JP3165845B2 - 浮き桟橋 - Google Patents
浮き桟橋Info
- Publication number
- JP3165845B2 JP3165845B2 JP33813692A JP33813692A JP3165845B2 JP 3165845 B2 JP3165845 B2 JP 3165845B2 JP 33813692 A JP33813692 A JP 33813692A JP 33813692 A JP33813692 A JP 33813692A JP 3165845 B2 JP3165845 B2 JP 3165845B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plates
- pile
- holding plate
- plate
- divided
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は船などの渡し場に設置さ
れる浮き桟橋に関するものである。
れる浮き桟橋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】岸壁に係留された従来の浮き桟橋は、波
で移動しないように水底に打ち込まれるパイルを、桟橋
に両者が上下方向摺動可能に取り付けている。すなわ
ち、パイルの桟橋への取り付けは、パイルに断面半円弧
状の取付け部材をその内面で当設した後、該取付け部材
外方に突出したフランジ部を桟橋に当ててボルトで桟橋
に締結している。
で移動しないように水底に打ち込まれるパイルを、桟橋
に両者が上下方向摺動可能に取り付けている。すなわ
ち、パイルの桟橋への取り付けは、パイルに断面半円弧
状の取付け部材をその内面で当設した後、該取付け部材
外方に突出したフランジ部を桟橋に当ててボルトで桟橋
に締結している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにパイルを
直接的に上記取付け部材を介しボルトで桟橋に固定した
場合、パイルを水底に打ち込む際にパイルが桟橋に対し
水平方向に移動するが、その調整ができないためパイル
の打ち込み作業が難しいという不具合があった。
直接的に上記取付け部材を介しボルトで桟橋に固定した
場合、パイルを水底に打ち込む際にパイルが桟橋に対し
水平方向に移動するが、その調整ができないためパイル
の打ち込み作業が難しいという不具合があった。
【０００４】本発明はこのような不具合を解決するため
になされたもので、パイルを挿通する保持板１を桟橋本
体に水平方向の移動調節可能に固設するようにした浮き
桟橋を提供することを目的とするものである。
になされたもので、パイルを挿通する保持板１を桟橋本
体に水平方向の移動調節可能に固設するようにした浮き
桟橋を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】図面を参考にして説明す
る。第１の発明に係る浮き桟橋は、保持板１が上下２枚
の板１ａ，１ｂからなり、該２枚の板１ａ，１ｂの外周
部が基枠１４の内周のフランジ部１５を挟むように配設
され、また上記２枚の板１ａ，１ｂがそれぞれ放射状の
分割線Ｌで分割されて、上下各複数個の分割板２ａ，２
ｂに形成され、これら分割板２ａ，２ｂがそれぞれ上記
分割線Ｌに沿うフランジ片Ｆでボルト２２により結合さ
れ、また上下２枚の分割板２ａ，２ｂの間の隙間に、ス
トッパー板１６が上記フランジ部１５との間にクリアラ
ンスＣを有して嵌装されると共にこれら３枚の板２ａ、
２ｂ、１６をボルト２２により締結して上記保持板１を
上記基枠１４に固定したものである。
る。第１の発明に係る浮き桟橋は、保持板１が上下２枚
の板１ａ，１ｂからなり、該２枚の板１ａ，１ｂの外周
部が基枠１４の内周のフランジ部１５を挟むように配設
され、また上記２枚の板１ａ，１ｂがそれぞれ放射状の
分割線Ｌで分割されて、上下各複数個の分割板２ａ，２
ｂに形成され、これら分割板２ａ，２ｂがそれぞれ上記
分割線Ｌに沿うフランジ片Ｆでボルト２２により結合さ
れ、また上下２枚の分割板２ａ，２ｂの間の隙間に、ス
トッパー板１６が上記フランジ部１５との間にクリアラ
ンスＣを有して嵌装されると共にこれら３枚の板２ａ、
２ｂ、１６をボルト２２により締結して上記保持板１を
上記基枠１４に固定したものである。
【０００６】第２の発明に係る浮き桟橋は、水底に固定
したパイル１０に挿通され、該パイル１０を上下方向摺
動可能に保持する保持板１を有する複数個の基枠１４を
取付 けた浮き桟橋であって、保持板１が上下２枚の板１
ａ，１ｂからなり、該２枚の板１ａ，１ｂの外周部が基
枠１４の内周のフランジ部１５を挟むように配設され、
また上下２枚の板１ａ，１ｂがそれぞれ放射状の分割線
Ｌで分割されて、上下各複数個の分割板２ａ，２ｂに形
成され、これら分割板２ａ，２ｂがそれぞれ上記分割線
に沿うフランジ片Ｆでボルトにより結合され、また上下
２枚の分割板１ａ，１ｂの間の隙間に、ストッパー板１
６が上記フランジ部１５との間にクリアランスＣを有し
て嵌装されると共にこれら３枚の板２ａ，２ｂ，１６を
ボルト２２により締結して上記保持板１を上記基枠１４
に固定せしめられ、前記上の分割板２ａ上の前記パイル
１０に相対する位置にローラー２０が取付けられたもの
である。
したパイル１０に挿通され、該パイル１０を上下方向摺
動可能に保持する保持板１を有する複数個の基枠１４を
取付 けた浮き桟橋であって、保持板１が上下２枚の板１
ａ，１ｂからなり、該２枚の板１ａ，１ｂの外周部が基
枠１４の内周のフランジ部１５を挟むように配設され、
また上下２枚の板１ａ，１ｂがそれぞれ放射状の分割線
Ｌで分割されて、上下各複数個の分割板２ａ，２ｂに形
成され、これら分割板２ａ，２ｂがそれぞれ上記分割線
に沿うフランジ片Ｆでボルトにより結合され、また上下
２枚の分割板１ａ，１ｂの間の隙間に、ストッパー板１
６が上記フランジ部１５との間にクリアランスＣを有し
て嵌装されると共にこれら３枚の板２ａ，２ｂ，１６を
ボルト２２により締結して上記保持板１を上記基枠１４
に固定せしめられ、前記上の分割板２ａ上の前記パイル
１０に相対する位置にローラー２０が取付けられたもの
である。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図３は浮き桟橋の全体を示す図で、桟橋本体１３
の四隅の外周部に突設した基枠１４がパイル１０を上下
方向に挿通して保持し、パイル１０の下端が水底に打ち
込まれている。また桟橋本体１３は下面に浮き子１２を
取り付け、水面１１上に浮いている。
する。図３は浮き桟橋の全体を示す図で、桟橋本体１３
の四隅の外周部に突設した基枠１４がパイル１０を上下
方向に挿通して保持し、パイル１０の下端が水底に打ち
込まれている。また桟橋本体１３は下面に浮き子１２を
取り付け、水面１１上に浮いている。
【０００８】図１及び図２において、上記基枠１４に、
パイル１０を保持するための保持板１が取り付けられて
いる。即ち保持板１は四角形で中央にパイル１０を挿通
する孔１７を明けている。そして保持板１は上下２枚の
板１ａ，１ｂからなり、それらの外周部が基枠１４の内
周の水平内向フランジ部１５を挟むように配設されてい
る。
パイル１０を保持するための保持板１が取り付けられて
いる。即ち保持板１は四角形で中央にパイル１０を挿通
する孔１７を明けている。そして保持板１は上下２枚の
板１ａ，１ｂからなり、それらの外周部が基枠１４の内
周の水平内向フランジ部１５を挟むように配設されてい
る。
【０００９】また上記２枚の板１ａ，１ｂはそれぞれ放
射状の分割線Ｌで分割されて、複数個の上下の分割板２
ａ，２ｂが形成されている。該上の分割板２ａには、立
設した２個の支片１８間に設けたローラー軸１９にＭＣ
ナイロン製のローラー２０が、前記パイル用孔１７に臨
むように回転自在に取り付けられている。また上の分割
板２ａはそれぞれ分割線Ｌに沿うフランジ片Ｆでボルト
２３により結合されている。
射状の分割線Ｌで分割されて、複数個の上下の分割板２
ａ，２ｂが形成されている。該上の分割板２ａには、立
設した２個の支片１８間に設けたローラー軸１９にＭＣ
ナイロン製のローラー２０が、前記パイル用孔１７に臨
むように回転自在に取り付けられている。また上の分割
板２ａはそれぞれ分割線Ｌに沿うフランジ片Ｆでボルト
２３により結合されている。
【００１０】また２枚の分割板２ａ，２ｂの間の間隙
に、スットパー板１６が基枠１４のフランジ部１５との
間即ち水平方向にクリアランスＣをあけて挟み込まれて
いる。そしてこれら３枚の板２ａ，２ｂ，１６はボルト
２２により締結されている。その結果、保持板１の上下
２枚の板１ａ，１ｂの外周部が基枠１４のフランジ部１
５を強く挟着することになる。なお符号２１は硬い合成
樹脂製の防舷材で、桟橋の周縁部全てに取り付けられて
いる。
に、スットパー板１６が基枠１４のフランジ部１５との
間即ち水平方向にクリアランスＣをあけて挟み込まれて
いる。そしてこれら３枚の板２ａ，２ｂ，１６はボルト
２２により締結されている。その結果、保持板１の上下
２枚の板１ａ，１ｂの外周部が基枠１４のフランジ部１
５を強く挟着することになる。なお符号２１は硬い合成
樹脂製の防舷材で、桟橋の周縁部全てに取り付けられて
いる。
【００１１】上記のように保持板１が基枠１４に取り付
けられた後、上記孔１７にパイル１０が挿通され水底に
打ち込まれる。そのときパイル１０が水平方向に振れて
もクリアランスＣだけ移動できるため、孔１７への挿通
が容易となり、また打ち込み時のショックが桟橋本体１
３に直ちに伝わらない。
けられた後、上記孔１７にパイル１０が挿通され水底に
打ち込まれる。そのときパイル１０が水平方向に振れて
もクリアランスＣだけ移動できるため、孔１７への挿通
が容易となり、また打ち込み時のショックが桟橋本体１
３に直ちに伝わらない。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
イル１０を挿通する保持板１は桟橋本体１３に固設され
た基枠１４との間に、クリアランスＣだけ調節可能に取
り付けられているため、パイル１０の桟橋への取り付け
が容易となる。また保持板１が複数個の分割板２ａ，２
ｂで分離可能に構成されているため、パイル１０の取り
外しなどが容易となる。さらにローラー２０がパイル１
０を案内するため、パイル１０の孔１７への挿通打ち込
み作業が容易となるなどの効果を奏する。
イル１０を挿通する保持板１は桟橋本体１３に固設され
た基枠１４との間に、クリアランスＣだけ調節可能に取
り付けられているため、パイル１０の桟橋への取り付け
が容易となる。また保持板１が複数個の分割板２ａ，２
ｂで分離可能に構成されているため、パイル１０の取り
外しなどが容易となる。さらにローラー２０がパイル１
０を案内するため、パイル１０の孔１７への挿通打ち込
み作業が容易となるなどの効果を奏する。
【図１】本発明装置の要部を示す斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】本発明装置に係る浮き桟橋の全体を示す斜視図
である。
である。
１ 保持板 １ａ 板 １ｂ 板 ２ａ 分割板 ２ｂ 分割板 １０ パイル １１ 水面 １２ 浮き子 １３ 桟橋本体 １４ 基枠 １５ フランジ部 １６ ストッパー板 １７ 孔 １８ 支片 １９ ローラー軸 ２０ ローラー ２１ 防舷材 ２２ ボルト Ｃ クリアランス Ｆ フランジ片 Ｌ 分割線
Claims (2)
- 【請求項１】 保持板（１）が上下２枚の板（１ａ，１
ｂ）からなり、該２枚の板（１ａ，１ｂ）の外周部が基
枠（１４）の内周のフランジ部（１５）を挟むように配
設され、また上記２枚の板（１ａ，１ｂ）がそれぞれ放
射状の分割線（Ｌ）で分割されて、上下各複数個の分割
板（２ａ，２ｂ）に形成され、これら分割板（２ａ，２
ｂ）がそれぞれ上記分割線に沿うフランジ片（Ｆ）でボ
ルトにより結合され、また上下２枚の分割板（１ａ，１
ｂ）の間の隙間に、ストッパー板（１６）が上記フラン
ジ部との間にクリアランス（Ｃ）を有して嵌装されると
共にこれら３枚の板（２ａ，２ｂ，１６）をボルト（２
２）により締結して上記保持板を上記基枠に固定せしめ
ることを特徴とする浮き桟橋。 - 【請求項２】 水底に固定したパイル（１０）に挿通さ
れ、該パイルを上下方向摺動可能に保持する保持板
（１）を有する複数個の基枠（１４）を取付けた浮き桟
橋であって、保持板が上下２枚の板（１ａ，１ｂ）から
なり、該２枚の板（１ａ，１ｂ）の外周部が基枠（１
４）の内周のフランジ部（１５）を挟むように配設さ
れ、また上下２枚の板（１ａ，１ｂ）がそれぞれ放射状
の分割線（Ｌ）で分割されて、上下各複数個の分割板
（２ａ，２ｂ）に形成され、これら分割板（２ａ，２
ｂ）がそれぞれ上記分割線に沿うフランジ片（Ｆ）でボ
ルトにより結合され、また上下２枚の分割板（１ａ，１
ｂ）の間の隙間に、ストッパー板（１６）が上記フラン
ジ部との間にクリアランス（Ｃ）を有して嵌装されると
共にこれら３枚の板（２ａ，２ｂ，１６）をボルト（２
２）により締結して上記保持板を上記基枠に固定せしめ
られ、前記上の分割板（２ａ）上の前記パイルに相対す
る位置にローラー（２０）が取付けられてなることを特
徴とする浮き桟橋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33813692A JP3165845B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 浮き桟橋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33813692A JP3165845B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 浮き桟橋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158614A JPH06158614A (ja) | 1994-06-07 |
| JP3165845B2 true JP3165845B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=18315255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33813692A Expired - Fee Related JP3165845B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 浮き桟橋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3165845B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7300218B1 (ja) * | 2022-07-19 | 2023-06-29 | 富士海事工業株式会社 | 係留設備 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP33813692A patent/JP3165845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06158614A (ja) | 1994-06-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3165845B2 (ja) | 浮き桟橋 | |
| US4085696A (en) | Utility chase for floating units | |
| JPS59217819A (ja) | 電磁石式係船装置 | |
| JP3354578B2 (ja) | 浮体構造物の係留装置 | |
| JPH0635904Y2 (ja) | 繋留装置 | |
| JP2967967B2 (ja) | 浮き桟橋及びその造設方法 | |
| JPH02106997U (ja) | ||
| JPS58146610A (ja) | 浮揚式防舷装置 | |
| JPH0913348A (ja) | 岸壁用干満型浮力式防舷材 | |
| JPH0497006A (ja) | 浮体式緩衝装置 | |
| JPH0320331Y2 (ja) | ||
| JPH0355617Y2 (ja) | ||
| JPH07279125A (ja) | 浮き桟橋 | |
| JPS6330639Y2 (ja) | ||
| JPH0660611U (ja) | 浮桟橋 | |
| JPH0434173Y2 (ja) | ||
| JPS6048391B2 (ja) | 艙口閉鎖装置 | |
| JPH0728175Y2 (ja) | 浮棧橋 | |
| JPS61122094A (ja) | 海上船台兼浮浅橋 | |
| JPS63217006A (ja) | 昇降式浮桟橋 | |
| JPS61157488A (ja) | タ−レツトムアリング船におけるブレ−キ／ドライブユニツト | |
| JPH02132711U (ja) | ||
| JP4679741B2 (ja) | 浮体型人工地盤 | |
| JP2000303409A (ja) | 桟 橋 | |
| JPH0754342Y2 (ja) | フローテングゲートの水圧支持装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |