JP3164711U - 衣類収納ボックス - Google Patents

Abstract

【課題】 先に収納した衣類を取り出しやすくすることで、いわゆる衣類の先入先出を可能ならしめる衣類収納ボックスの提供を図る。【解決手段】 衣類を収納するための衣類収納ボックスであって、筒体の内部が中空となっていることで収納部が形成され、また、該筒体の上面は開口されることで投入口が形成されているとともに底面は閉口されており、かつ、該筒体の側面における下方所定箇所に少なくとも一以上の開口を備えることで衣類取出口が形成されている。【選択図】図１

Description

本考案は、衣類を収納するためのボックスに関し、詳しくは、先に収納した衣類を先に取り出すことを容易ならしめるための衣類収納ボックスに関するものである。

従来より、衣類を収納するものとしては、タンスが存在する。すなわち、所定の枠体に引き出し式の収納部を備えるものであって、通常は奥から衣類が収納され、手前になるにつれて順次衣類の収納期間が浅い状態となっているのが一般的である。
それに対し、収納された衣類を取り出す際は、手前側から取り出していく傾向が強い。これは、奥に収納した衣類を取り出すことに手間がかかり、面倒であることに起因している。したがって、奥に収納された衣類（先に収納された衣類）については、使用されず収納状態のまま、長期間放置されているのが現状である。

本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、先に収納した衣類を取り出しやすくすることで、いわゆる衣類の先入先出を可能ならしめる衣類収納ボックスを提供することを課題とするものである。

上記課題を解決するため、本考案は、衣類を収納するための衣類収納ボックスであって、筒体の内部が中空となっていることで収納部が形成され、また、該筒体の上面は開口されることで投入口が形成されているとともに底面は閉口されており、かつ、該筒体の側面における下方所定箇所に少なくとも一以上の開口を備えることで衣類取出口が形成されている構成となっている。

また、本考案は、前記衣類収納ボックスにおいて、前記筒体の投入口に、開閉可能な蓋体が備えられている構成とすることができる。

さらに、本考案は、前記衣類収納ボックスにおいて、前記筒体の収納部が仕切り材により複数の区画に仕切られており、当該仕切られた区画ごとに前記衣類取出口が形成されている構成を採用することもできる。

本考案にかかる衣類収納ボックスよれば、先に収納した衣類を容易に取り出し可能な構造となっているため、従来のタンスのように、先に収納された衣類が使用されずに、収納状態のまま長期間放置されてしまうことを防止することができる、といった優れた効果を奏するものである。

本考案かかる衣類収納ボックスの一実施形態を示す斜視図である。 本考案かかる衣類収納ボックスの他の実施形態を示す斜視図である。

本考案にかかる衣類収納ボックス１は、先に収納した衣類を容易に取り出し可能な構造としたことを最大の特徴とする。以下、本考案の衣類収納ボックス１の実施形態を、図面に基づいて説明する。

なお、本考案にかかる衣類収納ボックス１は、形状や材質等において、下記の実施形態に特に限定されることなく、本願の要旨に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。

図１乃至図２は、本考案かかる衣類収納ボックス１の実施形態を示す斜視図である。
該衣類収納ボックス１は、内部が中空の筒体１０から構成されている。該筒体１０の内部が中空となっていることで、衣類の収納部１１が形成されることとなる。

該収納部１１について、図面では、複数の区画に仕切られている態様が示されている。すなわち、仕切り材１５により収納部１１を複数の区画に分割する態様である。

かかる収納部１１を複数の区画に分割する態様を採用することにより、衣類の種類に応じて、仕切り材１５で仕切られた区画ごとに各種衣類を収納することが可能となり、収納部１１への衣類の整理・収納性の向上に資する。
なおこのとき、分割される区画領域の大きさについては特に限定はなく、均等に分割することも可能であり、あるいは、自由に領域の大きさを決定して分割する態様も考え得る。

筒体１０の上面は、開口された構造となっている。かかる構造を採用することにより、該開口が衣類を収納部１１に投入するための投入口１２として機能することとなる。

なお、図面に示すように、前記投入口１２には、開閉可能な蓋体１６が備えられている構成を採用することが考え得る。かかる態様により、衣類を収納部１１に収納する際に、蓋体１６を持ち上げて投入口１２から投入することとなる。
該蓋体１６による開閉構造については、特に限定はないが、例えばヒンジ構造のように、支点を軸に回動可能な構造を採用することができる。
また、蓋体１６の数について、一の筒体１０に対し一の蓋体１６を備える態様も考えられるし、あるいは、図面で示すように複数の蓋体１６を備える態様も考え得る。

かかる蓋体１６を備える態様を採用することにより、衣類への埃や塵の沈着を防止するとともに、本考案かかる衣類収納ボックス１全体の外観を損なわないようにするという効果を奏する。

筒体１０の底面１３は、閉口されている。なお、かかる底面１３の閉口のための態様については特に限定するものではなく、例えば図面に示すように、円形状若しくは多角形状の平板上に筒体１０を倒立させることで、かかる平板を底面１３とする態様が考えられる。

筒体１０の側面における下方所定箇所には、開口が備えられている。かかる開口は、収納部１１に収納された衣類を取り出すための衣類取出口１４として機能する。

なお、該衣類取出口１４は、筒体１０の側面下方所定箇所において、少なくとも一以上備えられることとなる。
このとき、上記した収納部１１が仕切り材１５により複数の区画に仕切られている態様を採用した場合には、当該仕切られた区画ごとに前記衣類取出口１４が形成されることとなる。

以上の通り構成される本考案にかかる衣類収納ボックス１について、
筒体１０の全体形状については、図１に示すような円筒形状や図２に示す四角筒形状、その他楕円筒形状や多角筒形状等、種々の形状が考えられ、特に限定するものではない。

また、本考案にかかる衣類収納ボックス１の全体材質については、同様に限定するものではなく、合成樹脂製や金属製、木製などが考え得る。このとき、例えば筒体１０と底面１３とを、別材質にて構成する態様も考え得る。

本考案にかかる衣類収納ボックス１は、設置場所として、押入れ内はもちろんのこと、外観デザインから部屋の空間内にそのまま設置してもよく、すなわち、ありとあらゆる箇所に設置することが可能である。

なお、本考案にかかる衣類収納ボックス１について、中間所定位置に中間板を備えさせ、収納部１１を上下二段とする態様も考え得る。
かかる態様を採る場合には、筒体１０における該中間板の位置よりもやや下方所定箇所に、下段収納部１１に衣類を投入するための投入口１２を設ける態様となり、また、筒体１０における該中間板の位置よりもやや上方所定箇所に、上段収納部１１に入った衣類を取り出すための衣類取出口１４が設けられる態様となる

本考案にかかる衣類収納ボックス１の使用方法については、何ら難しいことなく、投入口１２から衣類を投入することで収納部１１内に下から順次積まれた衣類を、使用の際に今度は衣類取出口１４から取り出すことで足り、先に入れた衣類を先に取り出せ且つ簡単に取り出すことが可能である。

本考案によれば、先に収納した衣類を容易に取り出し可能な構造となっているため、従来のタンスのように、先に収納された衣類が使用されずに収納状態のまま長期間放置されてしまうことを防止することができるとともに、その結果として衣類着用サイクルを長期化できるため、衣類の傷みを低減して長持ちさせる効果をも奏するものであって、本考案にかかる衣類収納ボックス１の産業上の利用可能性は極めて高いものと思量する。

１ 衣類収納ボックス
１０ 筒体
１１ 収納部
１２ 投入口
１３ 底面
１４ 衣類取出口
１５ 仕切り材
１６ 蓋体
Ｋ キャスター

Claims (3)

1. 衣類を収納するためのボックスであって、
   筒体の内部が中空となっていることで収納部が形成され、また、該筒体の上面は開口されることで投入口が形成されているとともに底面は閉口されており、かつ、該筒体の側面における下方所定箇所に少なくとも一以上の開口を備えることで衣類取出口が形成されていることを特徴とする衣類収納ボックス。
2. 前記衣類収納ボックスにおいて、前記筒体の投入口に、開閉可能な蓋体が備えられていることを特徴とする請求項１に記載の衣類収納ボックス。
3. 前記衣類収納ボックスにおいて、前記筒体の収納部が仕切り材により複数の区画に仕切られており、当該仕切られた区画ごとに前記衣類取出口が形成されていることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の衣類収納ボックス。

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