JP3164086B2 - 手書き文字フォント作成方法及びそれを適用した手書き文字情報処理装置 - Google Patents

手書き文字フォント作成方法及びそれを適用した手書き文字情報処理装置

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JP3164086B2
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてペン,マ
ウス等の入力装置から入力された手書き文字を文字容量
を減縮させた上で任意な文字フォントデータとして印刷
又は表示可能に出力する手書き文字フォント作成方法及
びそれを適用した手書き文字情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の手書き文字情報処理装置
に関連する周知技術としては、例えば特開平4−313
175号公報に開示された手書き入力情報処理装置が挙
げられる。この手書き入力情報処理装置は、手書きパタ
ーン入力用のタブレットからペンにより入力された手書
き文字のイメージデータを文字パターン処理部で文字デ
ータ化して文字パターンとすると共に、文字認識部で文
字コードとして文字認識し、文字パターンを文字コード
に対応させて記録部に記録した後、記録された文字デー
タを文字パターン又は文字コードに対応する文字フォン
トデータとして印刷又は表示可能に出力するようになっ
ている。
【0003】この手書き入力情報処理装置の場合、入力
された手書き文字の文字パターン(図形)と文字認識さ
れた文字コード(ASCIIコードやJIS漢字コー
ド)との双方を記録することにより、コンピュータの情
報処理能力の高さと鉛筆の良さとを合わせ持った文字情
報処理を行うことができる。
【0004】因みに、このような手書き入力情報処理装
置に関連するその他の周知技術としては、特開平5−1
43769号公報に開示された手書文字処理装置や特開
平6−139243号公報に開示された文字フォント補
正機能付きワードプロセッサ等が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した手書き入力情
報処理装置の場合、文字データを座標の集合として持た
せているため、文字データ容量が大きくなってしまうば
かりでなく、システム上で使用可能な他の文字フォント
と同様な編集(例えば太字,文字ポイントの変更,下線
付加等)を行うことができないという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、文字データ容量を
減縮できると共に、使用可能な他の文字フォントと同様
な編集を一層無駄無く文字データ容量を減縮した上で編
集機能を充実させて行い得る手書き文字フォント作成方
法及びそれを適用した手書き文字情報処理装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力さ
れた手書き文字のイメージデータをベクトルデータに変
換するベクトルデータ変換段階と、イメージデータの筆
順及び特徴を分析して文字コードを決定する文字コード
決定段階と、ベクトルデータ及び文字コードを使用する
文字フォントのフォーマットで定義された形式の文字フ
ォントデータとして記憶登録して文字フォントデータ辞
書を作成する文字フォント登録段階とを有し、更に、文
字コード決定段階では、予めイメージデータに対応可能
な分の文字単位の文字コードと筆順及び特徴とを格納し
た文字認識辞書を参照して該イメージデータに対応する
該文字単位の文字コードと筆順及び特徴との候補を検索
して文字認識することにより文字コードの決定を行う手
書き文字フォント作成方法において、予めイメージデー
タに対応可能な分の文字コード及び文字構成要素と該文
字構成要素に対応可能な分のベクトルデータとを格納し
た文字フォント生成辞書を参照すると共に、ベクトルデ
ータ変換段階で変換したベクトルデータを文字コード決
定段階で決定した文字コードに基づいて該文字フォント
生成辞書から読み出した該文字構成要素の単位に分解し
て他の文字構成要素に対応するベクトルデータと組み合
わせて文字生成するベクトルデータ生成段階を有し、文
字フォント登録段階では、文字生成の結果が新しい文字
構成要素を示す場合に該新しい文字構成要素を文字フォ
ント生成辞書及び文字フォントデータ辞書に登録する手
書き文字フォント作成方法が得られる。
【0008】一方、本発明によれば、入力された手書き
文字をイメージデータとして出力する入力装置と、イメ
ージデータをベクトルデータに変換して出力するベクト
ルデータ変換装置と、イメージデータの筆順及び特徴を
分析して文字コードを決定する文字認識装置と、ベクト
ルデータ及び文字コードを使用する文字フォントのフォ
ーマットで定義された形式の文字フォントデータとして
記憶登録して文字フォントデータ辞書を作成する文字フ
ォント登録装置と、予めイメージデータに対応可能な分
の文字単位の文字コードと筆順及び特徴とを格納した文
字認識辞書を含む記憶装置とを備え、文字認識装置は、
文字認識辞書を参照してイメージデータに対応する文字
単位の文字コードと筆順及び特徴との候補を検索して文
字認識することにより文字コードの決定を行い、文字フ
ォント登録装置は、文字フォントデータ辞書を記憶装置
内に記憶作成し、更に、文字フォントデータ辞書からベ
クトルデータ又は文字コードに対応する手書き文字フォ
ントデータを読み出して印刷又は表示可能に出力する出
力装置を備えた手書き文字情報処理装置において、記憶
装置は、予めイメージデータに対応可能な分の文字コー
ド及び文字構成要素と該文字構成要素に対応可能な分の
ベクトルデータとを格納した文字フォント生成辞書を備
えており、更に、文字認識装置で決定した文字コードに
基づいて文字フォント生成辞書から文字構成要素を読み
出すと共に、ベクトルデータ変換装置で変換したベクト
ルデータを該文字構成要素の単位に分解して他の文字構
成要素に対応するベクトルデータと組み合わせて文字生
成するベクトルデータ生成装置を備えた手書き文字情報
処理装置が得られる。
【0009】又、本発明によれば、上記手書き文字情報
処理装置において、ベクトルデータ生成装置は、文字生
成の結果が新しい文字構成要素を示す場合に該新しい文
字構成要素を文字フォント生成辞書に登録すると共に、
文字フォント登録装置を介して文字フォントデータ辞書
に登録させる手書き文字情報処理装置が得られる。
【0010】更に、本発明によれば、上記手書き文字情
報処理装置において、出力装置は、手書き文字フォント
データとして新しい文字構成要素に基づくものを出力す
る手書き文字情報処理装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の手
書き文字フォント作成方法及びそれを適用した手書き文
字情報処理装置について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0012】最初に、本発明の手書き文字フォント作成
方法の概要を説明する。この手書き文字フォント作成方
法は、入力された手書き文字のイメージデータをベクト
ルデータに変換するベクトルデータ変換段階と、イメー
ジデータの筆順及び特徴を分析して文字コードを決定す
る文字コード決定段階と、ベクトルデータ及び文字コー
ドを使用する文字フォントのフォーマットで定義された
形式の文字フォントデータとして記憶登録して文字フォ
ントデータ辞書を作成する文字フォント登録段階とを有
することを前提とするものである。但し、文字コード決
定段階では、予めイメージデータに対応可能な分の文字
単位の文字コードと筆順及び特徴とを格納した文字認識
辞書を参照してイメージデータに対応する文字単位の文
字コードと筆順及び特徴との候補を検索して文字認識す
るようにする。
【0013】このような手書き文字フォント作成方法に
あっては、使用上で定義された文字フォントのフォーマ
ットに準じた文字フォントデータの記憶登録を行うこと
によって文字フォントデータ辞書を作成するため、手書
き文字の感覚で文字の表示や印刷を行うことができ、文
字データ容量を減縮した上で使用可能な他の文字フォン
トと同様な編集(例えば太字,文字ポイントの変更,下
線付加等)を行うことができる。
【0014】更に、このような手書き文字フォント作成
方法の前提において、予めイメージデータに対応可能な
分の文字コード及び文字構成要素とこの文字構成要素に
対応可能な分のベクトルデータとを格納した文字フォン
ト生成辞書を参照すると共に、先のベクトルデータ変換
段階で変換したベクトルデータを先の文字コード決定段
階で決定した文字コードに基づいて文字フォント生成辞
書から読み出した文字構成要素の単位に分解して他の文
字構成要素に対応するベクトルデータと組み合わせて文
字生成するベクトルデータ生成段階を有するようにし、
文字フォント登録段階で文字生成の結果が新しい文字構
成要素を示す場合に新しい文字構成要素を文字フォント
生成辞書及び文字フォントデータ辞書に登録するように
する。この結果、従来よりも一層無駄無く文字データ容
量を減縮した上で編集機能を充実させることができる。
【0015】図1は、このような手書き文字フォント作
成方法を適用した一実施例に係る手書き文字情報処理装
置の基本構成を示したブロック図である。この手書き文
字情報処理装置は、入力された手書き文字をイメージデ
ータとして出力するペンやマウス等の入力装置1と、イ
メージデータをベクトルデータに変換して出力するベク
トルデータ変換装置2と、イメージデータの筆順及び特
徴を分析して文字コードを割り当て決定する文字認識装
置3と、ベクトルデータ及び文字コードを使用する文字
フォントのフォーマットで定義された形式で文字フォン
トデータとして登録する文字フォント登録装置4と、予
めイメージデータに対応可能な分の文字単位の文字コー
ドと筆順及び特徴とを格納した文字認識辞書51並びに
文字フォントデータの記憶登録の結果により作成される
文字フォントデータ辞書52を含む記憶装置5と、文字
フォントデータ辞書52からベクトルデータ又は文字コ
ードに対応する手書き文字フォントデータを読み出して
印刷又は表示可能に出力する出力装置6とを備えてい
る。
【0016】このうち、文字フォントデータ辞書52に
は文字のベクトルデータ及び文字コードの情報が記憶さ
れ、そのフォーマットは使用するシステム上で定義され
ている文字フォント辞書に準ずるものとなっている。
【0017】この手書き文字情報処理装置において、文
字認識装置3は、文字認識辞書51を参照してイメージ
データに対応する文字単位の文字コードと筆順及び特徴
との候補を検索して文字認識することにより文字コード
の決定を行うが、入力されたイメージデータの筆順及び
特徴の分析結果として文字認識辞書51からの情報と一
致するものを検出した場合、候補として表示し、該当す
る文字コードが候補に存在するときにはその文字コード
を読み出す。文字フォント登録装置4は、ベクトルデー
タ変換装置2で変換されたベクトルデータと文字認識変
換装置3から読み出された文字コードとを対応させて記
憶装置5に記憶登録して文字フォントデータ辞書52を
作成する。換言すれば、文字フォント登録装置4は、ベ
クトルデータ及び文字コードを対応させて記憶装置5の
文字フォントデータ辞書52に記憶する。
【0018】図2は、この手書き文字情報処理装置全体
の動作処理を示したフローチヤートである。
【0019】ここでは、先ず入力装置1から得られたイ
メージデータがベクトルデータ変換装置2及び文字認識
装置3に伝送され、ベクトルデータ変換装置2でイメー
ジデータ(文字データ)をベクトルデータに変換(ステ
ップS1)する処理が行われ、文字認識装置3でイメー
ジデータから筆順及び特徴を解析する文字の分析(ステ
ップS2)が行われる。
【0020】次に、文字認識装置3は文字の分析(ステ
ップS2)による結果から同じ筆順及び特徴を持つ文字
が存在するか否かの判定(ステップS3)を文字認識辞
書51を検索して行い、この結果、同じ筆順及び特徴を
持つ文字が存在する場合(文字認識辞書51から候補が
検出された場合)には候補を表示(ステップS4)して
から候補に該当する文字が存在するか否かの判定(ステ
ップS5)を行い、候補に該当する文字が存在する場合
には該当する文字の文字コードを読み出す(ステップS
6)処理を行うが、候補に該当する文字が存在しない場
合には同じ筆順及び特徴を持つ文字が存在しなかった場
合と同様に検索不能のエラー(ステップS7)を表示す
る。
【0021】引き続き、文字フォント登録装置4は、ベ
クトルデータ変換装置2で変換されたベクトルデータと
文字認識装置3で読み出された文字コードとを対応付け
て文字フォントデータ辞書52に登録(ステップS8)
する。
【0022】更に、出力装置6は、システム上で表示又
は印刷する文字フォントに文字フォントデータ辞書52
に登録されている手書き文字フォントが設定されている
か否かを判定(ステップS9)し、手書き文字フォント
が設定されていれば文字フォントデータ辞書52から手
書き文字フォント(データ)を読み出して表示又は印刷
可能に出力(ステップS10)するが、手書き文字フォ
ントが設定されていなければシステム上で設定されてい
る他の文字フォント(データ)で表示又は印刷可能に出
力(ステップS11)する。
【0023】図3は、記憶装置5に備えられる文字認識
辞書51の内容を具体的に例示したものである。文字認
識辞書51には、図示されるような各種文字の文字コー
ドと筆順及び特徴とに関する情報が登録されている。例
えば入力装置1から手書き文字「三」が与えられたとす
ると、文字認識装置3では手書き文字「三」を分析し、
例えば筆順は『上から横直線に3本』,特徴は『一番下
の横直線が他の2本よりも長い』という具合に分析結果
が得られ、文字認識辞書51から同様の条件を持つ文字
「三」,「ミ」,「シ」が候補として検索される。
【0024】図4は、先の後述した手書き文字フォント
作成方法を適用した他の実施例に係る手書き文字情報処
理装置の基本構成を示したブロック図である。この手書
き文字情報処理装置の場合、先の図1に示した装置と比
べると、予めイメージデータに対応可能な分の文字コー
ド及び文字構成要素と文字構成要素に対応可能な分のベ
クトルデータとを格納した文字フォント生成辞書53が
記憶装置5に備えられている他、文字認識装置3で決定
した文字コードに基づいて文字フォント生成辞書53か
ら文字構成要素を読み出すと共に、ベクトルデータ変換
装置2で変換したベクトルデータを文字構成要素の単位
に分解して他の文字構成要素に対応するベクトルデータ
と組み合わせて文字生成するベクトルデータ生成装置7
が文字フォント登録装置4の前段に備えられた点が相違
している。
【0025】図5は、この手書き文字情報処理装置全体
の動作処理を示したフローチヤートである。但し、ここ
のベクトルデータ変換装置2,文字認識装置3,及び文
字フォント登録装置4による前半部の動作処理(ステッ
プS1〜ステップS7)は、図2で説明したものと同じ
であるため、同じ箇所は説明を省略して相違する部分を
説明する。
【0026】ここでは、ベクトルデータ生成装置7と記
憶装置5の文字フォント生成辞書53とが追加されてお
り、ベクトルデータ変換装置2で変換されたベクトルデ
ータと文字認識装置3で決定された文字コードとがベク
トルデータ生成装置7に伝送されるため、ベクトルデー
タ生成装置7はベクトルデータ変換装置2で変換された
ベクトルデータを文字認識装置3で決定した文字コード
に基づいて文字フォント生成辞書53から文字コードで
検索して読み出した文字構成要素の単位に分解すべく、
ベクトルデータは分解可能であるか否かの判定(ステッ
プS8)を行い、分解可能であれば分解してからそのベ
クトルデータの文字構成要素と既に文字フォント生成辞
書53に記憶されているベクトルデータの他の文字構成
要素と組み合わせて文字生成(即ち、別の文字フォント
のベクトルデータが生成される場合がある/ステップS
9)した後、新しい文字構成要素はあるか否かを判定
(ステップS10)し、新しい文字構成要素があれば文
字フォント生成辞書53に登録(ステップS11)して
から文字フォントデータ辞書52に登録(ステップS1
2)する処理へ移行するが、新しい文字構成要素が無け
ればベクトルデータが分解できなかった場合と同様に文
字フォントデータ辞書52に登録(ステップS12)す
る処理へ移行する。新しい文字構成要素はベクトル生成
装置7から文字フォント登録装置4に引き渡され、文字
フォント登録装置4は新しい文字構成要素による文字フ
ォントデータを文字フォントデータ辞書53に登録させ
る。
【0027】この後は、図2の動作処理と同様であり、
出力装置6は、システム上で表示又は印刷する文字フォ
ントに文字フォントデータ辞書52に登録されている手
書き文字フォントが設定されているか否かを判定(ステ
ップS13)し、手書き文字フォントが設定されていれ
ば文字フォントデータ辞書52から手書き文字フォント
(データ)を読み出して表示又は印刷可能に出力(ステ
ップS14)するが、手書き文字フォントが設定されて
いなければシステム上で設定されている他の文字フォン
ト(データ)で表示又は印刷可能に出力(ステップS1
5)する。
【0028】このように、ベクトルデータの文字構成要
素を組み合わせて文字生成した際、ベクトルデータ生成
装置7で分解されたベクトルデータの文字構成要素が文
字フォント生成辞書53に記憶されていない新しい文字
構成要素である場合には文字フォント生成辞書53に登
録されると共に、文字フォント登録装置4を介して文字
フォントデータ辞書52にも登録されることになり、結
果として出力装置6が手書き文字フォントデータとして
新しい文字構成要素に基づくものを表示又は印刷可能に
出力する機能が得られる。
【0029】図6は、記憶装置5の文字フォント生成辞
書53の内容を具体的に例示したものである。文字フォ
ント生成辞書53には、図示されるような文字コード,
文字構成要素,及び文字構成要素のベクトルデータが登
録されている。例えば入力装置1から手書き文字「阿」
が与えられたとすると、ベクトルデータ生成装置7では
文字フォント生成辞書53から文字コードを検索して
「阿」の文字構成要素「(こざとへん)」と「可」とが
読み出され、同じく文字フォント生成辞書53から
「(こざとへん)」又は「可」を文字構成要素として持
つ文字を検索する。ここで、「阪」,「何」等が候補と
して検索される。ベクトルデータ生成装置7は、
「阪」,「何」のもう一方の文字構成要素「反」と
「(にんべん)」とのベクトルデータが文字フォント生
成辞書53に登録されているか否かを検索し、登録され
ている場合には文字構成要素のベクトルデータと組み合
わせて「阪」,「何」のベクトルデータを生成し、文字
フォント生成辞書53からその文字コードを読み出す。
新しく生成された文字のベクトルデータと文字コードと
は、ベクトルデータ変換装置2,文字認識装置3で決定
した文字のベクトルデータと文字コードと共に文字フォ
ントデータ辞書52に記憶登録される。
【0030】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、入
力された手書き文字のイメージデータをベクトルデータ
に変換すると共に、イメージデータの筆順及び特徴を分
析して文字コードを決定した後、ベクトルデータ及び文
字コードを使用する文字フォントのフォーマットで定義
された形式の文字フォントデータとして記憶登録して文
字フォントデータ辞書を作成することにより、手書き文
字の感覚で文字の表示や印刷が行われ、文字データ容量
を減縮した上でシステムで提供している使用可能な他の
文字フォントと同様な編集(例えば太字,文字ポイント
の変更,下線付加等)を行うことが可能な条件下で予め
イメージデータに対応可能な分の文字コード及び文字構
成要素とこの文字構成要素に対応可能な分のベクトルデ
ータとを格納した文字フォント生成辞書を参照し、変換
したベクトルデータを決定した文字コードに基づいて文
字フォント生成辞書から読み出した文字構成要素の単位
に分解して他の文字構成要素に対応するベクトルデータ
と組み合わせて文字生成した結果が新しい文字構成要素
を示す場合に新しい文字構成要素を文字フォント生成辞
書及び文字フォントデータ辞書に登録するようにしてい
るので、従来よりも一層無駄無く文字データ容量を減縮
した上で編集機能を充実させることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手書き文字フォント作成方法を適用し
た一実施例に係る手書き文字情報処理装置の基本構成を
示したブロック図である。
【図2】図1に示す手書き文字情報処理装置全体の動作
処理を示したフローチヤートである。
【図3】図1に示す手書き文字情報処理装置の記憶装置
に備えられる文字認識辞書の内容を具体的に例示したも
のである。
【図4】本発明の手書き文字フォント作成方法を適用し
た他の実施例に係る手書き文字情報処理装置の基本構成
を示したブロック図である。
【図5】図4に示す手書き文字情報処理装置全体の動作
処理を示したフローチヤートである。
【図6】図5に示す手書き文字情報処理装置の記憶装置
に備えられる文字フォント生成辞書の内容を具体的に例
示したものである。
【符号の説明】
1 入力装置 2 ベクトルデータ変換装置 3 文字認識装置 4 文字フォント登録装置 5 記憶装置 6 出力装置 7 ベクトルデータ生成装置 51 文字認識辞書 52 文字フォントデータ辞書 53 文字フォント生成辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09G 5/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された手書き文字のイメージデータ
    をベクトルデータに変換するベクトルデータ変換段階
    と、前記イメージデータの筆順及び特徴を分析して文字
    コードを決定する文字コード決定段階と、前記ベクトル
    データ及び前記文字コードを使用する文字フォントのフ
    ォーマットで定義された形式の文字フォントデータとし
    て記憶登録して文字フォントデータ辞書を作成する文字
    フォント登録段階とを有し、更に、前記文字コード決定
    段階では、予め前記イメージデータに対応可能な分の文
    字単位の文字コードと筆順及び特徴とを格納した文字認
    識辞書を参照して該イメージデータに対応する該文字単
    位の文字コードと筆順及び特徴との候補を検索して文字
    認識することにより前記文字コードの決定を行う手書き
    文字フォント作成方法において、予め前記イメージデー
    タに対応可能な分の文字コード及び文字構成要素と該文
    字構成要素に対応可能な分のベクトルデータとを格納し
    た文字フォント生成辞書を参照すると共に、前記ベクト
    ルデータ変換段階で変換した前記ベクトルデータを前記
    文字コード決定段階で決定した前記文字コードに基づい
    て該文字フォント生成辞書から読み出した該文字構成要
    素の単位に分解して他の文字構成要素に対応するベクト
    ルデータと組み合わせて文字生成するベクトルデータ生
    成段階を有し、前記文字フォント登録段階では、前記文
    字生成の結果が新しい文字構成要素を示す場合に該新し
    い文字構成要素を前記文字フォント生成辞書及び前記文
    字フォントデータ辞書に登録することを特徴とする手書
    き文字フォント作成方法。
  2. 【請求項2】 入力された手書き文字をイメージデータ
    として出力する入力装置と、前記イメージデータをベク
    トルデータに変換して出力するベクトルデータ変換装置
    と、前記イメージデータの筆順及び特徴を分析して文字
    コードを決定する文字認識装置と、前記ベクトルデータ
    及び前記文字コードを使用する文字フォントのフォーマ
    ットで定義された形式の文字フォントデータとして記憶
    登録して文字フォントデータ辞書を作成する文字フォン
    ト登録装置と、予め前記イメージデータに対応可能な分
    の文字単位の文字コードと筆順及び特徴とを格納した文
    字認識辞書を含む記憶装置とを備え、前記文字認識装置
    は、前記文字認識辞書を参照して前記イメージデータに
    対応する前記文字単位の文字コードと筆順及び特徴との
    候補を検索して文字認識することにより前記文字コード
    の決定を行い、前記文字フォント登録装置は、前記文字
    フォントデータ辞書を前記記憶装置内に記憶作成し、更
    に、前記文字フォントデータ辞書から前記ベクトルデー
    タ又は前記文字コードに対応する手書き文字フォントデ
    ータを読み出して印刷又は表示可能に出力する出力装置
    を備えた手書き文字情報処理装置において、前記記憶装
    置は、予め前記イメージデータに対応可能な分の文字コ
    ード及び文字構成要素と該文字構成要素に対応可能な分
    のベクトルデータとを格納した文字フォント生成辞書を
    備えており、更に、前記文字認識装置で決定した前記文
    字コードに基づいて前記文字フォント生成辞書から前記
    文字構成要素を読み出すと共に、前記ベクトルデータ変
    換装置で変換した前記ベクトルデータを該文字構成要素
    の単位に分解して他の文字構成要素に対応するベクトル
    データと組み合わせて文字生成するベクトルデータ生成
    装置を備えたことを特徴とする手書き文字情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の手書き文字情報処理装置
    において、前記ベクトルデータ生成装置は、前記文字生
    成の結果が新しい文字構成要素を示す場合に該新しい文
    字構成要素を前記文字フォント生成辞書に登録すると共
    に、前記文字フォント登録装置を介して前記文字フォン
    トデータ辞書に登録させることを特徴とする手書き文字
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の手書き文字情報処理装置
    において、前記出力装置は、前記手書き文字フォントデ
    ータとして前記新しい文字構成要素に基づくものを出力
    することを特徴とする手書き文字情報処理装置。
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