JP3165537B2 - 防腐防黴剤 - Google Patents
防腐防黴剤Info
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- JP3165537B2 JP3165537B2 JP30283792A JP30283792A JP3165537B2 JP 3165537 B2 JP3165537 B2 JP 3165537B2 JP 30283792 A JP30283792 A JP 30283792A JP 30283792 A JP30283792 A JP 30283792A JP 3165537 B2 JP3165537 B2 JP 3165537B2
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- JP
- Japan
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- antiseptic
- group
- antifungal agent
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- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/33—Director till display
- G05B2219/33263—Conversion, transformation of coordinates, cartesian or polar
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防腐及び/又は防黴作
用を有する新規な防腐防黴剤に関するものであり、反応
基を有する点に特徴があり、さらに詳しくは、重合若し
くは縮合反応をすることにより耐久性のある防腐防黴性
を有し、かつ腐食性のない第4級アンモニウム塩を有効
成分とするものであり、繊維、紙、木材、建材、塗料分
野などの幅広い分野において防腐剤及び/又は防黴剤と
して利用できる防腐防黴剤に関するものである。
用を有する新規な防腐防黴剤に関するものであり、反応
基を有する点に特徴があり、さらに詳しくは、重合若し
くは縮合反応をすることにより耐久性のある防腐防黴性
を有し、かつ腐食性のない第4級アンモニウム塩を有効
成分とするものであり、繊維、紙、木材、建材、塗料分
野などの幅広い分野において防腐剤及び/又は防黴剤と
して利用できる防腐防黴剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から塩化ベンザルコニウム、ジメチ
ルジデシルアンモニウムクロライドなどで代表される第
4級アンモニウム塩は防腐防黴剤として、種々の物品に
塗布又は浸漬して使用する場合に、人体に対して比較的
安全で、良好な効果を示すことから広く利用されてい
る。しかし、第4級アンモニウム塩は水に溶解し易く、
いわゆる耐久性に乏しく長期間の効力の持続性を要求さ
れる分野に於いて十分満足するものではなかった。一
方、木材防腐剤として、従来、銅、クロム、砒素系薬剤
(通称:CCA薬剤)が広範に使用されているが、環
境、人畜に対する安全の面、またCCA処理木材の廃材
処理など多くの問題が生じている。また、第4級アンモ
ニウム塩を有効成分とする防腐剤に関してはニュージー
ランドでその防腐効果が確認され、日本に於いてもジメ
チルジデシルアンモニウムクロライド(通称:DDA
C)が使用されているが、効力の耐久性に乏しく、また
Clイオンを対イオンに用いているために、防腐防黴剤
液が接する鉄製使用機器、容器における錆の発生などの
問題が生ずる欠点があった。このような背景のもと、環
境、人畜に対して安全で耐久性があり、上記錆の発生が
無く、かつ、作用効果の大きい防腐防黴剤が望まれてい
るが、これらの要求特性を全て満足するものはなかっ
た。
ルジデシルアンモニウムクロライドなどで代表される第
4級アンモニウム塩は防腐防黴剤として、種々の物品に
塗布又は浸漬して使用する場合に、人体に対して比較的
安全で、良好な効果を示すことから広く利用されてい
る。しかし、第4級アンモニウム塩は水に溶解し易く、
いわゆる耐久性に乏しく長期間の効力の持続性を要求さ
れる分野に於いて十分満足するものではなかった。一
方、木材防腐剤として、従来、銅、クロム、砒素系薬剤
(通称:CCA薬剤)が広範に使用されているが、環
境、人畜に対する安全の面、またCCA処理木材の廃材
処理など多くの問題が生じている。また、第4級アンモ
ニウム塩を有効成分とする防腐剤に関してはニュージー
ランドでその防腐効果が確認され、日本に於いてもジメ
チルジデシルアンモニウムクロライド(通称:DDA
C)が使用されているが、効力の耐久性に乏しく、また
Clイオンを対イオンに用いているために、防腐防黴剤
液が接する鉄製使用機器、容器における錆の発生などの
問題が生ずる欠点があった。このような背景のもと、環
境、人畜に対して安全で耐久性があり、上記錆の発生が
無く、かつ、作用効果の大きい防腐防黴剤が望まれてい
るが、これらの要求特性を全て満足するものはなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の防腐防黴剤が有する欠点を克服し、高い防腐防黴
効力の長期間の耐久性があり、しかも接する使用機器に
錆の発生が無い新規な防腐防黴剤を提供することを目的
とするものである。
従来の防腐防黴剤が有する欠点を克服し、高い防腐防黴
効力の長期間の耐久性があり、しかも接する使用機器に
錆の発生が無い新規な防腐防黴剤を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の優
れた性能を有する防腐防黴剤を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、有機酸を対イオンに持ち、反応性のあるビニ
ル残基又はシラン残基を導入した特定構造の第4級アン
モニア塩化合物が、耐久性ある防腐防黴作用を有し、錆
発生が無く、人体に対して安全である事を見い出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、 (1)下記一般式[1]
れた性能を有する防腐防黴剤を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、有機酸を対イオンに持ち、反応性のあるビニ
ル残基又はシラン残基を導入した特定構造の第4級アン
モニア塩化合物が、耐久性ある防腐防黴作用を有し、錆
発生が無く、人体に対して安全である事を見い出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、 (1)下記一般式[1]
【化8】 (式中のR1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R2は炭素数1〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R3は炭素数1〜5のアルキル基、R4は反応性
を有するビニル残基、対イオンXm-は有機酸残基でmは
1〜3の整数である)で表される第4級アンモニウム塩
化合物の中から選ばれた少なくとも1種を有効成分とし
て含有してなる防腐防黴剤であって、R4が下記一般式
[2]
ニル基、R2は炭素数1〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R3は炭素数1〜5のアルキル基、R4は反応性
を有するビニル残基、対イオンXm-は有機酸残基でmは
1〜3の整数である)で表される第4級アンモニウム塩
化合物の中から選ばれた少なくとも1種を有効成分とし
て含有してなる防腐防黴剤であって、R4が下記一般式
[2]
【化9】 (式中のR5が、−CH2CH=CH2又は−CO−CH
=CH2若しくは−CO−C(CH3)=CH2である)
で表されるものであることを特徴とする防腐防黴剤、及
び (2)下記一般式[1]
=CH2若しくは−CO−C(CH3)=CH2である)
で表されるものであることを特徴とする防腐防黴剤、及
び (2)下記一般式[1]
【化10】 (式中のR1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R2は炭素数1〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R3は炭素数1〜5のアルキル基、R4は反応性
を有するシラン残基、対イオンXm-は有機酸残基でmは
1〜3の整数である)で表される第4級アンモニウム塩
化合物の中から選ばれた少なくとも1種を有効成分とし
て含有してなる防腐防黴剤であって、R4が一般式
[3] −R6−R7 …[3] (式中のR6が、
ニル基、R2は炭素数1〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R3は炭素数1〜5のアルキル基、R4は反応性
を有するシラン残基、対イオンXm-は有機酸残基でmは
1〜3の整数である)で表される第4級アンモニウム塩
化合物の中から選ばれた少なくとも1種を有効成分とし
て含有してなる防腐防黴剤であって、R4が一般式
[3] −R6−R7 …[3] (式中のR6が、
【化11】 若しくは
【化12】 又は
【化13】 であり、R7が下記一般式[4]
【化14】 (式中のR8はメチル基又はエチル基で、aは0又は1
であり、a+b=3である))で表されるものであるこ
とを特徴とする防腐防黴剤、を提供するものである。以
下、本発明を詳細に説明する。本発明防腐防黴剤に用い
る前記一般式[1]で表される化合物は、例えば、水性
媒体中において、下記一般式[5]
であり、a+b=3である))で表されるものであるこ
とを特徴とする防腐防黴剤、を提供するものである。以
下、本発明を詳細に説明する。本発明防腐防黴剤に用い
る前記一般式[1]で表される化合物は、例えば、水性
媒体中において、下記一般式[5]
【0005】
【化15】 (式中のR1、R2及びR3は前記一般式[1]と同じア
ルキル基又はアルケニル基である)で表されるアミンと
有機酸とを反応させた後、ビニル基又はアルコキシシラ
ン基を持つグリシジル化合物を反応させることにより製
造することができる。また、一般式[5]で表されるア
ミンとしては、例えば、モノ長鎖アルキルジ低級アルキ
ルアミン及びジ長鎖アルキルモノ低級アルキルアミンを
使用することができる。モノ長鎖アルキルジ低級アルキ
ルアミンとして、例えば、オクチルジメチルアミン、デ
シルジメチルアミン、ラウリルジメチルアミン、ミリス
チルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、ステ
アリルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン、オレ
イルジメチルアミン、オクチルジエチルアミン、デシル
ジエチルアミン、ラウリルジエチルアミン、ミリスチル
ジエチルアミン、パルミチルジエチルアミン、ステアリ
ルジエチルアミン、オレイルジエチルアミン等が挙げら
れる。一方、ジ長鎖アルキルモノ低級アルキルアミンと
しては、ジオクチルメチルアミン、ジデシルメチルアミ
ン、ジラウリルメチルアミン、ジパルミチルメチルアミ
ン、ジステアリルメチルアミン、ジオレイルメチルアミ
ン、ジオクチルエチルアミン、ジデシルエチルアミン、
ジラウリルエチルアミン、ジパルミチルエチルアミン、
ジステアリルエチルアミン、ジオレイルエチルアミン等
が使用することができる。
ルキル基又はアルケニル基である)で表されるアミンと
有機酸とを反応させた後、ビニル基又はアルコキシシラ
ン基を持つグリシジル化合物を反応させることにより製
造することができる。また、一般式[5]で表されるア
ミンとしては、例えば、モノ長鎖アルキルジ低級アルキ
ルアミン及びジ長鎖アルキルモノ低級アルキルアミンを
使用することができる。モノ長鎖アルキルジ低級アルキ
ルアミンとして、例えば、オクチルジメチルアミン、デ
シルジメチルアミン、ラウリルジメチルアミン、ミリス
チルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、ステ
アリルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン、オレ
イルジメチルアミン、オクチルジエチルアミン、デシル
ジエチルアミン、ラウリルジエチルアミン、ミリスチル
ジエチルアミン、パルミチルジエチルアミン、ステアリ
ルジエチルアミン、オレイルジエチルアミン等が挙げら
れる。一方、ジ長鎖アルキルモノ低級アルキルアミンと
しては、ジオクチルメチルアミン、ジデシルメチルアミ
ン、ジラウリルメチルアミン、ジパルミチルメチルアミ
ン、ジステアリルメチルアミン、ジオレイルメチルアミ
ン、ジオクチルエチルアミン、ジデシルエチルアミン、
ジラウリルエチルアミン、ジパルミチルエチルアミン、
ジステアリルエチルアミン、ジオレイルエチルアミン等
が使用することができる。
【0006】一般式[5]のアミンとしては、上記アミ
ンのアルキル基の全部又は一部を同一の炭素数のアルケ
ニル基で置換したアミン類も、本発明第4級アンモニウ
ム塩化合物の原料として好適に使用することができる。
本発明にかかわる一般式[1]で表される第4級アンモ
ニウム塩は、カチオン部位に反応性のあるビニル残基又
はシラン残基を有し、対イオンXm-が有機酸残基である
ことが重要である。本発明防腐防黴剤に用いる第4級ア
ンモニウム塩の対イオンXm-を構成するアニオンに用い
る酸としては、第4級アンモニウム塩になったとき、金
属に対する腐食性を有しない有機酸であれば特に制限な
く用いることができ、例えば、酢酸、グルコン酸、乳
酸、リンゴ酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、クエ
ン酸、酒石酸、アジピン酸、炭素数6〜22の直鎖又は
分岐のアルキル又はアルケニル脂肪酸等のカルボン酸、
炭素数1〜12の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニ
ルリン酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸、さら
に、アシッドホスホオキシエチルメタクリレートなどの
含リンメタアクリル酸エステル、含リンアクリル酸エス
テル、スチレンスルホン酸など、分子内にハロゲンを含
まない有機酸を好適に使用することができる。一方、本
発明の特徴の一つは、重合反応性のあるビニル残基や縮
合反応性のあるシラン残基を導入することにより、防腐
防黴性の耐久性が向上する点にある。本発明防腐防黴剤
に用いる第4級アンモニウム塩を構成する反応性のある
ビニル残基及びシラン残基は第4級アミン化合物の状態
で重合反応性や縮合反応性を発揮するもので、前記一般
式[1]におけるR4の重合性ビニル残基は、一般式
[2]
ンのアルキル基の全部又は一部を同一の炭素数のアルケ
ニル基で置換したアミン類も、本発明第4級アンモニウ
ム塩化合物の原料として好適に使用することができる。
本発明にかかわる一般式[1]で表される第4級アンモ
ニウム塩は、カチオン部位に反応性のあるビニル残基又
はシラン残基を有し、対イオンXm-が有機酸残基である
ことが重要である。本発明防腐防黴剤に用いる第4級ア
ンモニウム塩の対イオンXm-を構成するアニオンに用い
る酸としては、第4級アンモニウム塩になったとき、金
属に対する腐食性を有しない有機酸であれば特に制限な
く用いることができ、例えば、酢酸、グルコン酸、乳
酸、リンゴ酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、クエ
ン酸、酒石酸、アジピン酸、炭素数6〜22の直鎖又は
分岐のアルキル又はアルケニル脂肪酸等のカルボン酸、
炭素数1〜12の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニ
ルリン酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸、さら
に、アシッドホスホオキシエチルメタクリレートなどの
含リンメタアクリル酸エステル、含リンアクリル酸エス
テル、スチレンスルホン酸など、分子内にハロゲンを含
まない有機酸を好適に使用することができる。一方、本
発明の特徴の一つは、重合反応性のあるビニル残基や縮
合反応性のあるシラン残基を導入することにより、防腐
防黴性の耐久性が向上する点にある。本発明防腐防黴剤
に用いる第4級アンモニウム塩を構成する反応性のある
ビニル残基及びシラン残基は第4級アミン化合物の状態
で重合反応性や縮合反応性を発揮するもので、前記一般
式[1]におけるR4の重合性ビニル残基は、一般式
[2]
【0007】
【化16】 (式中のR5は、−CH2CH=CH2又は−CO−CH
=CH2若しくは−CO−C(CH3)=CH2である)
であり、又、縮合性シラン残基は、一般式[3] −R6−R7 …[3] (式中のR6は、
=CH2若しくは−CO−C(CH3)=CH2である)
であり、又、縮合性シラン残基は、一般式[3] −R6−R7 …[3] (式中のR6は、
【化17】 若しくは
【化18】 又は
【化19】 であり、R7が下記一般式[4]
【化20】 (式中のR8はメチル基又はエチル基で、aは0又は1
であり、a+b=3である))である。
であり、a+b=3である))である。
【0008】すなわち、前記の一般式[1]におけるR
4を導入するには、ビニル基又はアルコキシシラン基を
持つグリシジル化合物が好適に用いられ、例えば、アリ
ルグリシジルエーテル、グリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレート、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン等を使用することが
できる。本発明の防腐防黴剤は、前記のようにして得ら
れた一般式[1]で表される化合物を必須成分として含
有するものであり、該一般式[1]で表される化合物は
単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよく、また適当な溶媒やビニル基をもつ重合性モノマ
ーに混合して用いることができる。さらに重合開始剤を
添加して重合反応を促進することができる。本発明の防
腐防黴剤の使用方法については特に制限はなく、例え
ば、水又はその他の溶媒液を、塗布法、スプレー法、浸
漬法、注入法、減圧加圧法などにより、繊維、紙、木
材、建材などに処理したのち、加熱処理や紫外線、電子
線照射などの方法により反応させる方法を用いることが
できる。このように重合反応若しくは縮合反応させるこ
とにより、防腐防黴作用効果の耐久性を増大させること
ができる。
4を導入するには、ビニル基又はアルコキシシラン基を
持つグリシジル化合物が好適に用いられ、例えば、アリ
ルグリシジルエーテル、グリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレート、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン等を使用することが
できる。本発明の防腐防黴剤は、前記のようにして得ら
れた一般式[1]で表される化合物を必須成分として含
有するものであり、該一般式[1]で表される化合物は
単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよく、また適当な溶媒やビニル基をもつ重合性モノマ
ーに混合して用いることができる。さらに重合開始剤を
添加して重合反応を促進することができる。本発明の防
腐防黴剤の使用方法については特に制限はなく、例え
ば、水又はその他の溶媒液を、塗布法、スプレー法、浸
漬法、注入法、減圧加圧法などにより、繊維、紙、木
材、建材などに処理したのち、加熱処理や紫外線、電子
線照射などの方法により反応させる方法を用いることが
できる。このように重合反応若しくは縮合反応させるこ
とにより、防腐防黴作用効果の耐久性を増大させること
ができる。
【0009】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何等限定されるも
のではない。 (1)防錆性の測定 直径9cmのシャーレにガーゼを4枚重ねにして敷き、こ
れに試験防腐防黴剤の4%水溶液を10ml加えて、ガー
ゼが液に十分浸るようにする。このうえにアセトン洗浄
した虫ピン10本を置き45℃で48時間接触させた後
の錆の発生本数をパーセントで表す。
するが、本発明はこれらの例によって何等限定されるも
のではない。 (1)防錆性の測定 直径9cmのシャーレにガーゼを4枚重ねにして敷き、こ
れに試験防腐防黴剤の4%水溶液を10ml加えて、ガー
ゼが液に十分浸るようにする。このうえにアセトン洗浄
した虫ピン10本を置き45℃で48時間接触させた後
の錆の発生本数をパーセントで表す。
【0010】(2)抗菌性試験 供試試料を黄色ブドウ球菌を植種した寒天培地上に置
き、37℃で24時間菌の培養を行い、試料周辺の黄色
ブドウ球菌の成育の有無により、次の判定基準に従って
抗菌性を評価した。 判定基準 −:菌の発育が認められない。 +:菌の発育が認められる。 (3)耐久性試験 繊維試料を家庭用電気洗濯機を用い、中性洗剤ニュービ
ーズ[花王(株)製]2g/lを含有する40℃の水溶液
中で5分間洗濯した後、流水洗を2分間行い、脱水し、
さらに流水洗を2分間行い、脱水し乾燥する。この操作
を所定回数繰り返し行い、この布について抗菌性を試験
した。
き、37℃で24時間菌の培養を行い、試料周辺の黄色
ブドウ球菌の成育の有無により、次の判定基準に従って
抗菌性を評価した。 判定基準 −:菌の発育が認められない。 +:菌の発育が認められる。 (3)耐久性試験 繊維試料を家庭用電気洗濯機を用い、中性洗剤ニュービ
ーズ[花王(株)製]2g/lを含有する40℃の水溶液
中で5分間洗濯した後、流水洗を2分間行い、脱水し、
さらに流水洗を2分間行い、脱水し乾燥する。この操作
を所定回数繰り返し行い、この布について抗菌性を試験
した。
【0011】(4)防黴性試験 防黴効力評価試験JIS Z-2911に準拠して評価し
た。すなわち、ケトミウム・グロボサム(Chaeto
mium globosum)IFO6347(ケトミ
ウム属)を植種した寒天培地上に供試試料を置き、28
℃で7日間黴の培養を行い、黴の生育の有無により、次
の判定基準に従って防黴性を評価した。 判定基準 −:黴の発育が認められない。 +:黴の発育が認められる。 また、ペニシリウム・シトリナム(Peniciliu
mu citrinum)IFO6026(アオカビ
属)についても同様に実施した。
た。すなわち、ケトミウム・グロボサム(Chaeto
mium globosum)IFO6347(ケトミ
ウム属)を植種した寒天培地上に供試試料を置き、28
℃で7日間黴の培養を行い、黴の生育の有無により、次
の判定基準に従って防黴性を評価した。 判定基準 −:黴の発育が認められない。 +:黴の発育が認められる。 また、ペニシリウム・シトリナム(Peniciliu
mu citrinum)IFO6026(アオカビ
属)についても同様に実施した。
【0012】(5)木材防腐効力試験 JIS A-9302(木材防腐剤の防腐効力試験方法)
に基づいて本発明の防腐防黴剤を試験した。尚、表中の
数字は木材腐朽後の重量減少率(%)をしめす。
に基づいて本発明の防腐防黴剤を試験した。尚、表中の
数字は木材腐朽後の重量減少率(%)をしめす。
【0013】実施例1 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、メタクリル酸
25.8重量部、水202重量部を反応釜に仕込み中和
する。この中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリ
レート42.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し
本発明防腐防黴剤(1)を得た。 実施例2 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、アクリル酸2
1.6重量部、水196重量部を反応釜に仕込み中和す
る。この中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレ
ート42.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本
発明防腐防黴剤(2)を得た。
25.8重量部、水202重量部を反応釜に仕込み中和
する。この中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリ
レート42.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し
本発明防腐防黴剤(1)を得た。 実施例2 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、アクリル酸2
1.6重量部、水196重量部を反応釜に仕込み中和す
る。この中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレ
ート42.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本
発明防腐防黴剤(2)を得た。
【0014】実施例3 デシルジメチルアミン56.9重量部、メタクリル酸2
5.8重量部、水188重量部を反応釜に仕込み中和す
る。この中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレ
ート42.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本
発明防腐防黴剤(3)を得た。 実施例4 ジラウリルメチルアミン110重量部、メタクリル酸2
5.8重量部、水167重量部、イソプロピルアルコー
ル100重量部を反応釜に仕込み中和する。この中和物
の中に、70℃でグリシジルメタクリレート42.7重
量部を仕込み、同温度で5時間反応し本発明防腐防黴剤
(4)を得た。
5.8重量部、水188重量部を反応釜に仕込み中和す
る。この中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレ
ート42.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本
発明防腐防黴剤(3)を得た。 実施例4 ジラウリルメチルアミン110重量部、メタクリル酸2
5.8重量部、水167重量部、イソプロピルアルコー
ル100重量部を反応釜に仕込み中和する。この中和物
の中に、70℃でグリシジルメタクリレート42.7重
量部を仕込み、同温度で5時間反応し本発明防腐防黴剤
(4)を得た。
【0015】実施例5 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、メタクリル酸
25.8重量部、水190重量部を反応釜に仕込み中和
する。この中和物の中に、70℃でアリルグリシジルエ
ーテル34.2重量部を仕込み、同温度で5時間反応し
本発明防腐防黴剤(5)を得た。 実施例6 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、酢酸18重量
部、水190重量部を反応釜に仕込み中和する。この中
和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレート42.
7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本発明防腐防
黴剤(6)を得た。
25.8重量部、水190重量部を反応釜に仕込み中和
する。この中和物の中に、70℃でアリルグリシジルエ
ーテル34.2重量部を仕込み、同温度で5時間反応し
本発明防腐防黴剤(5)を得た。 実施例6 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、酢酸18重量
部、水190重量部を反応釜に仕込み中和する。この中
和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレート42.
7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本発明防腐防
黴剤(6)を得た。
【0016】実施例7 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、n−ブタノー
ル3モルと無水リン酸1モルとから調整したモノ体/ジ
体の混合比が約1/1のアルキルリン酸エステル36重
量部、水218重量部を反応釜に仕込み中和する。この
中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレート4
2.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本発明防
腐防黴剤(7)を得た。 実施例8 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、メタクリル酸
25.8重量部、水238重量部を反応釜に仕込み中和
する。この中和物の中に、70℃でγ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシランを仕込み、同温度で5時
間反応し本発明防腐防黴剤(8)を得た。
ル3モルと無水リン酸1モルとから調整したモノ体/ジ
体の混合比が約1/1のアルキルリン酸エステル36重
量部、水218重量部を反応釜に仕込み中和する。この
中和物の中に、70℃でグリシジルメタクリレート4
2.7重量部を仕込み、同温度で5時間反応し本発明防
腐防黴剤(7)を得た。 実施例8 ラウリルジメチルアミン66.5重量部、メタクリル酸
25.8重量部、水238重量部を反応釜に仕込み中和
する。この中和物の中に、70℃でγ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシランを仕込み、同温度で5時
間反応し本発明防腐防黴剤(8)を得た。
【0017】実施例9 防錆性を調べるため、本発明の防腐防黴剤(1)〜
(8)の4%水溶液を調整し、前記防錆性の測定方法に
基づき試験を行った。比較品としてジデシルジメチルア
ンモニウムクロライドの40%水溶液を調整し、その4
%水溶液を同様に処理し防錆性をみた。その結果を第1
表に示す。表中の数字は錆の発生本数をパーセントで示
したものである。
(8)の4%水溶液を調整し、前記防錆性の測定方法に
基づき試験を行った。比較品としてジデシルジメチルア
ンモニウムクロライドの40%水溶液を調整し、その4
%水溶液を同様に処理し防錆性をみた。その結果を第1
表に示す。表中の数字は錆の発生本数をパーセントで示
したものである。
【0018】
【表1】
【0019】実施例10 本発明の防腐防黴剤(1)〜(8)、および比較品とし
てジデシルジメチルアンモニウムクロライドの有効成分
として0.1%水溶液を綿ブロードに処理し、105℃
で3分間乾燥した後、160℃で2分間キュアリングを
行い、抗菌性を調べた。洗濯は30回まで行う。尚、
(1)〜(7)については、重合開始剤として過硫酸ア
ンモニウムを本発明の防腐防黴剤に対して1%併用して
処理を行った。その結果を第2表に示す。
てジデシルジメチルアンモニウムクロライドの有効成分
として0.1%水溶液を綿ブロードに処理し、105℃
で3分間乾燥した後、160℃で2分間キュアリングを
行い、抗菌性を調べた。洗濯は30回まで行う。尚、
(1)〜(7)については、重合開始剤として過硫酸ア
ンモニウムを本発明の防腐防黴剤に対して1%併用して
処理を行った。その結果を第2表に示す。
【0020】
【表2】
【0021】注)L−0、L−10、L−20、L−3
0は洗濯回数を示す。 実施例11 本発明の防腐防黴剤(1)〜(8)の5%水溶液を調湿
したベイツガの試験片(50×10mm 厚さ5mm)に塗
布し、乾燥後電子線を照射して重合させた。比較品とし
てジデシルジメチルアンモニウムクロライド40%水溶
液の5%水溶液を同様に処理し、防黴性を調べた。耐水
性試験は処理した供試試料を40℃の温水中に24時間
激しい撹拌をしながら浸漬した後、乾燥し、同様に防黴
性を調べた。その結果を第3表に示す。
0は洗濯回数を示す。 実施例11 本発明の防腐防黴剤(1)〜(8)の5%水溶液を調湿
したベイツガの試験片(50×10mm 厚さ5mm)に塗
布し、乾燥後電子線を照射して重合させた。比較品とし
てジデシルジメチルアンモニウムクロライド40%水溶
液の5%水溶液を同様に処理し、防黴性を調べた。耐水
性試験は処理した供試試料を40℃の温水中に24時間
激しい撹拌をしながら浸漬した後、乾燥し、同様に防黴
性を調べた。その結果を第3表に示す。
【0022】
【表3】
【0023】実施例12 調湿したベイツガの試験片(50×10mm× 厚さ5m
m)を3時間18torrで減圧した後、アゾビスイソ
ブチロニトリル0.1重量部を添加したメタクリル酸メ
チル30重量部と、本発明の防腐防黴剤(1)〜(8)
を各々5重量部、メタノール65重量部との混合液を注
入し10気圧で2時間加圧した。ついで常圧に戻し、ア
ルミ箔で包覆して70℃で24時間重合させた。重合
後、60℃で減圧乾燥した。比較品としてアゾビスイソ
ブチロニトリル0.1重量部を添加したメタクリル酸メ
チル30重量部とメタノール70重量部との混合液を同
様に注入し、重合させた試験片を用いた。このものにつ
いて、防黴性を調べた。その結果を第4表に示す。
m)を3時間18torrで減圧した後、アゾビスイソ
ブチロニトリル0.1重量部を添加したメタクリル酸メ
チル30重量部と、本発明の防腐防黴剤(1)〜(8)
を各々5重量部、メタノール65重量部との混合液を注
入し10気圧で2時間加圧した。ついで常圧に戻し、ア
ルミ箔で包覆して70℃で24時間重合させた。重合
後、60℃で減圧乾燥した。比較品としてアゾビスイソ
ブチロニトリル0.1重量部を添加したメタクリル酸メ
チル30重量部とメタノール70重量部との混合液を同
様に注入し、重合させた試験片を用いた。このものにつ
いて、防黴性を調べた。その結果を第4表に示す。
【0024】
【表4】
【0025】実施例13 本発明の防腐防黴剤(1)〜(7)、比較品としてジデ
シルジメチルアンモニウムクロライドの40%水溶液を
調整し、JIS A-9302(木材防腐剤の防腐効力試
験方法)に基づいて木材防腐効力試験を行った。なお本
発明品は注入量(有効成分)に対してラジカル開始剤V
−50(和光純薬製)を0.2%含有するように液調合
し、加圧注入した。薬剤注入後、60℃で48時間乾燥
し、防腐効力試験を行った。その結果を第5表に示す。
シルジメチルアンモニウムクロライドの40%水溶液を
調整し、JIS A-9302(木材防腐剤の防腐効力試
験方法)に基づいて木材防腐効力試験を行った。なお本
発明品は注入量(有効成分)に対してラジカル開始剤V
−50(和光純薬製)を0.2%含有するように液調合
し、加圧注入した。薬剤注入後、60℃で48時間乾燥
し、防腐効力試験を行った。その結果を第5表に示す。
【0026】
【表5】
【0027】
【発明の効果】本発明防腐防黴剤は、従来の第4級アン
モニウム塩から成る防腐防黴剤が有する欠点が改善され
たものであり、耐久性が大幅に増大して長期間効力が持
続し、しかも、環境、人畜に対して安全性であり、接す
る金属に錆を発生させない利点を有し、繊維、紙、木
材、建材、塗料、医療などの幅広い分野において、種々
の物品に防腐防黴効果を付与するのに好適に用いること
ができ、産業上有益である。
モニウム塩から成る防腐防黴剤が有する欠点が改善され
たものであり、耐久性が大幅に増大して長期間効力が持
続し、しかも、環境、人畜に対して安全性であり、接す
る金属に錆を発生させない利点を有し、繊維、紙、木
材、建材、塗料、医療などの幅広い分野において、種々
の物品に防腐防黴効果を付与するのに好適に用いること
ができ、産業上有益である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−5205(JP,A) 特開 平3−188006(JP,A) 特開 平3−43483(JP,A) 特開 昭61−148285(JP,A) 特開 昭59−106493(JP,A) 特公 昭44−9286(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 33/12
Claims (2)
- 【請求項1】下記一般式[1] 【化1】 (式中のR1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R2は炭素数1〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R3は炭素数1〜5のアルキル基、R4は反応性
を有するビニル残基、対イオンXm-は有機酸残基でmは
1〜3の整数である)で表される第4級アンモニウム塩
化合物の中から選ばれた少なくとも1種を有効成分とし
て含有してなる防腐防黴剤であって、R 4 が下記一般式
[2] 【化2】 (式中のR 5 が、−CH 2 CH=CH 2 又は−CO−CH
=CH 2 若しくは−CO−C(CH 3 )=CH 2 である)
で表されるものであることを特徴とする防腐防黴剤。 - 【請求項2】下記一般式[1] 【化3】 (式中のR 1 は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R 2 は炭素数1〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R 3 は炭素数1〜5のアルキル基、R 4 は反応性
を有するシラン残基、対イオンX m- は有機酸残基でmは
1〜3の整数である)で表される第4級アンモニウム塩
化合物の中から選ばれた少なくとも1種を有効成分とし
て含有してなる防腐防黴剤であって、R 4 が一般式
[3] −R6−R7 …[3](式中のR 6 が、 【化4】 若しくは 【化5】 又は 【化6】 であり、R 7 が下記一般式[4] 【化7】 (式中のR 8 はメチル基又はエチル基で、aは0又は1
であり、a+b=3である))で表されるものであるこ
とを特徴とする防腐防黴剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30283792A JP3165537B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 防腐防黴剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30283792A JP3165537B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 防腐防黴剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06128105A JPH06128105A (ja) | 1994-05-10 |
JP3165537B2 true JP3165537B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=17913698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30283792A Expired - Fee Related JP3165537B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 防腐防黴剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3165537B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6172117B1 (en) * | 1998-02-27 | 2001-01-09 | Akzo Nobel N.V. | Biocidal preservatives |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP30283792A patent/JP3165537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06128105A (ja) | 1994-05-10 |
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