JP3165297U

JP3165297U - 調整可能な背中クッション構造

Info

Publication number: JP3165297U
Application number: JP2010007124U
Authority: JP
Inventors: 陳富景
Original assignee: 富聲國際股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2009-10-28
Filing date: 2010-10-27
Publication date: 2011-01-13
Anticipated expiration: 2020-10-27
Also published as: TWM383344U; US20110095583A1; US8191967B2

Abstract

【課題】着座姿勢が最適になるように必要に応じて調整することができる背中クッション構造を提供する。【解決手段】調整可能な背中クッション構造は、調整装置１及びクッション２を備える。調整装置１は、位置決め部１１、調整部１２及び結合部１３を有する。位置決め部１１上にはストッパ１１１が配置され、位置決め部１１と調整部１２との間に数個の固定部１４が設けられ、結合部１３の上端上に結合面１３１が設けられている。クッション２は、ループ面を有する被覆層を有し、充填材が中に充填され、調整装置１の結合面１３１に、クッション２の何れか１つの表面を結合させる。【選択図】図１

Description

本考案は、調整可能な背中クッション構造に関し、特に、着座姿勢が最適になるように必要に応じて調整することができる背中クッション構造に関する。

椅子に長時間座って事務を行ったり運転を行う者は、長時間座っても着座姿勢が快適になるように、腰又は背中の脊椎を支える背中クッションを購入して使用するのが一般的である。

市販されている背中クッションには様々な物がある。例えば、脊椎の曲線形状に合わせた形状の背中クッションや調整機構を有する背中クッションなどがあるが、現在市販されている背中クッションには、以下（１）及び（２）の欠点があった。
（１）各ユーザの身体及び着座姿勢がそれぞれ異なるため、脊椎の曲線形状に合うような形状の背中クッションが有する支え効果は好ましくなかった。
（２）調整機能を有する背中クッションは、調整装置が機構上に取り付けられているため、背中クッションの重量が増大し、製造コストが増えるため販売価格が高く、消費者の経済的負担が増えた。

上述したように従来の背中クッションには欠点が多かった。そのため、着座姿勢を必要に応じて調整することができる背中クッション構造が求められていた。

本考案の主な目的は、調整装置の位置決め部を椅子上に係合させたり、椅子のヘッドレストに吊り下げてから、結合部にクッションを結合させ、椅子に座ると、ユーザの脊髄の曲線形状に合うようにクッションを適宜な位置に調整することにより、ユーザの腰又は背中の脊椎を正確に支えるとともに、何時でも調整することができる調整可能な背中クッション構造を提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、構造が簡素化され、操作が簡単で、製造コストが低い調整可能な背中クッション構造を提供することにある。

上記課題を解決するために、調整装置及びクッションを備える調整可能な背中クッション構造であって、前記調整装置は、位置決め部、調整部及び結合部を有し、前記位置決め部上にはストッパが配置され、前記位置決め部と前記調整部との間に数個の固定部が設けられ、前記結合部の上端上に結合面が設けられ、前記クッションは、ループ面を有する被覆層を有し、充填材が中に充填され、前記調整装置の前記結合面に、前記クッションの何れか１つの表面を結合させることを特徴とする調整可能な背中クッション構造が提供される。

前記結合部の前記結合面は、面ファスナのフック面であることが好ましい。

前記固定部はホールであることが好ましい。

前記固定部はロープであることが好ましい。

上記課題を解決するために、調整装置、延伸帯及びクッションを備える調整可能な背中クッション構造であって、前記調整装置は、位置決め部、調整部及び結合部を有し、前記位置決め部上にはストッパが配置され、前記位置決め部と前記調整部との間に数個の固定部が設けられ、前記結合部の上端上に結合面が設けられ、前記延伸帯は、上に調整部を有し、前記調整部は、一方の側部の端面に接続面が設けられ、他方の側部の端面に結合部が設けられ、前記結合部上に結合面が設けられ、前記延伸帯は、前記接続面を介し、前記クッションの結合面と接続して一体成形され、前記クッションは、ループ面を有する被覆層を有し、充填材が中に充填され、前記延伸帯の前記結合面に、前記クッションの何れか１つの表面を結合させることを特徴とする調整可能な背中クッション構造が提供される。

前記調整部の前記接続面は、面ファスナのループ面であることが好ましい。

前記固定部はホールであることが好ましい。

前記固定部はロープであることが好ましい。

前記接続面と前記結合面とは、前記延伸帯の異なる表面上に位置することが好ましい。

本考案の調整可能な背中クッション構造は、従来技術と異なり、以下（１）及び（２）の長所を有する。
（１）調整装置の位置決め部を椅子上に係合させたり、椅子のヘッドレストに吊り下げてから、結合部にクッションを結合させ、椅子に座ると、ユーザの脊髄の曲線形状に合うようにクッションを適宜な位置に調整することにより、ユーザの腰又は背中の脊椎を正確に支えるとともに、何時でも調整することができる。
（２）構造が簡素化され、操作が簡単で、製造コストが低い。

本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造を示す分解斜視図である。本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造を示す斜視図である。本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造を示す側面図である。本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造により腰の位置を調整するときの状態を示す側面図である。本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造により腰の位置を調整するときの状態を示す側面図である。本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造により首の位置を調整するときの状態を示す側面図である。本考案の第２実施形態による調整可能な背中クッション構造を示す斜視図である。本考案の第２実施形態による調整可能な背中クッション構造を使用するときの状態を示す側面図である。本考案の第２実施形態による調整可能な背中クッション構造を示す分解斜視図である。本考案の第２実施形態による調整可能な背中クッション構造を使用するときの状態を示す側面図である。

以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。

（第１実施形態）
図１及び図２を参照する。図１及び図２に示すように、本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造は、調整装置１及びクッション２を含む。

調整装置１は、位置決め部１１、調整部１２及び結合部１３を含む。位置決め部１１は、上にストッパ１１１を有し、側部に調整部１２の一方の側部が接続されている。位置決め部１１と調整部１２との間には、固定部１４が配置されている。調整部１２の他方の側部には、結合部１３が接続されている。結合部１３の上端面には、結合面１３１が設けられている。固定部１４は、ホールでもよい。結合部１３の結合面１３１は、面ファスナのフック面（フック状に起毛された側）などでもよい。

クッション２は、ループ面（ループ状に密集して起毛された側）を有する被覆層が外表面に設けられ、内部に充填材が充填されている。クッション２の何れか１つの表面は、調整装置１の結合面１３１に接続される。充填物は、軟質ゴムフォーム（ｓｏｆｔｒｕｂｂｅｒｆｏａｍ）、軟質プラスチックフォーム（ｓｏｆｔｐｌａｓｔｉｃｆｏａｍ）又は弾性シリコン（ｅｌａｓｔｉｃｓｉｌｉｃｏｎ）からなり、緩衝機能を有する。

調整装置１は、結合面１３１がループ面に形成され、クッション２は、表面がループ面に対応したフック面に形成されているため、調整装置１の結合面１３１にクッション２を貼り付けることができる。

図３〜図５を参照する。図３〜図５に示すように、本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造は、椅子３の背凭れ部３１とシートクッション３２との間の隙間に、調整装置１の位置決め部１１に設けたストッパ１１１を嵌入し、ユーザが椅子３に座る前に、クッションに接続された調整装置１の調整部１２により、クッション２を前後又は上下に摺動させて最適な位置に調整し（図４及び図５に示す）、椅子３上に座ったユーザの腰を最適に支える。

図６を参照する。図６に示すように、本考案の第１実施形態による調整可能な背中クッション構造は、その上に設けられた固定部１４により、椅子３のヘッドレスト３３の支持部３３１の箇所に調整装置１を係合させることにより、ユーザの首をクッション２により快適に支える。

（第２実施形態）
図７及び図８を参照する。図７及び図８に示すように、本考案の第２実施形態による調整可能な背中クッション構造は、第１実施形態と略同じであるが、位置決め部１１と調整部１２との接続箇所の固定部がロープにより代替されている点だけが異なる。そのため、第１実施形態と同じ部分については、ここでは繰り返して述べない。第２実施形態の調整可能な背中クッション構造は、２本のロープにより椅子３のヘッドレスト３３の支持部３３１の箇所に縛られ、首が支えられている。

図９及び図１０を参照する。図９及び図１０に示すように、本考案の第２実施形態による調整可能な背中クッション構造は、クッション２を接続する延伸帯４をさらに有する。延伸帯４上には、調整部４１が設けられている。調整部４１は、一方の側部の端面に接続面４１１が設けられ、他方の側部の端面に結合部４２が設けられ、結合部４２の上端面に結合面４２１が設けられている。接続面４１１と結合面４２１とは、互いに異なる表面上に位置する。延伸帯４は、接続面４１１を介し、調整装置１の結合面１３１と接続して一体成形されている。調整部４１の接続面４１１は、ループ面又はフック面でもよい。結合部４２の結合面４２１は、面ファスナのフック面、ループ面などでもよい。上述の延伸帯４の接続面４１１とクッション２の結合面１３１とを接続し、調整装置１を長くしてから、延伸帯４の結合面４２１にクッション２を結合し、ユーザの背中を快適に支えることができる。

上述したことから分かるように、本考案の調整可能な背中クッション構造は、従来技術と異なり、以下（１）及び（２）の長所を有する。
（１）調整装置の位置決め部を椅子上に係合させたり、椅子のヘッドレストに吊り下げてから、結合部にクッションを結合させ、椅子に座ると、ユーザの脊髄の曲線形状に合うようにクッションを適宜な位置に調整することにより、ユーザの腰又は背中の脊椎を正確に支えるとともに、何時でも調整することができる。
（２）構造が簡素化され、操作が簡単で、製造コストが低い。

当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。

１調整装置
２クッション
３椅子
４延伸帯
１１位置決め部
１２調整部
１３結合部
１４固定部
３１背凭れ部
３２シートクッション
３３ヘッドレスト
４１調整部
４２結合部
１１１ストッパ
１３１結合面
３３１支持部
４１１接続面
４２１結合面

Claims

調整装置及びクッションを備える調整可能な背中クッション構造であって、
前記調整装置は、位置決め部、調整部及び結合部を有し、前記位置決め部上にはストッパが配置され、前記位置決め部と前記調整部との間に数個の固定部が設けられ、前記結合部の上端上に結合面が設けられ、
前記クッションは、ループ面を有する被覆層を有し、充填材が中に充填され、前記調整装置の前記結合面に、前記クッションの何れか１つの表面を結合させることを特徴とする調整可能な背中クッション構造。
前記結合部の前記結合面は、面ファスナのフック面であることを特徴とする請求項１に記載の調整可能な背中クッション構造。
前記固定部はホールであることを特徴とする請求項１に記載の調整可能な背中クッション構造。
前記固定部はロープであることを特徴とする請求項１に記載の調整可能な背中クッション構造。
調整装置、延伸帯及びクッションを備える調整可能な背中クッション構造であって、
前記調整装置は、位置決め部、調整部及び結合部を有し、前記位置決め部上にはストッパが配置され、前記位置決め部と前記調整部との間に数個の固定部が設けられ、前記結合部の上端上に結合面が設けられ、
前記延伸帯は、上に調整部を有し、前記調整部は、一方の側部の端面に接続面が設けられ、他方の側部の端面に結合部が設けられ、前記結合部上に結合面が設けられ、前記延伸帯は、前記接続面を介し、前記クッションの結合面と接続して一体成形され、
前記クッションは、ループ面を有する被覆層を有し、充填材が中に充填され、前記延伸帯の前記結合面に、前記クッションの何れか１つの表面を結合させることを特徴とする調整可能な背中クッション構造。
前記調整部の前記接続面は、面ファスナのループ面であることを特徴とする請求項５に記載の調整可能な背中クッション構造。
前記結合部の前記結合面は、面ファスナのフック面であることを特徴とする請求項５に記載の調整可能な背中クッション構造。
前記固定部はホールであることを特徴とする請求項５に記載の調整可能な背中クッション構造。
前記固定部はロープであることを特徴とする請求項５に記載の調整可能な背中クッション構造。
前記接続面と前記結合面とは、前記延伸帯の異なる表面上に位置することを特徴とする請求項５に記載の調整可能な背中クッション構造。