JP3164746U - ボードマネキン - Google Patents

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了輔 大橋
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Abstract

【課題】製造、運搬、保管そして組み立てが簡単に行え、着せた衣服の見栄えを良くすることができて、その衣服のデザインの良さを十分発現させることのできるボードマネキンを提供する。【解決手段】板状部材の一つを、肩部11a、胴部11b及び上肢部11cを有した本体部材11とするとともに、この本体部材11の肩部11a上に、この肩部11aから前後に突出する肩パット部12aと、下面に肩部11a上に嵌合される嵌合溝とを有した肩部材12を着脱自在に取り付けて、この肩部材12によって衣服の肩周りの見栄えが良好になるようにした。【選択図】図3

Description

本考案は、衣服等を見栄え良く展示するためのマネキンに関し、特に、全体を板状にして、製造も運搬も、さらには組み立ても容易にしたボードマネキンに関するものである。
マネキンは、衣服等を見栄え良く展示するためのものであるが、一般的には、人を象った形状のものが多い。このため、従来のマネキンは、部分的なものであれ人の全身を象ったものであれ、人の部分または前身と同じ大きさのものである。
このような人と同じ大きさのマネキンは、運搬や保管上は勿論、製造上でも大きなスペースを要することから、例えば、特許文献1に見られるような工夫がなされてきている。
特開平8−10115号公報、要約
この特許文献1にて提案されている「商品展示用ハンガー」は、「下着や水着等を含む衣類などの商品を展示するのに適し、狭い店舗でも多数の商品を立体的に表現し展示でき、保管の際のスペースが小さく、運搬の際の利便性が向上する、従来のマネキン人形に代るものを提供する」ことをなされたものであり、図12に示すように、「人体の頸部と胸部、腹部、股部の僅か下部までの部分を含む前半部の外側面に沿った形状に、合成樹脂などの薄板材によって形成した主体部1の上端縁部に上壁部3を形成し、上壁部3に鉤部2を取り付ける。下端部には腹部から各別にそれぞれの大腿上部1d、1eを伸長させ股間部6を形成し、大腿上部1d、1eの端縁部に下壁部4a、4bを形成する。主体部1は前面を人体を模倣した形状に形成し、背面を開口5して容器状にするとともに、該開口5の周縁部を僅かに拡開して一の主体部1の背面から該一の主体部1の内部に他の主体部1を収容できる」ようにしたものである。
この特許文献1の「商品展示用ハンガー」は、「人体の前半部の外側面に沿った形状」にしたものであるから、「保管の際のスペースが小さく、運搬の際の利便性が向上する」ものではあるものの、主として店内の壁に掛けるか沿わせて衣服の展示を行うものであることから、衣服を着た後ろ姿を見せることはできない。
そこで、図11に示すように、人体の各部を完全な「板状物」として、これに衣服を着せて支柱に支持させる「ボードマネキン」が提案された。このボードマネキンは、全ての部材が「板状」になっていることから、製造、運搬、保管、組み立ての全てに亘って容易になっているだけでなく、衣服を着用した後ろ姿も十分見せることができるものとなっている。
しかしながら、この図11に示したボードマネキンは、全ての部材が「板状」になっていることから、着せた衣服が薄っぺら状態になって、実際に人が着用したときのボリューム感を出すことができず、その衣服のデザインの良さを十分発現させることができないものとなっている。それだけでなく、図11に示したようなボードマネキンは、全てが板状になっていて、これらが繋がっているため、これに衣服を着せる際に衣服が引っ掛かることが多く、着せ替え作業が非常に困難になっている。
このため、本考案者等は、この種のボードマネキンについて、その本来の長所を十分に生かしながら、ボリューム感を持たせることによって衣服の見栄えやデザインの良さを十分発現させることができるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本考案を完成したのである。
すなわち、本考案の目的とするところは、製造、運搬、保管そして組み立てが簡単に行え、着せた衣服の見栄えを良くすることができて、その衣服のデザインの良さを十分発現させることのできるボードマネキンを提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る考案の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「人体を複数の板状部材によって構成し、これらの板状部材を人体に纏めて支柱14に支持するようにしたボードマネキン10であって、
前記板状部材の一つを、肩部11a、胴部11b及び上肢部11cを有した本体部材11とするとともに、この本体部材11の肩部11a上に、この肩部11aから前後に突出する肩パット部12aと、下面に肩部11a上に嵌合される嵌合溝12bとを有した肩部材12を着脱自在に取り付けて、この肩部材12によって衣服の肩周りの見栄えが良好になるようにしたことを特徴とするボードマネキン10」
である。
この請求項1に係るボードマネキン10は、人体を、後述する実施形態におけるように、例えば本体部材11、下肢部材15、及び頭部材18のような複数の板状部材によって構成し、これらの板状部材を人体に纏めて支柱14に支持するようにしたものであるから、その製造が簡単に行えるものとなっていることは言うまでもない。また、本体部材11、下肢部材15、及び頭部材18のような複数の板状部材は、これらを重ねれば少ないスペースで保管あるいは梱包ができるだけでなく、運搬も効率よく行える。勿論、梱包を解いてから各板状部材を連結して、支柱14に支持させれば当該ボードマネキン10が完成するのであるから、衣服を展示する店舗の職員でも簡単に組み立て作業が行えるものとなっている。
特に、この請求項1に係るボードマネキン10は、前記板状部材の一つを、肩部11a、胴部11b及び上肢部11cを有した本体部材11とし、図3〜図5に示すように、この本体部材11の肩部11aから前後に突出する肩パット部12aと、下面に肩部11a上に嵌合される嵌合溝12bとを有した肩部材12を有しているから、この肩部材12に衣服20を着せたとき、図1及び図2に示すように、衣服20にボリュームを持たせることができるものとなっているのである。換言すれば、このボードマネキン10が、図11に示す従来のボードマネキンのような上腕部材16や下腕部材17を備えていなくても、肩パット部12aを有する肩部材12によって、衣服20にボリュームを十分持たせることができる。
すなわち、この肩部材12は、図6及び図9に示すように、板状の本体部材11の肩部11aから前後に突出して人の肩の上面と同じようなボリューム感を出す肩パット部12aを有しているから、この肩部材12上に衣服20を裁置すれば、その肩部は当該ボードマネキン10の前後に膨らんだ状態となる。勿論、当該衣服20の肩部にはその袖や胴部分が下側に連続して自然に垂れ下がるし、これらの部分を本体部材11側に押しつけるものも何もないから、当該ボードマネキン10に着せられた衣服20は、図1及び図2に示すように、全体として見てもボリューム感があるものとなり、当該衣服20のデザインの良さを十分発現させることができるのである。
また、この肩部材12は、図6に示すように、当該ボードマネキン10を構成している本体部材11の肩部11a上に、その嵌合溝12bを利用して単に嵌合すればよいから、例えば図9に示すように、店舗の店員であってもその組み付けが簡単に行え、勿論本体部材11からの取り外しも簡単に行えるのである。
この肩部材12の本体部材11に対する着脱が簡単であることは、当該ボードマネキン10の本来の、製造、運搬、保管及び組み立てが容易である長所をより一層引き立てることになる。何故なら、この種のボードタイプを含めたマネキンは、これに着せる衣服20の内容を季節に応じて変えなければならないし、店舗の展示方法の変更によっても使用数の増減も図らなければならないものであって、頻繁に組み立て、分解、そして保管や運搬を行わなければならないからである。
そして、この肩部材12は、例えば合成樹脂を材料として一体成形することができるのであるから、本体部材11等の板状部材と同様に、その製造を簡単に行うことができることは言うまでもない。勿論、この肩部材12の肩パット部12aについて「怒り肩状」にすれば男性用として、また「撫で肩状」とすれば女性用のものにできるから、本体部材11等を共通にしながら当該ボードマネキン10を男女両用にすることができるものである。
なお、このボードマネキン10を支柱14によって立設するには、この支柱14の先端を、例えば本体部材11の背面側等の適宜箇所に取り付けたパイプ内に差し込むようにすればよい。
従って、この請求項1に係るボードマネキン10は、製造、運搬、保管そして組み立てが簡単に行え、着せた衣服20に十分なボリューム感を出して見栄えを良好にすることができて、その衣服20のデザインの良さを十分発現させることのできるものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る考案の採った手段は、同様に、
「人体を複数の板状部材によって構成し、これらの板状部材を人体に纏めて支柱14に支持するようにしたボードマネキン10であって、
前記板状部材の一つを、肩部11a、胴部11b及び上肢部11cを有した本体部材11とするとともに、この本体部材11の胴部11bの背面に、支柱14に対する取付部13bを設けたカゴ部材13を連結して、このカゴ部材13によって衣服の腰周りの見栄えが良好になるようにしたことを特徴とするボードマネキン10」
である。
この請求項2に係るボードマネキン10は、上記請求項1に係るそれに対して、肩部材12を使用しないでカゴ部材13を採用した点が異なるものであるが、その他の点は、上記の請求項1に係るボードマネキン10と同様である。
この請求項2に係るボードマネキン10で採用しているカゴ部材13は、図4に示すように、本体部材11の胴部11bの背面側に取り付けられるものであり、図7に示すような構造ものものである。つまり、このカゴ部材13は、図7に示すように、複数の線材13aを接続して文字通り「カゴ状」に形成したものであり、胴部11bの背面側にてボリューム感を付与することになるものである。特に、このカゴ部材13の上縁と下縁を構成する線材13aについては、図7の(a)に示すように、本体部材11の胴部11b下部背面側に膨出する形状に曲げてあるから、当該カゴ部材13上に着せた衣服20に十分なボリューム感を与えることになる。
また、このカゴ部材13は、図7に示すように、取付部13bを有しており、この取付部13bは、下端が開口した単なるパイプであって、当該カゴ部材13の後部中央に配置してある。このため、このカゴ部材13を本体部材11の背面側に取り付けたときには、この取付部13bは、本体部材11の背面から少し離れた後方に位置することになるから、この取付部13bの下端開口に支柱14の上端を差し込むことにより、当該ボードマネキン10は立設されることになるのである。
このカゴ部材13は、図8に示すように、その前方部分に位置する例えば取付板13dを有するものであり、この取付板13dを本体部材11の裏面にネジ等によって取り付けることにより、簡単に一体化される。そして、図9及び図10に示すように、このカゴ部材13の取付部13bに支柱14の上端を挿入することにより、ボードマネキン10全体の立設を可能にするものであり、かつ、このカゴ部材13の周囲に穿かせたスボンやスカート等の衣服20の上部に、図1及び図2に示すようなボリューム感を与えるのである。
このカゴ部材13の本体部材11に対する着脱が簡単であることは、当該ボードマネキン10の本来の、製造、運搬、保管及び組み立てが容易である長所をより一層引き立てることになる。何故なら、この種のボードタイプを含めたマネキンは、これに着せる衣服20の内容を季節に応じて変えなければならないし、店舗の展示方法の変更によっても使用数の増減も図らなければならないものであって、頻繁に組み立て、分解、そして保管や運搬を行わなければならないからである。
従って、この請求項2に係るボードマネキン10も、製造、運搬、保管そして組み立てが簡単に行え、着せた衣服20に十分なボリューム感を出して見栄えを良好にすることができて、その衣服20のデザインの良さを十分発現させることのできるものとなっているのである。
そして、上記課題を解決するために、請求項3に係る考案の採った手段は、上記請求項1または2に記載のボードマネキン10について、
「本体部材11の上肢部11cに嵌合穴11dを形成して、この嵌合穴11d内に下肢部材15に形成した嵌合部15aを着脱自在に取り付けたこと」
である。
すなわち、この請求項3のボードマネキン10は、上述した本体部材11の上肢部11cに、図3、及び図8〜図10に示すように、嵌合穴11dを形成して、図10に示すように、この嵌合穴11d内に下肢部材15に形成した嵌合部15aを着脱自在に取り付け得るようにしたものである。
この下肢部材15の本体部材11に対する着脱が自在で、かつその着脱作業が簡単に行えると言うことは、当該ボードマネキン10を使用した衣服20の展示作業や展示効果を格段に改善するものである。まず、第一に、この下肢部材15にズボンを穿かせることが簡単に行えることを意味する。各下肢部材15を片ズボンの下側から差し込んで、嵌合部15aを本体部材11側の嵌合穴11dに係合させればよいからである。第二に、図1及び図2に示したように、ズボンの裾を折り曲げたときのイメージを明確にしたり、この下肢部材15を使用しないことによって、スカートのシルエットだけを明確にしたりする、といった展示効果の選択が自在に行えるからである。
従って、この請求項3に係るボードマネキン10は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮する他、下肢部材15が脱着自在であることから衣服20の着せ替え作業がより簡単になっており、衣服20の展示作業や展示効果を格段に改善するものとなっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1から請求項3のいずれかに記載のボードマネキン10について、
「本体部材11の首部11eに対して、前記板状部材の一つとして構成した頭部材18を嵌合自在としたこと」
である。
すなわち、この請求項4のボードマネキン10では、板状部材である頭部材18を、図6にも示したように、本体部材11の首部11eに上方から差し込めるように形成しておき、図10に示したように、この頭部材18を首部11eに差し込んで構成できるようにしたものである。
これにより、このボードマネキン10では、例えば、頭部材18を外した状態で衣服20を本体部材11に着せ、その後に頭部材18を首部11eに差し込めば、図1及び図2に示すような状態に、衣服20を簡単に着せることができるのである。
従って、この請求項4に係るボードマネキン10は、上記請求項1〜3のいずれかのそれと同様な機能を発揮する他、頭部材18が脱着自在であることから衣服20の着せ替え作業がより簡単になっており、衣服20の展示作業や展示効果を格段に改善するものとなっているのである。
以上、説明した通り、本考案においては、
「人体を複数の板状部材によって構成し、これらの板状部材を人体に纏めて支柱14に支持するようにしたボードマネキン10
について、
「前記板状部材の一つを、肩部11a、胴部11b及び上肢部11cを有した本体部材11とするとともに、この本体部材11の肩部11a上に、この肩部11aから前後に突出する肩パット部12aと、下面に肩部11a上に嵌合される嵌合溝12bとを有した肩部材12を着脱自在に取り付けて、この肩部材12によって衣服の肩周りの見栄えが良好になるようにしたこと」
あるいは、
「前記板状部材の一つを、肩部11a、胴部11b及び上肢部11cを有した本体部材11とするとともに、この本体部材11の胴部11bの背面に、支柱14に対する取付部13bを設けたカゴ部材13を連結して、このカゴ部材13によって衣服の腰周りの見栄えが良好になるようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、製造、運搬、保管そして組み立てが簡単に行え、着せた衣服20に十分なボリューム感を出して見栄えを良好にすることができて、その衣服20のデザインの良さを十分発現させることのできるボードマネキン10を提供することができるのである。
本考案に係るボードマネキン10によって衣服20を展示している様子を示す正面図である。 同背面図である。 同ボードマネキン10の、各下肢部材15を外した状態の正面図である。 同ボードマネキン10を後方側から見た斜視図である。 同ボードマネキン10を構成する肩部材12を示すもので、(a)は正面図、(b)は底面図である。 同肩部材12を本体部材11の肩部11aに取り付けようとしている状態の部分斜視図である。 同肩部材12を拡大して示すもので、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 同ボードマネキン10を構成している本体部材11にカゴ部材13を取り付ける様子を示す斜視図である。 同ボードマネキン10を構成する肩部材12を本体部材11に取り付けてこれを支柱14に支持使用とする様子を示す斜視図である。 支柱14に支持した本体部材11の上肢部11cに各下肢部材15を取り付ける様子を示す斜視図である。 従来のボードマネキン10を示す正面図である。 特許文献1の技術を示す側面図である。
次に、以上のように構成した各請求項に係る考案を、図面に示した実施の形態であるボードマネキン10について説明するが、この実施形態のボードマネキン10は、上記各請求項に係る考案の全てを含むものである。
図1及び図2には、本考案に係るボードマネキン10を使用して衣服20の展示を行っている様子が示してある。このボードマネキン10は、図3及び図4に示したように、肩部11a、胴部11b、上肢部11c、嵌合穴11d、及び首部11eを形成した本体部材11と、この本体部材11の肩部11aに係合した肩部材12と、本体部材11の胴部11b背面に取り付けたカゴ部材13と、本体部材11の上肢部11cに形成してある2つの嵌合穴11dにそれぞれ取り付けられる下腕部材17と、カゴ部材13の取付部13bにてボードマネキン10全体を支持する支柱14とを備えたものである。
本実施形態のボードマネキン10は、図11に示したような上腕部材16及び下腕部材17は備えていないものであるが、必要に応じてこれらの上腕部材16及び下腕部材17を用いるようにしてもよいものである。また、本実施例における本体部材11の首部11eには、図3及び図10に示したように、板状に形成した頭部材18が差し込まれるものであるが、この頭部材18としては、男性用や女性用、そして種々な表情をしたものが採用される。勿論、この頭部材18は必ずしも必要なものではない。
以上の本体部材11、下肢部材15及び頭部材18は、プレコンシューマ材料である再生ポリスチレン60重量%と、ポストコンシューマ材料である回収トレー等から得られた回収ポリスチレン3重量%と、バージンポリスチレン28重量%と、発泡剤・滑材1重量%等を含んだ、厚さ12mmの板状にした低発泡ポリスチレン樹脂材料から切り出して板状部材として形成したものである。つまり、本考案に係るボードマネキン10は、再生樹脂を大量に使用するものであって、環境保護にも優れたものとなっているのである。
板状部材となっている本体部材11は、図3に示したように、肩部11a、胴部11b、上肢部11c、嵌合穴11d、及び首部11eを一体的に形成したものであるが、これらの肩部11a、胴部11b、上肢部11c、嵌合穴11d、及び首部11eの形状は、図3に示したものに限らず、種々変更して実施することができることは言うまでもない。また、例えば、上肢部11cや首部11eについては、当該本体部材11とは別体のものとするように実施しても良い。
上記本体部材11の肩部11a上に嵌合される肩部材12は、図3及び図5の(b)に示したように、本体部材11の肩部11aから前後に突出する肩パット部12aと、下面に肩部11a上に嵌合される嵌合溝12bとを有したものであり、図5の(a)に示したように、嵌合溝12bには板状である本体部材11の肩部11aが差し込まれることになるものである。そして、この肩部材12は、合成樹脂を材料として一体成形したものである。
この肩パット部12aの下面に開口して本体部材11の肩部11a上に嵌合される嵌合溝12b内には、複数の内突起部12cがこの嵌合溝12b内にて対向状態で膨出しており、これら対向し合っている内突起部12c間の間隔は、肩部11a、つまり本体部材11の厚さ程度としてある。なお、この嵌合溝12bの一部は、本体部材11側の首部11eが配置できる、つまり首部11eを回避して当該肩部材12を本体部材11に係合できるように、切り欠いてある。
カゴ部材13は、適宜形状に折り曲げた複数の線材13aを互いに溶接して、文字通り「カゴ形状」のものに形成したものであり、その前面側には、図7及び図8に示したように、当該カゴ部材13を本体部材11に取り付けるための取付板13dが一体的に設けてある。なお、このカゴ部材13は、ネジを使用して本体部材11に取り付けられるものであり、そのために、本体部材11の胴部11bには取付穴が設けてある。
各線材13aの内、上下両面を構成する線材13aは、図7の(a)及び(b)から理解できるように、人体の腰がイメージできるように湾曲させ、かつ上方の線材13aが下方のそれよりも少し大きく形成してある。これら上下の線材13aは、これに取り付けた衣服20(通常はズボンまたはスカート等の下衣)の腰部を膨らませる役目を果たすものであり、衣服20のボリューム感を与えるものである。なお、上側の線材13aには、パンチ13cによって衣服20が挟み付けられるものである。
このカゴ部材13の後部には、図7のに示したように、パイプ材からなる取付部13bが一体化してあり、この取付部13bの下端には、支柱14の上端が差し込めるようにしてある。支柱14は、図3にも示したように、床上等に置かれる平板状の台板14aに、ネジ等によって立設されるものであり、基本的にはパイプ材によって形成したものである。
下肢部材15は、上記本体部材11と同様な板材を切り出して、板状部材として形成したものであり、図3にも示したように、その上部に嵌合部15aが一体的に形成してある。この嵌合部15aは、本体部材11の上肢部11cに形成してある上記嵌合穴11d内に嵌合されることにより、下肢部材15を本体部材11に連結するようにしたものである。勿論、これらの嵌合部15aと嵌合穴11dは、それぞれ本体部材11側及び下肢部材15側に形成して実施してもよい。
10 ボードマネキン
11 本体部材
11a 肩部
11b 胴部
11c 上肢部
11d 嵌合穴
11e 首部
12 肩部材
12a 肩パット部
12b 嵌合溝
12c 内突起部
13 カゴ部材
13a 線材
13b 取付部
13c パンチ
13d 取付板
14 支柱
14a 台板
15 下肢部材
15a 嵌合部
16 上腕部材
17 下腕部材
18 頭部材
20 衣服

Claims (4)

  1. 人体を複数の板状部材によって構成し、これらの板状部材を人体に纏めて支柱に支持するようにしたボードマネキンであって、
    前記板状部材の一つを、肩部、胴部及び上肢部を有した本体部材とするとともに、この本体部材の前記肩部上に、この肩部から前後に突出する肩パット部と、下面に前記肩部上に嵌合される嵌合溝とを有した肩部材を着脱自在に取り付けて、この肩部材によって衣服の肩周りの見栄えが良好になるようにしたことを特徴とするボードマネキン。
  2. 人体を複数の板状部材によって構成し、これらの板状部材を人体に纏めて支柱に支持するようにしたボードマネキンであって、
    前記板状部材の一つを、肩部、胴部及び上肢部を有した本体部材とするとともに、この本体部材の前記胴部の背面に、前記支柱に対する取付部を設けたカゴ部材を連結して、このカゴ部材によって衣服の腰周りの見栄えが良好になるようにしたことを特徴とするボードマネキン。
  3. 前記本体部材の上肢部に嵌合穴を形成して、この嵌合穴内に下肢部材に形成した嵌合部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1または2に記載のボードマネキン。
  4. 前記本体部材の首部に対して、前記板状部材の一つとして構成した頭部材を嵌合自在としたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のボードマネキン。
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