JP3159095U - 温水洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】温水タンクの温度低下を防止することのできる温水洗浄機を提供する。【解決手段】 温水ボイラー2によって加熱された温水を温水タンク3で貯水し、貯水した温水を温水タンク3から高圧ポンプ4に流水させ、高圧ポンプ4によって温水を高圧ホース5を介して開閉弁付きの洗浄ガン6へ圧送する温水洗浄機であって、温水ボイラー2は、ボイラー本体7と、ボイラー本体7の上部から燃焼ガスを排出する排気管12とを備え、温水タンク3はボイラー本体7の上に載置され、排気管12が温水タンク3を貫通して設けたことを特徴として温水洗浄機を構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、温水により自動車等の車両、船舶、さらには機械器具等の被洗浄物を洗浄する温水洗浄機に関する。
一般に、自動車等の被洗浄物を洗浄する洗浄機は、温水を高圧噴射して、水では落ちにくい汚れを落とす。通常、洗浄機は、図4に示すように、温水ボイラー26で生成した温水を一時貯めておく温水タンク27を備えており、温水タンク27からポンプ28を介して噴射ノズル29に温水が供給され、噴射される。
例えば、特許文献1では、ボイラーからの温水をシスターンタンクで一時貯留し、これを予圧ポンプ、温水ポンプ及び洗剤ポンプを通して洗浄ガンから噴射する洗浄装置が記載されている(特許文献1の図2参照)。
しかしながら、従来の洗浄機では、通常、温水タンクがボイラーから独立して離れた位置に設置されているため、温水タンクで貯留される温水の温度が下がってしまい、熱効率が悪い。
そこで、本考案は、上記の課題を解決するために、温水タンクの温度低下を防止できる温水洗浄機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案は、温水ボイラーによって加熱された温水を温水タンクで貯水し、貯水した温水を温水タンクから高圧ポンプに流水させ、その高圧ポンプによって温水を高圧ホースを介して開閉弁付きの洗浄ガンへ圧送する温水洗浄機であって、温水ボイラーは、ボイラー本体と、ボイラー本体の上部から燃焼ガスを排出する排気管とを備え、温水タンクはボイラー本体の上に載置され、排気管が温水タンクを貫通して設けられたことを特長とするものである。
上記構成によると、温水タンクがボイラー本体の上に載置されており、温水タンクとボイラー本体の天面とが接触しているため、ボイラー本体内の高温燃焼ガスの熱を温水タンクの温水へ移行させることができる。また、温水タンクを排気管が貫通しているので、排気管を通過する高温の燃焼ガスの熱を温水タンクの温水へ移行させることが出来る。その際、排気管の全周面と温水タンクとの間で熱交換が出来る。このように、ボイラー本体の上面及び排気管と、温水タンクとの間で熱交換が可能となる。したがって、温水タンクの温度低下を防止出来るとともに、排出される燃焼ガスの温度を下げることができるため、熱効率が良い。
排気管は、温水タンクを貫通していればいずれの位置に設けてもよいが、温水タンクの中心部を貫通して設けるのが好ましい。温水タンクの中心部に設ければ、排気管から温水タンクの温水へ伝わる熱が均一となり好ましい。
本考案によると、温水タンクがボイラー本体上に載置されると共に、温水タンクの内部を排気管が貫通しているため、温水タンクと、ボイラー本体上面及び排気管周面との間で熱交換が可能となる。すなわち、ボイラー本体内及び排気管内を通る高温の燃焼ガスの熱を温水タンクの温水へ移行させることができる。したがって、温水タンクの温度低下を防止できるとともに、排出される排気ガスの温度を下げることができ、熱効率がよい。また、温水タンクをボイラー本体上に載置することにより、ボイラー燃焼音や振動の緩衝効果が期待でき、運転騒音の低減ができるほか、ボイラーと温水タンクの一体化による省スペース化を図ることができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の温水洗浄機は、水道等の供給源1からの水Wを加熱する温水ボイラー2と、温水ボイラー2によって加熱された温水Wを貯水する温水タンク3と、温水タンク3の温水Wを圧送する高圧ポンプ4と、高圧ポンプ4に断熱性のある高圧ホース5を介して接続され、高圧ポンプ4により圧送された温水Wを噴射する開閉弁6a付の洗浄ガン6とから構成される。
温水ボイラー2は、縦型であり、キャスタ(図示せず)付きの可動式とされるが、これに限定されるものではなく、固定式のものであってもよい。温水ボイラー2は、図3に示すように、有底円筒状に形成され、取り外し可能な上蓋7aを有するボイラー本体7と、上蓋7aに設けられた排気管12とから構成される。排気管12は、ボイラー本体7内の燃焼ガスXを外部へ排気する。
ボイラー本体7内は、上部及び下部が仕切り板8、9によって仕切られており、仕切り板8によって仕切られてできた下部空間が燃焼室10、仕切り板9によって仕切られてできた上部空間が排熱集合室11とされる。また、仕切り板8及び9に複数の開口が形成されると共に、その各開口に燃焼室10と排熱集合室11とを連通する複数の熱交換管13が設けられる。
図2及び図3に示すように、ボイラー本体7の上蓋7aを取り外すことにより、排熱集合室11を開放でき、排熱集合室11、排気管12及び熱交換管13の内部のスス汚れ等を清掃でき、メンテナンス性に優れる。
また、温水ボイラー2には、燃焼室10内へ向けて燃焼炎を噴射するバーナー14が設けられており、バーナー14からの燃焼炎ないし燃焼ガスXが、燃焼室10から熱交換管13及び排熱集合室11を通って、上方の排気管12へ至り、外部空間へ排出される。排気管12にはフィルター(図示せず)が設けられており、燃焼ガスXを浄化する。なお、外部空間へ排出される燃焼ガスXは約200〜250℃であるため、これを再利用した余熱循環方式の構成を採用してもよい。すなわち、排気管12から排出される燃焼ガスXを、新たに取り入れた新鮮な空気と共に再びボイラ14へ送り込んで再利用すればよい。
ボイラー本体7の燃焼室10と排熱集合室11との間の空間であって、熱交換管13以外の部分(貯水部7b)には、ボイラー本体7の側壁下部に設けられた注水口15から水道等の供給源1の水Wが注入されて、水Wが貯められる。貯水部7bに貯められた水Wは、燃焼室10、熱交換管13及び排熱集合室11を通るバーナー14の燃焼炎ないし燃焼ガスXによって温められる。温められた水Wは、上方の排水口16から温水タンク3へ送られる。なお、バーナーの燃料としては特に限定されるものではなく、例えば、天然ガス・液化石油ガス等の気体燃料、重油等の液体燃料、その他、石炭、バガス、バーク、黒液(パルプ製造過程の廃液)、都市ゴミ、工場廃棄物、廃タイヤ、固形化燃料等が挙げられる。
また、ボイラー本体7の貯水部7bには、温度センサ(図示せず)が設けられており、温度センサの温度が所定温度よりも下がったときにバーナー14の運転をONして、貯水部7bの温水Wを加熱し、所定温度(例えば80度)に達したときにバーナー14の運転をOFFする温度制御手段を有する。
温水タンク3は、図1及び図3に示すように、ボイラー本体7と一体的に形成される。すなわち、ボイラー本体7の上蓋7aの周縁から側壁3aが周状に立設されることにより、側壁3a、上蓋7a及び排気管12で囲まれた空間が、温水Wを貯水可能な温水タンク7とされる。そして、その上方は蓋3bで覆われる。蓋3bは中心部に穴を有しており、その穴に排気管12を挿通する。温水タンク3内の温水Wは、排気管12の外周面及びボイラー本体7の上面(上蓋7a)と接触することになる。このように、温水タンク7の温水Wは、排気管12及びボイラー本体7と一枚の隔壁で仕切られているだけであり、これによりボイラー内の熱を効率よく温水タンクに伝えることが出来る。
また、温水タンク3の側壁3a上部には給湯口18が形成され、この給湯口18と温水タンク3の排水口16とが断熱材19aに覆われた連結管19により連結されている。また、温水タンク3の側壁3a下部には温水供給用の出湯口20が形成され、断熱材に覆われた高圧ホース5に接続される。高圧ホース5は、高圧ポンプ4を介して、開閉弁付きの洗浄ガン6が接続されており、温水タンク3の温水を高圧ポンプ4により圧送して洗浄ガン6から噴射することができる。
なお、上記実施形態においては、温水タンク3をボイラー本体7と一体的に形成したが、温水タンク3をボイラー本体3から独立して設けてもよい。すなわち、温水タンク3を、蓋を有する有底円筒状の缶体の中心部に、円筒状の挿通穴を形成してなる、ドーナツ状の缶体の構造とする。挿通穴に温水タンク3の排気管12を通せば、ボイラー本体7の上面に温水タンク3を載置することができる。温水タンク3の底面とボイラー本体7の上蓋7aとが接触すると共に、温水タンク3の挿通穴の内周面と排気管12の外周面とが接触することになるので、温水タンク3内の温水Wに排熱集合室11及び排気管12を通る排気ガスXの熱を伝えることができる。
給湯口18には、フロート弁21が設けられる。すなわち、給湯口18にフロート弁21の弁22が設けられ、弁22からアーム23を介してフロート24が設けられる。フロート24は、浮力により水面の高低の変化に応じて上下動し、その動作がアーム23に伝達されて弁22の開度を変化させる。すなわち、フロート24が所定の最低水面位置より低い場合には、弁22を全開させる。また、フロート24が所定の最低水面位置より高くなるにつれて弁22の開度が減少し、所定の最高水面位置に達すると弁22が完全に閉じる。このような構成により、常に温水タンク3内に温水Wを貯水しておくことができる。
上記構成の洗浄機において、洗浄ガン6が使用されると、高圧ポンプ4が作動して、温水Wが洗浄ガン6の噴射ノズルから噴射される。洗浄中、温水タンク3の温水Wは減り、水位が下がる。所定水位になると、弁22が開き、温水ボイラー2の排水口16から連結管19を通って温水タンク3内に温水Wが供給される。
また、ボイラー本体7の貯水部7bの水位が所定水位になると、注水口15から水Wが注入される。貯水部7bの温度が所定温度よりも下がると、バーナー14の運転をONして、貯水部7bの温水Wを加熱し、所定温度(例えば80度)に達したときにバーナー14の運転をOFFする。
バーナー14の運転がONになり、その燃焼炎ないし排気ガスXで燃焼室10を加熱されると、排気ガスXが燃焼室10から熱交換管13及び排熱集合室11を通って、上方の排熱管へ至り、外部へ排出される。その際に、燃焼室10、熱交換管13及び排熱集合室11を通るバーナー14からの燃焼炎ないし燃焼ガスXにより、ボイラー本体7の貯水部7bに貯められた水Wが温められる。
このとき、温水タンク3は、その中心部を排気管12が貫通して、ボイラー本体7の上面に載置されている。温水タンク3内部の温水Wは、ボイラー本体7の上蓋7a及び排気管12の外周面と接触しているため、排熱集合室11及び排気管12を通る高温のガスXの熱を温水タンク3の温水Wへ移行させることができる。したがって、温水タンク3の温度低下を防止できるとともに、排出されるガスXの温度を200〜250℃まで下げることができる。このようにして、温水タンク3内の温水Wの温度低下を防ぐことができる。また、温水ボイラー2と温水タンク3とを一体化できるので、省スペース化できる。さらにまた、温水タンク3内の温水Wによって温水ボイラー2の運転音を吸音でき、燃焼音を低減できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、温水タンク3については、内部の温水Wを所定温度に保つために、温水タンク3からボイラー本体7に温水を戻す流路を設けて、循環型にする構成としてもよい。その際、温水タンク3に温水Wの温度を測定する温度センサを設け、該温度センサからの検出温度に基づき、流路を開閉する開閉弁を設ける。すなわち、温度センサからの温度が所定温度よりも下がったときには、流路を開けて温水タンク3の温水をボイラー本体7へ戻す。温度センサからの温度が所定温度以上のときには、流路を閉じたままとする。
2 温水ボイラー
3 温水タンク
4 高圧ポンプ
5 高圧ホース
6 洗浄ガン
7 ボイラー本体
10 燃焼室
11 排熱集合室
12 排気管
13 熱交換管
14 バーナー
3 温水タンク
4 高圧ポンプ
5 高圧ホース
6 洗浄ガン
7 ボイラー本体
10 燃焼室
11 排熱集合室
12 排気管
13 熱交換管
14 バーナー
Claims (2)
- 温水ボイラーによって加熱された温水を温水タンクで貯水し、貯水した温水を前記温水タンクから高圧ポンプに流水させ、該高圧ポンプによって温水を高圧ホースを介して開閉弁付きの洗浄ガンへ圧送する温水洗浄機であって、
前記温水ボイラーは、ボイラー本体と、該ボイラー本体の上部から燃焼ガスを排出する排気管とを備え、前記温水タンクは前記ボイラー本体の上に載置され、前記排気管が温水タンクを貫通して設けられたことを特徴とする温水洗浄機。 - 前記排気管は、前記温水タンクの中心部を貫通していることを特徴とする請求項1に記載の温水洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010000996U JP3159095U (ja) | 2010-02-18 | 2010-02-18 | 温水洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000996U JP3159095U (ja) | 2010-02-18 | 2010-02-18 | 温水洗浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3159095U true JP3159095U (ja) | 2010-05-06 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2010
- 2010-02-18 JP JP2010000996U patent/JP3159095U/ja not_active Expired - Fee Related
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