JP3164122U - Ｌｅｄ投射ランプ - Google Patents

Abstract

【課題】ＬＥＤの発散効率及び使用寿命を向上でき、光線の飽合度を高め、反射光線の問題も改善できるＬＥＤ投射ランプを提供すること。【解決手段】ランプ本体２１と、複数個の発光ダイオード２２（ＬＥＤ）とを備え、ランプ本体２１は逆円錐形を呈した外カバー２１１を有し、その外カバー２１１の尖端部には電気接続座２１２が設けられ、内壁面には環状分布を呈するように配置される複数個の突起部２１３を備え、かつ各突起部２１３の上には、少なくとも１つの固定面２１３１を有する。それらのＬＥＤ２２は、各固定面２１３１にそれぞれ配置されるとともに、反射光線の生成を低減させるように、それらのＬＥＤが発生した光線と照射平面との間には傾斜角度を有するように設定される。【選択図】図２

Description

本考案は投射型照明技術に関し、特に外カバーの内壁面に複数個のＬＥＤを３次元立体的に配置することによって飽和した光線を発生するＬＥＤ投射ランプの構造に関するものである。

投射型照明技術の分野においては、伝統的に一般照明や商品展示用として使われている投射ランプはハロゲン電球（１１０Ｖ）が挙げられる。ハロゲン電球は、高輝度の利点を持つ反面、高消費電量且つ高発熱がために、使用寿命が短縮してしまう問題があった。省エネルギー時代を迎え、ハロゲン電球に取り替える発光源として、低発熱量、低消費電量しかも長使用寿命などの利点を有する発光ダイオード（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ，ＬＥＤ）が構成するＬＥＤ投射ランプが注目されている。

図１に一般的なＬＥＤ投射ランプの構造を示す概略図を示す。図１において、該ＬＥＤ投射ランプ１０は、外カバー１１と、電圧変換ユニット１２及び複数個のＬＥＤ１３で構成される。該外カバー１１の片端部には電気接続部１１１を備え、該電圧変換ユニット１２は該電気接続部１１１の内部に設け、かつ電気接続部１１１と電気的に接続する。該複数個のＬＥＤ１３が一平面になるように配列され、該外カバー１１の中央部に設けれるとともに、該電圧変換ユニット１２と電気的に接続されている。使用時、電圧変換ユニット１２を介して交流電圧を所定のレベルの直流電圧に変換し、該複数個のＬＥＤ１３に供給して発光させて、投射効果に達する。

しかしながら、該複数個のＬＥＤ１３においては、使用時の熱量を間接的に外カバー１１までに伝導して、該外カバー１１或はヒートシンク１１２を介してその熱量を発散させて、熱発散効果が好ましくない。該複数個のＬＥＤ１３の耐熱レベルが低いため、例えば、熱発散性が劣ってしまうので、該ＬＥＤ１３の輝度が低下し、もって使用寿命短縮になるという問題がある。さらに、該ＬＥＤ投射ランプ１０の該複数個のＬＥＤ１３の光線投射角度は照射平面と互いに垂直しているため、輝度があまりにも集中してしまい、輝度が不均一になる問題があるのみならず、照射平面の反射問題にもあることにより、人間の眼には、その輝度が不均一及び反射光線の刺激を受けて、眼に関する病気を容易に引き起こしてしまう問題があった。

本考案は、上述の欠点を解決するためになされたもので、熱発散効率を高め、使用寿命も延長でき、さらにそれらのＬＥＤは、所定角度を有するように設置されることにより、光線の飽合度及び光線の反射問題とも大幅に改善できるＬＥＤ投射ランプ構造を提供することを目的としている。

上記目的を達成するために、請求項１のＬＥＤ投射ランプは、ランプホルダーと電気的に接続するに用い、ランプ本体と、複数個の発光ダイオードとを備え、そのランプ本体は、逆円錐形を呈した外カバーを有し、該外カバーの尖端部には電気接続座が設けられるとともに、該外カバーの内壁面には複数個の突起部を備え、それらの突起部は、少なくとも１つの環状分布を呈するように配置され、各突起部の中央部には、少なくとも１つの固定面を有し、各固定面は、設定角度を有する。それらの発光ダイオード（ＬＥＤ）は、上記した各固定面にそれぞれ配置されるとともに、該電気接続座と電気的に接続し、反射光線の生成を低減させ、かつ投射光線を該ランプ本体の中央部に集約させるように、それらの発光ダイオードが発生した光線と照射平面との間には傾斜角度を有するように設定されるように構成されている。なお、請求項４の考案は、請求項１のＬＥＤ投射ランプにおいて、該外カバーの表面には、さらに一層の放熱用コーティング剤が塗布されように構成されている。上述構成によれば、それらのＬＥＤの使用時の熱量は直接的かつ速やかに該外カバーまでに伝導するので、熱発散効率及び使用寿命を効果的に向上させることかできる。

また、請求項２の考案は、請求項１のＬＥＤ投射ランプにおいて、前記した複数個の固定面のうちの各固定面の設定角度は、水平面に対して３５〜８５度の角度を有して配置されるように構成されている。なお、請求項３の考案は、請求項１のＬＥＤ投射ランプにおいて、前記した複数個の突起部は、凸状ブロックや円弧状ブロックなどの構造であり、かつそれらの突起部は、単環や多環状分布の同心円状を呈するように該外カバーの内壁面に配置されるように構成されている。上述した構成によれば、それらのＬＥＤを上記した複数個の突起部に設置したことにより、投射光線と照射平面との間には傾斜角度を有するように設定することになって、該ランプ本体の中央部に集約させ、光線の飽合度及び反射問題を徹底的に改善できる。

さらに、本考案においては、該外カバーの尖端部に対しての他端には開口があって、該開口内にはさらに透光性を有する装飾蓋を具備するように構成してもよい。上述構成によれば、水よけ、ほこりの付着防止の性能を持つことができる。

また、請求項１のＬＥＤ投射ランプにおいて、請求項５の記載のように、前記した電気接続座は、さらに外螺旋部及び電気接続部とを備えてもよいし、或は請求項６の記載のように、前記した電気接続座は、さらに電気接続部を備え、その電気接続部の周縁には２つの対称した係合部を有してもよい。上述構成によれば、電力の取得に用いるために、前記したランプホルダー内に螺設できるし、或は前記したランプホルダー内に係止できることから、使用時の利便性を十分に取られる。

上述したように、本考案に係るＬＥＤ投射ランプによれば、ＬＥＤが生成した熱量を直接的に外カバーまでに伝導して発散させるので、高熱発散効率及び使用寿命延長の利点を有する。また、投射光線と照射平面との間には傾斜角度を有するように設定して、ランプ本体の中央部に集約させ、光線の飽合度及び反射問題を大幅に改善できる。

一般的なＬＥＤ投射ランプの構造を示す概略図。 本考案の一つの好ましい実施形態に係るＬＥＤ投射ランプの構造を示す概略図。 本考案の一つの好ましい実施形態の使用状態を示す概略図。 本考案のもう一つの好ましい実施形態に係るＬＥＤ投射ランプの構造を示す概略図。 本考案で使用する電気接続座の別の実施形態を示す態様図。

本考案の内容をより完全に理解するために、以下、本考案の実施形態を添付図面を参照して説明する。

図２〜図４は本考案の一つの好ましい実施形態に係るＬＥＤ投射ランプの構造を示す概略図、同実施形態の使用状態を示す概略図、本考案のもう一つの好ましい実施形態に係るＬＥＤ投射ランプの構造を示す概略図を示したものである。
図２〜図４において、本考案に係るＬＥＤ投射ランプ２０は、ランプ本体２１と、複数個の発光ダイオード２２（ＬＥＤ）とを備え、ランプホルダー（図示しない）と電気的に接続するに用いることができる。

該ランプ本体２１は、逆円錐形を呈した外カバー２１１を有し、該外カバー２１１の表面には、さらに一層の放熱用コーティング剤２１１１が塗布される。また、該外カバー２１１の尖端部に対しての他端には開口２１１２があって、該開口２１１２内にはさらに透光性を有する装飾蓋２１１３を具備する。また、図２に示すように、該外カバー２１１の尖端部には電気接続座２１２が設けられ、該電気接続座２１２は、さらに外螺旋部２１２１及び電気接続部２１２２とを備え、該ランプホルダー内に螺設して電力の取得に用いる。また、該外カバー２１１の内壁面には複数個の突起部２１３（図２に示すようなそれらの突起部２１３は、該外カバー２１１の内壁面に一体形成された凸状ブロックの構造で、また、図４に示すようなそれらの突起部２１３は、該外カバー２１１の内壁面に一体形成された円弧状ブロックの構造である。）を備え、かつそれらの突起部２１３は、多環状分布の同心円を呈するように配置され、各突起部２１３の中央部には、少なくとも１つの固定面２１３１を有し、各固定面は２１３１、設定角度を有し、かつ該固定面２１３１の設定角度は、水平面に対して３５〜８５度の角度を有して配置される。

それらのＬＥＤ２２は、各固定面２１３１上にそれぞれ固設されるとともに、該電気接続座２１２とそれぞれ電気的に接続し、それらのＬＥＤ２２が投射した光線と照射平面との間には傾斜角度を有するように設定して、投射光線を該ランプ本体２１の中央部に集約させる。これによって、それらのＬＥＤ２２の使用時の熱量はそれらの突起部２１３を介して直接的かつ速やかに該外カバー２１１上に伝導するので、熱発散面積を更に増大して、ヒートシンクの設置を取替えて、製造コストを低減でき、また、該外カバー２１１の放熱用コーティング剤２１１１も熱発散効率を高めるに役に立ったことにより、それらのＬＥＤ２２の使用寿命を延長できるし、輝度の低下も回避できる。さらに、それらのＬＥＤ２２は、固定面２１３１が所定角度を有するように設置することによって、それらのＬＥＤ２２の光線は、該外カバー２１１から四面八方へ３次元投射を行い、該ＬＥＤ投射ランプ２０の投射輝度をより一層の飽合させ、また、それに加えて、投射した光線と該照射平面との間には傾斜角度を有するように設定しているので、光線の直線反射で眼の不調になる欠点を避けることができる。

図５は本考案で使用する電気接続座の別の実施形態を示す態様図である。図５において、本考案は、異なるランプホルダーと電気的に接続するに用いることできるように合わせて、該電気接続座２１２は、別の実施態様があって、その構造としては、以下の記載の通りである。電気接続座２１２の端部には電気接続部２１２３を備え、かつ該電気接続部２１２の周縁には２つの対称した係合部２１２４を有し、該ランプホルダー内に係止して電力の取得に用いる。このような電気接続座２１２を実施する場合、その他の構造は上記した実施形態と同様であるため説明を省略する。

上述した通り、図２〜図４に示すように本考案を実施するに際して、以下の利点を具備する。

＜１＞本考案のＬＥＤ２２は該ランプ本体２１の該外カバー２１１の内壁面に直接的に固定しているので、それらのＬＥＤ２２が生成した熱量を直接伝導する方式で発散させることができ、その上、該外カバー２１１の放熱用コーティング剤２１１１の働きを加えて、熱発散効率を高める効果に達するとともに、使用寿命を延長できる。

＜２＞さらに、本考案の外カバー２１１の内壁面には複数個の突起部２１３を備え、それらの突起部２１３の固定面２１３１が所定角度を有するように設置することによって、該ＬＥＤ投射ランプ２０は３次元投射効果を発生させるとともに、投射光線と該照射平面との間には傾斜角度を有するように設定することによって、投射光線の飽合度及び反射問題とも大幅に改善できる。

なお、以上に述べたことは、単に本考案を実施するための最良の形態においてなした具体的な実施態様又は実施例であり、あくまでも、本考案の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、例えば、発光ダイオードの色、工率や数量など、又は外カバーの型、寸法など、若しくは突起部の数量、配列方式などの設計変更については、本考案の精神及び添付の特許請求の範囲内でいろいろと変更して実施することができるものである。

１０・・・・・・ＬＥＤ投射ランプ
１１・・・・・・外カバー
１１１・・・・・電気接続部
１１２・・・・・ヒートシンク
１２・・・・・・電圧変換ユニット
１３・・・・・・ＬＥＤ
２０・・・・・・ＬＥＤ投射ランプ
２１・・・・・・ランプ本体
２１１・・・・・外カバー
２１１１・・・・放熱用コーティング剤
２１１２・・・・開口
２１１３・・・・装飾蓋
２１２・・・・・電気接続座
２１２１・・・・外螺旋部
２１２２・・・・電気接続部
２１２３・・・・電気接続部
２１２４・・・・係合部
２１３・・・・・突起部
２１３１・・・・固定面
２２・・・・・・発光ダイオード

Claims (6)

1. 逆円錐形を呈した外カバーを有するランプ本体と、複数個の発光ダイオードとを備え、ランプホルダーと電気的に接続するに用いるＬＥＤ投射ランプであって、
   前記外カバーの尖端部には電気接続座が設けられるとともに、前記外カバーの内壁面には複数個の突起部を備え、前記複数個の突起部は、少なくとも１つの環状分布を呈するように配置され、前記各突起部の中央部には、少なくとも１つの固定面を有し、前記各固定面は、設定角度を有し、
   前記複数個の発光ダイオードは、前記各固定面にそれぞれ配置されるとともに、前記電気接続座と電気的に接続し、反射光線の生成を低減させ、かつ投射光線を前記ランプ本体の中央部に集約させるように、前記複数個の発光ダイオードが発生した光線と照射平面との間には傾斜角度を有するように設定されることを特徴とする、ＬＥＤ投射ランプ。
2. 前記各固定面の設定角度は、水平面に対して３５〜８５度の角度を有して配置されることを特徴とする、請求項１に記載のＬＥＤ投射ランプ。
3. 前記複数個の突起部は、環状分布の同心円状を呈するように配置されることを特徴とする、請求項１に記載のＬＥＤ投射ランプ。
4. 前記外カバーの表面には、さらに一層の放熱用コーティング剤が塗布されることを特徴とする、請求項１に記載のＬＥＤ投射ランプ。
5. 前記電気接続座は、さらに外螺旋部と、電気接続部とを備え、前記ランプホルダー内に螺設して電力の取得に用いることを特徴とする、請求項１に記載のＬＥＤ投射ランプ。
6. 前記電気接続座は、さらに電気接続部を備え、前記電気接続部の周縁には２つの対称した係合部を有し、前記ランプホルダー内に係止して電力の取得に用いることを特徴とする、請求項１に記載のＬＥＤ投射ランプ。

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