JP3165762U - 防虫剤付きペットボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットボトルに収容された米のための唐辛子などの防虫剤の成分が、温度上昇によって膨張する空気とともに防虫成分が外部に漏れてしまわないように、且つ、防虫剤を内包する補助容器が収容された米と接触しないようにする防虫剤付きペットボトルを提供する。【解決手段】ペットボトルは米12を収容可能な胴部16と、胴部16の上端から肩部18を介して接続された細い筒状の首部20と、首部20の上端の開口22を開閉する蓋部と、蓋部の内側に取り付けられた補助容器26と、を有する。補助容器26内には防虫剤が収容され、その先端の通気孔30からペットボトル内に防虫成分が放散されるが、通気孔30は肩部18の上端18Aと下端18Bとの間にあり、温度上昇により、ペットボトル内の空気が漏出するときに防虫成分が一緒に排出されることがない。【選択図】図2

Description

この考案は、米をペットボトルに詰めて販売する場合の、防虫剤付きペットボトルに関する。
米をペット(PET:ポリエチレンテレフタレート)ボトルに詰めて販売する販売形態があるが、この場合、特に、東南アジアなどの気温の高い地域に輸出するような場合は、唐辛子などからなる天然の防虫剤を用いることが考えられる。
この防虫剤のペットボトルへの取付方法としては、例えば、特許文献1の容器用キャップを利用して、キャップの裏側に防虫剤を取り付けることが考えられる。
更に、特許文献2に開示される茶葉などを収容する多孔性カートリッジを設けたペットボトル用キャップのようなものを用いることも考えられる。
しかしながら、特許文献1のように、キャップの裏側に防虫剤を取り付けた場合、ペットボトルのおかれた環境における温度変化によって、ペットボトル内の空気が出入りするとき、防虫剤から発散される防虫成分がキャップとボトルの首部との間を通ってペットボトル外に排出されてしまうことがあるという問題点がある。
また、特許文献2のような、ペットボトル用キャップから下方に長く突き出したカートリッジを利用して、ここに防虫剤を収容した場合、温度変化による防虫成分の流出は抑制できるが、カートリッジがボトルに収容されている米に接触して、あるいは、防虫剤の部分が米内に埋没し、防虫成分が十分に内容物である米に行き亘らないという問題が生じる。
また、重い米がペットボトル内で左右に移動した場合、カートリッジは横方向の力を受けて曲がったり破損しやすいという問題点がある。
特開平7−206026号公報 登録実用新案第3017534号公報
本考案は、防虫成分がペットボトル内の空気の膨張・収縮によって外部に排出されてしまったり、防虫剤収容部が内容物である米によって曲げられたり破損したりすることがなく、更に、防虫成分が米全体に行き亘るようにすることを課題とする。
上記の課題は、以下のような本考案の実施例により解決することができる。
本考案は、米の収容可能な底付き胴部と、この胴部の上端から肩部を介して接続された筒状の首部と、この首部の上端の開口を開閉する蓋部と、を有してなり、前記蓋部の内側に取り付けられ、この蓋部が前記開口を閉じているとき、前記首部の内側を通って配置される補助容器と、この補助容器内に収容された唐辛子、唐辛子の切片、唐辛子の粉末のいずれかからなる防虫剤と、前記補助容器に形成され、前記防虫剤から防虫成分が通過可能な通気孔と、を設け、前記通気孔の最上端が、周囲温度の変化により流出する内部空気の領域の下側に隣接する高さ位置となるようにしたことを特徴とする防虫剤付きペットボトルを提供することにより、上記課題を解決するものである。
また、前記通気孔は、蓋部が前記開口を閉じているとき、前記肩部の上端と下端との間の位置となるように設けてもよい。
また、前記補助容器の下端は、前記肩部の上端と下端との間の位置となるように設けるようにしてもよい。
更に、前記補助容器は、前記首部の内径よりも細い外径の筒状体であり、その下端に前記防虫剤を配置するようにしてもよい。
更にまた、前記首部、蓋部及び前記肩部における前記首部の周囲を被って配置された計量カップを兼ねた別蓋を着脱自在に設けてもよい。
本考案は、防虫剤をペットボトルの肩部の内側に配置するようにして、防虫成分がペットボトル内の空気の膨張時に外部に排出されることがなく、また、防虫剤の収容部である補正容器が移動する米によって破損されたりすることがなく、更に、防虫成分が米に均一に行き亘るようにすることができるという効果を奏する。
本考案の実施例に係る防虫剤付きペットボトルを示す一部断面とした正面図 同実施例の要部を拡大して示す一部断面とした斜視図
以下、本考案の実施の形態について詳細に説明する。
本考案の防虫剤付きペットボトルは、ペットボトルの蓋部裏側に唐辛子などの防虫剤を収容した補助容器を取り付け、蓋部がペットボトルの首部の上端開口を閉じるときに、補助容器内の防虫剤が流出する通気孔の位置がペットボトルの胴部から首部との間の肩部内側に位置するようにして、温度上昇により流出するボトル内空気とともに防虫成分が漏出したり、補助容器が米と接触したりすることがなく、且つ、均一に防虫成分が行き亘るようにするものである。
図1に示される本考案の実施例に係る防虫剤付きペットボトル(以下ペットボトル)10は、米12を収容可能、且つ、底部14を備えた胴部16と、この胴部16の上端から肩部18を介して接続された筒状の首部20と、この首部20の上端の開口22を開閉する蓋部24と、この蓋部24の内側に取り付けられ、開口22を閉じているとき、首部20の内側を通って配置される補助容器26と、この補助容器26内に収容された防虫剤28と、を備えて構成されている。
補助容器26は、先端(下端)が有底の樹脂(例えばPET)製の円筒状部材からなり、その半球形上の下端には、防虫剤28からの防虫成分が通過可能な通気孔30が設けられている。この通気孔30は蓋部24が開口22を閉じているとき、肩部18の上端18Aと下端18Bとの間の位置となるように設けられている(図2の状態参照)。
ここで、胴部16は、底部14から同一断面積で立ち上がっている範囲をいい、また首部20は、内容物を出し入れする細口部であって、蓋部24が着脱自在に取り付けられるものである。
肩部18は、胴部16の上端から上方に向けて断面積が小さくなるテーパー状の筒状部材であって、その上端は首部20の下端に連続している。
蓋部24は、その内周に環状溝25Aを備え、首部20の外周に設けられた環状突起20Aの外側に弾力的に、取り外し自在に嵌合するように構成されている。
更に、蓋部24の内周の、図1において上端部には係止溝27が設けられ、この係止溝27には補助容器26の上端のフランジ26Aが嵌め込まれるようにされている。補助容器26の上端は開口するとともに、その周囲は前記フランジ26Aとされている。
防虫剤28は、唐辛子、唐辛子の切片、及び、唐辛子の粉末のうち1または2以上からなり、切片または粉末の場合は、通気性のある袋、例えば不織布製の袋内に入れられた状態で補助容器26内に収容される。
通気孔30は、補助容器26の半球状の先端部に、その下方から見て、円形中心から放射状に形成された複数のスリットから構成されている。
この実施例に係る防虫剤付きペットボトル10は、蓋部24を、図1の状態から押し込んで、図2に示されるように、環状溝25Aが環状突起20Aに弾力的に嵌合して、首部20の上端開口22が閉じたとき、補助容器26の下端の通気孔30が肩部18の上端18Aと下端18Bとの間の高さ位置になる。
環境の温度上昇によって、ペットボトル10内の空気が膨張するときには、空気が開口22から首部20と蓋部24との間を通って流出するが、上記のように、通気孔30が肩部18の上端18Aと下端18Bとの間の高さ位置にあるので、防虫剤28から発散される防虫成分が通気孔30を経てペットボトル10内に拡散するとき、前記流出する空気に乗って外部に排出されてしまうことがない、あるいは非常に少ないことになる。
また、補助容器26の先端の通気孔30は、通常、出荷時に充填される米12の最も高い位置となる下端18Bよりも上方にあるので、例えばペットボトル10が倒れても、米12や補助容器26の先端に衝突して破損したりする可能性が少なくなる。
また、通気孔30から拡散する防虫成分は、通気孔30が米12と接触していないので、米12の上面から一部に偏ることなく拡散していく。
なお、防虫剤28を補助容器26に装填する場合は、フランジ26Aを蓋部24の嵌合溝25Bに嵌め込む前に補助容器26の上端の開口から防虫剤28を通気孔30方向に落とし込めばよい。
また、上記実施例は、蓋部24が首部20に嵌合することによって開口22を閉じるように構成されているが、本考案はこれに限定されるものではなく、蓋部24は首部20へのねじ込みによって取り付けられるようにしてもよい。
また、通気孔30は、実施例においてはスリット状とされているが、これは小孔であってもよい。
更に、上記実施例では、通気孔30が肩部18の上端18Aと下端18Bとの間の高さ位置となるようにされているが、これは、通気孔30の最上端の位置が周囲温度の変化により、ペットボトル10から流出する内部空気の領域よりも下側となるようにすればよい。ここで、開口22の下側に隣接する、膨張により流出すると予測される体積の空気の領域を「流出する内部空気の領域」とする。この場合、補助容器26の下方への突出量を最小にするには、通気孔30の最上端を「流出する内部空気の領域」の下側に隣接する高さ位置とするとよい。
例えば出荷時に、米12を入れた状態でのペットボトル10内の空気の容積は、ペットボトル10の内容積を1000mlとしたとき、その約30%の容積が空気となる。この30%の容積、即ち300ml、予想される温度変化量を10℃、膨張係数を1/273とすると、これらの積となる11mlの空気が10℃の温度上昇によってペットボトル10から漏出することになる。なお、ペットボトルの膨張係数は非常に小さいので無視できる。
以上より、首部20から肩部18の内側で、開口22の下側に隣接する容積が11mlの領域の空気が流出する可能性が高い。従って、この領域よりも下側位置に、通気孔30の最上端が位置するようにすればよい。
首部20の内側の容積は約5mlであり、また、1000mlのペットボトルの肩部の内側の容積は約70mlであるので、「流出する内部空気の領域」は、開口22からその下約20mmまでの範囲となり、肩部18の内側で肩部18の上端18Aと下端18Bとの間の高さ位置となる。
なお、補助容器26は蓋部24と一体でもよく、形状は防虫剤28収容部分を除いて忠実としたり発泡樹脂を充填したりしてもよい。
図2の符号32は計量カップを兼ねた別蓋であり、この別蓋32は、非使用時には図2に示されるように下向きにして、首部20、肩部18および肩部18における前記首部20の周囲を被って載置するようにされている。
10…防虫剤付きペットボトル
12…米
14…底部
16…胴部
18…肩部
18A…上端
18B…下端
20…首部
20A…環状突起
22…開口
24…蓋部
25A…環状溝
25B…嵌合溝
26…補助容器
26A…フランジ
28…防虫剤
30…通気孔
32…別蓋

Claims (5)

  1. 米の収容可能な底付き胴部と、
    この胴部の上端から肩部を介して接続された筒状の首部と、
    この首部の上端の開口を開閉する蓋部と、を有してなり、
    前記蓋部の内側に取り付けられ、この蓋部が前記開口を閉じているとき、前記首部の内側を通って配置される補助容器と、
    この補助容器内に収容された唐辛子、唐辛子の切片、唐辛子の粉末のいずれかからなる防虫剤と、
    前記補助容器に形成され、前記防虫剤から防虫成分が通過可能な通気孔と、を設け、
    前記通気孔の最上端が、周囲温度の変化により流出する内部空気の領域の下側に隣接する高さ位置となるようにしたことを特徴とする防虫剤付きペットボトル。
  2. 請求項1において、
    前記通気孔は、蓋部が前記開口を閉じているとき、前記肩部の上端と下端との間の位置となるように設けたことを特徴とする防虫剤付きペットボトル。
  3. 請求項1又は2において、
    前記補助容器の下端は、前記肩部の上端と下端との間の位置となるように設けたことを特徴とする防虫剤付きペットボトル。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記補助容器は、前記首部の内径よりも細い外径の筒状体であり、その下端に前記防虫剤を配置することを特徴とする防虫剤付きペットボトル。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記首部、蓋部及び前記肩部における前記首部の周囲を被って配置された計量カップを兼ねた別蓋を着脱自在に設けたことを特徴とする防虫剤付きペットボトル。
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