によれば、「請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記ロック本体は、ばね材を介して水平に取り付けられるデッドボルト保持プレートと、ばね材を介して垂直に取り付けられるデッドボルト解放カムと、上面を被覆するロックカバーと、を備えている」という特徴的な構成要件により、さらに、第7の考案によれば、「請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、前記デッドボルトの頂部は内側に向けてテーパー面を形成し、該デッドボルトの内壁面には前記ガイド溝を上下に摺動する複数の突起を形成すると共に、内壁中央部には前記ガイドピンを上下に摺動させる垂直状の摺動溝が形成されている」という特徴的な構成要件により、部品点数を少なくし、コンパクトな設計とし、施錠・開錠の操作性が良好な機密書類ストッカー用錠前の提供という第3の課題を解決することができた。
は、本考案に係る、機密書類ストッカー用錠前をストッカーに取り付けた状態を示す斜視図である。 は、デッドボルト他の部材を内装したロック本体の斜視図である。 は、機密書類ストッカー用錠前を構成する各部材を分離した状態の斜視図である。 (イ)は、円筒状キーの斜視図、(ロ)は同正面図である。 (イ)は、手動キーの斜視図、(ロ)は同正面図である。 は、ロック本体の構造を示し、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は背面図、(ニ)は右側面図、(ホ)は底面図である。 は、施錠機構を構成する各部材を分離した正面図で、(イ)はロックケース、(ロ)はロータリーカム、(ハ)は磁石埋設円筒体、(ニ)はスピンドル、(ホ)は(ハ)におけるX−X矢視図である。 は、同上組み付けた状態の断面図である。 は、ロック本体にデッドボルト、デッドボルト保持プレート、デッドボルト解放カム等を組み付ける前の側面図である。 は、同上組み付けた状態の断面図である。 は、施錠状態を示す断面図である。 は、円筒状キーによる開錠状態を示す断面図である。 は、手動キーによる開錠状態を示す断面図である。
以下、本考案に係る、機密書類ストッカー用錠前の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1におけるSは、不用となった機密書類等を投入、収集する函状のストッカーで、該ストッカーSの底部には、書類投入口Saから投入された書類Pを積載する基台Bが水平方向に出入自在に取り付けられている。図1における(イ)は、基台BがストッカーSの底部に施錠された状態を示している。100は、本考案に係る機密書類ストッカー用錠前(以下、錠前100という)で、ストッカーSの正面側よりの基台Bの一端側に内装されている。基台Bの底部にはストッカーS内に出入用のキャスターCが取り付けられている。ストッカーSの正面中央には、投入書類の積載量を視認するための縦長の覗き孔Sbが設けられ、書類Pが所定量に達すれば、ストッカーSは、施錠状態のまま搬送用の車両等により、書類を溶解する処理工場における所定の場所へ搬入され、錠前100は開錠され、基台Bは、ストッカーSから図1に示す(ロ)のように引き出される。これにより基台B上に積載されていた書類Pは、書類処理装置、例えば、溶解槽(不図示)等内に自重で落下するようになっている。
図2は、錠前100を構成するロック本体1を示し、該ロック本体1に内装される主な構成部材を図3に示している。錠前100は、基台Bの一端側に内装されるロック本体1と、該ロック本体1内に装着され、基台B上面において上下に出没するデッドボルト2と、ロック本体1の内側に垂直状に穿設された貫通孔11内に嵌装される施錠機構と、該施錠機構を作動させて開錠する開錠機構とから構成されている。ロック本体1の正面内側にはデッドボルト2とばね材3を内装する有底で矩形状の収納孔12を形成すると共に、該収納溝12の内側面にはデッドボルト2のガイド溝13が形成されている。デッドボルト2の頂部は、内側に向けてテーパー面21が形成され、また該デッドボルト2の内壁面にはロック本体1のガイド溝13を上下に摺動する複数の突起22が形成されていると共に、内壁中央部には、後述するガイドピン8を上下に摺動させる垂直状の摺動溝23が刻設されている。また該摺動溝23に対応する貫通孔11にもガイドピン8を上下に摺動させる垂直状の摺動溝11aが形成されている。施錠機構を構成するのは、ロック本体1の貫通孔11内に嵌装される筒状のロックケース4と、該ロックケース4に内装されるスピンドル5、磁石埋設円筒体6、ロータリーカム7、ガイドピン8及びロック本体1の背面側から取り付けられるデッドボルト保持プレート9、底部から取り付けられるデッドボルト解放カム10とからなっている。ロックケース4の上部周面にはガイドピン8を挿通し上下に摺動させる垂直スリット4b、4bが設けられ、一方の垂直スリット4bの下方には磁石埋設円筒体6を固定するための取付孔4cが穿設されている。4dは磁石埋設円筒体6に形成された凸条6aをスライドさせる凹部である(図7(イ)参照)。デッドボルト保持プレート9は、ロック本体1に設けられた水平長穴16にばね材31、止め具33を介して水平状に保持される。デッドボルト保持プレート9には矩形状の係止孔9aが設けられている。デッドボルト解放カム10は、ばね材32を介してロック本体1に設けられた垂直長穴17に挿入され、該デッドボルト解放カム10の頂部に形成されたフック10aが係止孔9aに係止される(図3、図9、図10参照)。14は、ロックケース4のフランジ4aを固定させるための凹部で、15はロック本体1に嵌装されたロックケース4の上面を被覆するロックカバーである。
図4は、錠前100を開錠するための円筒状キーAKで、磁石埋設円筒体6に埋設された磁石6M1、6M2、6M3(図7(ハ)、(ホ)参照)に対応するように先端部に複数の磁石M1、M2、M3を埋設してなり、磁極の反発力を利用するもので、先端部には、係合孔AK1が設けられると共に、先端部の外周面には2の凸条AK2が形成されている。円筒状キーAKは、作業ロボット(不図示)により、ロックケース4に嵌装されているスピンドル5内に挿入されて回動し、自動的に開錠するものである。図5は、錠前100を開錠するための手動キーHKで、作業ロボットが故障等により使用できないときに使用するもので、図5に示すように、該手動キーHKの先端部には、係合孔HK1が設けられると共に、複数の磁石M1、M2、M3が埋設されている。該外周面には2の凸条HK2が形成されている。HK3は、ロックケース4に嵌装されているスピンドル5内に挿入して回動し、開錠するためのレバーである。
図6は、ロック本体1の詳細を示すもので、外観形状としては、縦幅約45mm×横幅約70mm×高さ約45mmのほぼ矩形状立方体をなし、デッドボルト2及び施錠機構を構成するロックケース4他各部材をコンパクトに内装できるようになっている。ロック本体1及びデッドボルト2の材質としては、例えば、亜鉛合金、アルミ合金又はマグネシウム合金等が好適に使用される。
図7は、施錠機構を構成する各部材を示している。(イ)のロックケース4、(ロ)のロータリーカム7、(ハ)の磁石埋設円筒体6、(ニ)のスピンドル5の材質は、いずれも硬質樹脂材からなっている。なお、ロータリーカム7の周面に設けられた摺動溝7aとロックケース4の周面に設けられた垂直スリット4bに挿通されるガイドピン8は金属製である。ロータリーカム7は有底で、該底部の中央にはスピンドル5に突設された円筒軸5aの軸頭5bを係止する係止孔7bが設けられている。またスピンドル5の内周面には、手動キーHKの凸条HK2に対応するように凹部5dが形成されている。磁石埋設円筒体6には、底部に等間隔で穿設された取付孔に磁石6M1、6M2、6M3が埋設され、ばね材34によって下方に圧接されている。6bは緩み止めピン81の取付孔である。6cは磁石埋設円筒体6の下端周縁に設けられたスライド溝で、スピンドル5の上面に形成された突起5cが係合して90°回動するようになっている。図8は、図7に示す各部材を組み付けた状態を示している。
図9は、ロック本体1にデッドボルト2、デッドボルト保持プレート9、デッドボルト解放カム10等を組み付ける前の状態を示している。24は、ばね材収納溝で、25は、デッドボルト保持プレート9の先端を保持するための水平横溝である。デッドボルト解放カム10をデッドボルト保持プレート9に係止するのには、まず、ばね材32を垂直長穴17に装着する。次にデッドボルト保持プレート9を水平長穴16に押し込んだ後、デッドボルト解放カム10を垂直長穴17から上方に押し上げ、係止孔9aにデッドボルト解放カム10のフック10aを係止する。続いてばね材31をデッドボルト保持プレート9の後端に押し込み、止め具33で封止する。なお10bは、フック10aの下方に形成されたテーパー面である。図10は、デッドボルト2、デッドボルト保持プレート9、デッドボルト解放カム10、ばね材32等が組み付けられた後の状態を示している。図示するように、デッドボルト保持プレート9の先端部は、デッドボルト2の水平横溝25に係止される。
図11は、デッドボルト2が上方に突出して施錠している状態を示している。デッドボルト2は、ばね材3の付勢力によってロック本体1の上面から突出し、ストッカーSの正面裏壁面S1に施錠される。ガイドピン8は、ロータリーカム7の摺動溝7aの最上部に保持され、かつデッドボルト2の摺動溝23の最下部に保持されている。B1は、開錠用のキー挿入口である。
図12は、円筒状キーAKを用いて開錠した状態を示している。円筒状キーAKは、作業ロボットを遠隔操作して行われるもので、円筒状キーAKは、基台Bの底部に設けたキー挿入口B1から挿入される。円筒状キーAKの先端部には複数の磁石M1、M2、M3が埋設されている。一方磁石埋設円筒体6には、底部に等間隔で穿設された取付孔に磁石6M1、6M2、6M3が埋設され、例えば、該磁石6M1、6M2、6M3における下方の磁極をN極とし、円筒状キーAKの磁石M1、M2、M3の上端部磁極をN極とすれば、円筒状キーAKの磁石M1、M2、M3と磁石埋設円筒体6の磁石6M1、6M2、6M3が反発することにより、磁石埋設円筒体6の磁石6M1、6M2、6M3が押し込まれて、スピンドル5が可動状態になるので、軸部を右又は左方向に回動すれば、ガイドピン8は、デッドボルト解放カム10、デッドボルト保持プレート9及びばね材31、32を介して下方に引き下げられ、デッドボルト2は、ばね材3の付勢力に抗して収納溝12内に収納されて、開錠される。
図13は、手動キーHKを用いて開錠した状態を示している。手動キーHKは、例えば、作業ロボットの故障時等に使用されるもので、作業者は、手動キーHKのレバーHK3を把持し、スピンドル5内に先端部を挿入すれば、手動キーHKの磁石M1、M2、M3と磁石埋設円筒体6の磁石6M1、6M2、6M3が反発することにより、磁石埋設円筒体6の磁石6M1、6M2、6M3が押し込まれて、スピンドル5が可動状態になるので、手動キーHKの凸条HK2をスピンドル5の凹部5dに係止させ、レバーHK3を右又は左方向に回動すれば、ガイドピン8は、デッドボルト解放カム10、デッドボルト保持プレート9及びばね材31、32を介して下方に引き下げられ、デッドボルト2は、ばね材3の付勢力に抗して収納溝12内に収納されて、開錠される。
錠前100を再施錠するには、基台SをストッカーSの底部に押し込めば、デッドボルト解放カム10は、処理装置の所定位置に設けた当接板(不図示)等に、該デッドボルト解放カム10の下端部が接触して押し上げれられ、ガイドピン8は、ばね材31のバネ圧等により上昇しするのに伴い、デッドボルト2は基台Bから突出して施錠される。
S・・・ストッカー、B・・・基台、B1・・・キー挿入口、100・・・機密書類ストッカー用錠前、1・・・ロック本体、11・・・貫通孔、12・・・収納孔、13・・・ガイド溝、14・・・凹部、15・・・ロックカバー、16・・・水平長穴、17・・・垂直長穴、2・・・デッドボルト、21・・・テーパー面、22・・・突起23・・・摺動溝、24・・・ばね材収納溝、25・・・水平横溝、3・・・ばね材、4・・・ロックケース、4b・・・垂直スリット、4d・・・凹部、5・・・スピンドル、5c・・・突起、5d・・・凹部、6・・・磁石埋設円筒体、6a・・・凸条、6c・・・スライド溝、6M1、6M2、6M3・・・磁石、7・・・ロータリーカム、8・・・ガイドピン、9・・・デッドボルト保持プレート、9a・・・係止孔、10・・・デッドボルト解放カム、10a・・・フックAK・・・円筒状キー、M1、M2、M3・・・磁石、HK・・手動キー、HK2・・・凸条

Claims (7)

  1. 不用となった書類を一時的に貯蔵するストッカーと、該ストッカーの底部に取り付けられた水平方向に出入自在の基台とを、施錠・開錠する錠前であって、
    前記基台の一端側に内装されるロック本体と、
    該ロック本体に装着され、前記基台上面において上下に出没するデッドボルトと、
    前記ロック本体の内側に穿設された垂直状の貫通孔内に嵌装される施錠機構と、
    該施錠機構を作動させて開錠する開錠キーと、
    から構成されることを特徴とする機密書類ストッカー用錠前。
  2. 請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、
    前記施錠機構は、前記貫通孔内に嵌装される筒状のロックケースと、
    該ロックケースに内装されるスピンドル、磁石埋設円筒体、ロータリーカム及びガイドピンと、
    前記ロック本体に内装されるデッドボルト保持プレート及びデッドボルト解放カムと、
    から構成されることを特徴とする機密書類ストッカー用錠前。
  3. 請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、
    前記開錠キーは、前記スピンドルの内周面に形成した凹溝に対応する凸部を先端部に形成してなると共に、
    前記磁石埋設円筒体に対応する先端部に複数の磁石を埋設してなり、作業ロボットにより開錠する円筒状キーである、
    ことを特徴とする機密書類ストッカー用錠前。
  4. 請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、
    前記開錠キーは、前記スピンドルの内周面に形成した凹溝に対応する凸部を先端部に形成してなるレバー付き手動キーである、
    ことを特徴とする機密書類ストッカー用錠前。
  5. 請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、
    前記ロック本体の正面内側にはデッドボルトとばね材を内装する有底で矩形状の収納溝を形成すると共に、該収納溝の内側面にはデッドボルトのガイド溝を形成している、
    ことを特徴とする機密書類ストッカー用錠前。
  6. 請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、
    前記ロック本体は、ばね材を介して水平に取り付けられるデッドボルト保持プレートと、
    ばね材を介して垂直に取り付けられるデッドボルト解放カムと、
    上面を被覆するロックカバーと、
    を備えていることを特徴とする機密書類ストッカー用錠前。
  7. 請求項1に記載の機密書類ストッカー用錠前にあって、
    前記デッドボルトの頂部は内側に向けてテーパー面を形成し、
    該デッドボルトの内壁面には前記ガイド溝を上下に摺動する複数の突起を形成すると共に、
    内壁中央部には前記ガイドピンを上下に摺動させる垂直状の摺動溝が形成されている、
    ことを特徴とする機密書類ストッカー用錠前。
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