JP3163546U - 煙草消火具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用状態を制限されることなく、コンパクトでかつ極めて使い勝手の良好な煙草消火具を提供することを目的とする。【解決手段】ケース本体2と、同ケース本体2の上端部に開閉自在に枢支した蓋3と、ケース本体2内に設けた煙草収納部4と、同煙草収納部4内に収納した紙巻煙草Tを切断する切断機構5と、同切断機構5を動作させるための付勢ボタン部6と、を備え、煙草収納部4に収納した火のついた紙巻煙草Tの燃焼部分を切断機構5により切断可能に構成した煙草消火具1であって、切断機構5は、先端部に側面視円弧状の切断刃43を設ける一方、基端部を煙草収納部4に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部40を備え、切断部40の先端側と付勢ボタン部6の下端とを枢支連結した構造である。【選択図】図3

Description

本考案は、火のついた紙巻煙草を収納して燃焼部分を切断可能に構成し、後に残された部分を利用して再度喫煙可能とした煙草消火具に関するものである。
近年、紙巻煙草は単価が大幅に上昇する傾向にあり、喫煙者の間には、1本の煙草を大切に吸う志向が高まりつつある。
そこで、特許文献1には、火のついた煙草を収納して、その火ついた部分を切断し、残りの煙草を収納する煙草切断収納具が開示されている。具体的には、この煙草切断収納具は、上ケースと下ケースとをヒンジ部を介して開閉自在に連結し、下ケースのヒンジ部近傍に、上・下ケースの開閉動作と連動して開閉する固定刃と可動刃からなる切断手段を備えた構造としている。
特開2005−323533号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の煙草切断収納具は、同ケースを水平な場所に設置した状態で上下ケースを開き、火のついた煙草を下ケースに寝かせて載せ、上ケースを閉じたときに固定刃と可動刃との協働で燃焼部分を切断するものである。つまり、上ケースを開いた状態で、燃焼部分を切断刃の位置に合わせて煙草を下ケースのケーシング内に載せなければならず、喫煙者が立った状態では使用し難い水平設置構造であることから、使用する際の状態を制限される問題があった。
また、切断された燃焼部分からなる灰を収容する灰収納部が、煙草の燃焼部分の横方向、すなわち、煙草の軸方向とは直交する方向に形成されている。そのため、残された再利用可能な煙草の横方向には、無用な空間が形成されることになり、煙草1本を収容するだけの煙草切断収納具にしては大型化していた。
本考案は、使用状態を制限されることなく、コンパクトでかつ極めて使い勝手の良好な煙草消火具を提供することを目的とする。
請求項1に係る本考案は、ケース本体と、同ケース本体の上端部に開閉自在に枢支した蓋と、前記ケース本体内に設けた煙草収納部と、同煙草収納部内に収納した紙巻煙草を切断する切断機構と、同切断機構を動作させるための付勢ボタン部と、を備え、前記煙草収納部に収納した火のついた紙巻煙草の燃焼部分を前記切断機構により切断可能に構成した煙草消火具であって、前記切断機構は、先端部に側面視円弧状の切断刃を設ける一方、基端部を前記煙草収納部に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部を備え、当該切断部の先端側と前記付勢ボタン部の下端とを枢支連結した構造である。
請求項2に係る本考案は、請求項1に記載の煙草消火具において、前記煙草収納部は、一本の煙草を収容可能であって、前記ケース本体内に着脱自在に配設されており、配設した当該煙草収納部の底部に対向するように、前記ケース本体内に煙草受け部を形成するとともに、同煙草受け部に、前記煙草収納部に収納した紙巻煙草の先端部分を保持できるように、内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る本考案は、請求項1又は請求項2に記載の煙草消火具において、前記煙草受け部は、前記煙草受孔が形成される底面部と、この底面部に連続形成されるとともに、前記切断刃の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部とを有することを特徴とする。
請求項4に係る本考案は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の煙草消火具において、前記ケース本体は、前記煙草受け部の下方に前記切断刃により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間が形成されるとともに、当該密閉空間を形成する底部を、開閉自在に取付けた底板により構成したことを特徴とする。
請求項5に係る本考案は、ケース本体と、同ケース本体の上端部に開閉自在に枢支した蓋と、前記ケース本体内に着脱自在に配設された煙草収納部と、同煙草収納部内に収納した一本の紙巻煙草を切断する切断機構と、同切断機構を動作させるための付勢ボタン部と、を備え、前記煙草収納部に収納した火のついた紙巻煙草の燃焼部分を前記切断機構により切断可能に構成した煙草消火具であって、前記切断機構は、先端部に側面視円弧状の切断刃を設ける一方、基端部を前記煙草収納部に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部を備え、当該切断部の先端側と前記付勢ボタン部の下端とを枢支連結した構造を有し、前記ケース本体は、配設した前記煙草収納部の底部に対向するように煙草受け部が形成されるとともに、同煙草受け部には、前記煙草収納部に収納した紙巻煙草の先端部分を保持するために内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔が設けられ、しかも、前記煙草受け部は、前記煙草受孔が形成される底面部と、この底面部に連続形成されるとともに、前記切断刃の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部とを有し、さらに、前記煙草受け部の下方に前記切断刃により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間が形成されるとともに、当該密閉空間を形成する底部を、開閉自在に取付けた底板により構成したことを特徴とする。
請求項6に係る本考案は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の煙草消火具において、付勢ボタン部は、前記煙草収納部に、その上面から出没自在となるように配設したボタンと、同ボタンを前記煙草収納部の上面から突出する方向へ付勢する付勢バネと、同付勢バネを嵌装するとともに、上端を前記ボタンに連結するとともに、下端には、前記切断機構の切断部に架設したピン体を遊嵌させる楕円状リングを設けた連結軸とを具備することを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、ケース本体と、同ケース本体の上端部に開閉自在に枢支した蓋と、前記ケース本体内に設けた煙草収納部と、同煙草収納部内に収納した紙巻煙草を切断する切断機構と、同切断機構を動作させるための付勢ボタン部と、を備え、前記煙草収納部に収納した火のついた紙巻煙草の燃焼部分を前記切断機構により切断可能に構成した煙草消火具であって、前記切断機構は、先端部に側面視円弧状の切断刃を設ける一方、基端部を前記煙草収納部に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部を備え、当該切断部の先端側と前記付勢ボタン部の下端とを枢支連結した構造としている。
かかる構成とすることで、ケース本体を片手で把持した状態で煙草収納部に火のついた紙巻煙草を差し入れて、付勢ボタン部が押し込まれると、付勢ボタン部に接続した切断機構が揺動して、紙巻煙草の先端部分を切断することができる。ケース本体が縦長の垂直設置構造であるために、使用状態を制限されることなく、また、ケース本体内において煙草の軸方向に煙草収納部を配置し、煙草収納部の横方向に切断機構を配置するためコンパクトでかつ極めて使い勝手の良好な煙草消火具を得ることができる効果がある。
請求項2に記載の考案によれば、前記煙草収納部は、一本の煙草を収容可能であって、前記ケース本体内に着脱自在に配設されており、配設した当該煙草収納部の底部に対向するように、前記ケース本体内に煙草受け部を形成するとともに、同煙草受け部に、前記煙草収納部に収納した紙巻煙草の先端部分を保持できるように、内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔を設けている。
かかる構成とすることで、煙草収納部に挿入された煙草の先端部分をテーパ状の煙草受孔を備えた煙草受け部で保持し易い効果があり、さらに、このような保持された状態の煙草を切断刃により切断して、その煙草の燃焼部分を分離し易い効果がある。
請求項3に記載の考案によれば、前記煙草受け部は、前記煙草受孔が形成される底面部と、この底面部に連続形成されるとともに、前記切断刃の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部とを有している。
かかる構成とすることで、煙草受け部の弧面部に沿って切断刃を揺動させて、底面部で煙草の先端部分を保持することができる。このように煙草の先端部分を保持した状態で切断刃により、一気に切断分離し易い効果がある。
請求項4に記載の考案によれば、前記ケース本体は、前記煙草受け部の下方に前記切断刃により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間が形成されるとともに、当該密閉空間を形成する底部を、開閉自在に取付けた底板により構成している。
かかる構成とすることで、密閉空間に切断された燃焼部分を収納できると共に密閉空間に貯まった燃焼後の灰を底板を開閉して容易に捨てることができる。
請求項5に記載の考案によれば、ケース本体と、同ケース本体の上端部に開閉自在に枢支した蓋と、前記ケース本体内に着脱自在に配設された煙草収納部と、同煙草収納部内に収納した一本の紙巻煙草を切断する切断機構と、同切断機構を動作させるための付勢ボタン部と、を備え、前記煙草収納部に収納した火のついた紙巻煙草の燃焼部分を前記切断機構により切断可能に構成した煙草消火具であって、前記切断機構は、先端部に側面視円弧状の切断刃を設ける一方、基端部を前記煙草収納部に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部を備え、当該切断部の先端側と前記付勢ボタン部の下端とを枢支連結した構造を有し、前記ケース本体は、配設した前記煙草収納部の底部に対向するように煙草受け部が形成されるとともに、同煙草受け部には、前記煙草収納部に収納した紙巻煙草の先端部分を保持するために内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔が設けられ、しかも、前記煙草受け部は、前記煙草受孔が形成される底面部と、この底面部に連続形成されるとともに、前記切断刃の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部とを有し、さらに、前記煙草受け部の下方に前記切断刃により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間が形成されるとともに、当該密閉空間を形成する底部を、開閉自在に取付けた底板により構成している。
かかる構成とすることで、ケース本体を片手で把持した状態で煙草収納部に火のついた紙巻煙草を差し入れて、付勢ボタン部が押し込まれると、付勢ボタン部に接続した切断機構が揺動して、紙巻煙草の先端部分を切断することができ、使用状態を制限されることなく、コンパクトでかつ極めて使い勝手の良好な煙草消火具を得ることができる効果がある。また、煙草受け部の弧面部に沿って切断刃を揺動させて、底面部で煙草の先端部分を保持することができ、このように煙草の先端部分を保持した状態で切断刃により、一気に切断分離し易い効果がある。さらに、密閉空間に切断された燃焼部分を収納できると共に密閉空間に貯まった燃焼後の灰を底板を開閉して容易に捨てることができる。
請求項6に記載の考案によれば、付勢ボタン部は、前記煙草収納部に、その上面から出没自在となるように配設したボタンと、同ボタンを前記煙草収納部の上面から突出する方向へ付勢する付勢バネと、同付勢バネを嵌装するとともに、上端を前記ボタンに連結するとともに、下端には、前記切断機構の切断部に架設したピン体を遊嵌させる楕円状リングを設けた連結軸とを具備している。
かかる構成とすることで、付勢バネの付勢力に抗してボタンを押込むことで連結軸の楕円状リングを介して接続した切断部を揺動して煙草収納部内の煙草の先端部分を切断することができる一方、ボタンへの押圧力を解除することにより、付勢バネが弾性復帰し、切断部を揺動復帰するとともにボタンを復帰させることができる効果がある。
本実施形態に係る煙草消火具の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係る煙草消火具の蓋を開いた状態の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係る煙草消火具を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る煙草収納部、切断機構及び付勢ボタン部を示す斜視図である。 本実施形態に係る煙草消火具の使用状態を示す蓋部分の断面図である。 本実施形態に係る煙草消火具の使用状態を示すケース本体の断面図である。 本実施形態に係る煙草消火具の使用状態を示す断面図である。 煙草消火具付きの灰皿を示す斜視図である。
本考案の煙草消火具は、火のついた紙巻煙草を収納して燃焼部分を切断可能に構成し、後に残された部分を利用して再度喫煙可能とするものである。
具体的な構成は、ケース本体と、同ケース本体の上端部に開閉自在に枢支した蓋と、前記ケース本体内に設けた煙草収納部と、同煙草収納部内に収納した紙巻煙草を切断する切断機構と、同切断機構を動作させるための付勢ボタン部と、を備え、前記煙草収納部に収納した火のついた紙巻煙草の燃焼部分を前記切断機構により切断可能に構成している。そして、切断機構は、先端部に側面視円弧状の切断刃を設ける一方、基端部を前記煙草収納部に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部を備え、当該切断部の先端側と前記付勢ボタン部の下端とを枢支連結した構造としている。
このような構造とすることで、ケース本体を片手で把持した状態で煙草収納部に火のついた紙巻煙草を差し入れて、付勢ボタン部を押すと、付勢ボタン部に接続した切断機構が揺動して、紙巻煙草の先端部分を切断することができる。ケース本体が縦長の垂直設置構造であるために、使用状態を制限されることなく、また、ケース本体内において煙草の軸方向に煙草収納部を配置し、煙草収納部の横方向に切断機構を配置するためコンパクトでかつ極めて使い勝手の良好な煙草消火具を得ることができる効果がある。
また、煙草収納部は、一本の煙草を収容可能であって、前記ケース本体内に着脱自在に配設されており、配設した当該煙草収納部の底部に対向するように、前記ケース本体内に煙草受け部を形成するとともに、同煙草受け部に、前記煙草収納部に収納した紙巻煙草の先端部分を保持できるように、内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔を設けるようにしている。
このような構成とすることで、煙草収納部に挿入された煙草の先端部分をテーパ状の煙草受孔を備えた煙草受け部で保持し易くなり、さらに、このように保持された状態の煙草を切断刃により切断して、その煙草の燃焼部分だけを分離することができる。
また、煙草受け部は、前記煙草受孔が形成される底面部と、この底面部に連続形成されるとともに、前記切断刃の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部とを有しているので、煙草受け部の弧面部に沿って切断刃を揺動させて、底面部で煙草の先端部分を保持することができ、このように煙草の先端部分を保持した状態で切断刃により、一気に切断分離することができる。
また、ケース本体は、前記煙草受け部の下方に前記切断刃により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間が形成されるとともに、当該密閉空間を形成する底部を、開閉自在に取付けた底板により構成しているので、密閉空間に切断された燃焼部分を収納できると共に密閉空間に貯まった燃焼後の灰を底板を開閉して容易に捨てることができる。
また、付勢ボタン部は、前記煙草収納部に、その上面から出没自在となるように配設したボタンと、同ボタンを前記煙草収納部の上面から突出する方向へ付勢する付勢バネと、同付勢バネを嵌装するとともに、上端を前記ボタンに連結するとともに、下端には、前記切断機構の切断部に架設したピン体を遊嵌させる楕円状リングを設けた連結軸とを具備するので、付勢バネの付勢力に抗してボタンを押込むことで連結軸の楕円状リングを介して接続した切断部を揺動して煙草収納部内の煙草の先端部分を切断することができる一方、ボタンへの押圧力を解除することにより、付勢バネが弾性復帰し、切断部を揺動復帰するとともにボタンを復帰させることができる。
以下、本考案に係る煙草消火具の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本実施形態に係る煙草消火具の外観を示す斜視図、図2は本実施形態に係る煙草消火具の蓋を開いた状態の外観を示す斜視図、図3は本実施形態に係る煙草消火具を示す分解斜視図、図4は本実施形態に係る煙草収納部、切断機構及び付勢ボタン部を示す斜視図である。
[煙草消火具の構成]
本実施形態に係る煙草消火具1は、図1から図3に示すように、四角柱形状に形成されたケース本体2と、ケース本体2の上端部に開閉自在に枢支した蓋3と、ケース本体2内に設けた煙草収納部4と、同煙草収納部4内に収納した紙巻煙草Tを切断する切断機構5と、同切断機構5を動作させるための付勢ボタン部6とより構成している。
ケース本体2には、その上部内に煙草収納部4や切断機構5が収納され、一方、その下部内に、切断刃43により切断した煙草の燃焼部分を収納して消火するための密閉空間Sが形成された集塵収納部7が具備される。また、ケース本体2には、密閉空間Sを形成する底部を開閉自在としたスライド式の底板11が設けられている。図中、3aはケース本体2の上端部に蓋3を枢支するための枢支部、16はケース本体2の上部側面に設けられた蓋3をロックするための爪部であり、17は爪部16を係合するための係合凹部である。
煙草収納部4は、一本の煙草Tを収容可能であり、ケース本体2内に着脱自在に配設されている。また、煙草収納部4には、配設した煙草収納部4の底部の底板11に対向するように、ケース本体2内に煙草受け部12を形成するとともに、同煙草受け部12に、煙草収納部4に収納した紙巻煙草Tの先端部分を保持できるように、内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔13を設けている。さらに、煙草収納部4は、内部を筒状に形成され、紙巻煙草Tを上端開口部12aから挿通して下端開口部12bから紙巻煙草T先端の燃焼部分が突出する構成としている。なお、図3中、4aはケース本体2の上端部に取り付けるための取付部であり、2aは煙草収納部4を取り付けるための取付片であり、18は取付部4aと取付片2aとを締結するための締結ネジである。
上記煙草収納部4の構成とすることで、煙草収納部4に挿入された煙草の先端部分をテーパ状の煙草受孔13を備えた煙草受け部12で保持し易くなり、さらに、このように保持された状態の煙草を切断刃43により切断して、その煙草の燃焼部分だけを分離することができる。
煙草受け部12は、煙草受孔13が形成される底面部14と、この底面部14に連続形成されるとともに、切断刃43の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部15とを有している。
上記煙草受け部12の構成とすることで、煙草受け部12の弧面部15の形状に沿って切断刃を円滑に揺動させて、底面部14において煙草の先端部分を保持することができ、このように煙草Tの先端部分を保持した状態で切断刃43により、一気に切断分離することができる。
付勢ボタン部6は、図3、図4及び図7に示すように、煙草収納部4に、その上面から出没自在となるように配設したボタン21と、同ボタン21を煙草収納部4の上面から突出する方向へ付勢する付勢バネ22と、同付勢バネ22を缶状の筒体24に嵌装するとともに、上端をボタン21に連結するとともに、下端には、切断機構5の切断部40に架設した第2の枢支ピン45を遊嵌させる楕円状リング23aを設けた連結軸23とを具備している。また、筒体24は、付勢ボタン部6の天井部より下方に延伸した円柱状の取り付け部25に装着されており、この筒体24の内底部が付勢バネ22のバネ受けとして機能する(図7参照)。
蓋3の内部には、図2に示すように、蓋3を閉じた際に作動するボタン21を押下げるための押圧片31が形成されている。図1中の3bは、蓋3の前部に設けられ、この蓋3を開く際に滑り止めとして機能する凸状滑り止め部である。
切断機構5は、図4に示すように、煙草収納部4に揺動自在に設けられており、左右のアーム部41,41と、これら左右のアーム部41,41の先端同士を一体成形したプレート部42とから略門型形状に構成した切断部40を備えている。
そして、この切断部40のプレート部42に、先端が尖鋭化した三角形形状で、側面視円弧状に湾曲させた切断刃43を連結している。すなわち、切断部40は、先端部に側面視円弧状の切断刃43を設ける一方、基端部を煙草収納部4の側面に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部40を備えている。44,44は第1の枢支ピンである。
また、この切断部40には、プレート部42近傍に、第2の枢支ピン45を架設しており、この第2の枢支ピン45を付勢ボタン部6の連結軸23に設けた楕円状リング23aに遊嵌している。
かかる構成により、図7に示すように、付勢ボタン部6のボタン21を押下すると、連結軸23が降下し、楕円状リング23aに枢支された切断部40の基端部が煙草収納部4の側面の第1の枢支ピン44,44を中心に揺動して、側面視円弧状の切断刃43が煙草収納部4の下端開口部12bから突出している煙草Tの先端部分を切断し、下端開口部12bを閉塞することができる。一方、ボタン21への押圧力を解除することにより、付勢バネ22が弾性復帰し、切断部40を揺動復帰するとともにボタン21を復帰させることができる。
本考案の煙草消火具1によれば、ケース本体2を片手で把持した状態で煙草収納部4に火のついた紙巻煙草Tを差し入れて、蓋3を閉めることにより付勢ボタン部6が押し込まれ、付勢ボタン部6に接続した切断機構5の切断部40が揺動して、切断部40の切断刃43により紙巻煙草Tの先端部分を切断することができる。ケース本体2が縦長の垂直設置構造であるために、片方の手で把持して使用できるので使用状態を制限されることがない効果があり、また、ケース本体2内において煙草の軸方向に煙草収納部4を配置し、煙草収納部4の横方向に切断機構5を配置し、煙草収納部4の軸方向に集塵収納部7を配置するため構造がコンパクトでかつ極めて使い勝手の良好な煙草消火具を得ることができる。
また、ケース本体2は、切断刃43により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間Sが形成されるとともに、当該密閉空間Sを形成する底部を、開閉自在に取付けた底板11により構成しているので、密閉空間Sに切断された燃焼部分を円滑に収納できると共に密閉空間Sに貯まった燃焼後の灰を底板11を開閉して容易に捨てることができる効果がある。
[煙草消火具の使用手順]
煙草消火具の使用手順について、図5から図7を参照しながら説明する。図5は本実施形態に係る煙草消火具の使用状態を示す蓋部分の断面図、図6は本実施形態に係る煙草消火具の使用状態を示すケース本体の断面図、図7は本実施形態に係る煙草消火具の使用状態を示す断面図である。
喫煙者は、一方の手で吸いかけの火のついた紙巻煙草Tを持ち、他方の手で煙草消火具1を把持した状態で、この蓋3を開き、煙草収納部4の上端開口部12aから火のついた紙巻煙草Tを挿し入れる(図5(a)、図6(a)、図7(a)参照)。
煙草収納部4内では、紙巻煙草T先端の燃焼部分が煙草受け部12に当接した状態となる。図5(b)、図6(b)及び図7(b)に示すように、この状態のまま蓋3を閉じると、蓋3の内側の押圧片31がボタン21に当接して、蓋3をさらに押込むと、ボタン21が付勢バネ22の付勢に抗して下方へ押し込まれる。このときボタン21の連結軸23が下方に降下すると同時に連結軸23の楕円状リング23aを介して遊嵌した切断部40が煙草収納部4の側面の第1の枢支ピン44,44を中心にして揺動する。
切断部40が斜め下方へ揺動すると、煙草収納部4の下端開口部12bを閉塞するように側面視円弧状の切断刃43が煙草Tの先端部分を切断する。この切断された煙草の燃焼部分は、煙草受孔13内に落下して、集塵収納部7に集められる。他方、煙草の残り部分は、その先端が切断刃43に当接した状態で煙草収納部4に収納されることとなる。このとき、蓋3の係合凹部17にケース本体2の爪部16が係合してロック状態となる。なお、煙草の燃焼部分は、筒状の煙草収納部4内に収納されると火力が低下し、この状態のときに煙草の先端の燃焼部分が切断されることとなる。
その後、煙草収納部4内の煙草Tを喫煙者が吸う際には、蓋3を開き、ケース本体2の上面から突出している煙草Tを引き抜いて使用する。なお、蓋3を開くと付勢ボタン部6の付勢バネ22が復元され、すなわち、ボタン21の連結軸23が元の位置に戻る際に、遊嵌している切断機構5の切断部40が第1の枢支ピン44,44を中心に上方へ揺動して煙草収納部4の下端開口部12bが開口される。
なお、集塵収納部7は、図3に示すように、密閉空間Sに煙草の燃焼部分の灰が集塵され満杯となると、ケース本体2の底部に設けたスライド式の底板11を取り外して排出することができる。
図8に示すように、既存の缶状の灰皿50に上述した煙草消火具1を収納するための四角柱形状の収納部を設けて、その収納部に煙草消火具1を収納した状態で使用するようにしてもよい。すなわち、煙草消火具1は携帯して使用する他に、煙草消火具1は据え置き型として使用することができる。
本考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはいうまでもない。
1 煙草消火具
2 ケース本体
3 蓋
4 煙草収納部
5 切断機構
6 付勢ボタン部
7 集塵収納部
11 底板
12 煙草受け部
13 煙草受孔
14 底面部
15 弧面部
16 爪部
17 係合凹部
21 ボタン
22 付勢バネ
23 連結軸
31 押圧片
41 アーム部
42 プレート部
43 切断刃
44 第1の枢支ピン
45 第2の枢支ピン

Claims (6)

  1. ケース本体と、同ケース本体の上端部に開閉自在に枢支した蓋と、前記ケース本体内に設けた煙草収納部と、同煙草収納部内に収納した紙巻煙草を切断する切断機構と、同切断機構を動作させるための付勢ボタン部と、を備え、前記煙草収納部に収納した火のついた紙巻煙草の燃焼部分を前記切断機構により切断可能に構成した煙草消火具であって、
    前記切断機構は、
    先端部に側面視円弧状の切断刃を設ける一方、基端部を前記煙草収納部に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部を備え、当該切断部の先端側と前記付勢ボタン部の下端とを枢支連結した構造であることを特徴とする煙草消火具。
  2. 前記煙草収納部は、
    一本の煙草を収容可能であって、前記ケース本体内に着脱自在に配設されており、配設した当該煙草収納部の底部に対向するように、前記ケース本体内に煙草受け部を形成するとともに、同煙草受け部に、前記煙草収納部に収納した紙巻煙草の先端部分を保持できるように、内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の煙草消火具。
  3. 前記煙草受け部は、前記煙草受孔が形成される底面部と、この底面部に連続形成されるとともに、前記切断刃の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の煙草消火具。
  4. 前記ケース本体は、
    前記煙草受け部の下方に前記切断刃により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間が形成されるとともに、当該密閉空間を形成する底部を、開閉自在に取付けた底板により構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の煙草消火具。
  5. ケース本体と、同ケース本体の上端部に開閉自在に枢支した蓋と、前記ケース本体内に着脱自在に配設された煙草収納部と、同煙草収納部内に収納した一本の紙巻煙草を切断する切断機構と、同切断機構を動作させるための付勢ボタン部と、を備え、前記煙草収納部に収納した火のついた紙巻煙草の燃焼部分を前記切断機構により切断可能に構成した煙草消火具であって、
    前記切断機構は、
    先端部に側面視円弧状の切断刃を設ける一方、基端部を前記煙草収納部に揺動自在に枢支した略門型形状の切断部を備え、当該切断部の先端側と前記付勢ボタン部の下端とを枢支連結した構造を有し、
    前記ケース本体は、配設した前記煙草収納部の底部に対向するように煙草受け部が形成されるとともに、同煙草受け部には、前記煙草収納部に収納した紙巻煙草の先端部分を保持するために内周縁を断面視テーパ状に形成した煙草受孔が設けられ、しかも、前記煙草受け部は、前記煙草受孔が形成される底面部と、この底面部に連続形成されるとともに、前記切断刃の揺動軌跡に沿うように形成された弧面部とを有し、
    さらに、前記煙草受け部の下方に前記切断刃により切断された燃焼部分を収容して消火する密閉空間が形成されるとともに、当該密閉空間を形成する底部を、開閉自在に取付けた底板により構成したことを特徴とする煙草消火具。
  6. 前記付勢ボタン部は、
    前記煙草収納部に、その上面から出没自在となるように配設したボタンと、同ボタンを前記煙草収納部の上面から突出する方向へ付勢する付勢バネと、同付勢バネを嵌装するとともに、上端を前記ボタンに連結するとともに、下端には、前記切断機構の切断部に架設したピン体を遊嵌させる楕円状リングを設けた連結軸とを具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の煙草消火具。
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