JP3164850U - 外付ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の外付装置を切り替え、それぞれ独立して使用することが可能な複数の外付装置を有する外付ユニットの提供。【解決手段】機器に接続するためのUSBコネクタ3a,4aをそれぞれ備える複数の独立したUSBメモリ3,4と、複数のUSBメモリ3,4を内蔵する筐体2と、複数のUSBメモリ3,4のUSBコネクタ3a,4aをそれぞれ筐体2の内外へ出し入れ可能にするハンドル5等から構成される出入機構とを有し、各USBメモリ3,4はハンドル5の操作によりそのUSBコネクタ3a,4aをそれぞれ筐体2の内外へ出し入れして使用することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、コンピュータやその他の電子機器等の機器に接続して使用する複数の外付装置を有する外付ユニットに関する。
コンピュータに接続して使用する外付装置として、例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス)メモリが知られている。USBメモリは、USBインターフェースによってコンピュータと接続し、外付記憶装置として使用できるものである。USBメモリは、使用目的に応じて使い分けが容易であり、また安価であるため、非常に多く利用されている。
また、特許文献1に記載のように、USBメモリに複数の起動プログラムを格納し、起動プログラムの選択をスライド式スイッチや押しボタン式のスイッチ等により行うことで、使用状況に応じた利用ができるようにした外付記憶装置が知られている。
また、USBメモリを使用するためには、接続される側の機器がUSBインターフェースを備えている必要があるが、特許文献1,2に記載のように、USBインターフェースとSDカードインターフェースやCFインターフェースとの2つのインターフェースを備えるメモリカードも知られている。
特許文献1に記載の外付記憶装置は、複数の起動プログラムを備えているが、記憶部は1つのUSBメモリであり、この1つのUSBメモリの中の起動プログラムを切り替えて使用できるようにしているにすぎない。同様に、特許文献2,3に記載のメモリカードでは、2つのインターフェースを備え、また複数のRAMを備えているものの、複数のRAMは共通で用いており、単にインターフェースを切り替えているにすぎない。
そこで、本考案においては、外付記憶装置等の複数の外付装置を切り替え、それぞれ独立して使用することが可能な複数の外付装置を有する外付ユニットを提供することを目的とする。
本考案の外付ユニットは、機器に接続するためのインターフェースコネクタ部をそれぞれ備える複数の独立した外付装置と、複数の外付装置を内蔵する筐体と、複数の外付装置のインターフェースコネクタ部をそれぞれ筐体の内外へ出し入れ可能にする出入機構とを有するものである。本考案の外付ユニットによれば、筐体内には複数のそれぞれ独立した外付装置が内蔵されており、各外付装置は出入機構によりそのインターフェースコネクタ部をそれぞれ筐体の内外へ出し入れして使用することができる。
ここで、出入機構は、複数の外付装置のインターフェースコネクタ部をそれぞれ筐体の内側へ収納する方向に複数の外付装置を付勢する付勢手段と、付勢手段の付勢力に抗して複数の外付装置の1つのインターフェースコネクタ部を筐体の外側へ突出させるハンドルとを有するものであることが望ましい。これにより、複数の外付装置は通常それぞれのインターフェースコネクタ部が筐体の内側へ収納する方向に付勢されており、ハンドルを操作したときに、複数の外付装置の1つのインターフェースコネクタ部が筐体の外側へ突出して使用することが可能となる。
また、複数の外付装置は、それぞれハンドル側に傾斜部が形成された押し出し片を備えたものであり、ハンドルは、回転式であり、回転時に複数の外付装置の1つの押し出し片の傾斜部に摺動することで押し出し片を付勢手段の付勢力に抗して押し出すものであることが望ましい。これにより、回転式のハンドルを回転させると、複数の外付装置の1つの押し出し片が押し出されることで、複数の外付装置の1つのインターフェースコネクタ部が筐体の外側へ突出して使用することが可能となる。
(1)機器に接続するためのインターフェースコネクタ部をそれぞれ備える複数の独立した外付装置と、複数の外付装置を内蔵する筐体と、複数の外付装置のインターフェースコネクタ部をそれぞれ筐体の内外へ出し入れ可能にする出入機構とを有することにより、出入機構により各外付装置のインターフェースコネクタ部をそれぞれ筐体の内外へ出し入れして複数の外付装置を切り替え、それぞれ独立して使用することが可能となる。
(2)出入機構が、複数の外付装置のインターフェースコネクタ部をそれぞれ筐体の内側へ収納する方向に複数の外付装置を付勢する付勢手段と、付勢手段の付勢力に抗して複数の外付装置の1つのインターフェースコネクタ部を筐体の外側へ突出させるハンドルとを有するものであることにより、不使用時には複数の外付装置はそれぞれのインターフェースコネクタ部が筐体の内側へ収納されており見た目が良く、使用時にはハンドルを操作して容易にインターフェースコネクタ部を筐体の外側へ突出させて使用することができる。
(3)複数の外付装置が、それぞれハンドル側に傾斜部が形成された押し出し片を備えたものであり、ハンドルが、回転式であり、回転時に複数の外付装置の1つの押し出し片の傾斜部に摺動することで押し出し片を付勢手段の付勢力に抗して押し出すものであることにより、回転式のハンドルを回転させるという簡単な操作により、複数の外付装置の1つのインターフェースコネクタ部を筐体の外側へ突出して使用することができる。
図1は本考案の実施の形態における外付ユニットの斜視図、図2は図1の外付ユニットをインターフェースコネクタ部側からみた斜視図である。図3は図1の外付ユニットの使用状態を示す図であって、(a)は第1の外付装置の使用状態を示す斜視図、(b)は第2の外付装置の使用状態を示す斜視図である。図4は図1の外付ユニットの一部を断面で示した平面図であって、(a)は図2の状態における図、(b)は図3(a)の状態における図である。図5は図1の外付ユニットの筐体を示す図であって、(a)は一部を断面で示した平面図、(b)は右側面図である。図6は図1の第1の外付装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図である。図7は図1のハンドルを裏側からみた斜視図である。なお、以下の説明において、図4〜図6の左側を前方、右側を後方とする。
図1から図3に示すように、本考案の実施の形態における外付ユニット1は、筐体2内に第1および第2の外付装置としての2つのUSBメモリ3,4を内蔵したものである。2つのUSBメモリ3,4は、筐体2の後方に設けられたハンドル5を左回りまたは右回りに回転させることで、いずれか一方のUSBメモリ3,4が筐体2の外部へ一部突出し、使用することができるようになっている。
USBメモリ3,4は、USBを用いてコンピュータ等の電子機器に接続してデータの読み書きを行う補助記憶装置である。USBメモリ3,4は、電子機器に接続するためのインターフェースコネクタ部としてのUSBコネクタ3a,4aをそれぞれ備えている。また、図示しないが、USBメモリ3,4の本体部3b,4b内には、それぞれUSBコントローラやメモリチップ等が内蔵されており、USBメモリ3,4はそれぞれ独立して動作する。
図2に示すように、筐体2は、USBメモリ3,4のUSBコネクタ3a,4aが出入りするための2つの開口部20a,20bを有している。また、図4に示すように、筐体2内には付勢手段としてのスプリング6を備えている。スプリング6は、筐体2内の中途部に設けられた壁部21と、USBメモリ3,4の本体部3b,4bの後方に設けられた鍔部3c,4cとの間にそれぞれ配設されており、USBコネクタ3a,4aをそれぞれ筐体2の内側へ収納する方向にUSBメモリ3,4を付勢している。
また、筐体2の後方の壁部22の中心部には、ハンドル5を回転可能に軸支する軸部23が設けられている。また、壁部22には、USBメモリ3,4の鍔部3c,4cの後方に設けられた押し出し片3d,4dがそれぞれ貫通する開口部24a,24bが設けられている。押し出し片3dは、図6に示すように湾曲しており、開口部24aもこれに対応する形状に湾曲している。なお、図示しないが、押し出し片4dは、図6(b)に対して左右逆方向に湾曲しており、開口部24bはこれに対応する形状に湾曲している。また、押し出し片3d,4dのハンドル5側には、それぞれ傾斜部3e,4eが形成されている。
図7に示すように、ハンドル5には、筐体2の後方壁部22の軸部23に回転可能に嵌め込まれる軸受部50と、このハンドル5の左右の回転時にそれぞれ押し出し片3d,4dの傾斜部3e,4eに当接して摺動するリブ51a,51bとが設けられている。リブ51a,51bは、ハンドル5の左右への回転時に、押し出し片3d,4dの傾斜部3e,4eの一方に摺動して押し出し片3d,4dをスプリング6の付勢力に抗して押し出すことにより、USBコネクタ3a,4aを筐体2の外側へ突出させる。
一方、ハンドル5を元の位置に回転させた場合には、スプリング6の付勢力によってUSBメモリ3,4は筐体2の内側へ押圧され、USBコネクタ3a,4aは筐体2の内側へ収納される。このようにハンドル5と、スプリング6と、押し出し片3d,4dとは、USBコネクタ3a,4aを筐体2の内外へ出し入れ可能にする出入機構を構成している。
上記構成の外付ユニット1では、図3(a)に示すようにハンドル5を右回りに回転させると、ハンドル5の一方のリブ51aによって、USBメモリ3の押し出し片3dが押し出され、一方のUSBメモリ3のUSBコネクタ3aが筐体2の外側へ突出する。このとき、ハンドル5の他方のリブ51bは他方のUSBメモリ4の押し出し片4dには当接しないので、このUSBメモリ4は筐体2の内側に収納されたままであり、外側へは突出しない。
一方、図3(b)に示すようにハンドル5を左周りに回転させると、ハンドル5の一方のリブ51bによって、USBメモリ4の押し出し片4dが押し出され、一方のUSBメモリ4のUSBコネクタ4aが筐体2の外側へ突出する。このとき、ハンドル5の他方のリブ51aは他方のUSBメモリ3の押し出し片3dには当接しないので、このUSBメモリ3は筐体2の内側に収納されたままであり、外側へは突出しない。
すなわち、本実施形態における外付ユニット1では、ハンドル5の回転によって1つのUSBメモリ3またはUSBメモリ4が筐体2の外側へ突出する。そして、これらのUSBメモリ3,4はそれぞれ独立して動作するものであるため、ハンドル5の回転により完全に切り替えてそれぞれ独立して使用することが可能である。
なお、本実施形態においては、外付装置として2つのUSBメモリ3,4が内蔵されたものについて説明したが、USBメモリ以外にも他の異なる規格のメモリカード、充電器や通信装置等の外付装置を内蔵することも可能である。また、内蔵する外付装置については、2つ以上とすることも可能である。さらに、内蔵する外付装置については、同じものを複数内蔵したり、異なるものを内蔵したりすることも可能である。
また、本実施形態における外付ユニット1では、ハンドル5の操作により複数のUSBメモリ3,4のうちの1つのUSBコネクタ3aまたはUSBコネクタ4aが筐体の外側へ突出して使用することが可能になるとともに、不使用時にはハンドル5の操作によりUSBコネクタ3a,4aが筐体2の内側へ収納されるので見た目が良い。
また、本実施形態における外付ユニット1では、ハンドル5を回転式としているため、ハンドル5を回転させるという簡単な操作により、複数のUSBメモリ3,4のうちの1つのUSBコネクタ3aまたはUSBコネクタ4aを筐体2の外側へ突出させて使用することが可能であるが、スライド式のハンドルにより出入機構を構成することも可能である。
本考案の外付ユニットは、コンピュータやその他の電子機器等の機器に接続して使用するUSBメモリ等の複数の外付装置を有する外付ユニットとして有用である。
1 外付ユニット
2 筐体
20a,20b 開口部
21,22 壁部
23 軸部
24a,24b 開口部
3,4 USBメモリ
3a,4a USBコネクタ
3b,4b 本体部
3c,4c 鍔部
3d,4d 押し出し片
3e,4e 傾斜部
5 ハンドル
50 軸受部
51a,51b リブ
6 スプリング
2 筐体
20a,20b 開口部
21,22 壁部
23 軸部
24a,24b 開口部
3,4 USBメモリ
3a,4a USBコネクタ
3b,4b 本体部
3c,4c 鍔部
3d,4d 押し出し片
3e,4e 傾斜部
5 ハンドル
50 軸受部
51a,51b リブ
6 スプリング
Claims (3)
- 機器に接続するためのインターフェースコネクタ部をそれぞれ備える複数の独立した外付装置と、
前記複数の外付装置を内蔵する筐体と、
前記複数の外付装置のインターフェースコネクタ部をそれぞれ前記筐体の内外へ出し入れ可能にする出入機構と
を有する外付ユニット。 - 前記出入機構は、
前記複数の外付装置のインターフェースコネクタ部をそれぞれ前記筐体の内側へ収納する方向に前記複数の外付装置を付勢する付勢手段と、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記複数の外付装置の1つのインターフェースコネクタ部を前記筐体の外側へ突出させるハンドルと
を有する請求項1に記載の外付ユニット。 - 前記複数の外付装置は、それぞれ前記ハンドル側に傾斜部が形成された押し出し片を備えたものであり、
前記ハンドルは、回転式であり、回転時に前記複数の外付装置の1つの前記押し出し片の傾斜部に摺動することで前記押し出し片を前記付勢手段の付勢力に抗して押し出すものである
請求項2に記載の外付ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010005126U JP3164850U (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 外付ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010005126U JP3164850U (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 外付ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3164850U true JP3164850U (ja) | 2010-12-24 |
Family
ID=54876197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010005126U Expired - Fee Related JP3164850U (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 外付ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164850U (ja) |
-
2010
- 2010-07-30 JP JP2010005126U patent/JP3164850U/ja not_active Expired - Fee Related
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A521 | Written amendment |
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