JP3165446U - 温水洗浄機 - Google Patents

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【課題】熱交換の熱効率を向上させ、排出される燃焼ガス温度を低く抑えること、及び燃焼ガスの排出音を低減することのできる温水洗浄機を提供する。【解決手段】 温水ボイラーで加熱された温水を、高圧ポンプによって開閉弁付きの洗浄ガンへ圧送する温水洗浄機であって、前記温水ボイラーは、ボイラーの燃焼ガスを排気口へ送る送気路と、該送気路の上流側に設けられた第1の熱交換部と、下流側に設けられた第2の熱交換部とを備え、前記第2の熱交換部は、下流側に前記排気口を有する第2熱交換室と、前記第1の熱交換部からの燃焼ガスを前記第2熱交換室に導く筒体と、該筒体の外周を覆うように配置された熱交換用媒体が流通する流通管とを備え、前記筒体の下流側端部を閉塞すると共に、筒体の外周面に第1の熱交換部からの燃焼ガスを第2熱交換室に噴出する複数の噴出孔を有することを特徴とする温水洗浄機である。【選択図】図1

Description

本考案は、温水により自動車等の車両、船舶、さらには機械器具等の被洗浄物を洗浄する温水洗浄機に関する。
一般に、自動車等の被洗浄物を洗浄する洗浄機は、温水を高圧噴射して、水では落ちにくい汚れを落とす。通常、温水洗浄機は、図7に示すように、バーナー32の燃焼ガスによる熱との間で熱交換を行い、生成された温水Wを温水タンク33から高圧ポンプ34を介して開閉弁35a付きの洗浄ガン35へ圧送することにより噴射される。
しかしながら、従来の温水洗浄機では、熱交換後の燃焼ガスが排気口36からそのまま外部へ排気されている。また、温水洗浄機の場合、ほぼ瞬間的に温水を沸かす必要があるため、比較的燃焼ガス排出時の温度が高く、その温度は約270℃もあり、環境的にも熱効率的にも問題があった。この排気温度を下げるための新たな設備を設けることは、装置自体が複雑な構造となり経済的ではない。また、排気口36から排出される燃焼ガスの排出音を低くすることは環境負荷低減にも貢献できるものである。
そこで、本考案は、上記の課題を解決するために、熱交換の熱効率を向上させ、排出される燃焼ガス温度を低く抑えること、及び燃焼ガスの排出音を低減することのできる温水洗浄機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案は、温水ボイラーで加熱された温水を、高圧ポンプによって開閉弁付きの洗浄ガンへ圧送する温水洗浄機であって、温水ボイラーは、ボイラーの燃焼ガスを排気口へ送る送気路と、送気路の上流側に設けられた第1の熱交換部と、下流側に設けられた第2の熱交換部とを備え、第2の熱交換部は、下流側に排気口を有する第2熱交換室と、第1の熱交換部からの燃焼ガスを第2熱交換室に導く筒体と、筒体の外周を覆うように配置された熱交換用媒体が流通する流通管とを備え、筒体は、その下流側端部が閉塞されると共に、筒体の外周面に第1の熱交換部からの燃焼ガスを第2熱交換室に噴出する複数の噴出孔が形成されたことを特徴とする温水洗浄機である。
このように、本発明は、送気路の上流側に設けられた第1の熱交換部において使用された燃焼ガスの排熱を、送気路の下流側に設けられた第2の熱交換部において再利用して、水との熱交換を行うことができるので、水側へ移行する燃焼ガスの熱量をより多くすることができ、熱効率が高まる。
具体的には、第2の熱交換部に設けられた筒体は第2熱交換室内に配され、第1の熱交換部からの燃焼ガスを第2熱交換室に導くが、下流側端部が閉塞されると共に外周面に複数の噴出孔を有するため、燃焼ガスを分散させて噴出孔から噴き出すことができると共に、噴出孔から噴き出す燃焼ガスをその周囲に配置された流通管に噴き当てることができる。したがって、流通管と燃焼ガスとの接触面積が大きくなり、効率的に流通管内の熱交換用媒体へ熱を移行させることができる。このように、熱効率がよいため、排気口から排出される燃焼ガスの温度を下げることができ、環境的にもよい。また、送気路をまとまって通過してきた燃焼ガスが噴出孔で分散されるため、筒体がサイレンサーの役割を担い、排気口から排出される燃焼ガスの排出音を低減することができる。
流通管は筒体の外周面の一部を覆う構成でもよいが、第2の熱交換をより効率よく行うには、筒体の外周面の1/2以上、さらに好ましくは2/3以上、最大限に行うためには筒体の外周面のほぼ全体を覆うように配されるのが好ましい。また、流通管は筒体の噴出孔になるべく対向する位置に配して、噴出孔から噴出されるガスと接触を多くする方がよい。さらにまた、流通管を筒体の外周面に沿わせる場合、噴出孔からの燃焼ガスの噴き出しを阻害しないように、流通管と筒体との間には所定の隙間を開けるのがよい。また、流通管を筒体の外周面に沿わせる場合、上下に蛇行させるようにして配してもよいが、筒体の外周面を筒体と同軸の螺旋状に配した方が、管内を流通する熱交換用媒体の上下移動が少なくなるので好ましい。
流通管には水源からの水を流通させ、この第2の熱交換部で熱交換された水を第1の熱交換部へ送るようにしてもよいし、第1の熱交換部で熱交換された温水を流通管で流通させ、第2の熱交換を行うようにしてもよい。なお、後者の形態によると、第1の熱交換部で一度加熱された温水に、下流側の第2の熱交換部においてさらに排熱を吸収させることができるが、水源からの水を流通させる前者の形態の方が、水温の低い水と排熱を利用した第2の熱交換部との間で温度差が大きく、熱交換効率が高くなるので好ましい。
また、第2の熱交部において熱交換が行われる際、特に流通管内を水源からの水が流通する場合は、噴出孔から第2熱交換室に噴出された燃焼ガスとの熱交換により、流通管の表面にドレン水が生成しやすいため、第2熱交換室の下部にドレン排出口を設けるのが好ましい。発生したドレン水を外部へ排水することができる。
本考案によると、送気路の上流側に設けられた第1の熱交換部において熱交換に使用された燃焼ガスの排熱を、送気路の下流側に設けられた第2の熱交換部において再利用して、水との熱交換を行うことができるので、水側へ移行する燃焼ガスの熱量をより多くすることができ、熱効率が高まる。温水ボイラー全体としての熱効率を高めることができ、より経済的なものとすることができる。また、筒体の噴出孔によって燃焼ガスが分散されるため、燃焼ガスの排出音を低減することができる。
本考案の温水洗浄機の構成を示す断面図 本考案の温水洗浄機の概要を示す分解斜視図 本考案の温水洗浄機の主要部拡大図 本考案の温水洗浄機の第1の熱交換部における断面図 他の形態の温水洗浄機の構成を示す断面図 さらに他の形態の温水洗浄機の構成を示す断面図 従来の温水洗浄機の構成を示す断面図
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の温水洗浄機は、水道等の供給源1からの水Wを加熱する温水ボイラー2と、温水ボイラー2によって加熱された温水Wを貯水する温水タンク3と、温水タンク3の温水Wを圧送する高圧ポンプ4と、高圧ポンプ4に断熱性のある高圧ホース5を介して接続され、高圧ポンプ4により圧送された温水Wを噴射する開閉弁6a付の洗浄ガン6とから構成される。
温水ボイラー2は縦型であり、キャスタ(図示せず)付きの可動式とされるが、これに限定されるものではなく、固定式のものであってもよい。温水ボイラー2は、図1及び図3に示すように、上下が閉塞された円筒状に形成されたボイラー本体2aの内部が上下方向に4つに区画されて構成される。バーナー7からの燃焼ガスはその4つの区画を通って、ボイラー本体2a天面に形成された排気口8へ至る送気路9と、送気路9の上流側に設けられた第1の熱交換部10と、下流側に設けられた第2の熱交換部11とを備える。本実施形態における送気路9は、後述の燃焼室15から、熱交換管20、排熱集合室17、筒体25及び第2の熱交換室11を通過して排気口8へ至る通路である。
具体的には、ボイラー本体2a内は、上部仕切り板12、中部仕切り板13、下部仕切り板14によって仕切られることにより、上下方向に4つに区画されている。下部仕切り板14及び中部仕切り板13がボイラー構造上における鏡板であり、この2つの鏡板13、14の間の空間は第1熱交換室16とされる。また、下部仕切り板14により区画された下方の空間は燃焼室15、中部仕切り板13と上部仕切り板12との間の空間は排熱集合室17、上部仕切り板12により区画された上方の空間は第2熱交換室18とされる。燃焼室15の燃焼ガスは、第1熱交換室16、排熱集合室17及び第2熱交換室18を介して、第2熱交換室18の天面に設けられた排気口8に至る送気路9を通って、排気口8から外部へ排出される。
燃焼室15を構成する側壁には、燃焼室15内へ向けて燃焼炎を噴射するバーナー7が設けられており、バーナー7からの燃焼炎ないし燃焼ガスXが燃焼室15に送り込まれる。
図1及び図4に示すように、第1熱交換室16は、下部仕切り板14及び中部仕切り板13に複数の開口が形成されると共に、その各開口に燃焼室15と排熱集合室17とを連通する複数の熱交換管20が設けられ、該熱交換管20の周囲の空間は貯水タンク21となり水が貯められる。第1熱交換室16の下方の側壁には貯水タンク21内に水Wを注水する注水口22が設けられ、水Wが貯められる。
貯水タンク21内の水Wは、燃焼室15から熱交換管20及び排熱集合室17を通るバーナー7の燃焼炎ないし燃焼ガスXによって温められることにより、第1の熱交換が行われる。温められた水Wは、第1熱交換室16の上方側壁に設けられた出湯口23から温水タンク3へ送られる。なお、バーナー7の燃料としては特に限定されるものではなく、例えば、天然ガス・液化石油ガス等の気体燃料、重油等の液体燃料、その他、石炭、バガス、バーク、黒液(パルプ製造過程の廃液)、都市ゴミ、工場廃棄物、廃タイヤ、固形化燃料等が挙げられる。
また、第1熱交換室16の貯水タンク21には、温度センサ(図示せず)が設けられており、温度センサの温度が所定温度よりも下がったときには、バーナー7の運転をONして、貯水タンク21の温水Wを加熱し、所定温度(例えば80度)に達したときにバーナー7の運転をOFFする温度制御手段を有する。
排熱集合室17には、複数の熱交換管20を通ってきた燃焼ガスXが集合される。そして、上部仕切り板12の中央開口に設けられた後述の筒体24により、上方の第2熱交換室18に送られる。
第2熱交換室18は、排熱集合室17を介して第1熱交換室16からの燃焼ガスを第2熱交換室18に導く筒体24と、筒体24の外周を覆うように配置され内部を水Wが流通する流通管25と、第2熱交換室18の天面開口に設けられた排気管26とを備え、排気管26の下流端開口が排気口8となる。図2に示すように、第2熱交換室18の外壁を取り外して、第2熱交換室18内を開放でき、筒体24、第2熱交換室18、排気管26の内部のスス汚れ等を清掃でき、メンテナンス性に優れる。
筒体24は、第2熱交換室18の内部に配され、その下流側端部が閉塞されると共に、筒体24の外周面に燃焼ガスを噴出する噴出孔27が上下左右に規則正しく並んで複数形成されている。筒体24は、第1の熱交換部10からの燃焼ガスを第2熱交換室18に導くが、下流側端部が閉塞されると共に外周面に複数の噴出孔27を有するため、燃焼ガスを分散させて噴出孔27から噴き出すことができる。燃焼ガスXの分散により、燃焼ガスXの排出音を低減することができる。
流通管25は、内部を流通する熱交換用媒体としての水Wと、燃焼ガスXとの間で熱交換可能な熱交換コイルが用いられる。流通管25は、水Wの流れ方向における上流端が減圧弁1aを介して水源に連結され、下流端が送水ホース28を介して第1熱交換室16の貯水タンク21に連結される。流通管25は、水の流れの上流側から下流側に向けて、筒体24の外周面に沿って上方から下方に下るように螺旋状に配されている。その螺旋の中心軸は筒体24の中心軸と同軸とされる。なお、流通管25の螺旋構造を下方から上方へ上るように配してもよいが、上述のように流通管25が上から下へ配した方が、内部の水が自重で流通管25内を移動することができるので好ましい。また、流通管25を上方から下方(又は、下方から上方)に向かって螺旋状に配した後、さらにその外周囲を下方から上方(又は、上方から下方)に向かって螺旋状に配した2重構造をとってもよい。複重構造とすることにより、流通管25の伝熱面積を大きくとることができる。
また、流通管25は、筒体24の周面から一定の距離を保ちながら周面を覆うように配されており、筒体24の噴出孔27から噴き出す燃焼ガスをその周囲に配置された流通管25に噴き当てることができる。したがって、流通管25と燃焼ガスとの接触面積が大きくなり、効率的に流通管25内の熱交換用媒体へ熱を移行させることができる。また、熱効率がよいため、排気口8から排出される燃焼ガスの温度を下げることができ、環境的にもよい。
上記構成によると、第2の熱交換部11の流通管25内には水源からの冷たいままの水が流通され、流通管25を通過する間に温められる。このとき、第2の熱交換部11を通過する燃焼ガスXは第1の熱交換部10を通過する燃焼ガスXと比べて温度が低くなっているが、水温の低い水との間における温度差が大きいため、熱交換効率は高い。このようにして温められた温水を、第1の熱交換部10の貯水タンク21内に送って、本加熱を行われる。予め第2の熱交換部11において予備的に温められているので、熱量及び時間が少なくて済む。
排気管26にはフィルター(図示せず)が設けられており、燃焼ガスXを浄化する。なお、外部空間へ排出される燃焼ガスXは第1の熱交換部10及び第2の熱交換部11で2回利用されることにより、条件にもよるが150℃程度まで下げることができる。
なお、150℃程度まで下げられた排ガス(燃焼ガスX)を、さらに再利用した余熱循環方式の構成を採用してもよい。すなわち、排気管26から排出される燃焼ガスXを、新たに取り入れた新鮮な空気と共に再びバーナー7へ送り込んで再利用すればよい。燃焼ガスX中の水(HO)が第2熱交換室18において凝縮して排出されているため、排気される燃焼ガスX中の蒸気量が少なく、バーナー7での燃焼用に再利用することができるからである。
また、第2熱交換室18の下部にはドレン排出口29が形成される。燃焼ガスXとの熱交換により流通管25の表面に生成したドレン水を、ドレン排出口29より排水することができる。
温水タンク3には給湯口が設けられ、該給湯口と第1熱交換室16の出湯口23とが断熱材に覆われた連結管19により連結されている。温水タンク3の給湯口には、フロート弁30が設けられる。フロート弁30は、先端のフロートが浮力により水面の高低の変化に応じて上下動し、その動作がアームに伝達されて弁の開度を変化させるものである。すなわち、フロートが所定の最低水面位置より低い場合には、弁を全開させて貯水タンク21から温水が供給される。また、フロートが所定の最低水面位置より高くなるにつれて弁の開度が減少し、所定の最高水面位置に達するとが完全に閉じる。このような構成により、常に温水タンク3内に温水Wを貯水しておくことができる。
また、温水タンク3は高圧ホース5に接続され、内部の温水を高圧ポンプ4により圧送して、開閉弁付きの洗浄ガン6より噴射することができる。
上記構成の洗浄機において、洗浄ガン6が使用されると、高圧ポンプ4が作動して、温水Wが洗浄ガン6の噴射ノズルから噴射される。洗浄中、温水タンク3の温水Wは減り、水位が下がる。所定水位より低くなると、フロート弁30が開き、温水ボイラー2の出湯口23から連結管19を通って温水タンク3内に温水Wが供給される。それと共に、供給源1からの水が第2の熱交換部11の流通管25を通って、第1の熱交換部10の貯水タンク21内に所定量まで注水される。
そして、温水ボイラー2の貯水タンク21内の水温が所定温度より低くなると、バーナー7の運転をONして燃焼がはじまり、燃焼で発生する熱は送気路9を通って排気口8から排気される。
このとき、第2の熱交換部11においては、第1の熱交換部10における排熱を利用して、流通管25を通る水との間で熱交換を行うことができる。すなわち、第1の熱交換部10からの燃焼ガスXは送気路9を通って筒体24へ上昇して行くが、筒体24は上部が塞がれ、その側面部には複数の噴出孔27が規則正しく開いている。この噴出孔27から噴出される燃焼ガスXは筒体24の周囲に噴き出すように排出される。噴出孔27から噴き出した燃焼ガスXは、筒体24を取り巻くように設置された流通管25で熱交換される。
第2の熱交換部11を通過する燃焼ガスXは第1の熱交換部10の排熱であり温度が低くなっているが、流通管25を通る水は水温が低く、排熱との間での温度差が大きいため、熱交換効率は高い。また、燃焼ガスXを筒体24や流通管25が分散させることにより、環境へ排出される燃焼ガスXの排出音低減も図ることができる。
第2の熱交換部11で熱交換が行われた燃焼ガスXは、流通管25の隙間を通って第2熱交換室18上方に向かい、排気口8から大気に排出される。第2の熱交換部11により、排気口8から放出される燃焼ガスXの温度を約270℃から約150℃まで低減することができる。
次に、第2の熱交換部11において排熱により温められた水Wが、第1の熱交換部10の貯水タンク21へ送られ、第1の熱交換により本加熱され、所定温度まで温度を上げられる。すなわち、バーナー7の燃焼炎ないし燃焼ガスXで燃焼室15が加熱されると、燃焼ガスXが燃焼室15から熱交換管20及び排熱集合室17を通って、上方の排熱管へ至り、外部へ排出される。その際に、燃焼室15、熱交換管20及び排熱集合室17を通るバーナー7からの燃焼炎ないし燃焼ガスXにより、ボイラー本体2aの貯水部7bに貯められた水Wが温められる。このようにして、貯水タンク21の温度が所定値(例えば80度)に達したときにバーナー7の運転をOFFする。なお、水Wが第2の熱交換部11で予め温められているので、第1の熱交換部10においては熱量及び時間が少なくて済む。
上記構成によると、送気路9の上流側に設けられた第1の熱交換部10において、熱交換に使用された燃焼ガスXの排熱を、送気路9の下流側に設けられた第2の熱交換部11において再利用することができる。燃焼ガスXの温度や量により異なるが、第2の熱交換部11において第1の熱交換部10からの燃焼ガスX中の10〜15%の余熱回収ができる。したがって、水側へ移行する燃焼ガスXの熱量をより多くすることができ、熱効率が高まる。また、熱効率がよいため、排気口8から排出される燃焼ガスXの温度を下げることができ、環境的にもよい。また、送気路9をまとまって通過してきた燃焼ガスXが、筒体24の噴出孔27によって分散されるため、筒体24がサイレンサーの役割を担い、排気口8から排出される燃焼ガスXの排出音を低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態においては、水道等の供給源1からの水を先に第2の熱交換部11の流通管25に通し、予備加熱を施してから、第1の熱交換部10において本加熱を行ったが、水の流れを反対にしてもよい。すなわち、図5に示すように、第1の熱交換部10で熱交換(本加熱)された温水を流通管25に通し、第2の熱交換(補助加熱)を行うようにしてもよい。
具体的には、減圧弁1aを介して供給源1から水Wを第1熱交換室16の注水口22から貯水タンク21内に注水する。第1熱交換が行われた温水Wを、出湯口23から送水ホース28を通して第2熱交換室18の流通管25に通水する。流通管25は、筒体24の外周面に沿って螺旋状に配されており、流通管25の先端と温水タンク3の給湯口とが断熱材19aに覆われた連結管19により連結されている。温水タンク3は高圧ホース5に接続され、内部の温水を高圧ポンプ4により圧送して、開閉弁付きの洗浄ガン6より噴射することができる。このような構成によると、第1の熱交換部10で一度加熱された温水に、下流側の第2の熱交換部11においてさらに排熱を吸収させて、補助加熱を行うことができる。上記構成によっても、熱交換の熱効率を向上させ、排出される燃焼ガス温度を低く抑えることができると共に、燃焼ガスの排出音を低減することができる。
また、第2熱交換室18の筒体24の周囲に流通管25を配置する代わりに、図6に示すように、二重釜方式の温水ボイラー2に構造変更することにより、従来方式の温水ボイラーに比べより加熱効率が高く、排気音の少ない温水ボイラーとすることができる。第1の熱交換部10からの燃焼ガスXが、筒体24の噴出孔27から分散して第2熱交換室18内に噴出される。そして、第2熱交換室18の周囲まで貯水タンク21が覆うように設けられており、第2熱交換室18を通して貯水タンク21内の水を温めることができる。
W 水
X 燃焼ガス
1 供給源
2 温水ボイラー
2a ボイラー本体
3 温水タンク
4 高圧ポンプ
5 高圧ホース
6 洗浄ガン
7 バーナー
8 排気口
9 送気路
10 第1の熱交換部
11 第2の熱交換部
15 燃焼室
16 第1熱交換室
17 排熱集合室
18 第2熱交換室
20 熱交換管
21 貯水タンク
24 筒体
25 流通管
26 排気管
27 噴出孔
29 ドレン排出口

Claims (5)

  1. 温水ボイラーで加熱された温水を、高圧ポンプによって開閉弁付きの洗浄ガンへ圧送する温水洗浄機であって、
    前記温水ボイラーは、ボイラーの燃焼ガスを排気口へ送る送気路と、該送気路の上流側に設けられた第1の熱交換部と、下流側に設けられた第2の熱交換部とを備え、
    前記第2の熱交換部は、下流側に前記排気口を有する第2熱交換室と、前記第1の熱交換部からの燃焼ガスを前記第2熱交換室に導く筒体と、該筒体の外周を覆うように配置された熱交換用媒体が流通する流通管とを備え、
    前記筒体は、その下流側端部が閉塞されると共に、筒体の外周面に前記第1の熱交換部からの燃焼ガスを第2熱交換室に噴出する複数の噴出孔が形成されたことを特徴とする温水洗浄機。
  2. 前記流通管は、前記筒体の外周面に沿って螺旋状に配されたことを特徴とする請求項1に記載の温水洗浄機。
  3. 前記流通管には水源からの水が流通され、前記第2の熱交換部で熱交換された水が前記第1の熱交換部へ送られることを特徴とする請求項1又は2に記載の温水洗浄機。
  4. 前記流通管には前記第1の熱交換部で熱交換された温水が流通され、第2の熱交換が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の温水洗浄機。
  5. 前記噴出孔から前記第2熱交換室に噴出された燃焼ガスとの熱交換により、前記流通管の表面に生成したドレン水を排水するドレン排出口が、前記第2熱交換室の下部に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の温水洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108309761A (zh) * 2017-12-31 2018-07-24 佛山市粤知中创科技有限公司 一种双重加热足浴器及具有足浴器的汽车

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